JP4986005B2 - 温風暖房機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱体構成の機器本体上面に操作部を有する温風暖房機の外観構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の温風暖房機の外観構成は図6、図7に示すようにベース1とU形状の温風吹き出し口2を有するマエイタ3と、同様なU形状の給気口4を有するウライタ5を突き合わせて構成された箱体の上部天面に、操作部7を有する一体成型されたパネル6とで構成されるか、または、図8、図9で示すように、ウライタ5の上部に操作部7を有する一体成型されたパネル6を取り付け、その前面に絞り形状のマエイタ3を機器上面のパネル面と合わせて取り付けて構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の図6、図7で示す温風暖房機の外観構成では、側面のマエイタ3・ウライタ5・パネル6の3部品の機器両側面での合わせラインがT型となり、デザイン面でカラー対応する場合、この3部品の色調を同一にしないと違和感を与えるため、機器本体全体が同一色調となり、マエイタ3とウライタ5の色調が同一のため、機器の奥行きに厚みを感じるというデザイン面の課題があった。
【0004】
一般的に床置きタイプのこの種の温風暖房機は、見た目のデザイン感覚が非常に大切であり、特に機器の厚みを薄く感じさせるデザインを取り入れることが重要なポイントになっている。
【0005】
従って、図8、図9で示す温風暖房機の外観構成では、マエイタ3を機器の天面から一体に絞り、その両側面の合わせラインを直線とし、かつ、ウライタ5・パネル6の色調を合わせると同時に、マエイタ3の色調と差別化することにより、デザイン面での厚みを感じさせない構成をすることが出来たが、その一方で機器天面部にマエイタ3とパネル6との合せラインが入るため、その合わせ部の隙間管理の課題、及びその隙間からの注水対策とパネル上面に子供などが乗った場合の下方への外力の受け対応が複雑となると同時に、マエイタ3が絞り形状のため、全体のデザイン性が限定されるという課題があった。
【0006】
また、従来例の図6、図7及び図8、図9のいずれの場合も、パネル6は操作部を一体成型して構成されている。
【0007】
一方、この種の温風暖房機の場合、この合成樹脂のパネル6の材質は、安全性の観点からファンロック時の給気口4からの熱気あふれ対応のため、耐熱性の優れた難燃性素材を使用するのが一般である。しかしながら、耐熱性と難燃性に優れた素材は価格的にも一般の合成樹脂より高く、また成型加工面でも金型が複雑になるというコストデメリットがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、マエイタとウライタとを突き合わせて構成した箱体の上部天面を、機器の操作部を有するパネルAと、パネルBで構成し、パネルAとパネルBの両側面の合わせラインと、前記マエイタとウライタの両側面の合わせラインとを一致させるとともに、前記マエイタと前記パネルAの色調を同一とし、かつ、前記ウライタと前記パネルBの色調を、前記マエイタと前記パネルAの色調と異なる色調で統一して構成しており、前記ウライタと前記パネルBの色は、前記マエイタと前記パネルAの色より暗い濃い色とし、パネルAの突き合わせ端部にU溝を設け、パネルBの端部の一部に前記U溝に嵌合するL型もしくは凸部のリブを設け、パネルAは前記リブを上から覆いかぶせるようにU溝に前記リブを嵌合した状態で、パネルBがパネルAより低い段差を形成することを特徴とする温風暖房機である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、マエイタとウライタとを突き合わせて構成した箱体の上部天面を、機器の操作部を有するパネルAとパネルBで構成し、パネルAとパネルBの両側面の合わせラインと、前記マエイタとウライタの両側面の合わせラインとを一致させるとともに、パネルAの突き合わせ端部にU溝を設け、パネルBの端部の一部に前記U溝に嵌合するL型もしくは凸部のリブを設け、パネルAは前記リブを上から覆いかぶせるようにU溝に前記リブを嵌合した状態で、パネルBがパネルAより低い段差を形成することを特徴とする温風暖房機である。
【0010】
請求項3に記載の発明は、パネルBはパネルAより耐熱温度の高い難燃性合成樹脂素材を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の温風暖房機である。
【0011】
機器本体上部のパネルを機器操作部を有するパネルAと、機器天面後部を構成するパネルBとに分割、その際、機器両側面に出てくるパネルAとパネルBの嵌合時の合わせラインについて、パネルAの側面ラインとマエイタの側面ラインを一直線に、かつ、パネルBの側面ラインとウライタの側面ラインを一直線に構成したものである。そして、マエイタとパネルAの色調を同一とし、かつウライタとパネルBの色調を、マエイタとパネルAの色調と異なる色調で統一して構成した。
【0012】
上記発明の外観構成によれば機器本体の両側面に出てくる構成部品の合わせラインは十字型となり、デザイン的に機器本体前面を構成するパネルA6とマエイタ、機器本体後面を構成するパネルBとウライタのラインを直線で分割することができる。そして、機器の前面と後面で各々統一して異なった色調に分けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の温風暖房機は、マエイタと、ウライタとを突き合わせて構成した箱体の上部天面を、機器の操作部を有するパネルAとパネルBの両側面の合わせラインと、前記マエイタとウライタの両側面の合わせラインとを一致させるとともに、前記マエイタと前記パネルAの色調を同一とし、かつ前記ウライタと前記パネルBの色調を前記マエイタと前記パネルAの色調と異なる色調で統一し、前記ウライタと前記パネルBの色は、前記マエイタと前記パネルAの色より暗い濃い色としている。
【0014】
そのため、側面から見たデザイン感覚として、機器本体前面と後面とで色調のコントラストが縦一直線的に分割されるため、機器本体の厚みを薄く感じさせ、外観を良好にすることができる。
【0015】
本発明の温風暖房機は、天面を構成するパネルAとパネルBとの結合部において、どちらか一方の嵌合端部が、機器本体の両側面まで連なるU溝を構成し、他方がU溝に嵌合するL型もしくは凸型形状のリブを設け、パネルAはそのリブを上から覆いかぶせるよう構成した。
【0016】
そして、パネルA面よりパネルB面を一段低く構成することにより、万一、天面上部で水をこぼされても、機器本体内に進入することなく、機器後方に流れるため、安全性を確保することができる。
【0017】
本発明の温風暖房機はパネルBは、パネルAより耐熱温度の高い難燃性合成樹脂素材を使用した。操作部を有するパネルAは外部からの熱的負荷の影響を受けにくいため普通の合成樹脂のABSまたはPP等で、また機器天面後部を構成するパネルBは、機器運転途中のファンロック等の異常時の給気口からの熱気あふれ時対応のため、耐熱温度の高い、難燃性のある合成樹脂でそれぞれ分離、単独で成型加工する。従来と同等の安全性を確保しながら、外観を良好にし、かつコスト合理化をすることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0019】
(実施例1)
図1、図2は本発明の実施例1の温風暖房機の外観斜視図である。図3は、本発明の温風暖房機の外観構成の天面中央部の部分断面図である。
【0020】
温風暖房機の底面を構成するベース1の上に、温風吹き出し口2を有するU形状に加工されたマエイタ3と、温風暖房機の給気口4を有する、U形状に加工されたウライタ5が、両側面部でつき合わせられ、箱型に構成されている。その上部の温風暖房機の天面は、合成樹脂で成型加工されたパネルA6−aとパネルB6−bに分割構成されている。パネルA6−aには、この温風暖房機を操作する操作部7が構成されている。さらに、パネルA6−aとパネルB6−bの両側面の合わせラインは、マエイタ3とウライタ5の両側面の合わせラインと同一、一直線上になるよう構成されている。
【0021】
パネルA6−aとパネルB6−bは図3の部分断面図で示すとおり、合わせライン8で突き合わせられ、場合によっては固定ネジ9により、固定されている。
【0022】
次に、作用について説明すると、マエイタ3とパネルA6−aとは同一色で統一されており、かつ、ウライタ5とパネルB6−bはさらに異なった色で統一されている。一般的には、マエイタ3とパネルA6−aの色は明るい薄い色とし、ウライタ5とパネルB6−bの色は、マエイタ3とパネルA6−aの色より、暗い濃い色と色調を区別することにより、両側面の同一、一直線上の合わせラインをより明確にすることが可能となり、側面から本温風暖房機を見た感覚として、機器の厚みを感じさせない、スッキリした外観デザインを構成することができる。
【0023】
(実施例2)
図4、図5は本発明の実施例2を示す外観構成の天面中央の部分断面図である。
【0024】
本実施例2において、実施例1と異なる点は、パネルA6−aより、パネルB6−bを一段低く、段差を設け、かつ合わせライン8を側面に構成することにより、隙間から機器本体内に、万一の場合の注水浸水対策を施した構成を施したことである。
【0025】
図4、図5の実施例で示すとおり、パネルA6−a、パネルB6−bのどちらか一方の突き合わせ端部を機器本体両側面まで、合わせライン8に連なるU溝10とし、他方はその端部の一部が上記U溝10に嵌合するL型もしくは凸型のリブ11を構成することにより、万一、天面で水がこぼれても、こぼれた水は段差の低いパネルB6−b側に流れ、かつ合わせライン8を側面とし、かつ必ず凸部の浸水防止用の壁面を構成することにより、内部への浸水を確実防止することができる。
【0026】
なお図5は、実施例2の他の嵌合形態を示す部分断面図である。この場合は、パネルA6−aとパネルB6−bの突き合わせラインはパネルB6−bの上面にできるが、パネルB6−bの端部は上に凸のL型のリブ11が、浸水防止用の壁面の役割を果たすため、機器内部への浸水を防止できる。
【0027】
(実施例3)
図1、図2は本発明の請求項3の実施例3の温風暖房機の外観構成を示す斜視図も兼用している。機器本体の天面部はパネルA6−aとパネルB6−bの2部品に分割されて、それぞれ独立して成型加工できるようになっている。従って、本発明の請求項1記載の色調を変えること以外に、その合成樹脂の素材の材質そのものを変えることが可能な構成になっている。この特性を生かし、請求項3の実施例の場合、機器前面側に当たる操作部7を有するパネルA6−aを成型加工する合成樹脂の素材は、普通一般的なABS、もしくはPPとし、機器後面側に当たるパネルB6−bは、難燃性の優れたかつ耐熱温度の高い合成樹脂のABS、もしくはPPに分けて加工したものを使用することを特徴としたものである。
【0028】
なお、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0029】
次に、作用を説明すると、機器前面側のパネルA6−aには、操作部7が設けてある。操作部7は機器を制御する為のスイッチ等を有する操作電装基板を取りつけるため、複雑な形状が必要で、成型加工時は、特に加工条件の良い素材を選択する必要がある。一方、機器後面のパネルB6−bは、当温風暖房機のウライタ5に面しているため、当温風暖房機の万一の運転中のファンロック等の異常時の給気口4からの熱気あふれに対応できるだけの耐熱性と難燃性を備えた合成樹脂の素材を使用することを要求されている。
【0030】
合成樹脂の場合、成型条件の良さと耐熱性・難燃性とは相反する特性であり、この特性を両立する素材はコスト的にも割高である。従って従来の様にパネル6が一体構成されていると、どうしても安全性を重視する観点から、合成樹脂の素材としては、耐熱・難燃ABS、もしくは耐熱・難燃PPを選択する必要があり、おのずと加工成型条件より、その外観デザイン性等に制約条件が加わると同時に、成型条件を良くするための金型構成上の配慮が必要となり、材料面及び加工面とも、どうしてもコスト高となっていた。
【0031】
しかし、本実施例のように分割した部品の素材をそれぞれ要求される特性に相性のよいものに選択することにより、外観も良好にし、かつより効果的に安価にパネル部を構成することが可能となる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の温風暖房機はデザイン面から、機器本体の厚みを、より薄く、スッキリした感覚に仕上げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、実施例3の温風暖房機の外観構成を示す前面からの斜視図
【図2】同実施例の外観構成を示す後面からの斜視図
【図3】本発明の実施例1の温風暖房機の外観構成の天面中央の部分断面図
【図4】本発明の実施例2の温風暖房機の外観構成の天面中央の部分断面図
【図5】同実施例2の他の嵌合形態を示す部分断面図
【図6】従来の温風暖房機の外観構成を示す前面からの斜視図
【図7】従来の温風暖房機の外観構成を示す後面からの斜視図
【図8】他の温風暖房機の外観構成を示す前面からの斜視図
【図9】従来の他の温風暖房機の外観構成を示す後面からの斜視図
【符号の説明】
2 温風吹き出し口
3 マエイタ
4 給気口
5 ウライタ
6−a パネルA
6−b パネルB
7 操作部
8 合わせライン
10 U溝
11 リブ

Claims (3)

  1. マエイタとウライタとを突き合わせて構成した箱体の上部天面を、機器の操作部を有するパネルAと、パネルBで構成し、パネルAとパネルBの両側面の合わせラインと、前記マエイタとウライタの両側面の合わせラインとを一致させるとともに、前記マエイタと前記パネルAの色調を同一とし、かつ、前記ウライタと前記パネルBの色調を、前記マエイタと前記パネルAの色調と異なる色調で統一して構成しており、
    前記ウライタと前記パネルBの色は、前記マエイタと前記パネルAの色より暗い濃い色とし、
    パネルAの突き合わせ端部にU溝を設け、パネルBの端部の一部に前記U溝に嵌合するL型もしくは凸部のリブを設け、
    パネルAは前記リブを上から覆いかぶせるようにU溝に前記リブを嵌合した状態で、パネルBがパネルAより低い段差を形成することを特徴とする温風暖房機。
  2. マエイタとウライタとを突き合わせて構成した箱体の上部天面を、機器の操作部を有するパネルAとパネルBで構成し、パネルAとパネルBの両側面の合わせラインと、前記マエイタとウライタの両側面の合わせラインとを一致させるとともに、
    パネルAの突き合わせ端部にU溝を設け、パネルBの端部の一部に前記U溝に嵌合するL型もしくは凸部のリブを設け、
    パネルAは前記リブを上から覆いかぶせるようにU溝に前記リブを嵌合した状態で、パネルBがパネルAより低い段差を形成することを特徴とする温風暖房機。
  3. パネルBはパネルAより耐熱温度の高い難燃性合成樹脂素材を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の温風暖房機。
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