JP4520799B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
従って、遊技者が段階的なゲームの進行に慣れてしまえば、興趣が高められることはなく、逆に、補助可変表示ゲームが当たりとなってから特別遊技状態が発生するまで単調で煩わしい遊技を行わなくてはならず、スリル感があり、興趣の高い遊技を行うことはできなかった。
遊技球の入賞により前記変動表示ゲームの始動条件を成立させる第1始動入賞口と、
遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れる開状態とに変換可能であり、内部に特定入賞領域が設けられる変動入賞装置と、
遊技球の入賞により前記変動入賞装置を所定時間開状態に変換する補助遊技の始動条件を成立させる第2始動入賞口と、
を備えた遊技機において、
前記第1始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、前記変動表示装置を制御して前記変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行手段と、
前記変動表示ゲームの停止結果態様が特別態様となったことに基づいて、前記第2始動入賞口による前記補助遊技の始動条件の成立を無効とする始動無効状態から前記補助遊技の始動条件の成立を有効とする始動有効状態に変換する始動状態変換手段と、
前記始動有効状態において前記第2始動入賞口へ遊技球が入賞したことに基づいて、前記変動入賞装置を所定時間開状態に変換して前記補助遊技を実行する補助遊技実行手段と、
前記補助遊技において前記変動入賞装置内に受け入れられた遊技球が前記特定入賞領域に入賞したことに基づいて、前記変動入賞装置を前記補助遊技よりも長い時間開状態とした後に再び閉状態とすることを繰り返す特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、を備え、
前記始動状態変換手段は、
前記補助遊技の実行結果が予め設定された始動有効状態の終了条件を満たした場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴としている。
また、変動入賞装置が開状態となると遊技球の入賞(流入)が可能もしくは容易となり、変動入賞装置が閉状態となると遊技球の入賞(流入)が不可能もしくは困難となる。また、変動入賞装置は常態では閉状態であり、補助遊技の実行時と特別遊技状態の場合に、開状態となる。
また、補助遊技は、例えば、第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基づいて、変動入賞装置が所定時間開状態となり、開状態となっている間に変動入賞装置に遊技球が流入(入賞)した場合に、流入した遊技球が特定入賞領域に入賞(流入)すれば当たりとなり、一般入賞領域に入賞(流入)すれば外れとなる遊技(ゲーム)である。また、補助遊技は、変動表示ゲームが当たりとなっても開始されず(変動入賞装置が開状態とならず)、第2始動入賞口への遊技球の入賞を必要とし、また、特定入賞領域への入賞率は高くなく、例えば、特定入賞領域に遊技球を入賞させるには、平均して十回以上の補助遊技を必要とする。
また、特別遊技状態とは、例えば、変動入賞装置が補助遊技の場合よりも長い時間開状態となるとともに、補助遊技の場合よりも多くの回数に渡って開状態となること(開閉)を繰り返すことにより、多くの遊技球を変動入賞装置に入賞可能とするものである。
そして、変動表示ゲームが当たりとなると、第2始動入賞口への遊技球の始動入賞に基づく補助遊技の始動が有効となり、補助遊技が行える状態となる。なお、変動表示ゲームが当たりとなっても特別遊技状態は発生しない。
従って、変動表示ゲームが当たりとなっても、補助遊技で特定入賞領域に遊技球を入賞させなければ特別遊技状態が発生せず、遊技者は変動表示ゲームの当たり後、補助遊技で当たりを獲得することに高い興趣を得ることができる。
また、特別遊技状態の発生に、変動表示ゲームと補助遊技との二つのゲーム(遊技)で当たりとなることが必要なことから、従来のパチンコ遊技機との出球の割合を考慮した場合に、変動表示ゲームの当たり確率を高くしたり、変動入賞装置における特定入賞領域への入賞率を高くしたり、これら当たり確率と特定入賞領域への入賞率を両方とも従来に比較して高くすることが可能である。これにより、従来と比較して、所定時間内の変動表示ゲームの当たりとなる回数が増えたり、補助遊技が当たりとなるまでの時間が短くなったりする可能性があり、遊技者の興趣を高めることができる。
前記始動状態変換手段は、
前記補助遊技において前記変動入賞装置内に受け入れられた遊技球が前記特定入賞領域に入賞した場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、
前記始動状態変換手段は、
前記始動有効状態への変換後に予め設定された上限回数分だけ前記補助遊技が実行された場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴としている。
前記特別態様は、複数種類設定されており、
前記始動状態変換手段は、
前記始動有効状態へ変換することとなった特別態様の種類に対応して設定された上限回数分だけ前記補助遊技が実行された場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴としている。
前記特別遊技状態は、前記変動入賞装置を前記補助遊技よりも長い時間開状態とした後に再び閉状態とすることを繰り返す遊技を1サイクルとして、当該遊技を複数回繰り返すサイクル遊技を実行可能とし、
前記サイクル遊技の最高継続回数である最高サイクル数を決定する最高サイクル数決定手段を備え、
前記最高サイクル数決定手段は、前記始動有効状態への変換後から前記特別遊技状態が発生するまでの前記補助遊技の実行回数が前記上限回数に近いほど前記最高サイクル数を大きく設定することを特徴としている。
また、サイクルをラウンドと称しても良く、サイクル遊技をラウンド遊技と称しても良い、従って、最高サイクル数を最高ラウンド数と称しても良い。
従って、少ない上限数のサイクル遊技でも良いから確実に特別遊技状態を発生させるようにするか(変動入賞装置への遊技球の入賞を阻害するような技術介入を行わない。さらに、できれば、変動入賞装置へ遊技球が入賞しやすいように操作する)、特別遊技状態が発生しない可能性が高まるが、サイクル遊技の上限数が多い特別遊技状態を発生させるようにするかを、遊技者は、遊技球の打ち方(遊技球の発射勢の強弱の調整と、発射タイミングの調整)で選択することができる。すなわち、サイクル遊技の上限数が増える期待感と、特別遊技状態が発生する前に始動無効状態となってしまうスリル感とから興趣を高められ、さらに、遊技者の技術介入の機会が増えることにより興趣が高められる。
前記変動入賞装置には、前記補助遊技において受け入れた遊技球を前記特定入賞領域へ誘導する誘導手段を備え、
前記誘導手段を制御することにより前記特定入賞領域への入賞率を複数段階に変更可能な誘導制御手段を有し、
前記誘導制御手段は、前記始動有効状態への変換後からの前記補助遊技の実行回数が前記上限回数に近いほど前記特定入賞領域への入賞率を低く設定することを特徴としている。
また、補助遊技の実行回数が比較的少ないうちに特定入賞領域に遊技球を入賞させないと、特定入賞領域に遊技球を入賞させることが難しくなるので、たとえ始動有効回数が多くても遊技者のスリル感を高めることができる。
前記始動状態変換手段は、前記始動有効状態となっている際に前記変動表示ゲームの停止結果態様が前記特別態様とは異なる特定態様となった場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴としている。
前記特別遊技状態は、前記変動入賞装置を前記補助遊技よりも長い時間開状態とした後に再び閉状態とすることを繰り返す遊技を1サイクルとして、当該遊技を複数回繰り返すサイクル遊技を実行可能とし、
前記サイクル遊技の最高継続回数である最高サイクル数を決定する最高サイクル数決定手段を備え、
前記最高サイクル数決定手段は、前記始動有効状態への変換後から前記特別遊技状態が発生するまでの前記変動表示ゲームの実行回数が多いほど前記最高サイクル数を大きく設定することを特徴としている。
従って、遊技者は、変動表示ゲームの実行回数が増加していくに連れて、特別遊技状態での遊技価値量が大きくなることへの期待感と、変動表示ゲームで特定態様が成立して特別遊技状態が発生せずに始動無効状態となってしまうことへのスリル感とから興趣が高まることになる。
また、変動表示ゲームでは、抽選における確率で当り外れが決まってしまい、遊技に対する遊技者の技術介入の余地はほとんどないが、補助遊技においては、遊技球の発射勢の調整や発射タイミングの調整で、変動入賞装置への入賞率を高めることが可能であり、変動表示ゲームよりも技術介入の余地があり、技術介入を可能とすることで遊技者の興趣を高い遊技を行うことができる。
また、特別遊技状態の発生に、変動表示ゲームと補助遊技との二つのゲーム(遊技)で当たりとなることが必要なことから、従来のパチンコ遊技機との出球の割合を考慮した場合に、変動表示ゲームの当たり確率を高くしたり、変動入賞装置における特定入賞領域への入賞率を高くしたり、これら当たり確率と特定入賞領域への入賞率との両方を従来に比較して高くすることが可能である。これにより、従来と比較して、所定時間内の変動表示ゲームの当たりとなる回数が増えたり、補助遊技が当たりとなるまでの時間が短くなったりする可能性があり、遊技者の興趣を高めることができる。
第1実施形態のパチンコ遊技機は、図1に示すように遊技盤1の前面側の遊技領域区画壁2(ガイドレール)に囲まれた部分が遊技領域3とされ、この遊技領域3の前方側が透明なガラス板(図示略)を有する開閉可能なガラス枠(図示略)により遊技領域3が視認可能にほぼ閉塞されている。なお、図1は、パチンコ遊技機の遊技盤1正面のガラス枠を介して視認可能な要部を示すものである。
また、遊技盤1の遊技領域3のほぼ中央部に、後に詳細に説明する変動表示装置としての特別図柄表示器5と、変動入賞装置6とを備えた役物装置7が設けられている。
役物装置7は、変動入賞装置6の上部に特別図柄表示器5を配設したものである。
特別図柄表示器5は、識別情報としての特別図柄を変動表示する変動表示ゲームを実行可能で、例えば、LEDのマトリックス式の表示器であるが、特別図柄表示器5としてLCDやEL等のパネルディスプレイを用いても良い。
変動入賞装置6は、遊技球が流入する流入口61,61(入賞口)を有し、かつ、該流入口61,61を閉じた(閉塞した)閉状態(遊技者に不利な第1状態)と、開いた(開放した)開状態(遊技者に有利な第2状態)とに変換するために動作する変動入賞装置6用の可動部材62,62を有する。なお、変動入賞装置6としては、所謂羽根モノと言われるパチンコ遊技機の変動入賞装置となる役物を用いることができる。
また、遊技盤1の役物装置7より下側の左右には、変動入賞装置6の2つの可動部材62、62を1回開閉動作させ、2つの流入口61,61を短時間開状態(例えば、1.8秒)とする補助遊技の開始条件を付与する第2始動入賞口としての変動入賞装置始動口9,9が備えられている。また、2つの変動入賞装置始動口9,9にそれぞれ対応して変動入賞装置始動口9,9に遊技球が入賞したことを検出する変動入賞装置始動センサ91,91(図3に図示)が設けられている。
なお、変動入賞装置始動口9,9として、変動入賞装置6の2つの可動部材62、62を複数回(例えば2回)開閉動作させ、2つの流入口61,61を複数回に渡って短時間開状態とする補助遊技の開始条件を付与するものを設けても良い。
そして、鎧部72の前面は遊技盤1前面に平行とされており、鎧部72の前面に後述する特別遊技状態におけるサイクル遊技のサイクル数(ラウンド数)の上限となる最高サイクル数を表示する最高サイクル数表示器73が設けられている。最高サイクル数表示器73は、例えば、所謂7セグで数字を表示するセグメント型の表示器となっている。
そして、特別図柄記憶表示器74は、上限数に対応する4個のLEDにより形成され、現在の特図始動記憶数に対応する数のLEDが点灯されるようになっている。
また、確率変動状態となる期間は、次ぎに変動表示ゲームが特別態様となるまでとしたり、確率変動状態となってから実行される変動表示ゲーム回数が所定数(例えば、100)となるまでとしたりしても良い。
そして、メイン制御装置11は、変動表示ゲームが当りとなった場合に、補助遊技が開始可能となるように、第2始動入賞口である変動入賞装置始動口9,9に遊技球が始動入賞した場合に、後述するように変動入賞装置6(の可動部材62,62を駆動する)を制御して補助遊技を開始する始動有効状態とする。なお、メイン制御装置11は、変動表示ゲームが当りとならない場合には、変動入賞装置始動口9,9に遊技球が入賞しても補助遊技を開始しない始動無効状態とする。さらに、始動有効状態とした場合には、始動有効状態の所定の終了条件(例えば、特別遊技状態の発生など)が成立した場合に始動無効状態とするようになっている。
また、導入口6dに導入されなかった遊技球は、最終的に誘導部材6bから下方の入賞領域64上に落下するが、この際には、遊技球が一般入賞領域66に入賞する確率が高く、特定入賞領域65に入賞する確率が低くなっている。
以上のことから誘導装置6aにおいては、可動する誘導部材6bが水平に停止した状態でかなり高い確率で遊技球が特定入賞領域65に誘導され、誘導部材6bが動作している状態では、上述の停止している状態に比較してかなり低い確率で遊技球が特定入賞領域65に誘導されることになる。
また、変動入賞装置6内に形成された入賞空間63の入賞領域64の下側が遊技球回収部6iとなっている。そして、遊技球回収部6iは、変動入賞装置6内に入賞して遊技球回収部6iに至った遊技球をパチンコ遊技機が設置された島設備側に返還する球回収路に接続される排出口を有し、前記遊技球をパチンコ遊技機外に排出するようになっている。
そして、変動入賞装置6の遊技球回収部6iの排出口部分には、排出口から排出される遊技球を検出する残存球排出センサ6jが設けられている。
また、継続条件が成立して、次回の1サイクルのサイクル遊技を開始する際に、継続条件が成立した時点で現在の1サイクルのサイクル遊技を終了して、次回の1サイクルのサイクル遊技を開始するものとしても良い。すなわち、継続条件の成立をサイクル遊技における1サイクルの終了条件の一つとしても良い。
また、継続条件の成立をサイクル遊技の1サイクルの終了条件とせずに、上述の終了条件が成立して現在の1サイクルのサイクル遊技を終了する際に、継続条件が成立していれば、次回の1サイクルのサイクル遊技を開始するようにしても良い。
図3に示すように、パチンコ遊技機はその制御系において、遊技の進行を制御する遊技制御装置としてのメイン制御装置11、このメイン制御装置11の制御下でパチンコ遊技において音による演出を行うスピーカ121や光による演出を行う装飾ランプ・LED122、最高サイクル数表示器73などの制御を行う演出制御装置としての第1サブ制御装置12と、メイン制御装置11の制御下で、排出装置131及び発射装置132の制御を行う排出発射制御装置としての第2サブ制御装置13とを備えている。
CPU11aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行い、上述の特別図柄表示器5や変動入賞装置6の開閉を行う開閉ソレノイド62aの制御などの制御処理を行う。
RAM11bは、各種データを一時的に記憶する記憶領域、並びに、CPU11aの作業領域を備えている。また、RAM11bには、変動表示ゲームの抽選に使用される乱数値の更新用記憶領域や、更新される乱数値を始動入賞のタイミングで抽出し、抽出した乱数値を記憶する記憶領域や、各種カウンタ、タイマ、フラグ用の記憶領域を備えている。
ROM11cには、遊技用の制御プログラムや制御データが書き込まれるとともに、変動表示ゲームの抽選用に抽出された乱数値から変動表示ゲームの当り外れを判定するための判定値等を記憶している。
また、入出力インタフェース11eには、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図始動センサ81、変動入賞装置始動センサ91,91、一般入賞口4の入賞口センサ41,…、人形モータセンサ6h、特別入賞センサ68、カウントセンサ67、残存球排出センサ6jなどが接続されており、これらからの各種信号が入力される。
また、変動表示ゲームの停止結果態様が当たりとしての特別態様となった場合は、上述のように補助遊技の始動無効状態を始動有効状態とし、始動有効状態においては、変動入賞装置始動センサ91,91からの遊技球の検出信号(補助遊技始動入賞信号)の入力に基づき、変動入賞装置6で可動部材62,62の開閉動作を行う補助遊技処理を行う。そして、カウントセンサ67からの遊技球の検出信号(入賞信号)の入力の後、特別入賞センサ68からの遊技球の検出信号(特別入賞信号)の入力があった場合には、特別遊技状態を発生する(サイクル遊技を開始する)ようになっている。
さらに、メイン制御装置11のCPU11aは、特図始動センサ81、変動入賞装置始動センサ91,91、入賞口センサ41,…、カウントセンサ67から入賞球(遊技球)の検出信号が入力された場合に、それら検出信号に基づいて、第2サブ制御装置13に賞球データを送って、排出装置131に所要数の賞球を排出させる制御も行う。
なお、この例では、一般入賞口4への遊技球の入賞(入賞口センサ41からの遊技球の検出信号の入力)に対して賞球としての遊技球の排出数(賞球数)が10個とされ、特図始動口8,変動入賞装置始動口9,9への入賞(特図始動センサ81もしくは変動入賞装置始動センサ91,91からの遊技球の検出信号の入力)に対しての賞球数が5個とされ、変動入賞装置6への遊技球の入賞(カウントセンサ67からの遊技球の検出信号の入力)に対しての賞球数が15個とされている。
また、メイン制御装置11は、外部出力端子128を介して遊技店の管理装置等に出球数、入球数、変動表示ゲームの実行回数、変動表示ゲームの当たり回数、補助遊技の実行回数、補助遊技の当たり回数等をカウント可能な信号を出力する。
そのほかに遊技機は、各制御装置などに電力を供給する電源供給装置135等を備える。なお、電源供給装置135は停電などによる電源遮断時に制御装置の揮発性メモリに記憶されたデータを保護するためにバックアップ電源136を備える。
ゼネラルフローは、図4(A)のフローチャートに示す起動処理と、図4(B)のフローチャートに示すタイマ割込み処理とからなる。
起動処理は、メイン制御装置11で行われるもので、入出力インタフェース11eのIOポートやRAM11bの初期設定、割込処理用のソフトタイマの設定を行う初期化処理(ステップS1)と、その後、+1方式の変動表示ゲームの当たり判定用の当たり乱数値を生成する際に、当たり乱数値の一巡後に新たに使用する初期値を生成する撹拌用乱数更新処理(ステップS2)を繰り返し行う。すなわち、メイン制御装置11においては、初期化処理後、他の処理が行われていない場合には、撹拌用乱数更新処理が行われる。撹拌用乱数更新処理では、後述の乱数更新処理で用いられる乱数値の初期値(撹拌用乱数値)が更新される。なお、撹拌用乱数値の更新については、後の乱数更新処理で乱数値の更新とともに説明する。
まず、タイマ割込処理を実行する際に、このタイマ割込処理以外の割込処理を禁止し、且つ、現在の処理に使用されていているレジスタのデータを待避する(ステップS3)。
次ぎに、出力処理として、各種処理でセットされた出力情報に基づき、ソレノイド(開閉ソレノイド62a、)やモータ(人形モータ6g)等のアクチュエータの駆動の制御を行うとともに、特別図柄表示器5、特別図柄記憶表示器74の表示の制御を行う。(ステップS5)。
基本的に、撹拌用乱数値も+1方式の乱数値であり、上述の撹拌用乱数更新処理においては、遊技用マイクロコンピュータ11dのRAM11bに設定された当たり判定用の撹拌用乱数値の記憶領域において、0から所定数(ここでは199)までの値を撹拌用乱数値として用いるとともに、撹拌用乱数更新処理毎に、遊技用マイクロコンピュータ11dのRAM11bに設定された撹拌用乱数値の記憶領域に記憶された数値に1を加算する処理を順次行い、加算後の値を前記記憶領域に更新記憶する(なお、199の次ぎは0)。
そして、乱数更新処理においては、処理毎に当たり乱数値等の乱数値に1加算処理するが、乱数値が一周して同じ数値に戻る際に、同じ数値に戻らずに、RAM11bの撹拌用乱数値の記憶領域に記憶されている撹拌用乱数値を初期値としてこの初期値を用いる。
なお、乱数更新処理では、当たり乱数値の他に、各種抽選処理を行う場合に用いられる各種乱数値を更新するものとしても良い。
また、特図始動記憶数に基づいて、特別図柄記憶表示器74への出力情報がセットされ、次ぎのタイマ割込処理の出力処理で、特別図柄記憶表示器74に特図始動記憶数に対応してLEDの点灯・消灯が行われる。また、特図始動記憶数に基づいて、後述する遊技処理において、現在変動表示ゲームが行われていない場合もしくは前の変動表示ゲームが終了した場合に、特別図柄表示器5における変動表示ゲームの制御を行う。
さらに、始動有効状態においては、補助遊技を実行する処理や、補助遊技で当たりとなった場合に、特別遊技状態を発生させてサイクル遊技を実行する処理が行われる。
そして、以上の処理が、1msecより短い時間で行われ、最後に待避したレジスタのデータを復帰するとともに、割込を許可する処理を行いタイマ割込処理を終了する(ステップS11)。
図5(A)のフローチャートに示すように、センサ監視処理において、特図始動センサ81からの特図始動入賞信号の入力の監視を行う特図始動センサ監視処理(ステップS21)、変動入賞装置始動センサ91からの補助遊技始動入賞信号の入力の監視を行う変動入賞装置始動センサ監視処理(ステップS22)、カウントセンサ67からのカウント入賞信号の入力の監視を行うカウントセンサ監視処理(ステップS23)、残存球排出センサ6jからの排出信号の入力の監視を行う残存球排出センサ監視処理(ステップS24)、特別入賞センサ68からの特別入賞信号の入力の監視を行う特別入賞センサ監視処理(ステップS25)が行われる。
そして、図5(B)のフローチャートに示すように、特図始動センサ監視処理においては、特図始動センサからの特図始動入賞信号が入力したか否かが判定され(ステップS31)、入力していない場合には処理を終了する。また、特図始動入賞信号が入力している場合には、次ぎに上述の特図始動記憶数が上限数の4か否かが判定され(ステップS32)、4の場合には処理を終了する。また、特図始動記憶数が4より小さい場合には、特図始動記憶数を1インクリメントし(ステップS33)、上述の当たり判定用の乱数を抽出してRAM11bに記憶する(ステップS34)。この際に、当たり判定用の乱数とは別に、変動表示ゲームの停止結果態様として特別態様となる当たり停止図柄を乱数による抽選で決定し記憶する(ステップS35)。なお、当たり停止図柄は、当たり判定用の乱数が当たりと判定した場合に特別図柄表示器5にける停止結果態様の図柄として用いられるが、外れの場合には用いられず、当たり停止図柄に代えて変動表示ゲーム開始時に決定される外れ停止図柄が用いられる。
補助遊技始動入賞信号が入力している場合には、始動有効フラグがセットされているか否かが判定され(ステップS42)、始動有効フラグが無い場合に処理を終了する。始動有効フラグは、後述する遊技処理で、特図の変動表示ゲームが当たりとなった場合にセットされ、始動無効条件が成立した場合にリセットされるフラグであり、始動有効フラグが有る場合に変動入賞装置始動センサ91,91からの始動入賞信号が有効とされ、補助遊技が実行可能となる。
カウント信号が入力している場合には残存球カウンタを1インクリメントする(ステップS52)。この残存球カウンタは、上述のように変動入賞装置6内に残存する遊技球数を示すものである。
次ぎに、特別開放フラグが有るか否かが判定され(ステップS53)、特別開放フラグが無い場合に処理を終了し、特別開放フラグがある場合に入賞カウンタを1インクリメントする(ステップS54)。
領域の通過を用いない場合には、特別入賞フラグを特別遊技状態の終了時にリセットするものとしても良い。
遊技処理は、図7のフローチャートに示すように、特図の変動表示ゲームの特図遊技処理及び停止図柄表示処理と、補助遊技及びサイクル遊技の補助遊技処理及び特別遊技処理とからなるが、まず、特図処理番号により処理を分岐し(ステップS1a)、特図処理番号が1の場合に特図遊技処理を行い(ステップS1b)、特図処理番号が2の場合に停止図柄表示処理を行う(ステップS1c)。
ここで、特図の変動表示ゲームの処理は、特図の変動表示ゲームを開始して所定時間に渡って特図の変動表示を行った後に変動表示を停止する特図遊技処理と、変動表示終了後に変動表示停止結果態様としての停止図柄を所定時間だけ表示する停止図柄表示処理とがあり、特図遊技処理の特図処理番号が1とされ、停止図柄表示処理の特図処理番号が2とされている。そして、電源投入時の初期化処理により特図処理番号が1とされ、最初に特図遊技処理が行われるようになっている。そして、特図遊技処理において特図処理番号が2とされ、停止図柄表示処理において特図処理番号1とされるようになっており、以後、特図始動記憶数が1以上となることにより、特図遊技処理と停止図柄表示処理との組合せで1回の変動表示ゲームが行われることになり、特図遊技処理と停止図柄表示処理とが交互に行われることになる。
ここで、補助遊技処理は、上述のように変動入賞装置6の可動部材62,62を開状態とする処理であり、特別遊技処理は、変動入賞装置6の可動部材62,62を複数回繰り返す処理を1サイクルのサイクル遊技とし、この1サイクルのサイクル遊技を繰り返し行う特別遊技状態での処理である。
特図遊技処理においては、特図変動フラグが有るか否かが判定される(ステップS2a)。なお、特図変動フラグは、後述するように、特図遊技処理において、上述の特図始動センサ監視処理により特図始動記憶数が1以上とされている場合にセットされるものである。
特図変動フラグが有る場合には、以後、変動表示ゲームを行う特図遊技処理を所定時間が経過するまで行い、特図変動フラグが無い場合には、特図始動記憶数が0なら処理を終了し、特図始動記憶数が1以上ならば変動表示ゲームを開始するための処理を行うことになる。
特図始動記憶数が1以上の場合には、特図始動記憶数を1デクリメントし(ステップS2c)、次ぎに上述のように特図始動口8への始動入賞のタイミングで抽出記憶された変動表示ゲームの当たり判定用乱数値とROM11cに記憶された変動表示ゲームの当たり判定値とを比較し(ステップS2d)、乱数値が判定値と等しい場合に当たりとし、等しくない場合に外れとする。
次ぎに特図変動時間(例えば、5秒だが、変動表示ゲームによって抽選等により変更するものとしても良い)をセットし(ステップS2g)、特図変動フラグをセットする(ステップS2h)。
これにより、次ぎのタイマ割り込み処理においては、ステップS2aにおてい特図変動フラグ有りと判定される。
これにより、変動表示ゲームが終了して停止結果態様が出力された状態となるとともに、次回タイマ割り込み処理の遊技処理の変動表示ゲーム用の処理では、停止図柄表示処理が行われることになる。
停止図柄表示処理では、上述の特図遊技処理で、変動表示ゲームにおける変動表示が終了して停止図柄が表示された状態から処理が開始される。
そして、停止図柄表示フラグがセットされているか否かが判定される(ステップS3a)。停止図柄表示フラグは、特図遊技処理が終了して停止図柄表示処理が最初に行われた際に停止図柄表示処理でセットされるフラグであり、停止図柄を表示する時間を示す停止図柄表示時間をセットした際にセットされ、セットされた停止図柄表示時間がタイムアップした場合にクリアされるようになっている。
そして、当たりフラグが有る場合には、この当たりフラグをクリアするとともに(ステップS3g)、補助遊技の実行を許可する始動有効フラグをセットする(ステップS3h)。この始動有効フラグがセットされると、上述の変動入賞装置始動センサ監視処理において、変動入賞装置始動口9,9への遊技球の入賞(変動入賞装置始動センサ91,91からの補助遊技始動入賞信号の入力)に基づき、補助遊技フラグがセットされ、変動入賞装置始動口9,9への遊技球の始動入賞に基づき補助遊技が開始可能な始動有効状態となる。
次ぎに、特図処理番号を1に設定し(ステップS3i)、再び、特図始動記憶数が1以上ならば特図遊技処理により変動表示ゲームが開始できるようにする。また、当たりフラグが無い場合も、始動有効フラグをセットせずに、特図処理番号を1に設定する。
まず、補助遊技フラグが有るか否かが判定され(ステップS4a)、補助遊技フラグが無い場合には処理を終了する。補助遊技フラグは、上述のように始動有効フラグがセットされて始動有効状態となっている場合に、変動入賞装置始動口9,9に遊技球が入賞するとセットされるので、補助遊技フラグがセットされている場合に、補助遊技が開始される。
次ぎ、上述の補助遊技開放時間(例えば、1.8秒)をセットし(ステップS4d)、開閉ソレノイドオン情報をセットし(ステップS4e)、補助遊技開放フラグをセットする(ステップS4f)。
以上の処理により、補助遊技開放時間がセットされるとともに、次回の出力処理で変動入賞装置6の可動部材62,62が開状態となる。
次ぎに、補助遊技開放時間がタイムアップしたか否かが判定され(ステップS4g)、タイムアップしていない場合に処理を終了する。ここでは、補助遊技開放時間がセットされたばかりなので、補助遊技開放時間がタイムアップしておらず処理が終了するが、以降、タイマ割り込み処理の遊技処理毎に、補助遊技処理では、ステップS4a及び4bで補助遊技フラグ有り、補助遊技開放フラグ有りと判定された後に補助遊技開放時間のタイムアップが判定されることになり、補助遊技開放時間を監視して補助遊技開放時間がタイムアップするのを待機する状態となる。
次ぎに、残存球カウンタが0より大きいか否か、すなわち1以上か否かが判定され、(ステップS4i)1以上である場合には処理を終了する。これは、上述のように変動入賞装置6内に可動部材62,62の開放中に入賞した遊技球(残存球)が可動部材62,62が閉塞した後に変動入賞装置6から排出されたか否かを判定しているもので、可動部材62,62が閉じた後に残存球が無くなって時点で補助遊技を終了させるためのものである。なお、変動入賞装置6内に遊技球が有る場合には、遊技球が特定入賞領域65に入賞して当たりとなる可能性があり、補助遊技が続行中と判断される。また、変動入賞装置6の可動部材62,62が閉状態となってから変動入賞装置6に入賞した遊技球が排出されるのに十分な時間が経過しても残存球カウンタの値が0とならない場合には、変動入賞装置6内で球詰まりが発生しているか、カウントセンサ67もしくは残存球排出センサ6jの不良の可能性があり、遊技を中断してエラーを報知するエラー処理を行う。
特別入賞フラグが有る場合には、この特別入賞フラグをクリアする(ステップS4m)とともに始動有効フラグをクリアして(ステップS4n)変動入賞処理番号を2に設定し(ステップS4o)、補助遊技を終了させた状態で処理を終了する。
これにより、特別入賞フラグがある場合にだけ、次ぎのタイマ割り込み処理で特別遊技処理が行われてサイクル遊技が行われるが、特別入賞フラグが無い場合は補助遊技処理が行われると伴に、補助遊技フラグが無ければ補助遊技も行われない。また、特別遊技状態となる場合には、始動有効フラグがクリアされることから、変動入賞装置始動センサ監視処理で、補助遊技フラグがセットされることがなく、補助遊技を実行できない始動無効状態となる。
特別遊技処理においては、特賞開放フラグが有るか否かが判定される(ステップS5a)。特賞開放フラグは、変動入賞処理番号が2とされた後に行われる最初の特別遊技処理でセットされるとともに、サイクル遊技が1サイクル(1ラウンド)終了した後にセットされるフラグであり、各サイクルの遊技を開始するに当って、各サイクルの遊技の終了条件となる各サイクルの遊技中の入賞数をカウントする入賞カウンタと、同じく終了条件となる各サイクルの遊技中の可動部材62,62の開閉回数(開放回数)を示す特賞開放回数(カウンタ)をリセットした際にセットされ、リセットされた入賞カウンタ及び特賞開放回数のいずれか一方が所定の上限数をカウントした場合にクリアされるようになっている。
次ぎに、特別入賞フラグをクリアして(ステップS5e)、処理を終了する。なお、この例では、継続条件として、前記特別入賞センサ監視処理で、特定入賞領域65に遊技球が入賞して特別入賞センサ68からメイン制御装置11に特別入賞信号が入賞することが設定されている。さらに、1サイクルのサイクル遊技の終了条件が1サイクル中の変動入賞装置6への遊技球の入賞数が10となる条件か、1サイクル中の可動部材62,62の開放回数が18となる条件か、特別入賞信号が入力する条件かのいずれかの条件が成立した場合となっている。従って、1サイクルのサイクル遊技の終了条件をリセットする際には、上述の入賞カウンタ、特賞開放回数、特別入賞フラグをそれぞれリセットすることになる。
また、開閉ソレノイド開閉処理では、開閉ソレノイドオフ情報をセットするたびに、特賞開放回数を1インクリメントする処理を行い、可動部材62,62が開閉(開放)される毎に、特賞開放回数をカウントアップする。
そして、ステップS5lにおいて、残存球カウンタが0と判定された場合には、次ぎに継続フラグがあるか否かを判定する(ステップS5m)。また、継続フラグが有る場合には、サイクル遊技のサイクル数が上限となる最高サイクル数より小さいか否かが判定される(ステップS5n)。
すなわち、ステップS5nでサイクル数が最高サイクル数より小さい場合には、サイクル数を1インクリメントし(ステップS5o)、継続フラグをクリアし(ステップS5p)、さらに特賞開放フラグをクリアする(ステップS5q)。
これにより、次回のタイマ割り込み処理では、変動入賞処理番号が2のままなので、特別遊技処理が行われ、ステップS5aで特賞開放フラグ無しと判定され、1サイクルのサイクル遊技を初期化するステップS5b〜5eまでの処理が行われ、さらに次ぎのタイマ割り込み処理の特別遊技処理から次ぎのサイクルのサイクル遊技における可動部材62,62を開閉する処理が行われる。
そして、変動表示ゲームが当たりとなると、変動入賞装置始動口9,9への遊技球の始動入賞に基づく補助遊技の始動が有効な始動有効状態となり、補助遊技が行える状態となる。なお、変動表示ゲームが当たりとなっても特別遊技状態は発生しない。
従って、変動表示ゲームが当たりとなっても、補助遊技で特定入賞領域65に遊技球を入賞させなければ特別遊技状態が発生せず、遊技者は変動表示ゲームの当たり後、補助遊技で当たりを獲得することに高い興趣を得ることができる。
また、特別遊技状態の発生に、変動表示ゲームと補助遊技との二つのゲーム(遊技)で当たりとなることが必要なことから、従来のパチンコ遊技機との出球の割合を考慮した場合に、変動表示ゲームの当たり確率を高くしたり、変動入賞装置6における特定入賞領域65への入賞率を高くしたり、これら当たり確率と特定入賞領域65への入賞率を従来に比較して高くすることが可能である。これにより、従来と比較して、所定時間内の変動表示ゲームの当たりとなる回数が増えたり、補助遊技が当たりとなるまでの時間が短くなったりする可能性があり、遊技者の興趣を高めることができる。
第2実施形態の変動入賞装置始動センサ監視処理では、第1実施形態の場合と同様に、変動入賞装置始動センサ91,91からの補助遊技始動入賞信号が入力したか否かが判定され(ステップS41)、入力していない場合には処理を終了する。
補助遊技始動入賞信号が入力している場合には、始動有効フラグがセットされているか否かが判定され(ステップS42)、始動有効フラグが無い場合に処理を終了する。
始動有効フラグが有る場合には、次ぎに補助遊技フラグが有るか否かが判定され(ステップS43)、補助遊技フラグが有る場合には処理を終了する。
そして、補助遊技始動入賞信号が入力し、かつ、始動有効フラグが有り、補助遊技フラグが無い場合には、始動有効カウンタを1インクリメントする(ステップS43a)。
始動有効カウンタは、始動有効状態となってからの補助遊技の実行回数をカウントするためのカウンタで、ここでは、補助遊技の実行条件が成立した場合、すなわち、補助遊技始動入賞信号が入力し、かつ、始動有効フラグが有り、補助遊技フラグが無い場合に補助遊技が実行されることから、前記実行条件の成立時にカウントアップされるようになっている。
補助遊技フラグがセットされることで、上限数となる実行回数目の補助遊技が補助遊技処理により行われることになるが、始動有効フラグがクリアされることで、次回のタイマ割り込み処理の変動入賞装置始動センサ監視処理では、始動有効フラグなしということで、処理が終了し、補助遊技フラグがセットされることがない。
再び、特図の変動表示ゲームで特別態様が成立しない限り、補助遊技が行われることがない。なお、上述の特別遊技処理においては、特別遊技状態が終了する際に、ステップS5wで始動有効カウンタが0にリセットされる。これは、始動有効カウンタが上限数に達する前に、特定入賞領域65に遊技球が入賞し、特別遊技状態が発生した場合に変動入賞装置始動センサ監視処理で始動有効カウンタがリセットされないので、特別遊技処理で始動有効カウンタをリセットするために行われる。
従って、変動表示ゲームの停止結果態様が特別態様(当たり)となって、第2始動入賞口への遊技球の始動入賞が有効(始動有効状態)となり、補助遊技が可能となってから補助遊技の実行回数の値が所定の始動有効回数の値と等しくなった場合(もしくは値を超えた場合)に、始動無効状態となって再び変動表示ゲームで停止結果態様が特別態様となるまで補助遊技が実行できなくなる。
例えば、変動表示ゲームは、その停止結果態様が、第1実施形態と同様に、各表示領域51,…に、0〜9の特図のうち1つの特図だけが表示された場合、すなわち、000,111,222,…,999となった場合に特別態様となり、当たりとなる。
そして、特別遊技処理では、最初に特別遊技の初期化処理として、最高サイクル数記憶領域に記憶された最高サイクル数を読みだし、最高サイクル数として読み出された最高サイクル数を使用するようにする。
メイン制御装置11が前記サイクル遊技の上限回数(最高サイクル数)を決定する上限回数決定手段としての機能を備え、前記上限回数決定手段は、前記特別遊技状態が発生した補助遊技の前記始動有効状態になってからの実行回数が前記始動有効回数に近いほど前記上限回数を大きくするようにしている。
従って、少ない上限数のサイクル遊技でも良いから確実に特別遊技状態を発生させるようにするか(変動入賞装置6への遊技球の入賞を阻害するような技術介入を行わない。さらに、できれば、変動入賞装置6へ遊技球が入賞しやすいように操作する)、特別遊技状態が発生しない可能性が高まるが、サイクル遊技の上限数が多い特別遊技状態を発生させるようにするか(補助遊技の実行回数が少ない間は、変動入賞装置6への遊技球の入賞を阻害するような技術介入を行い、補助遊技の実行回数が始動有効回数に近付いたら変動入賞装置6へ遊技球が入賞しやすいように技術介入する)を、遊技者は、遊技球の打ち方(遊技球の発射勢の強弱の調整と、発射タイミングの調整)で選択することができる。すなわち、サイクル遊技の上限数が増える期待感と、特別遊技状態が発生する前に始動無効状態となってしまうスリル感とから興趣を高められ、さらに、遊技者の技術介入の機会が増えることにより興趣が高められる。
以上のようなパチンコ遊技機における前記変動入賞装置6には、前記補助遊技において受け入れた遊技球を前記特定入賞領域65へ誘導する誘導手段としての誘導装置6aを備え、前記誘導手段を制御することにより前記特定入賞領域65への入賞率を複数段階に変更可能な誘導制御手段としてのメイン制御装置11を有し、前記誘導制御手段は、前記実行する補助遊技の前記始動有効状態となってからの実行回数が前記始動有効回数に近いほど前記特定入賞領域65への入賞率を低く設定するようにしている。
さらに、誘導部材停止タイマがタイムアップしたか否かを判定し、タイムアップした場合には、誘導部材揺動開始情報をセットする。セットにより誘導部材揺動開始情報は、RAM11bに記憶され、次回のタイマ割り込み処理の出力処理で、人形モータ6gに送信される。これにより人形モータ6gが作動し誘導部材6bが揺動する状態となる。
このような処理により始動回数が始動有効回数に近付くに連れて、可動部材62,62が開状態となってからの誘導部材6bの停止時間が短くなることにより、特定入賞領域65への入賞率(V率)が低下する。
また、補助遊技の実行回数が比較的少ないうちに特定入賞領域に遊技球を入賞させないと、特定入賞領域に遊技球を入賞させることが難しくなるので、たとえ始動有効回数が多くても遊技者のスリル感を高めることができる。
なお、上述の処理では、始動回数が始動有効回数に近付くほど、誘導部材6bに停止時間を短くするとともに、特定入賞領域65に入賞してサイクル遊技が開始された場合の最高サイクル数を大きくしたが、遊技が遊技者に不利になりすぎないように、始動回数に拘わらず最高サイクル数を例えば16で一定としても良い。
例えば、誘導装置6aの誘導部材6bの停止時間を、上述のように特定入賞領域65に遊技球が入賞して補助遊技が当たりとなった際の補助遊技の始動回数に応じて変化させるようにしても良く、補助遊技において上述のように設定された誘導部材6bの停止時間を特別遊技状態のサイクル遊技における誘導部材6bの停止時間としても良い。
これにより、当たりとなった補助遊技の始動回数が始動有効回数に近付くほど、特別遊技状態におけるサイクル遊技の特定入賞率が低くなり、サイクル遊技が継続しずらい状態となる。
第3実施形態のパチンコ遊技機は、第1実施形態のパチンコ遊技機と同様のハード構成を有するものであり、メイン制御装置11の処理の一部が第1実施形態と異なるものとなっている。
また、当たり停止図柄と無効停止図柄が異なる停止図柄の場合には、始動有効状態で変動表示ゲームが当たり停止図柄で終了しても状態に変化なしとし、始動無効状態で変動表示ゲームが無効停止図柄で終了しても状態に変化無しとしても良い。なお、以下の説明においては、当たり停止図柄と無効停止図柄とを異なるものとする。また、外れ停止図柄と無効停止図柄とも異なるものとなる。
第3実施形態の特図遊技処理においては、第1実施形態と同様に、特図変動フラグが有るか否かが判定し(ステップS2a)、特図変動フラグが無い場合には、次ぎに、特図始動記憶数が0より大きいか否かを判定し(ステップS2b)、始動記憶数が0(以下)の場合に特図遊技処理を終了する。
また、特図始動記憶数が1以上の場合には、特図始動記憶数を1デクリメントし(ステップS2c)、次ぎに特図始動センサ監視処理で抽出記憶された乱数値とROM11cに記憶された変動表示ゲームの当たり判定値とを比較し(ステップS2d)、乱数値が当たり判定値と等しい場合に当たりとし、等しくない場合に外れとする。
通常の外れの場合、すなわち、乱数値が当たり判定値とも無効判定値とも一致しなかった場合に、通常の外れの処理として、第1実施形態と同様に、予めROM11cの外れ停止図柄格納領域に格納されている複数のハズレ停止図柄からハズレ停止図柄を取得し(ステップS2e)、RAM11bの停止図柄格納領域に記憶する(ステップS2f)。
次ぎに特図変動時間をセットし(ステップS2g)、特図変動フラグをセットする(ステップS2h)。
乱数値が無効判定値と一致した場合には、予めROM11cの無効停止図柄格納領域に格納されている複数の無効停止図柄から無効停止図柄を取得し(ステップS2ea)、無効フラグをセットする(ステップS2ja)。以降は、外れの場合と同様に、取得した無効停止図柄を上述の停止図柄格納領域に記憶し(ステップS2f)、特図変動時間をセットし(ステップS2g)、特図変動フラグをセットする(ステップS2h)。
そして、特図変動フラグ有りとされた場合には、第1実施形態と同様に、特図変動処理を行う(ステップS2k)。
そして、特図変動時間がタイムアップした場合には、特図変動処理を終了し、停止図柄格納領域に記憶されている停止図柄を特別図柄表示器5に表示し(ステップS2m)、特図変動フラグをクリア(リセット)し(ステップS2n)、特図処理番号を2とする(ステップS2o)。
これにより、変動表示ゲームが終了して停止結果態様が出力された状態となるとともに、次回タイマ割り込み処理の遊技処理の変動表示ゲーム用の処理では、停止図柄表示処理が行われることになる。
停止図柄表示処理では、上述の特図遊技処理で、変動表示ゲームにおける変動表示が終了して停止図柄が表示された状態から処理が開始される。
そして、第1実施形態と同様に、停止図柄表示フラグがセットされているか否かが判定される(ステップS3a)。停止図柄表示フラグがセットされていない場合に、次ぎに停止図柄表示時間をセットし(ステップS3b)、停止図柄表示フラグをセットする(ステップS3c)。次ぎに、セットされた停止図柄表示時間がタイムアップしたか否かが判定されるが(ステップS3d)、停止図柄表示時間がセットされた直後は停止図柄表示時間がタイムアップせず、停止図柄表示処理を終了する。そして、停止図柄表示フラグがセットされた後にタイマ割り込み処理における遊技処理においては、ステップS3aで停止図柄表示フラグ有りと判定されて、ステップS3dのへ停止図柄表示時間がタイムアップしたか否かを判定する処理に移行することになり、停止図柄表示時間がタイムアップするまで、この処理が繰り返されて、停止図柄表示時間のタイムアップを待機する状態となる。
そして、当たりフラグが有る場合には、この当たりフラグをクリアするとともに(ステップS3g)、補助遊技の実行を許可する始動有効フラグをセットし(ステップS3h)、第1実施形態の場合と同様に、補助遊技を始動有効状態とする。すなわち、変動入賞装置始動口9,9への始動入賞により補助遊技が開始される状態とする。なお、もともと始動有効フラグがセットされている場合は、そのまま変化なしとなる。
次ぎに、当たりフラグ有無、無効フラグの有無に拘わらす、特図処理番号を1に設定し(ステップS3i)、再び、特図始動記憶数が1以上ならば特図遊技処理により変動表示ゲームが開始できるようにする。
従って、遊技者は、始動有効状態中において変動表示ゲームの実行回数が増加していくに連れて、特別遊技状態での遊技価値量が大きくなることへの期待感と、変動表示ゲームで特定態様が成立して特別遊技状態が発生せずに始動無効状態となってしまうことへのスリル感とから興趣が高まることになる。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3 遊技領域
5 特別図柄表示器(変動表示装置)
6 変動入賞装置
6a 誘導装置(誘導手段)
8 特図始動口(第1始動入賞口)
9 変動入賞装置始動口(第2始動入賞口)
11 メイン制御装置(始動状態変換手段、始動有効回数制御手段、上限回数決定手段、誘導制御手段)
Claims (8)
- 識別情報を変動表示する変動表示ゲームを実行可能な変動表示装置と、
遊技球の入賞により前記変動表示ゲームの始動条件を成立させる第1始動入賞口と、
遊技球を受け入れない閉状態と遊技球を受け入れる開状態とに変換可能であり、内部に特定入賞領域が設けられる変動入賞装置と、
遊技球の入賞により前記変動入賞装置を所定時間開状態に変換する補助遊技の始動条件を成立させる第2始動入賞口と、
を備えた遊技機において、
前記第1始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、前記変動表示装置を制御して前記変動表示ゲームを実行する変動表示ゲーム実行手段と、
前記変動表示ゲームの停止結果態様が特別態様となったことに基づいて、前記第2始動入賞口による前記補助遊技の始動条件の成立を無効とする始動無効状態から前記補助遊技の始動条件の成立を有効とする始動有効状態に変換する始動状態変換手段と、
前記始動有効状態において前記第2始動入賞口へ遊技球が入賞したことに基づいて、前記変動入賞装置を所定時間開状態に変換して前記補助遊技を実行する補助遊技実行手段と、
前記補助遊技において前記変動入賞装置内に受け入れられた遊技球が前記特定入賞領域に入賞したことに基づいて、前記変動入賞装置を前記補助遊技よりも長い時間開状態とした後に再び閉状態とすることを繰り返す特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段と、を備え、
前記始動状態変換手段は、
前記補助遊技の実行結果が予め設定された始動有効状態の終了条件を満たした場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴とする遊技機。 - 前記始動状態変換手段は、
前記補助遊技において前記変動入賞装置内に受け入れられた遊技球が前記特定入賞領域に入賞した場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記始動状態変換手段は、
前記始動有効状態への変換後に予め設定された上限回数分だけ前記補助遊技が実行された場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。 - 前記特別態様は、複数種類設定されており、
前記始動状態変換手段は、
前記始動有効状態へ変換することとなった特別態様の種類に対応して設定された上限回数分だけ前記補助遊技が実行された場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。 - 前記特別遊技状態は、前記変動入賞装置を前記補助遊技よりも長い時間開状態とした後に再び閉状態とすることを繰り返す遊技を1サイクルとして、当該遊技を複数回繰り返すサイクル遊技を実行可能とし、
前記サイクル遊技の最高継続回数である最高サイクル数を決定する最高サイクル数決定手段を備え、
前記最高サイクル数決定手段は、前記始動有効状態への変換後から前記特別遊技状態が発生するまでの前記補助遊技の実行回数が前記上限回数に近いほど前記最高サイクル数を大きく設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の遊技機。 - 前記変動入賞装置には、前記補助遊技において受け入れた遊技球を前記特定入賞領域へ誘導する誘導手段を備え、
前記誘導手段を制御することにより前記特定入賞領域への入賞率を複数段階に変更可能な誘導制御手段を有し、
前記誘導制御手段は、前記始動有効状態への変換後からの前記補助遊技の実行回数が前記上限回数に近いほど前記特定入賞領域への入賞率を低く設定することを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の遊技機。 - 前記始動状態変換手段は、前記始動有効状態となっている際に前記変動表示ゲームの停止結果態様が前記特別態様とは異なる特定態様となった場合に、前記始動有効状態から前記始動無効状態に変換することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記特別遊技状態は、前記変動入賞装置を前記補助遊技よりも長い時間開状態とした後に再び閉状態とすることを繰り返す遊技を1サイクルとして、当該遊技を複数回繰り返すサイクル遊技を実行可能とし、
前記サイクル遊技の最高継続回数である最高サイクル数を決定する最高サイクル数決定手段を備え、
前記最高サイクル数決定手段は、前記始動有効状態への変換後から前記特別遊技状態が発生するまでの前記変動表示ゲームの実行回数が多いほど前記最高サイクル数を大きく設定することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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