JP4870865B2 - Mosトランジスタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はMOSトランジスタに関し、特に、電源回路等に多用されるパワーMOSFETに関する。
【0002】
【従来の技術】
図43(a)、(b)の符号101に、従来のトレンチ型パワーMOSFETを示す。図43(b)は、図43(a)のZ−Z線断面図である。
【0003】
このパワーMOSFET101は、図43(b)に示すように、N+型シリコン基板111上に、N-型エピタキシャル層からなるドレイン層112と、P型ボディ領域115とが順次形成されてなる半導体基板105と、複数のセル103とを有している。ここでは、半導体基板105の表面に、矩形形状のセル103が複数千鳥格子状に配置されている。図43(a)には、6個のセル1031〜1036が示されており、後述するソース電極膜は省略した。
【0004】
各セル103においては、図43(b)に示すように、P型ボディ領域115に、底部がドレイン層112まで達する断面が矩形の溝118が形成されており、隣接する溝118の間の位置には、P型ボディ領域115の表面から所定深さにP+型拡散領域124が形成されている。P+型拡散領域124の周囲であって、溝の開口周辺には、P型ボディ領域115の表面からドレイン層112に達しない程度の深さまで、N+型のソース領域127が形成されている。
【0005】
他方、溝118の内周面及び底面にはゲート絶縁膜119が形成されており、ゲート絶縁膜119の表面には、溝118内部を充填し、その上端がソース領域127の下端よりも上部に位置するようにポリシリコンゲート130が形成されている。
【0006】
ポリシリコンゲート130の上部には、PSG(Phoso-Silicate Glass)膜128が形成され、PSG膜128と半導体基板105の表面とを被覆するようにAlからなるソース電極膜129が形成されている。ポリシリコンゲート130とソース電極膜129とは、PSG膜128によって電気的に絶縁されるようにされている。
【0007】
このような構造のパワーMOSFET101では、ソース電極膜129とドレイン層112との間に高電圧を印加した状態で、ポリシリコンゲート130とソース電極膜129との間に閾値電圧以上の電圧を印加すると、ポリシリコンゲート130の側面に配置されたゲート酸化膜119とP型ボディ領域115の界面に反転層が形成され、その反転層を通ってドレインからソースへと縦方向に電流が流れる。
【0008】
かかる構成のパワーMOSFET101のチャネル幅は、半導体基板表面のポリシリコンゲート130の幅に対応する。このため、導通抵抗を小さくするためチャネル幅を大きくするには、半導体基板表面でのポリシリコンゲート130の幅を大きくしなければならない。このため、導通抵抗を小さくすると、パワーMOSFETの占有面積が大きくなってしまうという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、従来に比して半導体基板表面での占有面積を大きくすることなく、MOSトランジスタの導通抵抗を低減することが可能な技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、第1導電型の不純物が添加された主半導体層と、前記主半導体層に形成され、矩形形状の開口を有する有底の孔と、前記孔の少なくとも一部の側面に形成された第1のゲート絶縁膜と、前記孔内に配置され、前記第1のゲート絶縁膜と密着された第1のゲート電極と、前記第1のゲート絶縁膜に密着配置された状態で前記主半導体層内に形成され、前記第1導電型とは反対の導電型であり、前記孔を挟むように帯状に互いに平行に形成された第2導電型の第1、第2の反対導電領域と、開口の長手方向が前記第1、第2の反対導電領域の長手方向と同方向にされて前記第1、第2の反対導電領域内にそれぞれ設けられた第1、第2の溝と、前記第1、第2の溝の側面に露出するとともに、前記第1、第2の反対導電領域内にそれぞれ形成され、前記第1のゲート絶縁膜に密着配置された第1導電型の第1、第2のソース領域と、前記孔は、該孔の長手方向の両端が前記第1、第2のソース領域に達するように配置されており、前記第1、第2の溝の底面に配置され、前記第1、第2の反対導電領域と同じ導電型であって、前記第1、第2の反対導電領域と接触した第1、第2のオーミック拡散層と、前記第1、第2の溝内で露出する前記第1、第2のオーミック拡散層と、前記第1、第2の溝内で露出する前記第1、第2のソース領域とに接触したソース電極膜とを有し、前記第1、第2の反対導電領域の間に位置する部分の前記主半導体層がドレイン層にされ、前記ドレイン層と、前記第1、第2のソース領域の間に位置する部分の前記第1、第2の反対導電領域が、それぞれチャネル領域にされ、前記チャネル領域と前記第1、第2のソース領域とは、その一部が前記主半導体層の表面側に位置し、少なくとも前記チャネル領域上に配置された第2のゲート絶縁膜と、前記第2のゲート絶縁膜上に配置された第2のゲート電極とを有し、前記第1、第2の反対導電領域は、前記第1、第2の溝の側面から注入された第2導電型の不純物が拡散されて形成され、前記第1、第2のソース領域は、前記第1、第2の溝の側面から前記第1、第2の反対導電領域内に注入された第1導電型の不純物が拡散されて形成され、前記第1、第2のソース領域と、前記ドレイン層との間に電圧を印加した状態で、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とに閾値電圧以上の電圧を印加すると、前記孔の側面に形成された前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面と前記第2のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面とに反転層が形成され、前記反転層を通って前記第1、第2のソース領域と、前記ドレイン層の前記第1、第2のソース領域の間に位置する部分との間に電流が流れるMOSトランジスタである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のMOSトランジスタであって、前記第1のゲート電極は、その内部底面が前記ソース領域の底面よりも浅く位置するように形成されている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載のMOSトランジスタであって、前記第1のゲート電極は、その内部底面が前記第1、第2の反対導電領域の底面よりも深く位置するように構成されている。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のMOSトランジスタであって、前記第1、第2の反対導電領域の間に位置する前記主半導体層の表面には、第1導電型で前記主半導体層よりも高濃度の表面高濃度層が形成されている。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のMOSトランジスタであって、前記主半導体層の裏面に形成され、前記主半導体層よりも高濃度である第1導電型の副半導体層と、前記副半導体層の裏面に形成されたドレイン電極とを有する。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のMOSトランジスタであって、前記主半導体層の裏面に形成された第2導電型の副半導体層と、前記副半導体層に電気的に接続されたコレクタ電極を有する。
【0011】
本発明のMOSトランジスタでは、第1、第2のソース領域と、ドレインとなる主半導体層との間に電圧を印加した状態で、第1のゲート電極に閾値電圧以上の電圧を印加すると、孔の側面に形成されたゲート絶縁膜と第1、第2のチャネル領域との界面に反転層が形成され、その反転層を通って主半導体層から第1、第2のソース領域へと電流が流れる。
【0012】
かかるMOSトランジスタのチャネル幅は、第1のゲート電極の深さに依存し、第1のゲート電極の深さが深いほどチャネル幅は大きくなり、MOSトランジスタの導通抵抗が小さくなる。
【0013】
従って、第1のゲート電極を深く形成することで、占有面積を大きくすることなく導通抵抗を小さくすることができるので、従来構造のMOSトランジスタと同じ占有面積でも、従来に比して導通抵抗を低くすることができる。
【0014】
なお、本発明のMOSトランジスタにおいて、第1、第2のチャネル領域及び第1、第2のソース領域は、その一部が主半導体層の表面側に位置しており、少なくとも主半導体表面の第1、第2のチャネル領域上に配置された第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜上に配置された第2のゲート電極とを有するように構成してもよい。
【0015】
このように構成することにより、第1、第2のソース領域と、ドレインとなる主半導体層との間に電圧を印加した状態で、第1、第2のゲート電極に閾値電圧以上の電圧を印加すると、孔の側面に形成された第1のゲート絶縁膜と第1、第2のチャネル領域との界面のみならず、第2のゲート絶縁膜と、主半導体層表面の第1、第2のチャネル領域との間にも反転層が形成され、これらの反転層を通って主半導体層から第1、第2のソース領域へと電流が流れるので、第2のゲート絶縁膜と、主半導体層表面の第1、第2のチャネル領域との間の反転層に流れる分だけ電流量が大きくなり、さらに導通抵抗が小さくなる。
【0016】
さらに、本発明のMOSトランジスタにおいて、主半導体層の裏面に第2導電型の副半導体層を形成し、副半導体層に電気的に接続されたコレクタ電極を有する構成のIGBT(Insulated gate bipolar transistor)としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下で図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。
図1、図2(a)、(b)、(c)の符号1に、本発明の一実施形態のトレンチ型パワーMOSFETを示す。図1は、本実施形態のパワーMOSFET1の平面上の配置を説明する平面図である。図1には、後述するソース電極膜39は図示していない。また、図2(a)は、図1のA−A線断面図であり、図2(b)は、図1のB−B線断面図である。また、図2(c)は、図1のE−E線断面図である。
【0018】
このパワーMOSFET1は、図2(a)に示すように、N+型のシリコン基板11を有している。シリコン基板11の表面には、N-型エピタキシャル層からなる主半導体層12が形成されており、主半導体層12の表面には、P型不純物からなり、その底部がシリコン基板11まで達しない深さのボディ領域32が複数設けられている。このボディ領域32は、図1に示すように主半導体層12表面に帯状に配置され、それぞれが所定間隔をおいて互いに平行になっている。主半導体層12表面には、多数のボディ領域32が形成されているが、図1にはその一部のみを示している。
【0019】
各ボディ領域32の表面には、長方形状の開口を有する縦穴29が設けられている。この縦穴29は図1に示すように、その開口の長手方向がボディ領域32の長手方向と同じ方向になっており、その底部は、ボディ領域32の底部にまで達しない深さになっている。
【0020】
また、各ボディ領域32内の、図2(a)、(b)に示すように縦穴29の内部側面には、N+型の不純物からなるソース領域36が設けられている。このソース領域36は、その底部が主半導体層12までは達しないように形成され、図1に示すようにボディ領域32の表面では縦穴29の両側に帯状に配置されており、その長手方向はボディ領域32の長手方向と同方向になっている。
【0021】
各ボディ領域32内の、縦穴29の底部近傍には、ソース領域36と接触し、P+型不純物からなるオーミック拡散層38が設けられている。このオーミック拡散層38は、ボディ領域32の表面では縦穴29の底部で露出し、図1に示すように縦穴29に沿って帯状に配置されている。
【0022】
互いに隣接するボディ領域32の間には主半導体層12が露出している。主半導体層12と、その両側のボディ領域32には、図1に示すように、主半導体層12の表面から伸び、両端がソース領域36の形成位置まで達する矩形形状の開口を有するトレンチ22が複数設けられている。
【0023】
各トレンチ22内部の四側面及び底面には、第1のゲート絶縁膜95が形成されている。トレンチ22は、ポリシリコンからなる第1のゲート電極41により充填され、その下端部がソース領域36の下端部よりも下方に位置しており、第1のゲート電極41は、第1のゲート絶縁膜95と接触している。
【0024】
他方、主半導体層12の表面と、その両側に位置する2個のボディ領域32の表面とには、帯状に形成された第2のゲート絶縁膜15が設けられている。第2のゲート絶縁膜15は、第1のゲート絶縁膜95の形成工程で同時に形成され、トレンチ22の周囲の領域で第1のゲート絶縁膜95上に配置されており、第1のゲート絶縁膜95とつながっている。
【0025】
第2のゲート絶縁膜15及び第1のゲート電極41の上には、ポリシリコンからなる第2のゲート電極18が形成されている。この第2のゲート電極18は、それぞれが第1のゲート電極41と接触し、第1のゲート電極41と電気的に接続されている。
【0026】
第2のゲート電極18の上面とその周囲にはキャップ酸化膜19が形成されており、キャップ酸化膜19上にはPSG膜からなる絶縁膜30が形成されている。
絶縁膜30の表面と縦穴29の内部には、Alからなるソース電極膜39が形成されている。このソース電極膜39は、縦穴29内部の側面及び底面で、ソース領域36及びオーミック拡散層38とそれぞれ接触しており、ソース領域36及びオーミック拡散層38と電気的に接続されるとともに、絶縁膜30及びキャップ酸化膜19によって第2のゲート電極18と電気的に絶縁されている。また、シリコン基板11の裏面には、金属膜からなるドレイン電極膜40が形成されている。
【0027】
このような構造のパワーMOSFET1では、ソース電極膜39とドレイン電極膜40との間に高電圧を印加した状態で、第1、第2のゲート電極41、18とソース電極膜39との間に閾値電圧以上の電圧を印加すると、主半導体層12はドレイン層として機能し、主半導体層12からソース領域36へと電流が流れる。
【0028】
図3(a)、(b)の符号881〜882に、ソース領域36から主半導体層12へと流れるキャリアを示す。図3(a)は、図1のA−A線断面図を示し、図3(b)は、図1のX−X線断面図を示している。
【0029】
図1のA−A線は、第1のゲート電極41からは離間した位置にあり、このA−A線断面においては、第1、第2のゲート電極41、18に電圧が印加された状態では、主半導体層12及びボディ領域32の表面を被覆する第2のゲート絶縁膜15とボディ領域32の界面にのみ反転層が形成され、このA−A線断面においては、図3(a)に示すように、キャリア881は主半導体層12の両側に位置するソース領域36の両方から、第2のゲート絶縁膜15とボディ領域32の界面を流れて主半導体層12へと流れる。
【0030】
また、図1のX−X線は、第1のゲート絶縁膜95と非常に近接した位置にあり、このX−X線断面では、第1、第2のゲート電極41、18に電圧が印加された状態で、第2のゲート絶縁膜15及びボディ領域32の界面に反転層が形成されるのみならず、第1のゲート電極41の側面と対向する位置に配置された第1のゲート絶縁膜95とボディ領域32の界面にも反転層が形成され、キャリアはこれらの反転層を流れる。このため、このX−X線断面において流れるキャリア882は、図3(b)に示すように、主半導体層12の両側に位置するソース領域36の両方から、第1のゲート絶縁膜95及びボディ領域32の界面に沿って、主半導体層12へと流れる。
【0031】
このように、トレンチ22の側面に形成された第1のゲート絶縁膜95の近傍では、第1のゲート電極41と対向する位置の第1のゲート絶縁膜95に沿ってキャリア882が流れるので、MOSトランジスタ1のチャネル幅は、第1のゲート電極41の深さに依存し、第1のゲート電極41が深く形成されれば、その分チャネル幅が大きくなり、MOSトランジスタ1の導通抵抗が小さくなる。
【0032】
こうして第1のゲート電極41を深く形成することにより、占有面積を大きくすることなく導通抵抗を小さくすることができるので、従来構造のMOSトランジスタと同じ占有面積でも、従来に比してその導通抵抗を低くすることができる。
【0033】
以下で、図4乃至図31を参照しながら、上述した本実施形態のパワーMOSFET1の製造工程について説明する。図4(a)〜図23(a)は、製造工程上の図1のA−A線に対応する断面図であり、図4(b)〜図23(b)は、同様に図1のB−B線に対応する断面図である。また、図24〜図31は、製造工程を説明する平面図である。
【0034】
まず、抵抗率が3×10-3Ω・cmであるN+型シリコン基板11の表面上に、厚み5〜6μmで抵抗率が0.3Ω・cmのN-型シリコン単結晶をエピタキシャル成長させ、主半導体層12を形成する(図4(a)、図4(b))。
【0035】
次に、熱酸化処理をし、主半導体層12の全表面にSiO2膜13を成膜する(図5(a)、図5(b))。
次いで、SiO2膜13の表面にCVD法でPSG膜14を0.5μmの厚みに形成する(図6(a)、図6(b))。
【0036】
次に、PSG膜14の表面に、矩形の開口部を複数有するレジスト膜(図示せず)を形成し、そのレジスト膜をマスクにしてPSG膜14とSiO2膜13とをエッチング・除去すると、PSG膜14とSiO2膜13とに矩形の開口部が複数形成される。その開口部を図24の符号21に示す。図24に示すように、この矩形の開口部21は、島状に配置されており、その底部から主半導体層12が露出している。図24のA−A線断面図、B−B線断面図をそれぞれ図7(a)、(b)に示す。図24に示すA−A線は、開口部21を横切っていないので、図7(a)に示す断面図には、開口部21は現れていない。
【0037】
次いで、PSG膜14及びSiO2膜13をマスクにして、主半導体層12表面を所定時間エッチングすると、開口部21が形成された領域と同じ領域に、深さ2〜3μmのトレンチ22が形成される(図8(a)、図8(b))。
次に、主半導体層12表面に残存するPSG膜14及びSiO2膜13をエッチングして除去すると、主半導体層12の全表面が露出する(図9(a)、図9(b))。
【0038】
次いで、露出した主半導体層12の表面と、トレンチ22の内部側面及び内部底面を熱酸化し、トレンチ22の内部側面及び内部底面と、主半導体層12の表面とにわたって、膜厚50nmのシリコン酸化膜を形成する。以下では、トレンチ22の内部側面及び内部底面に形成されたシリコン酸化膜を第1のゲート絶縁膜95と称し、主半導体層12の表面に形成されたシリコン酸化膜を第2のゲート絶縁膜15と称する(図10(a)、図10(b))。この状態の平面図を図25に示す。図10(a)、(b)は、図25のA−A線断面図と、B−B線断面図とにそれぞれ対応している。
【0039】
次に、CVD法により、第1、第2のゲート絶縁膜95、15の表面にポリシリコン層17を堆積させる(図11(a)、図11(b))。
次いで、トレンチ22の形成領域のポリシリコン層17上にレジスト膜を選択的に形成し、このレジスト膜をマスクにして、ポリシリコン層17をエッチングすると、ポリシリコン層17に開口26が形成される。開口26が形成された後、レジスト膜を除去する。その状態の平面図を図26に示す。この開口26は、トレンチ22の長手方向と垂直な方向に延伸するように複数配置され、それぞれが互いに平行に配置されている。図26のA−A線断面図、B−B線断面図をそれぞれ図12(a)、(b)に示す。この開口26の底部からは、第2のゲート絶縁膜15が露出している。
【0040】
ポリシリコン層17は、その一部が図12(a)に示すように主半導体層12の表面から露出し、残りの大部分は、図12(b)に示すようにトレンチ22の内部に充填される。以下で、トレンチ22の内部に充填されたポリシリコン層を第1のゲート電極と称し、符号41に示す。また、主半導体層12の表面から露出するポリシリコン層を第2のゲート電極と称し、符号18に示す。
【0041】
次に、第2のゲート電極18の表面を酸化して、キャップ酸化膜19を成膜する(図13(a)、図13(b))。
次いで、全面にCVD法でPSG膜からなる膜厚1μmの絶縁膜30を成膜し(図14(a)、図14(b))、その絶縁膜30表面に、トレンチ22が形成されていない領域に開口部を有するレジスト膜(図示せず)を形成する。
【0042】
このレジスト膜をマスクにして絶縁膜30及び第2のゲート絶縁膜15をエッチングし、絶縁膜30に開口27を形成して、開口27底部から主半導体層12を露出させる。この開口27は、図27に示すように、図26で示した開口26とほぼ同じ領域に配置されている。図27のA−A線断面図、B−B線断面図をそれぞれ図15(a)、(b)に示す。
【0043】
次に、絶縁膜30及び第2のゲート絶縁膜15をマスクにして、主半導体層12をエッチングし、主半導体層12の表面に深さ2〜3μmの溝28を形成する(図16(a)、図16(b))。
【0044】
次いで、シリコン基板11を回転させながら、シリコン基板11の斜め方向から、溝28の側面にp型不純物であるボロンイオン(B+)を注入し、溝28の側面及び底面近くの主半導体層12内にp型注入層31を形成する(図17(a)、図17(b))。その後基板11を熱処理すると、p型不純物が主半導体層12内で拡散し、溝28の側面及び底面の主半導体層12内に、ボロンを不純物とするp型のボディ領域32が形成される。このボディ領域32は、図28にその平面図を示すように、溝28の両側に、溝28と平行になるように配置される。図28のA−A線断面図、B−B線断面図をそれぞれ図18(a)、図18(b)に示す。
【0045】
次に、シリコン基板11を回転させながら、シリコン基板11の斜め方向から、溝28の側面にn型不純物である砒素イオン(As+)を注入し、溝28の全ての側面及び底面のボディ領域32内にn型注入層34を形成する(図19(a)、図19(b))。
【0046】
その後シリコン基板11を熱処理すると、n型不純物が主半導体層12内で拡散し、溝28内部の側面及び底面の主半導体層12内に、砒素を不純物とするn型の高濃度領域35が形成される。この高濃度領域35は、図29にその平面図を示すように、溝28の両側に、溝28と平行になるように配置される。図29のA−A線断面図、B−B線断面図をそれぞれ図20(a)、図20(b)に示す。
【0047】
次いで、パターニングされた絶縁膜30をマスクにして、溝28の底面で露出する高濃度領域35をエッチングして縦穴29を形成し、縦穴29の底面からボディ領域32の表面を露出させる。この縦穴29は、図30にその平面図を示すように、溝28の形成領域とほぼ同じ領域に配置されている。図30のA−A線断面図、B−B線断面図をそれぞれ図21(a)、図21(b)に示す。
【0048】
次に、基板11の垂直上方から縦穴29の底面にボロンイオンを注入して、p型注入層37を形成する(図22(a)、図22(b))。その後基板11を熱処理すると、p型不純物がボディ領域32内部で拡散し、縦穴29の底面のボディ領域32内に、p+型不純物が拡散されて成るオーミック拡散層38が形成される。このオーミック拡散層38は、図31にその平面図を示すように、縦穴29の形成領域とほぼ同じ領域に形成される。図31のA−A線断面図、B−B線断面図をそれぞれ図23(a)、図23(b)に示す。
【0049】
その後、Al薄膜をスパッタ法で全面に形成し、パターニングして、Al薄膜からなるソース電極膜39を形成し、蒸着法などにより金属膜からなるドレイン電極膜40をシリコン基板11の裏面に成膜することにより、図1、図2(a)、(b)、(c)に示したパワーMOSFET1が形成される。
【0050】
なお、図1に示したMOSトランジスタ1では、第1のゲート電極41が島状に配置され、オーミック拡散層38が縦穴29に沿って帯状に配置されたものとしたが、本発明のMOSトランジスタはこれに限られるものではなく、例えば図32、図33の符号71に示すように構成してもよい。図32は、MOSトランジスタ71の平面図であり、図33(a)は、図32のC−C線断面図である。また、図33(b)は図32のD−D線断面図であり、図33(c)は、図32のF−F線断面図である。
【0051】
このMOSトランジスタ71は、帯状の第1のゲート電極431、432を、ボディ領域32と直交する方向に延伸するように複数配置し、互いに隣接する第1のゲート電極431、432の間の領域のボディ領域32上に、オーミック拡散層が複数形成されるように構成されている。図32のC−C線は第1のゲート電極431、432を横切っていないので、図33(a)にはこれら第1のゲート電極431、432は示されていない。
【0052】
また、図1に示したMOSトランジスタ1では、第1のゲート電極41の底面が、ソース領域36の底面よりも深く、かつボディ領域32の底面よりも浅い位置に位置しているが、本発明のMOSトランジスタはこれに限られるものではなく、例えば図34の符号72に示すように、第1のゲート電極41の底面が、ソース領域36の底面よりも浅い位置に位置していてもよく、また、図35の符号73に示すように、第1のゲート電極41の底面が、ボディ領域32の底面よりも深い位置に位置していてもよい。なお、図34、図35はいずれも図1のB−B線断面に対応する位置の断面を示している。図34、図35で符号51は、第1のゲート電極41の底面の深さを示しており、符号52は、ソース領域36の底面の深さを示している。また、符号53は、ボディ領域32の底面の深さを示している。
【0053】
また、図1に示したMOSトランジスタ1では、第2のゲート電極18は帯状に形成され、その幅は第1のゲート電極41の幅とほぼ同じであって、第1のゲート電極41を全部被覆するように配置されていたが、本発明のMOSトランジスタはこれに限られるものではなく、例えば図36の符号74に示すように、1本の第1のゲート電極41上に細幅の2本の第2のゲート電極181、182を配置し、第1のゲート電極41の一部が第2のゲート電極181、182の間から露出するような構成としてもよい。
【0054】
また、図1に示したMOSトランジスタ1では、各第1のゲート電極41は、主半導体層12と、その両側にそれぞれ位置するボディ領域32と、ボディ領域32の外側にそれぞれ位置するソース領域36とに亘って配置されていたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図37(a)、(b)、(c)の符号75に示すように構成してもよい。図37(a)は、MOSトランジスタ75の平面図を示しており、図37(b)は、同図(a)のI−I線断面図であり、図37(c)は、同図(a)のJ−J線断面図である。このMOSトランジスタ75は、
【0055】
主半導体層12上で第1のゲート電極が分離し、分離した第1のゲート電極のそれぞれを被覆するように、第2のゲート電極が配置されている。図37の符号451、452及び453、454に、それぞれ分離された第1のゲート電極を示し、符号181、182に、第1のゲート電極451、453と、第1のゲート電極452、454とをそれぞれ被覆する第2のゲート電極を示す。
【0056】
また、図1に示したMOSトランジスタ1では、オーミック拡散層38は、図2(a)、(b)に示すように、縦穴29の底部に配置されていたが、本発明のMOSトランジスタ1はこれに限られるものではなく、例えば図38(a)、(b)、(c)の符号76に示すように構成してもよい。図38(a)は、MOSトランジスタ76の平面図を示し、同図(b)は同図(a)のK−K線断面図を示しており、同図(c)は同図(a)のL−L線断面図を示している。このMOSトランジスタ76は、オーミック拡散層381〜386が、縦穴29の開口付近のソース領域36の表面に配置されるように構成されている。
【0057】
また、図1で示したMOSトランジスタ1では、縦穴を形成してその側面にソース領域を形成していたが、本発明はこれに限られるものではなく、図39(a)、(b)、(c)の符号77に示すように構成してもよい。図39(a)は、MOSトランジスタ77の平面図を示し、同図(b)は同図(a)のM−M線断面図を示しており、同図(c)は同図(a)のN−N線断面図を示している。このMOSトランジスタ77は、縦穴が形成されておらず、ボディ領域32の表面に不純物拡散でソース領域36が形成されている。
【0058】
また、図1で示したMOSトランジスタ1では、基板表面において互いに隣接するボディ領域32の間では、主半導体層12が露出していたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば図40(a)、(b)、(c)の符号78に示すように構成してもよい。図40(a)はMOSトランジスタ78の平面図を示し、同図(b)は同図(a)のO−O線断面図を示しており、同図(c)は同図(a)のP−P線断面図を示している。このMOSトランジスタ78は、互いに隣接するボディ領域32の間に、n型の不純物からなるn型高濃度領域61が配置されるように構成されている。
【0059】
さらに、図1で示したMOSトランジスタ1では、N+型のシリコン基板11を用いたが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図41の符号79に示すように構成してもよい。図41(a)はMOSトランジスタ79の平面図を示し、同図(b)は同図(a)のQ−Q線断面図を示しており、同図(c)は同図(a)のR−R線断面図を示している。このMOSトランジスタ79は、図1のMOSトランジスタ1のN+型のシリコン基板に代えてp型のシリコン基板91を用い、その裏面にコレクタ電極98が形成されており、IGBTを構成している。
【0060】
また、図42(a)、(b)、(c)の符号81に示すように、図1、図2で示したMOSトランジスタ1において、シリコン基板11を用いずに、主半導体層12の裏面に、直接主半導体層12とショットキーコンタクトをとる電極膜80が配置された構造のショットキーバリア型IGBTを構成してもよい。図42(a)、(b)、(c)は、それぞれ図1のA−A線、B−B線、E−E線断面に対応する断面図である。このショットキーバリア型IGBT81は、ソース領域36、電極膜80、第1、第2のゲート電極41、18がそれぞれエミッタ、コレクタ、ゲートとして動作する。
【0061】
また、上述したように本実施形態では、N型を第1導電型とし、P型を第2導電型としているが、本発明はこれに限らず、P型を第1導電型とし、N型を第2導電型としてもよい。
さらに、絶縁膜30としてPSG膜を用いているが、本発明の絶縁膜はこれに限られるものではなく、例えばシリコン窒化膜を用いてもよい。
【0062】
また、ソース電極膜39としてAl膜を用いているが、本発明はこれに限らず、例えば銅膜などを用いてもよい。
さらに、ドレイン層12をエピタキシャル成長で形成しているが、本発明のドレイン層12の形成方法はこれに限らず、表面拡散で形成してもよい。
【0063】
また、上述の実施形態ではいずれも半導体基板としてシリコン基板を用いているが、本発明の半導体基板はこれに限らず、例えばSiC等の基板に適用してもよい。
【0064】
さらに、第1、第2のゲート絶縁膜95、15としてシリコン酸化膜を用いたが、本発明の第1、第2のゲート絶縁膜95、15はこれに限らず、例えばシリコン窒化膜を用いてもよいし、シリコン酸化膜とシリコン窒化膜との複合膜を用いてもよい。
【0065】
また、第1、第2のゲート電極41、18をポリシリコンゲートで構成しているが、本発明の第1、第2のゲート電極41、18はこれに限らず、例えばメタルゲートで構成してもよい。
【0066】
【発明の効果】
従来と同一の占有面積で、導通抵抗が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパワーMOSFETを説明する平面図
【図2】(a):図1のA−A線断面図
(b):図1のB−B線断面図
(c):図1のE−E線断面図
【図3】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETに流れる電流の状態を説明する第1の断面図
(b):本発明の一実施形態のパワーMOSFETに流れる電流の状態を説明する第2の断面図
【図4】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第1の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第1の断面図
【図5】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第2の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第2の断面図
【図6】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第3の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第3の断面図
【図7】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第4の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第4の断面図
【図8】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第5の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第5の断面図
【図9】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第6の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第6の断面図
【図10】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第7の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第7の断面図
【図11】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第8の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第8の断面図
【図12】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第9の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第9の断面図
【図13】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第10の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第10の断面図
【図14】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第11の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第11の断面図
【図15】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第12の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第12の断面図
【図16】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第13の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第13の断面図
【図17】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第14の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第14の断面図
【図18】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第15の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第15の断面図
【図19】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第16の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第16の断面図
【図20】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第17の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第17の断面図
【図21】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第18の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第18の断面図
【図22】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第19の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第19の断面図
【図23】(a):図1のA−A線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第20の断面図
(b):図1のB−B線断面に対応する本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第20の断面図
【図24】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第1の平面図
【図25】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第2の平面図
【図26】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第3の平面図
【図27】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第4の平面図
【図28】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第5の平面図
【図29】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第6の平面図
【図30】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第7の平面図
【図31】本実施形態のパワーMOSFETの製造工程を説明する第8の平面図
【図32】本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、オーミック拡散層が分離された構造を説明する平面図
【図33】(a):図32のC−C線断面図
(b):図32のD−D線断面図
(c):図32のF−F線断面図
【図34】本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、第1のゲート電極が浅く形成された構造を説明する断面図
【図35】本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、第1のゲート電極が深く形成された構造を説明する断面図
【図36】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、第2のゲート電極が分離された構造を説明する平面図
(b):図36(a)のG−G線断面図
(c):図36(a)のH−H線断面図
【図37】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、第1及び第2のゲート電極が分離された構造を説明する平面図
(b):図37(a)のI−I線断面図
(c):図37(a)のJ−J線断面図
【図38】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、オーミック拡散層がソース領域の上部に設けられた構造を説明する平面図
(b):図38(a)のK−K線断面図
(c):図38(a)のL−L線断面図
【図39】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、ソース領域が拡散で形成された構造を説明する平面図
(b):図39(a)のM−M線断面図
(c):図39(a)のN−N線断面図
【図40】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、主半導体層の表面に高濃度領域が設けられた構造を説明する平面図
(b):図38(a)のO−O線断面図
(c):図38(a)のP−P線断面図
【図41】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、IGBT構造の素子を説明する平面図
(b):図38(a)のQ−Q線断面図
(c):図38(a)のR−R線断面図
【図42】(a):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、ショットキーバリア型IGBT構造の素子を説明する第1の断面図
(b):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、ショットキーバリア型IGBT構造の素子を説明する第2の断面図
(c):本発明の一実施形態のパワーMOSFETにおいて、ショットキーバリア型IGBT構造の素子を説明する第3の断面図
【図43】(a):従来のパワーMOSFETを説明する平面図
(b):従来のパワーMOSFETを説明する断面図
【符号の説明】
1、72、73、74、75、76、77、78、79……パワーMOSFET(MOSトランジスタ) 11……シリコン基板 12……主半導体層
15……第2のゲート絶縁膜 18……第2のゲート電極 32……ボディ領域(反対導電領域) 36……ソース領域 40……ドレイン電極膜 41……第1のゲート電極 95……第1のゲート絶縁膜
Claims (6)
- 第1導電型の不純物が添加された主半導体層と、
前記主半導体層に形成され、矩形形状の開口を有する有底の孔と、
前記孔の少なくとも一部の側面に形成された第1のゲート絶縁膜と、
前記孔内に配置され、前記第1のゲート絶縁膜と密着された第1のゲート電極と、
前記第1のゲート絶縁膜に密着配置された状態で前記主半導体層内に形成され、前記第1導電型とは反対の導電型であり、前記孔を挟むように帯状に互いに平行に形成された第2導電型の第1、第2の反対導電領域と、
開口の長手方向が前記第1、第2の反対導電領域の長手方向と同方向にされて前記第1、第2の反対導電領域内にそれぞれ設けられた第1、第2の溝と、
前記第1、第2の溝の側面に露出するとともに、前記第1、第2の反対導電領域内にそれぞれ形成され、前記第1のゲート絶縁膜に密着配置された第1導電型の第1、第2のソース領域と、
前記孔は、該孔の長手方向の両端が前記第1、第2のソース領域に達するように配置されており、
前記第1、第2の溝の底面に配置され、前記第1、第2の反対導電領域と同じ導電型であって、前記第1、第2の反対導電領域と接触した第1、第2のオーミック拡散層と、
前記第1、第2の溝内で露出する前記第1、第2のオーミック拡散層と、前記第1、第2の溝内で露出する前記第1、第2のソース領域とに接触したソース電極膜とを有し、
前記第1、第2の反対導電領域の間に位置する部分の前記主半導体層がドレイン層にされ、
前記ドレイン層と、前記第1、第2のソース領域の間に位置する部分の前記第1、第2の反対導電領域が、それぞれチャネル領域にされ、
前記チャネル領域と前記第1、第2のソース領域とは、その一部が前記主半導体層の表面側に位置し、
少なくとも前記チャネル領域上に配置された第2のゲート絶縁膜と、
前記第2のゲート絶縁膜上に配置された第2のゲート電極とを有し、
前記第1、第2の反対導電領域は、前記第1、第2の溝の側面から注入された第2導電型の不純物が拡散されて形成され、前記第1、第2のソース領域は、前記第1、第2の溝の側面から前記第1、第2の反対導電領域内に注入された第1導電型の不純物が拡散されて形成され、
前記第1、第2のソース領域と、前記ドレイン層との間に電圧を印加した状態で、前記第1のゲート電極と前記第2のゲート電極とに閾値電圧以上の電圧を印加すると、前記孔の側面に形成された前記第1のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面と前記第2のゲート絶縁膜と前記チャネル領域との界面とに反転層が形成され、前記反転層を通って前記第1、第2のソース領域と、前記ドレイン層の前記第1、第2のソース領域の間に位置する部分との間に電流が流れるMOSトランジスタ。 - 前記第1のゲート電極は、その内部底面が前記ソース領域の底面よりも浅く位置するように形成された請求項1記載のMOSトランジスタ。
- 前記第1のゲート電極は、その内部底面が前記第1、第2の反対導電領域の底面よりも深く位置するように構成された請求項1記載のMOSトランジスタ。
- 前記第1、第2の反対導電領域の間に位置する前記主半導体層の表面には、第1導電型で前記主半導体層よりも高濃度の表面高濃度層が形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のMOSトランジスタ。
- 前記主半導体層の裏面に形成され、前記主半導体層よりも高濃度である第1導電型の副半導体層と、
前記副半導体層の裏面に形成されたドレイン電極とを有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のMOSトランジスタ。 - 前記主半導体層の裏面に形成された第2導電型の副半導体層と、
前記副半導体層に電気的に接続されたコレクタ電極を有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のMOSトランジスタ。
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