JP4876174B2 - 内燃機関制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリ電圧を昇圧した高電圧を用いて負荷を駆動する内燃機関制御装置にかかり、特に、気筒内直接噴射型インジェクタを駆動するのに好適な内燃機関制御装置に関する。
従来、ガソリンや軽油等を燃料とする自動車,オートバイ,農耕機,工作機械,船舶機等の内燃機関制御装置において、燃費や出力向上の目的により、気筒内に直接燃料を噴射するインジェクタを備えたものが用いられている。このようなインジェクタは、「気筒内直接噴射型インジェクタ」,「直噴インジェクタ」、または、単に「DI」と呼ばれている。
現在、ガソリンエンジンでは主流である、空気と燃料の混合気を作ってシリンダー内に噴射する方式と比較して、気筒内直接噴射型インジェクタを用いたエンジンは、高圧に加圧された燃料を用いるため、インジェクタの開弁動作時に高いエネルギーを必要とする。また、制御性を向上させて高速回転に対応するためには、高いエネルギーを短時間にインジェクタに供給する必要がある。
気筒内直接噴射型インジェクタを制御する従来の内燃機関制御装置は、バッテリ電圧よりも高い電圧に昇圧する昇圧回路を設け、昇圧回路により発生させた昇圧電圧により、短時間にインジェクタへの通電電流を上昇させる方式を採用するものが多い。
代表的な直噴インジェクタの電流波形は、通電初期のピーク電流通電期間に昇圧電圧を用い、インジェクタ電流を予め定められたピーク電流停止電流まで短時間に上昇させる。このピーク電流は、燃料と空気との混合気を作ってシリンダー内に噴射する方式のインジェクタ電流と比較して、5〜20倍程度大きい。
ピーク電流の通電期間が終了した後は、インジェクタへのエネルギー供給源は、昇圧電圧からバッテリ電源へ移行する。ピーク電流に比べて1/2〜1/3程度の第1の保持停止電流で制御される第1の保持電流を経て、更に、その2/3〜1/2程度の第2の保持停止電流で制御される第2の保持電流へと移行する。ピーク電流と第1の保持電流によって、インジェクタは開弁し、燃料を気筒内に噴射する。
噴射終了時は、インジェクタの閉弁を速やかに行うため、インジェクタ通電電流の通電電流下降期間を短時間に行い、インジェクタ電流を遮断する必要がある。
しかし、インジェクタには、インジェクタ電流が流れていることで高いエネルギーが蓄積されており、この電流を遮断するためには、このエネルギーをインジェクタから消滅させることが必要である。これを短時間の通電電流下降期間内に実現させるため、インジェクタ電流を駆動する駆動回路の駆動素子でツェナーダイオード効果を使用してエネルギーを熱エネルギーに変換する方式や、電流回生ダイオードを介して、インジェクタ電流を、昇圧回路の昇圧電圧を蓄積する昇圧コンデンサに回生させる方式等、種々の方式が採用されている。
前者の方式では、駆動回路を簡略化させることができるが、インジェクタの通電エネルギーを熱エネルギーに変換させるため、あまり大電流の駆動回路には適していない。これに対し、後者の方式では、インジェクタに大電流を流しても比較的駆動回路の発熱を抑えることができる。このため、特にインジェクタへの通電電流が多い、燃料に軽油を用いる直噴インジェクタを使用したエンジン(コモンレールエンジンと呼ばれることがある)や、燃料にガソリンを用いる直噴インジェクタを使用したエンジン(DIGやGDI等と呼ばれることがある)でも広く使用される方式である。
また、インジェクタ電流を下降させる期間は、通電電流下降期間,ピーク電流下降期間や第1の保持電流下降期間においても、短時間に下降させる場合がある。このときのインジェクタ駆動回路の動作は、通電電流下降期間と同じく、昇圧側駆動FETとバッテリ側駆動FET、そして第1の下流側駆動FETの全てを遮断させることにより行われる。
特開2003−106200号公報
前者の方式では、特許文献1(特開2003−106200号公報)に開示されているように、インジェクタの通電エネルギーを、ツェナーダイオード効果により、第1の下流側駆動FETで熱エネルギーに変換させることにより行われる。このとき、インジェクタ電流は、その他の通電期間と同様に、第1の下流側駆動FETに直列に接続されている下流側電流検出抵抗で電流検出を行い、インジェクタ制御回路で正確に電流制御を行うことができる。
これに対し、後者の方式では、インジェクタの下流側から昇圧回路に接続される電流回生ダイオードを通して、インジェクタの電気エネルギーを昇圧回路に回生させるために、インジェクタに大電流を流しても比較的駆動回路の発熱を抑えることができる。しかし、このとき、第1の下流側駆動FETは完全に遮断されているため、インジェクタ電流は、その他の通電期間と同様に、第1の下流側駆動FETに直列に接続されている下流側電流検出抵抗で電流検出を行うことができない。
このため、電流回生ダイオードを介して、インジェクタ電流をインジェクタの電気エネルギーを昇圧回路に回生させて短時間で下降させる期間において正確な電流制御を行うには、その他の通電期間と同様の下流側電流検出抵抗とは異なる部位で電流検出を行う必要がある。
本発明は、インジェクタの電気エネルギーを昇圧回路に回生させて短時間に下降させる期間にも正確な電流制御を行うことができることを目的としたものであり、好ましくは、従来のインジェクタ駆動回路の構成や特性を変更すること無く実現することを目的としたものである。
加えて、本発明の目的は、昇圧回路への回生電流を検出するために発生する部品追加も少なくした駆動回路を有する内燃機関制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明は、バッテリ電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧回路、前記昇圧電圧を用いてインジェクタに電流を流すために、該インジェクタの上流側に設けられた第1のスイッチング素子、前記バッテリ電圧を用いて前記インジェクタに電流を流すために、該インジェクタの上流側に設けられた第2のスイッチング素子、前記インジェクタに流れる電流を制御するために、該インジェクタの下流側に設けられた第3のスイッチング素子、前記第1のスイッチング素子、前記第2のスイッチング素子、及び、前記第3のスイッチング素子の駆動を制御する駆動制御装置、該第3のスイッチング素子とグランドとの間に設けられた第1の抵抗、前記昇圧回路と前記第1のスイッチング素子との間に設けられた第2の抵抗、前記インジェクタの下流側から上流側に電流を流すために、アノードが前記インジェクタと前記第3のスイッチング素子との間に接続され、カソードが前記第2の抵抗と前記第1のスイッチング素子との間に接続されたダイオード、前記インジェクタに電流が流れる第1の期間において、前記第1の抵抗に流れる電流を検出するための第1の電流検出回路、前記第1の期間とは異なる第2の期間において、前記第2の抵抗に流れる電流を検出するための第2の電流検出回路、前記第1の電流検出回路及び前記第2の電流検出回路で検出された電流のうち、いずれか一方の電流を前記インジェクタに電流が流れる期間に基づいて選択するための電流選択回路を有し、前記電流選択回路によって、前記第3のスイッチング素子がONしている場合は、前記第1の電流検出回路を選択し、前記第3のスイッチング素子がOFFしている場合は、前記第2の電流検出回路を選択することで、前記インジェクタに流れる電流を制御するよう構成する。
本発明によれば、信頼性の高い内燃機関制御装置を提供することができる。
本発明における内燃機関制御装置の実施例1による動作波形の一例を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例1によるインジェクタ駆動回路を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例2及び実施例3による動作波形の一例を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例2によるインジェクタ駆動回路を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例3によるインジェクタ駆動回路を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例4による動作波形の一例を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例4によるインジェクタ駆動回路を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例1による動作波形の一例を示す図である。 本発明における内燃機関制御装置の実施例1による動作波形の一例を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2は、本発明の内燃機関制御装置の実施例1の構成である。また、この構成における各部位の代表的な動作波形を図1,図8,図9に示す。
本実施例の内燃機関制御装置は、複数のインジェクタ3−1,3−2を駆動する駆動回路200を備えている。
一般的に、バッテリ電源1(Vbat)を昇圧回路100で昇圧させた昇圧電圧100Aを用いる直噴インジェクタにおいては、複数のインジェクタ3−1,3−2で駆動回路200を共有する。実際の内燃機関制御装置は、例えば、一の装置で4〜8気筒のエンジンに適用される。駆動回路200は、一の回路で複数のインジェクタを駆動することが可能である。図2は、一の駆動回路200が二つのインジェクタ3−1,3−2に適用された場合を示している。
昇圧回路100は、複数の駆動回路200により共有される。通常は、エンジン1機につき1〜4の昇圧回路100が搭載される。昇圧回路100が駆動回路200を共有する数は、図2におけるインジェクタ電流3−1A,3−2Aのピーク電流通電期間560に駆動するための必要なエネルギー,エンジンの最高回転数,同一気筒での1回の燃焼に対するインジェクタからの燃料噴射回数等で決定される昇圧復帰期間や昇圧回路100の自己発熱等により決まる。
昇圧回路100で昇圧された昇圧電圧100Aは、昇圧回路100からの流出電流の過電流又はインジェクタ3−1,3−2側のハーネス断線等を検出するための昇圧側駆動電流201Aを電圧に変換する昇圧側電流検出抵抗201と、後述するインジェクタ電流3−1A,3−2Aのピーク電流通電期間560に駆動するための昇圧側駆動FET202と、昇圧回路100が故障した場合の逆電流を防止するための昇圧側保護ダイオード203とを介して、インジェクタ3−1,3−2の上流側に供給される。
また、インジェクタ3−1,3−2の上流側には、バッテリ側電流検出抵抗211,バッテリ側駆動FET212、及び、バッテリ側保護ダイオード213を介して、バッテリ電源210(Vbat)が供給される。バッテリ側電流検出抵抗211は、バッテリ電源210からの過電流又はインジェクタ3−1,3−2側のハーネス断線等を検出するために、バッテリ側駆動電流211Aを電圧に変換する。
バッテリ側駆動FET212は、インジェクタ電流3−1A,3−2Aの第1の保持電流と第2の保持電流を流すために駆動される。第1の保持電流及び第2の保持電流は、それぞれ、図1等に示される第1の保持電流期間570及び第2の保持電流期間580において流れる電流である。バッテリ側保護ダイオード213は、昇圧電圧100Aからの電流がバッテリ電源210へ逆流するのを防止するために設けられている。
複数のインジェクタ3−1,3−2には、それぞれ、第1の下流側駆動FET220−1及び第2の下流側駆動FET220−2が接続される。第1の下流側駆動FET220−1又は第2の下流側駆動FET220−2のスイッチング動作により、通電されるインジェクタ3−1,3−2が決定される。
各インジェクタ3−1,3−2に流れるインジェクタ電流3−1A,3−2Aは、第1の下流側駆動FET220−1及び第2の下流側駆動FET220−2のソース電極において1つにまとめられ、電流を電圧に変換するための下流側電流検出抵抗221を介して電源グランド4に流れる。
また、還流ダイオード222が、電源グランド4とインジェクタ3−1,3−2の上流側との間に設けられる。これは、インジェクタ電流3−1A,3−2Aを通電する間、昇圧側駆動FET202とバッテリ側駆動FET212を同時に遮断し、選択したインジェクタ側の第1の下流側駆動FET220−1又は第2の下流側駆動FET220−2のいずれかを通電させることで生じるインジェクタの回生電流を還流させるためである。このため、還流ダイオード222のアノードが電源グランド4側に、また、カソードがインジェクタ3−1,3−2の上流側に接続される。
また、電流回生ダイオード2−1,2−2が、インジェクタ3−1,3−2の下流と昇圧電圧側の経路との間に設けられる。本実施例では、電流回生ダイオード2−1のアノードが、インジェクタ3−1と第1の下流側駆動FET220−1との間の経路に接続され、また、カソードが、昇圧側電流検出抵抗201と昇圧側駆動FET202との間の経路に接続される。同様に、電流回生ダイオード2−2のアノードが、インジェクタ3−1と第2の下流側駆動FET220−2との間の経路に接続され、また、カソードが、昇圧側電流検出抵抗201と昇圧側駆動FET202との間の経路に接続される。このような電流回生ダイオード2−1,2−2を設けるのは、インジェクタ電流3−1A,3−2Aを通電する間に、上流側の昇圧側駆動FET202とバッテリ側駆動FET212、そして、第1の下流側駆動FET220−1と第2の下流側駆動FET220−2の全て遮断させることにより、選択したインジェクタ3−1,3−2の電気エネルギーを昇圧回路100に回生させるためである。
昇圧側駆動FET202,バッテリ側駆動FET212,第1の下流側駆動FET220−1及び第2の下流側駆動FET220−2の各駆動素子は、エンジン回転数や各種センサからの入力条件に基づき、制御回路300からインジェクタ開弁信号300C,第1のインジェクタ駆動信号300D,第2のインジェクタ駆動信号300Eを介して制御される。
インジェクタ制御回路240は、昇圧側電流検出抵抗201に流れる昇圧側駆動電流201Aを検出するための昇圧側電流検出回路241,バッテリ側電流検出抵抗211に流れるバッテリ側駆動電流211Aを検出するためのバッテリ側電流検出回路242,下流側電流検出抵抗221に流れる下流側駆動電流221Aを検出するための下流側電流検出回路243,電流検出回路241と電流検出回路243により検出された電流のいずれかを選択するための電流選択回路247、及び、ゲート駆動ロジック回路250を有する。
ゲート駆動ロジック回路250は、昇圧側電流検出回路241,バッテリ側電流検出回路242、及び、下流側電流検出回路243により検出された検出値(昇圧ハイサイド側電流検出信号241A,バッテリハイサイド側電流検出信号242A,ローサイド側電流検出信号243A)に基づき、昇圧側駆動FET制御信号250A,バッテリ側駆動FET制御信号250B,第1の下流側駆動FET制御信号250C、及び、第2の下流側駆動FET制御信号250Dを生成する。
また、制御回路300とインジェクタ制御回路240は、駆動回路200と制御回路300との間の通信信号300Bにより、インジェクタ駆動波形を決めるプリチャージ電流停止電流510,プリチャージ電流開始電流511,ピーク電流停止電流520,第1の保持停止電流530,第1の保持開始電流531,第2の保持停止電流540,第2の保持開始電流541,ピーク電流保持期間562,ピーク電流緩行A下降期間563,第1の保持電流期間570,第2の保持電流期間580、及び、プリチャージ電流の有無,ピーク電流の有無,ピーク電流保持の実施有無,ピーク電流緩行Aの実施有無,ピーク電流立下りの急峻/緩行の切り替え,第1の保持電流の実施有無,第1の保持電流立下りの急峻/緩行の切り替え,過電流検出,断線検出,過熱保護,昇圧回路故障等の診断結果,インジェクタ制御回路240自体の制御信号の中から必要な情報を交信し、良好なインジェクタ駆動を実現する。
このような駆動回路200の代表的な直噴インジェクタの電流波形を図1に示す。本図では、昇圧ハイサイド側電流検出の場合(電流パターン1)の波形を示している。
インジェクタ電流3−1A(インジェクタ電流3−2Aも同様であるため、説明は省略する。)の波形は、ピーク電流通電期間560,ピーク電流急峻下降期間561,第1の保持電流期間570,第1の保持電流急峻下降期間571,第2の保持電流期間580,通電電流下降期間581の6期間に分けて説明される。
まず、インジェクタ駆動信号300Dがオン(第1インジェクタ通電信号400)になり、かつ、インジェクタ開弁信号300Cがオン(インジェクタ開弁通電信号410)になると、ピーク電流通電期間560が開始する。ここでは、昇圧回路100により昇圧された昇圧電圧100Aにより、インジェクタ電流3−1Aを予め定められたピーク電流停止電流520に至るまで短時間に上昇させる。このとき、ゲート駆動ロジック回路250は、昇圧側駆動FET制御信号250A及び第1の下流側駆動FET制御信号250Cを出力し、昇圧側駆動FET202と第1の下流側駆動FET220−1の両方をオンさせる。この結果、インジェクタ電流3−1Aは、ゼロ(電源グランド電圧500)からピーク電流停止電流520に急峻に変化する。
ローサイド側電流選択信号250Fはオン(ローサイド側電流選択ON信号420)に制御され、昇圧ハイサイド側電流選択信号250Eはオフ(昇圧ハイサイド側電流選択OFF信号431)に制御される。このため、電流選択回路247は、電流検出回路243から出力されるローサイド側電流検出信号243Aを選択する。したがって、この期間では、下流側電流検出抵抗221に流れる下流側駆動電流221Aに基づいたローサイド側電流検出信号243Aが選択後電流検出信号247Aとなる。なお、ピーク電流停止電流520は、燃料と空気との混合気を作ってシリンダー内に噴射する方式のインジェクタ電流と比較して、5〜20倍程度大きい。
インジェクタ電流3−1Aが、予め定められたピーク電流停止電流520に到達すると、次に、ピーク電流急峻下降期間561となる。このとき、昇圧側駆動FET202及び第1の下流側駆動FET220−1は両方オフになるように制御される。このため、インジェクタ3−1に流れる電流は、急峻に下降することになる。
昇圧側駆動FET202及び第1の下流側駆動FET220−1は両方オフされている。このため、第1の下流側電流検出抵抗221には電流が流れず、この抵抗を用いてインジェクタ電流3−1Aを検出することができない。
したがって、この期間では、ローサイド側電流選択信号250Fをオフ(ローサイド側電流選択OFF信号421)に、また、昇圧ハイサイド側電流選択信号250Eをオン(昇圧ハイサイド側電流選択ON信号430)に制御する。このような制御により、電流選択回路247は、昇圧側電流検出抵抗201に流れる電流を検出する。インジェクタ電流3−1Aは、電流回生ダイオード2−1を通って、昇圧側電流検出抵抗201に流れる。このため、電流検出回路241により、昇圧側電流検出抵抗201に流れる電流を検出することができる。
なお、このとき、昇圧側電流検出抵抗201に流れる電流は、ピーク電流急峻下降期間561における電流の方向とは逆方向となる。このため、昇圧ハイサイド側電流検出信号241Aの波形の正負を逆にすることで、インジェクタ電流3−1Aを得ることができる。ピーク電流停止逆電流520A,第1の保持開始逆電流531A、及び、第2の保持開始逆電流541Aは、それぞれ、ピーク電流停止電流520,第1の保持開始電流531、及び、第2の保持開始電流の正負を反対にした値となる。
インジェクタ電流3−1Aが、第1の保持開始電流531に到達すると、第1の保持電流期間570が開始する。この期間では、第1の下流側駆動FET220−1がオンに制御され、バッテリ側駆動FET212は、オン/オフのスイッチング制御がなされる。すなわち、インジェクタ電流3−1Aが、第1の保持停止電流530に至った場合には、バッテリ側駆動FET212がオフに制御される。また、インジェクタ電流3−1Aが、第1の保持開始電流531に至った場合には、バッテリ側駆動FET212はオンに制御される。
このとき、ローサイド側電流選択信号250Fはオンになり、昇圧ハイサイド側電流選択信号250Eはオフになる。このため、インジェクタ電流3−1Aは、下流側電流検出抵抗221により検出される。
インジェクタ開弁信号300Cがオンからオフ(インジェクタ開弁非通電信号411)に変化すると、第1の保持電流急峻下降期間571が開始する。この期間では、バッテリ側駆動FET212及び第1の下流側駆動FET220−1は両方オフになるように制御される。このため、インジェクタ3−1に流れる電流は、急峻に下降することになる。
このとき、ローサイド側電流選択信号250Fはオフになり、昇圧ハイサイド側電流選択信号250Eはオンになる。このため、インジェクタ電流3−1Aは、昇圧側電流検出抵抗201により検出される。
インジェクタ電流3−1Aが、第2の保持開始電流541の値に到達すると、第2の保持電流期間580が開始する。この期間では、第1の下流側駆動FET220−1がオンに制御され、バッテリ側駆動FET212は、オン/オフのスイッチング制御がなされる。すなわち、インジェクタ電流3−1Aが、第2の保持停止電流540に至った場合には、バッテリ側駆動FET212がオフに制御される。また、インジェクタ電流3−1Aが、第2の保持開始電流541に至った場合には、バッテリ側駆動FET212はオンに制御される。
このとき、ローサイド側電流選択信号250Fはオンになり、昇圧ハイサイド側電流選択信号250Eはオフになる。このため、インジェクタ電流3−1Aは、下流側電流検出抵抗221により検出される。
インジェクタ駆動信号300Dがオンからオフ(第1のインジェクタ非通電信号401)に変化すると、通電電流下降期間581が開始する。この期間では、バッテリ側駆動FET212及び第1の下流側駆動FET220−1は両方オフになるように制御される。このため、インジェクタ3−1に流れる電流は、急峻に下降することになる。
このとき、ローサイド側電流選択信号250Fはオフになり、昇圧ハイサイド側電流選択信号250Eはオンになる。このため、インジェクタ電流3−1Aは、昇圧側電流検出抵抗201により検出される。
以上のとおり、ピーク電流通電期間560終了後は、インジェクタ3−1へのエネルギー供給源は、昇圧電圧100Aからバッテリ電源210へ移行する。これにより、ピーク電流に比べて、1/2〜1/3程度の第1の保持停止電流530で制御される第1の保持電流を経て、さらに、その2/3〜1/2程度の第2の保持停止電流540で制御される第2の保持電流へと移行する。ピーク電流と第1の保持電流によってインジェクタ3−1は開弁して燃料を気筒内に噴射する。
噴射終了時は、インジェクタ3−1の閉弁を速やかに行うため、インジェクタ電流3−1Aの通電電流下降期間581を短時間に行い、インジェクタ電流3−1Aを遮断する必要がある。
しかし、インジェクタ3−1には、インジェクタ電流3−1Aが流れていることで高いエネルギーが蓄積されており、この電流を遮断するには、このエネルギーをインジェクタ3−1から消滅させることが必要であるが、第1の下流側駆動FET220−1は完全に遮断されているため、インジェクタ電流3−1は、第1の下流側駆動FET220−1に直列に接続されている下流側電流検出抵抗221に流れる電流を検出することができない。
そこで本実施例では、ピーク電流急峻下降期間561等において正確な電流制御を行うため、電流回生ダイオード2−1を設けている。このような構成により、インジェクタ3−1の電気エネルギーを、電流回生ダイオード2−1を介して昇圧回路100に回生させることができる。電流回生ダイオード2−1は、そのアノードがインジェクタ3−1と第1の下流側駆動FET220−1との間に、また、カソードが昇圧側電流検出抵抗201と昇圧側駆動FET202との間に接続されている。
従来、昇圧側電流検出抵抗201は、インジェクタ3−1上流側のグランドショートや断線検出等に用いるだけであった。本実施例では、昇圧側電流検出抵抗201の下流側に電流回生ダイオード2−1を接続することで、上記目的で用いられていた従来の昇圧側電流検出抵抗201を、ピーク電流急峻下降期間561等における回生電流検出にも用いられるように構成したものである。
この結果、インジェクタ電流3−1Aの電流制御を全通電領域において正確に行うことができる。また、インジェクタ電流3−1Aが直接通電する電子部品数を増やすこと無く実現することが可能になる。
本実施例の駆動回路200において、図1と異なる代表的な直噴インジェクタの電流波形は、図8に示されたインジェクタ電流3−1A(選択後電流検出信号247A)である。
本図の波形は、昇圧ハイサイド側電流検出の場合(電流パターン2)であり、図1に示した波形と比べて以下の点が異なる。これらの変更は、それぞれの通電期間において、インジェクタ単体特性向上,回路発熱抑止、及び、エンジンでの燃焼特性の改善を目的に行われるものである。
プリチャージ電流通電期間550では、第1の保持電流期間570や第2の保持電流期間580と同様に、バッテリ電源210を用いる。バッテリ側駆動FET212をスイッチングさせることにより、電源グランド4に流れる電流経路と還流ダイオード222に流れる電流経路とを切り替える。このとき、下流側電流検出抵抗221を用いて、インジェクタ電流3−1Aがプリチャージ電流停止電流510とプリチャージ電流開始電流511の間になるように制御される。
ピーク電流保持期間562では、昇圧電圧100Aを用いる。昇圧側駆動FET202をスイッチングさせることにより、電源グランド4に流れる電流経路と還流ダイオード222への電流経路とを切り替える。このとき、下流側電流検出抵抗221を用い、インジェクタ電流3−1Aがピーク電流停止電流520とピーク電流開始電流521の間になるように制御される。
第1の保持電流緩行下降期間572では、第1の保持電流から第2の保持電流へ移行する際に、短時間に下降させるのではなく、緩やかに下降させる。このため、昇圧側駆動FET202とバッテリ側駆動FET212を遮断し、第1の下流側駆動FET220−1を通電状態にする。このような制御により、還流ダイオード222へ電流を還流させ、検出抵抗221を用いて、インジェクタ電流3−1Aが第2の保持開始電流541まで下降するように制御される。
さらに、図1及び図8と異なる代表的な直噴インジェクタの電流波形は、図9に示されたインジェクタ電流3−1A(選択後電流検出信号247A)である。
この波形は、昇圧ハイサイド側電流検出の場合(電流パターン3)であり、図1及び図8に示した波形とは、以下の点が異なる。これらの変更は、それぞれの通電期間において、インジェクタ単体特性向上,回路発熱抑止、及び、エンジンでの燃焼特性の改善を目的に行われるものである。
ピーク電流緩行A下降期間563では、ピーク電流から第1の保持電流又は第2の保持電流への移行時に、短時間に下降させるのではなく、緩やかに下降させる。このため、バッテリ側駆動FET212と第1の下流側駆動FET220−1を通電状態にし、バッテリ電源210とインジェクタ3−1及び駆動回路200の抵抗成分によって制限される飽和電流に向かって、緩やかに下降させる。この期間は、通常電流制御はせず、予め調整された時間の間だけ通電するように制御される。
ピーク電流緩行B下降期間564では、ピーク電流緩行A下降期間563終了後、又、ピーク電流から第1の保持電流又は第2の保持電流への移行時に、第1の保持電流緩行下降期間572と同様に、短時間に下降させるのではなく緩やかに下降させる。このため、昇圧側駆動FET202とバッテリ側駆動FET212を遮断し、第1の下流側駆動FET220−1を通電状態にしておくことで、還流ダイオード222へ電流を還流させ、検出抵抗221を用いて、インジェクタ電流3−1Aが第2の保持開始電流541まで下降するように制御される。
図4は、本発明における内燃機関制御装置の実施例2の構成である。また、各部位の代表的な動作波形を図3に示す。
本実施例は、複数のインジェクタ3−1,3−2を駆動する駆動回路200に適用した一例であり、インジェクタ電流3−1Aを電流回生ダイオード2−1を通して、インジェクタ3−1の電気エネルギーを昇圧回路100に回生させて短時間に下降させる期間に正確な電流制御を行うために、下流側電流検出抵抗221に代えて、インジェクタ3−1の下流側電流検出抵抗223−1、及び、インジェクタ3−2の下流側電流検出抵抗223−2を付加した点が異なる。
インジェクタ3−1の下流側電流検出抵抗223−1は、第1の下流側駆動FET220−1のドレイン電極とインジェクタ3−1の一端との間に配置されている。インジェクタ3−2の下流側電流検出抵抗223−2も同様に、第2の下流側駆動FET220−2のドレイン電極とインジェクタ3−2の一端との間に配置されている。
本実施例の回路構成によれば、インジェクタ電流3−1A、及び、インジェクタ電流3−2Aの全通電領域を直接に検出することができる。この結果、実施例1と比較すると、インジェクタ制御回路240内に設けた電流検出部を切り替えるために必要とされた検出電流選択回路247が不要となり、回路構成の簡素化が図れる。
なお、インジェクタ3−1の下流側電流検出回路244−1やインジェクタ3−2の下流側電流検出回路244−2は、高電圧,逆電圧,高電流,静電気等のノイズによる影響を受けることがある。これらは、内燃機関制御装置の外部にあるインジェクタ3−1,3−2に直接繋がっており、ノイズが直接入り込む部分になるため、ノイズによる影響を考慮して、必要な対策をとることがより好ましい。
例えば、本実施例では、インジェクタ3−1の下流側電流検出保護回路224−1、及び、インジェクタ3−2の下流側電流検出保護回路224−2を設けることにより、ノイズからの保護を確実なものとしている。ただし、ノイズの影響が性能上問題ない場合には、第1のインジェクタ下流側電流検出保護回路224−1や第2のインジェクタ下流側電流検出保護回路224−2は不要である。
本実施例は、インジェクタ下流側電流検出の場合(電流パターン1)である。本実施例によれば、図3の第1のインジェクタ下流側電流検出信号244−1Aとして示される波形を検出することができる。なお、本実施例では、実施例1のような電流選択回路247がないが、これを除けば、図3の波形は図1と同様のものとなる。
図5は、本発明における内燃機関制御装置の実施例3の構成である。また、各部位の代表的な動作波形を図3に示す。
実施例3は、複数のインジェクタ3−1,3−2を駆動する駆動回路200に適用した一例であり、インジェクタ電流3−1Aを電流回生ダイオード2−1を通して、インジェクタ3−1の電気エネルギーを昇圧回路100に回生させて短時間に下降させる期間に正確な電流制御を行うために、昇圧側電流検出抵抗201に代わり、インジェクタ上流側電流検出抵抗225を付け、インジェクタ電流3−1A,3−2Aのように複数のインジェクタ電流を、1つのインジェクタ上流側電流検出抵抗225で全通電領域を直接検出できるようにした点が、実施例1と異なる。
インジェクタ上流側電流検出抵抗225は、インジェクタ3−1,3−2の一端と、昇圧側保護ダイオード203及びバッテリ側保護ダイオード213のカソードとの間に設けられている。インジェクタ上流側電流検出抵抗225に流れる電流は、インジェクタ上流側電流検出回路245により検出され、インジェクタ上流側電流検出信号245Aとして、ゲート駆動ロジック回路250へ送られる。
本実施例の回路構成によれば、実施例2と同様に、インジェクタ電流3−1A,3−2Aの全通電領域を直接に検出できる。この結果、実施例1と比較すると、インジェクタ制御回路240内に設けた電流検出部を切り替えるための検出電流選択回路247が不要となり、回路構成の簡素化が可能になる。
なお、インジェクタ上流側電流検出回路245は、場合により、高電圧,逆電圧,高電流,静電気等のノイズに比較的弱い。これらは、内燃機関制御装置の外部であるインジェクタに直接繋がっており、ノイズが直接入り込む部分になるため、ノイズによる影響を考慮して、必要な対策をとることがより好ましい。
例えば、本実施例では、インジェクタ上流側電流検出保護回路226を設けることにより、ノイズからの保護を確実なものとしている。ただし、ノイズの影響が性能上問題ない場合には、インジェクタ上流側電流検出保護回路226を不要にすることもできる。
本実施例は、インジェクタ上流側電流検出の場合(電流パターン1)である。本実施例によれば、図3のインジェクタ上流側電流検出信号245Aとして示される波形を検知することができる。
図7は、本発明における内燃機関制御装置の実施例4の構成である。また、各部位の代表的な動作波形を図6に示す。
本実施例の回路構成は、複数のインジェクタ3−1,3−2を駆動する駆動回路200に適用した一例であり、インジェクタ電流3−1Aを電流回生ダイオード2−1を通して、インジェクタ3−1の電気エネルギーを昇圧回路100に回生させて短時間に下降させる期間に正確な電流制御を行うものである。
このため、本実施例では、実施例3のインジェクタ上流側電流検出抵抗225に代えて、回生ダイオード上流側電流検出抵抗204を設けたものである。回生ダイオード上流側電流検出抵抗204は、昇圧回路100と電流回生ダイオード2−1,2−2のカソードの間に設けられている。
回生ダイオード上流側電流検出抵抗204を流れる電流は、回生ダイオード上流側電流検出回路246により検出される。回生ダイオード上流側電流検出回路246は、回生ダイオード上流側電流検出信号246Aをゲート駆動ロジック回路250へ出力する。
このような構成にすることにより、他の回路ブロックにて駆動している複数のインジェクタで、同時に昇圧回路100へ回生電流が発生し、また、昇圧回路100を用いたインジェクタ電流のピーク電流と回生電流が同時に発生した場合でも、下流側電流検出回路243から出力されるローサイド側電流検出信号243Aと、昇圧側電流検出回路241から出力される昇圧ハイサイド側電流検出信号241Aとを、検出電流選択回路247で切り替えて、正確に電流制御することができる。
本実施例では、昇圧回路100からの流出電流の過電流又はインジェクタ3−1,3−2側のハーネス断線等を検出するための昇圧側駆動電流201Aを設けている。
また、本実施例は、回生ダイオード上流側電流検出の場合(電流パターン1)である。本実施例によれば、図6のインジェクタ電流3−1A(選択後電流検出信号247A)として示される波形を検知することができる。なお、本実施例の電流検出回路246が検出する電流は、正方向である。このため、実施例1とは異なり、回生ダイオード上流側電流検出信号246Aは正の値となる。この結果、電流検出回路246は、正電流を検出できれば十分であり、正負の両極性の電流を検出する必要のある実施例1の電流検出回路241より簡易な構成とすることが可能である。
以上の説明のとおり、本発明は、ガソリンや軽油等を燃料とする自動車,オートバイ,農耕機,工作機械,船舶機等において、バッテリ電圧を昇圧した高電圧を使って負荷を駆動するものであり、特に、気筒内直接噴射型インジェクタを駆動するのに好適な内燃機関制御装置に関する。
以上、本発明の上記実施例によれば、インジェクタ3−1の電気エネルギーを昇圧回路100に回生させて短時間に下降させる期間にも正確な電流制御を行うことができる。すなわち、インジェクタ電流の電流制御が全通電領域にて可能になる。
また、上記実施例によれば、従来のインジェクタ駆動回路200の構成や特性を変更すること無く実現できる。さらに、昇圧回路100への回生電流を検出するために発生する部品追加も少なくすることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づく範囲において、様々な変更が可能なものである。
また、本発明は、気筒内直接噴射型インジェクタについて、ソレノイドを動力源とした電気的にインダクタンス成分を有するものだけでなく、ピエゾ素子を動力源とした電気的にコンデンサ成分を有するものを駆動することができる。また、昇圧回路へのエネルギー回生時を含め、全てのインジェクタ電流領域において、正確に電流制御を行う方式に適用することができる。
1 バッテリ電源
2−1,2−2 電流回生ダイオード
3−1,3−2 インジェクタ
3−1A,3−2A インジェクタ電流
4 電源グランド
100 昇圧回路
100A 昇圧電圧
200 駆動回路
201 昇圧側電流検出抵抗
201A 昇圧側駆動電流
202 昇圧側駆動FET
203 昇圧側保護ダイオード
204 回生ダイオード上流側電流検出抵抗
204A 回生ダイオード上流側電流
210 バッテリ電源
211 バッテリ側電流検出抵抗
211A バッテリ側駆動電流
212 バッテリ側駆動FET
213 バッテリ側保護ダイオード
220−1 第1の下流側駆動FET
220−2 第2の下流側駆動FET
221 下流側電流検出抵抗
221A 下流側駆動電流
222 還流ダイオード
223−1 第1のインジェクタ下流側電流検出抵抗
223−2 第2のインジェクタ下流側電流検出抵抗
224−1 第1のインジェクタ下流側電流検出保護回路
224−2 第2のインジェクタ下流側電流検出保護回路
225 インジェクタ上流側電流検出抵抗
225A インジェクタ上流側電流
226 インジェクタ上流側電流検出保護回路
240 インジェクタ制御回路
241 昇圧側電流検出回路
241A 昇圧ハイサイド側電流検出信号
242 バッテリ側電流検出回路
242A バッテリハイサイド側電流検出信号
243 下流側電流検出回路
243A ローサイド側電流検出信号
244−1 第1のインジェクタ下流側電流検出回路
244−1A 第1のインジェクタ下流側電流検出信号
244−2 第2のインジェクタ下流側電流検出回路
244−2A 第2のインジェクタ下流側電流検出信号
245 インジェクタ上流側電流検出回路
245A インジェクタ上流側電流検出信号
246 回生ダイオード上流側電流検出回路
246A 回生ダイオード上流側電流検出信号
247 検出電流選択回路
247A 選択後電流検出信号
250 ゲート駆動ロジック回路
250A 昇圧側駆動FET制御信号
250B バッテリ側駆動FET制御信号
250C 第1の下流側駆動FET制御信号
250D 第2の下流側駆動FET制御信号
250E 昇圧ハイサイド側電流選択信号
250F ローサイド側電流選択信号
300 制御回路
300B 駆動回路と制御回路間通信信号
300C インジェクタ開弁信号
300D 第1のインジェクタ駆動信号
300E 第2のインジェクタ駆動信号
400 第1のインジェクタ通電信号
401 第1のインジェクタ非通電信号
410 インジェクタ開弁通電信号
411 インジェクタ開弁非通電信号
420 ローサイド側電流選択ON信号
421 ローサイド側電流選択OFF信号
430 昇圧ハイサイド側電流選択ON信号
431 昇圧ハイサイド側電流選択OFF信号
500 電源グランド電圧
510 プリチャージ電流停止電流
511 プリチャージ電流開始電流
520 ピーク電流停止電流
520A ピーク電流停止逆電流
521 ピーク電流開始電流
530 第1の保持停止電流
531 第1の保持開始電流
531A 第1の保持開始逆電流
540 第2の保持停止電流
541 第2の保持開始電流
541A 第2の保持開始逆電流
550 プリチャージ電流通電期間
560 ピーク電流通電期間
561 ピーク電流急峻下降期間
562 ピーク電流保持期間
563 ピーク電流緩行A下降期間
564 ピーク電流緩行B下降期間
570 第1の保持電流期間
571 第1の保持電流急峻下降期間
572 第1の保持電流緩行下降期間
580 第2の保持電流期間
581 通電電流下降期間

Claims (6)

  1. バッテリ電圧を昇圧して昇圧電圧を出力する昇圧回路、
    前記昇圧電圧を用いてインジェクタに電流を流すために、該インジェクタの上流側に設けられた第1のスイッチング素子、
    前記バッテリ電圧を用いて前記インジェクタに電流を流すために、該インジェクタの上流側に設けられた第2のスイッチング素子、
    前記インジェクタに流れる電流を制御するために、該インジェクタの下流側に設けられた第3のスイッチング素子、
    前記第1のスイッチング素子、前記第2のスイッチング素子、及び、前記第3のスイッチング素子の駆動を制御する駆動制御装置、
    該第3のスイッチング素子とグランドとの間に設けられた第1の抵抗、
    前記昇圧回路と前記第1のスイッチング素子との間に設けられた第2の抵抗、
    前記インジェクタの下流側から上流側に電流を流すために、アノードが前記インジェクタと前記第3のスイッチング素子との間に接続され、カソードが前記第2の抵抗と前記第1のスイッチング素子との間に接続されたダイオード、
    前記インジェクタに電流が流れる第1の期間において、前記第1の抵抗に流れる電流を検出するための第1の電流検出回路、
    前記第1の期間とは異なる第2の期間において、前記第2の抵抗に流れる電流を検出するための第2の電流検出回路、
    前記第1の電流検出回路及び前記第2の電流検出回路で検出された電流のうち、いずれか一方の電流を前記インジェクタに電流が流れる期間に基づいて選択するための電流選択回路を有し、
    前記電流選択回路によって、前記第3のスイッチング素子がONしている場合は、前記第1の電流検出回路を選択し、前記第3のスイッチング素子がOFFしている場合は、前記第2の電流検出回路を選択することで、前記インジェクタに流れる電流を制御することを特徴とする内燃機関制御装置。
  2. 前記駆動制御装置は、前記インジェクタに電流が流れている全ての期間において、前記
    第1の抵抗または前記第2の抵抗により該インジェクタに流れる電流を検出することを特
    徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  3. 前記駆動制御回路は、前記第1のスイッチング素子,前記第2のスイッチング素子、及
    び、前記第3のスイッチング素子が全て遮断された場合、前記第2の抵抗により検出され
    た電流を用いて制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  4. 前記駆動制御回路は、ピーク電流急峻下降期間において、前記第2の抵抗により検出さ
    れた電流を用いて制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  5. 前記駆動制御回路は、保持電流急峻下降期間において、前記第2の抵抗により検出され
    た電流を用いて制御することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  6. 前記第2の抵抗は、前記インジェクタの上流側のグランドショート及び断線の検出に用
    いられることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関制御装置。
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