JP4984836B2 - 熱交換器 - Google Patents

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本発明は、空気調和機や冷凍機などに使用され、多数積層された平板状のフィンの間を流動する空気などの気体と偏平状の伝熱管内を流動する水や冷媒などの流体との間で熱を授受するフィンアンドチューブ式の熱交換器に関するものである。
一般に、多数積層された平板状のフィンと偏平状の伝熱管とで構成されるフィンアンドチューブ式の熱交換器は、図6に示すように、一定のピッチで平行に積層されるとともに、その間を空気などの気体が流動する多数の平板状のフィン19と、これらのフィン19に略直角に所定のピッチで挿入され、内部を水や冷媒などの流体が流動する、断面外周が偏平状の伝熱管14および、伝熱管14の両端それぞれが接続され、伝熱管14とともに冷媒流路を形成するヘッダー11とから構成され、製造されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、従来の熱交換器のフィン19は、図7に示すように、組立性を考慮した嵌合溝21が設けられ、伝熱管14が挿入されている。
特開平4−177091号公報
しかしながら、前記従来の構成では、フィン19をプレス加工で生産するには困難な形状にあり、多数量産するには基準となる加工用のパイロット穴22が必要である。しかし、パイロット穴22を設けることによりフィン19の表面積が減少し熱交換の性能が落ちるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、多数積層される平板状のフィンの安易な生産方法とフィンの表面積を有効に活用することができる熱交換器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、フィンの表面にある一定のピッチで加工用のパイロット穴を設けたものである。
これによって、フィンをプレス加工する時に精度良く安定した形状で多数量産することができる。
また、本発明の熱交換器は、フィンの加工用パイロット穴でフィンの表面積が減少し、熱交換の性能が落ちることや、熱交換器の曲げ加工でのフィン倒れを防ぐ為の穴位置を設定したものである。
これによって、熱交換器の性能が落ちることなく、精度良く安定した形状で多数量産することができる。
本発明の熱交換器は、フィンの表面にある一定のピッチで加工用のパイロット穴を設けたもので、プレス加工する時に精度良く安定した形状で多数量産することができると共に、パイロット穴位置で熱交換器の性能低下を防ぐことができる。
第1の発明は、一定のピッチで平行に積層されるとともに、その間を空気などの気体が流動する多数の平板状のフィンと、前記フィンに略直角に所定のピッチで挿入されるとともに、前記フィンに密着接合され、内部を水や冷媒などの流体が流動する、断面外周が偏平の伝熱管から構成されるフィンアンドチューブ式の熱交換器において、前記フィンの加工用のパイロット穴を設け、前記パイロット穴は前記熱交換器の風下側に配置したので、風上側でのフィンの熱交換性を活発化させ、優れた伝熱性能を得ることができる。
の発明は、一定のピッチで平行に積層されるとともに、その間を空気などの気体が流動する多数の平板状のフィンと、前記フィンに略直角に所定のピッチで挿入されるとともに、前記フィンに密着接合され、内部を水や冷媒などの流体が流動する、断面外周が偏平の伝熱管から構成されるフィンアンドチューブ式の熱交換器において、前記フィンの加工用のパイロット穴を設け、前記熱交換器を略L字状に曲げ加工した時、前記加工用のパイロット穴は、熱交換器の曲げ加工の妨げにならない外側の位置としたことにより、フィン倒れや偏平管のザクツを防止し、熱交換器の性能を最大限に発揮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における熱交換器に積層するフィンの正面図、図2は図1の本発明の実施の形態1における熱交換器の伝熱管にフィンを積層した状態の拡大図である。
図1、図2において、フィン19には、断面外周が偏平状の伝熱管14をフィン19に略直角に所定のピッチで挿入するための嵌合溝21が設けられており、フィン19と伝熱管14を組み合わせるとフィン加工時のパイロット穴22がフィンピッチPfを一定になるように設けられている。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、フィンの表面にパイロット穴22を設けたことにより、フィンをプレス加工する時に精度良く安定した形状で多数量産することができる。
また、本実施の形態ではパイロット穴22の高さを一定としたことにより、フィンピッチPfが等間隔となり、優れた通風特性と伝熱性能を得ることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における熱交換器に積層するフィンの正面図である。
図3において、フィン19aには、フィン19aをプレス加工するためのパイロット穴22aが設けられており、フィン19aの表面積を確保するため加工用のパイロット穴22aを削減している。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、フィン19aには、フィン19aをプレス加工するためのパイロット穴22aを設けたことにより、フィン19aをプレス加工する時に精度良く安定した形状で多数量産することができる。
また、本実施の形態ではパイロット穴22aを削減することにより、フィン19aの表面積が確保され、優れた伝熱性能を得ることができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の第3の実施の形態における熱交換器に積層するフィンの正面図である。
図4において、フィン19bには、フィン19bをプレス加工するためのパイロット穴22bが設けられており、フィン19bに有効に熱交換をさせるため、パイロット穴22bを風下側に設けられている。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、フィン19bには、フィン19bをプレス加工するためのパイロット穴22bを設けたことにより、フィン19bをプレス加工する時に精度良く安定した形状で多数量産することができる。
また、本実施の形態ではパイロット穴22bを風下側に配置することにより、風上側でのフィン19bの熱交換が活発化され、優れた伝熱性能を得ることができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の第4の実施の形態における熱交換器に積層するフィンの正面図とフィンを組み合わした熱交換器を曲げ加工したものの上面図である。
図5において、フィン19cには、フィン19cをプレス加工するためのパイロット穴22cが設けられており、熱交換器を曲げ加工する時にパイロット穴位置を曲げの妨げにならない外側の位置に設けられている。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、フィン19cには、フィン19cをプレス加工するためのパイロット穴22cを設けたことにより、フィン19cをプレス加工する時に精度良く安定した形状で多数量産することができる。
また、本実施の形態ではパイロット穴22cを熱交換器の曲げ加工時の外側に配置することにより、フィン倒れや偏平管のザクツを防止し、熱交換器の性能を最大限に発揮することができる。
以上のように、本発明にかかる熱交換器は、多数積層される平板状のフィンの安易な生産方法とフィンの表面積を有効に活用することができる熱交換器を提供することが可能となるので、空気調和機や冷凍機、冷蔵庫などに使用され、多数積層された平板状のフィンの間を流動する空気などの気体と偏平状の伝熱管内を流動する水や冷媒などの流体との間で熱を授受するフィンアンドチューブ式の熱交換器に広く適用できるものである。
本発明の実施の形態1における熱交換器に積層するフィンの正面図 本発明の実施の形態1における熱交換器に積層するフィンの拡大図 本発明の実施の形態2における熱交換器に積層するフィンの正面図 本発明の実施の形態3における熱交換器に積層するフィンの正面図 (a)本発明の実施の形態4における熱交換器に積層するフィンの正面図(b)フィンを組み合わした熱交換器を曲げ加工したものの上面図 従来の熱交換器の正面図 (a)従来の熱交換器の積層するフィンを組立てる前の分解図(b)従来の熱交換器の積層するフィンを組立てる前の分解図
符号の説明
11 ヘッダー
14、14a、14b、14c 伝熱管
19、19a、19b、19c フィン
21 嵌合溝
22、22a、22b、22c パイロット穴
Pf フィンピッチ

Claims (2)

  1. 一定のピッチで平行に積層されるとともに、その間を空気などの気体が流動する多数の平板状のフィンと、前記フィンに略直角に所定のピッチで挿入されるとともに、前記フィンに密着接合され、内部を水や冷媒などの流体が流動する、断面外周が偏平の伝熱管から構成されるフィンアンドチューブ式の熱交換器において、前記フィンの加工用のパイロット穴を設け、前記パイロット穴は前記熱交換器の風下側に配置したことを特徴とする熱交換器。
  2. 一定のピッチで平行に積層されるとともに、その間を空気などの気体が流動する多数の平板状のフィンと、前記フィンに略直角に所定のピッチで挿入されるとともに、前記フィンに密着接合され、内部を水や冷媒などの流体が流動する、断面外周が偏平の伝熱管から構成されるフィンアンドチューブ式の熱交換器において、前記フィンの加工用のパイロット穴を設け、前記熱交換器を略L字状に曲げ加工した時、前記加工用のパイロット穴は、熱交換器の曲げ加工の妨げにならない外側の位置とした熱交換器。
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