JP4974480B2 - 刈り込み機 - Google Patents
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Description
刈り込み機には、ブレードカバーが用意されている。刈り込み機を運転しないときには、一対のブレードにブレードカバーを取付けることによって、ブレードの刃先部が無用に露出することを防止することができる。刈り込み機を保管する際や、刈り込み機を運搬する際には、一対のブレードにブレードカバーを取付けておくことが求められる。
特許文献1には、ブレードカバー(文献内ではカッターカバーと称している)に関する技術が記載されている。
しかしながら、刈り込み機を利用する刈り込み作業は、屋外で行われることが多いことから、その作業範囲が比較的に広いという特徴がある。刈り込み機を利用する作業についても、一箇所に留まって行われることは少なく、移動しながら行われることが多い。
刈り込み機を運転しながら移動すると、ブレードカバーを取外して刈り込み機の運転を始めた位置と、刈り込み機の運転を終えてブレードカバーを取付けるべき位置とが離れることとなる。この場合、刈り込み機の運転を終えた作業者は、刈り込み機を運転し始めた位置までブレードカバーを取りに戻る必要があり不便である。また作業者は、刈り込み機を携帯して戻るか、あるいは刈り込み機を放置して戻ることとなるが、いずれにしてもブレードは露出された状態となっており、ブレードに注意を払う必要がある。
そのことから、例えばブレードカバーを携行しながら刈り込み作業を行うことが考えられる。しかしながら、ブレードカバーを携行しながら刈り込み機を操作することは面倒であり、ブレードカバーを遺失してしまう恐れもある。
本発明は、上記の問題を解決する。本発明は、ブレードカバーの着脱をこまめに行うことが可能な刈り込み機を提供し、刈り込み機を利用する作業の便宜に寄与することを目的とする。
移動部材は、前記刈り込み機本体に対して回動可能であり、反転することによって第1位置と第2位置の間を移動することも好ましい。
この刈り込み機によると、移動部材を移動することによって、刈り込み機の運転を始める直前においてブレードカバーを取外し、刈り込み機の運転を終えた直後においてブレードカバーを取付けることができる。ブレードを露出させた状態で刈り込み機を運搬・放置する動作を作業者に強いることがない。ブレードカバーを携行することなく、ブレードカバーの着脱をこまめに行うことが可能となる。
それにより、一対のブレードに取付けられているブレードカバー部が、一対のブレードから偶発的に外れてしまうことが防止される。
それにより、刈り込み機を運転して刈り込み作業している時に、移動部材が無用に移動することを防止することができる。
ガイド部を移動部材に設けておくと、刈り込み機本体に対する移動部材の位置を調整することによって、刈り込み機本体に設けられている一対のブレードに対するガイド部の位置を調整することが可能となる。
この刈り込み機では、刈り込み機を運転する際に、刈り込み機本体に対する移動部材の位置を、第2位置と第3位置のいずれかに保持することができる。それにより、一対のブレードに対するガイド部の位置を選択的に調整して保持することができる。
(形態1) 芝生バリカンは、移動部材が第1位置にあるときに、移動部材に設けられているブレードカバー部を、一対のブレードに向けて付勢している付勢部材を備えている。
(形態2) 芝生バリカンは、移動部材が第1位置にあるときに、係合することによって芝生バリカンと移動部材の相対位置を保持する第1係合対を備えている。第1係合対の一方は芝生バリカン本体側に設けられている。第1係合対の他方は移動部材側に設けられている。
(形態3) 芝生バリカンは、移動部材が第2位置にあるときに、係合することによって芝生バリカンと移動部材の相対位置を保持する第2係合対を備えている。第2係合対の一方は芝生バリカン本体側に設けられている。第1係合対の他方は移動部材側に設けられている。
(形態4) 芝生バリカンは、移動部材が第2位置にあるときに、第2係合対の少なくとも一方を、第2係合対が係合し続ける方向に付勢している付勢部材を備えている。
図1は、実施例の芝生バリカン10の外観図である。図1に示すように、芝生バリカン10は、芝生バリカン本体16(以下、単に本体ということがある)と、本体16に設けられている上側ブレード32および下側ブレード34と、本体16に対して移動可能に設けられている移動部材40を備えている。
本体16には、作業者が芝生バリカン10を把持するための把持部12や、芝生バリカン10の運転スイッチであるトリガスイッチ14等が設けられている。芝生バリカン10は、手持ち式の刈り込み機である。
本体16には、後述する移動部材40の各所と係合するための係合突部材46や係合爪部36等が設けられている。係合突部材46は、本体16に対して進退可能に設けられているとともに、本体16から突出する方向に付勢されている。係合爪部36は、本体16に対して固定されている。
図2、図3に示すように、一対のブレード32、34は、本体16に対して軸部材66の回りに揺動可能に支持されている。下側ブレード34の基端部(刃先部34a群の反対側)には、本体16側に設けられている第1回転カム74bが嵌合している嵌合孔34bが形成されている。嵌合孔34bは、スロット形状をしている。第1回転カム74bが回転運動したときに、下側ブレード34が往復揺動運動する構成となっている。上側ブレード32についても同様に、本体16側に設けられている第2回転カム74aが嵌合している嵌合孔32bが形成されており、第2回転カム74aが回転運動したときに、上側ブレード32が往復揺動運動する構成となっている。第1回転カム74bと第2回転カム74aは、略180度の位相差を持って回転する構成となっており、一対のブレード32、34が反対向きに往復揺動運動する構成となっている。
折り返し部30は、一対のブレード32、34を収容可能な空間30aを形成しており、一対のブレード32、34のブレードカバーを構成している。以下、折り返し部30を、ブレードカバー部30ということがある。
ブレードカバー部30上に形成されている3つの第1突出部20と、板状部42のU字形状内縁に沿って形成されている2つの第2突出部64は、板状部42に対して第1面42a側に突出している。詳しくは後述するが、これらの突出部20、64は、芝生の刈り込み長さを調節するためのガイドとして機能する。以下、第1突出部20を第1ガイド部20ということがある。また、第2突出部64を第2ガイド部64ということがある。
板状部材42のU字形状外縁に沿って形成されている2つの突出部44は、板状部42に対して第2面42b側に突出している。
移動部材40では、第2ガイド部64に、長孔54や、切欠部50や、ノッチ群60が形成されている。ノッチ群60は、第1ノッチ60aと第2ノッチ60bと第3ノッチ60cから構成されている。
移動部材40が第1位置にあるときには、本体16に設けられている係合突部材46が、移動部材40に設けられている切欠部50と係合している。係合突部材46と切欠部50は、移動部材40が第1位置にあるときに、係合することによって本体16と移動部材40の相対位置を保持する第1係合対を構成している。また、移動部材40が第1位置にあるときには、ばね部材56が移動部材40を図1中のB方向に付勢している。即ち、ばね部材56は、ブレードカバー部30を一対のブレード32、34に向けて付勢している。第1係合対46、50による係合や、ばね部材56による付勢力によって、移動部材40は第1位置に保持されており、ブレードカバー部30が一対のブレード32、34から離脱することが抑止されている。それにより、芝生バリカン10を運搬している時や、芝生バリカン10を保管している間に、ブレードカバー部30が一対のブレード32、34から偶発的に外れてしまうことが防止される。
図6は、ブレードカバー部30が一対のブレード32、34から取外された状態を示しており、芝生バリカン10によって刈り込み作業を実施するときの状態を示している。本体16に対する移動部材40の位置に関して、図6に示す移動部材40の位置を第2位置という。移動部材40が本体16に対して第2位置にあるときには、ブレードカバー部30が一対のブレード32、34から取外された状態となる。前出の第1位置にある移動部材40に対して、第2位置にある移動部材40は、ピン部材52の回りに略180度回転している。
移動部材40が第2位置にあるときには、本体16に設けられている係合爪部36が、移動部材40に設けられている第1ノッチ60aと係合している。係合爪部36と第1ノッチ60aは、移動部材40が第2位置にあるときに、係合することによって本体16と移動部材40の相対位置を保持する第2係合対を構成している。また、移動部材40が第2位置にあるときには、ばね部材56が移動部材40を図1中のA方向に付勢している。即ち、ばね部材56が第1ノッチ60aを係合爪部36に向けて付勢することによって、第2係合対60a、36が係合し続けるようになっている。第2係合対36、60aによる係合や、ばね部材56による付勢力によって、移動部材40は第2位置に保持されており、芝生バリカン10の運転中に移動部材40が無用に移動することが防止されている。
作業者は、芝生バリカン10を芝生面(作業面)Hに沿って移動させることによって、芝生の刈り込み作業を行うことができる。
移動部材40を第3位置に調節した場合でも、板状部42の第2面42bが、一対のシャーブレード32、34の後方において、芝生面Hと略平行に広がることとなる。それにより、移動部材40を第3位置に調節した場合でも、一対のシャーブレード32、34によって刈り取られた芝は、板状部42の第2面42b上に収集される。
突出部44の外側に形成されている平面は、本体16の長手方向に対して略平行に形成されている。即ち、刈り込み作業時に本体16を移動させる方向に対して略平行に形成されている。また、2つの突出部44の幅は、下側ブレード34の幅よりもわずかに広くなっており、上下のブレード32、34が左右に揺動したときに、上下のブレード32、34が2つの突出部44よりも外側にはみ出さないようになっている。それにより、壁際に生えている芝生等を刈り取る際には、突出部44の外側平面を芝生バリカン10の側方のガイドとして用いることができる。即ち、突出部44の外側平面を壁面に押し当てながら本体16を前方に動かすことによって、揺動している上下のブレード32、34を壁面に接触させることなく、本体16を正しい向きに維持しながら、壁面に沿って移動させることができる。
また、移動部材40を第1位置へと移動することによって、移動部材40に設けられているガイド部20、64群を、移動部材40の上方側へと移動することができる。この状態は、ガイド部20、64群を芝生面H等に当接させることができない状態であることから、ガイド部20、64群を収容した状態といえる。移動部材40が第1位置にあり、ガイド部20、64群が収容されている状態では、例えば芝生バリカン10を地面等に置いたときでも、ガイド部20、64群が地面等に接触することがない。それにより、ガイド部20、64群が破損してしまうことを防止することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12・・把持部
14・・トリガスイッチ
16・・芝生バリカン本体
20・・第1ガイド部
30・・ブレードカバー部
32・・上側ブレード
34・・下側ブレード
36・・係合爪部
40・・移動部材
42・・板状部
42a・・板状部の第1面
42b・・板状部の第2面
46・・係合突部材
50・・切欠部
56・・ばね部材
60・・ノッチ群
64・・第2ガイド部
Claims (4)
- 刈り込み機本体と、
刈り込み機本体に設けられている一対のブレードと、
刈り込み機本体に対して第1位置と第2位置の間を移動可能に設けられている移動部材を備え、
前記刈り込み機本体には、作業者が把持するための把持部が形成されており、
前記移動部材には、ブレードカバー部と、作業面に当接させることによって作業面に対する一対のブレードの位置を調節するためのガイド部が形成されており、
前記移動部材は、前記刈り込み機本体に対して回動可能であり、反転することによって前記第1位置と前記第2位置の間を移動するものであり、
前記移動部材が第1位置にあるときには、前記ブレードカバー部が前記一対のブレードに取付けられた状態となり、
前記移動部材が第2位置にあるときには、前記ブレードカバー部が前記一対のブレードから取外された状態となるとともに前記ガイド部が作業面に当接可能な状態となり、
前記作業面に当接するガイド部の一部が、前記刈り込み機本体を側面視したときに、前記作業面と前記把持部との間に位置することを特徴とする刈り込み機。 - 前記移動部材が第1位置にあるときに、前記移動部材の位置を保持する第1位置保持機構が付加されていることを特徴とする請求項1の刈り込み機。
- 前記移動部材が第2位置にあるときに、前記移動部材の位置を保持する第2位置保持機構が付加されていることを特徴とする請求項1又は2の刈り込み機。
- 前記移動部材は、刈り込み機本体に対して第1位置と第2位置と第3位置の間を移動可能に設けられており、
前記移動部材が第3位置にあるときには、前記ブレードカバー部が前記一対のブレードから取り外された状態となっているとともに前記ガイド部が作業面に当接可能な状態となり、
前記移動部材が第3位置にあるときに、前記移動部材の位置を保持する第3位置保持機構が付加されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項の刈り込み機。
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