JP4986526B2 - 車両用風向調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両内に空気を送風して風向を調整できる車両用風向調整装置に関する。
通常、レジスタと呼ばれる車両用風向調整装置は、左右方向に回動する複数の前可動ルーバ(前フィンとも言う。)と、上下方向に回動する複数の奥可動ルーバ(奥フィンとも言う。)と、を備えている。前フィンと奥フィンとは、それぞれ別々の操作レバーにより操作されていた。しかし、意匠上の観点から横長のレジスタを提供する場合には、前フィンと奥フィンとを別々に操作する操作レバーを有することは、2個の操作レバーに連結する駆動機構を別々に構成することとなってスペース上の効率を低下させていた。そのため、従来においては、1個の操作ボタンで上下左右方向に風向を調整できるレジスタが特許文献1によって開示されている。
これによると、図11に示すように、レジスタ(空気通気装置)60は、球体状に形成された作動素子61を有している。作動素子61は、第1組のブレード62と第2組のブレード63とを連繋できるように十字状のジャーナル64を有し、直交する2つの軸線の周りで回転できるように配置されている。第1組のブレード62は、作動素子61に連結されて一方の軸線の周りを回動する作動アーム65及び作動アーム65に連結された連結ロッド66に接続されている。第2組のブレード63は、他方の軸線の周りを回動するカムディスク67及びカムディスク67に連結する枢動レバー68に接続されている。
作動素子61を左右方向に操作することによって、第1組のブレード62が回動され、作動素子61を上下方向に操作することによって第2組のブレード63が回動されるように構成されている。これによって、1個の操作ボタンで左右上下方向に操作ができるので、コンパクトに構成されてスペース効率を向上することができることとなっていた。
特開2004−34974公報
しかし、特許文献1のレジスタは、作動素子61が、十字形状のジャーナル構造体として2つの軸線を中心に回動するように構成され、また、第1組のブレード62と第2組のブレード63はお互いに連繋するように構成されているから、第2組のブレード63を回動する際、第1組のブレード62を作動させてしまう虞れを生じるために、それぞれ独立した動きを妨げられて実用的に採用することができなかった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、1個の操作ボタンで操作することによってスペース的な面で効率を向上するとともに前可動ルーバ(前フィン)と奥可動ルーバ(奥フィン)とを独立して作動させて安全に作用できる車両用風向調整装置を提供することを目的とする。そのために本発明にかかわる車両用風向調整装置は、以下のように構成するものである。すなわち、
請求項1の発明では、前可動ルーバと奥可動ルーバとを回動可能に駆動する操作手段を備える車両用風向調整装置であって、前記操作手段が、球状継手と前記球状継手の周りを回動可能な球状ノブと前記球状ノブに連結する回動駆動手段とを備えるとともに、前記回動駆動手段は、前記前可動ルーバを駆動する第1の駆動手段と前記奥可動ルーバを駆動する第2の駆動手段とのいずれかを作動できるように構成され、前記回動駆動手段には、前記第1の駆動手段を作用させる際に前記第2の駆動手段を作用させない第1の逃げ手段が配設されるとともに、前記第2の駆動手段を作用させる際には、前記第1の駆動手段を作用させない第2の逃げ手段が配設され、前記第1の駆動手段は、前記回動駆動手段の作用で前記前可動ルーバを上下方向に作動する前可動ルーバ作動リンクを備え、前記第2の駆動手段は、前記回動駆動手段の作用で前記奥可動ルーバを左右方向に回動する奥可動ルーバ作動リンクを備え、前記回動駆動手段は、前記操作手段に連結されて前記前可動ルーバ作動リンクを作動させる第1の回動駆動体と、前記第1の回動駆動体に作動されて前記奥可動ルーバ作動リンクを作動させる第2の回動駆動体を備えていることを特徴とするものである。
請求項記載の発明では、前記第1の逃げ手段は、前記第1の回転駆動体に形成されて前記前可動ルーバ作動リンクに水平方向で摺動可能な第1の溝部で形成されていることを特徴としている。
請求項記載の発明では、前記第2の逃げ手段は、前記第1の回動駆動体に形成された前記第2の回転駆動体を垂直方向で摺動可能な第2の溝部で形成されていることを特徴としている。
請求項記載の発明では、前記球状ノブには、前記球状継手の前方に配置されて球面を有する操作部が配置され、前記操作部を上下又は左右方向に回動操作することによって、風向が調整されることを特徴としている。
本願発明によれば、車両用風向調整装置は、1個の操作手段で前可動ルーバと奥可動ルーバとをそれぞれ別々に回動して独立して操作できる。つまり、前可動ルーバを回動する第1の駆動手段を作動させる際には、回動駆動手段に形成された第1の逃げ手段によって、第2の駆動手段を作動させずに奥可動ルーバを回動するように作動しない。一方、奥可動ルーバを回動する第2の駆動手段を作動させる際には、回動駆動手段に形成された第2の逃げ手段によって、第1の駆動手段を作動させずに前可動ルーバを回動するように作動しない。そのため、前可動ルーバと奥可動ルーバとをそれぞれ独立して安全に操作することができる。さらに、1個の操作手段で前可動ルーバと奥可動ルーバとの回動を操作できることは、風向調整装置をコンパクトに構成してスペース効率を向上することができ、横長に形成する風向調整装置を提供することができる。これによって車両内の意匠面を向上することができる。
なお、回動駆動手段は、第1の回動駆動体と第2の回動駆動体を設け、第1の回動駆動体で前可動ルーバ作動リンクを作動するとともに第1の回動駆動体から第2の回動駆動体を介して奥可動ルーバ作動リンクを作動するように構成してもよく、また操作手段からそれぞれ連結する第1の回動駆動体又は第2の回動駆動体でそれぞれ前可動ルーバ作動リンク又は奥可動ルーバ作動リンクを作動するように構成してもよい。
また、回動駆動手段が、第1の駆動手段の前可動ルーバ作動リンク及び第2の駆動手段の奥可動ルーバ作動リンクのいずれかを選択的に作用することができるから、1個の操作ノブで回動駆動手段を作動させることによって、前可動ルーバの上下方向の回動又は奥可動ルーバの左右方向のいずれかの回動を行うことができコンパクトに構成することができる。
さらに、操作手段として球状継手を使用することから、スムーズな操作をすることができるとともに操作する際の荷重に対して高い安定性を得ることができる。
次に、本発明の車両用風向調整装置の一形態を図面に基づいて説明する。図1は一形態の車両用風向調整装置(以下、レジスタと呼ぶ。)の全体斜視図であり、図2はその分解斜視図を示している。レジスタ1は、高さ方向に短く横方向に長尺状に形成されている。又、図3はレジスタ1の要部の縦断面を示し、図4は要部の水平断面を示している。
レジスタ1は、図1〜2に示すように、内部に通気路を有して中空状に形成されるリテーナ3と、リテーナ3の前部に配置されるベゼル5と、ベゼル5に形成された開口部51に配置される複数の前フィン(前可動ルーバ)7と、前フィン7の後方に配置される複数の奥フィン(奥可動ルーバ)9とを備えている。ベゼル5に形成された開口部51の一方の側方にはサブリテーナ4に支持された操作部10が配置されている。なお、以下の説明においては、車両の室内側、つまり、リテーナ3のベゼル側を前部又は前方といい、レジスタ1の空気導入側、つまりリテーナ3の反ベゼル側を後部又は後方という。
図3〜4に示すように、操作部10には、球状継手11が配置され、球状継手11を中心に回動可能に配置されて前フィン7を上下方向に回動する第1の駆動部(第1の駆動手段)20と、球状継手11を中心に回動可能に配置されて奥フィン9を左右方向に回動する第2の駆動部(第2の駆動手段)30と、を備えている。
また、球状継手11の周りに一方(後方)を開放して球状継手11の周りを回動するとともに一部を球状に形成された操作ノブ12が配置されている。操作ノブ12は内部に球状継手11に摺動可能に嵌合する嵌合部121を有して中空状に形成するとともに、操作ノブ12の前部には、ベゼル5の表面から突出するノブプレート13が装着されている。嵌合部121には、第1の回動駆動体としてのガイドアーム15が配置されて球状継手11の周りで回動可能に連結されている。
ガイドアーム15は、図5に示すように、平面視において中空部151aを有して形成された本体部151と、本体部151の前部において操作ノブ12の嵌合部121に係止する一対の爪部152、152と、本体部151の後部に水平方向に形成された第1の逃げ手段としての第1の溝部153と、中空状の本体部151の内方にお互いに向かい合う一対の突出部154、154を有している。従って、一対の爪部152、152と一対の突出部154、154で操作ノブ12の嵌合部121を挟持することによって、操作ノブ12の上下駆動及び左右駆動でガイドアーム15自体を上下方向に回動したり左右方向に回動したりする。
中空部151aは、第2の逃げ手段として形成され、後述のジョイントアーム31が挿通されている。そして一対の突出部154、154がジョイントアーム31の側面部を挟持することによって、ガイドアーム15の左右方向の回動をジョイントアーム31に伝達する。この際、ガイドアーム15の上下移動は、中空部151内を挿通するジョイントアーム31に摺動するのみでジョイントアーム31には何の影響を及ぼさないから、ジョイントアーム31にはガイドアーム15の上下移動による回動駆動は伝達されない。また、溝部153には後述の前フィン作動リンク21が挿入されることによって、ガイドアーム15上下移動での前フィン作動リンク21の上下動を可能にするが、ガイドアーム15の左右方向への回動は、第1の溝部153が前フィン作動リンク21の上下面に沿って移動するだけであるから、ガイドアーム15の左右方向の回動を前フィン作動リンク21に伝達させることはない。
球状継手11は操作ノブ12の嵌合部121に嵌合する球状部111と球状部111から後方に向かって延設する延設部112を備えている。延設部112は、ガイドアーム15の中空部151内を挿通して後述のジョイントアーム31に支持されることによって一体的に連結されている。
第1の駆動部20は、図3〜4に示すように、操作ノブ12と前フィン7とを連結して前フィン7を上下方向に回動するための構成を示すものであり、ガイドアーム15と前フィン作動リンク21と、前フィン作動リンク21の一端に連結された連結アーム22と、前フィン7の反操作部側に配置されて複数の前フィン7を同時に作動する前フィン連結ロッド23(図2参照)と、を備えている。
前フィン作動リンク21は、湾曲部を有して略コ字状に形成される丸棒状又はパイプ状の駆動本体部211と駆動本体部211の両端部でリテーナ3に回動可能に支持される連結ピン部212、212と、一方の連結ピン部212から後方に向かって形成されるL字状の連結部213とを有している。一対の連結ピン部212、212を結ぶ軸線は、球状継手11の中心軸線と略一致し、駆動本体部211は、ガイドアーム15の溝部153に挿通する位置にある。連結部213には、1枚の前フィン7のピン部71に連結する連結アーム22が配置されている。
第2の駆動部30は、ガイドアーム15と、ガイドアーム15の中空部151a内を挿通するジョイントアーム31と、ジョイントアーム31の一端で連結する奥フィン作動リンク32と、奥フィン作動リンク32の他端に連結されて奥フィン9を回動する連結アーム33と、を有している。なお、連結アーム33は近接の奥フィン9の上部に配置された2腕状のアームでもよく、近接の奥フィン9のピン部91に直接連結するものであってもよい。実施形態では、奥フィン9のピン部91を中心にして延設する2個のアーム部331、331を有している。
ジョイントアーム31は、湾曲状に形成される胴体部311とサブリテーナ4の上下壁部に回動可能に支持される枢軸部312、313と、上方の枢軸部312から連結して奥フィン作動リンク32に連結する連結レバー部314とを有して形成されている。連結レバー部314の先端には上方に向かう連結ピン部315が形成されている。胴体部311は、ガイドアーム15の中空部151a内に挿通できる程度の幅に形成されるとともに、ガイドアーム15の一対の突出部154、154で挟持できる幅に形成されている。さらに、胴体部311の中央部内面には球状継手11の延設部112を嵌入する支持部316が球状継手11側に突出して形成されている。
奥フィン作動リンク32は、2方に延設してく字状を形成するアーム部321、321を有してサブリテーナ4の上壁に枢軸322で回動可能に支持されている。各アーム部321、321には各アーム部321、321の長手方向に沿って長溝323、323が形成されている。
連結アーム33は、実施形態においては、一対のアーム部331を有して奥フィン9の回動中心であるピン部91に枢着されてピン部91を中心にして揺動可能に形成されている。一方のアーム部331には、奥フィン作動リンク32に形成された一方の長溝323に摺動可能に連結された連結ピン部332が形成されている。他方のアーム部331には、すべての奥フィン9を同時に同方向に回動するための奥フィン連結ロッド34(図2参照)が連結されている。
また、リテーナ3の後部には、図2に示すように、ダンパプレート41がダンパプレート41用の操作ハンドル42の操作で、リテーナ3内の中空部を開閉可能に配置されている。
次に上記のように構成されたレジスタ1の作用について説明する。
まず、第1の回動駆動部20を駆動して、前フィン7を図6に示すような水平位置から、図7に示すように、上下方向のいずれかの方向(図7では下方)に回動する場合を説明する。図8に示す操作ノブ12のノブプレート13を、下方を示す矢印部分を押して操作ノブ12を下方に向けて回転すると、図7に示すように、操作ノブ12は球状継手11の周りを時計方向に回転する。すると、操作ノブ12の嵌合部121に爪部152、152で係止しているガイドアーム15(図4参照)の本体部151が、図7に示すように、球状継手11を中心にして上方に向かって回転する。ガイドアーム15の本体部151の上方への回転は、ガイドアーム15の本体部151の第1の溝部153に嵌入している前フィン作動リンク21の駆動本体部211を、連結ピン部212、212(図4参照)を中心にして上方に向かって回転させる。
前フィン作動リンク21には連結部213が配置されて、前フィン7と連結アーム22を介して連結されているため、前フィン作動リンク21の駆動本体部211の上方への回転は連結アーム22の一端を上方に回転することになる。連結アーム22の他端は、前フィン7のピン部71に軸着しているから、ピン部71を、図7中、時計方向に回転させることなって、前フィン7の前端部を下方に向かって回動させることになる。この状態では、ダンパプレート41は、空気を導入しているために水平方向に回転してリテーナ3内を開放している状態にある。従って、リテーナ3内に流入される風向を車両の下向きに調整することができる。
一方、ガイドアーム15の本体部151の上下方向の回動は、ガイドアーム15の中空部(第2の溝部)151aを挿通しているジョイントアーム31には伝達しない。つまり、ガイドアーム15は上下運動する際、ガイドアーム15の突出部154がジョイントアーム31の側面を摺動するのみとなってジョイントアーム31を上下方向に移動する力を付与しない。これによって、奥フィン作動リンク32は作動されず、従って奥フィン9は上下方向には回動しない。
次に、奥フィン9を、図9に示すような真っ直ぐな位置から、図10に示すように、正面視左右方向のいずれかの方向(図10では左方)に回動する場合について説明する。図8に示す操作ノブ12のノブプレート13を、左方を示す矢印部分を押して操作ノブ12を左方に向けて回転すると、図10に示すように、操作ノブ12は球状継手11の周りを時計方向に回転する。つまり、操作ノブ12のノブプレート13を左方向に回転すると、操作ノブ12は、球状継手11を中心にして左方向に回転する。操作ノブ12の嵌合部121に爪部152で係止しているガイドアーム15は、図10における時計方向に回転する。ガイドアーム15はジョイントアーム31の側面部を一対の突出部154、154で挟持していることから、ガイドアーム15の左右方向の回動は、球状継手11に配されている延設部112を介してジョイントアーム31の胴体部311を、図10中、時計方向に回転させることとなる。ジョイントアーム31の胴体部311の時計方向への回転は、サブリテーナ4に枢支されている上方の枢軸部312及び枢軸部312に連結する連結レバー部314を時計方向に回転させ、その結果、連結ピン部315が奥フィン作動リンク32の一方の長溝323内を摺動して、奥フィン作動リンク32のアーム部321を枢軸322を中心に反時計方向に回転させる。
アーム部321の反時計方向の回転は、他方の長溝323内を連結ピン部332で摺動する連結アーム33によってアーム部331を奥フィン9のピン部91を中心に時計方向に回転させることとなる。これによって、奥フィン9を、図10中、時計方向に回転させる。連結アーム33の他端には奥フィン連結ロッド34が連結されているため、1個の奥フィン9を時計方向に回転させることによって、奥フィン連結ロッド34を、図10中、左方向に移動させて他の奥フィン9を同時に同方向へ回動させる。この状態では、ダンパプレート41は、空気を導入しているために水平方向に回転してリテーナ3内を開放している状態にある。従って、リテーナ3内に流入される風向を車両の左向きに調整することができる。
一方、ガイドアーム15の左右方向の回動は、ガイドアーム15の第1の溝部153を挿通している前フィン作動リンク21には伝達しない。つまり、ガイドアーム15が左右方向への回動をする際、ガイドアーム15の第1の溝部153がジョイントアーム31の胴体部311の上下面を摺動するのみとなってジョイントアーム31を左右方向へ移動させる力を付与しない。これによって、奥フィン作動リンク32は左右方向には作動されず、従って前フィン7は上下方向には回動しない。
これによって、レジスタ1の前フィン7と奥フィン9とは、操作ノブ12への操作によってそれぞれ独立した状態で適度な位置に風向調整が行われる。
上述のように、実施形態のレジスタ1では、1個の操作ノブ12の上下又は左右方向の回動操作で、お互いに独立して前フィン7と奥フィン9との風向を調整することができる。つまり、第1の回動駆動体としてのガイドアーム15は、前フィン作動リンク21を上下動させて前フィン7を上下方向に回動させる。そして、ガイドアーム15には、前フィン7を上下方向に回動する際、中空部(第2の逃げ溝)151aが、第1の逃げ溝153を挿通したジョイントアーム31を摺動するのみでジョイントアーム31には上下の駆動を伝達させない。ジョイントアーム31の上下移動がないから奥フィン9を上下方向には回動させない。
また、奥フィン9を左右方向に回動する際、ガイドアーム15は、ジョイントアーム31を左右方向に回動させて奥フィン作動リンク32を介して奥フィン9を左右方向に回動させる。そして、そして、ガイドアーム15には、奥フィン9を左右方向に回動する際、第1の溝部153が、第1の溝部153を挿通した前フィン作動リンク31を摺動するのみで前フィン作動リンク3に左右方向の回動を伝達させない。前フィン作動リンク31の左右移動がないから前フィン7を左右方向には回動させない。
従って、第1の駆動手段20で前フィン7を回動させる操作と第2の駆動手段30で奥フィン9を回動させる操作とを1個の操作ノブ12でお互いの干渉を避けて独立して駆動できることから、操作部10を損傷させることなく安全に構成することができる。しかもコンパクトに構成されることから、レジスタ1をコンパクトに構成して車両に対して少ないスペースで確保することが、例えば横長のレジスタ1を提供することができる。そのため、意匠面上での向上を図ることができる。
また、操作部10に球体継手11を使用できるから、スムーズな操作をすることができるとともに操作する際の荷重に対して高い安定性を得ることができる。
なお、本発明は上述の形態には限定するものではない。例えば、第2の回動駆動体としてのジョイントアームを、ガイドアーム15を介在せずに、直接、操作部10に連結して駆動させるようにしてもよい。
また、回動駆動手段に形成される逃げ手段としては、ガイドアームに形成した第1の溝部と第2の溝部でなくても、前フィンを前後方向に駆動する際に、前フィン作動リンクの左右方向への駆動を伝達しない構成、又は奥フィンを左右方向に駆動する際に、ジョイントアームの上下方向への駆動を伝達しない構成であればどのように構成してもよい。
本発明のレジスタを示す全体斜視図である。 同分解斜視図である。 図1のレジスタの操作部を示す縦断面図である。 同水平断面図である。 図1のレジスタにおけるガイドアーム(第1の回動駆動体)の部品図である。 前フィンの回動する第1の駆動部の作用を示す縦断面図である。 前フィンの回動する第1の駆動部の作用を示す縦断面図である。 操作ノブを示す正面図である。 奥フィンの回動する第2の駆動部の作用を示す平面図である。 奥フィンの回動する第2の駆動部の作用を示す平面図である。 従来のレジスタを示す一部断面斜視図である。
符号の説明
1、レジスタ
3、リテーナ
4、サブリテーナ
7、前フィン(前可動ルーバ)
9、奥フィン(奥可動ルーバ)
10、操作部
11、球状継手
12、操作ノブ
13、ノブプレート
15、ガイドアーム
151a、中空部(第2の溝部)
153、第1の溝部
154、突出部
20、第1の駆動手段
21、前フィン作動リンク
30、第2の駆動手段
31、ジョイントアーム
32、奥フィン作動リンク

Claims (4)

  1. 前可動ルーバと奥可動ルーバとを回動可能に駆動する操作手段を備える車両用風向調整装置であって、
    前記操作手段が、球状継手と前記球状継手の周りを回動可能な球状ノブと前記球状ノブに連結する回動駆動手段とを備えるとともに、前記回動駆動手段は、前記前可動ルーバを駆動する第1の駆動手段と前記奥可動ルーバを駆動する第2の駆動手段とのいずれかを作動できるように構成され、
    前記回動駆動手段には、前記第1の駆動手段を作用させる際に前記第2の駆動手段を作用させない第1の逃げ手段が配設されるとともに、前記第2の駆動手段を作用させる際には、前記第1の駆動手段を作用させない第2の逃げ手段が配設され
    前記第1の駆動手段は、前記回動駆動手段の作用で前記前可動ルーバを上下方向に作動する前可動ルーバ作動リンクを備え、前記第2の駆動手段は、前記回動駆動手段の作用で前記奥可動ルーバを左右方向に回動する奥可動ルーバ作動リンクを備え、
    前記回動駆動手段は、前記操作手段に連結されて前記前可動ルーバ作動リンクを作動させる第1の回動駆動体と、前記第1の回動駆動体に作動されて前記奥可動ルーバ作動リンクを作動させる第2の回動駆動体を備えていることを特徴とする車両用風向調整装置。
  2. 前記第1の逃げ手段は、前記第1の回動駆動体に形成されて前記前可動ルーバ作動リンクに水平方向で摺動可能な第1の溝部で形成されていることを特徴とする請求項記載の車両用風向調整装置。
  3. 前記第2の逃げ手段は、前記第1の回動駆動体に形成された前記第2の回動駆動体を垂直方向で摺動可能な第2の溝部で形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用風向調整装置。
  4. 前記球状ノブには、前記球状継手の前方に配置されて球面を有する操作部が配置され、前記操作部を上下又は左右方向に回動操作することによって、風向が調整されることを特徴とする請求項1,2,又は3のいずれかに記載の車両用風向調整装置。
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