JP4979252B2 - ポリオレフィン製微多孔膜 - Google Patents
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Description
孔閉塞性とは、電池内部が過充電状態などで過熱した時に、溶融して孔閉塞し、電池反応を遮断することにより、電池の安全性を確保する性能のことであり、孔閉塞の生じる温度は低いほど、安全性への効果は高いとされている。
加えて、近年のリチウムイオン二次電池においては、電池の高出力・高容量化のために、新規材料である合金系負極材などの開発が進められている。これら新規材料の一部は、充電時の膨張率が大きく、セパレータへの面方向の圧力が高くなる傾向にある。そのためセパレータが潰れることで透気度が上がり、電池のサイクル試験や充放電特性に悪影響を与えることがあるため、セパレータへの耐圧縮性が求められている。
更に、より過酷になる近年の電池オーブン試験などにおいて、セパレータの熱収縮による電極の短絡を防ぐためにも、セパレータの低熱収縮化が求められている。
さらに、セパレータ中に存在する粒子が非ポリオレフィン系に限定されており、圧縮に対する復元率が不十分となる。
更に特許文献3では、表面粗度の高いポリエチレン樹脂製多孔性フィルムが提案されている。これにより、電解液の保液量が増大したり、フィルムの滑り性が向上するという効果が期待される。しかしながら、溶融後の緩和が早く、ピン止め効果を発揮する、Mvが30万以下のポリオレフィン成分が不十分であった。また、表面粗度を3μm以上とすることを必須としているため、近年の電池に求められるような薄膜化においては、粒子が膜厚に占める割合が大きくなりすぎ、強度の低下を引き起こす恐れがあった。
(1)粘度平均分子量(Mv)が30万未満であるポリオレフィンと、Mvが50万以上であるポリオレフィン及び、膜厚より大きい電気化学的不活性粒子を必須成分とし、前記粒子が膜表面から突出した部分の高さA(μm)と、膜厚B(μm)との間に、0<A/B×100<25が成り立つことを特徴とする、ポリオレフィン製微多孔膜。
(2)電気化学的不活性粒子が、ポリオレフィン粒子であることを特徴とする、(1)記載のポリオレフィン製微多孔膜。
(3)電気化学的不活性粒子が、ポリエチレン粒子であることを特徴とする、(2)記載のポリオレフィン製微多孔膜。
(4)電気化学的不活性粒子が、多段重合法によって得られたポリエチレン粒子であることを特徴とする、(3)記載のポリオレフィン製微多孔膜。
(5)電気化学的不活性粒子が、膜の表裏に貫通して突出していることを特徴とする、(1)〜(4)のいずれかに記載のポリオレフィン製微多孔膜。
(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載のポリオレフィン製微多孔膜を用いた非水電解液二次電池。
本発明のポリオレフィン製微多孔膜の気孔率は、透過性の観点から30%以上が好ましく、より好ましくは40%以上である。また、膜強度及び耐電圧の観点から70%以下が好ましく、より好ましくは60%以下である。
本発明のポリオレフィン製微多孔膜の透気度は低いほど好ましいが、厚み、気孔率とのバランスから1sec以上が好ましく、50sec以上がさらに好ましい。また、透過性の観点から1000sec以下が好ましく、500sec以下がさらに好ましい。
引張強度はMD、TD両方向において30MPa以上であることが好ましく、50MPa以上がさらに好ましい。引張強度が弱いと、電池捲回性が悪くなったり、外部からの電池衝撃試験や、電池内の異物などにより短絡を生じやすくなる。
熱収縮率は小さいほどよいが、例えば105℃ではMD、TD共に10%以下であることが好ましく、5%以下であることが更に好ましい。
次に、本発明の微多孔膜の好ましい製造方法について説明する。
本発明の微多孔膜の製造方法としては、ポリマー材料、可塑剤及び必要に応じて電気化学的不活性粒子或いはポリマー材料、可塑剤、無機剤及び必要に応じて電気化学的不活性粒子を溶融混練し押出す工程;及び延伸と可塑剤抽出、或いは延伸と可塑剤抽出と、必要に応じて無機剤抽出を実施した後に、熱固定する工程を含むことが好ましい。
(a)ポリオレフィン単体、ポリオレフィン混合物、ポリオレフィン溶媒混合物及びポリオレフィン混練物のいずれかのポリマー材料と、必要に応じて電気化学的不活性粒子とを溶解混練する。
(b)溶解物を押出し、シート状に成型して冷却固化させる。必要に応じて可塑剤および無機剤を抽出する。
(c)得られたシートを一軸以上の方向へ延伸を行う。
(d)延伸後、必要に応じて可塑剤および無機剤を抽出する。
(e)つづいて熱固定及び熱処理を行う。
電気化学的不活性粒子の例としては、無機フィラーやポリオレフィン粒子、非ポリオレフィン有機フィラーなどが挙げられる。これらの粒子は、溶融混練時に完全に溶融することなく、最終的に膜厚以上の平均粒径を有しているか、少なくとも膜の片面から突出するように調整する必要がある。
電気化学的不活性粒子は、ある程度の弾性率を有していることが、圧縮された際の復元能力に優れるという点から、ポリオレフィン粒子であることが好ましく、ポリエチレン粒子であることがより好ましく、膜強度の観点からも多段重合法によって得られたポリエチレン粒子であることが特に好ましい。前記多段重合法によって得られたポリエチレンからなるセパレータは、GPC測定による分子量のピークトップが、二山以上に分かれることが、耐圧縮性に優れるという点で特に好ましい。
このときのスクリュー回転数や混練温度条件は、押出機の容量、スクリュー形状、押出量などによってその挙動は大きく変わるため、限定的ではないが、例えば本願実施例および比較例で使用した、スクリュー直径38mm程度の二軸押出機であれば、押出量12kg/hに対し、スクリュー回転を200rpm以下にすることが好ましい。特に好ましくは150rpm以下である。200rpmを超えると、押出機の混練性が高まり、原料のポリオレフィンが粒子として残存しにくくなる。
上記粒子が膜表面に占める割合は、5%以上が好ましく、10%以上が特に好ましい。この占有面積は、粒子とそれ以外の場所の透過率の違いを利用して光学顕微鏡を用いることで、測定することが可能である。
供給する組成としては、Mvが30万未満のポリオレフィンをブレンドすることが必須であり、20万未満であることが好ましい。
30万未満のポリオレフィンが含まれていると、ポリオレフィンの融点以上の環境において、セパレータの応力緩和が早期に起きるため、膜厚以上の突出した粒子により、熱収縮時のピン止め効果を飛躍的に向上させることができる。このとき、多段重合法によって得られたポリエチレンを用いる場合は、低分子量成分のMvが30万未満であれば、特にMvが30万未満のポリオレフィンをブレンドすることは必須ではないが、必要に応じてブレンドしてもよい。
このとき、Mvが50万以上のポリオレフィン成分として、多段重合法によって得られたポリエチレンの高分子量側の成分を用いると、Mvが30万以下の成分との絡み合いが効果的に起こり、高強度化するため、更に好ましい。
Mvが30万未満及び、50万以上のポリオレフィンは、好ましくはそれぞれ全体の20%以上含まれていることであり、より好ましくは30%以上である。
さらに本発明においては、アルミナ、チタニアなどに代表されるような無機剤を添加することもできる。この無機剤は全工程内のいずれかで、全量あるいは一部を抽出してもよいし、製品中に残存させてもよい。
可塑剤の割合は特に限定されないが、得られる膜の気孔率の観点から20重量%以上が好ましく、粘度の観点から90重量%以下が好ましい。より好ましくは50重量%から70重量%である。
溶融混練時の熱劣化とそれによる品質悪化を防止する観点より、酸化防止剤を配合することが好ましい。酸化防止剤の濃度は、全ポリオレフィン重量に対して、0.3wt%以上が好ましく0.5wt%以上がさらに好ましい。また、5.0wt%以下が好ましく、3.0wt%以下がさらに好ましい。
酸化防止剤としては、一次酸化防止剤であるフェノール系酸化防止剤が好ましく、2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール、ペンタエリスリチル-テトラキス-[3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オクタデシル-3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニル)プロピオネート等が挙げられる。なお、二次酸化防止剤も併用して使用可能であり、トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)フォスファイト、テトラキス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)-4,4-ビフェニレン-ジフォスフォナイト等のリン系酸化防止剤、ジラウリル-チオ-ジプロピオネート等のイオウ系酸化防止剤などが挙げられる。
本発明のポリオレフィン製微多孔膜は、原料ポリマーに酸化防止剤を所定の濃度で混合した後、窒素雰囲気に置換し、窒素雰囲気を維持した状態で溶融混練を行うことが好ましい。溶融混練時の温度は、160℃以上が好ましく、180℃以上がさらに好ましい。また300℃未満が好ましく、240℃未満がより好ましく、230℃未満がさらに好ましい。
次に、シート成形を行うことが好ましい。シート成形の方法として、溶融混練し押出された溶融物を、圧縮冷却により固化させる。冷却方法として、冷風や冷却水等の冷却媒体に直接接触させる方法、冷媒で冷却したロールやプレス機に接触させる方法等が挙げられるが、冷媒で冷却したロールやプレス機に接触させる方法が、厚み制御が優れる点で好ましい。
続いて、延伸と可塑剤抽出、或いは延伸と可塑剤抽出と無機剤抽出ついては、それらの順序、方法及び回数については特に制限はない。無機剤抽出は、必要に応じて行わなくても良い。
可塑剤抽出においては、抽出溶媒に浸漬、あるいはシャワーすることにより可塑剤を抽出する。その後、充分に乾燥させる。
また、電子線照射、プラズマ照射、界面活性剤塗布、化学的改質などの表面処理を施すことも出来る。
(1)粘度平均分子量Mv
ASTM−D4020に基づき、デカリン溶媒における135℃での極限粘度[η]を求める。ポリエチレンのMvは次式により算出した。
[η]=6.77×10−4Mv0.67
(2)膜厚(μm)
微多孔膜の断面SEM(×3000倍)により無作為に選ばれた20点から、膜厚B及び、セパレータ表面の片側から突出した粒子の平均高さAを測定した。
(3)気孔率(%)
10cm×10cm角の試料を微多孔膜から切り取り、その体積(cm3 )と質量(g)を求め、それらと膜密度(g/cm3)より、次式を用いて計算した。
気孔率=(体積−質量/膜密度)/体積×100
なお、膜密度は0.95と一定にして計算した。
JIS P−8117に準拠し、ガーレー式透気度計(東洋精器(株)製、G−B2(商標))により測定した。
(5)突刺強度(N/μm)
カトーテック製、KES−G5(商標)ハンディー圧縮試験器を用いて、針先端の曲率半径0.5mm、突刺速度2mm/secで、23±2℃雰囲気下にて突刺試験を行うことにより、最大突刺荷重(N)を求めた。
JIS K7127に準拠し、島津製作所製の引張試験機、オートグラフAG−A型(商標)を用いて、MD及びTDサンプル(形状;幅10mm×長さ100mm)について測定した。また、サンプルはチャック間を50mmとし、サンプルの両端部(各25mm)の片面にセロハンテープ(日東電工包装システム(株)製、商品名:N.29)を貼ったものを用いた。更に、試験中のサンプル滑りを防止するために、引張試験機のチャック内側に、厚み1mmのフッ素ゴムを貼り付けた。
引張伸度(%)は、破断に至るまでの伸び量(mm)をチャック間距離(50mm)で除して、100を乗じることにより求めた。
引張強度(MPa)は、破断時の強度を、試験前のサンプル断面積で除することで求めた。なお、測定は、温度23±2℃、チャック圧0.30MPa、引張速度200mm/分(チャック間距離を50mm確保できないサンプルにあっては、ひずみ速度400%/分)で行った。
MD方向に100mm、TD方向に100mmに切り取り、105℃のオーブン中に1時間静置する。このとき、温風が直接サンプルにあたらないよう、2枚の紙にはさむ。オーブンから取り出し冷却した後、長さ(mm)を測定し、以下の式にてMD及びTDの熱収縮率を算出する。
MD熱収縮率(%)=(100−加熱後のMDの長さ)/100×100
TD熱収縮率(%)=(100−加熱後のTDの長さ)/100×100
なお、MD/TD熱収縮率比においては、次式に従って算出した。(サンプル長が確保できないものに関しては、100mm×100mmに入る範囲で、可能な限り長いサンプル。)
サンプルを50mm×50mmに切り出し20枚重ねたのち、突出した粒子を含む、初期全体厚みの80%となるように55℃で5秒間、プレス機で圧縮し、プレス後の透気度を測定した。透気度変化率を、下記の式より算出した。プレス前後の透気度は、それぞれ20枚の平均値とした。
透気度変化率(%)=(プレス後の透気度―初期透気度)/初期透気度×100
正極の作製:活物質としてリチウムコバルト複合酸化物LiCoO2を92.2重量%、導電剤としてリン片状グラファイトとアセチレンブラックをそれぞれ2.3重量%、バインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)3.2重量%をN−メチルピロリドン(NMP)中に分散させてスラリーを調製した。このスラリーを正極集電体となる厚さ20μmのアルミニウム箔の片面にダイコーターで塗付し、130℃で3分間乾燥後、ロールプレス機で圧縮成形した。このとき、正極の活物質塗付量は250g/m2,活物質嵩密度は3.00g/cm3になるようにする。これを幅約40mmに切断して帯状にした。
電池組立:上記の微多孔膜セパレータ,帯状正極及び帯状負極を、帯状負極、セパレータ、帯状正極、セパレータの順に重ねて渦巻状に複数回捲回することで電極板積層体を作製した。この電極板積層体を平板状にプレス後、アルミニウム製容器に収納し、正極集電体から導出したアルミニウム製リードを容器壁に、負極集電体から導出したニッケル製リードを容器蓋端子部に接続した。
この電池をオーブン試験するため、充電後の電池を室温から150℃まで5℃/分で昇温し、150℃で30分間放置した。発火しなかったものを評価良好とした。
Mvが25万のホモポリマーのポリエチレンを70wt%と、Mv300万で平均粒子径が150μmのホモポリマーのポリエチレンを30wt%とを、タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドした。得られた純ポリマー混合物99wt%に酸化防止剤としてペンタエリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を1wt%添加し、再度タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドすることにより、ポリマー等混合物を得た。得られたポリマー等混合物は窒素で置換を行った後に、二軸押出機へ窒素雰囲気下でフィーダーにより供給した。また流動パラフィン(37.78℃における動粘度7.59×10−5m2/s)を押出機シリンダーにプランジャーポンプにより注入した。
続いて、溶融混練物を、T−ダイを経て表面温度25℃に制御された冷却ロール上に押出しキャストすることにより、厚み2000μmのゲルシートを得た。
次に、同時二軸テンター延伸機に導き、二軸延伸を行った。設定延伸条件は、MD倍率7.0倍、TD倍率6.4倍、設定温度120℃である。
次に、TDテンターに導き、熱固定を行った。熱固定温度は125℃で、TD緩和率は0.80とした。
セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
Mvが12万のエチレンプロピレンコポリマー(コモノマー:プレピレン。含有比0.6mol%)75wt%と、Mvが450万で平均粒子径が180μmのホモポリマーのポリエチレンを25wt%とを、タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドした。得られた純ポリマー混合物99wt%に酸化防止剤としてペンタエリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を1wt%添加し、再度タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドすることにより、ポリマー等混合物を得た。得られたポリマー等混合物は窒素で置換を行った後に、二軸押出機へ窒素雰囲気下でフィーダーにより供給した。また流動パラフィン(37.78℃における動粘度7.59×10−5m2/s)を押出機シリンダーにプランジャーポンプにより注入した。
続いて、溶融混練物を、T−ダイを経て表面温度25℃に制御された冷却ロール上に押出しキャストすることにより、厚み2000μmのゲルシートを得た。
次に、同時二軸テンター延伸機に導き、二軸延伸を行った。設定延伸条件は、MD倍率7.0倍、TD倍率6.4倍、設定温度120℃である。
次に、メチルエチルケトン槽に導き、メチルエチルケトン中に充分に浸漬して流動パラフィンを抽出除去し、その後メチルエチルケトンを乾燥除去した。
次に、TDテンターに導き、熱固定を行った。熱固定温度は120℃で、TD緩和率は0.80とした。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
Mvが10万のホモポリマーのポリエチレンを70wt%と、Mvが250万で平均粒子径が150μmのホモポリマーのポリエチレンを20wt%と、Mvが40万で平均粒子径が200μmのホモポリマーのポリプロピレンを10wt%を用いた以外は、実施例1と同様に作製した。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
スクリュー回転数を150rpmにした以外は、実施例3と同様に作製した。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。セパレータの断面写真を観察したところ、粒子がセパレータの片面にからのみ突出した構造が確認された。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
ポリエチレンとして、Mvが80万で、Mw/Mnが58、低分子量成分のMvが5万、高分子量成分と低分子量成分の重量比が1:1のものを使用し、熱固定温度を123℃とした以外は、実施例1と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
ポリエチレンとして、Mvが80万で、Mw/Mnが65、低分子量成分のMvが3万、高分子量成分と低分子量成分の重量比が1:1であるポリエチレンを使用した以外は、実施例5と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
スクリュー回転数を150rpm、キャスト時の厚みを1600μmとする以外は、実施例5と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
スクリュー回転数を170rpm、キャスト時の厚みを1000μmとする以外は、実施例5と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
Mvが25万のホモポリマーのポリエチレンを45wt%と、Mv70万のホモポリマーのポリエチレンを45wt%と、Mvが40万で平均粒径が200μmであるポリプロピレン10wt%を用いた以外は、実施例1と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
Mvが25万のホモポリマーのポリエチレンを45wt%と、Mv70万のホモポリマーのポリエチレンを45wt%と、平均粒径を30μmに調整したポリエーテルエーテルケトン10wt%を用いた以外は、実施例1と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、いずれも良好な結果となった。
Mvが50万のホモポリマーのポリエチレンを18wt%と、Mv100万のホモポリマーのポリエチレンを36wt%と、平均粒径が35μmである炭酸カルシウム粉末46wt%を用いた以外は、実施例1と同様に行った。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、オーブン特性で良好な結果が得られず、強度も弱いものとなった。
Mvが50万のホモポリマーのポリエチレンを24wt%と、Mv100万のホモポリマーのポリエチレンを47wt%と、Mvが570万で平均粒子径が150μmであるホモポリマーのポリエチレン29wt%を用いた以外は、実施例1と同様に行った。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、オーブン特性で良好な結果が得られず、強度も弱いものとなった。
Mvが35万のホモポリマーのポリエチレンを70wt%と、Mv200万のホモポリマーのポリエチレンを20wt%と、平均粒径が4μmであるポリブチレンテレフタラート粉末10wt%を用いた以外は、実施例1と同様に行った。セパレータの断面写真を観察したところ、粒子がセパレータの表裏に突出した構造は確認されなかった。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、オーブン特性の項目で良好な結果が得られず、圧縮後の透気度上昇率も高い値を示した。
Mvが60万で、Mw/Mnが50、低分子量成分のMvが10万、高分子量成分と低分子量成分の重量比が1:1であるポリエチレンを使用し、スクリュー回転数を240rpmとした以外は、実施例4と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、粒子は確認されなかった
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、オーブン特性の項目で良好な結果が得られず、圧縮後の透気度上昇率も高い値を示した。
Mvが25万であるポリエチレンを90wt%と、実施例10で用いたポリエーテルエーテルケトンを10wt%使用し、同時二軸延伸温度を118℃とした以外は、実施例1と同様に作製した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。
電池評価の結果、オーブン特性で良好な結果が得られなかった。
スクリュー回転数を100rpmとする以外は、実施例7と同様に作製した。
得られた微多孔膜の物性を表1に示した。セパレータの断面写真を観察したところ、一つの粒子がセパレータの表裏に貫通して突出した構造が確認された。
電池評価の結果、オーブン特性で良好な結果が得られず、強度も弱いものとなった。
Claims (5)
- 粘度平均分子量(Mv)が30万未満であるポリオレフィンと、Mvが50万以上であるポリオレフィン及び、膜厚以上の平均粒子径を有するポリオレフィン粒子を必須成分とし、前記粒子が膜表面から突出した部分の高さA(μm)と、膜厚B(μm)との間に、0<A/B×100<25が成り立つことを特徴とする、ポリオレフィン製微多孔膜。
- ポリオレフィン粒子が、ポリエチレン粒子であることを特徴とする、請求項1記載のポリオレフィン製微多孔膜。
- ポリオレフィン粒子が、多段重合法によって得られたポリエチレン粒子であることを特徴とする、請求項2記載のポリオレフィン製微多孔膜。
- ポリオレフィン粒子が、膜の表裏に突出していることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のポリオレフィン製微多孔膜。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のポリオレフィン製微多孔膜を用いた非水電解液二次電池。
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