JP5020880B2 - ガルバノモータ及びガルバノモータシステム - Google Patents

ガルバノモータ及びガルバノモータシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5020880B2
JP5020880B2 JP2008111291A JP2008111291A JP5020880B2 JP 5020880 B2 JP5020880 B2 JP 5020880B2 JP 2008111291 A JP2008111291 A JP 2008111291A JP 2008111291 A JP2008111291 A JP 2008111291A JP 5020880 B2 JP5020880 B2 JP 5020880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation
shaft
galvano
galvano motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008111291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009265155A (ja
Inventor
健志 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008111291A priority Critical patent/JP5020880B2/ja
Priority to EP09157954.0A priority patent/EP2112546B1/en
Priority to US12/428,307 priority patent/US8031386B2/en
Publication of JP2009265155A publication Critical patent/JP2009265155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5020880B2 publication Critical patent/JP5020880B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/14Estimation or adaptation of motor parameters, e.g. rotor time constant, flux, speed, current or voltage
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/105Scanning systems with one or more pivoting mirrors or galvano-mirrors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Description

本発明は、光の光軸を走査又は偏向するガルバノモータ及びガルバノモータシステムに関する。
近年、レーザ穴あけ機、レーザマーカ又は光造形装置など、レーザ光線を連続的に走査又は位置決めして照射し、そのレーザエネルギーにより被加工物を加熱して焼き、昇華させ又は光硬化性の樹脂を硬化させて所望の形状に加工する加工装置がある。このような加工装置のレーザ光線の走査又は位置決めを行うため、ガルバノモータが利用されている。
ガルバノモータに求められる特性は、走査又は位置決めの応答性と精度である。ガルバノモータの応答性を向上させるため、モータの低慣性化、高トルク化、及び、低インピーダンス化を考慮した設計が行なわれている。また、ガルバノモータをモータ制御部と組み合わせてガルバノモータシステムを構成した場合、制御ゲインを高くできるようなモータの周波数応答特性が求められている。
ガルバノモータの高精度化のためには、静電容量方式や光学式の角度位置センサの大型化又は多分割化による高感度化や、差動回路による補償などが行なわれている。さらに近年では、角度位置センサとしてエンコーダを用いたものも実用化されている。
図6は、従来のガルバノモータの概略構成を示す断面図である。同図において、101はモータシャフト、102はモータシャフト101の概中央部に固定された磁石である。103はモータケース、104は、モータケース103に固定されて磁石102と協働して磁気回路を構成する固定ヨークである。105は、固定ヨーク104に固定されて磁石102とモータシャフト101を回転駆動するコイルである。
106は、モータシャフト101の一端に固定された角度情報(位置情報)を得るための格子をもったエンコーダスケールである。107は、エンコーダスケール106の格子情報を読み取るセンサ、108は、センサを107が実装され電気信号に変換する基板である。109はミラーであり、モータシャフト101の他の一端に直接結合されている。
図6に示される従来例のように、一般的に、モータシャフト101としてストレートなシャフトが用いられることが多い。また、駆動するミラー109のイナーシャは、エンコーダスケール106より大きな場合が多い。さらに、磁石102とミラー109との間の距離Lmirrorは、磁石102とエンコーダスケール106との間の距離Lscaleより大きくなる場合が多い。
この従来例における具体的な数値は、Gmirror=206[GPa]、Ipmirror=Dmirror/32=0.004/32[m]、Imirror=0.8−7[Kgm]、Lmirror=0.015[m]である。また、Gscale=206[GPa]、Ipscale=Dscale/32=0.004/32[m] 、Iscale=0.6−7[Kgm]、Lscale=0.012[m]である。
ここで、Gmirrorは、磁石102とミラー109との間のモータシャフト101の材料の横弾性係数である。Ipmirrorは、磁石102とミラー109との間のモータシャフト101の断面2次極モーメントである。Dmirrorは、磁石102とミラー109との間のモータシャフト101の直径である。Imirrorは、ミラー109のイナーシャである。Lmirrorは、磁石102とミラー109との間の長さである。
Gscaleは、磁石102とエンコーダスケール106との間のモータシャフト101の材料の横弾性係数である。Ipscaleは、磁石102とエンコーダスケール106との間のモータシャフト101の断面2次極モーメントである。Dscaleは、磁石102とエンコーダスケール106との間のモータシャフト101の直径である。Iscaleは、エンコーダスケール106のイナーシャである。Lscaleは、磁石102とエンコーダスケール106との間の長さである。
以上の数値を用いると、磁石102とミラー109との間の1次のねじれ共振周波数fmirrorと、磁石102とエンコーダスケール106との間の1次のねじれ共振周波数fscaleが算出される。この従来例では、ねじれ共振周波数fmirror、fscaleは、それぞれ、5898Hz、7614Hzとなる。
また、角度位置検出手段としてエンコーダを用いたガルバノモータのモータ制御部は、デジタル信号で得られた位置情報を精度を落とさずに利用するため、一般的にはデジタル制御回路が用いられる。
図7は、従来のガルバノモータの周波数特性の模式図であり、図7(a)はゲイン特性、図7(b)は位相特性である。図7に示されるボード線図は、図6に示される従来のガルバノモータを約40kHzのサンプリング周期で駆動させた場合の開ループの周波数特性を示している。
図7(a)に示されるように、ねじれ共振周波数fscaleは、ねじれ共振周波数fmirrorより高くなっている。また、図7(b)に示されるように、モータ制御部のサンプリング周期に起因する位相遅れにより、位相交点周波数すなわち位相が−180度である周波数は約3kHzである。
この従来例の位相特性では、ねじれ共振周波数fmirrorの手前の反共振で180度進み、ねじれ共振周波数fmirrorで再度180度遅れる。そして、fscaleで180度遅れる。このように、共振がモータ駆動部よりセンサであるエンコーダ側で起きる時は、位相が180度遅れ、逆に共振がモータ駆動部よりエンコーダと反対側であるミラー側で起きるときは、位相が180度戻ってから180度遅れる。
ボードの定理により、ボード線図の位相交点でゲインが0dBを超えなければ、その制御系は安定となる。また、ゲインが0dBを超えても位相が−180度を横切らなければ、制御系は安定となる。このため、この従来例のように、位相交点周波数より少し高い周波数においてミラー側で共振が生じると、ねじれ共振周波数fmirrorにて位相が−180度を横切り、かつ、ゲインが0dBを越える。このため、制御系は不安定となって発振状態に陥る。そこで、一般的には、ノッチフィルタをねじれ共振周波数fmirrorの周波数に適用する。
しかし、ノッチフィルタを適用すると、その周波数より低い領域に位相遅れが発生し、位相交点周波数が低下する。このため、制御ゲインを上げることが困難となり、モータの応答性が悪化する。
特開2003−84224号公報
以上説明したように、デジタル制御では離散的に処理を行なうため、無駄時間要素が発生する。その結果、いわゆるボード線図における周波数特性でみた場合、位相遅れが生じる。
モータやセンサの大きさと制御に用いる演算素子の能力にも依存するが、実用的な範囲では、機械系の共振周波数と制御系の位相交点周波数(位相が−180度であるときの周波数)は接近している。このため、ローパスフィルタやノッチフィルタなどの各種制御フィルタを用いなければ、モータの応答性に直結する制御ゲインを上げることが困難である。
このようなデジタル制御を用いたガルバノモータでは、以下のような問題があり、性能向上が困難になってきている。
第一には、デジタル制御系は、サンプリングによる無駄時間要素を有することによる位相遅れが発生するため、位相交点が低くなってしまう。制御帯域は、位相交点周波数を超えることはできない。このため、制御ゲインも低くせざるを得なくなり、モータの応答性や外乱を抑圧する力が低下する。
第二には、モータの共振に対応するため、一般的に、ノッチフィルタ等の制御フィルタもデジタル演算で構成する。しかし、フィルタの種類や次数が増えると、演算負荷が増大して制御のサンプリング周期をより長くとる必要がある。また、フィルタそのものの影響でさらに位相交点周波数が低くなってしまい、制御ゲインを上げることが困難となる。
上記問題点を解決するため、本発明は、光線光軸を高精度かつ高速に回転偏向を行うことが可能なガルバノモータ及びガルバノモータシステムを提供する。
本発明の一側面としてのガルバノモータは、光源からの光を走査又は偏向するガルバノモータであって、回転軸と、前記回転軸を回転駆動する回転駆動部と、前記回転軸の一端に結合された回転角度検出部とを有し、前記回転軸は、前記回転角度検出部が結合された前記一端とは反対側の他の一端に、前記回転角度検出部より重い偏向部材が結合されるように構成され、前記偏向部材が前記回転軸に結合された場合、前記ガルバノモータの開ループ特性における位相交点周波数fphase、前記回転軸の中央部と前記回転角度検出部と間のねじれ共振周波数fscale、及び、該回転軸の中央部と前記偏向部材との間のねじれ共振周波数fmirrorは、fphase<fscale≦fmirrorの関係を満たし、前記ねじれ共振周波数fscaleにおける位相、及び、前記ねじれ共振周波数fmirrorにおける位相は、−180度以外である。
本発明の他の側面としてのガルバノモータシステムは、前記ガルバノモータと、目標角度情報と前記回転角度検出部からの回転角度情報とを比較し、該目標角度情報と該回転角度情報との差が小さくなるように、前記回転軸の回転駆動動作をデジタル制御するモータ制御部とを有する。
本発明のその他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、光線の光軸を高精度かつ高速に回転偏向を行うことが可能なガルバノモータシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本実施例におけるガルバノモータの基本構成について説明する。図1は、本実施例におけるガルバノモータの概略構成を示す断面図である。
図1において、10はガルバノモータであり、例えば、光源からの光を走査又は偏向するために用いられる。1はモータシャフト(回転軸)であり、モータシャフト1が回転することにより、モータシャフト1に結合された後述のミラー9が回転する。2は磁石であり、磁石2はモータシャフト1の略中央部に固定されている。3はモータケースであり、ガルバノモータ10の各構成要素は、モータケース3の内部に組み入れられている。
4は固定ヨークであり、固定ヨーク4はモータケース3に固定され、磁石2と協働して磁気回路を構成する。5はコイル(回転駆動部)であり、コイル5は固定ヨーク4に固定され、モータシャフト1及び磁石2を回転駆動する。
6はエンコーダスケール(回転角度検出部)である。エンコーダスケール6は、モータシャフト1の一端に結合され、モータシャフト1と同様に回転する。また、エンコーダスケール6には、モータシャフト1が回転することにより変化する回転角度情報(位置情報)を得るための格子が設けられている。
7はセンサであり、センサ7はエンコーダスケール6の格子情報を読み取る。8は基板であり、基板8には、センサ7が実装されており、センサ7で読み取ったエンコーダスケール6の格子情報を電気信号に変換する。
このように、エンコーダスケール6、センサ7、及び、基板8は、モータシャフト1の回転角度情報を得るための回転角度検出手段として用いられる。なお、本実施例において、回転角度を検出することができるものであれば、これらの代わりに他の回転角度検出手段を用いてもよい。
9はミラー(偏向部材)である。ミラー9は、エンコーダスケール6が結合されたモータシャフト1の一端とは反対側の他の一端に結合されている。
ミラー9は、照射されたレーザ光線を反射させることによりレーザ光線を偏向させる。このように、ミラー9は、モータシャフト1の回転動作に伴ってミラー角度(ミラー位置)を変化させ、ミラー9のミラー角度を制御することにより、レーザ光線の方向を制御することができる。
なお、本実施例のガルバノモータ10において、ミラー9はモータシャフト1に着脱可能に構成されている。このため、本実施例のガルバノモータ10は、その使用態様に応じて、種々のミラーを取り付けることが可能である。通常、ミラー9は、エンコーダスケール6より重く、ガルバノモータの仕様に応じて、使用可能なミラーの重さの範囲が規定されている。
図1に示されるように、本実施例のモータシャフト1は、磁石2が固定された略中央部からエンコーダスケール6が取り付けられている一端まで、所定の直径(シャフト径)を有している。この直径をDscaleと表す。また、モータシャフト1は、ミラー9が取り付けられている一端の近傍では、直径Dscaleより大きい直径Dmirrorを有する。このように、モータシャフト1は、段付シャフトを構成している。すなわち、ミラー9の結合側におけるモータシャフト1の直径Dmirrorは、エンコーダスケール6の結合側におけるモータシャフト1の直径Dscaleより大きい。
図1中において、磁石2の左端とエンコーダスケール6との間におけるモータシャフト1の長さ(距離)をLscaleとし、磁石2の右端とミラー9との間におけるモータシャフト1の長さをLmirrorとする。また、磁石2の左端と右端との間におけるモータシャフト1の長さをLmotorとする。このとき、長さLscale、Lmotorの部分において、モータシャフト1の直径はDscaleである。一方、長さLmirrorの部分では、モータシャフト1の直径はDmirrorである。
このように、ミラー9側の直径Dmirrorをエンコーダスケール6側の直径Dscaleより大きくすることにより、断面2次極モーメントIpを高くし、ねじれ剛性を高めることができる。
ここで、ねじれ剛性(ねじれバネ定数)について説明する。図2は、ねじれバネ定数に影響するパラメータの説明図である。
図2(a)は実モデルの模式図であり、イナーシャI1(慣性)の物体αとイナーシャI2の物体βとが、長さL及び直径Dを有するシャフトγで結合されている状態を示している。図2(b)は、図2(a)の実モデルに対応した質点系モデルの模式図であり、イナーシャI1の物体αとイナーシャI2の物体βとが、ねじれバネ定数Kのバネγ’で結合されている状態を示している。
このとき、シャフトγの材料の横弾性係数をG、及び、断面2次極モーメントをIpとすると、ねじれバネ定数Kは式(1)で表される。
式(1)から明らかなように、ねじれバネ定数Kは、シャフトγの材料、シャフトγの長さ、又は、シャフトの断面形状を変えることにより変化する。例えば、シャフトγの断面形状が中実丸棒であるとすると、断面2次極モーメントIpは式(2)で表され、シャフトγの直径Dの4乗に比例することがわかる。
このように、シャフトγが中実丸棒である場合、シャフトγの材料と直径Dと長さLでねじれバネ定数Kが決まる。ただし、シャフトγの直径Dを長さLの方向に徐々に変化させること、又は、シャフトγの断面形状を角形状などに変更することにより、所望のねじれバネ定数Kを得るようにしてもよい。
次に、本実施例のガルバノモータにおけるねじれ共振周波数について説明する。
図3は、本実施例におけるガルバノモータの質量と剛性とを単純な質点系のモデル図で示したものである。実際のモデルは質点系ではなく、また減衰項も有している。しかし、基本的概念は質点系と異なるものではない。このため、以下、質点系のモデルを用いて説明する。
図3において、Iscale、Imotor、及び、Imirrorは、それぞれ、ガルバノモータ10のエンコーダスケール6、磁石2、及び、ミラー9のイナーシャ(慣性)を示す。また、Kscaleは、磁石2とエンコーダスケール6との間のねじれバネ定数を示し、Kmirrorは、磁石2とミラー9との間のねじれバネ定数を示す。
ここで、磁石2とエンコーダスケール6との間の断面2次極モーメントをIpscale、その間の長さをLscale、及び、モータシャフト1の材料の横弾性係数をGscaleとする。また、磁石2とミラー9との間の断面2次極モーメントをIpmirror、その間の長さをLmirror、及び、モータシャフト1の材料の横弾性係数をGmirrorとする。
このとき、ねじれバネ定数Kscale、Kmirrorは、それぞれ、以下の(3)式及び(4)式で表される。
ここで、ガルバノモータ10の磁石2とエンコーダスケール6との間(モータシャフト1の中央部とエンコーダスケール6と間)の1次のねじれ共振周波数をfscaleとする。また、磁石2とミラー9との間(モータシャフト1の中央部とミラー9との間)の1次のねじれ共振周波数をfmirrorとする。このとき、ねじれ共振周波数fscale、fmirrorは、それぞれ、以下の(5)式及び(6)式で表される。
前述のとおり、本実施例のモータシャフト1は段付シャフトになっている。すなわち、ミラー9側におけるモータシャフト1の直径Dmirrorは、エンコーダスケール6側における直径Dscaleより大きい。
本実施例のモータシャフト1は中実丸棒であり、モータシャフト1の断面2次極モーメントIpは、式(2)のとおり、D/32(D:モータシャフトの直径)で求められる。このため、エンコーダスケール6側のモータシャフト1の断面2次極モーメントIpscaleは、Dscale/32で求められ、ミラー9側のモータシャフト1の断面2次極モーメントIpmirrorは、Dmirror/32で求められる。従って、IpscaleよりIpmirrorのほうが大きくなる。
また、本実施例のガルバノモータにおいて、駆動するミラー9のイナーシャImirrorは、エンコーダスケール6のイナーシャIscaleより大きい。さらに、磁石2とミラー9との間の長さLmirrorは、磁石2とエンコーダスケール6との間の長さLscaleより大きい。
具体的には、本実施例のガルバノモータは、次の値を有している。すなわち、Gmirror=206[GPa]、Ipmirror=Dmirror/32=0.0055/32[m]、Imirror=0.9−7[Kgm]、Lmirror=0.015[m]である。また、Gscale=206[GPa]、Ipscale=Dscale/32=0.004/32[m] 、Iscale=0.6−7[Kgm]、Lscale=0.012[m]である。
以上の数値を式(5)及び(6)に代入すると、ねじれ共振周波数fmirror、fscaleは、それぞれ、10513Hz、7614Hzと求められる。このように、本実施例のガルバノモータによれば、ミラー9側のねじれ共振周波数fmirror(10513Hz)のほうがエンコーダスケール6側のねじれ共振周波数fscale(7614Hz)より高くなっている。
次に、本実施例のガルバノモータ10を制御するモータ制御部について説明する。
図4は、本実施例におけるガルバノモータシステムのブロック図である。ガルバノモータシステム20は、ガルバノモータ10及びガルバノモータの回転動作を制御するモータ制御部30から構成されている。
モータ制御部30は、サーボ演算器31、DAコンバータ32、電流アンプ33、及び、カウンタ34を有する。サーボ演算器31は、不図示の上位の制御装置から出力された目標位置指令と、カウンタ34から出力された信号に基づいて、ガルバノモータ10のモータシャフト1を目標位置(目標角度)に移動させるのに必要な回転量をデジタル演算する。その結果は、デジタル信号として出力される。
DAコンバータ32は、サーボ演算器31から出力されたデジタル信号をアナログ信号に変換する。電流アンプ33は、DAコンバータ32から出力されたアナログ信号を増幅して、増幅したアナログ信号をガルバノモータ10のコイル5に通電する。
ガルバノモータ10のモータシャフト1は、コイル5に通電された電流量に従って回転動作を行う。モータシャフト1が回転することにより、ミラー9は回転する。このように、モータ制御部30は、ガルバノモータ10に対する通電量を制御することにより、ミラー9の回転角(ミラー位置)を制御することができる。
モータシャフト1が回転すると、モータシャフト1の一端に固定されているエンコーダスケール6も回転する。カウンタ34は、エンコーダスケール6からの出力信号をカウントして、ミラー9の角度情報(位置情報)を得る。カウンタ34の出力信号は、ミラー9の現在の位置を示す。
このため、サーボ演算器31は、目標位置指令とカウンタ34の出力信号とを比較することにより、現在位置から目標位置に至るまでに必要な回転量を演算することができる。サーボ演算器31は、例えば、20kHz〜100kHzのサンプリング周期で取り込んだ目標位置と現在位置とに基づいて、ガルバノモータ10に対する電流指令が行われる。
このように、モータ制御部30は、目標角度情報とミラー9からの回転角度情報とを比較し、目標角度情報と回転角度情報との差が小さくなるように、モータシャフト1の回転駆動動作をデジタル制御する。
次に、モータ制御部30を用いてガルバノモータ10を制御したときの周波数特性について説明する。
図5は、本実施例におけるガルバノモータの周波数特性である。図5(a)はゲイン特性であり、図5(b)は位相特性である。図5は、開ループの周波数特性を示すボード線図の一例を示している。
図5(b)に示されるように、モータ制御部30の位相遅れにより、位相交点周波数fphase、すなわち位相が−180度になるときの周波数は、約3kHzである。モータ制御部30の位相特性では、ねじれ共振周波数fscaleで180度遅れる。また、ねじれ共振周波数fmirrorの手前の反共振で180度進み、ねじれ共振周波数fmirrorで再度180度遅れる。
このように、共振がガルバノモータのエンコーダスケール側で生じると、エンコーダスケールで見た場合に位相が180度遅れる。逆に、共振がセンサと反対側のミラー側で生じると、位相は180度戻ってから180度遅れる。
ボード線図の位相交点周波数fphaseにおいてゲインが0dBを超えなければ、制御系は安定となる。また、ゲインが0dBを超えても位相が−180度を横切らなければ、制御系は安定となる。本実施例では、エンコーダスケール側及びミラー側のいずれのねじれ共振周波数においても、位相は−180度を横切らない。このため、本実施例のモータ制御部は、ガルバノモータを安定に駆動することができる。
上述のとおり、本実施例では、ガルバノモータの開ループ特性における位相交点周波数fphase、ねじれ共振周波数fscale、fmirrorは、
fphase<fscale≦fmirror
の関係を満たす。
また、ねじれ共振周波数fscaleにおける位相、及び、ねじれ共振周波数fmirrorにおける位相は、−180度以外となっている。さらに、より安定な制御を可能にするため、ねじれ共振周波数fscale、fmirror近傍の周波数における位相も、−180度以外であることが好ましい。
ガルバノモータには、その仕様の範囲内で、種々の重さのミラーを取り付けることができる。このため、ガルバノモータの開ループ特性における周波数特性の上記各条件は、あるガルバノモータに使用可能なミラーのうち、最も重いミラーを用いた場合に満たされるように設定されることが好ましい。
ねじれ共振周波数の値は、式(3)及び(4)で表されるように、ねじれバネ定数とイナーシャを変えることによって、適宜変更することが可能である。
以上説明したように、本実施例ではガルバノモータの内部構造を工夫することにより、ねじれ共振周波数を制御し、共振を制御上安定なものとしている。このため、ノッチフィルタなど演算負荷のかかるフィルタを適用することなく、位相交点周波数が3kHzという比較的低い周波数にも関わらず、サーボ帯域を位相交点周波数の近辺である1.5kHz〜2kHz程度まで得ることができる。従って、本実施例によれば、ガルバノモータの応答性を高めることができる。
また、本実施例では、ミラー側のモータシャフトの直径をエンコーダスケール側のモータシャフトの直径より大きくすることにより、ねじれ共振周波数を所望の値に設定している。このため、部品点数も変わらず、コストの増加を最小限に止めることができる。また、回転角度検出手段としてエンコーダを採用すれば、高分解能で高精度に位置決めを行うことが可能となる。
従って、本実施例によれば、光線の光軸を高精度かつ高速に回転偏向させることが可能なガルバノモータシステムを提供することができる。
以上、本発明の実施例について具体的に説明した。ただし、本発明は上記実施例として記載された事項に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。例えば、上記実施例では、モータシャフトが中実丸棒である場合を説明したが、これに代えて、中空丸棒のモータシャフトを用いてもよい。
本発明におけるガルバノモータの概略構成を示す断面図である。 ねじれバネ定数に影響するパラメータの説明図である。 本実施例におけるガルバノモータの質量と剛性とを示す質点系のモデル図である。 本実施例におけるガルバノモータシステムのブロック図である。 本実施例におけるガルバノモータシステムの周波数特性の模式図である。 従来のガルバノモータの概略構成を示す断面図である。 従来のガルバノモータシステムの周波数特性の模式図である。
符号の説明
1:モータシャフト
2:磁石
3:モータケース
4:固定ヨーク
5:コイル
6:エンコーダスケール
7:センサ
8:基板
9:ミラー
10:ガルバノモータ
20:ガルバノモータシステム
30:モータ制御部
31:サーボ演算器
32:DAコンバータ
33:電流アンプ
34:カウンタ

Claims (3)

  1. 光源からの光を走査又は偏向するガルバノモータであって、
    回転軸と、
    前記回転軸を回転駆動する回転駆動部と、
    前記回転軸の一端に結合された回転角度検出部とを有し、
    前記回転軸は、前記回転角度検出部が結合された前記一端とは反対側の他の一端に、前記回転角度検出部より重い偏向部材が結合されるように構成され、
    前記偏向部材が前記回転軸に結合された場合、前記ガルバノモータの開ループ特性における位相交点周波数fphase、前記回転軸の中央部と前記回転角度検出部と間のねじれ共振周波数fscale、及び、該回転軸の中央部と前記偏向部材との間のねじれ共振周波数fmirrorは、
    fphase<fscale≦fmirror
    の関係を満たし、
    前記ねじれ共振周波数fscaleにおける位相、及び、前記ねじれ共振周波数fmirrorにおける位相は、−180度以外であることを特徴とするガルバノモータ。
  2. 前記偏向部材の結合側における前記回転軸の直径は、前記回転角度検出部の結合側における該回転軸の直径より大きいことを特徴とする請求項1記載のガルバノモータ。
  3. 請求項1又は2記載のガルバノモータと、
    目標角度情報と前記回転角度検出部からの回転角度情報とを比較し、該目標角度情報と該回転角度情報との差が小さくなるように、前記回転軸の回転駆動動作をデジタル制御するモータ制御部とを有することを特徴とするガルバノモータシステム。
JP2008111291A 2008-04-22 2008-04-22 ガルバノモータ及びガルバノモータシステム Expired - Fee Related JP5020880B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008111291A JP5020880B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 ガルバノモータ及びガルバノモータシステム
EP09157954.0A EP2112546B1 (en) 2008-04-22 2009-04-15 Galvano motor and galvano motor system
US12/428,307 US8031386B2 (en) 2008-04-22 2009-04-22 Galvano motor and galvano motor system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008111291A JP5020880B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 ガルバノモータ及びガルバノモータシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009265155A JP2009265155A (ja) 2009-11-12
JP5020880B2 true JP5020880B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=40886142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008111291A Expired - Fee Related JP5020880B2 (ja) 2008-04-22 2008-04-22 ガルバノモータ及びガルバノモータシステム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8031386B2 (ja)
EP (1) EP2112546B1 (ja)
JP (1) JP5020880B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5854894B2 (ja) * 2012-03-12 2016-02-09 住友重機械工業株式会社 ガルバノスキャナ
JP5724982B2 (ja) * 2012-09-27 2015-05-27 ブラザー工業株式会社 2軸型ガルバノミラーデバイス
EP3076260B1 (en) * 2013-11-26 2021-03-24 FUJI Corporation Device and method for assisting in design improvement work for mechanical device
WO2016074486A1 (zh) * 2014-11-14 2016-05-19 广州创乐激光设备有限公司 一种激光打标振镜片的防抖结构及包含其的振镜腔
ES1236544Y (es) 2017-03-02 2020-01-14 Bem 15 Kft Dispositivo óptico para reconstrucción o simulación dinámicas de situaciones de competición
JP6452879B1 (ja) * 2018-04-26 2019-01-16 株式会社日立製作所 光偏向機、および、光偏向機制御装置
JP7108211B2 (ja) * 2018-06-26 2022-07-28 ミツミ電機株式会社 回転往復駆動アクチュエータ
JP7140980B2 (ja) * 2019-12-13 2022-09-22 ミツミ電機株式会社 回転往復駆動アクチュエーター
CN116968012B (zh) * 2022-04-21 2026-04-28 株式会社纽路麦卡 基于扭矩值的模块化机器人智能致动器
US20240019686A1 (en) * 2022-07-15 2024-01-18 Mitsumi Electric Co., Ltd. Rotary reciprocating drive actuator

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3986241B2 (ja) * 2000-07-31 2007-10-03 日立ビアメカニクス株式会社 光学スキャナ装置の制御装置
JP2003084224A (ja) 2001-09-11 2003-03-19 Sumitomo Heavy Ind Ltd ガルバノスキャナの制御方法、装置、及び、ガルバノスキャナ
JP2004029109A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Hitachi Via Mechanics Ltd スキャナ装置およびスキャナ装置におけるミラーのねじり振動防止方法
JP4443208B2 (ja) * 2003-12-12 2010-03-31 日立ビアメカニクス株式会社 スキャナ装置
JP2006235414A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Hitachi Via Mechanics Ltd レーザ走査装置及びそれを用いたレーザ加工機

Also Published As

Publication number Publication date
EP2112546A3 (en) 2017-05-17
US8031386B2 (en) 2011-10-04
EP2112546A2 (en) 2009-10-28
JP2009265155A (ja) 2009-11-12
EP2112546B1 (en) 2019-11-06
US20090261773A1 (en) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5020880B2 (ja) ガルバノモータ及びガルバノモータシステム
US7170251B2 (en) System and method for diagnosing a controller in a limited rotation motor system
US9287816B2 (en) Motor controlling device, motor controlling method and machinery system
JP4148692B2 (ja) ヘリコプタのロータブレードに揺動可能に支持されたフラップのポジション調節を行うための方法及び制御装置
US8284470B2 (en) Systems and methods of providing improved performance of scanning mirrors coupled to limited rotation motors
CN101576657A (zh) 电扫描器装置以及具有电扫描器装置的激光加工装置
JP4533640B2 (ja) ガルバノスキャナの制御方法およびガルバノスキャナ
US6703603B2 (en) Controller for optical scanner
WO2007096993A1 (ja) モータ制御装置
JP4104306B2 (ja) スキャナ装置
US4674882A (en) Precision optical displacement measuring instrument using servo controlled fiber optic sensor
JP2011221810A5 (ja)
JP2009258559A (ja) スキャナ装置
JP2004029109A (ja) スキャナ装置およびスキャナ装置におけるミラーのねじり振動防止方法
JP2006235414A (ja) レーザ走査装置及びそれを用いたレーザ加工機
JP2004023910A (ja) モータ制御装置
Schlarp et al. Design of a mechanical tunable resonant fast steering mirror
JP2019086362A (ja) レーザ装置、及びレーザ装置のゲイン調整方法
Rahman et al. Robust resonant controller for compensation of resonance in voice coil motor actuator of hard disk drive servo system
JP4987891B2 (ja) ガルバノスキャナ用制御装置及びレーザ加工機
JPS63150614A (ja) ジヤイロスコ−プの制御方式
JP2002197732A (ja) 光ディスク原盤露光装置
CN121325678A (zh) 一种纳米级步进器累加锚固点位移控制方法及系统
JPH0336976A (ja) 有限回転電動機
JP2001067680A (ja) アクチュエータ制御装置およびこれを用いた光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120509

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120613

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5020880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees