JP4962404B2 - 内燃機関装置および車両並びに内燃機関装置の制御方法 - Google Patents

内燃機関装置および車両並びに内燃機関装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関装置および車両並びに内燃機関装置の制御方法に関し、詳しくは、内燃機関と、アクチュエータにより開閉する排気供給弁を有し該排気供給弁を介して前記内燃機関の吸気系に排気を供給する排気供給手段と、前記内燃機関の運転状態に基づいて目標開度を設定すると共に該設定した目標開度で前記排気供給弁が開くよう前記アクチュエータを制御する排気供給制御手段と、を備える内燃機関装置およびこれを搭載する車両並びに内燃機関装置の制御方法に関する。
従来、この種の内燃機関装置としては、排気をエンジンの吸気管路に環流させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)装置を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、燃料カットした後に燃料供給を再開する燃料カットリカバー時には、シリンダ吸入EGRガス量またはシリンダ吸入EGR率の応答を算出し、算出した応答に基づいて点火時期を算出すると共に算出した点火時期で火花点火を実行することにより、燃料カットリカバー時にエンジンにノッキングが発生するのを抑制することができるとしている。
特開2005−48623号公報
ところで、EGRの導入に伴うノッキングの発生は、燃料カットリカバー時に限られず、EGRの導入を開始する際にも生じ得る。このときに、EGR導入時用のエンジン制御を開始するタイミングが適切に行なわれないと、エンジンの燃焼状態を悪化させ、ノッキングが発生してしまう。
本発明の内燃機関装置および車両並びに内燃機関装置の制御方法は、排気導入時用の内燃機関の制御を開始するタイミングをより適切なものとすることを主目的とする。
本発明の内燃機関装置および車両並びに内燃機関装置の制御方法は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の内燃機関装置は、
内燃機関を備える内燃機関装置であって、
アクチュエータにより開閉する排気供給弁を有し、該排気供給弁を介して前記内燃機関の吸気系に排気を供給する排気供給手段と、
前記内燃機関の運転状態に基づいて目標開度を設定すると共に該設定した目標開度で前記排気供給弁が開くよう前記アクチュエータを制御する排気供給制御手段と、
前記吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を推定する実排気供給率推定手段と、
前記吸気系への排気の導入が要求されてから前記推定された実排気供給率が所定比率以上で且つ前記排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定する排気導入判定手段と、
該排気導入判定手段により前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて前記内燃機関を運転制御する排気導入時制御手段と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の内燃機関装置では、吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を推定し、吸気系への排気の導入が要求されてから推定された実排気供給率が所定比率以上で且つ排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に吸気系への排気の導入が開始されたと判定し、吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて内燃機関を運転制御する。これにより、実際に吸気系への排気の導入が開始されたかをより正確に判定することができるから、排気導入時用の内燃機関の制御を開始するタイミングをより適切なものとすることができる。
こうした本発明の内燃機関装置において、前記排気導入時制御手段は、前記排気供給弁の目標開度に対する実開度の比率に一次遅れ処理を施して得られる補正係数をもって前記排気導入時用の点火進角量を補正した補正後点火進角量により点火時期が進角されるよう前記内燃機関を運転制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、排気の導入初期に点火時期が過進角されるのを抑制してノッキングの発生を抑止することができる。
また、本発明の内燃機関装置において、前記実排気供給率推定手段は、前記内燃機関の回転数と負荷率と前記排気供給弁の実開度とに基づいて前記実排気供給率を推定する手段であるものとすることもできる。こうすれば、より正確に実排気供給率を推定することができる。
さらに、本発明の内燃機関装置において、発電機と、内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記駆動軸の3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える動力出力装置に組み込まれるものとすることもできる。
本発明の車両は、上述した各態様のいずれかの本発明の内燃機関装置、即ち、基本的には、内燃機関を備える内燃機関装置であって、アクチュエータにより開閉する排気供給弁を有し、該排気供給弁を介して前記内燃機関の吸気系に排気を供給する排気供給手段と、前記内燃機関の運転状態に基づいて目標開度を設定すると共に該設定した目標開度で前記排気供給弁が開くよう前記アクチュエータを制御する排気供給制御手段と、前記吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を推定する実排気供給率推定手段と、前記吸気系への排気の導入が要求されてから前記推定された実排気供給率が所定比率以上で且つ前記排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定する排気導入判定手段と、該排気導入判定手段により前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて前記内燃機関を運転制御する排気導入時制御手段と、を備える内燃機関装置を搭載することを要旨とする。
この本発明の車両では、上述した各態様のいずれかの本発明の内燃機関装置を搭載するから、本発明の内燃機関装置が奏する効果と同様の効果、例えば、排気導入時用の内燃機関の制御を開始するタイミングをより適切なものとすることができる効果や排気の導入初期に点火時期が過進角されるのを抑制してノッキングの発生を抑止することができる効果などを奏することができる。
本発明の内燃機関装置の制御方法は、
内燃機関と、アクチュエータにより開閉する排気供給弁を有し該排気供給弁を介して前記内燃機関の吸気系に排気を供給する排気供給手段と、前記内燃機関の運転状態に基づいて目標開度を設定すると共に該設定した目標開度で前記排気供給弁が開くよう前記アクチュエータを制御する排気供給制御手段と、を備える内燃機関装置の制御方法であって、
(a)前記吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を推定し、
(b)前記吸気系への排気の導入が要求されてから前記推定された実排気供給率が所定比率以上で且つ前記排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定し、
(c)該ステップ(b)により前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて前記内燃機関を運転制御する
ことを要旨とする。
この本発明の内燃機関装置の制御方法によれば、吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を推定し、吸気系への排気の導入が要求されてから推定された実排気供給率が所定比率以上で且つ排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に吸気系への排気の導入が開始されたと判定し、吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて内燃機関を運転制御する。これにより、実際に吸気系への排気の導入が開始されたかをより正確に判定することができるから、排気導入時用の内燃機関の制御を開始するタイミングをより適切なものとすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力可能な内燃機関として構成されており、図2に示すように、エアクリーナ122により清浄された空気をスロットルバルブ124を介して吸入すると共に燃料噴射弁126からガソリンを噴射して吸入された空気とガソリンとを混合し、この混合気を吸気バルブ128を介して燃料室に吸入し、点火プラグ130による電気火花によって爆発燃焼させて、そのエネルギにより押し下げられるピストン132の往復運動をクランクシャフト26の回転運動に変換する。エンジン22からの排気は、一酸化炭素(CO)や炭化水素(HC),窒素酸化物(NOx)の有害成分を浄化する浄化装置(三元触媒)134を介して外気へ排出される。この浄化装置134の後段には、排気を吸気側に供給するEGR管152が取り付けられており、エンジン22は、不燃焼ガスとしての排気を吸気側に供給して空気と排気とガソリンの混合気を燃焼室に吸引することができるようになっている。このエンジン22の吸気側に供給する排気の量はステッピングモータ153により駆動されるEGRバルブ154により調整される。以下、エンジン22の排気を吸気側に供給することをEGRという。
図3は、エンジンECU24により実行されるEGR制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。EGR制御ルーチンでは、エンジンECU24のCPU24aは、エンジン22の回転数Neや負荷率klなどの制御に必要なデータを入力し(ステップS100)、入力したエンジン22の回転数Neと負荷率klとに基づいてステッピングモータ153の目標ステップ数Ns*を設定すると共に(ステップS110)、設定した目標ステップ数Ns*でステッピングモータ153を駆動制御して(ステップS120)、本ルーチンを終了する。目標ステップ数Ns*の設定は、実施例では、エンジン22の回転数Neと負荷率klと目標ステップ数Ns*との関係を予め求めてマップとしてROM24bに記憶しておき、回転数Neと負荷率klとが与えられるとマップから対応する目標ステップ数Ns*を導出することにより行なうものとした。このマップの一例を図4に示す。目標ステップ数Ns*は、図示するように、負荷率klと回転数Neとが図中の排気導入領域内にないときには値0(EGRオフ)となり、排気導入領域内にあるときには負荷率klと回転数Neとが高負荷高回転数に向かうほど高くなるよう設定されるものとした。EGRバルブ154は、ステッピングモータ153により駆動されるステップ数が大きいほど大きな開度をもって開くが、ステッピングモータ153は単位時間で作動するステップ数が限られており、目標ステップ数Ns*が設定されても、実際には目標ステップ数Ns*に向けて所定ステップ数ずつステッピングモータ153が駆動されることになる。したがって、ステッピングモータ153の実際のステップ数が目標ステップ数Ns*に到達するまでにはある程度の時間を要する。
エンジン22は、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により制御されている。エンジンECU24は、CPU24aを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU24aの他に処理プログラムを記憶するROM24bと、データを一時的に記憶するRAM24cと、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。エンジンECU24には、エンジン22の状態を検出する種々のセンサからの信号、例えば、クランクシャフト26の回転位置を検出するクランクポジションセンサ140からのクランクポジションやエンジン22の冷却水の温度を検出する水温センサ142からの冷却水温,燃焼室へ吸排気を行なう吸気バルブ128や排気バルブを開閉するカムシャフトの回転位置を検出するカムポジションセンサ144からのカムポジション,スロットルバルブ124のポジションを検出するスロットルバルブポジションセンサ146からのスロットルポジション,吸気管に取り付けられたエアフローメータ148からのエアフローメータ信号,同じく吸気管に取り付けられた温度センサ149からの吸気温,空燃比センサ135aからの空燃比,酸素センサ135bからの酸素信号などが入力ポートを介して入力されている。また、エンジンECU24からは、エンジン22を駆動するための種々の制御信号、例えば、燃料噴射弁126への駆動信号や、スロットルバルブ124のポジションを調節するスロットルモータ136への駆動信号、イグナイタと一体化されたイグニッションコイル138への制御信号、吸気バルブ128の開閉タイミングの変更可能な可変バルブタイミング機構150への制御信号,EGRバルブ154の開度を調節するステッピングモータ153への駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。エンジンECU24は、ステッピングモータ153への駆動信号として出力したパルス数(ステップ数)を記憶しており、これにより、ステッピングモータ153の実ステップ数Nsを把握するものとした。EGRバルブ153は実ステップ数Nsに応じて開閉するから、実ステップ数Nsを把握することによりEGRバルブ154の開度を知ることができる。なお、エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータを出力する。なお、エンジンECU24は、クランクポジションセンサ140からのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neを演算したり、最大吸入空気量に対するエアフローメータ信号に基づく吸入空気量の割合としての負荷率klを演算している。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からの信号に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2も演算している。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。また、バッテリECU52は、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)を演算したり、演算した残容量(SOC)と電池温度Tbとに基づいてバッテリ50を充放電してもよい最大許容電力である入出力制限Win,Woutを演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し、この要求トルクに対応する要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。
次に、こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、EGRの導入を開始する際の動作について説明する。図5は、実施例のエンジンECU24により実行されるEGR導入開始判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、図3のEGR制御ルーチンで目標ステップ数Ns*が値0から値0でない値に設定されてEGRの導入が要求されたときに実行される。
EGR導入開始判定ルーチンが実行されると、エンジンECU24のCPU24aは、まず、エンジン22の回転数Neや負荷率kl,実ステップ数Nsなどの必要なデータを入力し(ステップS200)、入力したエンジン22の回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsとに基づいて実排気供給率EGRを推定する(ステップS210)。ここで、実排気供給率EGRは、実施例では、エンジン22の回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsと実排気供給率EGRとの関係を予め実験などにより求めてマップとしてROM24bに記憶しておき、回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsとが与えられるとマップから対応する実排気供給率EGRを導出するものとした。
続いて、推定した実排気供給率EGRが所定比率Eref以上か否か(ステップS220)、実ステップ数Nsが所定ステップ数Nref以上か否か(ステップS230)をそれぞれ判定する。ここで、所定比率Erefと所定ステップ数Nrefは、EGRの導入が開始されたか否かを判定するための閾値であり、EGRバルブ154の遊びを考慮して実験的に求めたものを用いるものとした。このように、実排気供給率EGRと実ステップ数Nsとを用いることにより、EGRの導入が開始されるタイミングを正確に判定することができる。実排気供給率EGRが所定比率Eref未満であったり実ステップ数Nsが所定ステップ数Nref未満のときにはEGRの導入が開始されていないと判断して、ステップS200に戻る。一方、実排気供給率EGRが所定比率Eref以上で且つ実ステップ数Nsが所定ステップ数Nref以上のときには、EGRの導入が開始されたと判断して、EGR導入開始判定フラグFegrを値1に設定して(ステップS240)、本ルーチンを終了する。
次に、EGRの導入が開始されたときのエンジン22の制御について説明する。図6は、実施例のエンジンECU24により実行されるEGR導入時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このEGR導入時制御ルーチンでは、エンジンECU24は、まず、EGR導入開始判定フラグFegrが値1となるまで待つ(ステップS300)。この間、エンジン22は通常時制御により運転制御される。通常時制御としては、基本的には、エンジン22から出力すべき目標トルクTe*に対応するスロットル開度となるようスロットルモータ136を制御(吸入空気量調節制御)すると共にエアフローメータ148からの吸入空気量に対して理論空燃比となる燃料が噴射されるよう燃料噴射弁126を制御(燃料噴射制御)し、燃料消費率が良好となる点火時期で点火されるようイグニッションコイル138を制御(点火制御)することにより行なわれる。ステップS300でEGR導入開始判定フラグFegrが値1となったときには、通常時制御からEGR導入時制御に切り替えられて吸入空気量調節制御や燃焼噴射制御,点火制御がそれぞれ行なわれる。EGR導入時制御における点火制御としては、エンジン22の回転数Neや負荷率kl,目標ステップ数Ns*,実ステップ数Nsなどのデータを入力し(ステップS310)、入力したエンジン22の回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsとに基づいて点火プラグ130の点火時期に対する進角量としての点火進角量Δθignを設定する(ステップS320)。点火進角量Δθignは、実施例では、回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsと点火進角量Δθignとの関係を予め求めてマップとしてROM24bに記憶しておき、回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsとが与えられるとマップから対応する点火進角量Δθignを導出するものとした。そして、入力した実ステップ数Nsを目標ステップ数Ns*で除することによりステップ比率Dsを計算し(ステップS330)、入力したエンジン22の回転数Neに基づいて時定数τを設定し(ステップS340)、設定した時定数τをもってステップ比率Dsに一次遅れ処理を施したものを補正係数kとして計算し(ステップS350)、ステップS320で設定した点火進角量Δθignに計算した補正係数kを乗じたものを新たな点火進角量Δθignに設定し(ステップS360)、設定した点火進角量Δθignだけ点火時期を進角して(ステップS370)、本ルーチンを終了する。このように、ステップS320で設定されるEGR用の点火進角量Δθignに対して補正係数kを用いて補正することにより、EGR導入初期において点火時期の過進角を防止してエンジン22にノッキングが発生するのを抑制しているのである。
図7は、EGR導入開始時における目標ステップ数Ns*と実ステップ数Nsと点火時期の時間変化の様子を示す説明図である。EGRの導入が開始される際には、目標ステップ数Ns*の上昇に対して実ステップ数Nsの上昇に遅れが生じると共にEGRバルブ154が開いてから実際に吸気側に排気が供給されるまでにも遅れが生じる。実施例では、EGR導入開始判定フラグFegrが値1となったときに、目標ステップ数Ns*に対する実ステップ数Nsの比率に一次遅れ処理を施して得られる補正係数kをもって補正した点火進角量Δθignをもって点火時期を徐々に進角させるから(図中実線)、補正係数kで補正せずに点火時期を進角するものに比して(図中破線)、進角が適正に行なわれ、過進角によるノッキングは発生しない。
以上説明した実施例のハイブリッド自動車20によれば、エンジン22の回転数Neと負荷率klとステッピングモータ153の実ステップ数Nsとに基づいてエンジン22の吸気側に実際に供給されている排気の比率としての実排気供給率EGRを設定し、実排気供給率EGRが所定比率Eref以上で且つ実ステップ数Nsが所定ステップ数Nref以上のときにEGRの導入が開始されたと判定するから、より適切なタイミングで通常時制御からEGR導入時制御に切り替えることができる。この結果、EGR導入初期におけるエンジン22の運転を安定させることができる。しかも、EGR導入初期におけるEGR導入時用の点火進角量Δθignを、目標ステップ数Ns*に対する実ステップ数の比率(ステップ比率Ds)に対して一次遅れ処理を施して得られる補正係数kをもって補正するから、より適切なタイミングで点火時期を進角させることができ、EGR導入初期における点火時期の過進角を抑制してエンジン22のノッキングの発生を防止することができる。
実施例のハイブリッド自動車20では、目標ステップ数Ns*に対する実ステップ数Nsの比率(ステップ比率Ds)を一次遅れ処理を施して補正係数kを設定すると共に設定した補正係数kを用いてEGR導入時用の点火進角量Δθignを補正するものとしたが、こうした補正を行なわないものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、減速ギヤ35を介して駆動軸としてのリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしたが、リングギヤ軸32aにモータMG2を直接取り付けるものとしてもよいし、減速ギヤ35に代えて2段変速や3段変速,4段変速などの変速機を介してリングギヤ軸32aにモータMG2を取り付けるものとしても構わない。
実施例のハイブリッド自動車20では、モータMG2の動力を減速ギヤ35により変速してリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図8の変形例のハイブリッド自動車120に例示するように、モータMG2の動力をリングギヤ軸32aが接続された車軸(駆動輪63a,63bが接続された車軸)とは異なる車軸(図8における車輪64a,64bに接続された車軸)に接続するものとしてもよい。
実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の動力を動力分配統合機構30を介して駆動輪63a,63bに接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力するものとしたが、図9の変形例のハイブリッド自動車220に例示するように、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたインナーロータ232と駆動輪63a,63bに動力を出力する駆動軸に接続されたアウターロータ234とを有し、エンジン22の動力の一部を駆動軸に伝達すると共に残余の動力を電力に変換する対ロータ電動機230を備えるものとしてもよい。
また、こうしたハイブリッド自動車に適用するものに限定されるものではなく、内燃機関を備えるものであれば、エンジンと、オートマチックトランスミッション(AT)とを備える通常の自動車に適用するものとしてもよいし、自動車以外の内燃機関装置の形態としても構わない。また、内燃機関装置の制御方法の形態としてもよい。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「内燃機関」に相当し、EGR管152とEGRバルブ154とステッピングモータ153とが「排気供給手段」に相当し、エンジン22の回転数Neと負荷率klとに基づいてステッピングモータ153の目標ステップ数Ns*を設定すると共に設定した目標ステップ数Ns*でステッピングモータ153を駆動制御する図3のEGR制御ルーチンを実行するエンジンECU24が「排気供給制御手段」に相当し、エンジン22の回転数Neと負荷率klとステッピングモータ153の実ステップ数Nsとに基づいて実排気供給率EGRを推定する図5のEGR導入開始判定ルーチンのステップS200,S210を実行するエンジンECU24が「実排気供給率推定手段」に相当し、EGRの導入が要求されてから実排気供給率EGRが所定比率Eref以上で且つステッピングモータ153の実ステップ数Nsが所定ステップ数Nref以上となったときにEGRの導入が開始されたと判定する図5のEGR導入開始判定ルーチンのステップS220〜S240の処理を実行するエンジンECU24が「排気導入判定手段」に相当し、EGRの導入が開始されたと判定されたとき、エンジン22の回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsとに基づいてEGR導入時用の点火進角量Δθignを設定し、目標ステップ数Ns*に対する実ステップ数Nsの比率としてのステップ比率Dsを設定し、設定したステップ比率Dsに一次遅れ処理を施して補正係数kを設定すると共に設定した補正係数kで点火進角量Δθignを補正して点火時期を進角するようエンジン22を制御する図6のEGR導入時制御ルーチンを実行するエンジンECU24が「排気導入時制御手段」に相当する。また、モータMG1が「発電機」に相当し、動力分配統合機構30が「3軸式動力入出力手段」に相当し、モータMG2が「電動機」に相当する。ここで、「内燃機関」としては、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関に限定されるものではなく、水素エンジンなど如何なるタイプの内燃機関であっても構わない。「排気供給手段」としては、EGR管152とEGRバルブ154とステッピングモータ153とにより構成するものとしたが、アクチュエータにより開閉する排気供給弁を有し該排気供給弁を介して内燃機関の吸気系に排気を供給するものであれば如何なるものであっても構わない。「排気供給制御手段」としては、エンジン22の回転数Neと負荷率klとに基づいてステッピングモータ153の目標ステップ数Ns*を設定すると共に設定した目標ステップ数Ns*でステッピングモータ153を駆動制御するものに限定されるものではなく、内燃機関の運転状態に基づいて目標開度を設定すると共に設定した目標開度で排気供給弁が開くようアクチュエータを制御するものであれば如何なるものであっても構わない。「排気供給率推定手段」としては、エンジン22の回転数Neと負荷率klとステッピングモータ153の実ステップ数Nsとに基づいて実排気供給率EGRを推定するものに限定されるものではなく、吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を推定するものであれば如何なるものとしても構わない。「排気導入判定手段」としては、実排気供給率EGRが所定比率Eref以上で且つステッピングモータ153の実ステップ数Nsが所定ステップ数Nref以上のときにEGRの導入が開始されたと判定するものに限定されるものではなく、実排気供給率が所定比率以上で且つ排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に吸気系への排気の導入が開始されたと判定するものであれば如何なるものとしても構わない。「排気導入時制御手段」としては、EGRの導入が開始されたと判定されたとき、エンジン22の回転数Neと負荷率klと実ステップ数Nsとに基づいてEGR導入時用の点火進角量Δθignを設定し、目標ステップ数Ns*に対する実ステップ数Nsの比率としてのステップ比率Dsを設定し、設定したステップ比率Dsに一次遅れ処理を施して補正係数kを設定すると共に設定した補正係数kで点火進角量Δθignを補正して点火時期を進角するようエンジン22を制御するものに限定されるものではなく、排気導入判定手段により吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて内燃機関を運転制御するものであれば如何なるものとしても構わない。「発電機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG1に限定されるものではなく、誘導電動機など、動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの発電機としても構わない。「3軸式動力入出力手段」としては、上述の動力分配統合機構30に限定されるものではなく、ダブルピニオン式の遊星歯車機構を用いるものや複数の遊星歯車機構を組み合わせて4以上の軸に接続されるものやデファレンシャルギヤのように遊星歯車とは異なる作動作用を有するものなど、駆動軸と出力軸と発電機の回転軸との3軸に接続され3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の軸に動力を入出力するものであれば如何なるものとしても構わない。「電動機」としては、同期発電電動機として構成されたモータMG2に限定されるものではなく、誘導電動機など、駆動軸に動力を入出力可能なものであれば如何なるタイプの電動機であっても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業などに利用可能である。
本発明の一実施例であるハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 エンジン22の構成の概略を示す構成図である。 実施例のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行されるEGR制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 目標ステップ数設定用マップの一例を示す説明図である。 実施例のエンジンECU24により実行されるEGR導入開始判定ルーチンの一例を示すフローチャートである。 実施例のエンジンECU24により実行されるEGR導入開始時制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 EGR導入開始時における目標ステップ数Ns*と実ステップ数Nsと点火時期の時間変化の様子を示す説明図である。 変形例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 変形例のハイブリッド自動車220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、24a CPU、24b ROM、24c RAM、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31 サンギヤ、32 リングギヤ、32a リングギヤ軸、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、60 ギヤ機構、62 デファレンシャルギヤ、63a,63b 駆動輪、64a,64b 車輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89 パワーモードスイッチ、122 エアクリーナ、124 スロットルバルブ、126 燃料噴射弁、128 吸気バルブ、130 点火プラグ、132 ピストン、134 浄化装置、135a 空燃比センサ、135b 酸素センサ、136,スロットルモータ、138 イグニッションコイル、140 クランクポジションセンサ、142 水温センサ、143 圧力センサ、144 カムポジションセンサ、146 スロットルバルブポジションセンサ、148 エアフローメータ、149 温度センサ、150 可変バルブタイミング機構、230 対ロータ電動機、232 インナーロータ 234 アウターロータ、MG1,MG2 モータ。

Claims (5)

  1. 内燃機関を備える内燃機関装置であって、
    アクチュエータにより開閉する排気供給弁を有し、該排気供給弁を介して前記内燃機関の吸気系に排気を供給する排気供給手段と、
    前記内燃機関の運転状態に基づいて目標開度を設定すると共に該設定した目標開度で前記排気供給弁が開くよう前記アクチュエータを制御する排気供給制御手段と、
    前記吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を前記内燃機関の回転数と負荷率と前記排気供給弁の実開度とに基づいて推定する実排気供給率推定手段と、
    前記吸気系への排気の導入が要求されてから前記推定された実排気供給率が所定比率以上で且つ前記排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定する排気導入判定手段と、
    該排気導入判定手段により前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて前記内燃機関を運転制御する排気導入時制御手段と、
    を備える内燃機関装置。
  2. 前記排気導入時制御手段は、前記排気供給弁の目標開度に対する実開度の比率に一次遅れ処理を施して得られる補正係数をもって前記排気導入時用の点火進角量を補正した補正後点火進角量により点火時期が進角されるよう前記内燃機関を運転制御する手段である請求項1記載の内燃機関装置。
  3. 発電機と、内燃機関の出力軸と前記発電機の回転軸と前記駆動軸の3軸に接続され該3軸のうちいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力を入出力する3軸式動力入出力手段と、前記駆動軸に動力を入出力可能な電動機と、を備える動力出力装置に組み込まれる請求項1または2記載の内燃機関装置。
  4. 請求項1ないしいずれか1項に記載の内燃機関装置を搭載する車両。
  5. 内燃機関と、アクチュエータにより開閉する排気供給弁を有し該排気供給弁を介して前記内燃機関の吸気系に排気を供給する排気供給手段と、前記内燃機関の運転状態に基づいて目標開度を設定すると共に該設定した目標開度で前記排気供給弁が開くよう前記アクチュエータを制御する排気供給制御手段と、を備える内燃機関装置の制御方法であって、
    (a)前記吸気系に実際に供給されている排気の吸気量に対する比率としての実排気供給率を前記内燃機関の回転数と負荷率と前記排気供給弁の実開度とに基づいて推定し、
    (b)前記吸気系への排気の導入が要求されてから前記推定された実排気供給率が所定比率以上で且つ前記排気供給弁の実開度が所定開度以上となったときに実際に前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定し、
    (c)該ステップ(b)により前記吸気系への排気の導入が開始されたと判定されたときに、通常時とは異なる排気導入時用の制御目標値に切り替えて前記内燃機関を運転制御する
    内燃機関装置の制御方法。
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