JP4678096B2 - 建設機械の油圧回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキ制動回路やリモコン回路等のように比較的低圧の制御圧を補助圧源から供給する建設機械の油圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電動機で油圧ポンプを駆動する建設機械では、図5に示すように、2方向流れ2方向回転形の油圧ポンプ50を電動機51で駆動しており、この油圧ポンプ50の両側吐出口は、給排路52及び53を介して油圧シリンダ54のロッド側油室54a及びヘッド側油室54bに接続されている。図中55,56はリリーフ弁、57はタンク、58a,58bはオペレートチェック弁、59は各給排路52,53を接続している油路に設けられた手動開閉弁である。
【0003】
この油圧回路では、油圧ポンプ50が正転すると、圧油がオペレートチェック弁58bを通じてヘッド側油室54bに送られ、それにより、油圧シリンダ54が伸長する。このとき、ロッド側油室54a内の圧油は、給排路53の圧力上昇によって開かれたオペレートチェック弁58aを通じて油圧ポンプ50の吸引側に送られる。
【0004】
一方、油圧ポンプ50が逆転すると、オペレートチェック弁58a、給排路52を通じて圧油がロッド側油室54aに供給され、それにより、油圧シリンダ54が縮小する。上述した電動油圧回路は重掘削が行えるよう高圧の圧油を制御する。
【0005】
これに対し、例えば上部旋回体の旋回モータに制動を与えるような油圧ブレーキは低圧で制御される。この低圧制御用の圧源としてアキュムレータを用いることがあり、必要な流量を放出してアキュムレータの圧力が低下すると、油圧シリンダが停止しているときに蓄圧ポンプを駆動させて圧油を補充する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の油圧回路では、アキュムレータを蓄圧する蓄圧ポンプ駆動用として専用の電動機を設置しなければならない。通常、電動油圧回路の電動機は、バッテリの消耗を少なくするためにエンジン駆動の油圧回路と違って常時駆動させることはない。そしてアクチュエータ単位に電動機を設置することが常であるからである。そのため、アキュムレータ蓄圧用として電動機の設置が避けられず、コストダウンが図れないばかりか省スペース化の妨げにもなっていた。
【0007】
本発明は以上のような従来の電動油圧回路における課題を考慮してなされたものであり、専用の電動機を設置せずにアキュムレータを蓄圧することができ、それにより、コストダウンと省スペース化が図れるようにした建設機械の油圧回路を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る建設機械の油圧回路は、電動機によって駆動されアクチュエータに対して圧油を供給する電動油圧ポンプと、補助油圧源としての圧油を蓄積するアキュムレータとを有する建設機械の油圧回路において、上記電動油圧ポンプと上記アクチュエータとを接続するアクチュエータ回路に、上記アキュムレータにつながるアキュムレータ回路を接続し、上記アクチュエータ回路に使用されない圧油を上記アキュムレータ回路を介して上記アキュムレータに供給するように構成し、上記アクチュエータ回路に、同回路の余剰油をタンクに戻すブリードオフ回路を接続し、上記ブリードオフ回路には、流量制御弁と、この流量制御弁と上記タンクとの間に配置されるとともに上記アキュムレータ内の圧力が設定圧を超えると開くリリーフ弁とが設けられ、上記アキュムレータ回路は、上記流量制御弁と上記リリーフ弁との間で上記ブリードオフ回路に接続されるように構成されている。
【0009】
この油圧回路に従えば、蓄圧用のポンプ及びそのポンプを駆動させる電動機を設置することなく、アキュムレータの蓄圧が可能になる。
【0010】
また、流量制御弁は、アクチュエータの非操作時に電動油圧ポンプからの圧油を全量ブリードオフさせ、アクチュエータを微速操作した時にはブリードオフを徐々に閉じていきアクチュエータ回路の圧力を高めていくように構成することができる。それにより、負荷の影響を受けずにインチング操作が可能になると同時にブリードオフされる圧油を蓄圧に利用することができる。
【0011】
また、上記アクチュエータを操作するための指令を出力する操作部と、上記操作部からの指令に応じて上記流量制御弁を制御する制御部とをさらに備えた構成とすることができる。
【0012】
また、上記アクチュエータ回路は、上記アクチュエータとしての油圧シリンダのヘッド側に接続されるヘッド側油路と、上記油圧シリンダのロッド側に接続されるロッド側油路とを有し、上記電動油圧ポンプは、上記ヘッド側油路に接続されるとともに上記電動機の正逆回転に応じて圧油の吐出方向が変化する2方向吐出し型のヘッド側ポンプと、上記ロッド側油路に接続されるとともに上記電動機の正逆回転に応じて圧油の突出方向が変化する2方向吐出し型のロッド側ポンプとを有し、上記ヘッド側油路、ロッド側油路のうちの上記油圧シリンダへ圧油を供給する油路と上記ブリードオフ回路とが接続されるように、上記ブリードオフ回路の接続先を切り換える切換手段をさらに備えている構成とすることができる。それにより、蓄圧流量を増加させることができる。
【0013】
また、上記電動機とは別の第2電動機によって駆動され上記アクチュエータとは別の第2アクチュエータに対して圧油を供給する第2電動油圧ポンプと、上記第2電動油圧ポンプと同軸に設けられた上記アキュムレータ蓄圧用の補助ポンプとをさらに備え、上記第2電動油圧ポンプの回転時に上記補助ポンプを連動させ、上記アキュムレータを蓄圧する圧油をその補助ポンプを介して補充するように構成し、上記補助ポンプから引き出された蓄圧用の油路と、上記アキュムレータ回路とを合流させて蓄圧用の圧油を一つの上記アキュムレータに導くことができる。
【0014】
このようにすれば、稼働率の高いアクチュエータには蓄圧効率の高い油圧回路を配置することができ、油圧回路全体のエネルギー効率を高めることができる。
【0015】
また、補助ポンプとして第2電動機の正逆回転に応じて圧油の吐出方向が変化する2方向吐出し形のポンプを用いれば、第2電動機の回転方向に関係なくアキュムレータの蓄圧が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明に係る建設機械の油圧回路について第一の形態を示したものである。
【0018】
同図において、1はアクチュエータとしての油圧シリンダ(例えば油圧ショベルであればフロントアタッチメントに取り付けられているブームシリンダ)であり、ヘッド側油室1aとロッド側油室1bを有し、各油室1a,1bに対して圧油を給排することによりロッド1cを伸縮させるようになっている。
【0019】
2は上記ヘッド側油室1aに圧油を供給するための2方向流れのヘッド側油圧ポンプ(電動油圧ポンプ)である。3は上記ロッド側油室1bに圧油を供給するためのロッド側油圧ポンプであり、2方向流れ、可変容量形からなる。
【0020】
各油圧ポンプ2,3は電動機4を駆動源として回転するようになっており、この電動機4の回転数は、操作レバー(或いは操作ペダル:操作部)5の操作に基づいて制御を行うコントローラ(制御部)6により、低速回転域(例えば100rpm)〜高速回転域(例えば3,000rpm)まで増減するようになっている。
【0021】
ヘッド側油圧ポンプ2の吐出側ポートから一方に分岐する油路7には、開閉動作する電磁切換弁(切換手段)8及び電磁切換弁(切換手段)9が直列に配設されており、さらに電磁切換弁9は給排路(アクチュエータ回路)10及び保持弁11を介して油圧シリンダ1のロッド側油室1bに接続されている。一方、ヘッド側油圧ポンプ2の吐出側ポートから他方に分岐する給排路(アクチュエータ回路)12は、保持弁13を介してヘッド側油室1aに接続されている。
【0022】
また、上記電磁切換弁8と電磁切換弁9との間から分岐油路14が引き出されている。この分岐油路14には電磁比例弁(流量制御弁)15が介設され、その電磁比例弁15における出口側油路16にリリーフ弁17が接続され、このリリーフ弁17の出口側油路18はタンクTに接続されている。上記分岐油路14,出口側油路16,18及び後述する油路26はブリードオフ回路を構成する。
【0023】
上記電磁比例弁15とリリーフ弁17の間からは分岐路(アキュムレータ回路)19が引き出され、この分岐路19はチェック弁20を介して補助圧源としてのアキュムレータ21に接続されている。
【0024】
また、上記給排路10から分岐して油路22が設けられており、この油路22はロッド側油圧ポンプ3を経由した後、油路23を通じてタンクTに接続されている。
【0025】
また、出口側油路16における分岐路19上流部分で、油路7に接続されている油路7aと油路22に接続されている油路22aが合流しており、各油路7a,22aにはチェック弁7b,22bがそれぞれ設けられている。なお、図中24,25はリリーフ弁である。
【0026】
次に、上記油圧回路の動作について説明する。
【0027】
(a) 油圧シリンダ1の伸長
操作レバー5をシリンダ伸長側に操作し始めると、例えばリミットスイッチ(図示しない)がレバー中立位置から外れたことを検知し、操作有り信号をコントローラ6に与える。コントローラ6はその操作有り信号を受けて電磁比例弁15を遮断位置aから連通位置bに切り換えて全開とし、同時に電磁切換弁8を閉位置cから開位置dに切り換える。
【0028】
図2は操作レバー5の操作量(レバー変位)に対する電磁比例弁15の開口面積特性と電動機4の回転数特性の関係を示したものである。同図において、コントローラ6は、電磁比例弁15及び電磁切換弁8の開弁動作を待って(t秒後)電動機4を駆動させ、回転数N1で定速回転させる。
【0029】
この回転数N1は、油圧シリンダ1のロッド1cに作用する負荷が高くとも所定のポンプ流量が確保できる値、具体的には低速回転域の100rpmに設定される。
【0030】
そしてさらに操作レバー5が深く操作されると、その操作量に応じて電磁比例弁15の開口面積を徐々に閉じていく。なお、当初、電磁比例弁15を全開にしている時は、ヘッド側ポンプ容量q1に基づいて求められる
流量Q1=q1×N1×容積効率
を十分低い圧力で流せるだけの開口面積を開けている。その開口面積を操作レバー5の操作量に応じて徐々に閉じていくことにより、ヘッド側の給排路12の圧力が高められる。
【0031】
この給排路12の圧力が高まればロッド側の給排路10に設けられた保持弁11が開く。この状態で、ヘッド側の給排路12の圧力が負荷圧よりも高くなれば、油圧シリンダ1が伸長動作を開始することになる。この制御内容は、バイパス回路で流量を制御するいわゆるブリードオフ制御であり、油圧シリンダ1の滑らかな始動が保証される。
【0032】
油圧シリンダ1の伸長動作中、電磁比例弁15を通過した圧油は油路22a→22を流れ、ロッド側油圧ポンプ3を経由し、油路23を通じてタンクTに戻る。
【0033】
ヘッド側油圧ポンプ2とロッド側油圧ポンプ3は電動機4によって連動しているため、ロッド側油圧ポンプ3には当初、ヘッド側油圧ポンプ2の吐出量Q1の全量が電磁比例弁15を通過する。この電磁比例弁15を通過した圧油はロッド側油圧ポンプの吸い込み側に入り、残りの圧油は、油路19を通じてアキュムレータ21に供給される。その結果、アキュムレータ21が蓄圧される。次いでアキュムレータ21内の圧力が設定圧を超えるとリリーフ弁17が開き、余剰の圧油は油路18→26を通じてタンクTに戻される。
【0034】
そもそも上記油圧回路は、油圧シリンダ1を微操作するにあたり、電動機4を低速回転していると負荷が作用することによってポンプ流量が変化してしまうという電動油圧回路固有の問題を解消するように構成されたものである。そのため、所定のポンプ流量を確保できるように電動機4を回転させておき、この状態でヘッド側油圧ポンプ2から吐出される圧油を電磁比例弁15を通じてブリードオフさせておく。そして操作レバー5をゆっくりと操作すると、それに連動してブリードオフが閉じられていき、油圧シリンダ1の給排路の圧力が高められる。従って、負荷に影響されず油圧シリンダ1を微操作することができるようになっている。
【0035】
その油圧シリンダ1が伸長動作を始める前または油圧シリンダ1の停止時において、電磁比例弁15を通じてブリードオフされている圧油の一部をアキュムレータ21に導けば、蓄圧用のポンプ及びそのポンプを駆動する電動機を設けることなく蓄圧することが可能になる。
【0036】
(b) 油圧シリンダ1の縮小
操作レバー5をシリンダ縮小側に操作し始めると、リミットスイッチから出力される信号を受けてコントローラ6は電磁比例弁15を遮断位置aから連通位置bに切り換えて全開とし、今度は電磁切換弁9を閉位置eから開位置fに切り換える。
【0037】
次いで操作レバー5の操作量に応じて電磁比例弁15の開口面積を閉じていく。その開口面積をレバー操作量に応じて徐々に閉じていくことにより、給排路10の圧力が高まる。ロッド側の給排路10の圧力が高まればヘッド側の給排路12に設けられた保持弁13が開き、油圧シリンダ1が縮小し始める。このときもブリードオフ制御が行なわれ、滑らかな始動が保証される。もちろん、油圧シリンダ1が縮小動作を開始する前においても電磁比例弁15が開いて圧油がブリードオフされている期間は、油圧シリンダ伸長時と同様にアキュムレータ21を蓄圧することができる。
【0038】
なお、上記実施形態ではロッド側油圧ポンプ3を、2方向流れ1方向回転のポンプで構成したが、2方向流れ、2方向回転の両傾転ポンプを使用すると、アキュムレータ21への蓄圧流量を増加させることができる。
【0039】
すなわち、油圧シリンダ1のヘッド側容量をq1とし、ロッド側容量をq2とすると、2方向流れ1方向回転の場合では蓄圧流量がN×(q1−q2)×ηvとなるが、2方向流れ2方向回転にすると、蓄圧流量がN×(q1+q2)×ηvとなるからである。ただし、Nは電動機4の回転数、ηvはポンプの容積効率である。
【0040】
図3は本発明に係る油圧回路の第二の形態を示したものである。なお、以下の説明において図1と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
【0041】
図3に示す油圧回路では、電動機4の出力軸にシリンダ伸縮用のポンプ2,3とアキュムレータ21を蓄圧するための蓄圧ポンプ(補助ポンプ)30とを取り付けている。
【0042】
この蓄圧ポンプ30は2方向流れの定容量形の油圧ポンプからなり、回転することによってタンクTから油路31を通じて圧油を取り込み、給排路32、切換弁33、油路34を通じてアキュムレータ21に圧油を供給するようになっている。
【0043】
油圧シリンダ伸長方向にヘッド側油圧ポンプ2が回転すると、そのヘッド側油圧ポンプ2と連動する蓄圧ポンプ30から圧油が吐出され、給排路32a内の圧が上昇し、この回路圧によって切換弁33がg位置からh位置に切り換わり、圧油がアキュムレータ21に供給される。一方、油圧シリンダ縮小方向にヘッド側油圧ポンプ2が回転すると、給排路32b内の圧が上昇し、この回路圧によって切換弁33がg位置からi位置に切り換わり、圧油がアキュムレータ21に供給される。要するに電動機4がどちらの方向に回転しても蓄圧ができるようになっている。
【0044】
そしてアキュムレータ21内の圧力が上昇して設定圧に達すると、電磁弁35が遮断位置jから連通位置kに切り換えられ、蓄圧ポンプ30をアンロードする。
【0045】
この油圧回路では、図1に示した油圧回路に比べるとブリードオフがない分、エネルギーロスが少ないため蓄圧効率を高めることができるという利点がある。
【0046】
また、図4は、本発明に係る油圧回路の第三の形態を示したものである。
【0047】
同図に示す構成は、上記第一実施形態に示した油圧回路41と、第二実施形態に示した油圧回路42,43を複数組み合わせて各アクチュエータ41a,42a,43aを動作させるようにしたものである。
【0048】
このような構成において、複数の操作レバーが接続されているコントローラ6は、各油圧回路41〜43の電動機を制御してアクチュエータ41a,42a,43aの伸縮動作を制御するようになっており、各油圧回路41〜43から引き出された蓄圧用の油路41b,42b,43bは合流点44で合流し、アキュムレータ21に供給されるようになっている。このアキュムレータ21に蓄圧された圧油は例えば旋回ネガティブブレーキ用の補助圧源として利用される。
【0049】
また、油圧回路42,43は稼働率が高いアクチュエータに適用され、油圧回路41は稼働率の低いアクチュエータに適用される。すなわち、稼働率の高いアクチュエータに蓄圧効率の高い油圧回路を多く配置すれば、全体の油圧回路のエネルギーロスを少なくすることができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、アクチュエータ回路に使用されない圧油をアクチュエータ回路から取り込んでアキュムレータに供給するように構成したため、蓄圧用のポンプ及びそのポンプを駆動させる電動機も設置することなくアキュムレータを蓄圧することができる。
【0051】
また、ブリードオフ流量の一部をアキュムレータに供給するように構成したため、アクチュエータ回路に比べて設定圧の低いアキュムレータに対して蓄圧することができる。
【0052】
さらに、流量制御弁を通じてブリードオフされた圧油の一部をアキュムレータに供給するように構成したため、アキュムレータへの蓄圧を円滑に行うことができる。
【0053】
請求項2の本発明によれば、流量制御弁が、アクチュエータの非操作時に油圧ポンプからの圧油を全量ブリードオフさせ、アクチュエータを微速操作した時にはブリードオフを徐々に閉じていき給排路の圧力を高めるように構成されているため、負荷の影響を受けずにインチング操作が可能になると同時にブリードオフされる圧油を蓄圧に利用することができる。
【0054】
請求項4の本発明によれば、ロッド用ポンプの吐出し方向を逆方向にすれば蓄圧流量を増加させることができる。
【0055】
請求項5の本発明によれば、油圧ポンプと同軸にアキュムレータ蓄圧用の補助ポンプを設け、アキュムレータを蓄圧する圧油をその補助ポンプを介して補充するように構成したため、補助ポンプを駆動する電動機を設置することなく、アキュムレータの蓄圧が可能になる。
【0056】
また、補助ポンプから引き出された蓄圧用の油路と、アキュムレータ回路とを合流させて蓄圧用の圧油を一つのアキュムレータに導いたため、稼働率の高いアクチュエータには蓄圧効率の高い油圧回路を配置することができ、油圧回路全体のエネルギー効率を高めることができる。
【0057】
請求項6の本発明によれば、補助ポンプを、電動機の正逆回転に応じて圧油の吐出方向が変化する2方向吐出し形で構成したため、電動機の回転方向に関係なくアキュムレータの蓄圧が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る油圧回路の第一実施形態を示す回路図である。
【図2】 操作量に対する電磁比例弁の開口特性及び電動機回転数特性を示すグラフである。
【図3】 本発明に係る油圧回路の第二実施形態を示す回路図である。
【図4】 本発明に係る油圧回路の第三実施形態を示す回路図である。
【図5】 従来の電動油圧回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ
2 ヘッド側油圧ポンプ
3 ロッド側油圧ポンプ
4 電動機
5 操作レバー
6 コントローラ
8 電磁切換弁
9 電磁切換弁
11 保持弁
13 保持弁
15 電磁比例弁
16 吐出側油路
17 リリーフ弁
18 吐出側油路
20 チェック弁
21 アキュムレータ
Claims (6)
- 電動機によって駆動されアクチュエータに対して圧油を供給する電動油圧ポンプと、補助油圧源としての圧油を蓄積するアキュムレータとを有する建設機械の油圧回路において、
上記電動油圧ポンプと上記アクチュエータとを接続するアクチュエータ回路に、上記アキュムレータにつながるアキュムレータ回路を接続し、上記アクチュエータ回路に使用されない圧油を上記アキュムレータ回路を介して上記アキュムレータに供給するように構成し、
上記アクチュエータ回路に、同回路の余剰油をタンクに戻すブリードオフ回路を接続し、
上記ブリードオフ回路には、流量制御弁と、この流量制御弁と上記タンクとの間に配置されるとともに上記アキュムレータ内の圧力が設定圧を超えると開くリリーフ弁とが設けられ、
上記アキュムレータ回路は、上記流量制御弁と上記リリーフ弁との間で上記ブリードオフ回路に接続されることを特徴とする建設機械の油圧回路。 - 上記流量制御弁は、上記アクチュエータの非操作時に上記電動油圧ポンプからの圧油を全量ブリードオフさせ、上記アクチュエータを微速操作した時にはブリードオフを徐々に閉じていき上記アクチュエータ回路の圧力を高めていくように構成されている請求項1記載の建設機械の油圧回路。
- 上記アクチュエータを操作するための指令を出力する操作部と、上記操作部からの指令に応じて上記流量制御弁を制御する制御部とをさらに備えている請求項2に記載の建設機械の油圧回路。
- 上記アクチュエータ回路は、上記アクチュエータとしての油圧シリンダのヘッド側に接続されるヘッド側油路と、上記油圧シリンダのロッド側に接続されるロッド側油路とを有し、
上記電動油圧ポンプは、上記ヘッド側油路に接続されるとともに上記電動機の正逆回転に応じて圧油の吐出方向が変化する2方向吐出し型のヘッド側ポンプと、上記ロッド側油路に接続されるとともに上記電動機の正逆回転に応じて圧油の突出方向が変化する2方向吐出し型のロッド側ポンプとを有し、
上記ヘッド側油路、ロッド側油路のうちの上記油圧シリンダへ圧油を供給する油路と上記ブリードオフ回路とが接続されるように、上記ブリードオフ回路の接続先を切り換える切換手段をさらに備えている請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械の油圧回路。 - 上記電動機とは別の第2電動機によって駆動され上記アクチュエータとは別の第2アクチュエータに対して圧油を供給する第2電動油圧ポンプと、
上記第2電動油圧ポンプと同軸に設けられた上記アキュムレータ蓄圧用の補助ポンプとをさらに備え、
上記第2電動油圧ポンプの回転時に上記補助ポンプを連動させ、上記アキュムレータを蓄圧する圧油をその補助ポンプを介して補充するように構成し、
上記補助ポンプから引き出された蓄圧用の油路と、上記アキュムレータ回路とを合流させて蓄圧用の圧油を一つの上記アキュムレータに導く請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械の油圧回路。 - 上記補助ポンプとして上記第2電動機の正逆回転に応じて圧油の吐出方向が変化する2方向吐出し形のポンプを用いた請求項5記載の建設機械の油圧回路。
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