JP4464112B2 - 放送用ギャップフィラー装置 - Google Patents
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Description
また,1つの周波数で放送されている場合においては,中継波の周波数として放送されていない第2の周波数を使用する必要がある。この場合,親局から送信されている放送の周波数とギャップフィラーから再送信される周波数が異なるため,使用者はその都度受信周波数を変更する手間が増えるなどの問題が有った。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,1つの周波数で送信されている放送であっても,使用者はその都度受信周波数を変更する必要がない放送用ギャップフィラー装置を提供することである。
他の目的は,中継波の周波数を受信周波数と同じ周波数で出力する場合であっても,回り込みによる発振現象の影響が拡大するのを防止できる放送用ギャップフィラー装置を提供することである。
他の目的は,発振現象を高精度に検出できる放送用ギャップフィラー装置を提供することである。
他の目的は,チャンネルの端部での発振現象を高精度に検出できる放送用ギャップフィラー装置を提供することである。
他の目的は,発振現象を検出した場合,発振を知らせる報知機能を有する放送用ギャップフィラー装置を提供することである。
他の目的は,発振現象を検出した場合,迅速に管理者が所持する携帯端末に発振が発生したことを知らせる報知機能を有する放送用ギャップフィラー装置を提供することである。
前記送信手段から出力される送信信号の一部を分岐する分岐手段と,
前記受信手段にて受信された受信信号の出力レベルを制御できる信号減衰器と,
前記分岐手段と前記信号減衰器の間に設けられた発振検出手段と,
を備えると共に,
前記発振検出手段は,
前記分岐手段にて分岐された信号の受信周波数帯域内を所定の帯域幅で順次掃引することで,特定チャンネルの放送信号を受信周波数より低い中間周波信号に順次変換して出力するチューナと,
前記中間周波信号の周波数帯域内で,通過帯域がそれぞれ異なるように設定された複数のフィルターを備えたフィルター部と,
前記フィルター部の各フィルターを通過した信号を各々検波して直流電圧を出力する複数の検波器と,
前記各検波器から出力された直流電圧が所定値より高いか否かを判定する複数の比較器と,
前記複数の比較器からの出力の内,前記直流電圧が所定値よりも高いと判断した比較器からの出力を保持するデータ保持部と,
を備え,前記データ保持部にて前記直流電圧が所定値よりも高いと判断した比較器からの出力が保持されると,発振が発生したと判断して前記信号減衰器の減衰量を増大し,発振現象を防止するように構成され,
しかも,前記フィルター部を構成する複数のフィルターの内,通過帯域が前記中間周波信号の周波数帯域の端部領域に設定された端部用フィルターの帯域幅が,前記中間周波信号の帯域幅の10〜20%に設定されていることを特徴とする。
そして,発振検出手段においては,チューナが,分岐手段にて分岐された信号の受信周波数帯域内を所定の帯域幅で順次掃引することで,特定チャンネルの放送信号を受信周波数より低い中間周波信号に順次変換して出力する。
このチューナから出力される中間周波信号は,フィルター部に設けられた複数のフィルターにて,周波数帯域が異なる複数の信号に分割され,複数の検波器が,その分割された各信号を各々検波して直流電圧を出力する。
すると,複数の比較器が,フィルター部の各フィルターから出力された直流電圧が所定値より高いか否かを判定し,データ保持部が,その複数の比較器からの出力の内,直流電圧が所定値よりも高いと判断した比較器からの出力を保持する。
従って,請求項1に記載の放送用ギャップフィラー装置によれば,1つの周波数で送信されている放送であっても,使用者はその都度受信周波数を変更する必要がない放送用ギャップフィラー装置を提供することができる。また,中継波の周波数を受信周波数と同じ周波数で出力する場合であっても,回り込みによる発振現象の影響が拡大するのを防止できる放送用ギャップフィラー装置を提供することができる。
本実施例では地上波放送用の電波を,親局からの直接波を受信できない受信不能エリアに向けて中継する場合について説明する。
1は,地上波放送を受信するための受信アンテナである。2は,後述のギャップフィラー装置10から出力される中継信号を送信するための送信アンテナである。
10はギャップフィラー装置で,信号減衰器11,複数の単チャンネル用増幅器12−1〜12−3,分岐器13,データ保持器14,比較器15,複数の検波器16a〜16c,複数のフィルター17a〜17c,チューナ18,マイクロコンピュータ19が備えられている。
また,単チャンネル用増幅器12は,入力側のバンドパスフィルタ12a,増幅器12b,出力側のバンドパスフィルタ12cで構成される。
また,分岐器13を介して単チャンネル用増幅器12の出力信号の一部を取り出し,チューナ18で特定チャンネルの中間周波信号を抽出している。抽出した中間周波信号は,フィルター17a〜17cでさらに中間周波信号の一部の信号が抽出され,それぞれ対応する複数の検波器16a〜16cで検波された後,後述する比較器15でそれぞれ検波信号(検波電圧)とあらかじめ設定されている所定値(所定電圧)とを比較し,検波電圧が所定電圧より高い場合HIレベルを出力するようになっている。
そして,比較器から出力されたHIレベルの信号はデータ保持器14で出力信号が保持される。そして,データ保持器14の出力レベルがHIレベルの場合は信号減衰器11の減衰量が(本実施例では通常時に比べて10dB)増加するように制御される。
ここで,減衰量を10dBとしたのは発振するか否かの境界では出力レベルをわずか数dB下げるだけで発振を止めることができる。また,わずかなレベル低下であれば中継波を受信する受信者への影響も軽減される。一方,20〜30dBと大きく減衰させると発振現象を阻止できるケースは増えるものの,受信者への影響が無視できなくなってしまう。そこで減衰量は5〜15dB程度にしておくことが望ましい。
ところで,信号減衰器の減衰量が最大になっても発振を抑えることができないような場合や,中継波の信号が受信できなくなった場合などギャップフィラー装置に異常をきたした場合は,中継波を受信する受信者からの通報により管理者はギャップフィラー装置の異常を知ることになり,現場に急行して処置を講ずることになる。そして処置が完了したらギャップフィラー装置の電源を再投入することで,前記データ保持器14をリセットし,システムを復旧させることができる。
なお,チューナ18はマイクロコンピュータ19から順次出力される選局信号に基づき,順次選局を繰り返す。また,マイクロコンピュータ19は電源が投入されたときに1回だけデータ保持器14に対してリセット信号を出力するようになっている。
このように構成することにより,管理者は迅速に現場に急行して処置できるし,表示装置22の状態を見ることにより,ギャップフィラー装置の異常が発振によるものであることがすぐわかるため迅速な処置が可能となりその結果,システムの復旧時間を大幅に短縮できる効果がある。
また,送信アンテナ2,分岐器13,単チャンネル用増幅器12が送信手段に相当する。
また,分岐器13が分岐手段に相当する。
また,データ保持器14,比較器15,検波器16,フィルター17,チューナ18,マイクロコンピュータ19が発振検出手段に相当する。
また,報知制御装置20,表示装置22が報知手段に相当する。
また,送・受信機21が報知情報送信手段に相当する。
Claims (3)
- 放送用の電波を受信する受信手段と,
該受信手段が受信したものと同じ内容の中継波を前記受信した周波数と同じ周波数で再送信する送信手段と,
を備え,放送用の電波を,親局からの直接波を受信できない受信不能エリアに向けて中継する放送用ギャップフィラー装置において,
前記送信手段から出力される送信信号の一部を分岐する分岐手段と,
前記受信手段にて受信された受信信号の出力レベルを制御できる信号減衰器と,
前記分岐手段と前記信号減衰器の間に設けられた発振検出手段と,
を備えると共に,
前記発振検出手段は,
前記分岐手段にて分岐された信号の受信周波数帯域内を所定の帯域幅で順次掃引することで,特定チャンネルの放送信号を受信周波数より低い中間周波信号に順次変換して出力するチューナと,
前記中間周波信号の周波数帯域内で,通過帯域がそれぞれ異なるように設定された複数のフィルターを備えたフィルター部と,
前記フィルター部の各フィルターを通過した信号を各々検波して直流電圧を出力する複数の検波器と,
前記各検波器から出力された直流電圧が所定値より高いか否かを判定する複数の比較器と,
前記複数の比較器からの出力の内,前記直流電圧が所定値よりも高いと判断した比較器からの出力を保持するデータ保持部と,
を備え,前記データ保持部にて前記直流電圧が所定値よりも高いと判断した比較器からの出力が保持されると,発振が発生したと判断して前記信号減衰器の減衰量を増大し,発振現象を防止するように構成され,
しかも,前記フィルター部を構成する複数のフィルターの内,通過帯域が前記中間周波信号の周波数帯域の端部領域に設定された端部用フィルターの帯域幅が,前記中間周波信号の帯域幅の10〜20%に設定されていることを特徴とする放送用ギャップフィラー装置。 - 前記発振検出手段にて発振が発生したと判断されると,発振の発生を報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の放送用ギャップフィラー装置。
- 前記報知手段は,報知情報を表示するための表示装置,及び,携帯端末装置に報知情報を送信するための報知情報送信手段,の少なくとも一方を備えたことを特徴とする請求項2に記載の放送用ギャップフィラー装置。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP4664764B2 (ja) * | 2005-07-21 | 2011-04-06 | マスプロ電工株式会社 | ギャップフィラー装置 |
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2003
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| JP2005151469A (ja) | 2005-06-09 |
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