JP4874207B2 - 回路シミュレーション方法、回路シミュレーション装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
(a)前記図形情報生成手段(3)が、対象MOSトランジスタ(30)のレイアウト寸法を示す図形情報(19)を生成するステップと、
(b)前記パラメータ変調量計算手段(3)が、前記図形情報(19)に基づいてパラメータ変調量(20)を計算するステップと、
(c)前記回路シミュレーション手段(4)が、与えられたトランジスタモデルパラメータ(17)を前記パラメータ変調量(20)によって修正し、修正されたトランジスタモデルパラメータ(17)を用いて前記対象MOSトランジスタ(30)を含む回路の回路シミュレーションを行うステップ
とを具備している。前記パラメータ変調量の計算は、前記図形情報に基づいて前記パラメータ変調量を算出する演算式によって行われる。前記演算式は、MOSトランジスタのチャネル領域に作用する応力を表す応力モデル式を含んでいる。前記応力モデル式は、前記応力の大きさが、前記MOSトランジスタの前記チャネル領域が形成されている活性領域からそれに隣接する活性領域までの距離である隣接距離の増加に対して単調に減少し、且つ、前記隣接距離が無限に大きい場合に一定値に収束し、且つ、前記応力の前記隣接距離に対する微分係数の大きさが単調に減少し、且つ、前記微分係数が前記隣接距離が無限に大きい場合に0に収束するように決定されている。
(a)対象MOSトランジスタ(30)のレイアウト寸法を示す図形情報(19)を生成するステップと、
(b)回路シミュレーションのために回路シミュレータに与えられるトランジスタモデルパラメータの修正量を示すパラメータ変調量(20)を前記図形情報(19)に基づいて計算するステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。前記パラメータ変調量の計算は、前記図形情報に基づいて前記パラメータ変調量を算出する演算式によって行われ、前記演算式は、MOSトランジスタのチャネル領域に作用する応力を表す応力モデル式を含んでいる。前記応力モデル式は、前記応力の大きさが、前記MOSトランジスタの前記チャネル領域が形成されている活性領域からそれに隣接する活性領域までの距離である隣接距離の増加に対して単調に減少し、且つ、前記隣接距離が無限に大きい場合に一定値に収束し、且つ、前記応力の前記隣接距離に対する微分係数の大きさが単調に減少し、且つ、前記微分係数が前記隣接距離が無限に大きい場合に0に収束するように決定されている。
以下では、まず、本発明の一実施形態に係る回路シミュレーション技術の概略について、図1を参照しながら説明する。
Δμ=μ−U0,
Δν=ν−VTH0,
で定義される数値である。「U0」、「VTH0」は、あくまでトランジスタモデルパラメータであり、実測によって得られるチャネル領域の移動度や、MOSトランジスタの閾値電圧とは異なり得ることに留意されたい。電気特性としてのチャネル領域の移動度及び閾値電圧Vtとの混同を避けるため、本明細書では、トランジスタモデルパラメータの一つとしての「U0」は、μ0と記載し、トランジスタモデルパラメータの一つとしての「VTH0」は、ν0と記載する。このような表記によれば、修正量Δμ、Δνは、
Δμ=μ−μ0,
Δν=ν−ν0,
として定義されることになる。
MULU0=1+Δμ/μ0.
一方、トランジスタモデルパラメータν0(VTH0)のパラメータ変調量DELVT0としては、修正量Δνがそのまま使用される。即ち、
DELVT0=Δν,
である。
図2は、本実施形態の回路シミュレーション技術の実装形態の一例を示す図である。本実施形態では、回路図エディタ1、レイアウトエディタ2、LVS(Layout Versus Schematic)ツール3、回路シミュレータ4、及びソルバー5によって、回路設計及び回路シミュレーションが行われる。
本実施形態の回路シミュレーション技術の特徴の一つは、パラメータ変調量の算出において使用される応力モデル式にある。発明者の検討によれば、MOSトランジスタのチャネル領域に作用する応力は、下記のような振る舞いをする:
対象のチャネル領域に作用する応力の大きさ(絶対値)は、隣接する活性領域との距離Sdが小さいほど大きくなる。応力の大きさは、隣接する活性領域との距離Sdが無限に大きい場合には一定値に収束し、距離Sdが小さくなると急激に増大する。応力の距離Sdへの依存性は、対象のチャネル領域が形成されている活性領域の幅Wdによって異なる。応力の大きさは、当該活性領域の幅Wdが小さくなると急激に増大し、幅Wdが無限に大きい場合には一定値に収束する。本実施形態では、応力モデル式が、このような振る舞いを表現するように決定されている。
(1)活性領域31は矩形
(2)ゲート32は、活性領域31の中央に位置している(即ち、SA=SB)
(3)活性領域31とそれにゲート長方向に隣接する活性領域(即ち、活性領域35、36)との距離PDX1、PDX2は一定で、且つ、PDX1=PDX2(=PDX)
(4)活性領域31とそれにゲート長方向に隣接する活性領域(即ち、活性領域33、34)との距離PDY1、PDY2は一定で、且つ、PDY1=PDY2(=PDY)
基本パターンの応力モデル式は、下記の2つの場合で異なる。
(1)SPICEによる回路シミュレーションにおいて、MOSトランジスタ特性のLOD依存性とW依存性の両方を取り扱う場合、又は、両方とも取り扱わない場合
(2)SPICEによる回路シミュレーションにおいて、MOSトランジスタ特性のLOD依存性とW依存性のうちの一方のみを取り扱う場合
SPICEによる回路シミュレーションにおいて、MOSトランジスタ特性のLOD依存性とW依存性の両方を取り扱う場合、又は、両方とも取り扱わない場合には、純粋に活性領域とSTI絶縁膜の物理的・機械的性質を考慮することにより、応力モデル式を得ることができる(なお、後述の3−2の議論も参照されたい)。
σx=σh(LOD、PDX), ・・・(4)−1
によって得ることができ、ゲート幅方向に作用する応力σyは、下記式:
σy=σh(W、PDY), ・・・(4)−2
によって得ることができる。ここで、σhは、式(3)−1によって定義された関数である。
σz=σv(LOD、PDX)+σv(W,PDY), ・・・(4)−3
によって得ることができる。ここで、σvは、式(3)−2によって定義された関数である。式(4)−1〜(4)−3が求めるべき、基本パターンの応力モデル式である。
SPICEによる回路シミュレーションにおいて、MOSトランジスタ特性のLOD依存性とW依存性のうちの一方のみしか取り扱わない場合に留意すべきことは、ゲート長方向に作用する応力と、ゲート幅方向に作用する応力の取り扱いが異なることである。例えば、SPICEによる回路シミュレーションにおいてLOD依存性のみが考慮される場合には、抽出されたトランジスタモデルパラメータには、ゲート長方向に作用する応力がMOSトランジスタ特性に及ぼす影響が考慮されているのに対し、ゲート幅方向に作用する応力がMOSトランジスタ特性に及ぼす影響が考慮されていない。SPICEによる回路シミュレーションにおいてW依存性のみが考慮される場合についても同様である。
σx=σhx(LOD,PDX), ・・・(4)−1’
σy=σhy(W,PDY), ・・・(4)−2’
σz=σvx(LOD,PDX)+σvy(W,PDY)
・・・(4)−3’
基本パターンのMOSトランジスタのトランジスタモデルパラメータの修正量Δμ、Δνは、式(4)−1〜(4)−3で定義される応力σx、σy、σzを用いて、下記のように表現できる:
Δμ/μ0=−{πμx(L)・σx+πμy(L)・σx+πμz(L)・σz}
・・・(5)−1
Δν=−{πνx(L)・σx+πνy(L)・σx+πνz(L)・σz}
・・・(5)−2
ここで、πμx(L)、πμy(L)、πμz(L)は、それぞれ応力σx、σy、σzのΔμ/μ0への寄与の程度を表すパラメータであり、πνx(L)、πνy(L)、πνz(L)は、それぞれ応力σx、σy、σzのΔνへの寄与の程度を表すパラメータである。これらのパラメータが、上述の感度パラメータである。移動度の修正量Δμ/μ0に関する感度パラメータπμx(L)、πμy(L)、πμz(L)は、一般に言うピエゾ抵抗係数に一致することに留意されたい。感度パラメータπμx(L)、πμy(L)、πμz(L)、πνx(L)、πνy(L)、πνz(L)は、いずれも、ゲート長Lに依存するパラメータである。一実施形態では、πμx(L)、πμy(L)、πμz(L)、πνx(L)、πνy(L)、πνz(L)は、異なるゲート長Lのそれぞれについて値が記述されたテーブルとして定義される。この場合、定義されるべき感度パラメータの数Nは、
N=3(X、Y、Z方向)×2(Δμ、Δν)×2(Nch、Pch)×n(Lの数)
である。
MULU0F(L,W,LOD,PDX,PDY)
=1+Δμ0/μ0,
=1−{πμx(L)・σx+πμy(L)・σx+πμz(L)・σz},
・・・(6)−1
DELVT0F(L,W,LOD,PDX,PDY)
=Δν,
=−{πνx(L)・σx+πνy(L)・σx+πνz(L)・σz}
・・・(6)−2
式(5−1)、(5−2)で定義されるΔμ0/μ0、Δνは、いずれも、L,W,LOD,PDX,PDYの関数であることに留意されたい。
上記の式(6)−1、(6)−2を実際に適用するためには、上述のストレスモデルパラメータと感度パラメータとを決定しなくてはならない。ストレスモデルパラメータと感度パラメータは、様々なレイアウト寸法のMOSトランジスタの特性を実測し、その実測によって得られた測定データに対してフィッティングを行うことにより決定される。
ΔIon/Ion0
=−{πix(L)・σx+πiy(L)・σx+πiz(L)・σz}
・・・(8)−1
ΔVt
=−{πvx(L)・σx+πvy(L)・σx+πvz(L)・σz}
・・・(8)−2
ここで、πix(L)、πiy(L)、πiz(L)は、応力σx、σy、σzのΔIon/Ion0への寄与の程度を表す感度パラメータであり、πvx(L)、πvy(L)、πvz(L)は、応力σx、σy、σzのΔVtへの寄与の程度を表す感度パラメータである。このフィッティングにより、式(3)−1、(3)−2に含まれる18個のストレスモデルパラメータ、又は、式(3)−1’、(3)−2’、式(3)−1”、(3)−2”に含まれる36個のストレスモデルパラメータが決定され、また、感度パラメータπix(L)、πiy(L)、πiz(L)、πvx(L)、πvy(L)、πvz(L)が決定される。
haμx、haμy、haμz
hbμx、hbμy、hbμz
hcμx、hcμy、hcμz
haνx、haνy、haνz
hbνx、hbνy、hbνz
hcνx、hcνy、hcνz
(1)SPICEによる回路シミュレーションにおいてLOD依存性が取り扱われる場合
MULU0F’(L,W,LOD,PDX,PDY)=
MULU0F(L,W,LOD,PDX,PDY)
−MULU0F(L,W,LOD,PDXSPC,PDYSPC),
・・・(6)−1’
DELVT0F’(L,W,LOD,PDX,PDY)=
DELVT0F(L,W,LOD,PDX,PDY)
−DELVT0F(L,W,LOD,PDXSPC,PDYSPC)
・・・(6)−2’
MULU0F’(L,W,LOD,PDX,PDY)=
MULU0F(L,W,LOD,PDX,PDY)
−MULU0F(L,W,LOD,PDXSPC,PDYSPC),
・・・(6)−1”
DELVT0F’(L,W,LOD,PDX,PDY)=
DELVT0F(L,W,LOD,PDX,PDY)
−DELVT0F(L,W,LOD,PDXSPC,PDYSPC)
・・・(6)−2”
ここで、LODSPC、PDXSPC、PDYSPCは、SPICE抽出パターンにおけるLOD、PDX、PDYである。
以上の議論により、基本パターンについてパラメータ変調量を算出する関数MULU0F、DELVT0F(又はMULU0F’、DELVT0F’)が定義された。しかしながら、一般のレイアウトパターンにおいては、対象MOSトランジスタの活性領域の長さや隣接する活性領域からの距離は、必ずしも一定ではない。言い換えれば、一般のレイアウトパターンは、必ずしも基本パターンに該当するとは限らない。そこで、本実施形態では、各MOSトランジスタのチャネル領域が複数のチャネル部分に分割され、チャネル部分のそれぞれについて関数MULU0F、DELVT0F(又はMULU0F’、DELVT0F’)が適用される。MOSトランジスタ全体としてのパラメータ変調量は、各チャネル部分について関数MULU0F、DELVT0F(又はMULU0F’、DELVT0F’)を適用して算出されたパラメータ変調量の重み付け和として算出される。
まず、図9に示されているように、対象MOSトランジスタ30のチャネル領域が複数のチャネル部分に分割される(ステップS21)。図9の例では、チャネル領域が12のチャネル部分G1〜G12に分割されている。チャネル領域は、(1)ゲート長方向における、チャネル領域から活性領域31の端までの距離、(2)対象MOSトランジスタ30の活性領域31とそれに隣接する活性領域33、34との間の距離、及び(3)対象MOSトランジスタ30の活性領域31とそれに隣接する活性領域35、36との間の距離が変化する毎に、その変化点からチャネル領域に投影された位置において分割される。
(1)対象MOSトランジスタ30のゲートと活性領域31の端との間の距離SA、SB
(2)活性領域31とそれに隣接する活性領域とを分離するSTI分離膜の幅PDX1、PDX2、PDY1、PDY2
が抽出される。ここで、図10に示されているように、チャネル部分Giについて抽出されたゲートと活性領域31の端との間の距離SA、SBは、SA_Gi、SB_Giと記載する。同様に、チャネル部分Giについて抽出されたSTI分離膜の幅PDX1、PDX2、PDY1、PDY2は、PDX1_Gi、PDX2_Gi、PDY1_Gi、PDY2_Giと記載する。
LOD1_Gi=2・SA_Gi+L, ・・・(11)−1
LOD2_Gi=2・SB_Gi+L. ・・・(11)−2
LOD1_Gi、LOD2_Giは、活性領域31のゲート長方向の長さLODに対応する物理量であり、ゲート長方向におけるゲートの位置の非対称性を考慮するために導入される。
2:レイアウトエディタ
3:LVSツール
4:回路シミュレータ
5:ソルバー
11:ネットリスト
12:レイアウトデータ
13:テストパターンレイアウトデータ
14:テストパターン測定データ
15:ストレスモデルパラメータファイル
16:変調後ネットリスト
17:トランジスタモデルパラメータ
18:出力結果
30:MOSトランジスタ
31、33、34、35、36:活性領域
32:ゲート
41、42:活性領域
43:STI絶縁膜
Claims (13)
- 図形情報生成手段と、パラメータ変調量計算手段と、回路シミュレーション手段とを備える回路シミュレーション装置によって回路シミュレーションを行う方法であって、
(a)前記図形情報生成手段が、対象MOSトランジスタのレイアウト寸法を示す図形情報を生成するステップと、
(b)前記パラメータ変調量計算手段が、前記図形情報に基づいてパラメータ変調量を計算するステップと、
(c)前記回路シミュレーション手段が、与えられたトランジスタモデルパラメータを前記パラメータ変調量に応じて修正し、修正されたトランジスタモデルパラメータを用いて前記対象MOSトランジスタを含む回路の回路シミュレーションを行うステップ
とを具備し、
前記パラメータ変調量の計算は、前記図形情報に基づいて前記パラメータ変調量を算出する演算式によって行われ、
前記演算式は、MOSトランジスタのチャネル領域に作用する応力を表す応力モデル式を含んでおり、
前記応力モデル式は、前記応力の大きさが、前記MOSトランジスタの前記チャネル領域が形成されている活性領域からそれに隣接する活性領域までの距離である隣接距離の増加に対して単調に減少し、且つ、前記隣接距離が無限に大きい場合に一定値に収束し、且つ、前記応力の前記隣接距離に対する微分係数の大きさが単調に減少し、且つ、前記微分係数が前記隣接距離が無限に大きい場合に0に収束するように決定された
回路シミュレーション方法。 - 請求項1に記載の回路シミュレーション方法であって、
前記応力モデル式は、前記応力の大きさの前記隣接距離に対する依存性が、前記チャネル領域が形成されている活性領域の幅に応じて変化するように決定されている
回路シミュレーション方法。 - 請求項2に記載の回路シミュレーション方法であって、
前記応力モデル式は、前記応力の大きさが、前記チャネル領域が形成されている前記活性領域の幅の増加に対して単調に減少し、且つ、前記チャネル領域が形成されている前記活性領域の幅が無限に大きい場合に一定値に収束するように決定されている
回路シミュレーション方法。 - 請求項1に記載の回路シミュレーション方法であって、
前記応力モデル式は、基板の水平方向に作用する応力を表す式と、基板の垂直方向に作用する応力を表す式とを含んでいる
回路シミュレーション方法。 - 請求項4に記載の回路シミュレーション方法であって、
前記応力モデル式は、活性領域が矩形で且つゲート長方向に長さLODを有しており、ゲートが活性領域の中央に位置しており、活性領域からそれにゲート長方向に隣接する2つの活性領域までの距離PDXが同一且つ一定であり、活性領域からそれにゲート幅方向に隣接する2つの活性領域までの距離PDYが同一且つ一定であるような基本パターンを有するMOSトランジスタのチャネル領域の応力を表す式であり、且つ、
前記応力モデル式は、σh、σvを下記式:
で表される、Wd、Sdを引数とする関数であるとしたとき、基板の面内方向の第1方向に作用する応力σx、前記面内方向であり、且つ、前記第1方向に垂直な第2方向に作用する応力σy、及び前記基板の垂直方向に作用する応力σzを、下記:
σx=σh(LOD、PDX),
σy=σh(W、PDY),
σz=σv(LOD、PDX)+σv(W,PDY),
によって表す
回路シミュレーション方法。 - 請求項4に記載の回路シミュレーション方法であって、
前記応力モデル式は、活性領域が矩形で且つゲート長方向に長さLODを有しており、ゲートが活性領域の中央に位置しており、活性領域からそれにゲート長方向に隣接する2つの活性領域までの距離PDXが同一且つ一定であり、活性領域からそれにゲート幅方向に隣接する2つの活性領域までの距離PDYが同一且つ一定であるような基本パターンを有するMOSトランジスタのチャネル領域の応力を表す式であり、且つ、
前記応力モデル式は、σhx、σvx、σhy、σvyを下記式:
で表される、Wd、Sdを引数とする関数であるとしたとき、基板の面内方向の第1方向に作用する応力σx、前記面内方向であり、且つ、前記第1方向に垂直な第2方向に作用する応力σy、及び前記基板の垂直方向に作用する応力σzを、下記:
σx=σhx(LOD,PDX),
σy=σhy(W,PDY),
σz=σvx(LOD,PDX)+σvy(W,PDY)
によって表す
回路シミュレーション方法。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の回路シミュレーション方法であって、
前記(b)ステップは、
(b1)前記パラメータ変調量計算手段が、前記対象MOSトランジスタのゲートと前記活性領域の端との間の距離の変化、前記ゲート長方向距離の変化、及び、前記対象MOSトランジスタの前記活性領域と、前記活性領域に対して前記対象MOSトランジスタのゲート幅方向において隣接する他の隣接活性領域までの距離であるゲート幅方向距離の変化に応じて、前記対象MOSトランジスタのチャネルを複数のチャネル部分に分割するステップと、
(b2)前記パラメータ変調量計算手段が、前記複数のチャネル部分のそれぞれについて定義されるパラメータ変調量である部分パラメータ変調量を前記複数のチャネル部分のそれぞれについて算出するステップと、
(b3)前記パラメータ変調量計算手段が、前記部分パラメータ変調量から前記パラメータ変調量を算出するステップ
とを備える
回路シミュレーション方法。 - 請求項7に記載の回路シミュレーション方法であって、
前記(b2)ステップは、前記パラメータ変調量計算手段が、活性領域が矩形で、ゲートが活性領域の中央に位置しており、活性領域からそれにゲート長方向に隣接する2つの活性領域までの距離が同一且つ一定であり、活性領域からそれにゲート幅方向に隣接する2つの活性領域までの距離が同一且つ一定であるような基本パターンを有するMOSトランジスタについて得られたパラメータ変調量算出式を用いて、前記複数のチャネル部分のそれぞれについて、前記活性領域の前記チャネル部分に対してゲート長方向に位置する端と前記ゲートとの距離、前記活性領域の前記チャネル部分に対してゲート長方向に位置する端から前記隣接活性領域までの距離、及び前記活性領域の前記チャネル部分に対してゲート幅方向に位置する端から前記他の隣接活性領域までの距離の組み合わせのそれぞれについてパラメータ変調量を算出し、前記組み合わせのそれぞれについて算出された前記パラメータ変調量を平均することによって前記部分パラメータ変調量を算出するステップを含む
回路シミュレーション方法。 - 請求項7又は8に記載の回路シミュレーション方法であって、
前記(b3)ステップは、前記チャネル部分の面積に応じて重み付けされた前記部分パラメータ変調量の重み付け和を、前記パラメータ変調量として算出するステップを含む
回路シミュレーション方法。 - 対象MOSトランジスタのレイアウト寸法を示す図形情報を生成する図形情報生成手段と、
前記図形情報に基づいてパラメータ変調量を計算するパラメータ変調量計算手段と、
与えられたトランジスタモデルパラメータを前記パラメータ変調量に応じて修正し、修正されたトランジスタモデルパラメータを用いて前記対象MOSトランジスタを含む回路の回路シミュレーションを行う回路シミュレーション手段
とを具備し、
前記パラメータ変調量の計算は、前記図形情報に基づいて前記パラメータ変調量を算出する演算式によって行われ、
前記演算式は、MOSトランジスタのチャネル領域に作用する応力を表す応力モデル式を含んでおり、
前記応力モデル式は、前記応力の大きさが、前記MOSトランジスタの前記チャネル領域が形成されている活性領域からそれに隣接する活性領域までの距離である隣接距離の増加に対して単調に減少し、且つ、前記隣接距離が無限に大きい場合に一定値に収束し、且つ、前記応力の前記隣接距離に対する微分係数の大きさが単調に減少し、且つ、前記微分係数が前記隣接距離が無限に大きい場合に0に収束するように決定された
回路シミュレーション装置。 - 請求項10に記載の回路シミュレーション装置であって、
前記パラメータ変調量計算手段は、前記対象MOSトランジスタのゲートと前記活性領域の端との間の距離の変化、前記ゲート長方向距離の変化、及び、前記対象MOSトランジスタの前記活性領域と、前記活性領域に対して前記対象MOSトランジスタのゲート幅方向において隣接する他の隣接活性領域までの距離であるゲート幅方向距離の変化に応じて、前記対象MOSトランジスタのチャネルを複数のチャネル部分に分割し、前記複数のチャネル部分のそれぞれについて定義されるパラメータ変調量である部分パラメータ変調量を前記複数のチャネル部分のそれぞれについて算出し、前記部分パラメータ変調量から前記パラメータ変調量を算出する
回路シミュレーション装置。 - (a)対象MOSトランジスタのレイアウト寸法を示す図形情報を生成するステップと、
(b)回路シミュレーションのために回路シミュレータに与えられるトランジスタモデルパラメータの修正量を表すパラメータ変調量を前記図形情報に基づいて計算するステップとをコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記パラメータ変調量の計算は、前記図形情報に基づいて前記パラメータ変調量を算出する演算式によって行われ、
前記演算式は、MOSトランジスタのチャネル領域に作用する応力を表す応力モデル式を含んでおり、
前記応力モデル式は、前記応力の大きさが、前記MOSトランジスタの前記チャネル領域が形成されている活性領域からそれに隣接する活性領域までの距離である隣接距離の増加に対して単調に減少し、且つ、前記隣接距離が無限に大きい場合に一定値に収束し、且つ、前記応力の前記隣接距離に対する微分係数の大きさが単調に減少し、且つ、前記微分係数が前記隣接距離が無限に大きい場合に0に収束するように決定された
プログラム。 - 請求項12に記載のプログラムであって、
前記(b)ステップは、
(b1)前記対象MOSトランジスタのゲートと前記活性領域の端との間の距離の変化、前記ゲート長方向距離の変化、及び、前記対象MOSトランジスタの前記活性領域と、前記活性領域に対して前記対象MOSトランジスタのゲート幅方向において隣接する他の隣接活性領域までの距離であるゲート幅方向距離の変化に応じて、前記対象MOSトランジスタのチャネルを複数のチャネル部分に分割するステップと、
(b2)前記複数のチャネル部分のそれぞれについて定義されるパラメータ変調量である部分パラメータ変調量を前記複数のチャネル部分のそれぞれについて算出するステップと、
(b3)前記部分パラメータ変調量から前記パラメータ変調量を算出するステップ
とを備える
プログラム。
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