JP4802083B2 - 間仕切り構造および建具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された間仕切り構造において、脱衣室側の壁面を構成する壁パネルには、壁パネルの浴室側面周縁に接着固定した枠材と、この枠材の浴室側にビス止め固定したフレームと、このフレームに固定されて浴室側に突出した嵌合受け材とが設けられている。一方、浴室ユニットの壁よりも脱衣室側には、浴室ユニットの壁を係止する継ぎ材と、この継ぎ材に固定されて脱衣室側に突出した嵌合部材とが設けられている。そして、壁パネルは、脱衣室側から嵌合受け材を嵌合部材に嵌合させるとともに、床に固定した固定部材に下枠材を嵌合させることで取り付けられるようになっている。
また、本発明の間仕切り構造は、浴室と脱衣室の出入り口に隣接して設けられる間仕切り構造であって、四周枠組みされた枠体と、この枠体に支持されるパネル体とを備え、前記枠体には、見付け方向内方に開口して前記パネル体の周縁部を保持する凹溝状の保持部と、この保持部よりも見付け方向外方および浴室側の少なくとも一方に偏って設けられた本体部とが形成され、当該枠体は、前記本体部同士を互いに接合することで四周枠組みされるとともに、建物躯体、前記出入り口用建具または前記浴室構造体に支持され、前記四周の枠体のうちの上下の枠体は、前記保持部の見付け方向外方に設けられて前記脱衣室側に延びた固定片部を有して構成され、この固定片部は、前記固着具で前記保持部に固着されかつ前記建物躯体に固定されるとともに、前記出入り口と反対側に配置される縦の枠体よりも外方まで延長して設けられていてもよい。
このような本発明によれば、枠体に凹溝状の保持部を形成しておき、この保持部にパネル体の周縁部が保持されることで、つまり枠体の見込み寸法内にパネル体が保持されることで、枠体とパネル体とを合わせた見込み寸法が最小化でき、これによっても間仕切りの厚さ寸法を小さくすることができる。従って、間仕切りの厚さ寸法が小さくできることで、間仕切りの脱衣室側側面を出入り口の障子と同面になる程度まで浴室側に寄せて配置する、つまり間仕切りが脱衣室側に突出しないような配置が可能となるので、脱衣室の有効スペースを拡大することができる。
また、保持部よりも見付け方向外方および浴室側のいずれかに偏って設けられた本体部を有して枠体が形成され、この本体部同士を互いに接合することで当該枠体が四周枠組みされていることで、本体部や本体部同士の接合部分が脱衣室側に露出しないことで、間仕切りの外観を良好にすることができる。
ここで、本体部としては、中空状に形成された中空部であってもよく、また、L字形やコ字形、H字形等の接合強度を確保する上で有効な任意の断面形状を有して形成されていればよい。このような枠体の本体部同士を枠組みすることで、枠体の強度を確保することができる。
そして、保持部の底部を貫通する固着具で枠体を固定した場合には、保持部にパネル体を保持した状態において、保持部の底部に設けた固着具がパネル体によって覆われて脱衣室側に露出しないようにでき、間仕切りの意匠性を向上させることができる。
なお、保持部の底部を貫通する固着具を用いるか、枠体と嵌合する固定部材を用いるかは、適宜選択可能であり、例えば、四周の枠体全てにおいて固着具を用いて固定してもよく、また固定部材を用いて固定してもよい。さらに、枠体の四周のうちの対向する二辺(左右の縦枠)において固着具を用い、他の二辺(上枠および下枠)において固定部材を用いてもよく、逆に上枠および下枠において固着具を用い、左右の縦枠において固定部材を用いて固定する構造であってもよい。
このような構成によれば、対向する一対の枠体として、例えば左右の縦の枠体の保持部を第1保持片と第2保持片とで構成しておけば、その第2保持片を取り外した状態で建て込み、固着具を介して建物および浴室に固定した四周の枠体に対し、パネル体を上下けんどん式で上下の枠体の保持部に挿入してから、縦の枠体の第1保持片に第2保持片を取り付けてパネル体を保持させることで、パネル体を容易に建て込むことができる。そして、パネル体を建て込んだ状態では、保持部の底部に設けた固着具が見えなくなることから、枠体における脱衣室側表面にビス等の固着具が露出せず、良好な外観を確保することができる。
このような構成によれば、第1保持片の基端部に浴室側に膨出した膨出部を形成したことで、第1保持片の係止部と第2保持片の被係止部との係止に必要な空間が確保でき、第1保持片と第2保持片との間隔寸法として、パネル体を保持しかつ底部の固着具の固着作業ができる最小限の寸法を確保すればよくなり、これによっても間仕切りの壁厚寸法を最小化することができる。
ここで、建具が設けられる浴室の構造としては、ユニット化されたタイプのもの(ユニットバス)が好適であるが、在来工法により現場施工されるものであってもよい。
このような建具によれば、前述した間仕切り構造と同様な効果、すなわち脱衣室の有効スペースの拡大という効果を得ることができる。
図1は、本実施形態の間仕切り構造を示す縦断面図であり、図2は、間仕切り構造を示す横断面図である。
図1および図2において、本実施形態の間仕切り構造は、繊維強化プラスチック製の浴槽(不図示)や浴室床(防水パン)1A、浴室壁1B等からなる浴室ユニットで構成された浴室と、この浴室に隣接して洗面台や洗濯パン等(不図示)が設置される脱衣室とを仕切る間仕切り10に適用される構造である。この間仕切り10は、浴室と脱衣室との出入りに利用される出入り口としての建具2に隣接して設置されたものである。建具2は、上枠(不図示)、下枠2Aおよび左右の縦枠2Bを枠組みした建具枠を有し、その内部に障子である折れ戸2Cを開閉自在に支持して構成されたもので、脱衣室の床材3や天井材4、内壁材5等に支持されている。
以下、間仕切り10の詳細構造について、図3〜図6をも参照して説明する。
図3は、間仕切り10の上枠11部分を分解して示す縦断面図である。図4は、間仕切り10の下枠12部分を分解して示す縦断面図である。図5は、間仕切り10の縦枠13部分を拡大して示す横断面図であり、図6は、縦枠13部分を分解して示す横断面図である。
先ず、浴室ユニットの略全体が組み立てられて浴室壁1Bと建具2とが建て込まれた状態において、浴室壁1Bに連結部材1Cを固定しておく。
一方、間仕切り10が建て込まれる位置とは別の場所で、上枠11の上枠本体11Aと、下枠12の下枠本体12Aと、左右の縦枠13の縦枠本体13Aとを四周枠組みしておく。そして、上枠11の固定片部11Bを天井材4に固定するとともに、下枠12の固定片部12Bを床材3に固定する。これに続いて、四周枠組みした上枠本体11A、下枠本体12Aおよび縦枠本体13Aを建て込み位置に設置し、上枠11の固定片部11Bに上枠本体11Aをビス11Cで固定し、下枠12の固定片部12Bに下枠本体12Aをビス12Cで固定するとともに、連結部材1Cに縦枠本体13Aをビス1Dで固定する。
次に、樹脂面材15を支持しつつ、その上端縁を上枠本体11Aの保持部112に挿入して樹脂面材15を持ち上げてから、その下端縁を下枠本体12Aの保持部122に挿入して保持部122内に設けたセッティングブロック151(図1)に載置する、つまり樹脂面材15を上下けんどん式で建て込む。
以上により、枠体14が浴室壁1B、建具2の縦枠2Bおよび脱衣室の内壁材5に支持されるとともに、この枠体14に樹脂面材15が支持され、間仕切り10の建て込みが完了する。
(1)すなわち、上枠本体11Aを固定片部11Bに固定するビス11C、下枠本体12Aを固定片部12Bに固定するビス12C、および縦枠本体13Aを枠連結部材2Dまたは壁連結部材5Aに固定するビス13Eが、各々の枠材の見付け方向外方に向かって螺合されるようになっているので、見込み方向に螺合する場合と比較して、ビスの螺合寸法による見込み方向のクリアランスが省略でき、枠体14の固定に伴う間仕切り10の壁厚寸法を最小化することができる。
例えば、前記実施形態では、間仕切り10が床材3から天井材4に至るの高さ寸法を有した樹脂面材15(パネル体)を備えて構成されていたが、これに限らず、枠体14の内部に中桟等が設けられ、この中桟で上下に分割された枠体の上下いずれか一方にパネル体が支持されていてもよい。この場合には、中桟により上枠または下枠が構成され、この中桟にパネル体の上端縁または下端縁を保持する略凹溝状の保持部が形成されていればよい。さらに、中桟で上下に分割されてパネル体が支持されない側には、例えば、脱衣室側から利用可能な棚や物入れ、あるいは浴室側から利用可能な棚や物入れが設けられていてもよく、さらには浴室と脱衣室とを仕切る窓が設置されていてもよい。
さらに、前記実施形態では、浴室が浴室ユニットから構成されたものについて説明したが、これに限らず、浴室が在来工法で形成されていてもよい。さらに、前記実施形態において間仕切り10と対向する浴室壁1Bが省略されて、本発明の間仕切りのみで浴室と脱衣室とが仕切られる構成であってもよい。
すなわち、図7は、前記実施形態の変形例に係る間仕切り構造を示す縦断面図であり、枠体14の上枠11の天井材4への支持構造および下枠12の床材3への支持構造が前記実施形態と相違した構造を示す図である。この図7において、上枠11の上枠本体11Aと固定片部11Bとは、底面部115および突出片部116の間に固着部118が嵌合されることで、互いに連結されるようになっている。つまり、前記実施形態のビス11Cが省略され、突出片部116の先端寄りに形成された突起116Aに固定片部11Bの固着部118が係止されるとともに、底面部115の上側(見込み方向の外側)に固定片部11Bが当接した状態で、上枠本体11Aと固定片部11B(固定部材)とが互いに嵌合され、この固定片部11Bを介して上枠本体11Aが天井材4に支持されるようになっている。
なお、図7では図示を省略するが、縦枠13においては、前述の実施形態と同様の固定構造が採用されている。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 浴室と脱衣室の出入り口に隣接して設けられる間仕切り構造であって、
四周枠組みされた枠体と、この枠体に支持されるパネル体とを備え、
前記枠体には、見付け方向内方に開口して前記パネル体の周縁部を保持する凹溝状の保持部と、この保持部よりも見付け方向外方および浴室側の少なくとも一方に偏って設けられた本体部とが形成され、当該枠体は、前記本体部同士を互いに接合することで四周枠組みされるとともに、前記保持部の底部を貫通する固着具を介して前記建物躯体、前記出入り口用建具または前記浴室構造体に固定されるか、または、前記保持部の底部外側に当接しかつ当該枠体と嵌合する固定部材を介して前記建物躯体、前記出入り口用建具または前記浴室構造体に固定されている間仕切り構造。 - 浴室と脱衣室の出入り口に隣接して設けられる間仕切り構造であって、
四周枠組みされた枠体と、この枠体に支持されるパネル体とを備え、
前記枠体には、見付け方向内方に開口して前記パネル体の周縁部を保持する凹溝状の保持部と、この保持部よりも見付け方向外方および浴室側の少なくとも一方に偏って設けられた本体部とが形成され、当該枠体は、前記本体部同士を互いに接合することで四周枠組みされるとともに、建物躯体、前記出入り口用建具または前記浴室構造体に支持され、
前記四周の枠体のうちの上下の枠体は、前記保持部の見付け方向外方に設けられて前記脱衣室側に延びた固定片部を有して構成され、
この固定片部は、前記固着具で前記保持部に固着されかつ前記建物躯体に固定されるとともに、前記出入り口と反対側に配置される縦の枠体よりも外方まで延長して設けられている間仕切り構造。 - 前記四周の枠体のうち、互いに対向する一対の枠体における前記保持部は、浴室側の第1保持片と、この第1保持片の脱衣室側に対向するとともに第1保持片に対して着脱可能に設けられた第2保持片とで構成されている請求項1または請求項2に記載の間仕切り構造。
- 前記第2保持片には、前記第1保持片に向かって延びて当該第1保持片に係止される被係止部が形成され、前記第1保持片の基端部には、前記第2保持片の被係止部を係止する係止部と、この係止部よりも浴室側に膨出して前記第2保持片の被係止部を受け入れ可能な膨出部とが形成されている請求項3に記載の間仕切り構造。
- 建具枠および障子を有した浴室出入り口と、この浴室出入り口の左右少なくとも一方に隣接して設けられた請求項1から請求項4のいずれかに記載の間仕切り構造とを備えた建具。
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