JP4555858B2 - ライブラリ装置及び投入/排出機構 - Google Patents

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Description

本発明はライブラリ装置及び投入/排出機構に係り、特に記録媒体が収納された複数のカートリッジを収納可能なマガジンを有するライブラリ装置及びそのようなマガジンの投入/排出機構に関する。
大容量の情報を格納する装置として、多数のテープカートリッジを収納して保管するライブラリ装置が用いられる。ライブラリ装置では、情報を読み・書きするカートリッジを逐次取り出し、カートリッジを記録/再生装置に装着して情報の読み込み・書き出しを行う。通常、カートリッジは装置内の収容棚に収納されている。収納棚には装置内に固定されている固定棚と、装置外に取り出し可能なマガジンと称されるものがある。収納されたカートリッジは、カートリッジ搬送機構によって記録/再生装置や目的位置の収納棚に搬送される。
ライブラリ装置からカートリッジを排出する際は、目的のカートリッジが収容されたマガジンをライブラリ装置から取り出す必要がある。また、ライブラリ装置にカートリッジを投入する際も、目的のカートリッジを収容すべきマガジンをライブラリ装置から取り出す必要がある。
一般に、中/小型ライブラリ装置では、装置からマガジンが取り出された状態では、マガジンが収容されていた部分が開いており、操作者が誤ってライブラリ装置の内部に手を入れてしまうおそれがある。ライブラリ装置の内部には上述のカートリッジ搬送機構が組み込まれており、操作者の手が装置内部入った場合に、カートリッジ搬送機構の作動等で手に怪我をするおそれがある。
そこで、ライブラリ装置の前面に扉を設けておき、扉を開いてからマガジンを取り出すことが提案されている(例えば、特許文献1参照。)このライブラリ装置では、マガジンを取り出した後に扉を手動で閉めることで、マガジンがあった部分の開口部を塞ぐことができる。
あるいは、ライブラリ装置と同様にマガジンを出し入れするディスクチェンジャにおいて、マガジンを出し入れする開口部に扉を設けておき、マガジンを取り出した後に扉を自動的にあるいは手動で閉めることが提案されている(例えば、特許文献2、3参照。)。
特開2001−126367号公報 特開平5−20766号公報 特開2003−115158号公報
マガジンを取り出した後に扉を手動で閉める機構では、扉を閉め忘れたような場合に、マガジンが収容される部分が外に開いており、依然として誤って手を入れてしまうという危険がある。また、扉を閉めたとしても、他の者が容易に扉を開けることができる。
特許文献2に開示されているように扉を自動で閉める機構では、マガジンが取り出された後に必ず扉が閉まることとなる。しかし、この扉はマガジンを入れる際にマガジンで押し開ける機構であるため、操作者が手で押し開けることもでき、依然として誤って手を入れてしまうという危険がある。
そこで、扉が開かないように固定するロック機構や、扉の開閉機構が故障した場合でも装置内部と外部の間を遮断するための補助機構等を設ける必要がある。そのため、ロック機構や補助機構を設けるにためのスペースをライブラリ装置内に確保する必要がある。しかし、特に中/小型ライブラリ装置には高密度の実装が要求されるため、そのような機構を設けるためのスペースを確保することができない。
本発明は上述の問題に鑑みなされたものであり、マガジンを取り出した後の開口部を自動的に閉め且つマガジンを装着するまで開くことができないようライブラリ装置及び投入/排出機構を提供することを目的とする。
本発明によれば、筐体と、前記筐体の開口部に設けられ記憶媒体を収納するカートリッジを収納するマガジンを投入/排出する投入/排出機構と、前記記憶媒体に対してアクセスを行うドライブ機構と、前記カートリッジを所定の位置へ移動させる搬送機構と、を備えたライブラリ装置であって、前記投入/排出機構は、前記マガジンの一部に係合する係合部を有するマガジン受け部と、前記マガジン受け部を摺動可能に支持するガイドレールと、前記ガイドレール上を前記マガジン受け部とともに移動し、前記マガジンが投入/排出機構から排出されているときに、前記開口部を遮蔽する壁部材とを備え、前記ライブラリ装置は、前記投入/排出機構から前記マガジンが排出された時に前記壁部材を所定の位置に固定するロック機構をさらに有し、前記係合部はスリットであり、前記マガジンに設けられた凸部が該スリットに係合するように構成され、前記ロック機構は、前記マガジン受け部が所定の位置に到達すると、前記スリットに前記マガジンの前記凸部とは異なる方向から係合して前記壁部材をロックし、前記マガジンの前記凸部が前記マガジン受け部の前記係合部に係合することで前記壁部材のロックを解除するように構成されたことを特徴とするライブラリ装置が提供される。
また、本発明によれば、装置筐体の開口部に設けられてマガジンを投入/排出する投入/排出機構であって、前記マガジンに係合する係合部を有するマガジン受け部と、前記マガジン受け部を摺動可能に支持するガイドレールと、前記ガイドレール上を前記マガジン受け部とともに移動し、前記マガジンが投入/排出機構から排出されているときに、前記開口部を遮蔽する壁部材と、前記投入/排出機構から前記マガジンが排出された時に前記壁部材を所定の位置に固定するロック機構とを備え、前記係合部はスリットであり、前記マガジンに設けられた凸部が該スリットに係合するように構成され、前記ロック機構は、前記マガジン受け部が所定の位置に到達すると、前記スリットに前記マガジンの前記凸部とは異なる方向から係合して前記壁部材をロックし、前記マガジンの前記凸部が前記マガジン受け部の前記係合部に係合することで前記壁部材のロックを解除するように構成されたことを特徴とする投入/排出機構が提供される。
本発明によれば、マガジンを装置から取り出した際に、壁部材が装置内部と外部の間を遮断する。壁部材はマガジンの装着脱に連動して移動するので、装置の開口部付近に特別に開閉機構を設ける必要がない。このため、装置を小型に維持しながら、操作者に対する安全性を確保することができる。
本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態によるライブラリ装置10の斜視図である。ライブラリ装置10は、内部に収納された記憶媒体としてのテープカートリッジに記録された情報を適宜取り出すことができるように構成された情報記録装置である。ライブラリ装置10の筐体12の内部には、多数の収納棚(図示せず)が配置されており各収納棚にテープカートリッジが収納される。ライブラリ装置10内のテープカートリッジは、筐体12の内部に設けられた搬送機構(図示せず)によりドライブ機構(図示せず)に搬送され、ドライブ機構により当該テープカートリッジに対して情報の読み取り/書き込みが行われる。すなわち、ライブラリ装置10の筐体12内において、指定されたテープカートリッジが搬送機構によりドライブ機構の所定の位置(すなわち、記録再生位置)まで搬送され、ドライブ機構は所定の位置まで搬送されてきたテープカートリッジに対してアクセスを行う。
ライブラリ装置10へテープカートリッジの投入/排出を行うため、ライブラリ装置10内には複数あるいは一つのマガジン14と称されるテープカートリッジ収納箱が収納されている。マガジン14には例えば9個といったように複数のテープカートリッジを収納することができる。
ライブラリ装置10の筐体12の一部を構成する前面パネル16には、ライブラリ装置10を操作するための表示入力部として操作パネル18が設けられる。操作パネル18はタッチパネルであり、ライブラリ装置10の運転状況や入力情報等が表示される。操作者は操作パネル18に表示された情報に基づき操作パネル18を介してライブラリ装置10に指令を入力することができる。
ライブラリ装置10には2つのマガジン14が収納される。マガジン14はライブラリ装置10の前面パネル16から抜き取ることができるように構成されている。図2はライブラリ装置10の前面パネル16からマガジン14を抜き取った状態を示す斜視図である。図2において、マガジン14を抜き取った後の開口部分が拡大して示されている。
マガジン14は、ライブラリ装置10に組み込まれた投入/排出機構20(図3参照)によりライブラリ装置10内に収納され、またライブラリ装置10内から排出される。図2に示すライブラリ装置10は、上側のマガジン14が排出された状態であり、前面パネル16のマガジン14が収納されていた部分に大きな開口部が形成されているが、開口部の入り口付近が壁部材22により遮断されている。壁部材22はマガジン14をライブラリ装置10から排出する動作に連動してライブラリ装置10の奥から前面パネル16の開口部付近まで移動してきて、前面パネル16の僅かに手前で固定される。
図3はマガジン14を投入/排出するための投入/排出機構20の斜視図である。図3に示す投入/排出機構20は、図2に示す状態のように、マガジン14を排出した後の状態である。投入/排出機構20は、上述の壁部材22と、レール部24と、マガジン受け部26と、マガジンロック機構28と、壁部材ロック機構30(図4参照)とを有する。
ガイドレールとして機能するレール部24はライブラリ装置10内に組み込まれ、前面パネル16の開口部から奥に向かって水平に延在する。マガジン受け26はレール部24上を摺動するように構成されており、レール部24に案内されながら、レール部24に沿って前後に移動可能である。ここで、前とは前面パネル16側のことであり、後ろとは前面パネル16から離れる方向でライブラリ装置10の奥側のことである。図3において、マガジン受け部26はレール部24の最前部に移動している状態である。
壁部材22はマガジン受け部26に固定されており、マガジン受け部26と共にレール部24上を摺動するように構成されている。図4はマガジン受け部26がレール部24の最後部に移動した状態の投入/排出機構20の斜視図である。マガジン受け部26がレール部24の最後部に移動すると、マガジン受け部26に固定されている壁部材22もレール部24の最後部に移動する。
壁部材ロック機構30は、ローラ30Aとローラ30Aを上方に向けて付勢する付勢手段を有している(付勢手段については後述する)。マガジン受け部26がローラ30Aの上に移動してくると、ローラ30Aはマガジン受け部26により押されて下方に移動し、マガジン受け部26の下側の面に押し付けられる。ローラ30Aは回転可能であり、マガジン受け部26が移動すると、ローラ30Aはマガジン受け部26の下側の面に接触しながら回転する。
マガジン受け部26には、壁部材22が取り付けられた部分の近傍の位置において細長い開口としてスリット26aが形成されている。スリット26aはローラ30Aの一部を収容可能な大きさの開口として形成されている。したがって、ローラ30Aがマガジン受け部26の下側の面に接触しながら回転し、ローラ30Aの上にスリット26aが移動してくると、ローラ30Aは上方に移動してその一部がスリット26a内に突出する。これにより、ローラ30Aがマガジン受け部26のスリット26aに係合し、マガジン受け部26は固定されて移動できなくなる。すなわち、スリット26aはローラ30Aと係合する係合部として機能する。
したがって、マガジン受け部26に固定されている壁部材22も固定されて移動できなくなる。図3に示す状態が、壁部材ロック機構30によりマガジン受け部26及び壁部材22が、レール部材24の前側の位置で固定されたロック状態である。すなわち、壁部材ロック機構30は、壁部材22を所定の位置(前面パネル16の開口部を遮断する位置)にロックするロック機構として機能する。このロック状態において、マガジン受け部26の一部はレール部材24の前端部よりさらに前側に突出する。したがって、図2に示すように、マガジン受け部26の一部はライブラリ装置10の筐体12の一部である前面パネル16から突出した状態となる。
ここで、マガジン14の形状について説明する。図5はマガジン14を上側から見た斜視図であり、図6はマガジン14を底面側から見た斜視図である。
マガジン14は一方の側面が開いた細長い箱型の形状であり、前側に化粧パネル14aが取り付けられている。化粧パネル14aは、マガジン14がライブラリ装置10に収納された状態で、ライブラリ装置10の前面パネル16の開口部を塞ぐような形状であり、外観を考慮してデザインが施されている。マガジン14の内部には、複数のテープカートリッジを収納できるように構成されている。側面が開いているのは、ライブラリ装置10内にマガジン14が収納された状態で、ライブラリ装置10内の搬送機構が容易にマガジン内のテープカートリッジに容易にアクセスできるようにするためである。図5及び6に示すマガジン14は、内部が3段3列に区切られており、9個のテープカートリッジを収納することができる。
マガジン14の底面の後端部には、図6に示すように、凸部として突起14bが設けられている。マガジン14がライブラリ装置10に収納された状態で、突起14bがマガジン受け部26のスリット26aを貫通して下側に突出し、マガジンロック機構28のレバー部材に係合し、マガジン14はその位置で固定され、ライブラリ装置10から排出できなくなるように構成されている。マガジンロック機構28については後述する。
上述のような構成のマガジン14は、図3に示す状態の投入/排出機構20に装着され、ライブラリ装置10内に挿入される。図7はマガジン14の後端側をマガジン受け部26上に載せた状態を示す斜視図である。図7に示すようにマガジン14の後側の部分を、前面パネル16から突出しているマガジン受け部26上に載せ、マガジン14全体を押すことにより、マガジン14をマガジン受け部26及び壁部材22と共にライブラリ装置10の内部に押し込む。
このとき、マガジン受け部26は壁部材ロック機構30により固定されているため、固定を解除する必要がある。マガジン受け部26の固定の解除は、マガジン14の後側の部分を前面パネル16から突出しているマガジン受け部26上に載せる際に、マガジン14の突起14bをマガジン受け部26のスリット26a内に挿入することにより行われる。すなわち、マガジン14の突起14bがスリット26a内に挿入されると、突起14bがスリット26a内に収容されていたローラ30Aを押し下げる。これにより、ローラ30Aとスリット26aとの係合が解除され、したがって、マガジン受け部26及び壁部材22の固定が解除される。したがって、マガジン14を押すことにより、マガジン14と共にマガジン受け部26をレール部24に沿ってライブラリ装置10の中に押し込むことができる。
ここで、マガジン14をライブラリ装置10に収納するための投入動作についてさらに詳細に説明する。図8はマガジン14が装着されていない状態の投入/排出機構20の断面図である。図9は図8のA部を拡大して示す図であり、壁部材ロック機構30が示されている。
壁部材ロック機構30は、上述のローラ30Aと、ローラ30Aを支持するレバー部材30Bを有する。ローラ30Aはレバー部材30Bの先端部分に回転可能に支持されている。レバー部材30Bはレール部24に回動可能に支持されている。レバー部材30Bとレール部24の底面との間には、付勢手段としてバネ30Cが設けられる。バネ30Cはレバー部材30Bのローラ30Aが支持された端部を上方に持ち上げるように付勢する。
ローラ30Aの真上にマガジン受け部26のスリット26aが配置された状態では、図9に示すように、ローラ30Aの一部がスリット26a内に突出して係合する。したがって、マガジン受け部26はローラ30Aにより移動できないように固定される。ここで、マガジン受け部26が移動しようとする力によりローラ30Aが押し下げられてしまわないように、ローラ30Aの半分以上がスリット26a内に突出することが好ましい。
ローラ30Aを上方に向けて付勢するバネ30Cは図示のようなバネに限られず、コイルスプリングや板バネ等様々なバネを用いることができる。また、そのようなバネを設ける位置も図示の位置に限られず、例えば、レバー部材30Bを回動可能に支持する軸の回りにバネを設けてもよい。
以上のように、マガジン受け部26が固定されると、マガジン受け部26に固定されて一体とされた壁部材22も固定される。したがて、図2に示すように壁部材22でライブラリ装置10の内部と外部の間を壁部材22で遮断した状態となり、ライブラリ装置10の内部に操作者の手等を入れることはできず、安全性が保たれる。
マガジン14をライブラリ装置10内に投入するときは、まず、マガジン14の後側の部分を、前面パネル16から突出しているマガジン受け部26に載せる。図10はマガジン14の後側の部分を、前面パネル16から突出しているマガジン受け部26に載せた状態の投入/排出機構20の断面図である。また、図11は図10におけるA部を拡大して示す図であり、壁部材ロック機構30が示されている。
マガジン14の後側の部分を、前面パネル16から突出しているマガジン受け部26に載せると、マガジン14の底面に設けられた突起14bが、マガジン受け部26のスリット26a内に突出して係合する。これにより、スリット26a内に位置していたローラ30Aは、突起14bにより押し下げられて、スリット26aの外に出ることとなる。したがって、ローラ30Aによるマガジン受け部26のロック(すなわち壁部材22のロック)は解除され、マガジン受け部26及び壁部材22はレール部24に沿ってライブラリ装置10の奥のほうへ移動可能となる。このように、マガジン14の突起14bが、ローラ30Aがスリット26aに突出して係合する方向とは異なる方向から(本実施形態では反対側から)スリット26aに突出して係合することにより、壁部材22のロックが解除される。
そこで、マガジン14を前側から押すことにより、マガジン14をマガジン受け部26及び壁部材22と共にライブラリ装置10の中に挿入することができる。図12はマガジン14を押し込み始めた時点での状態を示す投入/排出機構20の断面図である。マガジン14の突起14bにより押し下げられたローラ30Aは、マガジン受け部26の下面に接触しながら回転し、マガジン受け部26は後方に移動する。マガジン受け部26が後方に移動してローラ30Aから外れると、ローラ30Aはバネ30Cにより上方に持ち上げられて、今度は図13に示すようにマガジン14の底面に接触する。ローラ30Aは引き続きマガジン14の底面に接触しながら回転し、マガジン14はマガジン受け26と壁部材22と共にレール部材24に沿ってライブラリ装置10の奥へと進むことができる。
マガジン14を引き続き押し込んでいくと、マガジン14が完全にライブラリ装置10の中に収納される直前に、マガジン14の突起14bが、マガジンロック機構28のレバー部材28Aに当接する。図14はマガジン14の突起14bが、マガジンロック機構28のレバー部材28Aに当接した状態を示す投入/排出機構20の断面図である。また、図15は図14におけるB部を拡大して示す図であり、マガジンロック機構28の断面図が示されている。
ここで、マガジンロック機構28について詳細に説明する。図16はマガジンロック機構28の斜視図である。マガジンロック機構28は、レバー部材28Aと、レバー部材28Aに当接するブロック28Bと、ソレノイドアクチュエータ28Cとを有する。ブロック28Bはソレノイドアクチュエータ28Cのプランジャ28Dに連結されており、ブロック28Bをレバー部材28Aから離間させることができる。すなわち、ソレノイドアクチュエータ28Cが作動していないときは、ソレノイドアクチュエータ28C内に設けられたバネ(図示せず)によりプランジャ28Dはレバー部材28Aに向かう方向に付勢されている。したがって、プランジャ28Dに連結されているブロック28Bもレバー部材28Aに向かって付勢されており、ソレノイドアクチュエータ28Cが作動していないときは、図16に示すように、ブロック28Bの先端がレバー部材28Aに当接している。
レバー部材28Aはマガジン固定位置とマガジン固定解除位置との間で回動可能に支持されている。図16に示すレバー部材28Aは、マガジン固定解除位置となっている。レバー部材28Aの外周には、マガジン14の突起14bを収容するための嵌合溝28A1とブロック28Bの先端を収容するためのブロック嵌合凹部28A2とが形成されている。後述のように、嵌合溝28A1が斜めの位置にあるときは、マガジン14のロックが解除されている状態であり、ブロック28Bの先端はブロック嵌合凹部28A2に嵌合していない。後述のように、マガジン14の突起14bが嵌合溝28A1に係合してレバー部材28Aが回転し、嵌合溝28A1が上を向いた状態となると、ブロック28Bの先端はプランジャ28Aのブロック嵌合凹部28A2に嵌合し、レバー部材28Aは回転できなくなる。このときのレバー部材28Aの位置が、マガジン固定位置である。
図14に戻り、説明を続ける。マガジン14を押し込んでいき、マガジン14が完全にライブラリ装置10の中に収納される直前に、マガジン14の突起14bは、マガジンロック機構28のレバー部材28Aの嵌合溝28A1に係合する。このときは、レバー部材28Aは固定解除位置であり、ブロック28Bはブロック嵌合凹部28A2に嵌合していないため、レバー部材28Aは回転可能である。
図14に示す状態からさらにマガジン14を押し込むと、突起14bによりレバー部材28Aが押されて回転し、嵌合溝28A1が真上を向くことで、突起14bは嵌合溝28A1に完全に収容されて嵌合する。図17はマガジン14が完全に押し込まれた状態を示す投入/排出機構20の断面図である。また、図18は図16におけるB部を拡大して示す図であり、マガジンロック機構28の断面図が示されている。
マガジン14が完全に押し込まれると、突起14bは嵌合溝28A1に嵌合すると共に、ブロック28Bの先端もブロック嵌合凹部28A2に嵌合する。したがって、レバー部材28はブロック28Bの嵌合により固定され、回転することはできなくなる。これにより、マガジン14の突起14bがレバー部材28Aの嵌合溝28A1に嵌合したままとなり、マガジン14は固定される。レバー部材28Aが回転して突起14bが嵌合溝28A1から外れない限り、マガジン14をライブラリ装置10から引き出すことはできなくなり、マガジン14はロックされた状態となる。以上の動作で、マガジン14の投入動作が完了する。
ここで、マガジン受け部26について、図19及び図20を参照しながら、さらに詳細に説明する。図18はマガジン受け部26を上から見た斜視図であり、図19はマガジン受け部26を下面側から見た斜視図である。マガジン受け部26には、壁部材22を固定するための壁部材取り付け部26bが形成され、壁部材22はボルト等の締め付け手段(図示せず)により強固に壁部材取り付け部26bに固定される。したがって、壁部材22はマガジン受け部26と一体となり、マガジン受け部26が移動すると壁部材22も共に移動する。スリット26aは、壁部材取り付け部26bより前側で壁部材取り付け部26bに近接した位置に形成される。マガジン14の後面を壁部材22に当接させながらマガジン14をマガジン受け部26に載せると、マガジン14の底面に形成された突起14bが自動的にスリット26a内に突出するように構成されている。したがって、マガジン14を投入する際に、マガジン14の後部をマガジン受け部26上に載せるだけで、マガジン受け部26及び壁部材22のロックを解除することができる。ロックを解除するための特別な操作等は必要ない。
また、マガジン受け部26は、スリット26a内にマガジン14の突起14bが突出したまま移動し、図14に示す位置まで移動する。このとき、スリット26a内に突出している突起14bにレバー部材28Aの嵌合溝28A1が係合しなくてはならない。そこで、図20に示すように、マガジン受け部26の下面には、レバー部材28Aの幅より大きな幅の逃げ溝26cが形成されている。これにより、レバー部材28Aの嵌合溝28A1は、マガジン受け部26の後端部に干渉することなく、スリット26a内の突起14bに係合することができる。
次に、マガジン14をライブラリ装置10から排出するための排出動作について説明する。
マガジン14を排出する際には、操作者はライブラリ装置10にマガジン排除指令を入力する。この入力は例えば操作パネル18を介して行われる。マガジン排除指令が入力されると、ライブラリ装置10の制御部はマガジンロック機構28のソレノイドアクチュエータ28Cを駆動する。これにより、ブロック28Bがレバー部材28Aから離間する方向に移動し、ブロック28Bの先端がブロック嵌合凹部28A2から外れる。
例えば、マガジン14が完全に押し込まれた状態で、マガジン受け部26又は壁部材22が前方に(マガジン14を引き出す方向に)付勢されるようにバネ等を設けておけば、レバー部材28Aのロックが解除されると、突起14bが前方向に移動しようとして、レバー部材28Aが回転する方向に押される。これにより、レバー部材28Aが回転し、突起14bはレバー部材28Aの嵌合溝28A1から外れることができる。このときの投入/排出機構20の状態とマガジンロック機構28の状態は、図14に示す状態と同じであり、図示は省略する。
マガジン排出指令を入力して、マガジン14がライブラリ装置10の前面パネル16から僅かに突出したら(図14に示す状態)、操作者は手動でマガジン14をライブラリ装置10から引き出す。これにより、マガジン投入動作とは逆の動作で、図13に示す状態、及び図12に示す状態を経て、図10に示す状態となる。すなわち、スリット26aに突起14cが係合しているため、マガジン14が引き出されるのに伴って、マガジン受け部26及び壁部材22もレール部24に沿って前方に移動する。
図10に示す状態では、マガジン14が完全にライブラリ装置10の外に引き出されているが、マガジン受け部26の上にマガジン14が載っているままである。そこで、操作者がマガジン14を持ち上げてマガジン受け部26から取り外すと、スリット26aに突出していた突起14bがスリット26aから引き抜かれる。これにより、壁部材ロック機構30のローラ30Aが上昇し、スリット26aの中に入り込む(図8に示す状態となる)。したがって、マガジン受け部26はその位置に固定される。また、同時に、壁部材22も前面パネル16の開口部を塞いだ状態で固定される。
以上のように、本実施例形態によれば、小型で簡単な機構をレール部24に加えるだけで、マガジン14を装着した際の固定、及びマガジン14を引き出した後の開口部の遮断を自動的に行うことができ、ライブラリ装置10を小型に維持したまま、安全性を高めることができる。
上述の実施形態では、記録媒体として磁気記録テープを用いたテープカートリッジをマガジン14に収納しているが、例えばCD−ROMのような磁気記録テープ以外の記録媒体を収納したカートリッジをマガジン14に収納することもできる。この場合、CD−ROMの読み取り機構がライブラリ装置10内に設けられる。あるいは、CD−Rをそのままマガジン14に収納することとしてもよい。
以上のように、本明細書は以下の発明を開示する。
(付記1)
筐体と、
前記筐体の開口部に設けられ記憶媒体を収納するカートリッジを収納するマガジンを投入/排出する投入/排出機構と、
前記記憶媒体に対してアクセスを行うドライブ機構と、
前記カートリッジを所定の位置へ移動させる搬送機構と、
を備えたライブラリ装置であって、
前記投入/排出機構は、
前記マガジンの一部に係合する係合部を有するマガジン受け部と、
前記マガジン受け部を摺動可能に支持するガイドレールと、
前記ガイドレール上を前記マガジン受け部とともに移動し、前記マガジンが投入/排出機構から排出されているときに、前記開口部を遮蔽する壁部材と
を備えたことを特徴とするライブラリ装置。
(付記2)
前記投入/排出機構から前記マガジンが排出された時に前記壁部材を所定の位置に固定するロック機構をさらに有することを特徴とする付記1に記載のライブラリ装置。
(付記3)
前記係合部はスリットであり、前記マガジンに設けられた凸部が該スリットに係合するように構成されたことを特徴とする付記2に記載のライブラリ装置。
(付記4)
前記ロック機構は、前記マガジン受け部が所定の位置に到達すると、前記スリットに前記マガジンの前記凸部とは異なる方向から係合して前記壁部材をロックすることを特徴とする付記3に記載のライブラリ装置。
(付記5)
前記ロック機構は、前記マガジンの前記凸部が前記マガジン受け部の前記係合部に係合することで前記壁部材のロックを解除するように構成されたことを特徴とする付記4に記載のライブラリ装置。
(付記6)
前記マガジン受け部は、前記マガジンが排出されているときに、前記筐体よりも外側に突出していることを特徴とする付記1に記載のライブラリ装置。
(付記7)
装置筐体の開口部に設けられてマガジンを投入/排出する投入/排出機構であって、
前記マガジンに係合する係合部を有するマガジン受け部と、
前記マガジン受け部を摺動可能に支持するガイドレールと、
前記ガイドレール上を前記マガジン受け部とともに移動し、前記マガジンが投入/排出機構から排出されているときに、前記開口部を遮蔽する壁部材と
を備えたことを特徴とする投入/排出機構。
(付記8)
前記投入/排出機構から前記マガジンが排出された時に前記壁部材を所定の位置に固定するロック機構をさらに有することを特徴とする付記7に記載の投入/排出機構。
(付記9)
前記係合部はスリットであり、前記マガジンに設けられた前記凸部が該スリットに係合するように構成されたことを特徴とする付記8に記載の投入/排出機構。
(付記10)
前記ロック機構は、前記マガジン受け部が所定の位置に到達すると、前記スリットに前記マガジンの前記凸部とは異なる方向から係合して前記壁部材をロックすることを特徴とする付記9に記載の投入/排出機構。
(付記11)
前記ロック機構は、前記マガジンの前記係合部に前記マガジンが係合するとロックを解除するように構成されたことを特徴とする付記10に記載の投入/排出機構。
(付記12)
前記マガジン受け部は、前記マガジンが排出されているときに、前記筐体よりも外側に突出していることを特徴とする付記7に記載の投入/排出機構。
本発明の一実施形態によるライブラリ装置10の斜視図である。 ライブラリ装置の前面パネルからマガジンを抜き取った状態を示す斜視図である。 マガジンを投入/排出するための投入/排出機構の斜視図である。 マガジン受け部がレール部の最後部に移動した状態の投入/排出機構の斜視図である。 マガジンを上側から見た斜視図である。 マガジン14底面側から見た斜視図である。 マガジンの後端側をマガジン受け部上に載せた状態を示す斜視図である。 マガジンが装着されていない状態の投入/排出機構の断面図である。 図8のA部を拡大して示す図である。 マガジンの後側の部分をマガジン受け部に載せた状態の投入/排出機構の断面図である。 図10におけるA部を拡大して示す図である。 マガジンを押し込み始めたときの状態を示す投入/排出機構の断面図である。 マガジンを押し込む途中の状態を示す投入/排出機構の断面図である。 マガジンの突起がマガジンロック機構のレバー部材に当接した状態を示す投入/排出機構の断面図である。 図14におけるB部を拡大して示す図である。 マガジンロック機構の斜視図である。 マガジンが完全に押し込まれた状態を示す投入/排出機構の断面図である。 図16におけるB部を拡大して示す図である。 マガジン受け部を上から見た斜視図である。 マガジン受け部を下面側から見た斜視図である。
符号の説明
10 ライブラリ装置
12 筐体
14 マガジン
14a 化粧パネル
14b 突起
16 前面パネル
18 操作パネル
20 投入/排出機構
22 壁部材
24 レール部
26 マガジン受け部
26a スリット
28 マガジンロック機構
28A レバー部材
28A1 嵌合溝
28A2 ブロック嵌合凹部
28B ブロック
28C ソレノイドアクチュエータ
28D プランジャ
30 壁部材ロック機構
30A ローラ
30B レバー部材
30C バネ

Claims (3)

  1. 筐体と、
    前記筐体の開口部に設けられ記憶媒体を収納するカートリッジを収納するマガジンを投入/排出する投入/排出機構と、
    前記記憶媒体に対してアクセスを行うドライブ機構と、
    前記カートリッジを所定の位置へ移動させる搬送機構と、
    を備えたライブラリ装置であって、
    前記投入/排出機構は、
    前記マガジンの一部に係合する係合部を有するマガジン受け部と、
    前記マガジン受け部を摺動可能に支持するガイドレールと、
    前記ガイドレール上を前記マガジン受け部とともに移動し、前記マガジンが投入/排出機構から排出されているときに、前記開口部を遮蔽する壁部材と
    を備え、
    前記ライブラリ装置は、前記投入/排出機構から前記マガジンが排出された時に前記壁部材を所定の位置に固定するロック機構をさらに有し、
    前記係合部はスリットであり、前記マガジンに設けられた凸部が該スリットに係合するように構成され、
    前記ロック機構は、前記マガジン受け部が所定の位置に到達すると、前記スリットに前記マガジンの前記凸部とは異なる方向から係合して前記壁部材をロックし、前記マガジンの前記凸部が前記マガジン受け部の前記係合部に係合することで前記壁部材のロックを解除するように構成されたことを特徴とするライブラリ装置。
  2. 前記マガジン受け部は、前記マガジンが排出されているときに、前記筐体よりも外側に突出していることを特徴とする請求項1に記載のライブラリ装置。
  3. 装置筐体の開口部に設けられてマガジンを投入/排出する投入/排出機構であって、
    前記マガジンに係合する係合部を有するマガジン受け部と、
    前記マガジン受け部を摺動可能に支持するガイドレールと、
    前記ガイドレール上を前記マガジン受け部とともに移動し、前記マガジンが投入/排出機構から排出されているときに、前記開口部を遮蔽する壁部材と
    前記投入/排出機構から前記マガジンが排出された時に前記壁部材を所定の位置に固定するロック機構と
    を備え
    前記係合部はスリットであり、前記マガジンに設けられた凸部が該スリットに係合するように構成され、
    前記ロック機構は、前記マガジン受け部が所定の位置に到達すると、前記スリットに前記マガジンの前記凸部とは異なる方向から係合して前記壁部材をロックし、前記マガジンの前記凸部が前記マガジン受け部の前記係合部に係合することで前記壁部材のロックを解除するように構成されたことを特徴とする投入/排出機構。
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