JP4659151B2 - 浄水器のブラケット - Google Patents

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Description

この発明は水道水を流入させて浄化し、浄水を流出させる浄水器を保持する浄水器のブラケットに関する。
水道水中には微細な砂,赤錆等濁りの元となる成分や、殺菌用の塩素に起因するカルキ臭とかカビ臭とかの臭いの元となる成分が含まれている。
そこで従来、水道水(原水)を内部に導き入れて(流入させて)これを浄水カートリッジに通し、浄水となした上で流出させる浄水器が広く用いられている。
この浄水器の設置方式として、これを縦向き(上下向き)に設置する縦置式と、横向きに設置する横置式とがあり、特に前者の場合浄水器をキッチンに設置するに際して、通常、流し台のカウンター下且つキャビネット内部の奥部にこれを設置する。
例えば下記特許文献1にはその一例が開示されている。
ところでこのように浄水器をキャビネット内部の奥部に設置した場合、浄水カートリッジが使用寿命に到ってこれを交換する必要が生じたとき、その交換作業が行い難い問題がある。
特にキャビネットが引出収納方式とされているような場合には、引出しを前方に引き出し且つキャビネットから取り外した上でなければ浄水カートリッジの交換を行うことができず、しかも浄水カートリッジの交換作業を、キャビネット内部の奥部で行わなければならず、浄水カートリッジの交換作業に多大な面倒と手間を要する。
一方浄水器を横置式に設置する場合、これをキャビネットの側壁部内面に前後向きに取り付けるなどして、浄水器をキャビネット内部の前部側に設置することが容易である。
この場合、浄水カートリッジを交換する際にキャビネット内部の前部側、即ち使用者(作業者)に近いところで浄水カートリッジ交換のための脱着作業を行うことができ、同脱着作業を容易に行うことができる。
しかしながら、このように浄水器をブラケットを用いてキャビネット内部の前部側に横向き且つ前後向きに設置した場合、浄水器の脱着自体即ち浄水カートリッジの脱着自体は容易に行えるものの、浄水カートリッジ交換のために浄水器から外したホースがキャビネットの奥側に引き込まれてしまったり、キャビネットの底部に垂れ下ってしまったりして、新規の浄水カートリッジを装着した後に浄水器とホースとを接続する際、ホースの接続部を探し出した上で接続作業をしなければならず、そのための作業に面倒を伴う問題が生ずる。
特開平3−123689号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、ホースの接続作業を含む浄水カートリッジの交換作業を容易に行うことのできる浄水器のブラケットを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、水道水を流入させて浄化し、浄水を流出させる浄水器をキャビネット内で横向き且つ前後向きに保持する浄水器のブラケットであって、前記浄水器を脱着可能に保持するホルダ部と、前記キャビネットへの固定部と、該ホルダ部にて保持した該浄水器の前端面よりも前側に設けられ、該浄水器から外したホースを引っ掛けて保持するホース引掛部と、を有していることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記ホルダ部にて保持した前記浄水器の前端面に対する当接作用で該浄水器の前方への抜けを防止する抜け防止部を有しており、該抜け防止部の上部に切欠部が設けられていて該切欠部にて前記ホース引掛部が構成してあることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、浄水器を保持するブラケットの浄水器の前端面よりも前側の位置に、浄水器から外したホースを引っ掛けて保持するホース引掛部を備えたもので、本発明によれば、浄水カートリッジを交換すべく浄水器から外したホースをブラケットのホース引掛部に引っ掛けて保持させておくことができ、これにより浄水器から外したホースがキャビネットの奥側に引き込まれてしまったり、キャビネットの底部に垂れ下がってしまったりしてホースの先端部、即ち接続部を見失ってしまい、新しく浄水カートリッジをセットした後に浄水器に対してホースを接続する作業が面倒な作業となるといった問題を生じず、ホース引掛部に引っ掛けて保持させてあるホースを、そのまま手に持って浄水器に容易に接続することができ、従ってかかるホースの接続作業を含む浄水カートリッジの交換作業を極めて簡単に行うことができる。
本発明においては、ホルダ部にて保持した浄水器の前端面に対する当接作用で浄水器の前方への抜けを防止する抜け防止部をブラケットに備えておき、その抜け防止部の上部に切欠部を設けて、かかる切欠部にて上記ホース引掛部を構成しておくことができる(請求項2)。
このようにすれば簡単にホース引掛部を構成できる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて以下に詳述する。
図1及び図2において、1はキッチンに設置された流し台で、2はキャビネット、3はシンク、10はカウンターで、11は流し台1に設置された浄水吐水機能を有する自動水栓である。
自動水栓11は、カウンター10から起立する形態で設けられた基部側の本体部12と、本体部12から延び出した吐水管14とを有している。
ここで吐水管14は、本体部12に対して所定角度回動可能とされている。
本体部12には、使用者から見た正面視において吐水管14の右側に偏芯した位置にシングルレバー16が設けられている。ここでシングルレバー16は吐水の流量調節と温度調節とを行う。
具体的には、シングルレバー16を図中左右方向に回動操作することで吐水の温度調節が行われ、また上下に回動操作することで流量調節が行われる。
吐水管14は、図1に示しているように略U字状のグースネック形状をなしており、管軸方向の略中間部位から先端部にかけて下向きに湾曲した形状をなしている。
同図に示しているように吐水管14は、先端に吐水口18を有し、可撓性のホース20とともに引出し可能な吐水ヘッド22と、吐水ヘッド22を収納位置に保持する吐水ヘッドホルダとしての働きを有する吐水管本体24とを有している。
図2に示しているように本体部12には給水路26,給湯路28の上端部が接続されており、給水路26,給湯路28を通じて水,湯が本体部12へと供給されるようになっている。
本体部12には、図示を省略する混合弁が内蔵されており、この混合弁から流出路32(図2)が延び出していて、この流出路32を通じ、温調水(シングルレバー16の操作により混合弁にて水と湯とが所定比率で混合された温調水で水又は湯だけからなる場合もある。以下温調水を原水とする)が吐水口18へと導かれるようになっている。
上記ホース20は、その内側に流出路32を形成している。そしてこの流出路32上に、これを開閉する原水弁(電磁弁)34が設けられている。ここで原水弁34はコントローラ(制御部)36により動作制御される。
図2に示しているように、給水路26からは浄水路38が分岐して延び出しており、その先端が原水弁34の下流部において流出路32に接続されている。
この浄水路38上には浄水カートリッジ40(この実施形態では浄水器全体が浄水カートリッジ40として構成されている)及び浄水路38を開閉する浄水弁(電磁弁)42が設けられている。この浄水弁42もまたコントローラ36にて動作制御される。
尚、44は浄水路38上に設けられた定流量弁であり、また46は止水栓である。
図1に示しているように吐水管14先端部の上面、詳しくは吐水管14の管軸方向の略中間部位の最上部位から先端側の部分の上面に原水用センサ60と、浄水用センサ62とが管軸方向に前後に並べて配置されている。
ここで原水用センサ60は、差し出された手を検知するごとに吐水口18からの原水(温調水)の吐水と止水とを交互に行わせる交互センサとなしてある。
詳しくは、原水用センサ60の上方に手をかざすと、原水用センサ60が非接触で手を検知して、その検知に基づいて吐水口18から原水を吐水させ、その後原水用センサ60から手を引き込めても原水の吐水が継続される。
そして再び手を延ばして原水用センサ60を操作すると、即ち原水用センサ60にて手を検知させると、吐水口18からの原水の吐水が停止する。
浄水用センサ62もまた、手を検知するごとに(人体検知するごとに)吐水口18からの浄水の吐水と吐水停止(止水)とを交互に行わせる。
この実施形態では、原水用センサ60が使用者に近い前側且つ下側に、また浄水用センサ62が原水用センサ60よりも遠い奥側且つ上側に配置されている。
本実施形態では、上記のように浄水器全体がそのまま交換可能な浄水カートリッジ40として構成されており、その内部に原水を浄化する浄化材が収容されている。
図3に示しているように、浄水カートリッジ40の一方の端面(図1,図3中左端面)には、原水の流入口48A、浄水の流出口48Bが設けられており、そして原水の流入口48Aに対して、原水を浄水カートリッジ40に導入するための可撓性のホース38Aが継手50にて脱着可能に接続されている。
また浄水の流出口48Bに対して、浄水カートリッジ40からの浄水を流出案内する可撓性のホース38Bが継手50にて脱着可能に接続されている。
ここでホース38A,38Bは、それぞれその内部に浄水路38の一部を形成している。詳しくはホース38Aは、浄水路38のうち原水を浄水カートリッジ40に流入させるための流入路を、またホース38Bは、浄水カートリッジ40で浄化された後の浄水を吐水口18の側へと案内する浄水の流出路を形成している。
図1に示しているように、これら一対のホース38A,38Bは固定部52にてキャビネットの側壁部43内面に固定されている。
図1において、41はキャビネット2内部で浄水カートリッジ40を保持し且つこれをキャビネット2の側壁部43内面に固定する金属製のブラケットである。
ここでブラケット41は、浄水カートリッジ40を横向き且つ前後向きに保持しており、キャビネット2の前面の開口に近い前部位置で且つキャビネット2の底部54から所定高さの位置でキャビネット2の側壁部43内面に固定されている。
ブラケット41は、図4に示しているように前後方向に長手形状をなす部材であって、浄水カートリッジ40を弾性的に保持するホルダ部68と、側壁部43内面に固定される前後に長手形状の板状をなす固定部70と、固定部70の前端と後端とで直角に折れ曲った板状の抜け防止部72,73とを有している。
ここで固定部70には、固定具79(図3参照)による固定孔80が設けられている。
一方ホルダ部68は、浄水カートリッジ40の外周面の形状に対応した湾曲形状の弾性を有する一対の把持アーム74,76と、それらの連結部78とを有しており、これら把持アーム74,76にて浄水カートリッジ40を上下から弾性的に把持してこれを保持する。
他方前端側の抜け防止部72は、図3に示しているようにホルダ部68にて保持した浄水カートリッジ40の前端面に対向し、浄水カートリッジ40の前端面への当接作用によって、浄水カートリッジ40が前方に抜けるのを防止する働きをなす。
また後端側の抜け防止部73は、図3に示しているように浄水カートリッジ40の後端面に対向し、ホルダ部68にて保持した浄水カートリッジ40の後端面への当接作用によって、浄水カートリッジ40が後方に抜けるのを防止する働きをなす。
図3に示しているようにこの後端側の抜け防止部73は、浄水カートリッジ40に設けられた流入口48A,流出口48B及びこれに接続されたホース38A,38B,継手50と干渉しないように突出長さが定められている。
図4に示しているように上記前端側の抜け防止部72には、上部に略半円形状の一対の切欠部が形成されていて、それら一対の切欠部にてホース38A,38Bを引っ掛けて保持するホース引掛部82A,82Bが構成されている。
尚、このブラケット41は浄水カートリッジ40を縦置き式に設置する場合にも使用可能なもので、この場合の底板部となる抜け防止部72に複数の固定孔80が形成されている。
本実施形態では、浄水カートリッジ40が使用寿命に達してその交換の必要が生じたとき、交換作業を次のようにして行うことができる。
先ず、図3に示しているようにブラケット41のホルダ部68にて保持されている浄水カートリッジ40を、図4中左方向に引き抜いてホルダ部68から外し、その後流入口48A,流出口48Bに接続してあるホース38A,38Bを流入口48A,流出口48Bから外す。
そして浄水カートリッジ40に対する接続を外したホース38A,38Bを、若干手前側(前方側)に引いて各先端部を図5に示しているようにブラケット41のホース引掛部82A,82Bに引っ掛け、それぞれを一時的に保持させておく。
この保持によってホース38A,38Bは、浄水カートリッジ40から接続を外した後にキャビネット2の奥側に引き込まれてしまったり、キャビネット2の底部54に垂れ下ったりしてしまうといった不都合を生じない。
さて古い浄水カートリッジ40を取り外したところで、新しい浄水カートリッジ40に対してホース38A,38Bのそれぞれを接続し、その状態で新規の浄水カートリッジ40をブラケット41のホルダ部68の一対の弾性を有する把持アーム74と76との間の開口から図4中右向きに押し込んで、これをホルダ部68にて保持させる。ここにおいて浄水カートリッジの交換作業が終了する。
以上のように本実施形態によれば、浄水カートリッジ40を交換すべくこれから外したホース38A,38Bを、ブラケット41のホース引掛部82A,82Bに引っ掛けて保持させておくことができ、これにより浄水カートリッジ40から外したホース38A,38Bがキャビネット2の奥側に引き込まれてしまったり、キャビネット2の底部54に垂れ下がってしまったりしてホース38A,38Bの先端部、即ち接続部を見失ってしまい、新しく浄水カートリッジ40をセットした後に浄水カートリッジ40に対してホース38A,38Bを接続する作業が面倒な作業となるといった問題を生じず、ホース引掛部82A,82Bに引っ掛けて保持させてあるホース38A,38Bをそのまま手に持って浄水カートリッジ40に容易に接続することができ、従ってかかるホースの接続作業を含む浄水カートリッジ40の交換作業を極めて簡単に行うことができる。
また本実施形態ではブラケット41の抜け防止部72に切欠部を設けてホース引掛部82A,82Bを構成しているため、これらホース引掛部82A,82Bを簡単に構成することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明は浄水器のケースの内部に浄水カートリッジが脱着可能に挿入してある形態の浄水器に対しても適用可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態のブラケットを浄水カートリッジ,自動水栓等とともに示す図である。 図1における給水路,給湯路,浄水路を中心として示した図である。 同実施形態のブラケットを浄水カートリッジ保持状態で示した図である。 図3のブラケットを単品で示す斜視図である。 図3のブラケットの作用説明図である。
符号の説明
2 キャビネット
40 浄水カートリッジ
41 ブラケット
43 側壁部
68 ホルダ部
70 固定部
72,73 抜け防止部
82A,82B ホース引掛部

Claims (2)

  1. 水道水を流入させて浄化し、浄水を流出させる浄水器をキャビネット内で横向き且つ前後向きに保持する浄水器のブラケットであって
    前記浄水器を脱着可能に保持するホルダ部と、前記キャビネットへの固定部と、該ホルダ部にて保持した該浄水器の前端面よりも前側に設けられ、該浄水器から外したホースを引っ掛けて保持するホース引掛部と、を有していることを特徴とする浄水器のブラケット。
  2. 請求項1において、前記ホルダ部にて保持した前記浄水器の前端面に対する当接作用で該浄水器の前方への抜けを防止する抜け防止部を有しており、該抜け防止部の上部に切欠部が設けられていて該切欠部にて前記ホース引掛部が構成してあることを特徴とする浄水器のブラケット。
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