JP4593214B2 - 液晶表示装置用基板のパターンニング方法と液晶表示装置用基板、および液晶表示装置 - Google Patents
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Description
特に、最近になって、こうしたパソコン用ディスプレイの一環として、ノートパソコンに比べてより大型のデスクトップ用モニターの需要が発生している。
また、パソコン用のみならず、従来であればCRTが主流であったテレビ向けにも液晶ディスプレイが利用されるようになってきた。
その中でも、複数配向分割型垂直配向モード(以下、MVAモード;Multi−domain Vertical Alignment mode とも言う)が、その(1)広視野角、(2)高コントラスト、(3)高速応答、(4)忠実な色再現、(5)高精細といった優位性から、現在広く注目を集めている。
このMVAモードは、電圧非印加時に全ての液晶分子が配向膜上に垂直に立った状態で整列しており、電圧印加時に液晶分子が倒れることで表示制御を行う方法である。
そして、高品位な表示を実現するために、液晶分子が倒れる方向が隣接するドメイン毎に異なる構成となっている。
しかしながら、この方法を用いた場合、ラビング工程に起因する静電気の発生、発塵などの発生による歩留まり率の低下、プロセスの複雑化による生産性の低下などの理由から、生産プロセスにおける信頼性が十分であるとは言えなかった。
この際、配向を制御する突起がジグザグ線のストライプ状に設けられることにより、電圧印加時の液晶分子の長軸が、ジグザグ線の中心軸に対して水平に見て45°の角度をなす4方向に均等に規制されてなる。
すなわち、一画素内における配向方向を4分割とし、かつその分割面積が等しくなるように設計されている。
また、この手法では、配向を制御する突起がカラーフィルタ側とアレイ側の双方に設けてあり、セル化したときに交互に配列するように形成される。
この場合、カラーフィルタ基板とアレイ基板とが、一定直径値からなるスペーサービーズを介して貼り合わせられることとなる。
しかしながら、スペーサービーズが存在することにより、ビーズ周辺の液晶分子の配向状態に乱れが生じる。
その結果、黒表示状態でも複屈折現象が発生し光漏れが生じてコントラストが低下する一方、白表示時にディスクリネーションラインに起因する輝度の低下が発生する、といった問題点がある。
また、一般にスペーサービーズは高所より重力を利用して散布されるため、その基板内における位置を特定できず、微小部分的にはその密度を制御するのが困難であるとともに、セル化後においてもビーズ位置の若干の移動が発生することもあり得る。
一方、プロセス面ではクリーンルーム内で非常に微小なビーズ粒子を散布するため、飛散する等、製造プロセスにおける信頼性の点で問題があった。
特にMVAモードは、従来のTNモードとは異なり、液晶の複屈折を利用した複屈折モードであるため、表示エリア全域に渡って非常に精密な液晶層厚の制御が要求されるため、スペーサビーズよりも高精度のスペーサが望まれていた。
これにより、複数配向分割型垂直モード液晶ディスプレイの生産プロセスにおいて、信頼性を高く、かつ、ディスクリネーションラインに起因する輝度の低下を防ぎ、表示エリア全体にわたって高コントラストな表示ができるようにしている。
このような問題に対応するものとしては、例えば、特開2003−350860号公報(特許文献3)に記載されるように、ネガ型の感光性樹脂膜を用い、全透過パターンおよびハーフトーンパターンの両方が形成されたフォトマスク介して露光し、現像することにより、液晶層厚さを規定する柱状スペーサとカラーフィルタ基板のカラーフィルタを覆う平坦化樹脂膜とを、同時に形成する方法が開示されている。
あるいは、また、特開平8−95021号公報(特許文献4)には、ハーフトーンのマスク部を有するフォトマスクを用いて、カラーフィルタの遮光部に、フィルター着色層の形成と同時に3色重ねのブラックマトリクス層を形成することを特徴とする液晶用カラーフィルタの製造方法が記載されている。
このフォトリソグラフィー法においては、従来、その生産性、品質の面から、カラーフィルタ用の着色層をカラーフィルタ形成用基板に形成する際に、近接露光(プロキシミティー露光とも言う)を用い、着色層形成用の感光性組成物を、カラーフィルタ形成用基板に塗布し、所定の露光装置にてマスクのパターンを近接露光し、現像して、目的とする絵柄に形成していた。
且つ、該透明電極55上、複数配向分割型(MVAモード)とするための、配向方向を制御する制御用突起59や、液晶層厚さを規定するスペーサとして、従来のスペーサビーズに代わりに柱状スペーサ58を設けた、構造のものが挙げられる。
そして、このような、カラーフィルタ基板(図6の50)を用いた液晶表示素子は、例えば、図7に示すように、カラーフィルタ基板50と多数の画素電極72を備えるTFT側基板70を対向させ、この間に液晶74を封入した構造になっている。
尚、図6(a)に示す断面は、画素60の平面に、図6(b)のように制御用突起59や柱状スペーサ58が配されているカラーフィルタ基板(図6の50)における、図6(b)でD1−D2に示す方向断面を示したものである。
そして、このような問題に対応して、ハーフトーンのマスク部を有するフォトマスクを用いて露光転写を行うことにより、従来の工程を簡略化しようとする方法も採られようになってきたが、このような方法の場合、ハーフトーンのマスク部を有するフォトマスクを用いた一括露光転写であるため、露光量分布がマスクにより制限され、仕様変更や寸法、厚さ(残膜厚)の微調整ができないと言う問題があり、実際に液晶ディスプレイを生産する上では、その使用は難とされている。
本発明は、これに対応するもので、近年のVAモードの液晶ディスプレイ(LCD;Liqid Crystal Display、液晶表示装置とも言う)における、複数配向分割型(MVAモード)とするための、配向方向を制御する制御用突起や、液晶層厚さを規定するスペーサとして、従来のスペーサビーズに代わりる柱状またはリブ状のスペーサの配設による、工程数増加による生産性の面や、品質面の問題に対応できる、パターンニング方法を提供しようとするものである。
そして、上記の液晶表示装置用基板のパターンニング方法であって、前記レーザ直描画方式は、分割ラスター型の描画方式を採るもので、全描画領域のそれぞれ所定の幅範囲を描画領域として描画できる描画用のレーザヘッドを複数、直線状に並べた状態で、各レーザヘッドにより各描画領域を描画し、各レーザヘッドの描画領域を合わせて、全描画領域とするもので、前記各レーザヘッドは、それぞれのレーザビームをポリゴンミラー等により主走査される所定の幅範囲を露光するものであることを特徴とするものである。
そしてまた、上記いずれかの液晶表示装置用基板のパターンニング方法であって、前記レーザ直描画方式は、AOモジュール(音響光学素子、AO;Acousto−Optics)やEOモジュール(電気光学変換素子、EO;Electoronics−Optics)を用いて、レーザ光を制御し、画像データに基づいて変調するものであることを特徴とするものである。
また、上記いずれかの液晶表示装置用基板のパターンニング方法であって、前記レーザ直描画方式は、光源として、固体レーザを採用していることを特徴とするものである。
尚、ここで言う、Aおよび/またはBとは、A、B、AとBの両方の、いずれの場合をも含むことを意味する。
本発明の液晶表示装置用基板のパターンニング方法は、このような構成にすることにより、近年のVAモードの液晶ディスプレイ(LCD;Liqid Crystal Display)における、複数配向分割型(MVAモード)とするための、配向方向を制御する制御用突起や、液晶層厚さを規定するスペーサとして、従来のスペーサビーズに代わりる柱状またはリブ状のスペーサの配設による、工程数増加による生産性の面や、品質面の問題に対応できる、パターンニング方法の提供を可能としている。
具体的には、1層の感光性材料としてネガ型で、且つ、所定の露光波長で露光量を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わる感光性材料を用い、該感光性材料を、レーザ直描画方式により、前記複数の機能部の各機能部領域毎に、それぞれ、前記所定の露光波長で露光量を変えて露光し、あるいは、前記1層の感光性材料としてネガ型で、且つ、露光波長を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わる感光性材料を用い、該感光性材料を、レーザ直描画方式により、前記複数の機能部の各機能部領域に対応して、露光波長を変え、所定の露光量で露光し、この後、露光された感光性材料を現像する前記所定の現像プロセスを行い、各機能部をパターニング形成することにより、これを達成している。
詳しくは、露光量や波長を比較的簡単に変えることができるレーザ直描画方式を採ることにより、順次、露光、現像を行うパターニング処理を、1回だけ行うことにより、1層の感光性材料から、液晶ディスプレイ用のカラーフィルタ基板を構成している層構成上で互いに隣接あるいは同じ層上に位置する、形状が異なる複数の機能部を形成する、パターンニング方法の実施を容易なものとしている。
特に、フォトマスクを用いた露光によるパターン形成の場合と異なり、仕様変更に容易に対応でき、また、微調整も比較的簡単にできる。
そして、AOモジュール(音響光学素子、AO;Acousto−Optics)やEOモジュール(電気光学変換素子、EO;Electoronics−Optics)を用いて、レーザ光を制御し、画像データに基づいて変調するものであることにより、容易に各機能部領域への所望の照射エネルギーの露光を可能としている。
画像データに基づくレーザビーム照射のオンオフ制御や照射エネルギー量の変更制御をこれらの部材を利用して行うことができる。
レーザ直描画方式は、光源として、固体レーザを採用していることにより、その装置全体を簡略化でき、扱い易いものとしている。
例えば、LD励起型の(ロッド励起型の)YAGレーザがこれに当たるが、これに限定はされない。
レーザ光としては、波長500nm以下の紫外レーザが好ましい。
パターンニングの対象とする液晶表示装置用基板としては、カラーフィルタ基板、あるいは、該カラーフィルタ基板に対向させる多数の画素電極を備える対向基板がある。
尚、カラーフィルタ基板(図7の50に相当)のカラーフィルタをカバーするオーバーコート層(図7の54に相当)や、対向基板(図の70に相当)において、透明電極と配向材との間に設けられるオーバーコート層(図示していない)が、平坦化層に当たる。
また、本発明の液晶表示装置は、このような構成にすることにより、生産性良く、品質面の問題にも対応できて、その製造を可能としている。
このようなパターニング法を用いることにより、生産性良く、品質面の問題にも対応できるカラーフィルタ基板等の液晶表示装置用基板の提供を可能とした。
更に、そのような液晶表示装置用基板を用いた液晶表示装置の提供を可能にした。
図1は本発明の液晶表示装置用基板のパターンニング方法の実施の形態の第1の例の工程断面図で、図2は第1の例の液晶表示装置用基板のパターンニング方法において用いる描画用のレーザ装置の概略図で、図3はレーザ描画のための各動作と該各動作を行うための部材との関係を示した図で、図4は本発明の液晶表示装置用基板のパターンニング方法の実施の形態の第2の例の工程断面図で、図5は本発明の液晶表示装置用基板のパターンニング方法の実施の形態の第3の例の工程断面図である。
尚、図3における太線矢印は各動作の行う順を示したもので、点線矢印は部材間のレーザの進行方向を示したものである。
図1〜図5中、110、110a、110bは液晶表示装置用基板、111は透明基板、112はブラックマトリクス、113は着色層、113aは第1の着色層、113bは第2の着色層、113cは第3の着色層、114、114a、114bは平坦化層、114cは開口、120、120a、120bは透明導電層(ITO)、130、130a、130bは(ネガ型の)感光性材料、131、131bは(液晶層厚さを規定する)柱状スペーサ、132、132aは(配向方向を制御する)制御用突起、141は第1の露光、142は第2の露光、141aは第1の露光、142aは第2の露光、141bは第1の露光、142bは第2の露光、160は(液晶層厚さを規定する)柱状スペーサ、190はスイッチング能動素子、211、212、213はレーザヘッド、220は液晶表示装置用基板(カラ−フィルタ基板とも言う)、221は感光性材料、230はステージ、240は支持部、250はレーザ光、311はレーザ発生器、312はビームセパレータ、313は変調部材、314はポリゴンミラー、315はfθレンズ、316はミラーである。
第1の例の液晶表示装置用基板のパターンニング方法は、順次、露光、現像を行うパターニング処理を、1回だけ行うことにより、パターンニング素材としての1層のネガ型の感光性材料から、図1(d)に示す、液晶表示装置用のカラーフィルタ基板110を構成している、層構成上で同じ層透明導電膜120上に位置する、形状が異なる、液晶層厚さを規定するための柱状スペーサ131と、配向方向を制御するための制御用突起132とを形成する、パターンニング方法である。
そして、本例は、ネガ型の感光性材料130として、所定の露光波長λで露光量を変えることにより所定の現像プロセスによる残膜量が変わる感光性材料を用い、該ネガ型の感光性材料130を、レーザ直描画方式により、液晶層厚さを規定するための柱状スペーサ131形成領域に対しては所望の残膜が得られる所定の第1の露光量で、また、配向方向を制御するための制御用突起132形成領域に対しては、所望の残膜が得られる所定の第2の露光量で、それぞれ、同じ所定の露光波長λで画像データに基づいて描画露光し、この後、露光された感光性材料を現像する所定の現像プロセスを1回行い、各機能部である、柱状スペーサ131、制御用突起132を、1層のネガ型の感光性材料130からパターニング形成するものである。
ここで使用するカラーフィルタ基板110は、透明基板111上に赤色の第1の着色層113a、青色の第2の着色層113b、緑色の第3の着色層113cをブラックマトリクス112で分離するようにして配し、これらの上に平坦化層114を設け、更に該平坦化層120の表面に透明電極120を設けたものである。
次いで、透明電極120側面上、全面に、所定の露光波長λで露光量を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わるネガ型の感光性材料130を塗布する。(図1(b))
ネガ型の感光性材料130としては、例えば、アクリル系樹脂を用いたレジスト材料で、上記のような感光性を有するものが用いられる。
次いで、ネガ型の感光性材料130を、レーザ直描画方式により、同じ所定の露光波長λで画像データに基づいて、液晶表示装置とする際に、液晶層厚さを規定するための柱状スペーサ131形成領域に対しては所望の残膜が得られる所定の第1の露光量で第1の露光141を行い、また、配向方向を制御するための制御用突起132形成領域に対しては、所望の残膜が得られる所定の第2の露光量で第2の露光142を行う。(図1(c)) 柱状スペーサ131形成領域と制御用突起132形成領域以外はレーザビームの照射は行われない。
通常のネガ型の感光性材料は、特定の露光光、現像プロセスにおいて、露光量を増やすことにより残膜厚が増える右上がりの残膜特性を示し、本例もこの特性を利用したものである。
本例の場合、レーザ直描画方式により描画露光を行うため、先にも述べたが、従来の、フォトマスクを用いた露光によるパターン形成の場合と異なり、仕様変更に容易に対応でき、また、微調整も比較的簡単にできる。
次いで、所定の現像プロセスを行い、それぞれ、所望の厚さの、液晶層厚さを規定するための柱状スペーサ131と、配向方向を制御するための制御用突起132とを形成する。(図1(d))
図2に示すレーザ描画装置は、分割ラスター型の描画方式を採るもので、全描画領域のそれぞれ所定の幅範囲を描画領域として描画できる描画用のレーザヘッドを複数、直線状に並べた状態で、各レーザヘッドにより各描画領域を描画し、各レーザヘッドの描画領域を合わせて、全描画領域とするものである。
尚、ここでは、説明を分かり易くするため、図2には、3個のレーザヘッド211、212、213を図示しているが、描画領域幅範囲によっては、4個以上設ける。
図2(a)に示すように、レーザヘッド211、212、213は、支持部240に搭載支持され、ステージ230に搭載されたカラーフィルタ基板220(110と同じ)に対し、レーザビーム250をそれぞれ、図2(b)に示すように所定幅SL1、SL2、SL3で走査しながら、同時に、画像データに基づいて、レーザビームをオンオフ制御して、所望の領域のみを所定の露光量で描画する。
レーザヘッド211、212、213は、所定幅で図2のx方向に、それぞれ、主走査しながら、y方向に位置移動して、所望領域を描画露光する。
図2に示すレーザ描画装置の各レーザヘッドへのレーザ光供給までの動作は、図3に示すように、簡単には、レーザ発生(ステップS1)、ビーム分割(ステップS2)、画像データに基づく変調(ステップS3)、走査(ステップS4)の各動作を実施して、前述の感光性材料が塗布されたカラ−フィルタ基板220(110)描画へ露光が行われる。 レーザ発生は、レーザ発生器311により行われ、発生したレーザビームは、ビームベント冶具等を経て、ビームセパレータ312にてビーム分割が行われ、複数N本の平行なレーザビームになる。(ステップS1、S2)
尚、例えば、光源としてLD励起型の(ロッド励起型の)YAGレーザを採用する場合には、その扱いが比較的に容易である。
分割された各レーザビームに対し、画像データに基づく変調制御がここで行われる。
例えば、分割された各レーザビームに対応する各AOモジュール(音響光学素子、AO;Acousto−Optics)により、それぞれ、二値画像データに基づいて変調させる。(ステップS3)
変調後の各レーザビームは、ポリゴンミラー314により所定の幅範囲でその反射レーザビームを走査し、fθレンズ315、ミラー316を経て、カラーフィルタ基板220上の感光性材料221に露光される。(ステップS4)
尚、適宜、AOモジュール(音響光学素子、AO;Acousto−Optics)の他にEOモジュール(電気光学変換素子、EO;Electoronics−Optics)を用いても良い。
fθレンズ315は、ポリゴンミラー314により走査された光束を、基板220上の描画面の被描画領域に結像させるレンズである。
このように、各部材を経て、制御されて露光される。
ここでは、特開平10−142538号公報に記載のレーザ描画装置のように、分割されたN本のレーザビーム毎に走査されるレーザ描画装置を挙げたが、レーザ描画装置としてはこのような形態に限定はされない。
第2の例の液晶表示装置用基板のパターンニング方法は、第1の例と同様、順次、露光、現像を行うパターニング処理を、1回だけ行うことにより、パターンニング素材としての1層のネガ型の感光性材料から、図4(d)に示す、液晶表示装置用のカラーフィルタ基板110aを構成している、層構成上で互いに隣接する、形状が異なる平坦化層114aと配向方向を制御するための制御用突起132aとを形成する、パターンニング方法である。
そして、第2の例は、第1の例と同様、ネガ型の感光性材料130aとして、所定の露光波長λで露光量を変えることにより所定の現像プロセスによる残膜量が変わる感光性材料を用い、該ネガ型の感光性材料130aを、レーザ直描画方式により、各着色層(113a、113b、113c)を覆う平坦化層114aの形成領域に対しては所望の残膜が得られる所定の第1の露光量で、また、配向方向を制御するための制御用突起132a形成領域に対しては、所望の残膜が得られる所定の第2の露光量で、それぞれ、同じ所定の露光波長λで画像データに基づいて描画露光し、この後、露光された感光性材料を現像する所定の現像プロセスを1回行い、各機能部である、平坦化層114a、制御用突起132aを、1層のネガ型の感光性材料130aからパターニング形成するものである。
ここで使用するカラーフィルタ基板110aは、透明基板111上に赤色の第1の着色層113a、青色の第2の着色層113b、緑色の第3の着色層113cをブラックマトリクス112で分離するようにして配しただけのものである。
次いで、各着色層(113a、113b、113c)、ブラックマトリクス112形成面上、全面に、所定の露光波長λで露光量を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わるネガ型の感光性材料130aを塗布する。(図4(b))
ネガ型の感光性材料130aとしては、第1の例の場合と同様、例えば、アクリル系樹脂を用いたレジスト材料で、上記のような感光性を有するものが用いられる。
次いで、ネガ型の感光性材料130aを、第1の例と同様、レーザ直描画方式により、同じ所定の露光波長λで画像データに基づいて、平坦化層114aの形成領域に対してはは所望の残膜が得られる所定の第1の露光量で第1の露光141aを行い、また、配向方向を制御するための制御用突起132a形成領域に対しては、所望の残膜が得られる所定の第1の露光量で第2の露光142aを行う。(図4(c))
平坦化層114a形成領域と制御用突起132a形成領域以外はレーザビームの照射は行われない。
通常のネガ型の感光性材料は、特定の露光光、現像プロセスにおいて、露光量を増やすことにより残膜厚が増える右上がりの残膜特性を示し、第2の例もこの特性を利用したものである。
第2の例の場合も、レーザ直描画方式により描画露光を行うため、先にも述べたが、従来の、フォトマスクを用いた露光によるパターン形成の場合と異なり、仕様変更に容易に対応でき、また、微調整も比較的簡単にできる。
次いで、所定の現像プロセスを行い、それぞれ、所望の厚さの、平坦化層114aと、配向方向を制御するための制御用突起132aとを形成する。(図4(d))
尚、この後、透明導電層120aからなる電極をパターン形成しておく。(図5(e))
第3の例の液晶表示装置用基板のパターンニング方法は、第1の例、第2の例と同様、順次、露光、現像を行うパターニング処理を、1回だけ行うことにより、パターンニング素材としての1層のネガ型の感光性材料から、図5(d)に示す、液晶表示装置用の対向基板110b(図7の70に対応)を構成している、層構成上で互いに隣接する、形状が異なる平坦化層114bと液晶層厚さを規定するための柱状スペーサ131bと、平坦化層114bの開口114cとを形成する、パターンニング方法である。
そして、第3の例は、ネガ型の感光性材料130bとして、露光波長を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わる感光性材料を用い、該感光性材料130bを、レーザ直描画方式により、透明基板111のスイッチング能動素子190形成面を覆う平坦化層114aの形成領域に対しては所望の残膜が得られる所定の第1の波長λ1で、また、液晶層の厚さを規定する柱状スペーサ131b形成領域に対しては、所望の残膜が得られる所定の第2のの波長λ2で、画像データに基づいて描画露光し、この後、露光された感光性材料を現像する所定の現像プロセスを1回行い、各機能部である、平坦化層114b、柱状スペーサ131bを、1層のネガ型の感光性材料130bからパターニング形成するものである。
尚、開口114cはいずれの波長でも露光されない領域に形成される。
次いで、スイッチング能動素子190形成面上、全面に、露光波長を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わるネガ型の感光性材料130bを塗布する。(図5(b))
ネガ型の感光性材料130bとしては、第1の例、第2の例の場合と同様、例えば、アクリル系樹脂を用いたレジスト材料で、上記のような感光性を有するものが用いられる。 次いで、ネガ型の感光性材料130bを、レーザ直描画方式により、画像データに基づいて、平坦化層114aの形成領域に対しては所望の残膜が得られる所定の第1の波長λ1で第1の露光141aを行い、また、液晶層の厚さを規定する柱状スペーサ131b形成領域に対しては、所望の残膜が得られる所定の第2のの波長λ2で第2の露光142aを行う。(図5(c))
尚、開口114c形成領域はいずれの波長でもレーザビームの照射は行われない。
ネガ型の感光性材料には、複数の特定の波長で、それぞれ異なる感光特性を有するものが、多々あり、ここでは、このような感光性材料を用いる。
重合開始剤を選別し調整することにより所望感光特性の感光材料を得る。
第3の例の場合も、レーザ直描画方式により描画露光を行うため、従来の、フォトマスクを用いた露光によるパターン形成の場合と異なり、仕様変更に容易に対応でき、また、微調整も比較的簡単にできる。
次いで、所定の現像プロセスを行い、それぞれ、所望の厚さの、開口114cを有する平坦化層114aと、柱状スペーサ131bとを1層のネガ型の感光性材料130bから形成する。(図4(d))
尚、この後、透明導電層120bからなる電極をパターン形成しておく。(図5(e))
本発明の液晶表示装置の実施の形態例としては、上記、第1の例により形成された図1(d)に示すカラーフィルタ基板、第2の例により形成された図4(d)、図4(e)に示すカラーフィルタ基板、第3の例により形成された図5(d)、図5(e)に示す対向基板のいずれかの基板を用い、図7に示すように、カラーフィルタ基板と対向基板間に液晶を封入したものが挙げられる。
111 透明基板
112 ブラックマトリクス
113 着色層
113a 第1の着色層
113b 第2の着色層
113c 第3の着色層
114、114a、114b 平坦化層
114c 開口
120、120a、120b 透明導電層(ITO)
130、130a、130b (ネガ型の)感光性材料
131、131b (液晶層厚さを規定する)柱状スペーサ
132、132a (配向方向を制御する)制御用突起
141 第1の露光
142 第2の露光
141a 第1の露光
142a 第2の露光
141b 第1の露光
142b 第2の露光
160 (液晶層厚さを規定する)柱状スペーサ
190 スイッチング能動素子
211、212,213 レーザヘッド
220 液晶表示装置用基板(カラ−フィルタ基板とも言う)
221 感光性材料
230 ステージ
240 支持部
250 レーザ光
311 レーザ発生器
312 ビームセパレータ
313 変調部材
314 ポリゴンミラー
315 fθレンズ
316 ミラー
50 カラーフィルタ基板
51 透明基板
52 ブラックストライプ
53a、53b、53 着色層
54 オーバーコート層
55 透明電極
58 柱状スペーサ
59 制御用突起
60 画素
61 液晶
62a、62b 配向材
70 対向基板
71 透明基板
72 透明電極
80 拡散板
81 バックライト
Claims (6)
- 順次、露光、現像を行うパターニング処理を、1回だけ行うことにより、パターンニング素材としての1層の感光性材料から、液晶表示装置用の基板を構成している、層構成上で互いに隣接あるいは同じ層上に位置する、形状が異なる複数の機能部である、液晶の配向方向を制御する制御用突起としてのリブと液晶層厚さを規定するスペーサとしての柱状スペーサ、あるいは、平坦化層と、液晶の配向方向を制御する制御用突起としてのリブおよび/または液晶層厚さを規定するスペーサとしての柱状スペーサを、形成する、液晶表示装置用基板のパターンニング方法であって、前記1層の感光性材料としてネガ型で、且つ、所定の露光波長で露光量を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わる感光性材料を用い、該感光性材料を、レーザ直描画方式により、前記複数の機能部の各機能部領域毎に、それぞれ、前記所定の露光波長で露光量を変えて露光し、あるいは、前記1層の感光性材料としてネガ型で、且つ、露光波長を変えることにより、所定の現像プロセスによる残膜量が変わる感光性材料を用い、該感光性材料を、レーザ直描画方式により、前記複数の機能部の各機能部領域に対応して、露光波長を変え、所定の露光量で露光し、この後、露光された感光性材料を現像する前記所定の現像プロセスを行い、各機能部をパターニング形成することを特徴とする液晶表示装置用基板のパターンニング方法。
- 請求項1に記載の液晶表示装置用基板のパターンニング方法であって、前記レーザ直描画方式は、分割ラスター型の描画方式を採るもので、全描画領域のそれぞれ所定の幅範囲を描画領域として描画できる描画用のレーザヘッドを複数、直線状に並べた状態で、各レーザヘッドにより各描画領域を描画し、各レーザヘッドの描画領域を合わせて、全描画領域とするもので、前記各レーザヘッドは、それぞれのレーザビームをポリゴンミラー等により主走査される所定の幅範囲を露光するものであることを特徴とする液晶表示装置用基板のパターンニング方法。
- 請求項1ないし2のいずれか1項に記載の液晶表示装置用基板のパターンニング方法であって、前記レーザ直描画方式は、AOモジュール(音響光学素子、AO;Acousto−Optics)やEOモジュール(電気光学変換素子、EO;Electoronics−Optics)を用いて、レーザ光を制御し、画像データに基づいて変調するものであることを特徴とする液晶表示装置用基板のパターンニング方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の液晶表示装置用基板のパターンニング方法であって、前記レーザ直描画方式は、光源として、固体レーザを採用していることを特徴とする液晶表示装置用基板のパターンニング方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の液晶表示装置用基板のパターンニング方法により、液晶表示装置用の基板を構成している層構成上で互いに隣接あるいは同じ層上に位置する、形状が異なる複数の機能部である、液晶の配向方向を制御する制御用突起としてのリブと液晶層厚さを規定するスペーサとしての柱状スペーサ、あるいは、平坦化層と、液晶の配向方向を制御する制御用突起としてのリブおよび/または液晶層厚さを規定するスペーサとしての柱状スペーサが形成されて成ることを特徴とする液晶表示装置用基板。
- 請求項5に記載の液晶表示装置用基板である、カラーフィルタ基板、あるいは、該カラーフィルタ基板に対向させる多数の画素電極を備える対向基板とを用い、カラーフィルタ基板と対向基板との間に液晶を封入して成ることを特徴とする液晶表示装置。
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