JP4984879B2 - 受信回路、ノイズキャンセル回路及び電子機器 - Google Patents

受信回路、ノイズキャンセル回路及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、受信回路、ノイズキャンセル回路及び電子機器に関する。
受信回路を内蔵した電子機器において、受信回路の近傍に配置されている電子回路の回路動作に伴う電磁場の変化に起因して交流信号が発生し、これが受信回路側に回り込んで、妨害波として受信信号に混在してしまう場合がある。かかる現象は、信号劣化の大きな要因となるため、受信信号に重畳された妨害波を除去するための様々な技術が考案されている。
その一例として、特許文献1には、電子回路からの発生信号の位相を遅延線を用いて反転させることで、当該発生信号を打ち消す信号(以下、「キャンセル信号」と称す。)を生成して、妨害波を除去する技術が開示されている。
特開2006−145315号公報
しかし、電子回路からの発生信号は一般に高周波である。このため、電子回路の発生信号からキャンセル信号を生成し、受信信号に加算するまでの信号配線自体からも高周波の信号が発せられ、これが妨害波になるという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものである。
以上の課題を解決するための第1の発明は、無線信号を受信して受信信号として出力するアンテナ部と、局部発振信号生成部と、前記局部発振信号生成部により生成された局部発振信号を前記受信信号に乗算することで当該受信信号を中間周波数の信号に変換する中間周波変換部と、前記アンテナ部近傍に配置された電子回路から発生する発生信号を、当該発生信号の周波数より低い所定周波数のサンプルクロック信号でサンプリングするサンプル回路部と、前記中間周波変換部で変換された中間周波数の信号に、前記サンプル回路部でサンプリングされた信号を加算する加算部と、前記加算部により加算された信号のうち、前記無線信号の前記中間周波数に対応する帯域の成分を抽出するフィルタ部と、を備えた受信回路である。
この第1の発明によれば、アンテナ部で受信された信号が、中間周波変換部において局部発振信号と乗算されることで、中間周波数の信号に変換される。また、アンテナ部近傍の電子回路からの発生信号が、サンプル回路部において、発生信号の周波数より低い周波数のサンプルクロック信号でサンプリングされる。そして、変換された中間周波数の信号がサンプリングされた信号と加算されることで、受信信号に重畳されたノイズがキャンセルされる。
サンプル回路部では、いわゆるアンダーサンプリングによって電子回路からの発生信号がサンプリングされるとともに、低周波の信号に変換される。従って、サンプル回路部を電子回路の近傍に設けることで、電子回路で発生された高周波の信号を長い信号配線に亘って引き回さずに済むため、信号配線から発せられる高周波信号を効果的に低減させることができる。
また、上記構成では、電子回路からの発生信号を、サンプル回路部でのアンダーサンプリングによって低周波の信号に変換するため、回路構成を簡素化することができる。
尚、加算部での加算後の信号には、無線信号の中間周波数に対応する帯域以外の帯域のノイズがキャンセルされずに残存する可能性があるが、これらのノイズはフィルタ部によって除去される。
また、第2の発明として、第1の発明の受信回路であって、前記局部発振信号生成部により生成された局部発振信号を分周し、位相を180度移相して前記サンプルクロック信号を生成するサンプルクロック信号生成部を備え、前記サンプル回路部は、前記サンプルクロック信号生成部により生成されたサンプルクロック信号で前記発生信号をサンプリングする受信回路を構成してもよい。
この第2の発明によれば、局部発振信号が分周され、位相が180度移相されることでサンプルクロック信号が生成される。そして、サンプル回路において生成されたサンプルクロック信号で電子回路からの発生信号がサンプリングされる。この場合、サンプル回路部でサンプリングされた信号の位相は、電子回路からの発生信号の位相と逆位相となる。このため、サンプリングされた信号によって、受信信号に重畳されたノイズは相殺されることになる。
また、第3の発明として、第2の発明の受信回路であって、前記局部発振信号生成部から前記サンプルクロック信号生成部までの配線長が、前記サンプルクロック信号生成部から前記サンプル回路部までの配線長より短い受信回路を構成してもよい。
局部発振信号生成部により生成される局部発振信号は、サンプルクロック信号生成部により分周されるため、サンプルクロック信号より高周波である。この第3の発明によれば、高周波の局部発振信号の信号経路長が、低周波のサンプルクロック信号の信号経路長より短いため、局部発振信号の漏出を低減させることができる。
また、第4の発明として、第2又は第3の発明の受信回路であって、前記電子回路から前記サンプル回路部までの配線長が、前記サンプル回路部から前記加算部までの配線長より短い受信回路を構成してもよい。
電子回路からの発生信号は、サンプルクロック信号より高周波である。この第4の発明によれば、高周波の発生信号の信号経路長が、低周波のサンプルクロック信号の信号経路長より短いため、発生信号の信号経路から発生し得る高周波信号を低減させることができる。
また、第5の発明として、第1〜第4の何れかの発明の受信回路であって、前記発生信号のうち、前記無線信号の周波数帯の成分を抽出する発生信号フィルタ部を備え、前記サンプル回路部は、前記発生信号フィルタ部を介した前記発生信号をサンプリングする受信回路を構成してもよい。
この第5の発明によれば、フィルタ部を通過した無線信号の周波数帯の発生信号が、サンプル回路部においてサンプリングされることになる。
また、第6の発明として、第1〜第5の何れかの発明の受信回路であって、前記サンプル回路部によりサンプリングされた信号を減衰させる減衰部を備え、前記加算部は、前記減衰部を介した信号を、前記中間周波数の信号に加算する受信回路を構成してもよい。
この第6の発明によれば、サンプル回路部によりサンプリングされた信号が減衰された後に、中間周波数の信号に加算されることになる。
また、第7の発明として、第6の発明の受信回路であって、前記減衰部の減衰率が、前記フィルタ部から出力される信号のノイズ成分の量が最低となる値に予め設定されている受信回路を構成してもよい。
この第7の発明によれば、フィルタ部から出力される信号のノイズ成分の量が最低となるように減衰率が調整された信号が、加算部から出力されることになる。
また、第8の発明として、第6の発明の受信回路であって、前記フィルタ部から出力される信号の信号レベルに基づき、前記減衰部の減衰率を制御する制御信号を生成する減衰率制御部を備え、前記減衰部は、前記減衰率制御部により生成された制御信号に応じた減衰率で前記サンプル回路部によりサンプリングされた信号を減衰させる受信回路を構成してもよい。
この第8の発明によれば、減衰部の減衰率が、フィルタ部から出力される信号の信号レベルに基づいて可変される。従って、例えば、フィルタ部から出力される信号の信号レベルが最も低くなる減衰率に設定することで、受信信号に重畳されたノイズを適切にキャンセルすることが可能となる。
また、第9の発明として、測位用衛星からの衛星信号を受信する第1〜第8の何れかの発明の受信回路を備えた電子機器を構成してもよい。
この第9の発明によれば、上述した発明と相まって、測位用衛星からの衛星信号に重畳されたノイズがキャンセルされることになる。
また、第10の発明として、無線信号を受信するアンテナ部で受信された受信信号を局部発振信号生成部で生成された局部発振信号と乗算することにより中間周波数の信号とし、フィルタ部によって前記無線信号の前記中間周波数に対応する帯域の成分を抽出して信号を処理する受信信号処理系統の信号に重畳されるノイズをキャンセルするノイズキャンセル回路であって、前記局部発振信号生成部により生成された局部発振信号を、前記アンテナ部近傍に配置された電子回路から発生する発生信号の周波数より低い所定周波数の信号に分周するとともに、位相を180度移相してサンプルクロック信号を生成するサンプルクロック信号生成部と、前記電子回路から発生する発生信号を、前記サンプルクロック信号生成部により生成されたサンプルクロック信号でサンプリングするサンプル回路部と、を備え、前記サンプル回路部によりサンプリングされた信号が、前記フィルタ部を通過する前の中間周波数の信号に加算されることで前記受信信号処理系統の信号に重畳される前記発生信号によるノイズをキャンセルするノイズキャンセル回路を構成してもよい。
この第10の発明によれば、第1及び第2の発明と同様の作用効果を奏するノイズキャンセル回路を構成することができる。
このとき、第11の発明として、第10の発明のノイズキャンセル回路と、前記受信信号処理系統である受信回路と、前記アンテナ部近傍に配置された前記電子回路とを備えた電子機器を構成してもよいし、また、第12の発明として、第9又は第11の発明の電子機器であって、前記電子回路として無線通信回路を所定位置に内蔵配置した電子機器を構成してもよい。
また、第13の発明として、第12の発明の電子機器であって、前記受信回路はGPS衛星信号を受信する回路であり、前記無線通信回路は携帯電話用の通信回路である携帯型電話機を構成する電子機器を構成してもよい。
この第13の発明によれば、上述した発明と相まって、携帯型電話機において、受信したGPS衛星信号に重畳された携帯電話用の通信回路からのノイズをキャンセルすることができる。
以下、図面を参照して、電子機器の1つであるナビゲーション機能を備えた携帯型電話機に本発明を適用した場合の実施形態について説明する。但し、本発明を適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。
1.構成
図1は、本実施形態における携帯型電話機1の機能構成を示すブロック図である。携帯型電話機1は、GPSアンテナ10と、RF(Radio Frequency)受信回路部20と、ベースバンド処理回路部150と、携帯用アンテナ160と、携帯用無線通信回路部170と、ホストCPU(Central Processing Unit)180と、操作部190と、表示部200と、ROM(Read Only Memory)210と、RAM(Random Access Memory)220とを備えて構成される。
携帯型電話機1のうち、RF受信回路部20と、ベースバンド処理回路部150とは、それぞれ別のLSI(Large Scale Integration)として製造することも、1チップとして製造することも可能である。
以下では、GPSアンテナ10及びRF受信回路部20でなるGPS衛星信号の受信部を「GPS受信部」と称し、携帯用アンテナ160及び携帯用無線通信回路部170でなる携帯電話用の電子回路を「携帯用電子回路」と称する。
携帯型電話機1に内蔵される関係上、携帯用電子回路とGPSアンテナ10或いはRF受信回路部20とは互いに近傍する位置に配置される。この結果、携帯用電子回路の回路動作に伴う電磁場の変化に起因して発生する交流信号が、GPSアンテナ10で受信された受信信号に対して妨害波として重畳することになる。特に、携帯用電子回路は、GPS衛星信号の周波数である1.5[GHz]帯に近い、1.7[GHz]や2.0[GHz]の周波数帯域の電波を送受信するため、その携帯電話用の信号(特にサイドローブの信号)が妨害波として重畳することになる。
GPSアンテナ10は、GPS衛星から送信された無線信号としてのGPS衛星信号を含むRF信号を受信するアンテナであり、受信した信号S1をRF受信回路部20に出力する。
RF受信回路部20は、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ30と、LNA(Low Noise Amplifier)40と、局部発振信号生成部50と、サンプルクロック信号生成部60と、乗算部70と、加算部80と、増幅部90と、フィルタ100と、A/D(Analog Digital)変換部110と、フィルタ120と、サンプル回路部130と、減衰部140とを備えて構成されるRF信号の受信回路である。
RF受信回路部20のうち、SAWフィルタ30〜A/D変換部110でなる回路部と、フィルタ120、サンプル回路部130及び減衰部140でなる回路部とは、一体のモジュールとして構成してもよいし、図1に破線で示したように、それぞれ別体のモジュールA、Bとして構成してもよい。また、減衰部140をモジュールBに組み込むのではなく、モジュールAに組み込んでもよい。
SAWフィルタ30は、GPSアンテナ10から出力された信号S1のうち、所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過フィルタであり、通過させた信号をLNA40に出力する。
LNA40は、SAWフィルタ30を通過した信号を増幅するローノイズアンプであり、増幅した信号を乗算部70に出力する。
局部発振信号生成部50は、LO(Local Oscillator)等の発振器で構成されるRF信号乗算用の局部発振信号S21を生成する回路部であり、生成した局部発振信号S21をサンプルクロック信号生成部60及び乗算部70に出力する。
サンプルクロック信号生成部60は、局部発振信号生成部50の近傍に配置され、局部発振信号生成部50により生成された局部発振信号S21から、サンプル回路部130が携帯用電子回路からの発生信号S11をサンプリングするためのクロック信号(以下、「サンプルクロック信号」と称す。)を生成する回路部であり、生成したサンプルクロック信号S22をサンプル回路部130に出力する。
図2は、サンプルクロック信号生成部60の回路構成の一例を示す図である。サンプルクロック信号生成部60は、分周部601と、移相部602とを備えて構成される。
分周部601は、局部発振信号S21を分周する分周器であり、数M〜数百M程度、好ましくは数十M程度まで局部発振信号S21を分周する。分周された信号は分周信号として移相部602に出力される。この分周部601における分周により、サンプルクロック信号S22は、携帯用電子回路からの発生信号S11や局部発振信号S21の周波数より十分低い周波数となる。
移相部602は、分周部601から出力された分周信号の位相を180度移相する移相回路であり、直流信号乗算部6021と、同相信号増幅部6022と、遅延器6023と、直流信号乗算部6024と、直交信号増幅部6025と、加算部6026とを備えて構成される。この移相部602は、直交変調器を用いて移相器を構成したものであるが、他の構成としてもよいことは勿論である。
直流信号乗算部6021は、所定の電圧を分圧等することにより生成された直流(DC(Direct Current))信号を分周信号に乗算する乗算器であり、乗算結果の信号を分周信号の同相信号(I信号)として、同相信号増幅部6022に出力する。
同相信号増幅部6022は、直流信号乗算部6021から出力された同相信号を所定の増幅率で増幅する増幅器であり、増幅した信号を加算部6026に出力する。
遅延器6023は、分周信号の位相を90度遅延させる遅延器であり、遅延させた信号を直流信号乗算部6024に出力する。
直流信号乗算部6024は、遅延器6023から出力された信号に、所定の電圧を分圧等することにより生成された直流信号を乗算する乗算器であり、乗算結果の信号を分周信号の直交信号(Q信号)として、直交信号増幅部6025に出力する。
直交信号増幅部6025は、直交信号乗算部6024から出力された直交信号を所定の増幅率で増幅する増幅器であり、増幅した信号を加算部6026に出力する。
加算部6026は、同相信号増幅部6022で増幅された同相信号と、直交信号増幅部6025で増幅された直交信号とを加算する加算器であり、加算結果の信号をサンプルクロック信号S22として、サンプル回路部130に出力する。
同相信号増幅部6022及び直交信号増幅部6025のゲインをそれぞれ「−1」とすることで、サンプル回路部130に出力されるサンプルクロック信号S22は、分周信号を180度移相した信号となる。
サンプルクロック信号生成部60は、回路配置構成上、局部発振信号生成部50からサンプルクロック信号生成部60までの配線長ができるだけ短くなるように、局部発振信号生成部50の近傍に配置される。局部発振信号S21は、サンプルクロック信号S22より高周波である。サンプルクロック信号生成部60を局部発振信号生成部50の近傍に配置し、局部発振信号生成部50からサンプルクロック信号生成部60までの配線長を、サンプルクロック信号生成部60からサンプル回路部130までの配線長より短くすることで、高周波の局部発振信号S21の信号経路(信号配線)からの信号漏出を低減させることができる。
乗算部70は、LNA40で増幅された信号に、局部発振信号生成部50で生成された局部発振信号S21を乗算することで、RF信号を中間周波数の信号(以下、「IF(Intermediate Frequency)信号」と称す。)S2にダウンコンバートし、加算部80に出力する。
加算部80は、乗算部70から出力されたIF信号S2に、減衰部140から出力されたキャンセル信号S12を加算する加算器で構成され、加算結果の信号S3を増幅部90に出力する。
増幅部90は、加算部80から出力された信号S3を所定の増幅率で増幅する増幅器であり、増幅した信号をフィルタ100に出力する。
フィルタ100は、増幅部90で増幅された信号のうち、IF信号の信号成分の周波数帯を含む所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過フィルタであり、通過させた信号S4をA/D変換部110に出力する。
A/D変換部110は、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器であり、フィルタ100を通過した信号S4をデジタル信号に変換した後、ベースバンド処理回路部150に出力する。
フィルタ120は、携帯用電子回路からの発生信号S11のうち、GPS衛星信号の周波数を含む所定の周波数帯域成分を通過させる帯域通過フィルタであり、通過させた信号をサンプル回路部130に出力する。
サンプル回路部130は、携帯用電子回路の近傍に配置され、フィルタ120を通過した信号を、サンプルクロック信号生成部60により生成されたサンプルクロック信号S22でサンプリングするサンプル回路であり、サンプリングした信号(以下、「サンプリング信号」と称す。)を減衰部140に出力する。
サンプルクロック信号S22の周波数は、分周部601の分周によって発生信号S11の周波数よりも十分低くなっている。このため、サンプル回路部130は、発生信号S11をいわゆるアンダーサンプリングすることになる。また、サンプルクロック信号S22は、移相部602によって局部発振信号S21と逆位相に移相されている。従って、サンプル回路部130でサンプリングされたサンプリング信号は、乗算部70から出力される信号S2と逆位相の信号となる。
減衰部140は、サンプル回路部130から出力されたサンプリング信号を所定の減衰率(ゲイン)で減衰させる減衰器であり、減衰させた信号をキャンセル信号S12として、加算部80に出力する。この減衰率は、フィルタ100を通過した信号のノイズ成分の量が最低となる値に予め設計・設定される。携帯型電話機1の回路配置構成等が定まり、製品化の前段階で減衰部140の減衰率を設定することが好ましい。
ここで、サンプル回路部130は、回路配置構成上、携帯用電子回路からサンプル回路部130までの配線長ができるだけ短くなるように、携帯用電子回路の近傍に配置されている。携帯用電子回路からの発生信号S11は、サンプルクロック信号S22及びサンプル回路部130から出力されるサンプリング信号より高周波である。サンプル回路部130を携帯用電子回路の近傍に配置し、携帯用電子回路からサンプル回路部130までの配線長を、サンプル回路部130から加算部80までの配線長より短くすることで、高周波の発生信号S11の信号経路(信号配線)からの信号漏出を低減させることができる。
ベースバンド処理回路部150は、RF受信回路部20から出力されたIF信号に対して相関検出処理等を行ってGPS衛星信号を捕捉・抽出し、データを復号して航法メッセージや時刻情報等を取り出し、疑似距離の演算や測位演算等を行う回路部である。尚、GPS衛星信号は、C/Aコード(Coarse and Acquisition)と呼ばれるスペクトラム拡散変調された信号である。
携帯用アンテナ160は、携帯型電話機の通信サービス事業者が設置した無線基地局との間で携帯用無線信号の送受信を行うアンテナである。
携帯用無線通信回路部170は、RF変換回路、ベースバンド処理回路等によって構成される携帯電話の通信回路部であり、携帯用無線信号の変調・復調等を行うことで、通話やメールの送受信等を実現する。
ホストCPU180は、ROM210に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って携帯型電話機1の各部を統括的に制御するプロセッサであり、主に電話機としての機能を司る他、ベースバンド処理回路部150において測位された携帯型電話機1の現在位置をプロットしたナビゲーション画面を表示部200に表示させる。
操作部190は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、これらの押下信号をホストCPU180に出力する。この操作部190の操作により、通話要求や、ナビゲーション画面の表示要求等の各種指示入力がなされる。
表示部200は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、ホストCPU180から入力される表示信号に基づいた各種表示を行う表示装置である。表示部200には、日付及び時刻の情報や、ナビゲーション画面等が表示される。
ROM210は、読み出し専用の記憶装置であり、携帯型電話機1を統括的に制御するためのシステムプログラムや、通話やメールの送受信を実現するためのプログラム、ナビゲーション機能を実現するためのプログラム等の各種プログラムやデータを記憶している。ホストCPU180は、これらのプログラムやデータに従って処理を実行する。
RAM220は、読み書き可能な記憶装置であり、ホストCPU180により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各種処理の処理中データ、処理結果等を一時的に記憶するワークエリアを形成している。
2.原理・動作
図3は、妨害波除去の原理を説明するための図である。図3では、横軸を周波数(f)、縦軸を信号レベル(P)とし、図1の信号S1,S2,S3,S4,S11,S12の周波数スペクトルを模式的に示している。但し、信号S2,S3,S4,S12については、本実施形態の特徴を簡明に説明するため、GPS衛星信号のインバンドIB近傍の領域Rの周波数スペクトルを拡大して示している。
GPSアンテナ10からRF受信回路部20に出力される信号S1は、GPS衛星信号に種々のノイズが重畳した信号である。それらのノイズのうち、定常的に重畳されるノイズとして、RF受信回路部20の近傍位置に配置されている携帯用電子回路からGPS受信部側に回り込んだ携帯用無線信号がある。GPS衛星信号の周波数スペクトルを「SG」、携帯用無線信号の周波数スペクトルを「SC」として、信号S1,S2の図中に模式的に示す。
GPS衛星信号は、1.57542[GHz](以下、「GPS周波数」と称す。)の搬送波(キャリア)が拡散された1.5[GHz]帯の信号である。このGPS衛星信号は、携帯用無線信号に比べて強度の弱い信号であり、GPS周波数「fG」を中心とする所定帯域をインバンドIBとして以下説明する。
一方、携帯用無線信号の周波数は、通信方式にもよるが、1.7[GHz]や2.0[GHz]等である。この携帯用無線信号は、GPS衛星信号に対して強度の強い信号であり、その周波数スペクトル「SC」は、例えば携帯用周波数「fC(>fG)」に最大ピーク「MP」を有し、その近傍に複数の局所ピーク「LP」を有する。
以下の説明では、携帯用無線信号の周波数スペクトル「SC」において、最大ピーク「MP」に対応する周波数帯を「メインローブ」、それ以外の周波数帯を「サイドローブ」と称する。
携帯用無線信号は、スペクトラム拡散変調により搬送波(キャリア)が広帯域に拡散されており、その周波数スペクトル「SC」は広がりを持っている。このため、携帯用無線信号のサイドローブの信号が、受信したGPS衛星信号のインバンドIBにおける妨害波となる。
GPSアンテナ10からRF受信回路部20に信号S1が出力されると、SAWフィルタ30は、信号S1のうち、GPS衛星信号のインバンドIBを中心とする一定帯域の信号を通過させる。即ち、大概的ではあるが、SAWフィルタ30によって、概ねインバンドIBを中心とする信号が抽出されることとなり、携帯用無線信号のメインローブの信号と、サイドローブの一部の信号とが減衰・除去される。
図3の信号S1の図中では、例えば携帯用無線信号のサイドローブの信号のうち、インバンドIBに含まれる周波数「fLP1(>fG)」の局所ピーク「LP1」の信号はSAWフィルタ30を通過するが、それより高域の信号は減衰・除去される。そして、LNA40は、SAWフィルタ30を通過した信号を増幅した後、乗算部70に出力する。
また、局部発振信号生成部50は、局部発振信号S21を生成して、サンプルクロック信号生成部60及び乗算部70に出力する。そして、乗算部70は、LNA40から出力された信号に局部発振信号S21を乗算することで受信信号をダウンコンバートし、中間周波数の信号S2として加算部80に出力する。
一般に、局部発振信号S21の周波数(以下、「発振周波数」と称す。)「fLO」としては、GPS周波数「fG」の近傍の周波数が選ばれる。ここでは、一例として、GPS周波数「fG」よりも僅かに高い発振周波数「fLO」を選択した場合について説明する。この場合、乗算部70でのダウンコンバートにより、GPS衛星信号は中間周波数「IFG=fLO−fG」の信号となる。
また、携帯用無線信号の局所ピーク「LP1」の周波数「fLP1」が発振周波数「fLO」よりも高いものとすると(fLP1>fLO)、乗算部70でのダウンコンバートにより、携帯用無線信号の局所ピーク「LP1」の信号は、中間周波数「IFLP1=fLP1−fLO」の信号となる。図3の信号S2の図中では、GPS衛星信号の中間周波数「IFG」を縦軸として示し、ダウンコンバート後の局所ピーク「LP1」を「LP1d」として示している。
サンプルクロック信号生成部60では、分周部601が、局部発振信号S21を分周し、分周信号として移相部602に出力する。そして、移相部602は、分周部601から出力された分周信号の位相を180度移相し、サンプルクロック信号S22としてサンプル回路部130に出力する。
一方、携帯用電子回路からフィルタ120に入力される発生信号S11の周波数スペクトルは、信号S1中に重畳されている携帯用無線信号の成分と同一であり、信号S1の図中の周波数スペクトル「S」と同一形状で表される。フィルタ120は、発生信号S11のうち、GPS衛星信号のインバンドIBを中心とする一定帯域の信号を通過させる。これにより、携帯用無線信号のメインローブの信号と、サイドローブの一部の信号とが減衰・除去される。図3の発生信号S11の図においては、例えば局所ピーク「LP1」よりも高域の信号が除去される。
次いで、サンプル回路部130は、フィルタ120を通過した信号を、サンプルクロック信号生成部60で生成されたサンプルクロック信号S22に基づいてサンプリングし、サンプリング信号として減衰部140に出力する。ここでは、説明の簡明化のため、局所ピーク「LP1」の信号のサンプリングのみについて図示、説明する。
局部発振信号S21を分周することで生成されるサンプルクロック信号S22の周波数(以下、「サンプリング周波数」と称す。)は、「fS=fLO/n(nは定数)」で表される。このサンプリング周波数「fS」は、分周部601の分周により、携帯用無線信号の周波数よりも十分低くなっている。従って、サンプル回路部130は、局所ピーク「LP1」の信号をアンダーサンプリングすることになる。
アンダーサンプリングでは、ナイキスト周波数よりも低い周波数でサンプリングを行うため、サンプリングの精度はやや低下する。しかし、アンダーサンプリングを行うと、サンプリング対象とする信号の折り返し(エイリアス)が発生するため、この特性を利用することで、周波数変換を行うことができる。
具体的には、サンプリング周波数「fS」の半分である「fS/2」毎に、局所ピーク「LP1」の折り返しのピーク(以下、「折り返しピーク」と称す。)が発生し、最も低域側には、周波数「fLP1−nfS=fLP1−fLO」の折り返しピーク「LP1S」が現れる。この折り返しピーク「LP1S」の周波数「fLP1−fLO」は、信号S2の局所ピーク「LP1d」の周波数「IFLP1」と等しい。これは、局所ピーク「LP1」の信号が、周波数「IFLP1」の信号にダウンコンバートされたことと等価である。
尚、折り返しピーク「LP1S」の他にも複数の折り返しピークが発生するが、これらの折り返しピークの信号は最終的にフィルタ100によって除去されることになるため、問題にはならない。
また、サンプルクロック信号S22の位相は、移相部602の移相によって局部発振信号S21と逆位相になっているため、減衰部140に出力されるサンプリング信号の位相は、乗算部70から出力される信号S2と逆位相となる。
次いで、減衰部140は、サンプル回路部130から出力されたサンプリング信号を所定の減衰率で減衰した後、キャンセル信号S12として加算部80に出力する。
その後、加算部80は、乗算部70から出力された信号S2に、減衰部140から出力されたキャンセル信号S12を加算し、信号S3として増幅部90に出力する。信号S3の周波数スペクトルは、GPS衛星信号のインバンドIBの部分の信号レベルが減少した形状となる。
これは、インバンドIBにおいて、信号S2がキャンセル信号S12と逆位相になっており、加算によってキャンセルS12と相殺されたことによるものである。特に、信号S2のインバンドIBに存在していた局所ピーク「LP1d」の信号は、キャンセル信号S12の折り返しピーク「LP1S」の信号と相殺されることで除去される。これにより、インバンドにおいて信号S1に重畳していた携帯用無線信号の妨害波が除去されたことになる。
また、GPS衛星信号のアウトバンドの部分については、キャンセル信号S12に含まれていた折り返しピークの信号がそのまま上乗せされる。
その後、増幅部90は、加算部80から出力された信号S3を増幅した後、フィルタ100に出力する。フィルタ100は、増幅部90で増幅された信号のうち、GPS衛星信号の中間周波数に対応する帯域(インバンドIBに対応する中間周波数の帯域)の信号を通過させ、信号S4としてA/D変換部110に出力する。
信号S4は、アウトバンドの信号がフィルタ100によって遮断された信号であり、キャンセル信号S12の加算によって上乗せされた折り返しピークの信号が消失したものとなる。
その後、A/D変換部110は、フィルタ100を通過した信号をデジタル信号に変換して、ベースバンド処理回路部150に出力する。そして、ベースバンド処理回路部150は、A/D変換部110から出力された信号からGPS衛星信号を捕捉・抽出し、データを復号して測位演算を行うことで、携帯型電話機1の現在位置を測位する。
3.作用効果
本実施形態によれば、GPSアンテナ10で受信された信号が、SAWフィルタ30を通過してLNA40で増幅された後、乗算部70において、局部発振信号生成部50で生成された局部発振信号と乗算されることで、中間周波数の信号にダウンコンバートされる。また、GPSアンテナ10近傍の携帯用電子回路からの発生信号が、フィルタ120を通過した後、サンプル回路部130において、サンプルクロック信号生成部60で生成された発生信号の周波数より低い周波数のサンプルクロック信号でサンプリングされる。そして、サンプル回路部130でサンプリングされた信号が、減衰部140で減衰されることでキャンセル信号が生成され、加算部80において、乗算部70から出力された中間周波数の信号に加算されることで、受信信号に重畳されたインバンドのノイズがキャンセルされる。
サンプル回路部130では、アンダーサンプリングによって、携帯用電子回路からの発生信号がサンプリングされるとともに、低周波の信号に変換される。また、サンプル回路部130は携帯用電子回路の近傍に配置されるため、携帯用電子回路からサンプル回路部130までの信号配線長は、サンプル回路部130から乗算部80までの信号配線長よりも短い。従って、携帯用電子回路からの発生信号を長い信号配線に亘って引き回さずに済むため、信号配線から発生し得る高周波信号を効果的に低減させることができる。
また、本実施形態の構成では、ミキサー回路を用いて携帯用電子回路の発生信号をダウンコンバートするのではなく、サンプル回路部130でのアンダーサンプリングによってダウンコンバートするため、回路構成を簡素化することができる。
尚、加算部80での加算では、GPS衛星信号のアウトバンドのノイズをキャンセルしきれない可能性があるが、アウトバンドのノイズはフィルタ100によって除去されるため、問題とはならない。
4.変形例
4−1.適用例
本発明は、携帯型電話機の他、携帯型のナビゲーション装置やカーナビゲーション装置、パーソナル・コンピュータ(PC)等の各種電子機器に適用することが可能である。即ち、信号を受信する受信回路と、当該受信信号にとっての妨害波(ノイズ)となる信号を発生する電子回路とを備えた電子機器であれば適用可能である。
受信回路としては、GPS信号受信回路の他、他の各種の通信回路等であってもよい。また、受信回路の受信信号に対する妨害波を発生する電子回路としては、各種のプロセッサや各種の通信回路等であってよい。
4−2.衛星測位システム
上述した実施形態では、衛星測位システムとしてGPSを一例として説明したが、WAAS、QZSS、GLONASS、GALILEO等の衛星測位システムに適用することが可能である。
4−3.モジュール
上述した実施形態では、フィルタ120、サンプル回路部130及び減衰部140でなるモジュールBがRF受信回路部20内に配設されているものとして説明したが、RF受信回路部20から切り離された位置に配設し、信号線等の配線でRF受信回路部20と接続する構成としてもよい。
図4は、この場合における携帯型電話機2の構成を示すブロック図である。携帯型電話機2では、携帯用アンテナ160及び携帯用無線通信回路部170でなる携帯用電子回路の近傍に、モジュールBが配設されている。この場合も、長い信号経路に亘って携帯用電子回路からの発生信号を引き回さずに済むため、発生信号の漏出を低減させることができる。
4−4.ノイズキャンセル回路
サンプルクロック信号生成部60をモジュールAに組み込むのではなく、モジュールBに組み込んでノイズキャンセル回路を構成することにしてもよい。
図5は、この場合における携帯型電話機3の構成を示すブロック図である。携帯型電話機3には、図5において破線で示されるように、サンプルクロック信号生成部60と、フィルタ120と、サンプル回路部130と、減衰部140とが一体となってノイズキャンセル回路300が構成されており、配線によってRF受信回路部20と接続されている。但し、作図の都合上、RF受信回路部20内にノイズキャンセル回路300を図示しているが、RF受信回路部20とノイズキャンセル回路300とは別体である。この場合、受信信号の処理系統と、ノイズキャンセルの処理系統とを分離することが可能となる。
4−5.減衰部
減衰部140が、ノイズキャンセル後の信号に基づいて減衰率を調整するようにしてもよい。これは、GPS受信部近傍に設置される電子回路は常時一定の回路動作をしているとは限らず、動作時/停止時等に応じて回路動作を適宜変化させることが予想されるからである。
具体的には、例えば、フィルタ100の出力信号を減衰部140に入力して、フィルタ100を通過したノイズキャンセル後の信号が減衰部140にフィードバックされるように構成する。そして、減衰部140は、当該フィードバック信号に基づいて減衰率を調整する。
図6は、この場合における減衰部140の回路構成の一例を示す図である。減衰部140は、減衰器141と、信号レベル検出部142と、差動増幅部143とを備えて構成される。
減衰器141は、入力信号を差動増幅部143から出力された減衰率の制御信号(以下、「ゲイン制御信号」と称す。)に応じた減衰率で減衰させる可変減衰器であり、減衰させた信号をキャンセル信号として加算部80に出力する。
信号レベル検出部142は、公知の信号レベル検出回路により構成される回路部であり、フィードバック信号の信号レベルを検出して差動増幅部143に出力する。
差動増幅部143は、オペアンプ等により構成される公知の差動増幅回路であり、信号レベル検出部142で検出された信号の信号レベルと、基準信号の信号レベルとを比較し、その差分に応じた信号をゲイン制御信号として減衰器141に出力する。尚、基準信号は、所定電圧を分圧する等して生成される。
かかる構成により、ノイズキャンセルの結果をフィードバックして減衰率を調整することができ、電子回路からの発生信号の信号レベルが変化したとしても、随時適切な信号レベルのキャンセル信号を生成することができる。
携帯型電話機の構成を示すブロック図。 サンプルクロック信号生成部の回路構成の一例を示す図。 妨害波除去の原理を説明するための図。 変形例における携帯型電話機の構成を示すブロック図。 変形例における携帯型電話機の構成を示すブロック図。 変形例における減衰部の回路構成の一例を示す図。
符号の説明
1 携帯型電話機、 10 GPSアンテナ、 20 RF受信回路部、
30 SAWフィルタ、 40 LNA、 50 局部発振信号生成部、
60 サンプルクロック信号生成部、 70 乗算部、 80 加算部、
90 増幅部、 100 フィルタ、 110 A/D変換部、 120 フィルタ、
130 サンプル回路部、 140 減衰部、 150 ベースバンド処理回路部、
160 携帯用アンテナ、 170 携帯用無線通信回路部、 180 ホストCPU、
190 操作部、 200 表示部、 210 ROM、 220 RAM

Claims (13)

  1. 無線信号を受信する受信回路であって、
    局部発振信号を生成する局部発振信号生成部と、
    前記局部発振信号を用いて、前記無線信号を受信した受信信号中間周波数の信号に変換する中間周波変換部と、
    前記局部発振信号を、前記無線信号を受信するためのアンテナ部或いは当該受信回路近傍に配置された電子回路から発生する発生信号の周波数より低い所定周波数の信号に分周するとともに、位相を180度移相してサンプルクロック信号を生成するサンプルクロック信号生成部、
    前記発生信号を前記サンプルクロック信号でサンプリングしてキャンセル信号を生成するキャンセル信号生成部と、
    前記中間周波変換部で変換された中間周波数の信号に、前記キャンセル信号を加算する加算部と、
    を備えた受信回路。
  2. 前記局部発振信号生成部から前記サンプルクロック信号生成部までの配線長が、前記サンプルクロック信号生成部から前記キャンセル信号生成部までの配線長より短い請求項に記載の受信回路。
  3. 前記電子回路から前記キャンセル信号生成部までの配線長が、前記キャンセル信号生成部から前記加算部までの配線長より短い請求項1又は2に記載の受信回路。
  4. 前記発生信号のうち、前記無線信号の周波数帯の成分を抽出する発生信号フィルタ部を備え、
    前記キャンセル信号生成部は、前記発生信号フィルタ部を介した前記発生信号をサンプリングする、
    請求項1〜の何れか一項に記載の受信回路。
  5. 前記キャンセル信号を減衰させる減衰部を備え、
    前記加算部は、前記減衰部を介した信号を、前記中間周波数の信号に加算する、
    請求項1〜の何れか一項に記載の受信回路。
  6. 前記加算部により加算された信号のうち、前記無線信号の前記中間周波数に対応する帯域の成分を抽出するフィルタ部を更に備えた請求項1〜5の何れか一項に記載の受信回路。
  7. 前記加算部により加算された信号のうち、前記無線信号の前記中間周波数に対応する帯域の成分を抽出するフィルタ部を更に備え、
    前記減衰部の減衰率が、前記フィルタ部から出力される信号のノイズ成分の量が最低となる値に予め設定されている請求項に記載の受信回路。
  8. 前記フィルタ部から出力される信号の信号レベルに基づき、前記減衰部の減衰率を制御する制御信号を生成する減衰率制御部を備え、
    前記減衰部は、前記減衰率制御部により生成された制御信号に応じた減衰率で前記キャンセル信号を減衰させる、
    請求項に記載の受信回路。
  9. 測位用衛星からの衛星信号を受信する請求項1〜8の何れか一項に記載の受信回路を備えた電子機器。
  10. 無線信号を受信するアンテナ部で受信された受信信号を局部発振信号生成部で生成され
    た局部発振信号と乗算することにより中間周波数の信号とし、フィルタ部によって前記無線信号の前記中間周波数に対応する帯域の成分を抽出して信号を処理する受信信号処理系統の信号に重畳されるノイズをキャンセルするノイズキャンセル回路であって、
    前記局部発振信号生成部により生成された局部発振信号を、前記アンテナ部近傍に配置された電子回路から発生する発生信号の周波数より低い所定周波数の信号に分周するとともに、位相を180度移相してサンプルクロック信号を生成するサンプルクロック信号生成部と、
    前記電子回路から発生する発生信号を、前記サンプルクロック信号生成部により生成されたサンプルクロック信号でサンプリングするサンプル回路部と、
    を備え、前記サンプル回路部によりサンプリングされた信号が、前記フィルタ部を通過する前の中間周波数の信号に加算されることで前記受信信号処理系統の信号に重畳される前記発生信号によるノイズをキャンセルするノイズキャンセル回路。
  11. 請求項10に記載のノイズキャンセル回路と、前記受信信号処理系統である受信回路と、前記アンテナ部近傍に配置された前記電子回路とを備えた電子機器。
  12. 前記電子回路として無線通信回路を所定位置に内蔵配置した請求項9又は11に記載の電子機器。
  13. 前記受信回路はGPS衛星信号を受信する回路であり、
    前記無線通信回路は携帯電話用の通信回路である、
    携帯型電話機を構成する請求項12に記載の電子機器。
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