JP4885124B2 - プレス装置 - Google Patents

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Description

熱盤間に樹脂成形製品を配してその間でプレスを行うプレス装置に関し、特に一つの成形製品に対してホットプレスとコールドプレスの両方を行うものに関する。
被加工材(樹脂材料や銅箔など。加工後の成形品と併せて、以下「製品」という)をまず高温の熱盤間で熱圧締し(ホットプレス)、次いで低温の冷却盤間で冷却しながらプレス(コールドプレス)することによって、例えば積層成形品を成形することが従来より行われている。この成形を行う装置として、例えば日本国特許公開公報 特開2003−205399号(以下、「特許文献1」)に開示されているもののような、熱盤の温度を常温から成形温度(数百度)の間で制御可能とした(すなわち、熱盤が冷却盤を兼ねる)プレス装置がある。
特許文献1に開示されているプレス装置は、一台のプレス装置によってホットプレスとコールドプレスの双方が行われるため、装置全体を小型化できるという長所を有する、しかしながら、このプレス装置においては、熱盤(冷却盤)の温度を数百度という高温の成形温度から常温まで降下させ、また次の製品をプレスする際に熱盤の温度を成形温度まで上昇させる必要がある。従って、特に複数枚の製品を連続して成形する場合に、熱盤の温度の上昇/降下に時間がかかり、製品の製造効率が悪化するという問題があった。
上記の構成のプレス装置の代わりに、日本国特許公開公報 特開昭61−76301号(以下、「特許文献2」)に開示されているもののような、ホットプレスを行う装置と、コールドプレスを行う装置と、両者の間で製品の搬送を行う搬送手段とを備えたタンデムプレス装置システムを用いても良い。特許文献2に開示されているプレス装置システムは、ホットプレスとコールドプレスを異なるプレス装置によって行う構成となっているため、各プレス装置の熱盤(冷却盤)はそれぞれ成形温度と低温状態(例えば常温)とを維持していればよい。すなわち、特許文献2に開示されているプレス装置によれば、複数枚の製品を連続して成形する場合に、熱盤温度の大幅な上昇/降下が起きることは無い。しかしながら、このプレス装置システムは、2台のプレス装置を使用するものであるため、装置全体の大型化を招くという欠点がある。
本発明は、上記の問題に鑑み、装置全体を大型化することなく、タンデムプレス装置と同様の速度で製品を成形可能であるプレス装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のプレス装置は、製品を上下から挟むように熱盤間に配置される一対の冷却盤と、熱盤間に定められた第1の位置と熱盤間から離れて熱盤による製品の熱圧締を可能とする第2の位置との間で一対の冷却盤を水平移動させる冷却盤駆動機構と、を有する。
従って、本発明の構成によれば、熱盤によるホットプレスが終わった後、冷却盤が水平移動して引き続きコールドプレスが実施可能となる。コールドプレスの際は、熱盤間に冷却盤の対が挟まれた状態でプレスが行われる。すなわち、可動定盤を駆動することによって、熱盤を介して冷却盤にプレス圧が加わり、これによって冷却盤間に配置された製品がプレスされる。このように、本発明のプレス装置によれば、タンデムプレス装置とは異なり、プレスを行うための駆動機構は一組でよいため、装置全体の小型化が可能となる。加えて、ホットプレス用の熱盤とコールドプレス用の冷却盤とが別個に用意されているので、熱盤/冷却盤の温度を成形温度と常温との間で変化させる必要がなく、ホットプレスとコールドプレスとを交互に連続して実施可能となり、特に複数の製品を連続してプレスする際、製品1枚あたりの加工時間をタンデムプレス装置同様に短縮可能となる。
また、下方に配置された第1の冷却盤の下面および上方に配置された第2の冷却盤の上面のそれぞれには断熱層が設けられるよう構成することにより、熱盤から冷却盤への熱の移動が防止され、熱盤/冷却盤の温度制御に必要とされるエネルギは必要最低限に保たれる。
また、固定定盤、可動定盤、第1および第2の熱盤、一対の冷却盤および冷却盤駆動機構が、気圧が真空近くに保たれている第1の区画内に配置される構成とすることにより、ホットプレスとコールドプレスとを連続して真空下で行うことが可能となる。さらに、第1の区画に隣接して第2の区画が内扉を介して設け、プレス装置は、第2の区画の気圧を大気圧と真空近くの気圧との間で変動可能な気圧調整手段と、製品を第1の区画と該第2の区画との間で移動させる製品移動機構と、前記気圧調整手段と前記内扉と前記製品移動機構とを制御する制御手段とをさらに有し、制御手段は、第1及び/又は第2の区画内に製品が配置されている時、気圧調整手段を制御して第2の区画の気圧を真空近くまで減圧し、内扉を制御してこれを開き、製品移動手段を制御して内扉を介して製品を第1の区画と第2の区画との間で移動させ、次いで内扉を制御してこれを閉じる構成としても良い。この構成によって、第1の区画を真空に保ったまま、製品の第1の区画への出し入れが可能となる。第2の区画の容積は第1の区画のそれよりもはるかに小さいため、第2の区画の気圧変化に要する時間/エネルギは、第1の区画の気圧を変化させようとする際のものよりはるかに小さい。従って、この構成によって、高速/低コストな真空プレスを実施することが可能となる。
また、製品移動手段が、製品を第1の区画と第2の区画との間で移動させるための移動機構を二組有し、プレス前の製品を第2の区画から第1の区画へ搬入している間に、プレス後の製品を第1の区画から第2の区画へ移動可能とすることによって、複数の製品を連続してプレスする際の製品1枚あたりの所要時間をより低減させることができる。
本発明の第1の実施形態によるプレス装置の正面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態によるプレス装置の正面図であって、ホットプレスが行われている際の状態を示したものである。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 本発明の第1の実施形態における、トレイの上面図である。 図1のD−D断面図である。 図1のE−E断面図である。 本発明の第1の実施形態における、上部冷却盤および下部冷却盤の側面図である。 本発明の第1の実施形態における、上部熱盤を水平方向に切断した断面図である。 図10のF−F断面図である。 本発明の第2の実施形態における、発熱プレートの水平方向断面図である。 本発明の第2の実施形態における、ジャケット治具の下面を示したものである。 図13のG−G断面図である。
以下、本発明の一実施形態に付き説明する。図1は本発明の第1の実施形態によるプレス装置1の正面図を示したものである。
本実施形態によるプレス装置1は積層された樹脂材料や銅製の回路パターン等からなる製品をプレスするものである。製品は樹脂材料の成形温度まで加熱された熱盤間でプレスされ(ホットプレス)、次いで、常温の冷却盤間でプレスされる(コールドプレス)。製品はトレイT上に配置され、トレイTごとプレスされるようになっている。なお、このホットプレス工程およびコールドプレス工程は、真空近くまで減圧された雰囲気内で行われる。このため、熱盤およびこの熱盤の駆動部を含むプレス装置本体100周囲の区画(第1の区画)は、気密性の壁面であるフレーム21によって覆われている。
また、機密性の壁面で覆われた別の区画(第2の区画)が、フレーム21の一側面(図中左側)から張出形成されている。この張り出した区画は、プレス装置本体100が置かれている区間とは隔壁24にて区切られているとともに、図示しない減圧ポンプ(気圧調整手段)が設けられており、減圧室25として機能している。すなわち、図示しない減圧ポンプによって、減圧室25の中の気圧を真空付近まで低下させることができる。
減圧室25を形成するフレームの上面には開口25aが設けられ、この開口25aを介して製品Pのプレス装置への出し入れが可能となっている。また、隔壁24には開口24aが設けられており、この開口24aを介してトレイTおよびその上に配置された製品Pをプレス装置本体100と減圧室25との間で移動可能となっている。
また、この開口24aには開閉可能な内扉26が設けられている。トレイTおよびその上に配置された製品Pは、この内扉26が開いている時のみ、プレス装置本体100と減圧室25との間で移動可能となっている。内扉26が閉じている時は、プレス装置本体100周囲の区画は、外気および減圧室25から完全に密封される。ここで、減圧室25が真空近くまで減圧されている時のみに内扉26が開くよう制御することによって、プレス装置本体100周囲の区画の気圧を常に真空付近に保つことが可能となる。内扉26の開閉はシリンダ26aによって駆動される。
減圧室25のフレームに設けられた開口25aの上面には開閉可能な外扉23が設けられている。外扉23の開閉はシリンダ23aによって駆動される。外扉23が閉じられると、開口25aは外扉23に覆われ、この結果減圧室25は外気から密閉される。この状態で、減圧ポンプを駆動させて、減圧室25の気圧を減圧する。
プレス前の製品Pのプレス装置本体100への導入およびプレス後の製品Pの取り出しは、この開口25aを介して行われる。すなわち、外扉23が開いている時に製品Pが載ったトレイTを開口25aを介して減圧室25の中に置き、次いで外扉23が閉じられると、トレイTおよび製品Pは後述の搬送機構によってプレス装置本体100に移送される。プレス装置本体100によってプレスされた製品Pおよびこの製品Pが載置されたトレイTは、上記搬送機構によって開口25aの位置まで搬送され、次いで外扉23が開いて製品Pの取り出しが可能となる。
減圧室25の内部の開口25a下方の位置には、上記搬送機構の一部を成すトレイリフト28が配置されている。トレイTはトレイリフト28の上面に載置されるようになっている。また、トレイリフト28は、その上面が開口25aの高さに来るような第1のリフト位置と、上面が後述する下トレイ受けフレーム320のアームの高さよりもやや低くなる第2のリフト位置との間で昇降可能である。
続いて、プレス装置本体100の構造に付き説明する。図2は、図1のA−A断面図である。
プレス装置本体100は上部熱盤110と下部熱盤120との間で製品Pをホットプレスするものである。上部熱盤110はプレス装置本体100の上部に固定された固定定盤130の底面に固定されている。また、下部熱盤120は、プレス装置本体100の下部に設けられたプレスシリンダ150の上端に固定されている可動定盤140の上面に固定されている。プレスシリンダ150は、可動定盤140およびその上の下部熱盤120を鉛直方向に上下動させ、所望のプレス圧で製品を熱圧締することができる。なお、上部熱盤110および下部熱盤120の表面温度は、後述の加熱機構によって製品の樹脂部分の成形温度(例えば、樹脂が熱可塑性樹脂であればそのガラス転移温度以上の温度)に保たれている。
固定定盤130の下面と可動定盤140の上面には、それぞれディスタンスバー(distance bars)132、142が複数ずつ設けられている(図1)。ディスタンスバー132、142の各々は、鉛直方向に延びる棒状の部材である。すなわち、ディスタンスバー132は固定定盤130の下面から鉛直下向きに延びており、また、ディスタンスバー142は可動定盤140の上面から鉛直上向きに延びている。また、ディスタンスバー132の下面がディスタンスバー142の上面と当接するように、ディスタンスバー132及び142の水平方向の位置は揃えられている。
ディスタンスバー132各々の長さは等しく揃えられている。すなわち、各ディスタンスバー132の下面は同一水平面上に揃えられている。同様に、ディスタンスバー142各々の長さは等しく揃えられている。これによって、可動定盤140を上昇させると、全てのディスタンスバー132の下面が対応するディスタンスバー142の上面に同時に当接するようになっている。そして、ディスタンスバー132と142とが当接した状態では、図3のように、上部熱盤110と下部熱盤120との間隔は一定に保たれる。また、ディスタンスバー132、142のこわさ(stiffness)は充分に高く設定されており、ディスタンスバー132と142とが当接したあとは、プレスシリンダ150によるプレス圧を増加させても上部熱盤110と下部熱盤120の間隔はほとんど変わらない。従って、各ディスタンスバーの高さを製品の厚さに応じた寸法に設定することによって、成形後の製品Pの厚みを製品に関わらず一定に保つことが可能である。
また、後述する冷却盤移動機構によって、この上部熱盤110と下部熱盤120の間に上部冷却盤210および下部冷却盤220を挿抜可能となっている。上部冷却盤210および下部冷却盤220の温度は、後述の温度調整機構によって常温に保たれており、製品Pが熱可塑性樹脂を含む場合は、プレスシリンダ150を駆動して製品Pを両冷却盤の間でプレスすることによって、製品Pを硬化させる。従って、各ディスタンスバーの高さを製品の厚さに応じた大きさに設定することによって、成形後の製品Pの厚みを製品に関わらず一定に保つことが可能である。
上部冷却盤210の上面および下部冷却盤220の下部には、それぞれ断熱材211および221が設けられている。上部冷却盤210と下部冷却盤220との間で製品Pがプレスされる時は、上部冷却盤210と下部冷却盤220はそれぞれ上部熱盤110および下部熱盤120と接触することになるが、この断熱材によって、熱盤から冷却盤に熱が伝わるのを防止することができる。
前述の搬送機構の一部分である、トレイ受けフレーム駆動機構(製品移動手段)によって、減圧室25の第2のリフト位置とプレス装置本体100との間でトレイTは平行移動するようになっている。トレイ受けフレーム駆動機構の構造に付き、以下説明する。なお、以下の説明においては、このトレイTの平行移動の方向を搬送方向と定義する。また、上記搬送方向において、減圧室25側を「前」、プレス装置本体100側を「後」と定義する。すなわち、以下の説明においては、プレス装置本体100内部から減圧室25にトレイTが移動することは「前進」と称し、減圧室25からプレス装置本体100内部にトレイTが移動することは「後退」と称する。また、この搬送方向に垂直な水平方向を「幅方向」と定義する。さらに幅方向について、図1における紙面裏側を「奥側」、表側を「正面側」と定義する。なお、図の方向は、引用符号が正しく読める向きに図面を置いたときの上下左右で定義する。
図4は、図2のB−B断面図である。図5は図2のC−C断面図である。図4および図5に示されているように、本実施形態のトレイ受けフレーム駆動機構は、トレイTがその上に載置される上トレイ受けフレーム310、他のトレイTがその上に載置される下トレイ受けフレーム320、上トレイ受けフレーム310を水平方向に駆動させる上トレイ受けフレーム駆動機構330、および下トレイ受けフレーム320を水平方向に駆動させる下トレイ受けフレーム駆動機構340を有する。なお、図4は上トレイ受けフレーム310および上トレイ受けフレーム駆動機構330を示したものであり、図5は下トレイ受けフレーム320および下トレイ受けフレーム駆動機構340を示したものである。
図4に示されているように、上トレイ受けフレーム310は、プレス装置本体100の幅方向両端に設けられかつ前進方向に延びる一対のアーム311、312と、幅方向に延びて前記アーム311、312の後退方向端部同士を連結する支持部材313とを有する。
奥側(図4中下部)のアーム311の後端には、奥側に突出するナット314が形成されている。ナット314は、上トレイ受けフレーム駆動機構330のボールねじ331と係合している。ボールねじ331はプレス装置本体100の奥側に配置され、かつ搬送方向に延びている。また、ボールねじ331の後端にはモータ333が設けられており、このモータ333によってボールねじ331をその軸回りに回転させることができる。
一方、正面側(図4中上部)のアーム312の後端には、正面側に突出する軸受315が形成されている。この軸受315は、上トレイ受けフレーム駆動機構330のガイドシャフト332と摺動可能に係合している。ガイドシャフト332はプレス装置本体100の正面側に配置され、かつ搬送方向に延びている。
このガイドシャフト332と軸受315との係合によって、ボールねじ331を回転してもナット314が摺動せずにボールねじと一体に回転することがなくなる。従って、ボールねじ331を回転すると、ナット314およびこれと一体となっている上トレイ受けフレーム310は搬送方向に進退する。
図5に示されているように、下トレイ受けフレーム320は、プレス装置本体100の幅方向両端に設けられかつ前進方向に延びる一対のアーム321、322と、幅方向に延びて前記アーム321、322の後退方向端部同士を連結する支持部材323とを有する。
正面側(図5中下側)のアーム322の後端には、正面側に突出するナット324が形成されている。ナット324は、下トレイ受けフレーム駆動機構340のボールねじ341と係合している。ボールねじ341はプレス装置本体100の正面側に配置され、かつ搬送方向に延びている。また、ボールねじ341の後端にはモータ343が設けられており、このモータ343によってボールねじ341をその軸回りに回転させることができる。
一方、奥側のアーム321の後端には、奥側に突出する軸受325が形成されている。この軸受325は、下トレイ受けフレーム駆動機構340のガイドシャフト342と摺動可能に係合している。ガイドシャフト342はプレス装置本体100の奥側に配置され、かつ搬送方向に延びている。
このガイドシャフト342と軸受325との係合によって、ボールねじ341を回転してもナット342は回転しなくなる。従って、ボールねじ341を回転すると、ナット324およびこれと一体となっている下トレイ受けフレーム320は搬送方向に進退する。
上トレイ受けフレーム310又は下トレイ受けフレーム320が前進すると、このフレームのアームは、隔壁24の開口24a(図1)を通過して、減圧室25内に突出する。なお、上トレイ受けフレーム310、下トレイ受けフレーム320それぞれのアームの間隔は、トレイリフト28の幅方向寸法より大きい。トレイTがトレイリフト28の上に載置され、かつトレイリフト28が第1のリフト位置にある時に上トレイ受けフレーム310又は下トレイ受けフレーム320を前進させ、次いで、トレイリフト28を駆動して第2のリフト位置までに移動させることによって、トレイリフト28の上面に載置されていたトレイTは上トレイ受けフレーム310又は下トレイ受けフレーム320のアーム上に移し換えられる。一方、上トレイ受けフレーム310又は下トレイ受けフレーム320のアーム上からトレイTをトレイリフト28に移す際は、トレイリフト28が第2のリフト位置にある状態でトレイTが載置されている上トレイ受けフレーム310又は下トレイ受けフレーム320を前進させ、次いでトレイリフト28を上昇させる。
また、前述のように、本実施形態においては、プレス装置本体100の下部に設けられている可動定盤140を浮上させることによって、トレイTおよびその上に載置された製品Pをプレスする構成となっており、プレス時はトレイTおよび製品Pはアームから浮上している。
図6はトレイTの上面図である。図6に示されているように、トレイTの幅方向両縁には、幅方向に突出する突出部Tpが複数形成されており、上トレイ受けフレーム310又は下トレイ受けフレーム320がトレイTを支持する際は、これらの突出部Tpのみが上トレイ受けフレーム310又は下トレイ受けフレーム320のアーム上に載るようになっている。また、上トレイ受けフレーム310のアーム311および312には、この突出部Tpに対応した切欠き部311nおよび312nが形成されている(図4)。下トレイ受けフレーム320によってトレイTおよび製品Pが支持されている状態で、この製品Pをプレスする際は、突出部Tpが切欠き部311nおよび312nに一致するように上トレイ受けフレーム310を後退させることにより、トレイTを上昇させてもトレイTと上トレイ受けフレーム310のアーム311、312は接触せず、トレイT上の製品Pをプレスすることができる。また、上トレイ受けフレーム310に支持されているトレイTおよび製品Pを可動定盤140によって持ち上げ、次いで突出部Tpが切欠き部311nおよび312nに一致するように上トレイ受けフレーム310を後退させ、さらにトレイTおよび製品Pを可動定盤140によって降下させることによって、トレイTおよび製品Pを上トレイ受けフレーム310から下トレイ受けフレーム320に移動させることができる。
上部冷却盤210および下部冷却盤220を移動させる冷却盤移動機構の構成につき、以下説明する。図1に示されているように、ホットプレスを行う際は、上部冷却盤210および下部冷却盤220は、プレス装置本体100の後部(図1中右側)に隣接して設けられている冷却盤退避区画400に退避している。
図7は、図1のD−D断面図である。図8は、図1のE−E断面図である。また、図9は図7、8に示した冷却盤移動機構の側面図である。図7および図8に示されているように、本実施形態の冷却盤移動機構は、上部冷却盤210がその上に載置される上冷却盤受けフレーム410、下部冷却盤220がその上に載置される下冷却盤受けフレーム420、上冷却盤受けフレーム410を水平方向に駆動させる上冷却盤受けフレーム駆動機構430、および下冷却盤受けフレーム420を水平方向に駆動させる下冷却盤受けフレーム駆動機構440を有する。
図7に示されているように、上冷却盤受けフレーム410は、幅方向両端に設けられかつ前進方向に延びる一対のアーム411、412と、幅方向に延びて前記アーム411、412の後退方向端部同士を連結する支持部材413とを有する。
正面側(図7中上部)のアーム412の中間には、正面側に突出するナット414が形成されている。ナット414は、上冷却盤受けフレーム駆動機構430のボールねじ431と係合している。ボールねじ431は正面側に配置され、かつ搬送方向に延びている。また、ボールねじ431の中間にはモータ433が設けられており、このモータ433によってボールねじ431をその軸回りに回転させることができる。
一方、奥側(図7中下部)のアーム411の後端には、奥側に突出する軸受415が形成されている。この軸受415は、上冷却盤受けフレーム駆動機構430のガイドシャフト432と摺動可能に係合している。ガイドシャフト432は上冷却盤受けフレームの奥側に配置され、かつ搬送方向に延びている。
このガイドシャフト432と軸受415との係合によって、ボールねじ431を回転してもナット414が摺動せずにボールねじと一体に回転することがなくなる。従って、ボールねじ431を回転すると、ナット414およびこれと一体となっている上冷却盤受けフレーム410は搬送方向に進退する。
また、図8に示されているように、下冷却盤受けフレーム420は、幅方向両端に設けられかつ前進方向に延びる一対のアーム421、422と、幅方向に延びて前記アーム421、422の後退方向端部同士を連結する支持部材423とを有する。
奥側(図8中上側)のアーム421の中間には、奥側に突出するナット424が形成されている。ナット424は、下冷却盤受けフレーム駆動機構440のボールねじ441と係合している。ボールねじ441は下冷却盤受けフレームの奥側に配置され、かつ搬送方向に延びている。また、ボールねじ441の後端にはモータ443が設けられており、このモータ443によってボールねじ441をその軸回りに回転させることができる。
一方、正面側のアーム422の後端には、正面側に突出する軸受425が形成されている。この軸受425は、下冷却盤受けフレーム駆動機構440のガイドシャフト442と摺動可能に係合している。ガイドシャフト442は下冷却盤受けフレームの奥側に配置され、かつ搬送方向に延びている。
このガイドシャフト442と軸受425との係合によって、ボールねじ441を回転してもナット442が摺動せずにボールねじと一体に回転することがなくなる。従って、ボールねじ441を回転すると、ナット424およびこれと一体となっている下冷却盤受けフレーム420は搬送方向に進退する。
上冷却盤受けフレーム410および下冷却盤受けフレーム420が前進すると、このフレームのアームは、プレス装置本体100の上部熱盤110と下部熱盤120の間の空間内に突出する(図7、8において破線で示された状態)。また、上冷却盤受けフレーム410および下冷却盤受けフレーム420が後退すると、このフレームのアームは、冷却盤退避区画に400の中に配置される(図7、8において実線で示された状態)。
また、上部冷却盤210と下部冷却盤220には、それぞれディスタンスバー212および222が複数ずつ設けられている。ディスタンスバー212の各々は、その下面の高さが等しくなるように構成されている。また、ディスタンスバー222の各々は、その上面の高さが等しくなるように構成されている。さらに、上部冷却盤210と下部冷却盤220が近づくと、ディスタンスバー212の下面がディスタンスバー222の上面に当接するように、ディスタンスバー212、222の水平方向の位置は設定されている。また、ディスタンスバー212、222のこわさは、充分に高くなっており、ディスタンスバー212の下面がディスタンスバー222の上面に当接した状態でさらにプレス圧を加えたとしても、ディスタンスバー自身はほとんど変形しない。従って、ディスタンスバー212の下面とディスタンスバー222の上面とが当接した状態では、上部冷却盤210と下部冷却盤220との間隔はほぼ一定に保たれる。
前述のように、本実施形態においては、プレス装置本体100の下部に設けられている可動定盤140を浮上させることによって、トレイTおよびその上に載置された製品Pをプレスする構成となっており、プレス時は上部冷却盤210および下部冷却盤220はアームから浮上している。図9は上部冷却盤210および下部冷却盤220の側面図を示したものである。図9に図示されているように、上部冷却盤210は、その幅方向に延びるアーム部213を介して上冷却盤フレーム410のアーム411、412上で支持されている。また、下部冷却盤220はその幅方向外側かつ下方にクランク状に延びるアーム部223を介して下冷却盤受けフレーム420のアーム421、422上で支持されている。
図示されているように、下部冷却盤220の各アーム部221の延伸方向が水平外向き方向から鉛直下向き方向に変化するコーナー部223aは、上冷却盤受けフレーム410のアーム411、412よりも幅方向内側にある。また、アーム部223の端部(すなわち、直接アーム421、422と当接する部分)223bは、上冷却盤受けフレーム410のアーム411、412よりも充分低い位置に設定されている。このため、プレス時に上部冷却盤210がアーム411、412から多少浮き上がり、下部冷却盤220の上面がアーム411、412より高い位置に来る状態でプレスを行う必要がある場合であっても、下部冷却盤220の各アーム部223が上冷却盤受けフレーム410のアーム411、412と接触することはない。
上部熱盤110、下部熱盤120、上部冷却盤210および下部冷却盤220の温度調整機構に付き、以下説明する。図10は、上部熱盤110を水平方向に切断した断面図である。なお、下部熱盤120、上部冷却盤210および下部冷却盤220の構造は上部熱盤110と同様である。
上部熱盤110は略長方形状の鋼板である。上部熱盤110には、幅方向(図10中上下方向)に穿孔された互いに平行な8本の貫通孔である第1の孔111a〜h(図10中左側のものより順に111a、111b、111c、111d、111e、111f、111g、111hと称す)と、上部熱盤110の図10中下端部に第1の孔111a〜hのすべてと直交するよう搬送方向(図10中左右方向)に穿孔された第2の孔111iと、上部熱盤110の図10中上端部左側より第1の孔111a〜fと直交するよう搬送方向に穿孔された第3の孔111jと、上部熱盤110の図10中上端部右側より第1の孔111gおよび111hと直交するよう図10中左右方向に穿孔された第4の孔111kとが形成されている。第1の孔111b〜gの両端にはそれぞれ盲キャップ112が嵌入されている。第1の孔111aおよび111hにはその図10中上端部のみに盲キャップ112が嵌入されている。また、第2の孔111iのうち、両端、第1の孔111aと111bの間の部分、第1の孔111cと111dの間の部分、第1の孔111eと111fの間の部分、および第1の孔111gと111hの間の部分のそれぞれには盲キャップ112が嵌入されている。また、第3の孔111jのうち、左端、第1の孔111bと111cの間の部分、および第1の孔111dと111eの間の部分のそれぞれには盲キャップ112が嵌入されている。また、第4の孔111kの右端には盲キャップ112が嵌入されている。第1の孔111a〜h、第2の孔111i、第3の孔111jおよび第4の孔111kのそれぞれに上記のように盲キャップ112を嵌入することにより、第1の孔111a〜h、第2の孔111i、第3の孔111jおよび第4の孔111kは第1の孔111aの下端111lと第1の孔111hの下端111mを両端とし、上部熱盤110内をくまなく蛇行する1本の加熱用熱媒管路として機能する。
上記加熱用熱媒管路にはヒータによって加熱された熱媒油がポンプによって循環しており、この熱媒油により、上部熱盤110は加熱される。なお、また、上部熱盤110には図示しない温度センサが取り付けられている。この温度センサはプレス装置1のコントローラと接続されており、プレス装置1が製品Pをプレスするときは、コントローラはこの温度センサによって計測された上部熱盤110の温度が製品Pの成形温度(製品Pが熱可塑性樹脂であればガラス転移温度以上の温度)となるように、ヒータを制御して上記管路に流れる熱媒油の温度を調整する。
第1の孔111fと第1の孔111gとの間には、上部熱盤110の図10中上端より第1の孔111fと平行に第5の孔116aが穿孔されている。第5の孔116aは上部熱盤110の下面から鉛直上向きに穿孔された第6の孔116bと交差している。第5の孔116aと第6の孔116bとは上部熱盤110の側面(図10中上端)から上部熱盤110の下面へと抜ける加圧用熱媒通路116を形成する。
図11は、図10のF−F断面図である。図11に示すように上部熱盤110は下面周縁部が切りかかれた厚板形状の部材であり、その下面は熱盤カバー115に覆われている。熱盤カバー115は上部熱盤110の切り欠き部を覆う方形環状の枠部115aと、ステンレス鋼製の金属プレート115bとを有する。枠部115aの下端は外側に突出するフランジ部115cとして形成され、このフランジ部115cと金属プレート115bの端部とを隙間無く全周溶接することにより、枠部115aと金属プレート115bとは一体化して枡状の熱盤カバー115を形成する。
また、上部熱盤110の周縁部には貫通孔113が鉛直方向に穿孔されている。貫通孔113にボルト114を装着し、熱盤カバー115に締結することにより、熱盤カバー115は上部熱盤110に固定される。
より具体的には、枠部115aにはその上面より鉛直に穿孔されたねじ孔115dを複数有する。ねじ孔115dのそれぞれにはめねじが切られており、上部熱盤110の貫通孔113に挿通されたボルト114をこのめねじに螺合させることにより、上部熱盤110は熱盤カバー115に締結される。
上部熱盤110の下面と金属プレート115bとの間には間隙部115eが形成される。この間隙部115eおよび加圧用熱媒通路116には熱媒油が充填されている。間隙部115eおよび加圧用熱媒通路116に充填された熱媒油は上部熱盤110から金属プレート115bに伝熱する。金属プレート115bと上部熱盤110との間に介在しているのが流動性をもった熱媒油であるため、金属プレート115bはすばやく加熱される。また、加圧用熱媒通路116の開口116cは圧力発生器と接続されている。圧力発生器はプレス装置1のコントローラと接続されており、コントローラは圧力発生器を制御して間隙部115eおよび加圧用熱媒通路116に充填された熱媒油の圧力を変動させることができる。なお、枠部115aの上面と上部熱盤110の切り欠き部との間にはパッキン115fが挿入されており、枠部115fと上部熱盤110の隙間から熱媒油が流出するのを防止する。
金属プレート115bの下面は鏡面仕上げされており、その表面粗さは数μm以内となっている。従って、プレス圧と間隙部115eおよび加圧用熱媒通路116に充填された熱媒油の圧力との釣り合いが保たれて金属プレート115bが平面状態を維持していれば、金属プレート115b下面の平面度精度は10μm以内に保たれる。
なお、下部熱盤120にも同様の構成の熱盤カバーが設けられており、上部熱盤110と同様に熱媒油によって加熱、加圧されている。上部熱盤110および下部熱盤120に充填された熱媒油の圧力が釣り合いが取れているので、上部熱盤110および下部熱盤120に設けられた金属プレートは高い精度で平面状態を保ったまま、互いに倣い合う。
なお、本発明の実施の形態のプレス装置においては上部熱盤110と下部熱盤120のそれぞれに熱盤カバーが取り付けられているが、本発明は上記の構成に限定されるものではなく、上部熱盤110と下部熱盤120のいずれか一方のみが熱盤カバーに覆われる構成としても構わない。その場合は、熱盤カバーの金属プレートは熱盤カバーに覆われていない熱盤に倣って押し付けられ、金属プレートは高い精度で平面状態を保つ。
上部冷却盤210および下部冷却盤220についても、同様の機構により、熱媒油によって冷却盤に取り付けられた冷却盤カバーの金属プレートの表面温度の制御が行われ、かつ熱媒油によって加圧された金属プレート同士が製品Pを介して倣い合うことによって、各金属プレートは高い精度で平面状態を保つ。なお、冷却盤においては、ヒータではなく、クーラによって熱媒油の温度は常温に保たれている。
以上のように構成されたプレス装置1による、製品Pのプレス成形の手順を以下に説明する。なお、初期状態においては、下トレイ受けフレーム320のアーム321、322上にトレイTが載置されている。
まず、上部熱盤110および下部熱盤120の内部に形成された加熱用熱媒管路内を循環する熱媒油をヒータにより加熱して、上部熱盤110および下部熱盤120の温度を製品Pの成形温度まで加熱する。上部熱盤110と熱盤カバー115、および下部熱盤120とそれに設けられた熱盤カバーとの間に充填された熱媒油によって上部熱盤110および下部熱盤120の熱は各熱盤に設けられた熱盤カバーに伝達され、該熱盤カバーは速やかに加熱される。一方、上部冷却盤210および下部冷却盤220の内部に形成された熱媒管路内を循環する熱媒油をクーラにより冷却して上部冷却盤210および下部冷却盤220の温度を常温に維持する。
上部熱盤110、下部熱盤120、上部冷却盤210および下部冷却盤220の温度は、各熱盤および各冷却盤内に取り付けられた温度センサにより計測されている。熱盤に設けられた温度センサの計測値が製品Pの成形温度となり、かつ冷却盤に設けられた温度センサの計測値が常温を示したことが確認された後、製品Pの成形が開始される。
まず、内扉26が閉じられていることが確認された後、外扉23が開かれる。次いでトレイリフト28が第1のリフト位置まで上昇し、その上面に製品Pを載置可能となる。
次いで、外扉23が閉じられる。外扉23が閉じたことが確認された後、真空ポンプによって減圧室25の気圧が真空近くまで低下する。
次いで、内扉26が開き、上トレイ受けフレーム310が前進して、アーム311、312が隔壁24の開口24aから突出するようにする。次いで、トレイリフト28が第2のリフト位置まで下降する。この作業によって、トレイTがアーム311、312上に載置される。
次いで、上トレイ受けフレーム310が後退し、アーム311、312がプレス装置本体100の熱盤110、120間に配置される。また、この時、下トレイ受けフレーム320が前進し、トレイTが載置されたアーム321、322が開口24aから突出する。次いで、トレイリフト28が第1のリフト位置に上昇する。この結果、アーム321、322上に載置されていたトレイTは、トレイリフト28の上面上に移動する。
次いで、下トレイ受けフレーム320が後退し、アーム321、322がプレス装置本体100の熱盤110、120間に配置される。次いで内扉26が閉じられる。
次いで、可動定盤140を上昇させ、固定定盤130側のディスタンスバー132の下面と可動定盤140側のディスタンスバー142の上面とを当接させる。この時、両熱盤間の間隔は均一な距離(0.5〜1mm)を保っている。
この状態で、プレスシリンダ150を駆動して、製品Pを所定のプレス圧で加圧する。同時に圧力発生器を駆動して上部熱盤110と熱盤カバー115の間に充填された熱媒油および下部熱盤120とそれに設けられた熱盤カバーの間に充填された熱媒油を所定の圧力で加圧する。なお、これらの熱媒油の圧力によってプレスが開かないよう、上部熱盤110と熱盤カバー115の間に充填された熱媒油および下部熱盤120と対応する熱盤カバーの間に充填された熱媒油の圧力は上記所定のプレス圧と同程度かそれ以下に抑えられる。
この状態で所定時間製品Pのプレスを続け、熱圧締に充分な時間が経過した後、プレス装置1のコントローラは圧力発生器を制御して上部熱盤110と熱盤カバー115の間に充填された熱媒油および下部熱盤120と対応する熱盤カバーの間に充填された熱媒油の油圧を減圧する。同時に、コントローラはプレスシリンダ150を制御して製品Pにかかる圧力を減圧し、さらに可動定盤140を下げて上部熱盤110を下部熱盤120から離間させる。以上で製品Pのホットプレスが完了する。この時、トレイTおよび製品Pは、再び上トレイ受けフレーム310のアーム311、312上に載置される。
このホットプレスが行われている間、減圧室25に設けられた図示しない弁を開放して減圧室25の気圧を大気圧に戻し、次いで外扉23を開くことによって、先に成形した製品Pを取り出し、次に成形する製品Pをトレイリフト28の上面に載置されたトレイTの上に設置することができる。この間、内扉26は閉じているので、プレス装置本体100の周囲は真空近くの気圧に保たれている。
続いて、コールドプレスが行われる。上冷却盤受けフレーム410および下冷却盤受けフレーム420を前進させ、ヒートプレス済の製品Pの上下に上部冷却盤210および下部冷却盤220がそれぞれ配置されるようにする。
次いで、可動定盤140を上昇させ、上部冷却盤210側のディスタンスバー212の下面と下部冷却盤220側のディスタンスバー222の上面とを当接させる。この時、両冷却盤間の間隔は均一な距離(0.5〜1mm)を保っている。
この状態で、プレスシリンダ150を駆動して、製品Pを所定のプレス圧で加圧する。同時に圧力発生器を駆動して上部冷却盤210とこれに対応する熱盤カバーの間に充填された熱媒油および下部冷却盤220とこれに対応する冷却盤カバーの間に充填された熱媒油を所定の圧力で加圧する。なお、これらの熱媒油の圧力によってプレスが開かないよう、上部冷却盤210とこれに対応する冷却盤カバーの間に充填された熱媒油および下部冷却盤220とこれに対応する冷却盤カバーの間に充填された熱媒油の圧力は上記所定のプレス圧と同程度かそれ以下に抑えられる。
この状態で所定時間製品Pのプレスを続け、製品Pの冷却に充分な時間が経過した後、プレス装置1のコントローラは圧力発生器を制御して上部冷却盤210とこれに対応する熱盤カバーの間に充填された熱媒油および下部冷却盤220とこれに対応する熱盤カバーの間に充填された熱媒油の油圧を減圧する。次いで、コントローラはプレスシリンダ150を制御して製品Pにかかる圧力を減圧する。同時に、トレイTの突出部Tpとアーム311、312の切欠き部311n、312nが合うように、上トレイ受けフレーム310をわずかに後退させる。次いで、可動定盤140を下げて上部冷却盤210を下部冷却盤220から離間させる。以上で製品Pのコールドプレスが完了する。この時、トレイTおよび製品Pは、上トレイ受けフレーム310のアーム311、312を通過して、下トレイ受けフレーム320のアーム321、322上に載置される。
次いで外扉23を閉じ、真空ポンプによって減圧室25の気圧を真空近くまで低下させる。この時、トレイリフト28の上面の上には、成形前の製品Pが載置されたトレイTが載置されている。
次いで、内扉26が開き、上トレイ受けフレーム310が前進して、アーム311、312が隔壁24の開口24aから突出するようにする。次いで、トレイリフト28が第2のリフト位置まで下降する。この作業によって、トレイTがアーム311、312上に載置される。
次いで、上トレイ受けフレーム310が後退し、アーム311、312がプレス装置本体100の熱盤110、120間に配置される。また、この時、下トレイ受けフレーム320が前進し、トレイTおよび成形済の製品Pが載置されたアーム321、322が開口24aから突出する。次いで、トレイリフト28が第1のリフト位置に上昇する。この結果、アーム321、322上に載置されていたトレイTおよび成形済の製品Pは、トレイリフト28の上面上に移動する。
次いで、下トレイ受けフレーム320が後退し、アーム321、322がプレス装置本体100の熱盤110、120間に配置される。次いで内扉26が閉じられる。この後、前述の手順によりホットプレス、コールドプレスが行われると共に、外扉23を開けて製品Pの取り出しが可能となり、さらに次に成形する製品Pをトレイリフト28の上のトレイTに設置可能となる。
以上のように、本実施形態においては、ホットプレス、コールドプレスが行われている間に成形済の製品Pの取り出しや、次に成形する製品Pの設置が可能となる、いわゆるタンデムプレスが可能である。
本発明の第1の実施の形態においては図10および11に示されているように、加熱/冷却用熱媒管路と加圧用熱媒通路が内部に形成された一体型の熱盤/冷却盤に形成され、この熱盤/冷却盤に枡形のカバーをパッキンを介して固定する構成としているが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、様々な変形例が可能である。以下に示す本発明の第2の実施の形態は、このような変形例の一例である。
本実施形態のプレス装置のプレス部の基本構成を図12〜14に示す。本実施形態のプレス装置においては、上部熱盤110が、発熱プレート1101とジャケット治具1102とに分離可能な構造となっている。同様に、下部熱盤120は、発熱プレートとジャケット治具とに分離可能な構造となっている。また、図示されてはいないが、冷却盤210および220についても、同様の構成となっている。発熱プレート1101は内部に第1の実施の形態と同様の加熱用熱媒管路が内部に形成された板状の部材である。また、ジャケット治具1102は一面が発熱プレート1101の製品P側の面と当接し、他面は熱盤カバー115と向かい合うように発熱プレート1101に固定された板状の部材である。ジャケット治具1102の内部には加圧用熱媒通路が形成されている。なお、本実施形態においては、金属プレート115bのみで熱盤カバー115を構成しており、枠部115a(図10参照)は使用しない。他の点については、本発明の第1の実施の形態と同様であるので説明は省略する。
図12は、発熱プレート1101の水平方向断面図である。なお、下部熱盤120側の発熱プレート、および各冷却盤の構造も同様である。本実施形態の発熱プレート1101は、加圧用熱媒経路が形成されていない点についてのみ、図11に示された本発明の第1の実施の形態の上部熱盤110と異なる。
図13に、ジャケット治具1102の下面を示す。なお、下部熱盤120側のジャケット治具の構造も同様である。
ジャケット治具1102の下面には全面に格子状の溝1102aが形成されている。また、ジャケット治具1102の下面の4隅から鉛直方向に貫通しない縦穴1111が穿孔されている。また、縦穴1111のジャケット治具1102下面側出口1111aは溝1102aとつながっている。また、4つの縦穴1111の上端をそれぞれつなぐように水平方向に第1の横穴1112が穿孔されている。また、第1の横穴1112の1本の中途からジャケット治具1102の側面に向かって水平方向に分岐する第2の横穴1113が穿孔されている。縦穴1111、第1の横穴1112、および第2の横穴1113はジャケット治具1102の側面からジャケット治具1102の下面へと抜ける加圧用熱媒通路1110を形成している。
第2の横穴1113のジャケット治具1102側面側出口1113aは圧力発生器と接続されており、プレス装置1のコントローラはこの圧力発生器を制御して加圧用熱媒通路1110に充填された熱媒油の圧力を変動させることができる。なお、ジャケット治具1102の下面の周縁部Cは金属プレート115bと全周溶接されており、ジャケット治具1102と金属プレート115bの接合部から熱媒油が流出するのを防止する。このように、本実施形態においては、加圧用熱媒通路1110はジャケット治具1102内に形成されており、第1の実施形態の構成のように熱盤と熱盤カバーとの間にパッキンを設けてオイルシーリングを行う必要がない。従って、オイルシーリングを行う箇所が第2の横穴1113のジャケット治具1102側面側出口1113aのみに限定される。よって、本実施形態の個性によれば、オイル洩れのリスクを抑えることが可能となる。
図13のG−G断面図を図14に示す。なお、下部熱盤120側のジャケット治具の構造も同様である。
発熱プレート1101の周縁部には貫通孔113が鉛直方向に穿孔されている。この貫通孔にボルト(図示せず)を装着し、ジャケット治具1102に鉛直上方より穿孔された図示しないねじ穴に締結することにより、ジャケット治具1102は発熱プレート1101に固定される。従って、本実施形態によれば、ボルトを外すことにより、発熱プレート1101とジャケット治具1102とを容易に分離することが可能である。また、発熱プレート1101とジャケット治具1102との間には管路が形成されていないため、発熱プレート1101とジャケット治具1102との間でオイルシーリングを行う必要がない。従って、金属プレート115bが破損した場合であってもねじ止めされているジャケット治具1102を交換するだけでよく、交換の際に発熱プレート1101とジャケット治具1102との間でオイルシーリングを考慮する必要がない。
また、図14に示されるように、ジャケット治具1102の下面の平坦部1102b(溝が掘られていない部分)は金属プレート115bの上面と接している。従って、この状態から圧力発生器を制御して熱媒油を加圧すると、熱媒油は縦穴1111のジャケット治具1102下面側出口1111aから溝1102aを優先的に通って速やかにジャケット治具1102の下面全体に広がる。この状態からさらに熱媒油を加圧すると、熱媒油はジャケット治具1102の下面の平坦部1102bと金属プレート115bとの間にも充填され、金属プレート115bは下方に加圧される。このように、熱媒油が溝1102aを介してジャケット治具1102の下面の全面に広がった後に金属プレート182が下方に加圧される構成となっているため、金属プレート115b上での水平方向の圧力分布は略一定に保たれる。
以上説明した本発明の第1及び第2の実施形態においては、金属プレートと熱媒油の組み合わせによって熱盤/冷却盤の平面度を保つ機構が上部熱盤110、下部熱盤120、上部冷却盤210、下部冷却盤220のそれぞれに設けられている。しかしながら、本発明は上記構成に限定されるものではなく、上部熱盤/冷却盤のみ、或いは下部熱盤/冷却盤のみに上記の機構が設けられる構成としても良い。また、第1及び第2の実施形態においては、互いに平行な8本の貫通孔とこの貫通孔同士を連結する他の貫通孔からなる蛇行する加熱/冷却用熱媒管路を熱盤又は冷却盤内に形成し、熱盤/冷却盤の温度を調整する構成としている。しかしながら、本発明は上記構成に限定するものではなく、熱盤/冷却盤内を万遍なく熱媒が循環できるような他の形状の熱媒管路が形成される構成としても良い。

Claims (25)

  1. 上下に並べて配置された熱盤間で製品を加圧してプレス成形するプレス装置であって、
    第1の熱盤が設けられた固定定盤と、
    第2の熱盤が設けられた可動定盤と、
    前記可動定盤を上下駆動する可動定盤駆動手段と、
    前記製品を上下から挟むように前記熱盤間に配置される一対の冷却盤と、
    前記熱盤間に定められた第1の位置と、前記熱盤間から離れ第2の位置との間で、前記一対の冷却盤を水平移動させる冷却盤駆動手段と、
    前記第1の位置に対して前記第2の位置と反対側に位置する第3の位置と該第1の位置との間で、前記製品を移動させる製品移動手段と、
    を有し、
    前記製品移動手段は、前記第1の位置と前記第3の位置との間で前記製品を移動可能な2組のアーム対を有し、
    一方の前記アーム対がプレス前の前記製品を前記第3の位置から前記第1の位置へ搬入している間に、他方の該アーム対がプレス後の該製品を該第1の位置から該第3の位置へ移動可能であり、
    前記2組のアーム対は上下に並べて配置されている、
    ことを特徴とするプレス装置。
  2. 前記冷却盤駆動手段は、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動可能に形成された一対のアームを夫々有する上下に並べて配置された二組の冷却盤駆動機構を有し、前記冷却盤駆動機構は前記一対のアームの上に前記一対の冷却盤の一方又は他方が載置されて搬送されるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレス装置。
  3. 前記冷却盤駆動機構は送りねじ機構によって駆動される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプレス装置。
  4. 前記送りねじ機構の送りねじと前記一対のアームは、前記冷却盤駆動手段が前記一対の冷却盤を水平移動させる方向に伸びている、
    ことを特徴とする請求項に記載のプレス装置。
  5. 前記一対のアームは支持部材を介して連結されており、
    前記一対のアームの一方には前記送りねじと係合するナットが形成されており、
    前記一対のアームの他方には前記送りねじと平行に配置されたガイドシャフトと摺動可能に係合する軸受が形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のプレス装置。
  6. 前記一対のアームは、第1の位置に対する第2の位置側の端部で前記支持部材を介して連結されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のプレス装置。
  7. 前記一対の冷却盤が第1の位置にある時は、前記可動定盤駆動手段が前記可動定盤を上方に駆動すると、前記一対の冷却盤のうち下方に配置された第1の冷却盤は前記第2の熱盤に下方から支持されて一方の前記アーム対から浮上し、前記一対の冷却盤のうち上方に配置された第2の冷却盤はその上に製品を載置した前記第1の冷却盤に下方から支持されて他方の前記アーム対から浮上した状態で前記第1の熱盤に当接し、前記一対の冷却盤の間で該製品がプレスされる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプレス装置。
  8. 前記一対の冷却盤は、該製品が前記一対の冷却盤によってプレスされる時に互いに当接して前記一対の冷却盤の間隔を一定に保つ、ディスタンスバーをそれぞれ備えている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプレス装置。
  9. 前記可動定盤および固定定盤は、該製品が前記第1および第2の熱盤によって熱圧締される時に互いに当接して前記第1および第2の熱盤の間隔を一定に保つ、ディスタンスバーをそれぞれ備えている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプレス装置。
  10. 前記第1の冷却盤の下面および前記第2の冷却盤の上面のそれぞれには断熱層が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のプレス装置。
  11. 該一方の製品移動機構は該他方の製品移動機構の上側に配置されており、
    該製品はプレート上に載置された状態で、前記製品移動手段によって搬送されると共に前記プレス装置によってプレスされるよう構成され、
    該プレート及び該一対のアームのそれぞれには複数の切欠きが形成されており、
    該製品が前記プレス装置によってプレスされた後、前記製品移動手段の一方の製品移動機構のアームの切欠きと該プレートの切欠きの無い部分とが一致すると共に製品移動機構のアームの切欠きの無い部分と該プレートの切欠きとが一致するような位置に該一方の製品移動機構を移動させ、且つ他方の製品移動機構のアームの切欠きの無い部分と該プレートの切欠きの無い部分とが一致するような位置に該他方の製品移動機構を移動させ、更に該一方の製品移動機構の上側から該製品を降下させることによって、該製品を該他方の製品移動機構のアーム上に載置する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載のプレス装置。
  12. 前記固定定盤、可動定盤、第1及び第2の熱盤、一対の冷却盤および冷却盤駆動手段は、気圧が真空近くに保たれている第1の区画内に配置されており、
    該第1の区画に隣接して第2の区画が内扉を介して設けられており、
    前記プレス装置は、該第2の区画の気圧を大気圧と真空近くの気圧との間で変動可能な気圧調整手段と、前記気圧調整手段と前記内扉と前記製品移動手段とを制御する制御手段と、
    を更に有し、
    前記制御手段は、該第1及び/又は第2の区画内に製品が配置されている時に、前記気圧調整手段を制御して該第2の区画の気圧を真空近くまで減圧し、前記内扉を制御してこれを開き、前記製品移動手段を制御して前記内扉を介して該製品を該第1の区画内の第1の位置と該第2の区画内の第3の位置との間で移動させ、次いで前記内扉を制御してこれを閉じる、
    ことを特徴とする請求項から請求項11のいずれかに記載のプレス装置。
  13. 該製品は、該製品の成形温度に加熱された熱盤によってプレスされた後、該成形温度未満の温度に保たれている冷却盤によって更にプレスされる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載のプレス装置。
  14. 前記第1および第2の熱盤の少なくとも一方の製品側の面に設けられ、前記少なくとも一方の熱盤の製品側の面と所定間隔離間するよう前記少なくとも一方の熱盤に固定された金属プレートと、
    前記少なくとも一方の熱盤と前記金属プレートとの間隙部に充填されている熱媒と、
    前記熱媒の圧力を調整する熱媒圧力調整手段と、
    を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のプレス装置。
  15. 前記熱媒圧力調整手段は、前記熱盤によって該製品がプレスされる時は、前記熱媒の圧力を該製品の成形圧と略等しい圧力に設定する、
    ことを特徴とする請求項14に記載のプレス装置。
  16. 前記少なくとも一方の熱盤内に形成され、その出入口の一方は前記少なくとも一方の熱盤の製品側の面に形成され、前記出入口の他方は前記熱媒圧力調整手段と接続された熱媒加圧用熱媒通路を、前記プレス装置は有し、
    前記熱媒圧力調整手段は、前記熱媒圧力調整手段から前記熱媒加圧用熱媒通路を経由して前記少なくとも一方の熱盤と前記金属プレートとの間隙部に送りこまれた前記熱媒の圧力を調整する、
    ことを特徴とする請求項14又は請求項15に記載のプレス装置。
  17. 前記少なくとも一方の熱盤は、
    発熱部と、
    一面が前記発熱部に当接し、他面が前記少なくとも一方の熱盤の製品側の面として構成され、前記発熱部からの熱を前記熱媒に伝導する板状のジャケット治具と、
    を有し、
    前記熱媒加圧用熱媒通路は前記ジャケット治具内に形成されている、
    ことを特徴とする請求項16に記載のプレス装置。
  18. 前記少なくとも一方の熱盤の製品側の面に溝が網目状に形成され、前記溝の一部は前記熱媒加圧用熱媒通路の出入口とつながっており、前記熱媒が加圧されていないときは前記金属プレートは前記少なくとも一方の熱盤の製品側の面と当接している、
    ことを特徴とする請求項17に記載のプレス装置。
  19. 前記一対の熱盤のそれぞれに前記金属プレートが固定されている、
    ことを特徴とする請求項14から請求項18のいずれかに記載のプレス装置。
  20. 前記一対の冷却盤の少なくとも一方の製品側の面に設けられ、前記少なくとも一方の冷却盤の製品側の面と所定間隔離間するよう前記少なくとも一方の冷却盤に固定された金属プレートと、
    前記少なくとも一方の冷却盤と前記金属プレートとの間隙部に充填されている熱媒と、
    前記熱媒の圧力を調整する熱媒圧力調整手段と、
    を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項19のいずれかに記載のプレス装置。
  21. 前記熱媒圧力調整手段は、前記冷却盤によって該製品がプレスされる時は、前記熱媒の圧力を該製品の成形圧と略等しい圧力に設定する、ことを特徴とする請求項20に記載のプレス装置。
  22. 前記少なくとも一方の冷却盤内に形成され、その出入口の一方は前記少なくとも一方の冷却盤の製品側の面に形成され、前記出入口の他方は前記熱媒圧力調整手段と接続された熱媒加圧用熱媒通路を、前記プレス装置は有し、
    前記熱媒圧力調整手段は、前記熱媒圧力調整手段から前記熱媒加圧用熱媒通路を経由して前記少なくとも一方の冷却盤と前記金属プレートとの間隙部に送りこまれた前記熱媒の圧力を調整する、
    ことを特徴とする請求項20又は請求項21に記載のプレス装置。
  23. 前記少なくとも一方の冷却盤は、
    温度調整部と、
    一面が前記温度調整部に当接し、他面が前記少なくとも一方の冷却盤の製品側の面として構成され、前記温度調整部からの熱を前記熱媒に伝導する板状のジャケット治具と、
    を有し、
    前記熱媒加圧用熱媒通路は前記ジャケット治具内に形成されている、
    ことを特徴とする請求項22に記載のプレス装置。
  24. 前記少なくとも一方の冷却盤の製品側の面に溝が網目状に形成され、前記溝の一部は前記熱媒加圧用熱媒通路の出入口とつながっており、前記熱媒が加圧されていないときは前記金属プレートは前記少なくとも一方の冷却盤の製品側の面と当接している、
    ことを特徴とする請求項23に記載のプレス装置。
  25. 前記一対の冷却盤のそれぞれに、前記金属プレートが固定されている
    ことを特徴とする請求項22から請求項24のいずれかに記載のプレス装置。
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