JP4656708B2 - 陳列商品の情報表示具及びその使用方法 - Google Patents
陳列商品の情報表示具及びその使用方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にスーパーマーケット、コンビニエンスストアー及びドラッグストアー等の商品陳列棚に使用される陳列商品の情報表示具及びその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スーパーマーケット等の商品陳列棚周りには陳列商品に関する種々の情報を客に提供するために陳列商品の情報表示具が設置されている。例えば、複数段の棚を有する商品陳列棚の縦(鉛直)方向あるいは僅かに傾斜した縦方向に、陳列商品の情報を比較的大きく表示したボードを掲示する方法は客の目に留まり易く有効な方法である。
【0003】
この種のボードを掲示する方法としては、商品陳列棚の前方端に形成される商品表示カード保持レール(POSレール)にグリップ状の表示具を各々取付け、ボードの複数箇所を側面から挟持して設置する方法がある。このグリップ状の表示具は、例えば、ボード挟持部とPOSレール取付け部とが一体化した固定式のものや、客が陳列商品を取り出す際、接触しても元に復元するようにボード挟持部とPOSレール取付け部の接合部に可撓性の部材を設けたものなどがある。これらのグリップ状表示具は、複数段の陳列棚が上下方向に傾斜が無く、且つボードの掲示が鉛直方向である場合には有効な表示具である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スーパーマーケット等に設置されている複数段の商品陳列棚は、人間工学的に上方の棚ほど急傾斜で、更に、奥行きが狭いものが多い。この場合、演出効果を高めるため、商品陳列棚の上下の傾斜に沿って表示のボードを傾斜させることがある。このような場合、従来のグリップ状表示具では、長さの違う種々の表示具を取り揃える必要があり、在庫管理が煩雑であった。更に、紙状物と異なり、少々厚でのボードを傾斜させて支持する場合、グリップ部が浅くならざるを得ず、客が陳列商品を取り出す際、僅かな接触で脱落してしまうという問題もあった。
【0005】
従って、本発明の目的は、商品陳列棚の近傍に、該商品陳列棚の複数段に渡って、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置することができる陳列商品の情報表示具及びその使用方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、陳列商品の情報を表示したボードを保持するグリップ部を縦方向に回動可能、横方向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚などに着脱自在に取付可能な表示具とすれば、少々厚でのボードを傾斜させて支持しても、グリップ部が浅くならず、従って客が陳列商品を取り出す際、接触しても脱落することがなく、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置することができることなどを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、陳列商品の情報を表示したボードを保持するグリップ部と、前記グリップ部を縦方向に回動可能、横方向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚などに着脱自在に取付可能な取付部と、を有し、前記グリップ部は、二つの挟持片からなるグリップ本体部と、前記挟持片の一方に連接される中空穴を備える円板状支持部材とからなり、前記取付部は、前記円板状支持部材の両側から挟持し、前記中空穴に嵌合する突状部を有する二つの挟持片を備える陳列商品の情報表示具を提供するものである。また、本発明は、前記円板状支持部材の下端外周部に複数の歯状突起を設け、前記取付部に固定される係止部にひとつの歯状突起を設け、前記円板状支持部材の歯状突起の歯と前記取付部の歯状突起の歯との噛み合いにより前記グリップ部の位置決めを行う陳列商品の情報表示具を提供するものである。また、本発明は、前記陳列商品の情報表示具を複数段の商品陳列棚の前方端に形成される商品表示カード保持レールに2以上設置し、当該2以上の情報表示具で陳列商品の情報を表示したボードを垂直又は傾斜状態で保持する陳列商品の情報表示具の使用方法を提供するものである。
【0008】
本発明によれば、少々厚でのボードを傾斜させて支持する場合でも、ボードの傾斜に係わらず、グリップ部をボードに直角に挟持でき、グリップが浅くならない。更に、横方向には回動不能で位置が固定されるから、例えば、客が陳列商品を取り出す際の僅かな接触などで複数個の表示具のうち、一個の表示具の向きが変わることによる表示ボードのねじりや変形などを防止でき、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置することができる。また、グリップ部と取付部の二つの部品の組合せで製作できるため、構造が簡単で且つ安価である。また、歯と歯の噛み合いによりグリップ部の位置が固定されるから、より安定な表示が可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態における陳列商品の情報表示具を図1〜図6を参照して説明する。図1は本実施の形態例の陳列商品の情報表示具の斜め正面から見た斜視図、図2は図1の情報表示具の斜め後方から見た斜視図、図3は一部を断面で示す正面図、図4は図3のX−X線に沿って見た図、図5(A)は図3の記号Yで示す円内の拡大図、図5(B)は歯が歯を乗り越える際、固定係止部の撓み状況を説明する図、図6(A)、(B)及び(C)は2つの表示具で陳列商品の情報を表示したボードを垂直又は傾斜状態で保持する使用状態を説明する図である。陳列商品の情報表示具10は、陳列商品の情報を表示したボードAを保持するグリップ部1と、グリップ部1を縦方向に回動可能、横方向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚などに着脱自在に取付可能な取付部2と、を有するものである。
【0010】
グリップ部1は、板バネ13のバネ付勢力に抗してグリップ口を開ける把手部11aを有する一つの挟持片11と、他方の挟持片12からなるグリップ本体部1aと、一方の挟持片12に連接される中空穴32を備える樹脂製の円板状支持部材3とからなる。円板状支持部材3の下端外周部には複数の歯状突起31が形成され、歯状突起31は後述する固定係止部4のひとつの歯状突起41と噛み合うようになっている。
【0011】
取付部2は、円板状支持部材3を両側から挟持し、中空穴32に嵌合する突状部28を有する一対の樹脂製の挟持片2aと、商品陳列棚の前方端のPOSレールに着脱自在に取付可能な取付部本体2bとを備える。また、一対の挟持片2aの底部には一部を穴空き26とした基板29の上に固定される固定係止部4を有し、該固定係止部4の中央にはひとつの歯状突起41が形成され、歯状突起41はグリップ部の円板状支持部材3の複数の歯状突起31と噛み合うようになっている。
【0012】
取付部2は商品陳列棚、商品仕切り板などに着脱自在に取付可能なものであれば、特に制限されず、本実施の形態例では、商品陳列棚の前方端のPOSレールに装着されるもので、垂直基板29と、上下係止片23で形成される略コ字状のものである。下方係止片中央には丸穴23bと、丸穴23bの周りに一対のナット保持枠25が形成され、把手22を有するネジ棒を丸穴23bから差し込み上端を上係止片23に当接せしめてナット24を閉めれば、POSレールの上下端の係止部に上下係止片の両端係止部23aが係止するようになっている。
【0013】
本実施の形態例の陳列商品の表示具10は、上記構成を採ることから、取付部2を商品陳列棚の前方端のPOSレールに装着した場合、グリップ部1は縦方向に回動可能であり、横方向には回動不能である。すなわち、陳列商品の表示具10はグリップ部1の円板状支持部材3を取付部2の一対の挟持片2aで形成される隙間に嵌め込むことで形成され、グリップ部1を縦方向(上下方向)に動かすと、円板状支持部材3の中空穴32に嵌合する突状部28が軸となり、適当な摩擦力を保持して円滑に回動する。この際、図5に示すように、円板状支持部材3の複数の歯状突起31と固定係止部4のひとつの歯状突起41が噛み合い状態となり、グリップ部1の位置決めが容易に行える(図5(A))。また、グリップ部1の位置を変えるため、グリップ部1を回動させると、円板状支持部材3の複数の歯状突起31が固定係止部4のひとつの歯状突起41を乗り越える際、固定係止部4の中央部42が基板29の穴26に押し込まれて撓むため、回動が円滑に行われると共に、歯状突起31が歯状突起41を乗り越えた後は、撓んだ固定係止部4の復元により再び歯の噛み合い状態が実現できる。
【0014】
図6は、陳列商品の表示具10を複数段4a、4b、4cの商品陳列棚7のうち、4a及び4c棚の前方端に形成されるPOSレール5に設置し、該2個の表示具10、10で陳列商品の情報を表示したボードAを垂直(図6(C))、又は傾斜状態で保持する状態を示す(図6(A)及び(B))。このような、ボードAを商品陳列棚7の縦方向の複数段に渡る垂直又は傾斜する設置形態であっても、陳列商品の表示具10のグリップ部1はボードを深く且つ安定して把持するように回動できるため、陳列商品の情報を大きく表示した数mm〜10cmの厚みのあるボードAであっても安定した表示が可能となる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、少々厚でのボードを傾斜させて支持する場合でも、ボードの傾斜に係わらず、グリップ部をボードに直角に挟持でき、グリップが浅くならない。更に、横方向には回動不能で位置が固定されるから、例えば、客が陳列商品を取り出す際の僅かな接触などで複数個の表示具のうち、一個の表示具の向きが変わることによる表示ボードのねじりや変形などを防止でき、表示ボードを縦方向に安定して傾斜設置することができる。また、グリップ部と取付部の二つの部品の組合せで製作できるため、構造が簡単で且つ安価である。また、歯と歯の噛み合いによりグリップ部の位置が固定されるから、より安定な表示が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例の陳列商品の情報表示具の斜め正面から見た斜視図である。
【図2】図1の情報表示具の斜め後方から見た斜視図である。
【図3】一部を断面で示す正面図である。
【図4】図3のX−X線に沿って見た図である。
【図5】(A)は図3の記号Yで示す円内の拡大図、(B)は歯が歯を乗り越える際、固定係止部の撓み状況を説明する図である。
【図6】2つの表示具を表示したボードを垂直又は傾斜状態で保持する使用状態を説明する図である。
【符号の説明】
1 グリップ部
1a グリップ本体部
2 取付部
2a 一対の挟持片
2b 取付部本体
3 円板状支持部材
4 固定係止部
5 POSレール
6 商品転落防止板
7 商品陳列棚
11、12 挟持片
11a 把手部
13 板バネ
22 把手
23 上下係止片
23a 両端係止部
23b 丸穴
24 ナット
25 一対のナット保持枠
26 穴
28 突状部
29 基板
31 歯状突起
32 中空穴
41 歯状突起
Claims (3)
- 陳列商品の情報を表示したボードを保持するグリップ部と、前記グリップ部を縦方向に回動可能、横方向に回動不能に支持すると共に、商品陳列棚などに着脱自在に取付可能な取付部と、を有し、前記グリップ部は、二つの挟持片からなるグリップ本体部と、前記挟持片の一方に連接される中空穴を備える円板状支持部材とからなり、前記取付部は、前記円板状支持部材の両側から挟持し、前記中空穴に嵌合する突状部を有する二つの挟持片を備えることを特徴とする陳列商品の情報表示具。
- 前記円板状支持部材の下端外周部に複数の歯状突起を設け、前記取付部に固定される係止部にひとつの歯状突起を設け、前記円板状支持部材の歯状突起の歯と前記取付部の歯状突起の歯との噛み合いにより前記グリップ部の位置決めを行うことを特徴とする請求項1記載の陳列商品の情報表示具。
- 請求項1又は2記載の陳列商品の情報表示具を複数段の商品陳列棚の前方端に形成される商品表示カード保持レールに2以上設置し、当該2以上の情報表示具で陳列商品の情報を表示したボードを垂直又は傾斜状態で保持することを特徴とする陳列商品の情報表示具の使用方法。
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