JP5093961B2 - 複数の光ファイバを垂直方向に通し、かつ接続する装置および方法 - Google Patents

複数の光ファイバを垂直方向に通し、かつ接続する装置および方法 Download PDF

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Description

【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、「APPARATUS AND METHOD TO VERTICALLY ROUTE AND CONNECT MULTIPLE OPTICAL FIBERS」(2000年11月28日出願)と称される、係属中の米国特許出願第09/724,829号、および「APPARATUS AND METHOD TO METALLIZE,REINFORCE,AND HERMETICALLY SEAL MULTIPLE OPTICAL FIBERS」(2001年6月21日出願)と称される、係属中の米国特許出願の優先権の利益を主張し、これらの出願の両方は、「APPARATUS AND METHOD TO METALLIZE,REINFORCE,AND HERMETICALLY SEAL MULTIPLE OPTICAL FIBERS」(2000年9月1日出願)と称される、係属中の米国特許出願第09/654,459号の一部継続出願であり、これらの出願の各々は、その全体が本明細書中で参考として援用される。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、概して、複数の光ファイバ(例えば、リボン)をパッケージ(例えば、矩形の筐体)の壁に、物理的に通す装置および方法に関し、より具体的には、リボンの平面が、パッケージの実装面と、またはそのリボンが接続される素子の平面と直角をなすように、光ファイバリボンをパッケージ壁に通し、かつ物理的に接続する装置および方法に関する。
【0003】
(発明の背景)
多くの光学および電気光学システム(例えば、コンピュータシステム、プログラム可能な電子システム、電気通信交換システム、制御システム等)において、複数の光ファイバをパッケージ(例えば、1つ以上の素子を有する矩形の筐体)の壁に、確実に物理的に貫通させることが所望される。ここで、ファイバは、パッケージの内側と外側との間を通過する。
【0004】
このようなパッケージは、通常、平面上に配置される素子で部品設置される。例えば、プレーナー導波管回路は、シリコンウェハのセクションの面上に形成され得、この面は、この光学素子の公称平面(nominal plane)である。光学素子は、通常、パッケージ内に配置され、従って、光学素子の平面は、パッケージのより大きい領域の上面および底面と平行であり、素子は、パッケージの高さ方向に沿う側面から間隔を置いて配置される。
【0005】
1つ以上の光ファイバをパッケージの壁に物理的に通す一解決法は、光ファイバをケーブル(例えば、従来の方法で製造された、径を有するライン)に束ねて、その光ファイバケーブルをパッケージの壁の開口部に通すことである。1つ以上の光ファイバをパッケージの壁に物理的に通す別の解決法は、光ファイバを束ねて平坦なリボンにし、この平坦なリボンを、パッケージの壁の水平方向の開口部に通す。リボンの平面が、パッケージ筐体内のプレーナー導波管回路と平行である場合、リボンの配向は水平であると考えられる。
【0006】
さらに、光ファイバと接続される素子の、このようなパッケージにおける通常の取り付けについては、装置内の他の素子と接続するために、ファイバが曲げられなければならない。実際に、ファイバリボンは、リボンの平面から外されてのみ曲げられる。他の素子は、通常、主に、パッケージの底部と平行の平面内で移動され、その同じ平面内でファイバをわずかにルーティングすることが望ましい。水平配向の光ファイバリボンについては、リボンは、ファイバの平面を取り付けの平面に対して直角に回転させる向きで90度、頻繁にねじられなければならない。この回転は、その後、リボンを取り付けの平面と平行に物理的にルーティングする所望の能力を提供する。非常に堅くねじられたリボンは、光ファイバ、および光ファイバの接続点に必要以上の応力を付加する。リボンがねじられ得る堅さの程度、およびリボンの曲率の曲げ半径を小さくし得る程度には限界がある。なぜなら、ねじれおよび曲がりは、光ファイバの長さ方向の光学的損失を増加させるからである。ねじれおよび曲がりは、低損失および容認できる小さい応力を保証するために、通常、数ミリメータから数センチメータのファイバ長さを必要とする。リボンのねじれおよび曲がりが制限されることにより、さらに、システム内のパッケージに必要なあそびは増大し、システム内のパッケージ間の間隔も増大し得る。
【0007】
図1は、光ファイバを光学システム100内のパッケージの壁を通って経路が決まる従来技術のアプローチの平面図を示す。光学システム100は、この例に示されるように、パッケージ110の壁108に通される、水平に配向された6つの光ファイバリボン102、103、104、105、106および107を備える。ここで、壁108は、上部の3つの光ファイバリボン102、104および106、および下部の3つの光ファイバリボン103、105および107が入るのに十分な幅を有さなければならない。さらなる光ファイバリボンは、より幅広い壁108を有するパッケージ110を必要とする。
【0008】
パッケージの大きさが縮小された状態で、束ねられた(例えば、リボン)構成の複数の光ファイバを、パッケージの壁に物理的に通すことが望ましい。さらに、外部システムと物理的に接続された光ファイバリボンのねじれを低減することによって、光ファイバにかかる応力を低減する装置および方法を提供することが望ましい。
【0009】
(発明の要旨)
複数の光ファイバをパッケージ、例えば、光学式パッケージの壁に対して垂直に向け、かつ物理的に通す装置および方法が、本明細書中に記載される。光ファイバリボンをパッケージの壁を通って経路を定める方法の一変形は、光ファイバリボンの幅が、リボンが取り付けられるパッケージ内の素子と直角に固定されるように、リボンを通すことを含み得る。
【0010】
別の変形は、開口部を備える筐体を有するパッケージを含み得、この開口部を通って、光ファイバの群が厚さよりも長くなり得る幅を有する矩形の断面において配列され得る。幅は、一方向にて並列する個別のファイバの断面の各々から形成される距離全体と定義され、厚さは、幅と垂直をなす距離と定義される。あるいは、光ファイバの群は、たとえば、長円形断面、楕円形断面等の他の構成で配列され得る。パッケージは、筐体の内側に配置された素子を含み得、光ファイバの群は、この素子の開口部を通って経路を定め得る。光ファイバの群は、幅が筐体のベースと直角をなすように配向され得る矩形の断面を有し得、光ファイバの群の矩形の断面の幅が、好適には、筐体のベースと直角をなすことを保証するために、クランプが用いられ得る。筐体のベースは、実装面と接触して固定または配置され得る筐体の部分と定義される。
【0011】
リボンが壁内の開口部を通って経路を定め得る場合、リボンは、リボンのファイバが、最適な態様でパッケージから出て、リボンの最小の曲げ半径を提供するように配向され得、これによって、好適には、リボンのねじれを低減することによって、ファイバにかかる応力を低減する装置および方法が提供される。パッケージの壁を通って経路を定める光ファイバリボンは、さらに、リボンの幅に沿って、例えば、クランプによって固定され得る。
【0012】
リボンは、パッケージ内で輪にされ、かつ配向され得て、素子に取り付けられないリボンの端部が、リボンの反対側の端部が取り付けられるパッケージ内に配置され得る素子によって規定される平面と垂直に、すなわち、直角に配向されるようになる。さらに、素子の平面が、実装ベースに対して平行である場合、垂直は、パッケージの実装ベースの平面と直角をなす方向とされ得る。本明細書中で、さらに定義されるように、「垂直に」という用語は、他に記載なき場合、パッケージ内の素子によって定義される平面と直角である配向を説明するために用いられる。同様に、「水平に」という用語は、他に記載なき場合、パッケージ内に配置され得る素子によって定義される平面と平行であるか、または素子の平面と平行である場合、パッケージの実装ベースと平行である配向を説明するために用いられる。
【0013】
本発明は、その種々の特徴および利点と共に、添付の図と関連付けられた、以下のより詳細な説明から容易に理解され得る。この中で、図は、模式的であり、明瞭にする目的で、縮尺どおりに描かれていない。
【0014】
(発明の詳細な説明)
本発明は、リボンのファイバまたはケーブルが、最適な態様でパッケージから出て、リボンまたはケーブルに最小の曲げ半径を提供し得るように、光ファイバリボンまたは類似のケーブルをパッケージの壁に通す装置および方法を提供する。本発明は、光学式リボンまたはケーブルを所望の配向でパッケージに固定する装置および方法をさらに提供する。好適な変形は、プレーナー型ケーブル(例えば、リボン)の複数の光ファイバを、光ファイバとパッケージ内の素子との接続から特定の距離をとる開口部に通し得る。さらに、代替的変形において、複数の光ファイバは、束ねられて、例えば、長円形、楕円形等の単純なリボン以外に、多層リボンまたは、厚さと、通常、厚さよりも大きい幅とを有する矩形の断面を有するマトリクス構成となるケーブルにされ得る。幅は、一方向にて並列する個別ファイバの断面の各々から形成される距離全体と定義され、厚さは、幅に対して垂直の距離と定義される。
【0015】
パッケージは、種々の形状を含み得、通常、矩形であり得る。パッケージは、通常、実装ベースを有し得る。この実装ベースは、通常、パッケージが配置され得るシステムの環境および構成に依存するいくつかの面上に実装され、かつ接触する。筐体のベースは、実装面と接触して固定または配置され得る筐体の部分と定義される。パッケージ内に、例えば、シリコンウェハの区域の表面上に形成されるプレーナー導波管回路等の種々の素子は、通常、光素子の平面が、パッケージが配置される実装ベースまたは実装面と平行であり得るように実装される。このような素子と光学的に接続されたリボンは、通常、素子の平面と平行である。素子に取り付けられないリボンの端部は、リボンが、パッケージ内に配置され得る素子によって定義される平面に対して一定の角度で、すなわち、垂直に配向されるように、パッケージ内で、輪にされ、かつ配向され得る。形成された角度は、好適には、約90°または直角である。素子と接続されたリボンの端部と、パッケージから出るリボンの端部とが直角の関係を維持する限り、リボンが耐え得るねじりの数に関わらず、この関係は保持され得る。
【0016】
さらに、素子の平面が実装ベースと平行である場合、垂直は、パッケージの実装ベースに対して直角とされ得る。本明細書中でさらに定義されるように、「垂直の」という用語は、他に記載なき場合、パッケージ内に配置され得る素子によって規定される平面と直角である配向を説明するために用いられる。同様に、「水平に」という用語は、他に記載なき場合、パッケージ内に配置され得る素子によって規定される平面と平行か、または素子の平面と平行である場合、パッケージの実装ベースと平行である配向を説明するために用いられる。
【0017】
あるいは、素子の平面がパッケージの実装ベースおよび実装面と直角をなすように素子が取り付けられた場合、パッケージ内の素子の配向によらず、リボンの平面が実装ベースまたは実装面と常に垂直、すなわち直角にパッケージから出るように、接続されたリボンは、輪にされ、かつ配向され得る。
【0018】
図2は、好適には実装面または実装ベースと垂直に、すなわち直角に通って経路を定める、入力ファイバリボン204および出力ファイバリボン206を有するパッケージ202に関する変形の平面図の比較200を示す。垂直に通されたファイバリボン204、206は湾曲するので、これらのリボンは、通常、曲げ半径Rvを形成する。このような曲げ半径Rvの例は、通常のリボンについては約1.0in.(25.4mm)であり得る。比較目的で、従来のパッケージ210の平面図が示される。これは、実装面または実装ベースと従来通り水平に、すなわち、平行に通って経路を定める、入力ファイバリボン212および出力ファイバリボン214を有する。
【0019】
従来の通って経路を定めるリボン212、214は湾曲するので、これらのリボンは、さらに、通常、曲げ半径Rを形成し得る。このような曲げ半径Rの例は、通常のリボンについては、約1.0in.(25.4mm)であり得る。曲げ半径Rは、図において、パッケージの外側であることが示され、例えば、異なったパッケージを繋ぎ合せるためにより少ない空間が必要とされること、従来の方法と比較して、リボンを垂直に通って経路を定める等の、所望の結果のいくつかを示す。見出されるように、従来の方法で通って経路を定めるリボン212、214は、垂直に通されたリボンの曲げられないファイバ208の長さよりも長い長さの、曲げられないファイバ216、218を必要とし得る。曲げられないファイバ216、218の典型的な長さの例は、約0.25〜0.5in.(6.35〜12.7mm)であり得るが、垂直に通って経路を定めるリボン用の曲げられないファイバ208の例は、約0.1in.(2.54mm)であり得る。ここで、垂直に通されるファイバリボン204、206と、従来の方法で通されるリボン212、214の両方は、別のパッケージ(図示せず)に通って経路を定め得る、垂直の配向で外部で接続され得る。全体として、従来の方法で通されるリボン212、214が、垂直に通されるファイバリボン204、206と比べて、ねじりおよび曲げるために非常に大きなスペースを必要とすることになる。よりコンパクトな低コストシステムの製造を可能にするために、光ファイバリボンを曲げるための空間の大きさをより小さくすることが望ましい。
【0020】
本発明の別の利点は、図2に見出され得る。ここで、リボンを垂直に通すことによって、パッケージ202内で効率的に垂直に経路を定めることにより、垂直に通って経路が定められるリボン204、206が、パッケージ202の同じ側で入出することを可能にし得る。他方、ルーティングの従来の方法は、入力リボン212がパッケージ210の一方の側、および出力リボン214がパッケージ210の反対側にあることを必要とし得る。これは、パッケージ210内で、リボンを通し、かつ接続するために必要なさらなる空間が必要とされるためである。明確に見出され得るように、一方の側からパッケージ202へアクセスすることは、パッケージ202を他のパッケージに対して効率的に配置および接続すること、および空間全体を節約し、コンパクト設計を可能にし得る。
【0021】
物理的クランピングおよび補強は、パッケージの壁を通る光ファイバを延長することによって容易にされ得る。光ファイバリボンは、パッケージ壁の開口部の外側および/またはパッケージ壁の開口部の内側で補強支持体によってクランプされ得る。一つの変形において、光ファイバは、パッケージ壁の開口部に通して経路を定め得、垂直の配向で物理的に補強され得る。補強は、リボンの平面と平行の面または面接線(face or face tangent)を有する垂直クランプ(例えば、平面または曲面)によって提供され得る。面接線は、クランプが固定されているリボンの面と平行であるクランプの曲面の接線部分であるとされる。好適には、その上に適合する材料(粘着性の半剛性ゴムストリップ)が配置された面を有し得る。1つの好適な半剛性ゴムストリップは、ショアーA30の押し込み硬度を有する約30mils(約0.08センチメートル)の厚さであり得、McMaster−Carr Supply Company(本社の所在はLos Angeles、California)から市販され得る。他の変形は、他の等価の適合する材料を有し得、粘着性または非粘着性であり、ショアーA30よりも大きいか、または小さい押し込み硬度、および約30mils(0.08cm)よりも大きいかまたは小さい厚さを有する。
【0022】
他の変形は、例えば、アルミニウム合金、他の金属または他の強力な材料から作られる、フィードスルーまたはコンジットを提供し得る。これらは、パッケージ壁の開口部に外部で取り付けられ、ファイバフィードスルー用のガスケットとして機能する。このガスケットは、物理的支持を提供するために用いられ得、ファイバ上に引き起こされるパッケージの外部応力を伝達するのに役立ち得る。好適な1実施形態におけるガスケットは、ファイバの周囲が接着剤で裏込めされ得、フィードスルーをさらに封止する。別の変形において、好適には、例えば、サントプレン、ネオプレン、エチレン−プロピレンジエンモノマ(EPDM)等の合成ゴム、あるいは他の等価の熱硬化樹脂または熱可塑性高分子材料を含む、保護ブーツ、すなわち、ファイバとパッケージとの接合部の周囲の外部カバーは、拡張された、複合ガスケットを提供する硬質ガスケットを覆い得る。複合ガスケットは、さらなる適合する物理的支持を光ファイバに提供し得る。
【0023】
図3は、1変形の斜視図であり、素子312(図6に見出される)へのパッケージ壁の開口部306と垂直に通して経路が定められたリボン202のセグメント304を有する、光ファイバリボン202を示す。この変形において、垂直クランプ314および316は、リボンのセグメント304のどちらか一方の面か、または両面をクランプし得る。垂直クランプ314および316は、好適には、アルミニウム合金を含むが、他の金属も含み得る。上述のように、外部フィードスルーまたはコンジット318は、パッケージ壁の開口部306を覆って外側に取り付けられ得、光ファイバリボン202を物理的に支持し得る。外部フィードスルー318は、好適には、アルミニウム合金等の材料を含むが、代替的変形にて、他の金属または剛性材料から製造され得る。外部フィードスルー318は、好適には、パッケージ壁の開口部306の外壁よりも約250〜500mils(0.635〜1.27cm)延びる。代替的変形は、より短いか、より長い外部フィードスルー318を用い得る。この好適な変形において、従順な材料を含む密接に適合する保護ブーツ322は、外部フィードスルー318を覆い得る。
【0024】
パッケージ壁の開口部と、この開口部に通され得る光ファイバとの間に間隙が生じ得る。好適な変形にて、間隙は、例えば、種々のエポキシ接着剤、シリコーンゴム接着剤など、種々の低粘性の接着剤で充填され得る。より好適な変形にて、フィードスルーの空隙は、リボンの物理的支持、およびパッケージの防湿性の改善のために、例えば、種々のエポキシ接着剤、シリコーンゴム接着剤等の種々の軟質接着剤、または無水物エポキシ(anhydride epoxy)接着剤等の硬質接着剤で充填され得る。
【0025】
図4は、素子312(図6に見出され得る)へのパッケージ壁開口部306に垂直に通されるリボンのセグメント304を有する光ファイバリボン202を示す、別の好適な変形の斜視図を示す。この変形において、リボンのセグメント304は、例えば、エポキシまたはシリコーンゴムなどの接着剤を付与することによって、パッケージ壁開口部306に取り付けられ、かつ封止され得る。接着剤の付与は、パッケージ壁の開口部306全体を封止する。垂直クランプ314および316は、リボンのセグメント304をクランプし得る。リボン202は、パッケージ壁の開口部306の外壁に取り付けられ得る外部フィードスルー318に通され得る。この好適な変形において、軟質または硬質のエポキシ接着剤またはシリコーンゴム接着剤が、外部フィードスルーの空隙320を封止し得る。この好適な変形において、軟質または硬質エポキシ接着剤、またはシリコーンゴム接着剤は、外部フィードスルーの空隙320を封止し得る。この好適な変形において、適合する材料を含む密接に適合する保護ブーツ322が外部フィードスルー318を覆い得る。
【0026】
パッケージの内部からパッケージの外部へ光ファイバの経路を定められるパッケージ壁の開口部は、はんだを付与することによって気密封止され得る。パッケージ壁の開口部を気密封止するためにはんだが用いられる場合、最も好適なはんだは、インジウムまたはインジウム合金はんだである。インジウムおよびインジウム合金はんだは、Indium Corporation of America(本社の所在はUtica、New York)から市販される。インジウムおよびインジウム合金は、さらに、Arconium(本社の所在はProvidence、Rhode Island)から市販される。
【0027】
気密封止するために、例えば、種々のインジウム合金のはんだ等の、はんだ密封剤を用いる別の好適な変形において、光ファイバケーブルは、パッケージ壁の開口部に垂直に通され得、さらに、パッケージ壁開口部を通って延びる補強プレートによって、物理的に横方向を補強され得る。この補強プレートは、光ファイバのリボンおよびパッケージ壁の開口部にはんだにより取り付けられる。これは、「Apparatus and Method to Metallize,Reinforce,and Hermetically Seal Multiple Optical Fibers」(2000年9月1日出願)と称される、係属中の米国特許出願第09/654,459号によって、より詳細に議論される。「Apparatus and Method to Metallize,Reinforce,and Hermetically Seal Multiple Optical Fibers」と称される、係属中の米国特許出願09/654,459号の一部継続中の出願(2001年6月21日出願)においてもさらに詳細に議論される。これらの出願の各々は、同じ譲受人に譲り渡され、これらの出願の各々は、参考のため本明細書中に援用される。
【0028】
本発明の好適な1変形は、99.99%の純度のインジウムはんだを用い、補強プレートをコーティングし、光ファイバを各パッケージ壁開口部と封止し得る。しかしながら、本発明の代替的変形は、99.9%の純度のインジウム、99%のインジウム、インジウムの種々の合金(鉛、銀またはパラジウムを含む)、またはビスマス、鉛、または錫の代替的低温はんだ合金でさえ用いられ得る。別の好適な変形は、補強プレートをコーティングし、光ファイバを各パッケージ壁の開口部と封止するために、80%のインジウム、15%の鉛および5%の銀はんだを用い得る。別の好適な変形は、補強プレートをコーティングし、光ファイバを各パッケージ壁の開口部と封止するために、97%のインジウムおよび3%の銀はんだを用い得る。あまり好適でない変形は、95%のインジウムおよび5%のビスマスはんだを用い得る。
【0029】
最も好適には、フィードスルーの空隙において、はんだは、例えば、無水物エポキシ等の耐水性のエポキシによって外側を覆うことによって、水分により引き起こされる腐蝕から保護され得る。これは、米国特許出願第09/654,459号において、さらに記載される。最も好適な変形は、フィードスルーの空隙内の最も外側の接着剤に無水物エポキシを用い得る。好適なエポキシは、Dexter(本社の所在はCity of Industry、California)、Namics(本社の所在はTokyo、Japan)、およびAblestik(本社の所在はRancho Domingues、California)から市販される。代替的変形は、エポキシの他に、例えば、シリコーンゴム化合物、ポリマー接着剤、および等価物等の他のタイプの接着剤を用い得る。好適な接着剤は、熱硬化接着剤であるが、代替的変形は、紫外線により硬化する接着剤を用い得る。好適なエポキシディスペンサは、EFD Dispenser(本社の所在はEast Providence、Rhode Island)から市販される。しかしながら、他のエポキシディスペンサが、他の製造業者から市販され、エポキシを定量投入して本発明を実施する。
【0030】
図5Aは、好適な1変形のセグメントの平面図を示す。ここで、補強プレート502は、光ファイバリボン202の垂直に経路を定められたリボンのセグメント304(エッジの平面図として見出される)に取り付けられる。図5Bは、図5Aのセグメントの斜視図を示し、明瞭性のためにリボン304および補強プレート502のみが示される。リボンのセグメント304は、横方向に支持するために、はんだの付与504によって補強プレート502に取り付けられ得る。補強プレート502は、さらに、パッケージ壁の開口部306を通って延び得る。補強プレート502は、好適には、パッケージ506の外壁の外側に約10〜150mils(0.0254〜0.381cm)延びる。本発明の代替的変形は、補強プレート502が、パッケージ506の外壁を超えて、約50〜250mils(0.127〜0.635cm)か、または約250mils(0.635cm)よりも多く延びる。リボンのセグメント304は、はんだを付着させる308、310ことによってパッケージ506に取り付けられ、かつ、封止され得る。補強および開口部306に通すためのプロセスは、さらに、米国特許出願第09/654,459号において記載される。
【0031】
図6Aは、外部フィードスルー318のフィードスルーの空隙320を通って経路を定められたリボン202を有するパッケージ506(明瞭性のために蓋が除去された)の例の斜視図を示す。示されるように、素子312は、素子312の平面が、実装面と平行であり得るようにパッケージ506内に配置され得る。従って、リボン304は、輪にされ、かつ素子312から通され得、パッケージ506から垂直に出、リボン202として見出され得る。「垂直に」という用語は、上述のように定義される。図6Bは、図6Aのパッケージ506の平面図を示す。見出されるように、素子312に取り付けられるリボンの部分304は、素子の平面と平行であり、残りのリボンの部分またはセグメント304として、パッケージ506内で輪にされ、リボン304は、好適には、素子312によって規定される平面と垂直に配向され、パッケージ506から離れる。
【0032】
図7は、光リボンのセグメントをパッケージ壁の開口部に垂直に通って経路を定めることの1変形に関するフローチャート700を示す。動作702で開始して、素子は、パッケージ内部に配置され、かつ取り付けられ得る。動作704が続き得、ここで、光ファイバリボンは、パッケージ壁の開口部に通され得る。動作706が続き得、ここで、光ファイバリボンは、例えば、適合する半剛性ゴムストリップによって覆われた1つの平面クランプによって垂直方向に支持され得る。動作708が続き得、ここで、例えば、従順な半剛性ゴムストリップによって覆われた第2の平面クランプが、光ファイバリボンの反対側にわたって垂直にクランプされ、例えば、ねじによってパッケージ本体に取り付けられ得る。動作710が続き得、ここで、光ファイバリボンは、パッケージの外壁に取り付けられ得るフィードスルーの空隙および保護ブーツを通って挿入され得る。動作712が続き、ここで、蓋がパッケージに取り付けられ得る。
【0033】
図8は、パッケージ壁の開口部に垂直に通された光リボンのセグメントを封止することに関する別の変形のフローチャート800を示す。動作802が続き得、素子がパッケージ内に置かれ、かつ、取り付けられ得る。動作804が続き得、ここで、光ファイバリボンがパッケージ壁の開口部に通され得る。動作806が続き得、ここで、光ファイバリボンは、例えば、適合する半剛性ゴムストリップによって覆われる1つの平面クランプによって、垂直の配向で支持され得る。動作808が続き得、ここで、例えば、半剛性ゴムストリップによって覆われる第2の平面クランプは、光ファイバリボンがパッケージから出る前に、光ファイバリボンの反対側にわたって垂直にクランプされ、例えば、ねじによって、パッケージ本体内部に取り付けられる。動作810が続き得、ここで、低粘性接着剤がパッケージ壁の開口部の空隙に付与され得、これを封止する。動作812が続き得、ここで、接着剤が、例えば、熱または他の方法によって硬化され得る。動作814が続き得、ここで、光ファイバリボンは、パッケージの外壁に取り付けられ得るフィードスルーの空隙を通って挿入され得る。動作816が続き得、ここで、2度目の接着剤の付与が、フィードスルーの空隙を封止し得る。動作818が続き得、ここで、2度目の接着剤が、例えば、熱または他の方法によって硬化され得る。動作820が続き得、ここで、光ファイバリボンは、フィードスルーを覆って取り付けられ得る保護ブーツの空隙を通って挿入され得る。すべてのパッケージ壁の開口部がこの態様で封止された後、動作822が続き得、ここで、蓋がパッケージに取り付けられ得る。
【0034】
図9は、光ファイバリボンのセグメントを封止することに関する別の変形のフローチャート900を示す。動作902は、素子がパッケージ内に配置され、取り付けられ得るところで開始し得る。動作904が続き得、ここで、光ファイバリボンのセグメントがパッケージ壁の開口部を通って経得る。動作906が続き得、ここで、光ファイバリボンが垂直の配向でクランプされ得、接着剤が用いられてパッケージ壁の開口部を封止し得る。パッケージ壁の開口部の全てがこの態様で封止された後、動作908が続き得、ここで、蓋がパッケージ上に位置合わせされ得る。動作910が続き得、ここで、蓋がパッケージに取り付けられ得る。動作912が続き得、ここで、光ファイバリボンおよびパッケージが検査され得る。
【0035】
図10は、光ファイバリボンのセグメントを気密封止することに関する変形のフローチャート1000を示す。この光ファイバリボンは補強プレートによって支持され、パッケージ壁の開口部に垂直に通される。動作1002は、素子がパッケージ内に配置および取り付けられ得るところで開始し得る。動作1004が続き得、ここで、補強プレートによって支持される光ファイバリボンのセグメントが、補強プレートが最も好適には、約10〜150mils(0.0254〜0.381cm)だけ、パッケージの外側に延びるようにパッケージ壁の開口部を通って配置され得る。動作1006が続き得、ここで、光ファイバリボンおよび補強プレートは、パッケージ壁の開口部にはんだ付けされ得る。動作1008が続き得、ここで、外部フィードスルーは、光ファイバリボンにさし込まれ得、パッケージの外側に取り付けられ得る。動作1010が続き得、ここで、フィードスルーの空隙は、エポキシで充填され得、エポキシは硬化され得る。すべてのパッケージ壁の開口部が、この態様で封止された後、動作1012が続き得、ここで、例えば、Kovar、Invar、Alloy42等の低係数の熱膨張材料、または、他の低係数の熱膨張合金の蓋が、パッケージ上に位置合わせされ得る。動作1014が続き得、ここで、リボンおよびパッケージは、シームシーラのチャンバ内に配置され得、約30分〜8時間にわたる時間の間パッケージの継ぎ目封止をする。動作1016が続き得、ここで、蓋がパッケージ上で封止され得る。シームシーラは、2つの電極を用い得、この電極は、局部的領域において蓋を融解し、パッケージを封止する。最も好適な変形において、約90%の窒素および10%のヘリウムを含むドライボックス内で封止が行なわれ得る。ヘリウムが用いられ得、部品が微細な漏れについて試験され得、封止の後、これらのパーツにヘリウムを用いて加圧する必要がない。動作1018が続き得、ここで、光ファイバリボンおよびパッケージがシームシーラから除去され得る。さらなる記載は、米国特許出願に見出され得る。上述のように、本出願は、参考のため、その全体が本明細書中に援用された。
【0036】
特定の設計および寸法の記載は、例示としてのみ提供される。変形の改変は、当業者に容易に明らかになることが理解されるべきである。従って、本発明の好適な変形が開示された一方で、本発明は開示された変形に限定されないが、上記の請求項の趣旨および範囲内に含まれる多数の他の改変および幅広い等価物の変更を含むことが当業者に容易に明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、光学システムにおけるパッケージの壁に光ファイバを通すための従来技術のアプローチの平面図を示す。
【図2】 図2は、水平の光ファイバリボンを有するパッケージと(下部パッケージ)、通過し、かつ曲げられる垂直の光ファイバリボンを有するパッケージ(上部パッケージ)とを比較する平面図を示す。
【図3】 図3は、本発明の好適な一実施形態の側面斜視図であり、パッケージ壁の開口部に垂直に通されるリボンセグメントを有する光ファイバのリボンを示す。
【図4】 図4は、本発明の別の好適な実施形態の斜視図であり、パッケージ壁の開口部に垂直に通って経路を定められるリボンセグメントを有する光ファイバのリボンを示す。本変形において、リボンセグメントは、接着剤を付与することによって、パッケージ壁に取り付けられ、封止され得る。
【図5A】 図5Aは、光ファイバリボンのリボンセグメントに取り付けられる補強プレートを有する好適な1実施形態のリボンの(エッジを上にした)平面図を示す。
【図5B】 図5Bは、明瞭性のために、リボンと補強プレートのみが示される、図5Aからの断面の斜視図を示す。
【図6A】 図6Aは、中に配置された素子および素子に対して垂直に配向されるリボンを有するパッケージの斜視図を示す。明瞭性のために、蓋は示されない。
【図6B】 図6Bは、素子に対するリボンの配向を示す図6Aのパッケージの平面図を示す。
【図7】 図7は、光学リボンのセグメントをパッケージ壁の開口部に垂直に通す変形のフローチャートを示す。
【図8】 図8は、パッケージ壁の開口部を垂直に通って経路を定められる光ファイバリボンのセグメントを封止する変形のフローチャートを示す。
【図9】 図9は、パッケージ壁の開口部を垂直に通って経路を定められる光ファイバリボンのセグメントを封止する別の変形のフローチャートを示す。
【図10】 図10は、補強プレートによって物理的に補強され、パッケージ壁の開口部を垂直に通って経路を定められる光ファイバリボンのセグメントを気密封止して、する変形のフローチャートを示す。

Claims (12)

  1. 光ファイバリボンを有する光学式パッケージであって、
    前記光学式パッケージは、
    少なくとも1つの光学素子が中に配置された筐体であって、前記光ファイバリボンは、前記少なくとも1つの光学素子のうちの第1の光学素子に動作可能に接続されており、前記第1の光学素子は、幅および長さよりも小さい厚さを有し、前記第1の光学素子の幅および長さは、素子平面を規定する、筐体と、
    前記筐体の少なくとも1つの壁によって規定された開口部であって、前記光ファイバリボンのセグメントは、前記開口部を通過し、前記光ファイバリボンの前記セグメントは、幅および長さよりも小さい厚さを有し、前記セグメントの幅および長さは、光ファイバリボン平面を規定する、開口部と
    を備え、
    前記光ファイバリボンは、前記光ファイバリボン平面が前記素子平面に対して角度をなすように前記開口部を通過し、前記光ファイバリボンが前記第1の光学素子に接続される際には、前記光ファイバリボン平面が前記素子平面に対して平行になるように前記光ファイバリボンの向きが前記筐体内で変えられる、光学式パッケージ。
  2. 前記筐体は、実装ベース平面を規定する実装ベースを備え、前記光ファイバリボンは、前記光ファイバリボン平面が前記実装ベース平面に対して垂直になるように、前記開口部を通過する、請求項1に記載の光学式パッケージ。
  3. 前記光ファイバリボンは、前記光ファイバリボン平面が前記素子平面に対して垂直になるように、前記開口部を通過する、請求項1または請求項2に記載の光学式パッケージ。
  4. 前記筐体に取り付けられた支持体であって、前記光ファイバリボンを支持するように構成された支持体をさらに備え、
    前記支持体は、前記光ファイバリボンに平行であるクランプ面を有するクランプを備え、
    前記クランプは、前記クランプ面上に配置された柔軟な材料をさらに含む、請求項1に記載の光学式パッケージ。
  5. 前記開口部内に配置されたフィードスルーであって、前記開口部を通過する前記光ファイバリボンの前記セグメントを支持するフィードスルーと、
    前記フィードスルー上に配置された保護ブーツと
    をさらに備える、請求項1に記載の光学式パッケージ。
  6. 前記開口部と前記開口部を通過する前記光ファイバリボンの前記セグメントとによって規定された間隙内に配置された密封剤をさらに含む、請求項1に記載の光学式パッケージ。
  7. 前記光ファイバリボンの前記セグメントは、前記開口部の外側にある前記光ファイバリボンの曲げられない長さが最小化されるように、前記開口部内に配置されている、請求項1に記載の光学式パッケージ。
  8. パッケージの壁を通して光ファイバリボンの経路を定める方法であって、
    前記方法は、
    前記パッケージ内に配置された少なくとも1つの光学素子を提供することと、
    素子平面を規定する幅および長さを有する光学素子に前記光ファイバリボンの端部を取り付けることであって、前記光学素子は、前記少なくとも1つの光学素子のうちの1つである、ことと、
    前記パッケージの壁の中に規定された開口部を通る前記光ファイバリボンの経路を定めることであって、前記光ファイバリボンのセグメントは、前記開口部を通過し、前記光ファイバリボンの前記セグメントは、幅および長さよりも小さい厚さを有し、前記セグメントの幅および長さは、光ファイバリボン平面を規定する、ことと
    を包含し、
    前記光ファイバリボンは、前記光ファイバリボン平面が前記素子平面に対して角度をなすように前記開口部を通過し、前記光ファイバリボンが前記光学素子に接続される際には、前記光ファイバリボン平面が前記素子平面に対して平行になるように前記光ファイバリボンの向きが前記筐体内で変えられる、方法。
  9. 前記光ファイバリボンを前記パッケージに固定することをさらに包含する、請求項8に記載の方法。
  10. 前記開口部と前記開口部を通過する前記光ファイバリボンの前記セグメントとの間で規定された間隙を封止することをさらに包含する、請求項8に記載の方法。
  11. 前記開口部内に配置された少なくとも1つのフィードスルーを用いて、前記開口部を通過する前記光ファイバリボンの前記セグメントを支持することと、
    前記フィードスルーにおいて規定された空隙を接着剤で充填することと
    をさらに包含する、請求項8に記載の方法。
  12. 前記光ファイバリボンは、前記光ファイバリボン平面が前記素子平面に対して垂直になるように、前記開口部を通過する、請求項8に記載の方法。
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