JP4832478B2 - プラズマディスプレイパネル - Google Patents

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Description

本発明は表示装置に係り、特に表示領域と表示外領域の境界を目立たなくさせたプラズマディスプレイパネルに関する。
プラズマディスプレイパネル(PDP)を用いたPDP表示装置は、薄型で特に大画面の表示が可能なディスプレイとして需要が拡大している。PDP表示装置は、プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネルの前面に配置された前面パネル、プラズマディスプレイパネルの背面に配置された駆動回路、およびこれらを収容するフレーム等から構成されている。
前面パネルは、反射防止膜、電磁波の放出、画像の色調を調整するための色フィルタ等の役割を有しており、一般にはガラスで形成される。プラズマディスプレイパネルは走査電極、放電維持電極等が形成された前面基板と、アドレス電極等が形成された背面基板とが重ねあわされて構成されている。
前面基板においては、走査電極あるいは放電維持電極に外部から電圧を印加するために、基板の端部に端子部が形成され、この端子部と走査電極あるいは放電維持電極等を接続する電極引出し線が形成されている。また、前面基板においては、走査電極には、例えば、画面左側の端子部から、放電維持電極には、例えば、画面の右側から電圧を供給する。したがって、表示領域とその周辺では、電極の密度が異なる。
一般には、フレームの枠によってプラズマディスプレイパネルの表示領域のみが視認できるような構成となっているが、プラズマディスプレイパネルと前面パネルの合わせ精度の影響、前面パネルからの光の屈折の影響、あるいは、画面を斜めから見た場合等にプラズマディスプレイパネルの表示領域の外側が見えることがある。表示領域の外側は、表示領域とは、外部からの反射等が異なるために、画面の印象に影響を与える。
「特許文献1」には、前面基板の表示領域の外側において、走査電極あるいは、放電維持電極の幅を広げることによって、画面の両側に黒い帯が見えるようにする構成が記載されている。
特開昭62−194225号公報
「特許文献1」に記載のプラズマディスプレイパネルは、表示領域の両側において、黒い帯を形成することを目的としている。そのために、走査電極あるいは、放電維持電極の幅を広げ、各走査電極間、あるいは、各放電維持電極間の間隔を極力小さくすることを教示している。
しかし、プラズマディスプレイパネルを用いたTV等の用途においては、「特許文献1」に記載のように、表示領域と表示外領域の境界が明確であると、画面に違和感が生ずるという問題がある。つまり、プラズマディスプレイパネルを用いたTVでは、CRT等にように、表示領域周辺のブラックマトリクスによる額縁が常に見えるのではなく、画面を斜めから見たり、あるいは、前面パネルによる光の屈折によって表示領域周辺が見えたり見えなかったりする場合がある。
このような場合、表示領域と表示外領域において、反射等によるコントラストが明確に異なると、画面に対して違和感を生ずる。本発明は、表示領域と表示外領域の差が目立たないプラズマディスプレイパネルを用いた表示装置を実現することである。
前面パネルにおいて、金属電極の占有する面積の割合を表示領域と表示外領域で同程度に設定することによって表示領域と表示外領域の境界を視認できないようにする。具体的な手段は次のとおりである。
(1)前面基板には、第1のバス電極と第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、第2のバス電極と第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、背面基板には、前記第2の方向に延在する第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、前記表示領域における前記第1の電極および前記第2の電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の第1の側における前記表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記表示外領域の前記第2の側における表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(2)前記B及び前記Cは前記Aの70%から100%であることを特徴とする(1)に記載のプラズマディスプレイパネル。
(3)前記第1の引出し線または前記第2の引出し線の幅は前記第1のバス電極の幅よりも大きいことを特徴とする(1)または(2)に記載のプラズマディスプレイパネル。
(5)前記第1の引出し線または前記第2の引出し線は複数に分岐していることを特徴とする(1)または(2)に記載のプラズマディスプレイパネル。
(6)前面基板には、第1のバス電極と第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、第2のバス電極と第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列しており、前記電極対の間には、前記第1の電極および前記第2の電極とは絶縁されている第4の電極が前記第1の方向に延在している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、背面基板には、前記第2の方向に延在する第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、前記表示外領域の第1の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、前記表示外領域の第2の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、前記表示領域における前記第1の電極、前記第2の電極、および前記第4の電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の前記第1の側における前記表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記表示外領域の前記第2の側における前記表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(7)前記B及び前記Cは前記Aの70%から100%であることを特徴とする(6)に記載のプラズマディスプレイパネル。
(8)前記第1の引出し線または前記第2の引出し線の幅は前記第1のバス電極の幅よりも大きいことを特徴とする請求項6または(7)に記載のプラズマディスプレイパネル。
(9)前記第1の引出し線または前記第2の引出し線は複数に分岐していることを特徴とする(6)または(7)に記載のプラズマディスプレイパネル。
(10)前面基板には、金属によって形成された第1のバス電極と透明導電膜によって形成された第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、金属によって形成された第2のバス電極と透明電極によって形成された第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、背面基板には、前記第2の方向に延在する第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、前記表示領域における前記第1のバス電極および前記第2のバス電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の第1の側における前記表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記表示外領域の前記第2の側における前記表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
(11)前面基板には、金属で形成された第1のバス電極と透明導電膜によって形成された第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、金属によって形成された第2のバス電極と透明導電膜によって形成された第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列しており、前記電極対の間には、前記第1の電極および前記第2の電極とは絶縁されている第4の電極が前記第1の方向に延在している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、背面基板には、前記第2の方向に延在する第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、前記表示外領域の第1の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、前記表示外領域の第2の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、前記表示領域における前記第1のバス電極、前記第2のバス電極、および前記第4の電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の前記第1の側における表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記表示外領域の前記第2の側における前記表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
前面基板の表示外領域の特定領域において、金属電極の占める面積の割合を、表示領域における金属電極の占める面積の割合と大きく変えないようにすることによって、表示領域と表示外領域の境界がスムースとなり、境界を視認できなくなる。これによって、表示領域と表示外領域の境界が画像に影響を与えることを防止することが出来る。
本発明の具体的な実施例を説明する前に、本発明が適用されるプラズマディスプレイパネルの構造を説明する。図1は、プラズマディスプレイパネルの表示領域の分解斜視図である。プラズマディスプレイパネルは,前面基板1と背面基板2の2枚のガラス基板から構成されている。前面基板1には、画像形成のための放電を生じさせる走査電極と放電維持電極が平行に配置されている。
走査電極は、さらに実際に放電電極となるITO(Indium Tin Oxide)によって形成された走査放電電極と、端子部から電圧を供給する走査バス電極から構成される。以後、走査バス電極をXバス電極10と呼び、走査放電電極をX放電電極11と呼ぶ。また、X電極という場合は、Xバス電極10とX放電電極11を含むものとする。
放電維持電極は、さらに実際に放電電極となるITO(Indium Tin Oxide)によって形成された放電維持電極と、端子部から電圧を供給する放電維持バス電極から構成される。以後、放電維持バス電極をYバス電極20と呼び、放電維持電極をY放電電極21と呼ぶ。また、Y電極という場合は、Yバス電極20とY放電電極21を含むものとする。
Xバス電極10、Yバス電極20はいずれも金属の積層構造となっており、前面基板1の側からクロム、銅、クロムの積層構造となっている。前面基板1上に形成されたクロムは、ガラスとの接着性が優れており、かつ、クロムの表面が黒いので、コントラストの向上のための効果を有する。銅はバス電極の抵抗を小さくするために使用される。銅の上をさらにクロムが被覆しているが、このクロムは、銅の表面が酸化されて抵抗が変化することを防止するためである。
前面ガラス上のクロムはさらに、酸化クロムとクロムの積層構造となる場合もある。酸化クロムは黒色で、反射率がクロムよりも小さいので、画像のコントラストをさらに向上させることが出来る。酸化クロムもガラスとの接着性は優れている。また、銅との接触面はクロムなので、銅が酸化されることも無い。
図1においては、放電電極は透明導電膜であるITOを使用し、バス電極には抵抗の小さい金属積層膜を使用している。透明導電膜を使用すると、蛍光体8からの発光を外部により多く取り出すことが出来るからである。一方、放電電極をバス電極と同じ金属によって形成する場合もある。この場合は、プロセスが一回で済み、製造コストの大幅な低減になる。以下に述べる実施例では主として、放電電極とバス電極を同じ金属で形成した場合を例にとって説明する。
X電極およびY電極を覆うように誘電体層5が形成される。誘電体層5には軟化点が500℃程度の低融点ガラスが使用される。その上に保護膜6が形成される。保護膜6としては,酸化マグネシウム(MgO)が主に使用され,スパッタ法または蒸着法によって形成される。
背面基板2には,アドレス電極40が,Xバス電極10あるいはYバス電極20と直交して形成される。アドレス電極40の構造もXバス電極10あるいはYバス電極20と同様の構造であり、クロム、銅、クロムの積層構造となっている。アドレス電極40の上を誘電体層5が被覆している。一般的には背面基板2に形成された誘電体層5も前面基板1に形成された誘電体層5と同じ材料が使用される。
背面基板2の誘電体層5の上には、隔壁7がアドレス電極40を挟むように、アドレス電極40と同じ方向に延在させて形成されている。隔壁7の内側には蛍光体8が塗布されている。蛍光体8は、赤、緑、青の蛍光体8が図1の隔壁7によって形成された凹部に並列して塗布されている。
前面基板1と背面基板2及び隔壁7に囲まれた空間が放電ガスを封入する放電空間となっている。一対のバス配線と隔壁7の間がひとつの表示セル(サブピクセル)に対応し,カラー表示の場合、3つのサブピクセルがおのおの3原色(R,B,G)に対応してひとつの画素(ピクセル)を形成する。
プラズマディスプレイパネルの発光の原理は以下のようになっている。まず,発光させたいセルに対応するアドレス電極40と,同じく当該セルに対応する走査電極との間に100-200V程度の電圧(放電開始電圧)をかける。アドレス電極40とバス電極は直交しているため,その交点にある単独のセルを選択することができる。選択されたセルでは電圧をかけた放電電極(この場合はX電極)と,アドレス電極40の間で微弱放電が発生し,前面基板1側の誘電体層5の上の保護膜6上に電荷(壁電荷)が蓄積される。このようにして、表示領域の全セルに電荷による書き込みを行う。この期間は書き込み期間であり、画像は形成されない。
続いて、サステイン期間において、X電極とY電極との間に高周波パルスを印加して維持放電を行う。このとき、壁電荷が蓄積されているセルのみでサステイン放電が発生する。このサステイン放電によって紫外線が発生し、この紫外線によって蛍光体8が発光する。蛍光体8から放射された可視光は前面基板1から放出され、人間が視認する。書き込み期間に電荷が蓄積されたセルのみで蛍光体8が発光するので、画像が形成されることになる。
図2はプラズマディスプレイパネルの平面図である。図2において、前面基板1の下に、シール材3を介して背面基板2が配置されている。背面基板2には、点線で示すアドレス電極40が縦方向に延在し、横方向に配列している。アドレス電極40には背面基板2端子部120からアドレス信号が供給される。
図2において、前面基板1には横方向にX電極とY電極が延在している。X電極には、前面基板1の左側から信号が供給されるが、図2では図示していない。Y電極には、右側の前面基板1の端子部110から信号が供給される。端子部110とY電極の間は、Yバス電極引出し線22によって接続されている。端子部110のピッチはYバス電極20のピッチよりも小さいために、表示外領域において、Yバス電極引出し線22は傾斜部221を有している。
Yバス電極引出し線22は、傾斜部221に達するまでは、横方向に延在している。表示領域の外側において、引出し線のピッチはYバス電極20のピッチと同じであるが、この部分にはX電極が存在していないので、ガラス基板上の金属電極の占有密度は、表示領域の半分以下となっている。X電極あるいはY電極は、前面基板1側ではクロムあるいは酸化クロムであり、黒色である。したがって、表示領域の境界部においては、表示領域が黒く、表示外領域が白く見える。これは、画面に違和感を与えることになる。
図3は、図2の表示領域境界部付近の従来例におけるX電極あるいはY電極の状態を示す拡大図である。図3において、Xバス電極10とX放電電極11は同じ材料で同時に形成されている。また、Yバス電極20とY放電電極21は同じ材料で同時に形成されている。図3において、X電極は表示領域で終端し、Y電極は表示外領域に延在し、その後、端子に向かって傾斜して配線される。図3に示すように、従来例では、表示外領域における金属電極の占有面積は表示領域に比較して非常に小さい。一方、表示外領域において、金属電極の占有面積を大きくしすぎると、表示領域の反射と表示外領域の反射が大きく異なることになって画面に違和感を生じさせる。
表示外領域は、フレームの枠によって覆われているので、プラズマディスプレイパネルの表示外領域は見えないように設定しているが、フレームとプラズマディスプレイパネルの位置合わせのずれ、プラズマディスプレイパネルの前面に設置される前面パネルにおける光の屈折、あるいは、画面を斜め方向から見た場合等に、プラズマディスプレイパネルの表示外領域が視認される。
表示外領域が視認される範囲は図2に示すdの範囲であるが、dは2mm程度となる。したがって、表示領域の境界から少なくとも2mmの範囲においては、金属配線の占有面積は大きく変わらないことが望ましい。図2において、例えば、X電極を表示外領域、dの範囲まで延在させれば、表示領域と表示外領域の反射率の差は認識されない。
しかし、このような構成では、表示外領域において、X電極の延長部分とY電極とで放電を生ずる。蛍光体8は、印刷で形成されるので、表示領域よりもやや大きめに塗布され、X電極の延長部分にも蛍光体8が存在する。そうすると、X電極が延在した部分においても蛍光体8の発光が生ずる。この発光は、画像と関係の無い発光なので、画質を損ねることになる。
X電極とY電極の配置には2種類がある。その一つは、図4に示すように、X電極とY電極を交互に縦方向に配列するものである。図4の配線は図2に示すX電極、Y電極の配線と同じである。この配線はX電極とY電極が交互に縦方向に配列しているので、配線が単純であるという利点がある。他の一つは、図10に示すような配線方法である。図10に示す配線方法の特徴については後述する。
実施例1〜実施例4は、X電極とY電極の配置が図4に示すような配置の場合の例である。また、図4はXバス電極10とX放電電極11が同じ材料で同じプロセスで形成されている場合の例である。実施例1〜実施例4においても、図4と同様な電極構成となっている。この電極構成は一回のプロセスで電極を形成することが出来るので、製造コストを低減できるという特徴を有する。
一方、図4のような電極構造は、蛍光体8から放射する可視光を金属電極によって遮り、外部へ放射される光が減少するという問題を有する。この問題を対策した電極構成を図5に示す。図5において、Xバス電極10およびYバス電極20は金属の積層膜で形成されている。セルにおいて放電を生じさせるX放電電極11およびY放電電極21は透明電極であるITOによって形成されている。
X放電電極11とY放電電極21の間の放電で発生した紫外線による蛍光体8からの可視光は、ITOを透過して外部に取り出すことが出来る。したがって、画面輝度を上げることが出来る、図5において、まずITOを被着し、パターニングして、その上にバス電極を構成する3層の金属膜を被着し、バス電極をパターニングして形成する。
以下の実施例では、電極の構造として、図4のように、バス電極と放電電極を同じ金属の積層膜によって同時に形成するタイプについて説明するが、図5のように、放電電極をITOで形成し、バス電極を金属の積層膜によって形成するタイプについても同様にして本発明を適用することが出来る。ただし、図5のような放電電極が透明電極で形成されている場合は、前面基板1における金属電極の占有面積という場合は、バス電極の面積のみをいうことになる。
以下に示す実施例では、表示領域と表示外領域の境界を目立たなくするための前面基板1における具体的な配線の構成を示す。
図6は本発明の第1の実施例を示す、前面基板1の表示領域境界部におけるX電極とY電極、および、Y電極の引出し線の形状を示す平面図である。図6において、表示領域では、X電極とY電極が対向して配置されている。金属で形成されたX放電電極11とY放電電極21の間で放電が生じて、対応する蛍光体8から光が発生する。図において、対向する放電電極のペアが各セルに対応する。
図6において、Y電極のみに引出し線が表示されている。X電極の引出し線は、図6の左側方向に存在しているが、図6には記載されていない。図6において、Y電極引出し線22は所定の距離dだけY電極と同じ向きに延在し、その後、曲がって、傾斜部221となる。傾斜部221が形成されるのは、Y電極のピッチよりも端子部のピッチが小さいからである。
図6において、Y電極引出し線22は表示領域から距離dの範囲において、表示領域におけるYバス電極20の幅よりも大きくなっている。すなわち、従来例を示す図3と比較して、表示外領域において、金属膜の占有面積が増大している。金属膜の占有面積が表示領域と表示外領域で大きな変化が無ければ、表示領域と表示外領域の境界が明確でなくなり、画像に違和感が無くなる。
従来例である図3の表示領域に示す点線の縦長の長方形がセルに該当する範囲である。このセルにおいて、金属配線の占有面積は、33.3%である。また、図3の表示外領域に示す点線の縦長の長方形における金属配線の占有面積は12.5%である。すなわち、表示外領域における金属膜の占有面積は表示領域における金属膜の占有面積の37.5%にすぎない。この場合は、表示外領域が白く見える。
本実施例を示す図6において、表示外領域の、範囲dにおいては、Y電極引出し線22の線の太さを大きくして、金属配線の占有面積を増大させている。図6の例では、表示外領域の金属配線の占有面積の割合は33.3%である。表示領域における金属配線の占有面積は33.3%であるから、金属配線の占有面積は表示領域と表示外領域において同じである。したがって、図6の例では、外部から画面を見た場合、表示領域と表示外領域の境界はほとんど認識出来ない。
前面パネルとプラズマディスプレイパネルの位置合わせ、前面パネルの屈折、あるいは、画面を斜めから見た場合に表示外領域が見える範囲は2mm程度であるから、表示外領域において、Y電極引出し線22を太くする範囲は、表示領域の境界から2mm以上であれば十分である。
本実施例において、Y電極引出し線22を太くしすぎると、表示外領域が黒くなって、表示領域と表示外領域の境界が目立ち、画像に違和感を与える。表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、官能評価によれば、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。表示外領域が表示領域より黒いと表示領域と表示外領域の境界がより目立つ場合があるからである。
図7は本発明の第2の実施例を示す平面図である。表示領域の構成は図6と同様なので、説明は省略する。図7の表示外領域において、Y電極引出し線22は、距離dにおいて、3つの線に分岐している。この範囲において、Y電極引出し線22を3つに分岐させることによりY電極引出し線22の面積を大きくすることによって、表示領域と表示外領域における金属配線の占有面積を合わせることが出来る。
図7において、表示領域における点線の縦長の長方形が表示セルに該当するが、この部分おける金属配線の占有面積は例えば、33.3%である。また、図7における表示外領域における点線の縦長の長方形は、表示領域の表示セルに対応する面積であるが、この部分における金属配線の占有面積は33.3%となっている。したがって、図7の構成では、外部から画面を見た場合、表示領域と表示外領域の境界はほとんど視認出来ない。
図7においては、表示外領域において、範囲dにおいてY電極引出し線22を分岐させているので、金属配線をより均一に分布させることが出来るという利点を有する。図7においては、Y電極引出し線22は3つに分岐させているが、2つに分岐させても良いし、4つ以上に分岐させてもよい。また、dの範囲は実施例1と同じで2mm以上である。
表示領域における金属配線の占有率と表示外領域における金属配線の占有率の比は実施例1と同様である。すなわち、表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。
なお、図7において、Y電極引出し線22は3本に分岐しているが、上記条件を満足する限り、傾斜部221あるいは端子部と接続していない分岐線はY電極と必ずしも導通している必要は無い。
図8は本発明の第3の実施例を示す平面図である。図8の表示領域において、X電極とY電極が横方向に延在し、縦方向に配列している。X放電電極11とY放電電極21が対向している部分で表示セルが構成される。すなわち、この部分で放電が生じ蛍光体8から可視光が放射される。
図8において、Y電極とX電極の間にフロート電極30が形成されている。フロート電極30はX電極ともY電極とも接続されておらず、文字どおりフロートとなっており、X電極とY電極の間の耐電圧には影響を与えない。フロート電極30はX電極あるいはY電極と同じ材料で形成され、かつ、同時に形成される。
したがって、フロート電極30は金属の積層構造となっており、前面基板1と接する部分はクロムあるいは酸化クロムである。クロムあるいは酸化クロムは黒色であり、したがって、フロート電極30はいわゆるブラックマトリクスの効果を有し、表示領域において、画像のコントラストを向上させる。
本実施例では、図8に示すように、フロート電極30を表示外領域にまで延在させ、かつ、表示外領域において、幅を大きくしている。これによって、表示外領域の範囲dにおいて、金属電極の占有面積を大きくしている。図8の表示領域において、点線の縦長の長方形で囲んだ部分が一つのセルを構成する。このセルは、X電極、Y電極、及び、フロート電極30を含む。
図8の表示領域の点線の縦長の長方形における金属電極の面積占有率は例えば、45.8%である。図8の表示外領域における点線の縦長の長方形の部分は、表示領域の点線の縦長の長方形に対応する部分である。表示外領域におけるこの部分の金属電極の面積占有率は、フロート電極30の幅を大きくすることによって45.8%としている。したがって、本実施例の構成によれば、表示領域と表示外領域との境界は、外部からはほとんど視認できない。
表示外領域において、フロート電極30の幅を大きくする範囲dは、実施例1等と同様に2mm以上である。また、表示領域における金属配線の占有率と表示外領域における金属配線の占有率の比は実施例1等と同様である。すなわち、表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。
以上の説明では、表示外領域において、フロート電極30の幅を大きくすることによって表示領域と表示外領域との境界を目立たなくしている。表示外領域の電極配置の都合によっては、フロート電極30の線幅を変えると同時にY電極の幅を変えても良い。
図9は本発明の第4の実施例を示す平面図である。表示領域の構成は図8と同様なので、説明は省略する。図9の表示外領域において、フロート電極30は、範囲dにおいて、3つの線に分岐している。この範囲において、フロート電極30を3つに分岐させることによって、フロート電極30の面積を大きくすることにより、表示領域と表示外領域における金属配線の占有面積を合わせることが出来る。
図9において、表示領域における点線の縦長の長方形が表示セルに該当するが、この部分おける金属配線の占有面積は例えば、45.8%である。また、図9における表示外領域における点線の縦長の長方形は、表示領域の表示セルに対応する面積であるが、この部分における金属配線の占有面積も、フロート電極30を3本形成することによって45.8%となっている。したがって、図9の構成では、外部から画面を見た場合、表示領域と表示外領域の境界はほとんど視認出来ない。
図9においては、表示外領域で、範囲dにおいてフロート電極30を分岐させているので、金属配線をより均一に分布させることが出来るという利点を有する。図9では、フロート電極30は3つに分岐させているが、2つに分岐させても良いし、4つ以上に分岐させてもよい。また、dの範囲は実施例1と同様2mm以上である。分岐させたフロート電極30は互いに接続している必要は無い。分岐させたフロート電極30は金属電極の占有面積を大きくする役割を持てば良いからである。
表示領域における金属配線の占有率と表示外領域における金属配線の占有率の比は実施例1等と同様である。すなわち、表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。
実施例5〜実施例8はX電極とY電極の配置が実施例1〜実施例4と異なる。実施例1〜実施例4の表示領域における電極配置は、図4に示すようにX電極とY電極が交互に順番に並んでいる。これに対して、実施例5〜実施例8の表示領域における電極配置は、図10に示すようにX電極とY電極の上下関係が一つおきに入れ替わっている。このような配置は次のような利点を有する。
プラズマディスプレイパネルの動作において画像を表示する期間、すなわち、発光期間(サステイン期間)には、X電極とY電極に交互に180V程度のパルス電圧が印加される。この電圧によってX電極とY電極の間に放電を起こし、生じた紫外線によって蛍光体8から可視光を放射して画像を形成する。
図4においては、X電極あるいはY電極に印加されたパルスのうち、例えば、X1電極とY1電極間、あるいは、X2電極とY2電極間の電圧は、放電に寄与し、蛍光体8を光らせ画像形成に寄与する。しかし、Y1電極とX2電極間あるいは、Y2電極とX3電極間の電圧は放電を生じさせず、蛍光体8を発光させるものではなく、画像の形成には寄与しない。ところが、Y1電極とX2電極の間あるいは、Y2電極とX3電極の間等にも容量は存在するので、これらの電極間において、電流が流れる。この電流のうち大部分は無効電流ではあるが、電流が流れることによって配線抵抗において電力が消費され、無駄な電力が消費されることになる。
図10はこの問題を対策する電極配置である。図10において、X電極とY電極が横方向に延在し、X電極とY電極との間で放電が生ずることは図4と同様である。しかし、図10では、X電極とY電極のペア毎にX電極とY電極の上下関係が入れ替わっている。例えば、X1電極とY1電極で放電を生じると同時にY2電極とX2電極の間で放電が生じているとする。この場合、上下で隣り合うY1電極とY2電極は同じ電位であるので、Y1電極とY2電極の間に容量が存在していても電流は流れない。したがって、Y1電極とY2電極間を流れる無駄な電流を無くすことが出来る。これは、X2電極とX3電極との間においても同様である。このように、図10のような電極配置とすることによって配線は若干複雑になるが、無駄な消費電力を無くすことが出来る。
図10は放電電極とバス電極を同じ金属の積層膜によって形成した場合である。図11は放電電極を透明電極であるITOによって形成し、セル内の蛍光体8から放射される可視光をより多く取り出すことが出来る電極配置である。この場合も、X電極およびY電極の配置は図10と同じとすることが出来る。以下の実施例は図10のように、放電電極とバス電極を同じ金属の積層膜によって形成した場合について説明するが、図11のような電極構成の場合にも同様に本発明を適用することが出来る。ただし、図11のように放電電極が透明電極で形成されている場合は、前面基板1における金属電極の占有面積という場合は、バス電極の面積のみをいうことになる。
図12は図10のような電極配置とした場合の従来例における表示領域境界部付近の電極配置である。図12において、表示領域の内側にはX電極とY電極が延在し、表示外領域では、Y電極引出し線22がY電極から延在している。図12の表示領域において、点線の縦長の長方形が表示セルに対応する。表示セル内における金属電極の占有面積は、例えば、33.3%である。これに対して、表示外領域における対応する点線の縦長の長方形の部分における金属電極の占有面積は12.5%である。したがって、図12の例では、表示領域と表示外領域との境界が明確となり、画面を見た場合に違和感を生じさせる。
図13は本実施例を示す平面図である。図13において、表示領域内は、図10で説明したのと同様な電極配置となっている。なお、X電極およびY電極の構成は実施例1等と同じ、クロム、銅、クロム、または酸化クロム、クロム、銅、クロムの積層構造となっている。図13における表示外領域では、Y電極引出し線22が延在している。Y電極引出し線22は表示外領域において、範囲dの部分において、幅が大きくなっており、表示外領域における金属電極の面積占有率を上昇させ、表示領域と表示外領域の境界を視認しにくくしている。
図13において、表示領域における点線の縦長の長方形が表示セルに対応している。表示領域における点線の縦長の長方形における金属電極の面積占有率は例えば、33.3%である。一方、表示外領域の範囲dにおいては、Y電極引出し線22の幅が大きくなっているので、金属電極の面積占有率は33.3%となっている。したがって、表示領域と表示外領域との境界は外部からは視認しにくく、この境界が画像に対して影響を与えることは無い。表示外領域における範囲dは2mm以上である。
また、本実施例においても、表示領域における金属配線の占有率と表示外領域における金属配線の占有率の比は実施例1等と同様である。すなわち、表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。
図14は本発明の第6の実施例を示す平面図である。図14において、表示領域は図13と同様であるので、説明は省略する。図14の表示外領域において、Y電極引出し線22が範囲dにおいて、3つの線に分岐している。表示外領域において、金属電極の面積比率を大きくするためである。
図14において、表示領域における点線の縦長の長方形が表示セルに対応している。表示領域における点線の縦長の長方形における金属電極の面積占有率は例えば、33.3%である。一方、表示外領域の範囲dにおいては、Y電極引出し線22が3本形成されているので、電極の占有面積が大きくなり、金属電極の面積占有率は33.3%となっている。したがって、表示領域と表示外領域との境界は外部からは視認しにくく、この境界が画像に対して影響を与えることは無い。表示外領域における範囲dは2mm以上である。
また、本実施例においても、表示領域における金属配線の占有率と表示外領域における金属配線の占有率の比は実施例1等と同様である。すなわち、表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。
本実施例においては、Y電極引出し線22を3本に分岐させているので、金属電極の部分を表示外領域の範囲dにおいて、均一に配置することが出来、表示領域と表示外領域との境界をよりスムースとし、境界部分を視認しにくくすることが出来る。
なお、図14において、Y電極引出し線22は3本に分岐しているが、上記条件を満足する限り、傾斜部221あるいは端子部と接続していない分岐線はY電極と必ずしも導通している必要は無い。
図15は本発明の第7の実施例を示す平面図である。図15において、表示領域は、Y電極とY電極の間、あるいはX電極とX電極の間にはフロート電極30が配置されている。フロート電極30の役割は、実施例3で説明したように、画像のコントラストを向上させることである。図15の表示外領域における範囲dにおいては、フロート電極30の幅が1本おきに大きくなっている。これは、Y電極引出し線22の間隔が1本おきに大きくなっており、間隔が大きい部分のフロート電極30の幅を大きくしているためである。
図15において、表示領域における点線の縦長の長方形が表示セルに対応している。表示領域における点線の縦長の長方形における金属電極の面積占有率は例えば、45.8%である。一方、表示外領域の範囲dにおいては、Y電極引出し線22の幅が大きくなっているので、金属電極の面積占有率は45.8%となっている。したがって、表示領域と表示外領域との境界は外部からは視認しにくく、この境界が画像に対して影響を与えることは無い。表示外領域における範囲dは2mm以上である。
また、本実施例においても、表示領域における金属配線の占有率と表示外領域における金属配線の占有率の比は実施例1等と同様である。すなわち、表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。
図16は本発明の第8の実施例を示す平面図である。図16において、表示領域は、Y電極とY電極の間、あるいはX電極とX電極の間にはフロート電極30が配置されている。フロート電極30の役割は、実施例3で説明したと同様に、画像のコントラストを向上させることである。図16の表示外領域において、範囲dにおいては、フロート電極30が1本おきに3つに分岐している。Y電極引出し線22の間隔が1本おきに大きくなっており、間隔が大きい部分のフロート電極30を3本に分岐させて、金属電極の占有面積率を大きくしている。図16において、分岐したフロート電極30は必ずしも連続している必要は無い。
図16において、表示領域における点線の縦長の長方形が表示セルに対応している。表示領域における点線の縦長の長方形における金属電極の面積占有率は例えば、45.8%である。一方、表示外領域の範囲dにおいては、フロート電極30が分岐して、面積が大きくなっているので、金属電極の面積占有率は45.8%となっている。したがって、表示領域と表示外領域との境界は外部からは視認しにくく、この境界が画像に対して影響を与えることは無い。表示外領域における範囲dは2mm以上である。
また、本実施例においても、表示領域における金属配線の占有率と表示外領域における金属配線の占有率の比は実施例1等と同様である。すなわち、表示領域における金属配線の占有面積比率をA、表示外領域の金属配線の占有面積比率をBとした場合、B/Aが0.6〜1.4の範囲である必要がある。また、より好ましくは、0.7〜1.0の範囲である。
以上は図2における前面基板1の左側の辺におけるY電極およびY電極引出し線22の関係について説明した。図2において、前面基板1の左側には、図示しないX電極引出し線および端子部が形成されている。図2の表示領域左側においても表示領域と表示外領域とで反射率等が大きく異なると画面に違和感が生ずることは画面右側と同じである。したがって、以上説明した内容は、図2の左側におけるX電極引出し線についても同様に適用することが出来る。
プラズマディスプレイパネルの表示領域の断面斜視図である。 プラズマディスプレイパネルの平面図である。 前面パネルの表示領域付近の電極の平面図である。 表示領域における電極配置の平面図である。 図4における他の電極構成の平面図である。 実施例1の電極構成の平面図である。 実施例2の電極構成の平面図である。 実施例3の電極構成の平面図である。 実施例4の電極構成の平面図である。 表示領域における他の電極配置の平面図である。 図10における他の電極構成の平面図である。 図10の電極配置の従来例である。 実施例5の電極構成の平面図である。 実施例6の電極構成の平面図である。 実施例7の電極構成の平面図である。 実施例8の電極構成の平面図である。
符号の説明
1・・・前面基板、 2・・・背面基板、 3・・・シール部、 5・・・誘電体層、 6・・・保護膜、 7・・・隔壁、 8・・・蛍光体、10・・・Xバス電極、 11・・・X放電電極、 20・・・Yバス電極、 21・・・Y放電電極、 22・・・Y電極引出し線、 30・・・フロート電極、 40・・・アドレス電極、 110・・・前面基板端子部、 120・・・背面基板端子部、 221・・・Y電極引出し線傾斜部。

Claims (10)

  1. 前面基板には、第1のバス電極と第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、第2のバス電極と第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、
    前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、
    前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、
    背面基板には、前記第2の方向に延在して第1の方向に配列した第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記表示領域における前記第1の電極および前記第2の電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の第1の側における前記表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記表示外領域の前記第2の側における表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 前記B及び前記Cは前記Aの70%から100%であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル。
  3. 前記第1の引出し線または前記第2の引出し線の幅は前記第1のバス電極の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 前記第1の引出し線または前記第2の引出し線は複数に分岐していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプラズマディスプレイパネル。
  5. 前面基板には、第1のバス電極と第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、第2のバス電極と第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列しており、
    前記電極対の間には、前記第1の電極および前記第2の電極とは絶縁されている第4の電極が前記第1の方向に延在している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、
    前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、
    前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、
    背面基板には、前記第2の方向に延在する第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記表示外領域の第1の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、
    前記表示外領域の第2の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、
    前記表示領域における前記第1の電極、前記第2の電極、および前記第4の電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の前記第1の側における前記表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記表示外領域の前記第2の側における前記表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  6. 前記B及び前記Cは前記Aの70%から100%であることを特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレイパネル。
  7. 前記第1の引出し線または前記第2の引出し線の幅は前記第1のバス電極の幅よりも大きいことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル。
  8. 前記第1の引出し線または前記第2の引出し線は複数に分岐していることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のプラズマディスプレイパネル。
  9. 前面基板には、金属によって形成された第1のバス電極と透明導電膜によって形成された第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、金属によって形成された第2のバス電極と透明電極によって形成された第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、
    前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、
    前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、
    背面基板には、前記第2の方向に延在する第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記表示領域における前記第1のバス電極および前記第2のバス電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の第1の側における前記表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記表示外領域の前記第2の側における前記表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  10. 前面基板には、金属で形成された第1のバス電極と透明導電膜によって形成された第1の放電電極を含む第1の電極が第1の方向に延在し、前記第1の電極に対向して、金属によって形成された第2のバス電極と透明導電膜によって形成された第2の放電電極を含む第2の電極が第1の方向に延在しており、前記第1の電極と前記第2の電極が電極対を形成し、前記電極対は第2の方向に配列しており、
    前記電極対の間には、前記第1の電極および前記第2の電極とは絶縁されている第4の電極が前記第1の方向に延在している表示領域と、前記表示領域の外側の表示外領域が存在し、
    前記表示外領域の第1の側には、前記第1の電極に電流を供給する端子部と前記端子部と前記第1の電極を接続する第1の引出し線が形成され、
    前記表示外領域の第2の側には、前記第2の電極に電流を供給する端子部と前記第2の電極に電流を供給する第2の引出し線が形成され、
    背面基板には、前記第2の方向に延在する第3の電極が形成され、前記前面基板と前記背面基板がシール部によって封止されたプラズマディスプレイパネルであって、
    前記表示外領域の第1の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、
    前記表示外領域の第2の側には、前記表示外領域の前記表示領域から特定距離内において、前記第4の電極が延在し、
    前記表示領域における前記第1のバス電極、前記第2のバス電極、および前記第4の電極の占める面積の割合をAとし、前記表示外領域の前記第1の側における表示領域から特定距離内における前記第1の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をBとしたとき、前記Bは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記表示外領域の前記第2の側における前記表示領域から特定距離内における前記第2の電極引出し線および前記第4の電極の占める面積をCとしたとき、前記Cは前記Aの60%から140%の範囲であり、
    前記特定距離は2mm以上であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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