JP4939894B2 - 電動機 - Google Patents

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Description

本発明は鉄道車両を駆動する車両用主電動機に関する。
一般に鉄道車両(以下、「車両」と呼ぶ)では、車体の下に配置された台車に主電動機(以下、「電動機」と呼ぶ)を装荷して、この電動機の回転力を継手(カップリング)と歯車装置を介して車輪に伝達して車両を走行させている。
従来のこの種の電動機の一般的な構造は図7のようになっている。図7に示した従来の電動機は、固定部材である円筒状のフレーム1を有し、このフレーム1の駆動部側(カップリングが取付けられる側)の一端にベアリングブラケット2を取付け、フレーム1の反駆動部側の中央部にハウジング3を取付けている。このベアリングブラケット2とハウジング3それぞれの中心部には、軸受4、5が設けられ、この軸受4、5によってロータシャフト6の両端部を回転自在に支持している。
ロータシャフト6の軸方向の中心部分にロータ鉄心7を固定し、このロータ鉄心7の外周側に形成された多数の溝の中にロータバー8を埋め込み、夫々のロータバー8の両端部はロータ鉄心7より張出させ、その張出し部分をリング状のエンドリング9、9で一体に接続して誘導電動機のかご型ロータ(このように回転力を発生するものを一般に“回転子”と呼ぶ。また回転子とは逆に回転しないものを“固定子”と呼ぶ)を形成している。ロータ鉄心7には、軸方向に貫通した複数個の通風路7aを設けてあり、同様の通風路を有する鉄心押え10、10により固定されている。
フレーム1の内周部には、円筒状のステータ鉄心11を取付け、このステータ鉄心11の内周側に形成された多数の溝の中にステータコイル12を収納している。このステータコイル12のコイルエンド部は、ステータ鉄心11の両側に張出した形となっている。
ステータ鉄心11の内周面とロータ鉄心7の外周面との間には、一様な空隙13を形成してある。ロータシャフト6の駆動軸端部6aは機外に突出させてある。この突出した駆動軸部6aの部分には、駆動用歯車装置と結合するためカップリング(継手)を取付ける。
ロータシャフト6の機内部分には通風ファン14を取付けてある。この通風ファン14は、中央より放射状に配置された複数の羽根14aを有している。フレーム1におけるこの通風ファン14の外周部に対向する部分には複数の排気口1aが円周方向に沿って設けてある。フレーム1の反駆動側の上方に入気口1bを設け、この入気口1bを覆うように通風ロ過器15を取付け、通風ロ過器15の外気取り入れ口部には、塵埃を捕捉するためのフィルター15aを取付けてある。
図7に示した電動機全体は、フレーム1に設けられた取付け腕部(図示せず)を台車枠にボルトで締結固定し、ロータシャフト駆動軸部6aに接続した継手を介して電動機の回転力を駆動装置から車輪に伝達し車両を走行させる。この電動機の運転時には、ステートコイル12とロータバー8が発熱するため、外気を電動機内に流通させて冷却し、電動機の温度上昇を抑制する。
電動機の運転すると、通風ファン14がロータシャフト6といっしょに回転し、機内の空気を排気口1aより機外に排出し、これに伴って入気口1bより外気が機内に吸引される。機内に吸引される外気は、通風ロ過器15を経て入気口1bより機内に流入した後、ロータ鉄心の通風路7aやロータ鉄心7の外周とステータ鉄心11の内周との間の空隙13を通って通風ファン14側に流通し、通風ファン14の回転により排気口1aより機外に排出される。このように機内に外気を流通させることにより、ロータバー8、ステータコイル12、及び軸受4、5やそれを潤滑するグリースの温度上昇が許容限度を超えないように冷却している。
しかしながら、電車などの床下台車に搭載される電動機の周囲の外気には、車両走行時に巻き上げられる塵埃が多量に存在し、取入れる外気はひどく汚損された環境下のものである。そのため、図7に示した従来の電動機では機内に取入れる外気は、通風ロ過器15のフィルター15aによって塵埃を捕捉して清浄化を図っているが、運転を続けることにより次第にフィルター15aに目詰まりが生じ、機内の通風量が減少してしまうので、短い間隔の定期的なフィルターの清掃保守を必要とし、またフィルター15aを通過した塵埃が電動機内に付着堆積して、その清掃に多大な労力を費やさねばならない技術的な課題があった。
また、軸受を潤滑するグリースも、機内の熱や外気中にある塵埃が冷却風の通風力による負圧作用にで軸受部への侵入するため、徐々に劣化すると共に、グリース内に含まれる基油が枯渇するので、定期的な分解保守を実施して常に最適な状態に維持することが必要になっている。(電動機を分解せずにグリースを追加する中間給脂方式もあるが、初期充填量が減り潤滑性が低下すること、給脂回数には限度があることから、課題や問題も多い方式である)
従来の電動機の保守のための分解、再組立方法について順を追って説明する。図8は図7を分解するため、固定子から回転子を引き出す方法を示したものである。
図7に記載の従来の電動機において、ファン14、ロータ鉄心7、ロータシャフト6等で構成された回転子には、軸受周りの部品(ベアリングブラケット2、ハウジング3、軸受4、5等)を付けたまま、図8のようにステータ鉄心11、フレーム1等で構成される固定子から引き抜かれ容易に分解することが出来るような構造に構成されている。
このような状態で電動機機内の清掃が開始される。更に回転子に付随された軸受周りの部品は、図9のように分解され部品の清掃やグリース交換や軸受交換が出来るようになる。分解する主な軸受周りの部品は、端蓋16、16、軸受4、5、ベアリングブラケット2、ハウジング3、軸受押え18、一部のカラー17、17等である。また軸受4は転動体を有する外輪4aと内輪4bに分解される。清掃や軸受等の使用可否の判定を実施した後、グリース充填や塗装をされ、逆の順序で電動機は再組立され再使用されることになる。
このように、従来の電動機の場合、分解保守に多大な労力を費やすため、鉄道事業主からは改善が強く要望されている。
この問題を解決するために、近年では全閉形電動機の開発が進められている。この全閉形電動機の一例の構造を図10に示し説明する。尚、図7と同じ部品名や同一構成、機能については、説明を省略し同一添え字をつけてある。
ステ−タ鉄心11の内周部に位置するロータシャフト6にはロータ鉄心7と仕切り板100、101がロータ鉄心7の前後に取付られ、仕切り板100、101とフレーム201、ベアリングブラケット202から突き出した環状の部材201a、202a間で微小隙間102のラビリンス構造が構成され、外気と機内の遮断できる構造となっている。また仕切り板の両外側には、従来例で説明した軸受装置部が構成され、ステータコイル12や回転子による発熱が軸受部に影響を与えないように断熱空間部103を構成している。この空間部103に外気を導入できるように、ベアリングブラケット202、フレーム201等に外気導入穴等を設け軸受部の冷却性を更に向上させる方法もある。
一方、回転子の発熱を抑え、よりコンパクトな電動機を実現するために、かご型ロータに代わって、本図(図10)のように永久磁石104をロータ鉄心に挿入して構成する永久磁石形電動機も増えている。(ステータコイルの発熱はフレーム201を介して外気に放熱できるため、従来通りの構造のものが多い)
このように構成された全閉形電動機は、機内への外気導入がないため、ロ過器や機内の清掃が不要になり、軸受部も加熱源のステータコイル12から隔離されているので熱の影響が無くなり、また強制的に外気導入がないため負圧等による塵埃の軸受部侵入が無くなり、グリースの劣化を大幅に低減することが可能になる。また、永久磁石形電動機になると回転子の発熱が大幅に低減するので、軸受部への熱影響は更に低減し、グリース劣化はより低減する。
特開2005−333795号公報
しかし、従来の全閉形電動機においても、軸受のグリース交換のために従来の電動機と同様に全面的な分解を行う必要があった。
従来の全閉形電動機の分解について、図を参照し詳細に説明する。図11は図10に記載の全閉形電動機の固定子から回転子を引抜いた状態を示している。
従来の全閉形電動機において、ロータ鉄心7、ロータシャフト6等で構成された回転子には、軸受周りの部品(ベアリングブラケット202、仕切り板100、軸受4、5等)を付けたまま、図11のようにステータ鉄心11、フレーム1等で構成される固定子から引き抜かれ容易に分解することが出来るような構造に構成されている。
このような状態から、更に回転子に付随された軸受周りの部品を分解し(図9参照)、部品の清掃やグリース交換や軸受交換を行う。清掃や軸受等の使用可否の判定を実施した後、グリース充填や塗装をされ、逆の順序で全閉形電動機は再組立され再使用されることになる。
このように、従来の全閉形電動機は、内部清掃は不要になるが、図12のように軸受周りの部品を分解して保守しなければいけない。また、全閉形電動機を実現するのに、より有利な永久磁石を使用した回転子構造において、回転子を固定子から引き抜き、図11に記載した状態にする場合、回転子のロータ鉄心内に強力な磁力を持つ永久磁石が存在するため、回転子引抜時にロータ鉄心が固定子のステータ鉄心に吸引され、引抜作業が非常に困難になる。軸受保守の作業時にこのような困難を伴うことは、理想的な全閉形電動機実現のための障害になっていた。
そのため、従来の全閉形電動機は、機内の清掃レスが実現し電動機分解保守が無くなるものの、軸受部グリースの劣化は完全に止められずグリース交換のための電動機分解を行う必要があり、その改善が望まれていた。
そこで、本発明は、保守作業をより簡単に行うことが出来る車両用電動機を提供することを目的としている。
上記課題は、フレームの内周面に固定されたステータ鉄心と、このステータ鉄心の内側であってロータシャフトに固定されたロータ鉄心とを有する電動機において、前記フレームの一端側に取り付けられ、このフレームの内周側に配置された第1のハウジングと、前記フレームの他端側に対してベアリングブラケットを介して取り付けられ、このベアリングブラケットの内周側に配置された第2のハウジングと、前記第1および第2のハウジングの内周側に設けられ、前記ロータシャフトを回転自在に支持する第1の軸受および第2の軸受と、前記フレームに取り付けられるとともに、このフレームに対して前記ロータシャフトの回転軸方向に移動可能であって、前記フレームと前記第1のハウジングの間に設けられた空間に挿入される嵌合部を有する第1の回転子支持部材と、前記ベアリングブラケットに取り付けられるとともに、このベアリングブラケットに対して前記ロータシャフトの回転軸方向に移動可能な第2の回転子支持部材と、前記ロータシャフトに取り付けられ、前記第1および第2の回転子支持部材がロータ鉄心方向に移動することで当接し、前記ロータシャフトを前記第1および第2の回転子支持部材に対して固定する第1および第2の支持受け部材とを備えたことによって達成することができる。
本発明により、保守作業をより簡単に行うことが出来る車両用電動機を提供することができる。
(第1の実施の形態)
本発明に基づく第1の実施の形態の車両用電動機について図を参照し詳細に説明する。図1は、本発明に基づく第1の実施の形態の車両用電動機の断面図である。図2は、回転子支持装置により回転子を支持固定し、ハウジングを取外した状態の第1の実施の形態の電動機の断面図である。
本発明に基づく第1の実施の形態の車両用電動機は、固定部材である円筒状のフレーム201を有し、このフレーム201の駆動部側(カップリングが取付けられる側)の一端にベアリングブラケット202を取付けている。ベアリングブラケット202の中央部には、ハウジング111が取り付けられ、ベアリングブラケット202の中央部かつ機内側の側面に回転子支持部材105を取り付けている。フレーム1の反駆動部側の中央部には回転子支持装置106が取り付けられる。またフレーム1の反駆動部側の中央部には、回転子支持装置106を間に挟みハウジング112も取付けられている。駆動側の回転子支持部材105と反駆動側の回転子支持部材106は、軸受の許容寸法が異なるため、上述した構成としている。
このハウジング111とハウジング112各々の中心部には、軸受4、5が設けられ、この軸受4、5によってロータシャフト6の両端部を回転自在に支持している。軸受4の近傍には、固定子に回転子を支持固定するため回転子支持装置105が構成され、ロータ鉄心7と回転子支持装置105の間のロータシャフト6には回転子支持装置105を受ける、支持受け107が設けられている。軸受5の近傍には、固定子に回転子を支持固定するため回転子支持装置106が構成され、ロータ鉄心7と回転子支持装置106の間のロータシャフト6には回転子支持装置106を受ける、支持受け108が設けられている。
回転子支持装置105、106と支持受け部107、108が当する面(対向する面)は、回転軸に対して傾斜している。
フレーム201の内周部には、円筒状のステータ鉄心11を取付け、このステータ鉄心11の内周側に形成された多数の溝の中にステータコイル12を収納している。ステータコイル12のコイルエンド部は、ステータ鉄心11の両側に張出した形となっている。
ステ−タ鉄心11の内周部に位置するロータシャフト6にはロータ鉄心7と仕切り板100、101がロータ鉄心7の前後に取付られ、仕切り板100、101とフレーム201、ベアリングブラケット202から突き出した環状の部材201a、202a間で微小隙間102のラビリンス構造が構成され、外気と機内の遮断できる構造となっている。
また仕切り板の両外側には、ステータコイル12や回転子による発熱が軸受部に影響を与えないように断熱空間部103を構成している。
このように構成された車両用電動機において、回転子支持装置105、106は固定ボルト109、110を締付けることにより、回転子支持部材105は図1の左側に移動し(回転子支持部材105が軸方向中心側に移動)、回転子支持部材106は右側に移動して、それぞれ支持受け107、108に当たり、回転子を支持固定できるようになっている。
また、回転子支持装置105、106と支持受け部107、108が当する面(対向する面)は、回転軸に対して傾斜しているので、回転子をバランスよく支持することが出来る。回転子支持部材105、106により回転子を固定している状態では、軸受4、5を内部に有するハウジング111、112を固定子及び回転子から自由に引き出せるようになっている。
このように構成された車両用電動機において、軸受4及び軸受5のメンテナンスを行う場合には、まず、回転子支持装置105、106を移動して支持受け107、108に当て、回転子を固定子に固定し、軸受を有するハウジング111、112を取外す。ハウジング111及びハウジング112を取外した後、軸受4及び軸受5を、端フタ114、115や移動体付外輪4aと内輪4bとに分解し、清掃やグリース交換、軸受交換を行う。
このように構成された回転子は固定子内の同じ位置に固定された状態で、軸受部分を分解保守できるようにしているので、軸受周りの清掃が簡単に行えるので、全閉形電動機の保守作業の低減が可能になる。また、回転子に永久磁石を使用した電動機の場合は、回転子を抜く時に厄介な磁力による引出し作業の煩雑さからも放される。
回転子を固定する回転子支持装置の詳細を図3により説明する。尚この機構は駆動軸側も反駆動軸側も同じ機構のため一方の機構を例にとって説明する。図3の(a)は回転子支持装置105と支持受け107間には隙間を有する同一傾斜角を持った面が構成されている。これは定常状態で回転子が回転できる状態を示す。図3(b)は固定ボルト109を締付けることにより回転子支持装置105が矢印のように移動して、支持受け107に当たった状態を示す。
駆動側の回転子支持装置105と支持受け107と、反駆動側の回転子支持装置106と支持受け108とは、共に相反する方向に押さえつけているため、回転子は固定子内に安定して支持固定されることになる。図3(b)の状態になると図2のように軸受を内蔵したハウジングが容易に引き出せ、軸受部の保守作業が可能になるものである。
尚、電動機の組立作業を行う場合には、図4に記載があるように治具113を使用して、回転子を図8や図11のようにして固定子内に挿入するものである。回転子を図8や図11と同じように組立る場合(組立は分解の反対の手順で実施する)には、図1の反駆動側のように回転子支持装置106の嵌合部分をフレーム201とハウジング112の間に構成する必要がある。尚、組立方法は、やや煩雑になるが、他の方法でも可能である。
このように構成した車両用電動機は、軸受の分解時には、ボルト109を締め付けるだけで、電動機を分解せずにハウジング111、112を取外し軸受部の保守ができるので、保守作業の大幅な低減が可能になる。特に全閉形電動機は内部清掃をしないため、長期間に渡り、回転子を固定子から分解する必要がなくなるので、その効果は非常に顕著なものになる。
また本実施の形態の車両用電動機において、図1の駆動側は、回転子支持装置105が、ベアリングブラケット202に合する構造であるが、反駆動側もこのような構造であってもよい。また、反駆動側のように、回転子支持装置106がハウジング112とフレーム201間にそれぞれ合する構造であるが、駆動側もこのような構造であってもよい。当然図1のように組合せたものでもよい。また、図2の回転子支持固定状態で回転子支持装置と支持受けの当たりが図1のように面当たりしないで無く、線当たりになってもよい。
(第2の実施の形態)
本発明に基づく第2の実施の形態の車両用電動機について図を参照し詳細に説明する。図5は、本発明に基づく第2の実施の形態の車両用電動機の構成図である。図1乃至図4に記載したものと同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の車両用電動機が第1の実施の形態の車両用電動機と異なる点は、仕切り板100、101を有さない点である。仕切り板100、101を使用して軸受部を熱遮断する空気層が無いものである。
このように構成された車両用電動機は、仕切り板100、101がないので、第1の実施の形態の車両用電動機に比べ、製造が簡単になる。
また、本実施の形態の車両用電動機においても、軸受の分解時には、ボルト109を締め付けるだけで、電動機を分解せずにハウジング111、112を取外し軸受部の保守ができるので、保守作業の大幅な低減が可能になる。特に全閉形電動機は内部清掃をしないため、長期間に渡り、回転子を固定子から分解する必要がなくなるので、その効果は非常に顕著なものになる。
(第3の実施の形態)
本発明に基づく第3の実施の形態の車両用電動機について図を参照し詳細に説明する。図6は、本発明に基づく第3の実施の形態の車両用電動機の構成図である。図1乃至図5に記載したものと同一のものについては、同符号を付して説明を省略する。
本発明に基づく第3の実施の形態の車両用電動機は、ベアリングブラケット402及びフレーム401に、支持ボルト挿入用穴を有しており、ハウジングを取外す場合には、片側(駆動側又は反駆動側)に複数の支持ボルト105a、106aを挿入し、支持ボルト105a、107と支持受け107で駆動側を固定し、支持ボルト106a、108と支持受け108aで反駆動側を固定することにより回転子を確実に固定することが出来る。
本実施の形態の車両用電動機は、第1及び第2の実施の形態の車両用電動機よりも、簡易な構成で回転子を固定し、ハウジングを分解することが出来る。
また、本実施の形態の車両用電動機においても、軸受の分解時には、支持ボルトを締め付けるだけで、電動機を分解せずにハウジング111、112を取外し軸受部の保守ができるので、保守作業の大幅な低減が可能になる。特に全閉形電動機は内部清掃をしないため、長期間に渡り、回転子を固定子から分解する必要がなくなるので、その効果は非常に顕著なものになる。
また、本実施の形態の車両用電動機において、支持ボルトは図6のように傾斜方向からの固定だけではなく半径方向、軸方向でもよく、それらの組合せでもよい。また、図6と同様に部分的な面や点当たりになってもよく、面や点の集合体でもよい。図1の構成と図6の構成を混ぜて構成してもよい。
本発明に基づく第1乃至第3の実施の形態の車両用電動機は、全閉形電動機であるが、本発明は、回転子が誘導電動機のかご型等の回転子や回転子が永久磁石を使用した回転子や同期電動機にも適用が可能であるので、全閉形の誘導電動機のみに本発明を限定はしない。また、支持受けを、鉄心押えや仕切り板やシャフトやファン等で構成しても良い。
本発明に基づく第1の実施の形態の車両用電動機の断面図である。 本発明に基づく第1の実施の形態の車両用電動機の断面図である。 (a)通常運転時の部分断面図である。
(b)分解時の部分断面図である。
第1の実施の形態の車両用電動機の断面図である。 第2の実施の形態の車両用電動機の断面図である。 第3の実施の形態の車両用電動機の断面図である。 従来の車両用電動機の断面図である。 従来の車両用電動機の断面図である。 従来の車両用電動機の断面図である。 従来の車両用全閉形電動機の断面図である。 従来の車両用全閉形電動機の断面図である。 従来の車両用全閉形電動機の断面図である。
符号の説明
1、201、301、401・・フレーム
11・・ステータ鉄心
12・・ステ−タコイル
7・・ロータ鉄心
6・・ロータシャフト
13・・空隙
2、202、302、402・・ベアリングブラケット
3・・ハウジング
111、112・・ハウジング
4、5・・軸受
4a・・転動体付き外輪
4b・・内輪
14・・通風ファン
100、101・・仕切り板
102・・ラビリンス
103・・断熱空間
105、106・・回転子支持装置
107、108・・支持受け
109、110・・固定ボルト
113・・冶具
105a、106a・・支持ボルト
107a、108a・・支持受け

Claims (7)

  1. フレームの内周面に固定されたステータ鉄心と、このステータ鉄心の内側であってロータシャフトに固定されたロータ鉄心とを有する電動機において、
    前記フレームの一端側に取り付けられ、このフレームの内周側に配置された第1のハウジングと、
    前記フレームの他端側に対してベアリングブラケットを介して取り付けられ、このベアリングブラケットの内周側に配置された第2のハウジングと、
    前記第1および第2のハウジングの内周側に設けられ、前記ロータシャフトを回転自在に支持する第1の軸受および第2の軸受と、
    前記フレームに取り付けられるとともに、このフレームに対して前記ロータシャフトの回転軸方向に移動可能であって、前記フレームと前記第1のハウジングの間に設けられた空間に挿入される嵌合部を有する第1の回転子支持部材と、
    前記ベアリングブラケットに取り付けられるとともに、このベアリングブラケットに対して前記ロータシャフトの回転軸方向に移動可能な第2の回転子支持部材と、
    前記ロータシャフトに取り付けられ、前記第1および第2の回転子支持部材がロータ鉄心方向に移動することで当接し、前記ロータシャフトを前記第1および第2の回転子支持部材に対して固定する第1および第2の支持受け部材と
    を備えたことを特徴とする電動機。
  2. 前記第1の回転子支持部材は前記フレームに設けられた穴に機外側から挿入されたボルトに取り付けられ、前記第2の回転子支持部材は前記ベアリングブラケットに設けられた穴に機外側から挿入されたボルトに取り付けられ、各ボルトの回転に応じて軸方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記第1の回転子支持部材に設けられた前記嵌合部は前記ロータシャフトとの回転軸に平行に形成された第1の突出部であって、前記第1の回転子支持部材は、更に前記ロータシャフトの回転軸に垂直に形成された第2の突出部を有し、前記フレームに設けられた穴と連通し、前記ボルトを受け入れる穴は前記第2の突出部に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の電動機。
  4. 前記第1の回転子支持部材と前記第1の支持受け部材とが当接する面、及び前記第2の回転子支持部材と前記第2の支持受け部材とが当接する面は、前記ロータシャフトの回転軸に対して傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  5. 前記第2の回転子支持部材は、前記ベアリングブラケットと前記第2のハウジングの間に設けられた空間に挿入される嵌合部を有することを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  6. 前記第1の回転子支持部材よりもロータ鉄心側に設けられ、前記フレームとの間に微小隙間を形成する第1の仕切り板と、前記第2の回転子支持部材よりもロータ鉄心側に設けられ、前記ベアリングブラケットとの間に微小隙間を形成する第2の仕切り板とを更に備え、全閉形としたことを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  7. 前記ロータ鉄心は、永久磁石が挿入されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6に記載の電動機。
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