JP4647151B2 - 水栓におけるトレイ装着構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば浴室やシャワールームに予め設置されている水栓本体に接続された吐水管に対しシャンプーや石鹸などの小物を載せるトレイを後付け設置したり、前記水栓本体に前記トレイを後付け設置できるよう構成してある新規な水栓におけるトレイ装着構造に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来この種のトレイ装着構造では、温度調整手段が組み込まれて給湯温度の調整が行われる筒状のサーモ型湯水混合水栓本体に固定する形でこの水栓本体の直上にシャンプーや石鹸などの小物を載せるトレイが取り付けられているものがあるけれども、前記水栓本体としてトレイ専用のものを用いなければならず、汎用性はなかった。すなわち、前記トレイを既設のサーモ型湯水混合水栓本体に後付け設置することは不可能であるとともに、サーモ型ではない既設の2ハンドル用の湯水混合水栓本体にも後付け設置できなかった。
【0003】
この発明は上述の事柄に留意してなされたもので、その目的は、既設のサーモ型湯水混合水栓本体のみならず、既設の2ハンドル用の湯水混合水栓本体にもトレイを後付け設置できる水栓におけるトレイ装着構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、水栓本体に接続された吐水管に対しトレイを着脱自在に装着して前記吐水管で前記トレイを保持するよう構成してあり、
さらに、前記水栓本体は、背面に湯接続口部および水接続口部を有する一方、前記トレイを、前記湯接続口部および水接続口部と、前記吐水管本体とで保持するよう構成してあることを特徴としている(請求項1)
【0005】
また、この発明は別の観点から、水栓本体に回動自在に接続された吐水管の直上にトレイを位置させるように構成してあり、
前記水栓本体に一対の操作部材を設けて水、湯、または混合水の吐水管への供給・停止および温度調整を行うよう構成されている一方、前記水栓本体の背面には湯接続口部および水接続口部が設けられており、
前記トレイを、前記湯接続口部および水接続口部と、前記水栓本体の下部とで保持して前記水栓本体に前記トレイを着脱自在に装着するため
前記トレイが、
前記一対の操作部材のうち一方の操作部材の操作を許容する大きさの切欠を前記一方の操作部材に対応する位置に有するとともに、
前記一対の操作部材のうち他方の操作部材の操作を許容する大きさの切欠を前記他方の操作部材に対応する位置に有することを特徴とする水栓におけるトレイ装着構造を提供する(請求項2)
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を、図を参照しながら説明する。
【0007】
図1〜図3は、水栓本体に接続された吐水管に対しトレイを着脱自在に装着するように構成してあるこの発明の第1の実施形態を示す。
【0008】
図1〜図3において、1は、湯の温度や吐水量の調整、シャワホースと吐水管の切替えが簡単に行える既設のサーモ型湯水混合水栓で、例えば浴室の壁に、温度調整手段が組み込まれた水栓本体2が横置き水平状態で設置される。
【0009】
前記水栓本体2は、筒状で、背面側に、湯接続管3を介して湯配管(図示せず)に連通する湯接続口部4と、水接続管5を介して水配管(図示せず)に連通する水接続口部6を有する。湯接続口部4と水接続管5は間隔Aを有して位置する。また、水栓本体2は、下側中央位置に、水、湯、または混合水の吐水管接続口部7を有するとともに、背面側中央位置に、シャワーホース接続口部8を有する。更に、水栓本体2には、一端に、水、湯、または混合水の吐出状態と止水状態を切り替えるための切替ハンドル9が設けられる一方、他端に、混合水の自動温度調節を行うための温調ハンドル10が設けられている。
【0010】
前記切替ハンドル9は、その操作により、流量調節可能に、かつ水、湯、または混合水を、吐水管11またはシャワーホース(図示せず)に切り替えて供給するように構成されている。そして、水栓本体2内には、切替ハンドル9と接続可能な切替ユニットと、温調ハンドル10と接続可能な温調ユニットとが装入されている。
【0011】
前記吐水管11は、吐水管接続口部7に接続するナット12を基部に有する。そして、吐水管11は、このナット12を介して水栓本体2に対し回動自在に設けられている。13は、吐水管11の先端部に着脱自在に取り付けられた断熱キャップで、下面側に吐水口13aを有する。前記吐水管11は、ナット12が装着された湾曲部14と、断熱キャップ13が装着された横長の吐水管本体部15とより構成される。
【0012】
以下、この発明の特徴的構成について説明する。
【0013】
20は、シャンプーや石鹸などの小物、あるいは、ホースが接続されたシャワヘッドを載せるトレイで、この実施形態では、4箇所で保持されている。
【0014】
すなわち、トレイ20は、前記吐水管本体部15と、吐水管11の湾曲部14と、湯接続口部4と、水接続口部6の4箇所で保持可能なように構成されている。
【0015】
前記トレイ20は、平面視ほぼ矩形の薄板で、水栓本体2の長手方向(両矢印Fで示す方向)に長く、かつ、水栓本体2のF方向の長さと切替ハンドル9の幅と温調ハンドル10の幅を合計した長さよりも長い。前記トレイ20は、その長手方向における背面側において、直上に、水栓本体2と切替ハンドル9と温調ハンドル10が位置する。そのため、前記トレイ20は、切替ハンドル9の回動操作を許容する大きさの切欠40を切替ハンドル9に対応する位置に有するとともに、温調ハンドル10の回動操作を許容する大きさの切欠41を温調ハンドル10に対応する位置に有する。
【0016】
吐水管本体部15におけるトレイ保持機構は、挟み手段で構成されている。この挟み手段は、吐水管本体部15を上下から挟む一対の挟み部材21,22と、両者21,22を締結するねじ部材23およびねじ孔24とで構成される。この実施形態では、挟み部材21を水栓本体2の下面に一体成形してある一方、挟み部材22にねじ孔24を設けている。
【0017】
そして、前記挟み部材21,22の締結によりトレイ20を保持できるわけであるが、この実施形態では、トレイ20は、その長手方向における中央を背面側から所定長さ、所定幅だけ切欠いた平面視U字形の切欠部25と、この切欠部25の近傍で左右対称位置に形成した一対の立設片27,28を背面側に有し、以下の作用を奏するよう構成されている。なお、前記立設片27は、湯接続口部4に嵌合可能な切欠部29を有する。また、前記立設片28は、水接続口部6に嵌合可能な切欠部30を有する。切欠部29と切欠部30は間隔Aを有して位置する。
【0018】
すなわち、前記切欠部25を介してトレイ20を前記湾曲部14に当接保持させるとともに、立設片27の切欠部29および立設片28の切欠部30をそれぞれ湯接続口部4および水接続口部6に係止させる。
【0019】
31は、トレイ20の長手方向に沿って設けた落下防止用線部材で、トレイ20の前面側に位置する。
【0020】
而して、既設の水栓本体2に対しトレイ20を装着するにあたり、トレイ20の前記切欠部25を吐水管11の前記湾曲部14に挿入するとともに、立設片27の切欠部29を湯接続口部4に係止させ、かつ、立設片28の切欠部30を水接続口部6に係止させ、この状態で、挟み部材21,22で吐水管11の前記吐水管本体部15を覆い、両者21,22を締結することで最終的にトレイ20を吐水管11に対し強固に保持できる。そのため、この実施形態では、吐水管11の水栓本体2に対する回動は不能となる。
このようにして、シャンプーや石鹸などの小物を載せるトレイ20を既設の水栓本体2に容易に後付け設置できる。
【0021】
なお、水栓本体2に対し固定状態で設けられた吐水管に対してもトレイ20を設置できることは勿論である。
【0022】
図4、図5は、水栓本体の下部の吐水管接続口部にトレイを着脱自在に装着して、吐水管を水栓本体に対し回動自在に設けるとともに、吐水管の直上にトレイを位置させるように構成してあるこの発明の第2の実施形態を示す。なお、図4、図5において、図1〜図3に示した符号と同一のものは同一または相当物である。
【0023】
図4、図5において、この実施形態でも上記実施形態で用いたのと同様の既設のサーモ型湯水混合水栓1にトレイ20’を着脱自在に装着している。
【0024】
この実施形態のトレイ20’は、上記実施形態で用いたトレイ20とは異なり、挟み部材21を持たない。その代わりに、水栓本体2におけるトレイ保持機構は、トレイ20’の前記切欠部25を吐水管11の吐水管接続口部7に挿入したときに、トレイ20’の下面が当接するリング状のワッシャ31をナット12の上面に有する。すなわち、この実施形態では、ワッシャ31をナット12で保持する形を採用している。そして、このワッシャ31と、ナット12と、トレイ20’の切欠部25、立設片27および立設片28とで前記水栓本体2におけるトレイ保持機構が構成される。なお、ワッシャ31は、水栓本体2の前記吐水管接続口部7に外嵌される。
【0025】
而して、既設の水栓本体2に対しトレイ20’を装着するにあたり、予めワッシャ31を水栓本体の下部である吐水管接続口部7に外嵌しておき、この状態で、トレイ20’の前記切欠部25を吐水管11の前記吐水管接続口部7に挿入するとともに、立設片27の切欠部29を湯接続口部4に係止させ、かつ、立設片28の切欠部30を水接続口部6に係止させることで最終的にトレイ20’を水栓本体2の下部に対し強固に保持できる。そのため、この実施形態では、吐水管11は水栓本体2に対して回動自在である。
【0026】
なお、この発明は、既設の2ハンドル用の湯水混合水栓本体にも適用できる。
【0027】
また、浴室やシャワールーム以外の例えばキッチンに予め設置されている既設のサーモ型湯水混合水栓本体や既設の2ハンドル用の湯水混合水栓本体にもこの発明は適用できることは勿論である。この場合、前記水栓本体に接続された吐水管に対し洗剤やスポンジなどの小物の整理に役立つトレイを後付け設置したり、前記水栓本体に前記トレイを後付け設置できる。
【0028】
なお、この発明にいうトレイは、いわゆるトレイのみならず棚や物載せ台をも含む概念である。
【0029】
【発明の効果】
この発明では、既設のサーモ型湯水混合水栓本体のみならず、既設の2ハンドル用の湯水混合水栓本体にもトレイを後付け設置できる水栓におけるトレイ装着構造を、吐水管でトレイを保持したり、あるいは、水栓本体にトレイを着脱自在に装着する形で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態を示す側面図である。
【図2】 上記実施形態における要部分解斜視図である。
【図3】 (A)は、上記実施形態における平面図である。
(B)は、上記実施形態における正面図である。
【図4】 この発明の第2の実施形態を示す側面図である。
【図5】 (A)は、上記第2の実施形態における平面図である。
(B)は、上記第2の実施形態における正面図である。
【符号の説明】
2…水栓本体、4…湯接続口部、6…水接続口部、9…切替ハンドル、10…温調ハンドル、14…湾曲部、15…吐水管本体部、20,20’…トレイ、21,22…挟み部材、25,29,30…切欠部、27,28…立設片、40…切欠、41…切欠、

Claims (2)

  1. 水栓本体に接続された吐水管に対しトレイを着脱自在に装着して前記吐水管で前記トレイを保持するよう構成してあり、
    さらに、前記水栓本体は、背面に湯接続口部および水接続口部を有する一方、前記トレイを、前記湯接続口部および水接続口部と、前記吐水管本体とで保持するよう構成してあることを特徴とする水栓におけるトレイ装着構造。
  2. 水栓本体に回動自在に接続された吐水管の直上にトレイを位置させるように構成してあり、
    前記水栓本体に一対の操作部材を設けて水、湯、または混合水の吐水管への供給・停止および温度調整を行うよう構成されている一方、前記水栓本体の背面には湯接続口部および水接続口部が設けられており、
    前記トレイを、前記湯接続口部および水接続口部と、前記水栓本体の下部とで保持して前記水栓本体に前記トレイを着脱自在に装着するため
    前記トレイが、
    前記一対の操作部材のうち一方の操作部材の操作を許容する大きさの切欠を前記一方の操作部材に対応する位置に有するとともに、
    前記一対の操作部材のうち他方の操作部材の操作を許容する大きさの切欠を前記他方の操作部材に対応する位置に有することを特徴とする水栓におけるトレイ装着構造。
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