JP4844977B2 - 上包み包装機の物品保持移送装置 - Google Patents
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Description
立体形状からなる食品の下面および側面を覆ったフィルムシートの縁部を食品の上面において重合するよう折り畳んで食品を表面に沿ってフィルムシートで覆うようにした上包み包装機において、
前記食品の表面に沿う形状に形成されて上部が開口するよう凹設された物品収容部を備えた搬送体が所定間隔毎に配設され、物品収容部の上部開口を覆うように搬送体上に供給載置されたフィルムシートを搬送する搬送手段と、
前記搬送体におけるフィルムシートの載置面に開設され、エアを吸引および噴出するよう機能する通気孔と、
前記搬送体に供給載置されたフィルムシートの上方より食品を物品収容部へ収容するまでの搬送体移動区間において、前記通気孔を介してフィルムシートを搬送体の載置面に吸引保持するエア吸引手段と、
前記食品を物品収容部に収容した後の搬送体の移動区間において、前記通気孔からエアを噴出し、物品収容部外に延出するフィルムシートの縁部を立ち上げるエア噴出手段とを備え、
前記物品収容部に食品が収容される時の前記通気孔によるフィルムシートのエア吸引力が弱くなるように、少なくとも食品が供給される位置でフィルムシートに食品が接触する時点では、該食品が供給される位置より前までにおける前記通気孔による搬送体へのフィルム吸引力より弱いエア吸引力となるように設定されていることを特徴とする。
これによれば、物品供給ステーションまでは、搬送体が移動するときに該搬送体にフィルムシートを位置ズレやめくり上がりすることなく確実に吸引保持し、また食品を物品収容部に押し込む際のフィルムシートに作用するエア吸引力は弱く、フィルムシートを適度に張った状態に維持しつつ食品に加わる負荷を軽減することができる。すなわち、例えば8〜15μ程度の食品包装用ストレッチフィルムであっても、蒸しパンの如き角部を有する柔らかく変形し易い食品の変形を抑制して手作業での包装と遜色なくフィルムが食品表面に密着した状態で良好に自動包装できる。また、フィルムシートにエア吸引力を作用させる通気孔を、エア噴出のための孔として兼用するよう構成したから、食品を物品収容部に押し込む際に物品収容部内に引き込まれるフィルムの適度な保持と、物品収容部に収容された後の物品収容部外に延出するシート縁部の立ち上げを確実になし得る適正な位置に通気孔を設けることができる。
これによれば、食品を物品収容部に押し込む際に、物品収容部に引き込まれるフィルムと搬送体の接触面との粘着を抑制し得るから、ストレッチフィルム等の自己粘着性を有するフィルムであっても、フィルムに対する引張抵抗が発生することなく食品に加わる負荷を軽減して、食品の変形を抑制することができる。
これによれば、例えば厚さ12μ程度の薄手のストレッチフィルムによって、商品価値が低下する程角部が変形することなく食品表面にフィルムが密着した包装体を得ることができる。
これによれば、食品の角部を収容する角部収容空間部に多方向から引き込まれるフィルムシートを、他の部位よりも単位面積当たりで多数設けられた通気孔を介して作用するエア吸引力によって適正に張った状態に維持したもとで物品収容部内へ食品を押し込むことができるので、押し込む途中で食品の角部付近のフィルムの保持が不用意に解除されてしまうことで角部においてフィルムにだぶつきが生ずるのを防止し得る。また、物品収容部に食品を押し込んだ後、収容部外に延出しているフィルムの縁部を立ち上げる際に、角部の付近に寄せ集められているシート縁部を、他の部位よりも単位面積当たりで多数設けられた通気孔から多くのエアを噴出して確実に立ち上げることができる。
次に、実施例に係る上包み包装機の物品保持移送装置の作用につき説明する。
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
1. 実施例では食品16として外側に向けた角部を有する三角柱状のものの場合で説明したが、四角柱状等の複数の角部を有する食品に適用できる。
2. 実施例では、各吸引チャンバー28,30,32,34に作用するエア吸引力を調節する吸引力調節手段として調節弁を挙げたが、管路径を変えたり、あるいはエア吸引源を別々に設ける等、その他の手段を採用し得る。
3. 実施例では、物品供給ステーションを搬送体14の2つのステーション分の間欠停止位置として設定したが、1ステーション分のみとしたり、あるいは3ステーション分にする等、装置の処理能力等によって数を任意に設定し得る。また、搬送体14を間欠停止させる場合に限らず、搬送体14を連続移動するようにしてもよい。そして、搬送体14を間欠停止させる場合は、装置をコンパクトかつ単純な構造とすることができ、搬送体14を連続移動する場合は、作業効率が高くなる。
4. 実施例では、4つの吸引チャンバー28,30,32,34と2つの噴出チャンバー36,38を配設した構成で説明したが、これら各チャンバーの数については、フィルム供給ステーションから物品供給ステーションまで、並びにその下流側のフィルム起立ステーョンとフィルム折り畳みステーションの相互の間隔等に応じた配設数とすることができる。
5. 実施例では、フィルムシートfの吸引保持のためのエア吸引源と、シート縁部の立ち上げのためのエア噴出源とを別々に設けたが、エア吸引源としての第1ブロワ40の排気をシート縁部の立ち上げに利用することが可能である。すなわち、第1ブロワ40の排気を噴出チャンバー36,38に引き込み、噴出チャンバー36,38と連通孔18b,20bとが連通状態となったときに、エアが通気孔18a,20aから上方に噴出されるようにする構成を採用し得る。
6. 実施例では、搬送体14に収容部材20を着脱自在に配設したが、該収容部材20を搬送体14に一体に形成してもよい。
7. 実施例では、全ての通気孔18a,20aについて、エアの吸引および噴出を兼用させるよう構成したが、例えば吸引チャンバーや噴出チャンバーを2系統とする等により、一部の通気孔18a、20aを、エアの吸引および噴出の何れか一方の専用として構成してもよい。
18a 通気孔,20a 通気孔,20d 上板(載置面),24 物品収容部
26 角部収容空間部,28 第1吸引チャンバー(エア吸引手段)
30 第2吸引チャンバー(エア吸引手段),32 第3吸引チャンバー(エア吸引手段)
34 第4吸引チャンバー(エア吸引手段),36 第1噴出チャンバー(エア噴出手段)
38 第2噴出チャンバー(エア噴出手段),40 第1ブロワ(エア吸引手段)
42 第2ブロワ(エア噴出手段),52a 上板(載置面),f フィルムシート
Claims (4)
- 立体形状からなる食品(16)の下面および側面を覆ったフィルムシート(f)の縁部を食品(16)の上面において重合するよう折り畳んで食品(16)を表面に沿ってフィルムシート(f)で覆うようにした上包み包装機において、
前記食品(16)の表面に沿う形状に形成されて上部が開口するよう凹設された物品収容部(24)を備えた搬送体(14)が所定間隔毎に配設され、物品収容部(24)の上部開口を覆うように搬送体(14)上に供給載置されたフィルムシート(f)を搬送する搬送手段(10)と、
前記搬送体(14)におけるフィルムシート(f)の載置面(20d,52a)に開設され、エアを吸引および噴出するよう機能する通気孔(18a,20a)と、
前記搬送体(14)に供給載置されたフィルムシート(f)の上方より食品(16)を物品収容部(24)へ収容するまでの搬送体移動区間において、前記通気孔(18a,20a)を介してフィルムシート(f)を搬送体(14)の載置面(20d,52a)に吸引保持するエア吸引手段(28,30,32,34,40)と、
前記食品(16)を物品収容部(24)に収容した後の搬送体(14)の移動区間において、前記通気孔(18a,20a)からエアを噴出し、物品収容部(24)外に延出するフィルムシート(f)の縁部を立ち上げるエア噴出手段(36,38,42)とを備え、
前記物品収容部(24)に食品(16)が収容される時の前記通気孔(18a,20a)によるフィルムシート(f)のエア吸引力が弱くなるように、少なくとも食品(16)が供給される位置でフィルムシート(f)に食品(16)が接触する時点では、該食品(16)が供給される位置より前までにおける前記通気孔(18a,20a)による搬送体(14)へのフィルム吸引力より弱いエア吸引力となるように設定されている
ことを特徴とする上包み包装機の物品保持移送装置。 - 前記搬送体(14)におけるフィルムシート(f)との接触面には、フィルムシート(f)との粘着を抑制する粘着抑制処理が施されている請求項1記載の上包み包装機の物品保持移送装置。
- 前記食品(16)は、柔らかで変形し易く、かつ角部(16a)を有し、前記フィルムシート(f)は8〜15μの厚みからなる食品包装用ストレッチフィルムである請求項1または2記載の上包み包装機の物品保持移送装置。
- 前記物品収容部(24)における食品(16)の角部収容空間部(26)に近接して載置面(20d)に形成される前記通気孔(20a)の形成間隔は、他の部位に形成される通気孔(20a)の形成間隔より密に設定されている請求項3記載の上包み包装機の物品保持移送装置。
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| JP2007160794A JP4844977B2 (ja) | 2007-06-18 | 2007-06-18 | 上包み包装機の物品保持移送装置 |
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