JPH11356005A - 車両用主電動機 - Google Patents

車両用主電動機

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JPH11356005A
JPH11356005A JP16026598A JP16026598A JPH11356005A JP H11356005 A JPH11356005 A JP H11356005A JP 16026598 A JP16026598 A JP 16026598A JP 16026598 A JP16026598 A JP 16026598A JP H11356005 A JPH11356005 A JP H11356005A
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JP
Japan
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bearing
negative pressure
main motor
ventilation fan
outer frame
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Application number
JP16026598A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Yagi
信行 八木
Kazunori Yamawaki
和典 山脇
Tsutomu Kinoshita
力 木下
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Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】潤滑油の流出に伴う保守・点検の頻度の増加を
抑えることのできる車両用主電動機を得ること。 【解決手段】外枠1Aの右側の軸受板4Aの内周に挿入
された玉軸受5Bの回転子鉄心側に対して、負圧緩和室
13Aを環状に形成する。この負圧緩和室13Aの上端と外
枠1Aの右端との間に連通穴18Aを形成する。この連通
穴18Aの外枠1Aとこの外枠1Aの上部の左側に形成し
た連通穴21との間を、送風管20で接続する。通風ファン
14から吐出した冷却空気の一部を送風管20で負圧緩和室
13Aに供給して、軸受4Aの回転子鉄心側の負圧に伴う
玉軸受5Bの潤滑油の流出を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用主電動機に
関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の車両用主電動機の一例を
示す縦断面図、図10は図9の右側の軸受部分の拡大詳細
図である。図9及び図10において、有底筒状の外枠1C
の中央部の内周には、固定子鉄心2が圧入され、この固
定子鉄心2の内周に軸方向に形成された各スロットに
は、両端が固定子鉄心2から突き出た固定子巻線2aが
挿入されている。
【0003】外枠1Cの左側には、複数の排気口1aが
形成され、外枠1Bの右側には、大径の入気口1bが形
成されている。この入気口1bの外面側には、略凸字状
の通気濾過器15が載置され固定されている。
【0004】外枠1Cの左端の開口部には、円板状の側
板3がこの側板3の右側に突設された嵌合部を介して添
接され、複数のボルトで外枠1Cに固定されている。こ
の側板3の左側面の中心部には、軸受押え6Aがこの軸
受押え6Aの右側に突設された嵌合部を介して添接さ
れ、複数のボルトで側板3に固定されている。
【0005】一方、外枠1Cの右端の中心部に形成され
た開口部には、軸受板4Dが内側から添接され、外枠1
Cの外面側から挿入された複数のボルトで外周部が外枠
1Cに固定されている。
【0006】外枠1Cの右端の中心部には、検出器カバ
ー9aが固定され、この検出器カバー9aの上端に形成
された貫通穴には、速度検出器9が貫挿され、フランジ
部がボルトで検出器カバー9aに固定されている。
【0007】軸受板4Dの右端面の中央部には、左端の
軸受押え6Aと同形の軸受押え6Bがこの軸受押え6B
の左側に突設された嵌合部を介して添接され、複数のボ
ルトで外側から固定されている。
【0008】左側の側板3と右側の軸受板4Cの中心に
は、回転子軸7が貫挿されている。この回転子軸7の中
央部には、回転子鉄心8が圧入され、この回転子鉄心8
には、複数の通気口8aが軸方向に形成されている。
【0009】回転子鉄心8の内周に軸方向に形成された
各スロットには、ロータバーが挿入され、回転子鉄心8
から突き出た各ロータバーの両端には、短絡環がろう付
されている。
【0010】回転子軸7には、回転子鉄心8の左側に通
気ファン14が圧入されている。この通気ファン14の更に
左側に形成された回転子軸7の段付部と回転子鉄心8の
右側に形成された段付部には、環状の油切り10A,10B
がそれぞれ挿入されている。
【0011】この油切り10Bと軸受板4Cとの間には、
図10に示す狭い空隙のラビンス部12Cが形成されてい
る。このうち、左側の油切り10Aの更に左側に対して、
ころ軸受5Aが回転子軸7に圧入され、右側の油切り10
Bの更に右側にも玉軸受5Bが圧入されている。
【0012】この玉軸受5Bの右側には、速度検出器9
で回転角度を検出される歯車円板11の中心部の円筒部が
圧入され、複数のボルトで回転子軸7の端面に固定され
ている。
【0013】左右のころ軸受5A,玉軸受5Bの内部に
は、潤滑油としてグリースが注入され、図10において玉
軸受5Bの両側に形成された潤滑室4aにもグリースが
注入され、図9の左側に示したころ軸受5Aの内部とこ
の両側に形成された潤滑室にも、グリースが注入されて
いる。
【0014】なお、回転子軸7の左側には、図示しない
歯車箱に可撓継手を介して連結されるテーパ部7aが示
されている。このように構成された車両用主電動機にお
いては、回転子軸7の回転をテーパ部7aに連結された
図示しない可撓継手を介して歯車箱に伝達し、この歯車
箱で減速して車輪を駆動し、車両を走行させる。
【0015】回転子軸7が回転すると、通気ファン14の
回転によって図9の矢印Gに示すように冷却風が固定子
鉄心2の左側の内部空間Aに吐出され、矢印G2に示す
ように外枠1Bに形成された排気口1aから外部に排出
される。
【0016】この結果、負圧となる固定子鉄心2の右側
の内部空間Bには、矢印G3に示すように通気濾過器15
を通過した外気が吸入され、この外気は矢印G4に示す
ように、各通気口8aと回転子鉄心の外周と固定子鉄心
2の間を通って通気ファン14に吸入される。回転子のロ
ータバーと固定子の巻線は、外枠1Cの内部を矢印G
5,G6に示すように右から左に貫流する冷却空気によ
って冷却される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された車両用主電動機においては、車両の走行中は
矢印G5,G6に示すように、通気ファン14で通気ファ
ン14に吸入される冷却空気によって、右側の内部空間B
は、後述する図4のグラフの線D3で示すようにこの車
両用主電動機の回転数に比例した負圧となる。
【0018】そのため、高速回転で温度が上昇して軟化
し流動性が増した右側の潤滑室4aの内部のグリース
は、軸受板4Dと油切り10Bとの間に形成されたラビン
ス部12Cから徐々に流出するおそれがある。
【0019】すると、ますます高速化される車両に搭載
される車両用主電動機では、グリースの給油の頻度を上
げなければならない。一方、特に長距離列車ではますま
す高速化され、時代の趨勢で無保守化が要求され、小形
化と軽量化も要請されている。
【0020】更に高速回転に対応するために、潤滑油
は、グリースから粘性が低くて流動性がよく、高速回転
の温度上昇率の低い液状の潤滑油の採用が要望されてい
る。すると、更に気化し易くなるので、ラビンス部から
の流出が増え、無保守化の要求に応えられない。そこ
で、本発明の目的は、潤滑油の流出に伴う保守・点検の
頻度の増加を抑えることのできる車両用主電動機を得る
ことである。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、内周に固定子が挿入される外枠と、この外枠の両側
に配設される軸受と、この軸受に回転子軸を介して支持
されこの回転子軸の中間部に固定子に対向して回転子鉄
心が配設される回転子と、回転子軸に取り付けられる通
気ファンとを備えた車両用主電動機において、通気ファ
ンと反対側の軸受の支持部の内周側に軸受の潤滑部と連
通する負圧緩和室を形成し、この負圧緩和室に通気ファ
ンから吐出された冷却空気の一部を供給する送風手段を
設けたことを特徴とする。
【0022】特に、請求項2に対応する発明の車両用主
電動機は、通気ファンから吐出された冷却空気の一部を
通気ファンの反対側に導く送風管を備え、片端が送風管
と連通し他端が負圧緩和室と連通する連通穴を軸受の支
持部に形成したことを特徴とする。
【0023】特に、請求項3に対応する発明の車両用主
電動機は、通気ファンと反対側の軸受の内側の回転軸に
挿入した断面凸字状の油切りと軸受部の内面側との間
に、互いに遊嵌する凹凸部でなり負圧緩和室に連通する
ラビンス部を形成したことを特徴とする。
【0024】特に、請求項4に対応する発明の車両用主
電動機は、負圧緩和室と外枠の外部を連通する開放穴を
軸受の支持部に形成したことを特徴とする。さらに、特
に請求項5に対応する発明の車両用主電動機は、通気フ
ァンから吐出される冷却空気の一部を送風管に導く案内
板を外枠の他側の連通穴の内側に設けたことを特徴とす
る。
【0025】このような手段によって、請求項1又は請
求項2に対応する発明では、通気ファンの回転による片
側の軸受の支持部の内側の負圧に伴う軸受の潤滑部から
の潤滑油の流出を、負圧緩和室に供給される冷却空気に
よって抑制する。また、特に請求項3に対応する発明で
は、負圧緩和室の圧力の低下をラビンス部によって更に
抑える。
【0026】また、特に請求項4に対応する発明では、
供給される冷却空気によって負圧緩和室の圧力が上昇
し、この負圧緩和室から潤滑部に冷却空気が流入する
と、この冷却空気を開放穴から外枠の外部に放出する。
さらに、特に請求項5に対応する発明では、外枠の他側
の連通穴から通風管に流入する冷却空気が少ない場合に
は、案内板によって増やす。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用主電動機の
一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明
の車両用主電動機の第1の実施形態を示す縦断面図で、
従来の技術で示した図9に対応し、請求項1及び請求項
2に対応する図である。また、図2は、図1の右側の軸
受部周りの拡大詳細図で、同じく従来の技術の図10に対
応する図である。さらに、図3は、図1の右側面縮小図
で、この車両用主電動機が搭載される台車などを走行用
のレールとともに一点鎖線で示す。
【0028】図1,図2及び図3において、従来の技術
で示した図9及び図10と異なるところは、右側の玉軸受
5Bの内側のラビンス部の更に内側に以下説明する負圧
緩和室を形成し、この負圧緩和室と左側の内部空間Aと
の間を送風管などで接続して負圧緩和室の圧力を上げた
ことで、他は、図9及び図10と同一である。
【0029】したがって、図9及び図10と同一要素に
は、同一符号を付して重複した説明を省略する。すなわ
ち、外枠1Aの上部の左側には、上端に形成された排気
口1aの右側に対して、小径の連通穴21が加工されてい
る。この連通穴21の外面側には、有底筒状の接続筒20a
の開口側が載置され外周端が外枠1Aに溶接されてい
る。
【0030】一方、外枠1Aの右端中心部に固定された
軸受板4Aには、内部空間B側の面と平行に1条の連通
穴18Aが加工され、この連通穴18Aの下部は、油切り10
Bの上端面との間に前述した負圧緩和室13Aを形成して
いる。
【0031】外枠1Aの右端には、検出器カバー9aの
上端の上部の位置に対して、図2に示す導入口1bが形
成されている。この導入口1bと外枠1Aの上部左側の
接続筒20aとの間には、二点鎖線で示すL字形の送風管
20が接続されている。
【0032】なお、図3においては、外筒1Aの左側の
上部にフック部1cが突設され、左側の下部にはフック
部1dが突設され、これらのフック部1c,1dは、一
点鎖線で示す台車枠25にボルトで固定されている。
【0033】外筒1Aの下端には、一対の置足1fが垂
設され、外枠1Aの右側の上部にはフック部1eが突設
され、このフック部1eの下側に対して車軸19が一点鎖
線で示され、外枠1Aの右側には車輪22が一点鎖線で示
されている。
【0034】さらに、車輪22の下端には、この車輪22が
転動するレール24が示され、外枠1Aの中央上部の通風
濾過器15のさらに上方には、車体23が示されている。こ
のように構成された車両用主電動機においては、通風フ
ァン14から吐出される冷却空気によって、外枠1Aの左
側の内部空間Aは圧力が上がる。
【0035】すると、この内部空間Aの内部の冷却空気
の一部は、外枠1Aの左側上部に形成された排気口1a
から接続筒20aを経て送風管20の内部に流入する。この
送風管20に流入した冷却空気は、外枠1Aの右端部に形
成された導入口1bを経て軸受板4Aによって形成され
た連通穴18Aを流下し、下端の負圧緩和室13Aに流入し
て、この負圧緩和室13Aの圧力を僅かに上昇させる。
【0036】ここで、負圧緩和室13に流入する冷却空気
の量は、通風ファン14の回転数、すなわち、車両の走行
速度に比例する。一方、外枠1Aの右側の内部空間Bの
圧力の減少率も、前述したように送風ファン14の回転数
に比例する。
【0037】したがって、内部空間Aと負圧緩和室13A
を接続する送風管20の内径を選定することによって、図
4のグラフの破線で示す線D1又は一点鎖線線D2に示
すように、これらの線D1,D2の間の実線で示す大気
圧に近い値に維持することができる。
【0038】次に、図5は、本発明の車両用主電動機の
第2の実施形態を示す部分縦断面拡大詳細図で、前述し
た第1の実施形態で示した図2に対応し、請求項3に対
応する図である。
【0039】図5において、前述した第1の実施形態で
示した図1及び図2と異なるところは、玉軸受5Bから
内部空間Bに至る潤滑室とラビンス部の構成で、他は、
図1及び図2と同一である。
【0040】すなわち、玉軸受5Bの左側に圧入された
油切り10Cには、玉軸受5Bの内輪の左側に隣接する小
径部の左側に対して、小径部と同一幅・同一径の溝が形
成されている。さらに、油切り10Cの左端には、略F字
状に二重の凸部10aが形成されている。
【0041】これに対して、軸受板4Bには、玉軸受5
Bの左側に対して、図2で示した潤滑室4aと同形の潤
滑室4bが油切り10Cの溝と対向して形成されている。
さらに、軸受板4Bの負圧緩和室13Bの左側には、油切
り10Cに形成された二重の凸部10aが遊嵌してラビンス
部12Bを形成する二重の凹部が環状に形成されている。
【0042】このように構成された車両用主電動機にお
いては、負圧緩和室13Bに流入する冷却空気の風量が少
ない場合でも、ラビンス部12Bの油流出距離を長くする
ことができ、負圧緩和室13Bから内部空間Bに至る通風
抵抗を増やすことができるので、送風管20の内径を減ら
すことができ、重量の増加を抑えることができるだけで
なく、通風ファン14による内部空間Aの圧力の変動の影
響を軽減することもできる。
【0043】図6は、本発明の車両用主電動機の第3の
実施形態を示す部分縦断面図で、前述した図2及び図5
に対応し、請求項4に対応する図である。図6におい
て、前述した図2及び図5と異なるところは、負圧緩和
室と外枠の外部を連通させる開放穴を軸受板に形成した
ことである。すなわち、右側の軸受板4Cには、負圧緩
和室13Cの下部から外枠1Bの右側の外部に連通する連
通穴18Bが上側の連通穴18Aと対称的に加工されてい
る。
【0044】このような連通穴18Bが軸受板4Cに加工
された車両用主電動機においては、機種の違いによっ
て、送風管20から負圧緩和室13Cに供給される冷却空気
が多くて、負圧緩和室13Cの圧力が大気圧以上に上昇し
た場合には、連通穴18Bから外枠1Bの外部に放出する
ことで、玉軸受5Bに供給された潤滑油が軸受押え6B
のラビンス部から外部に流出するおそれを解消すること
ができる。
【0045】図7は、本発明の車両用主電動機の第14の
実施形態を示す部分縦断面図で、通風ファンの上方のみ
を示し、請求項5に対応する図、図8は、図7のH−H
断面図である。
【0046】図7及び図8は、前述した実施形態で示し
た図1〜図6に対応し、この図1〜図6と異なるところ
は、外枠1Aの上部左側に形成された連通穴21の下方に
対して、通風ファン14から吐出された冷却空気の一部を
連通穴に導く案内板を設けたことである。
【0047】したがって、右側の玉軸受5Bの内側に形
成するラビンス部の形状は、図1〜図6に示した車両用
主電動機のいずれに対しても適用する。すなわち、図7
及び図8に示した外枠1Aに形成された連通穴21の内側
には、図8においては略台形状に形成された案内板16の
上端が溶接で固定されている。
【0048】このような案内板16が外枠1Aの連通穴21
の下方に取り付けられた車両用主電動機においては、機
種の違いによって排気筒1aが大きくなった場合や、通
風ファン14の吐出側の内部空間Aが広い場合に対応する
ことができる。
【0049】すなわち、このような車両用主電動機で
は、内部空間Aの圧力の上昇率が低く、送風管20を経て
右側の内部空間Bに導く冷却空気の量が減少するが、案
内板16を設けることによって、その減少を防ぐことがで
きる。
【0050】なお、上記実施形態では、外気を通風濾過
器と通風ファンを介して外枠の内部に導く自己通風形の
場合で説明したが、外気に混入した塵埃による内部の汚
損を防いで、保守点検の頻度を減らした全閉形の車両用
主電動機においても、軸受板の内側の内部空間に発生す
る負圧に伴う玉軸受の潤滑油の流出を前述した図1〜図
8で示す方法によって減らすことができる。
【0051】
【発明の効果】以上、請求項1に対応する発明によれ
ば、回転子軸の軸受の支持部の内周側に潤滑部と連通す
る負圧緩和室を形成し、この負圧緩和室と外枠に形成さ
れた連通穴を接続し通気ファンから吐出された冷却空気
の一部を負圧緩和室に供給する送風管を設けることで、
また特に、請求項2に対応する発明によれば、通気ファ
ンから吐出された冷却空気の一部を通気ファンの反対側
に導く送風管を備え、送風管と連通し他端が負圧緩和室
と連通する連通穴を軸受の支持部に形成することで、通
気ファンの回転による軸受の支持部の内側の負圧に伴う
軸受の潤滑部からの潤滑油の流出を、負圧緩和室に供給
される冷却空気によって抑制したので、潤滑油の流出に
伴う保守・点検の頻度の増加を抑えることのできる車両
用主電動機を得ることができる。
【0052】特に、請求項3に対応する発明によれば、
片側の軸受の内側の回転軸に挿入した断面凸字状の油切
りと軸受部の内面側との間に、互いに遊嵌する凹凸部で
なり負圧緩和室に連通するラビンス部を形成すること
で、負圧緩和室の圧力の低下をラビンス部によって更に
抑えたので、潤滑油の流出に伴う保守・点検の頻度の増
加を抑えることのできる車両用主電動機を得ることがで
きる。
【0053】特に、請求項4に対応する発明によれば、
負圧緩和室と外枠の外部を連通する開放穴を軸受の支持
部に形成することで、供給される冷却空気によって負圧
緩和室の圧力が上昇し、この負圧緩和室から潤滑部に冷
却空気が流入すると、この冷却空気を開放穴から外枠の
外部に放出したので、潤滑油の流出に伴う保守・点検の
頻度の増加を抑えることのできる車両用主電動機を得る
ことができる。
【0054】さらに、特に請求項5に対応する発明によ
れば、通気ファンから吐出される冷却空気の一部を連通
穴に導く案内板を外枠の他側の連通穴の内側に設けるこ
とで、外枠の他側の連通穴から通風管に流入する冷却空
気が少ない場合には、案内板によって増やしたので、潤
滑油の流出による保守・点検の頻度の増加を抑えること
のできる車両用主電動機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用主電動機の第1の実施形態を示
す部分縦断面図。
【図2】図1の部分拡大詳細図。
【図3】図1の右側面図。
【図4】本発明の車両用主電動機の第1の実施形態の作
用を示すグラフ。
【図5】本発明の車両用主電動機の第2の実施形態を示
す部分縦断面図。
【図6】本発明の車両用主電動機の第3の実施形態を示
す部分縦断面図。
【図7】本発明の車両用主電動機の第4の実施形態示す
部分縦断面図。
【図8】図7のH−H断面図。
【図9】従来の車両用主電動機の一例を示す部分縦断面
図。
【図10】図9の部分拡大詳細図。
【符号の説明】
1A,1B…外枠、2…固定子、3…側板、4A,4
B,4C…軸受板、5A…ころ軸受、5B…玉軸受、6
A,6B…軸受押え、7…回転子軸、8…回転子鉄心、
9…速度検出器、10A,10B,10C…油切り、11…歯車
円板、12A,12B,12C…ラビンス部、13A,13B,13
C…負圧緩和室、14…通風ファン、15…通風濾過器、16
…案内板、18A,18B…連通穴、19…車軸、20…送風
管、21…連通穴、22…車輪、23…車体、24…レール、25
…台車枠。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山脇 和典 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝トランスポートエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 木下 力 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に固定子が挿入される外枠と、この
    外枠の両側に配設される軸受と、この軸受に回転子軸を
    介して支持されこの回転子軸の中間部に前記固定子に対
    向して回転子鉄心が配設される回転子と、前記回転子軸
    に取り付けられる通気ファンとを備えた車両用主電動機
    において、前記通気ファンと反対側の前記軸受の支持部
    の内周側に前記軸受の潤滑部と連通する負圧緩和室を形
    成し、この負圧緩和室に前記通気ファンから吐出された
    冷却空気の一部を供給する送風手段を設けたことを特徴
    とする車両用主電動機。
  2. 【請求項2】 前記通気ファンから吐出された冷却空気
    の一部を前記通気ファンとは反対側に導く送風管を有
    し、片端が前記送風管と連通し他端が前記負圧緩和室と
    連通する連通穴を前記軸受の支持部に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載の車両用主電動機。
  3. 【請求項3】 前記通気ファンと反対側の軸受の内側の
    前記回転軸に挿入した断面凸字状の油切りと前記軸受部
    の内面側との間に、互いに遊嵌する凹凸部でなり前記負
    圧緩和室に連通するラビンス部を形成したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の車両用主電動機。
  4. 【請求項4】 前記負圧緩和室と前記車両用電動機の外
    部とを連通する開放穴を前記軸受の支持部に形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の車両用主電動機。
  5. 【請求項5】 前記通気ファンから吐出される冷却空気
    の一部を前記送風管に導く案内板を設けたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の車両用主
    電動機。
JP16026598A 1998-06-09 1998-06-09 車両用主電動機 Pending JPH11356005A (ja)

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