JP4845219B2 - 脱ぷ装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、前記一対の脱ぷロールの脱ぷ圧力を上げると、被処理物の損傷割合が上昇するとともに、前記一対の脱ぷロールが摩耗し易い状態となり該脱ぷロールの寿命が短くなってしまう。
ここで、スロワ機構において搬送される被処理物は、送風機からの搬送風により上方且つ第1側方へ搬送され、湾曲形状の第1放出経路を通過し、第1放出口より一対の脱ぷロールの間へ向けて放出される。この際、送風機からの搬送風は、送風路と対向するように下方且つ前記第1側方とは反対側の第2側方を向いた第1受入口より第1放出経路内に導入され、前記第1受入口と第1放出口との間で最も上方に位置する最上部近傍に設けられた風抜き孔から排出される。
さらに、前処理後の被処理物は、前記スロワ機構によって均平化された薄層状態で前記一対の脱ぷロールへ供給される。従って、前記一対の脱ぷロールによる脱ぷ処理能力を向上させることができる。この際、前記搬送風は前記風抜き孔を介して被処理物の供給経路外に排出される。従って、前記搬送風が前記一対の脱ぷロール間に作用して、該一対の脱ぷロールによる脱ぷ処理能力を低減させるという不都合を有効に防止できる。
また、前記スロワ機構による風搬送によって、被処理物を前記一対の脱ぷロールの駆動軸に平行な方向に容易に拡散させることができる。従って、被処理物を前記一対の脱ぷロールに対して該脱ぷロールの駆動軸方向全域に略均等量で供給することができる。
加えて、前記前処理手段から前記一対の脱ぷロールへ流下板を利用して被処理物を供給する構成に比べて、前記前処理手段に対する前記一対の脱ぷロールの設置位置に関し、設計自由度を向上させることができる。
従って、前記受網によって前処理後の被処理物が意に反して被処理物の供給経路外へ放出されることを防止できる。
さらに、前記受網を傾斜配置させることにより、前処理後の被処理物のうち易脱ぷ部が形成された穀粒や未脱ぷ状態の穀粒を含む比重の重い被処理物は、前記受網を下方へ流下しつつ前記搬送風によって吹き上げられ、籾殻等の比重の軽い不純物は、前記受網の上部領域において前記選別風によって吹き上げられることになる。従って、穀粒を含む被処理物は、下方に位置する前記第1放出経路へ送られ、且つ、籾殻等の不純物は、上方に位置する前記第2放出経路へ送られることになり、効果的に風選別作用を得ることできる。
従って、比重の大きい穀粒を搬送する前記第1放出経路に大量の搬送風を供給することができ、これにより、前記一対の脱ぷロールへの被処理物の風搬送を効率的に行うことができる。
従って、搬送風を有効利用して前記一対の脱ぷロールの摩耗を低減化できる。
このように、一対の第1及び第2脱ぷロールを用いて脱ぷ処理が2段階で行われる。従って、前記一対の第1及び第2脱ぷロールのそれぞれの脱ぷ圧力を上昇させることなく、脱ぷ処理の高能率化及び被処理物の高品質化を図ることができ、さらに、脱ぷロールの長寿命化も図ることができる。
さらに、前処理後の被処理物は、前記スロワ機構によって均平化された薄層状態で前記一対の脱ぷロールへ供給される。従って、前記一対の脱ぷロールによる脱ぷ処理能力を向上させることができる。この際、前記搬送風は前記風抜き孔を介して被処理物の供給経路外に排出される。従って、前記搬送風が前記一対の脱ぷロール間に作用して、該一対の脱ぷロールによる脱ぷ処理能力を低減させるという不都合を有効に防止できる。
また、前記スロワ機構による風搬送によって、被処理物を前記一対の脱ぷロールの駆動軸に平行な方向に容易に拡散させることができる。従って、被処理物を前記一対の脱ぷロールに対して該脱ぷロールの駆動軸方向全域に略均等量で供給することができる。
加えて、前記前処理手段から前記一対の脱ぷロールへ流下板を利用して被処理物を供給する構成に比べて、前記前処理手段に対する前記一対の脱ぷロールの設置位置に関し、設計自由度を向上させることができる。
本発明の一実施形態における脱ぷ装置1は、図1に示すように、脱ぷユニット5と前記脱ぷユニット5の上方に配置され、穀物等の被処理物を貯留する原料タンク4とを備え、前記原料タンク4から供給される被処理物を前記脱ぷユニット5によって籾摺り処理するものである。
前記脱ぷ装置1は、被処理物に対して所定の圧力を加える前処理手段である一対の第1脱ぷロール201と、前記一対の第1脱ぷロール201より下方に配置された一対の第2脱ぷロール(一対の脱ぷロールに相当する)202とを備えている。
上部機枠3aには、前記上部機枠3aの内部且つ前記原料タンク4の下方に設けられ、前記第1機枠2a内の一対の第1脱ぷロール201に被処理物を導入するための受入口31と、前記原料タンク4から前記一対の第1脱ぷロール201への被処理物の移動経路を選択的に開放又は遮断するシャッタ機構50と、前記上部機枠3aの内部に支持され、前記受入口31から導入された被処理物を整列させる案内板34とが設けられている。
本実施形態においては、開閉駆動部33の駆動源として電動モータを用い、開閉駆動部33と前記開閉弁32とを作動連結するシャフトをモータ軸回転により水平移動させて、開閉弁31を水平移動させることにより、受入口31が開放される開放状態と受入口31が遮断される遮断状態とが切り替えられる。
なお、シャッタ機構50は、本実施形態のように脱ぷユニット5に設けられてもよいが、原料タンク4に設けられることとしてもよい。
前記可動ロール241は、前記可動軸231を軸支する可動部材261であって、前記可動軸231から前記可動ロール241の径方向に延出された一端部261aに前記回動軸251が軸支された可動部材261と、前記可動部材261の前記一端部261aとは前記可動軸231に対して前記可動ロール241の径方向反対側に延出された他端部261bに自由端部が作動連結され、前記可動部材261を前記回動軸251回り前記固定ロール231に近接する方向に付勢するエアシリンダ等の付勢部材271とを有している。
前記回動軸251には、前記付勢部材271による前記回動軸251回り前記固定ロール231に近接する方向の付勢力に抗した回転駆動力を生じさせる後述する制御モータ131(図4参照)の駆動軸が作動連結されており、前記制御モータ131の前記回転駆動力を調整することにより、前記付勢力が調整(制動)される。
なお、本実施形態における前記一対の第2脱ぷロール202の駆動軸212,232方向長さは、図3に示すように、前記一対の第1脱ぷロール201の駆動軸211,231方向長さよりも長いように構成されている。
前記可動ロール242は、前記可動軸232を軸支する可動部材262であって、前記可動軸232から前記可動ロール242の径方向に延出された一端部262aに前記回動軸252が軸支された可動部材262と、前記可動部材262の前記一端部262aとは前記可動軸232に対して前記可動ロール242の径方向反対側に延出された他端部262bに自由端部が作動連結され、前記可動部材262を前記回動軸252回り前記固定ロール222に近接する方向に付勢するエアシリンダ等の付勢部材272とを有している。
なお、前記一対の第2脱ぷロール202は、駆動源を第1脱ぷロール201と共用することとしてもよい。
なお、前記送風路62に前記送風機61を直接取り付けることにより前記送風路62に専用の搬送風を発生させる代わりに、前記一対の第2脱ぷロール202の下流側に配置され得るメイン風選機構(図示せず)のファンを前記送風機61として利用することにより前記送風路62に搬送風を生じさせることも可能である。
なお、前記送風路62及び第1放出経路63における前記一対の第1及び第2脱ぷロール201,202の駆動軸方向長さは、図3に示すように、前記一対の第2脱ぷロール202と略同等とされている。
まず、駆動部を作動させて固定ロール221,222、可動ロール241,242及び繰り込みロール35を回転させた状態で、開閉駆動部33により開閉弁32を開放することにより、原料タンク4に貯留されている被処理物が受入口31から下方へ落下する。落下した被処理物は、その下方にある案内板34と調整板36とにより形成された流路を滑落し、繰り込みロール35に供給される。
繰り込みロール35に供給された被処理物は、繰り込みロール35の回転により、繰り込みロール35及び調整板36の間隙の大きさに応じて、順次定量の被処理物を上方開口2a1を通じて第1機枠2a内の一対の第1脱ぷロール201へ供給する。一対の第1脱ぷロール201への供給量を変更する場合には、調整ねじ(図示せず)を用いて回動支点37回りに調整板36を回動させることにより調整板36の傾斜角を変更して、繰り込みロール35及び調整板36の間隙の大きさを変更する。
なお、前記第1放出経路63は、第1放出口63bが下方且つ前記第1側方を向くように配置することとしてもよい。この場合、前記一対の第2脱ぷロール202を傾斜配置する(固定軸212が前記可動軸232に対して垂直方向上方側に位置する)こととしてもよい。
さらに、一次脱ぷ処理後の被処理物は、前記スロワ機構60によって均平化された薄層状態で前記一対の第2脱ぷロール202へ供給される。従って、前記一対の第2脱ぷロール202による脱ぷ処理能力を向上させることができる。この際、前記搬送風は前記風抜き孔65を介して被処理物の供給経路外に排出されるため、前記搬送風が前記一対の第2脱ぷロール202間に作用して、該一対の第2脱ぷロール202による脱ぷ処理能力を低減させるという不都合を有効に防止できる。
また、前記スロワ機構60による風搬送によって、被処理物を前記一対の第2脱ぷロール202の駆動軸に平行な方向に容易に拡散させることができる。従って、被処理物を前記一対の第2脱ぷロール202に対して該第2脱ぷロール202の駆動軸方向全域に略均等量で供給することができる。
加えて、前記一対の第1脱ぷロール201から前記一対の第2脱ぷロール202へ流下板を利用して被処理物を供給する構成に比べて、前記一対の第1脱ぷロール201に対する前記一対の第2脱ぷロール202の設置位置に関し、設計自由度を向上させることができる。
この場合、前記一対の第2脱ぷロール202は、残りの50%の被処理物を脱ぷ処理することになるが、この際、残りの50%の被処理物の少なくとも一部には前記第1脱ぷロール201によって易脱ぷ部(被処理物の籾殻に形成された切れ目や裂け目等)が形成されている。
従って、前記第2脱ぷロール202の脱ぷ圧力を上昇させることなく、脱ぷ処理の高能率化及び被処理物の高品質化を図ることができる。
一方、一対の第2脱ぷロール202は、所定圧力で互いに押圧される。従って、摩耗の有無に拘わらず脱ぷ処理能力は一定に保持される。これにより、第2脱ぷロール202の摩耗の有無に拘わらず、最終的な脱ぷ率を高水準に保持することができる。
本実施形態における前記一対の第1脱ぷロール201の位置制御は、前記一対の第1脱ぷロール201を回転駆動する駆動源(ここでは、三相交流の電動モータ111)の負荷電流値に基づいて行われる。
前記電流センサ121は、例えば、三相交流の電動モータ111の負荷電流を検出する変流計等である。前記弁開度センサ141は、例えば、開閉弁32の開閉駆動部33としてサーボモータを使用した場合、当該サーボモータの回転角を検出するエンコーダ等である。また、開閉駆動部33としてステッピングモータを使用して当該ステッピングモータの回転角を検出することにより開閉弁32の弁開度を検出することとしてもよい。
そこで、本実施形態においては、制御部101において、電流センサ121で検出された負荷電流値に基づいた制御モータ131の制御量を前記電圧センサ151により検出される電動モータ111の電源電圧値に基づいて補正することにより、電動モータ111の電源電圧値に左右されることなく適正なロール間距離を保持するように制御することができる。
これにより、固定ロール222及び可動ロール242が互いに押圧する圧力を一定にすることができる。
本実施形態において、前記第1放出経路63は、図1に示すように、前記第1受入口63aから前記第1放出口63bへ行くに従って縮径されている。
これにより、前記第1放出経路63を介して前記一対の第2脱ぷロール202へ風搬送される被処理物の搬送速度を上昇させることができる。従って、脱ぷ率を向上させることができる。
また、前記一対の第2脱ぷロール202へ供給される時点の被処理物の層厚をより薄くすることができ、これによっても、脱ぷ率の向上を図ることができる。
従って、前記受網66によって一次脱ぷ処理後の被処理物が意に反して被処理物の供給経路外へ放出されることを防止できる。
さらに、前記受網66を傾斜配置させることにより、一次脱ぷ処理後の被処理物のうち脱ぷ処理済みの穀粒や未脱ぷ状態の穀粒を含む比重の重い被処理物は、前記受網66を下方へ流下しつつ前記搬送風によって吹き上げられ、籾殻等の比重の軽い不純物は、前記受網の上部領域において前記選別風によって吹き上げられることになる。従って、穀粒を含む被処理物は、下方に位置する前記第1放出経路63へ送られ、且つ、籾殻等の不純物は、上方に位置する前記第2放出経路64へ送られることになり、効果的に風選別作用を得ることできる。
従って、比重の大きい穀粒を搬送する前記第1放出経路に大量の搬送風を供給することができ、これにより、前記一対の第2脱ぷロールへの被処理物の風搬送を効率的に行うことができる。
本実施形態における前記受網66のスリット領域66sは、図5〜図7に示すように、複数のスリット孔68と、前記スリット孔68の被処理物落下方向上流側に隣接された切り起こし部69とを有し、
前記切り起こし部69は、前記受網66が位置する傾斜平面を基準にして被処理物落下方向下流側へ行くに従って前記傾斜平面から前記受網66の上面側へ離間されている。
従って、前記切り起こし部69を設けることにより、穀粒を含む比重の大きい被処理物が前記受網66を流下する際の抵抗を可及的に抑えることができる。従って、被処理物を下方に位置する前記第1放出経路63に効果的に送ることができる。
なお、前記受網66は、本実施形態においては傾斜配置としたが、前記傾斜配置以外の種々の姿勢でも設置可能である。例えば、前記受網66を略水平姿勢に設置することとしてもよい。
図8に、図1の脱ぷ装置1において冷却経路70を付加した状態の正面断面図を示す。
従って、搬送風を有効利用して前記一対の第2脱ぷロール202の摩耗を低減化できる。
なお、冷却経路70は、冷却風を一対の第2脱ぷロール202の双方へ案内するように構成してもよい。この場合、前記一対の第2脱ぷロール202の駆動軸212,232をそれぞれ通る一対の仮想垂直面V1,V2より外方側において、前記一対の第2脱ぷロール202の双方へ冷却風を案内することが好ましい。
61 送風機
62 送風路
63 第1放出経路
63a 第1受入口
63b 第1放出口
63c 最上部
64 第2放出経路
64a 第2受入口
64b 第2放出口
65 風抜き孔
66 受網
66s スリット領域
67 風向板
70 冷却経路
101 制御部
201 一対の第1脱ぷロール(前処理手段)
202 一対の第2脱ぷロール(一対の脱ぷロール)
Claims (6)
- 被処理物に対して所定の衝撃若しくは圧力を加える前処理を行う前処理手段と、前記前処理後の被処理物に対して脱ぷ処理を行う一対の脱ぷロールと、前記前処理手段から流下する被処理物を前記一対の脱ぷロールへ搬送するスロワ機構とを備え、
前記スロワ機構は、被処理物を搬送可能な搬送風を発生する送風機と、前記前処理手段から流下する被処理物が前記搬送風によって上方且つ第1側方へ搬送されるように前記搬送風を案内する送風路と、前記搬送風に乗って搬送される被処理物を受け入れ、前記一対の脱ぷロールの間へ向けて放出する第1放出経路とを有し、
前記第1放出経路は、前記送風路と対向するように下方且つ前記第1側方とは反対側の第2側方を向いた第1受入口と被処理物を前記一対の脱ぷロールの間へ向けて放出するように下方若しくは下方且つ第1側方を向いた第1放出口との間に最も上方に位置する最上部を有する湾曲形状とされており、
前記最上部近傍には、前記第1受入口から導入された前記搬送風を前記第1放出経路の外方へ逃がす風抜き孔が設けられていることを特徴とする脱ぷ装置。 - 前記スロワ機構は、さらに、前記第1受入口より上方において前記送風路と対向するように下方且つ前記第2側方を向いた第2受入口及び前記第2受入口に連通された第2放出口を有する第2放出経路を備えていることを特徴とする請求項1に記載の脱ぷ装置。
- 前記スロワ機構は、前記送風路と前記第1及び第2放出経路との間に、前記搬送風の通過を許容しつつ前記前処理手段から流下する被処理物が下方へ落下することを防止するスリット領域が設けられた受網を備え、
前記受網は、前記送風路から前記第1及び第2放出経路への前記搬送風の流れに略直交するように傾斜配置されていることを特徴とする請求項2に記載の脱ぷ装置。 - 前記送風路には、前記送風路の搬送風流れ方向下流端部において下方側の風量が上方側の風量よりも多くなるように、前記送風機からの搬送風を上下に分流する風向板が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の脱ぷ装置。
- 前記スロワ機構は、前記風抜き孔から放出された搬送風を前記一対の脱ぷロールの一方又は双方へ冷却風として案内する冷却経路を有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の脱ぷ装置。
- 前記前処理手段は、被処理物に対して一次脱ぷ処理を行う一対の第1脱ぷロールであり、前記一対の脱ぷロールは、前記一次脱ぷ処理後の被処理物に対して脱ぷ処理を行う一対の第2脱ぷロールであることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の脱ぷ装置。
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