JP5097460B2 - 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法 - Google Patents

化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5097460B2
JP5097460B2 JP2007167209A JP2007167209A JP5097460B2 JP 5097460 B2 JP5097460 B2 JP 5097460B2 JP 2007167209 A JP2007167209 A JP 2007167209A JP 2007167209 A JP2007167209 A JP 2007167209A JP 5097460 B2 JP5097460 B2 JP 5097460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound semiconductor
substrate
layer
columnar crystal
gan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007167209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009009978A (ja
Inventor
ロバート・アーミテイジ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2007167209A priority Critical patent/JP5097460B2/ja
Publication of JP2009009978A publication Critical patent/JP2009009978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5097460B2 publication Critical patent/JP5097460B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、III−V族化合物半導体などの化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法に関し、特に半導体素子としては、基板上にナノコラムやナノロッドなどと称されるナノスケールの柱状結晶構造体が形成されて成るものに関する。
近年、窒化物半導体もしくは酸化物半導体で構成された発光層を有する化合物半導体発光素子が注目されている。この発光素子の構造は、主として、サファイア基板を用い、発光層の下部にシリコン(Si)がドーピングされたn−GaN層から成るn−クラッド層およびコンタクト層、発光層の上部にマグネシウム(Mg)がドーピングされたp−AlGa1−xNから成る電子ブロック層、電子ブロック層の上部にp−GaNのコンタクト層がそれぞれ形成されて構成されている。これらのプレーナー型の発光素子(LED)は、基板のサファイアと、窒化物や酸化物の半導体層との格子定数が大きく異なり、かつ基板上に薄膜として形成されるので、結晶内に非常に多くの貫通転位を含んでおり、発光素子の効率を増加させるのは困難であった。
そこで、このような問題を解決する手法の従来例として、特許文献1が知られている。この従来例では、サファイア基板上に、n型GaNバッファ層を形成した後、アレイ状に配列された多数の前記柱状結晶構造体(ナノコラム)を形成しており、そのGaNナノコラム間に、柱状結晶構造の保護等のために透明絶縁物層を埋め込んだ後、透明電極および電極パッドが成膜されて構成されている。特に青色GaNナノコラムは、n型GaNナノコラム、InGaN量子井戸、p型GaNナノコラムから構成されている。
このGaNナノコラムLEDではプレーナー型LEDと違い、GaNエピ層成長時に点在していた成長核が横(面)方向に結合した後、平面で縦方向に成長してゆくというのではなく、成長核が前記横(面)方向に結合する前に縦方向に成長するので、貫通転位は原理上存在せず、貫通転位の周りに発生する点欠陥もプレーナー型と比較して圧倒的に少ないことが期待できる。このため、プレーナー型LEDに比べて極めて結晶品質の良いGaN単結晶が得られ、内部量子効率も飛躍的に向上することが期待できる。
特開2005−228936号公報
上述のように構成されるナノコラムLEDでは、貫通転位の課題は解決されているが、プレーナー型LEDに対する難点として、サファイア基板上の下部電極に、低温で形成されるアモルファスの前記n型GaNバッファ層を用いているので、高温で膜厚が厚く形成される単結晶のn型GaN層を用いるプレーナー型LEDと比べて、下部電極の直列抵抗が高いという問題がある。
一方、導電性基板を用いて直列抵抗を下げることは可能であるが、導電性基板は一般にLEDの発光、特にInGaN/GaN発光層から放射される青色光に対して透明ではなく、ナノコラムの成長においても、Si、Ge、GaAsなどの導電性基板では、結晶軸や極性の制御が絶縁性基板に比べて困難である。たとえば、on電圧の低減による低損失化や、Mgドープ制御に対して有効な窒素極性ナノコラムの成長は、サファイアでは容易である。また、Si基板では、Ga極性の成長しかできない。
本発明の目的は、高抵抗な基板上にナノスケールの柱状結晶構造体を形成するにあたって、導電率の高い金属層を下部電極として用いることができるとともに、量産向きの安価な工程を実現することができる化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法を提供することである。
本発明の化合物半導体素子は、高抵抗な基板の上部に少なくともn型層およびp型層が積層されて成るナノスケールの柱状結晶構造体を複数有する化合物半導体素子において、前記基板上に形成され、前記基板から該柱状結晶構造体が成長してゆくための貫通孔が穿設された金属層をさらに備え、前記金属層は、前記柱状結晶構造体の基端部分の成長温度では、該柱状結晶構造体の材料と反応して結晶を作らないか、結晶を作っても金属化合物を形成し、かつ結晶化した柱状結晶構造体の材料が接着しない金属材料から成り、該金属層を下部電極として用いることを特徴とする。
また、本発明の化合物半導体素子の製造方法は、高抵抗な基板の上部に少なくともn型層およびp型層が積層されて成るナノスケールの柱状結晶構造体を複数有する化合物半導体素子の製造方法において、前記基板上に、前記柱状結晶構造体の基端部分の成長温度では、該柱状結晶構造体の材料と反応して結晶を作らないか、結晶を作っても金属化合物を形成し、かつ結晶化した柱状結晶構造体の材料が接着しない金属材料から成り、下部電極として用いる金属層を成膜する工程と、前記金属層に貫通孔を穿設する工程と、前記貫通孔内で露出した基板表面上に前記柱状結晶構造体の材料を結晶化させ、少なくとも前記n型層およびp型層を成長させる工程とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、絶縁性を含む高抵抗な基板上に、少なくともn型層およびp型層が積層されて成るナノコラムやナノロッドなどと称されるナノスケールの柱状結晶構造体が形成されて成る化合物半導体素子において、基板上に下部電極として導電率の高い金属層を積層し、前記柱状結晶構造体はその金属層に穿設された貫通孔から成長させてゆく。ただし、前記柱状結晶構造体の材料であるGa,N,In,Alなどの化合物半導体材料や、Mg,Si,Znなどの添加物材料が、前記金属層上で面方向に結晶化してしまうと、結晶欠陥の少ない柱状結晶構造体を成長させることができなくなるので、該柱状結晶構造体が前記貫通孔から突出して、すなわち該柱状結晶構造体の基端部分が成長する間は、その成長温度では、該柱状結晶構造体の材料と反応して結晶を作らないか、結晶を作っても金属化合物を形成し、かつ結晶化した柱状結晶構造体の材料が接着しない高融点の金属材料によって前記金属層を形成する。
したがって、高抵抗な基板上にナノスケールの柱状結晶構造体を形成するにあたって、従来例のようなGaNバッファ層などではなく、導電率の高い金属層を下部電極として用いることができるとともに、量産向きの安価な工程を実現することができる。
さらにまた、本発明の化合物半導体素子では、前記金属層は、Ti、Zr、Hf、Cr、Nbの単一金属およびそれらの窒化物の1つから成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、これらの材料は、前記柱状結晶構造体の基端部分であるn型層の成長温度である800℃以上ではGaN結晶と反応しないか、あるいは反応しても金属窒化物を形成し、かつ700℃以上ではその上にGaNが接着しない金属材料であり、しかも工業的に容易に入手可能なものである。
また、本発明の化合物半導体素子では、前記基板は、サファイア、MgO、スピネルおよびリチウムアルミナイトの1つから成ることを特徴とする。
上記の構成によれば、これらの材料は、良好な結晶で前記柱状結晶構造体を成長させることができる絶縁性基板を成すことができ、さらにInGaN/GaN発光層から放射される青色光に対して該基板は透明であり、ナノコラムLEDにおいて結晶軸や極性の制御が容易であり、しかも工業的に容易に入手可能なものである。
さらにまた、本発明の照明装置は、前記の化合物半導体素子を用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、製造コストが安価で、かつ信頼性に優れた高効率な照明装置を実現することができる。
また、本発明の化合物半導体素子の製造方法では、前記貫通孔の穿設は、陽極酸化法、ナノインプリント法、ホログラフィック露光法のいずれかを用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、貫通孔の穿設工程をより効率的に行うことができる。
本発明の化合物半導体素子およびその製造方法は、以上のように、絶縁性を含む高抵抗な基板上に、少なくともn型層およびp型層が積層されて成るナノスケールの柱状結晶構造体が複数形成されて成る化合物半導体素子およびその製造方法において、前記基板上に前記柱状結晶構造体の成長前に金属層を形成しておき、その金属層に穿設された貫通孔から前記柱状結晶構造体を成長させるようにし、前記金属層が、前記柱状結晶構造体の基端部分の成長温度では、該柱状結晶構造体の材料と反応して結晶を作らないか、結晶を作っても金属化合物を形成し、かつ結晶化した柱状結晶構造体の材料が接着しない高融点の金属材料から成り、該金属層を下部電極として用いる。
それゆえ、高抵抗な基板上にナノスケールの柱状結晶構造体を形成するにあたって、導電率の高い金属層を下部電極として用いることができるとともに、量産向きの安価な工程を実現することができる。
さらにまた、本発明の化合物半導体素子は、以上のように、前記金属層が、Ti、Zr、Hf、Cr、Nbの単一金属およびそれらの窒化物の1つから成る。
それゆえ、前記の条件を満足することができ、しかも工業的に容易に入手することができる。
また、本発明の化合物半導体素子は、以上のように、前記基板が、サファイア、MgO、スピネルおよびリチウムアルミナイトの1つから成る。
それゆえ、良好な結晶で前記柱状結晶構造体を成長させることができる絶縁性基板を成すことができ、さらにInGaN/GaN発光層から放射される青色光に対して該基板は透明であり、ナノコラムLEDにおいて結晶軸や極性の制御が容易であり、しかも工業的に容易に入手することができる。
さらにまた、本発明の照明装置は、以上のように、前記の化合物半導体素子を用いる。
それゆえ、製造コストが安価で、かつ信頼性に優れた高効率な照明装置を実現することができる。
また、本発明の化合物半導体素子の製造方法は、以上のように、前記貫通孔の穿設を、陽極酸化法、ナノインプリント法、ホログラフィック露光法のいずれかを用いて行う。
それゆえ、前記貫通孔の穿設工程をより効率的に行うことができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。先ず、図1(a)で示すように、サファイア基板1上にマグネトロンスパッタ装置を用いて、高融点の金属層であるTiN薄膜2を100nm、Al薄膜3を800nm蒸着する。次に、前記TiN薄膜2上のAl薄膜3を陽極酸化して、図1(b)で示すように、Alナノポーラス(多孔質)薄膜4を形成する。
前記陽極酸化の工程は、大略的に、1回目の陽極酸化およびエッチングならびに2回目の陽極酸化およびエッチングの工程から成る。先ず、1回目の陽極酸化では、0.35モルで60℃のシュウ酸溶液に前記基板1を浸漬し、その基板1側に電源の陽極に接続されたクリップを接続し、前記シュウ酸溶液に浸漬した電極に前記電源の負極を接続し、42Vの電圧を印加することで行われる。陽極酸化の終了判定は、陽極酸化電流をモニターすることで行われ、前記Al薄膜3の膜厚が200nm減少した時点で終了となる。次に、1回目のエッチングでは、リン酸に酸化クロム(パウダー)を加えた溶液に、60℃で3分間浸漬させる。続いて、2回目の陽極酸化が1回目の陽極酸化と同じ条件で行われ、モニター電流密度が0.01mA/cm以下となった時点で終了となる。その後、2回目のエッチングが1回目と同様に行われる。こうして、1回目の陽極酸化で形成した微細孔4aを、2回目の陽極酸化で拡大し、前記微細孔4aをナノコラム形成に適した均一な孔径にすることができる。なお、陽極酸化のプロセスで、ハロゲンランプを照射して、光化学反応によるエッチングを行うことで、反応が加速され、プロセスを短時間化することができる。
続いて、図1(c)で示すように、前記Al多孔質薄膜4をマスク材として、下地のTiN薄膜2をArイオンを用いたミリング装置によりエッチングし、前記Al多孔質薄膜4の多孔質パターンを下地のTiN薄膜2に転写する。引き続き、60℃の燐酸で約30分間ウェットエッチングすることにより、図1(d)で示すように、マスク材として用いたAl多孔質薄膜4を除去し、前記微細孔4aの部分で下地のサファイア基板1が露出している多孔質TiN薄膜5を形成することができる。
次に、前記サファイア/多孔質TiN基板を分子線エピタキシー(MBE)装置に入れ、RF窒素プラズマを10分間照射した後、温度を800℃に昇温し、通常のGaNナノコラム成長を行うことで、図1(e)で示すように、n型GaN層6を約1000nm成長させる。ここで、最初にナノコラムの基端側のn型GaN層6を成長させる際には、微小孔4a内に露出しているサファイア基板1上に該n型GaN層6が成長するが、前記多孔質TiN薄膜5上にはGaN単結晶は成長しない。これは、800℃以上では、TiとGaNとは結晶を作らず、しかもGaNの多孔質TiN薄膜5上への固着率が極めて低いためである。
この後、成長温度を600℃に下げて、図1(f)で示すように、n型GaN/InGaNから成る多重量子井戸層7およびp型GaN層8を形成してGaNナノコラムLED11を完成する。このとき、p型GaN層8は、化合物材料のガス流量を調整することで、この図1(f)で示すように徐々に径を広げて、隣接するナノコラムのp型GaN層8と接触させて、プレーナー構造となるようにする。
ここで、成長温度を800℃から600℃に下げたことにより、TiとGaNとが結晶を作り、その前記多孔質TiN薄膜5上への固着率も高くなり、図1(g)に拡大して示すように、前記多孔質TiN薄膜5上にも、n型GaN/InGaNから成る多重量子井戸層7aおよびp型GaN層8aが積層され、GaN/InGaN単結晶積層膜9を形成する。しかしながら、前記p型GaN層8の拡径やナノコラムの高さによって、ナノコラムの基端側への原料ガスの供給は少なく、該GaN/InGaN単結晶積層膜9の成長は前記多重量子井戸層7およびp型GaN層8に比べて僅かである。そして、図1(g)中の矢印に示す通り、チップ内のn型電極層と電気的に接続される前記多孔質TiN薄膜5を介して、チップ上に形成されたすべてのGaNナノコラムLED11にn型コンタクトをとることが可能になる。
図2は、上述のようにして作成されたGaN基板10に対する電極形成の一例を説明するための模式的な図である。図2(a)は、前記図1(f)で示すようなプレーナー形のp型GaN層8を有するGaN基板10の平面図であり、図1(f)で示すGaNナノコラムLED11が、このGaN基板10の全面に形成されている。このGaN基板10に、フォトリソグラフィにより、図2(b)に示すマスク12を施し、RIEエッチングにより該マスク12以外の部分のGaNナノコラムLED11を除去し、下地の多孔質TiN薄膜5のみを残すことにより、図2(c)に示すように中心部にGaNナノコラムLED11を有し、周辺部は多孔質TiN薄膜5を有するチップが出来上がる。
そのチップに対して、図2(d)で示すように、p型GaN層8上には透明導電膜13とp型パッド電極14とを形成し、n型電極層となる前記多孔質TiN薄膜5の周縁にもn型パッド電極15を形成し、それぞれに外部電極引き出しの為のワイヤ16,17をワイヤボンディングすることにより発光ダイオードを完成する。
また図3は、前記GaN基板10をフリップチップ実装する場合の一例を説明するための模式的な断面図である。実装に使用されるセラミックパッケージ30の中央部には窪み31が形成されており、その窪み31の底32にはp型配線38およびn型配線39がパターニングされ、これらの配線38,39はパッケージ外部に取り出されている。その配線38,39上に、前記GaN基板10が、Auバンプ36,37によりそれぞれバンプ接合されている。また、セラミックパッケージ30の窪み31の壁面33には、ナノコラム発光素子から出た光を最小のロスで反射すべくAl薄膜34が形成されており、窪み31の全体は透光性の封止樹脂35によって封止されている。
このように構成することで、絶縁性のサファイア基板1上にGaNナノコラムLED11を形成するにあたって、従来例のようなGaNバッファ層などではなく、導電率の高い金属層である多孔質TiN薄膜5を下部電極として用いることができるとともに、量産向きの安価な工程を実現することができる。
上述の説明では、下部電極となる金属層として、チタンの窒化膜から成る多孔質TiN薄膜5を用いたけれども、導電率が高く、ナノコラムの基端部分(図1ではn型GaN層6)が成長する間は、その成長温度(図1では800℃)では、ナノコラムの材料であるGa,N,In,Alなどの化合物半導体材料や、Mg,Si,Znなどの添加物材料と反応して結晶を作らないか、結晶を作っても金属化合物を形成し、かつ結晶化したナノコラムの材料が接着しない高融点の金属材料を用いればよく、本発明の他の実施形態として、Ti、Zr、Hf、Cr、Nbの単一金属およびそれらの窒化物の1つを用いることができる。それらの材料は、800℃以上ではGaN結晶と反応しないか、あるいは反応しても金属窒化物を形成し、かつ700℃以上ではその上にGaNが接着しない金属材料であり、しかも工業的に容易に入手可能なもので、好適である。
また上述の説明では、基板としてサファイア基板1を用いたけれども、本発明の他の実施形態として、MgO、スピネルまたはリチウムアルミナイトなどを用いることができる。それらの材料は、良好な結晶でナノコラムを成長させることができ、さらにInGaN/GaNから成る多重量子井戸層(発光層)7から放射される青色光に対して透明であり、ナノコラムLEDにおいて結晶軸や極性の制御が容易であり、しかも工業的に容易に入手可能なもので、好適である。
さらにまた、図1(b)で示す多孔質薄膜4の形成の際に、図2(e)に示すような網目パターンのマスク18を用いてもよい。このマスク18に覆われた部分は、前記微細孔4a、したがってナノコラムが形成されず、下部電極(n型電極層)となる多孔質TiN薄膜5がそのまま残される。したがって、下部電極の抵抗をさらに下げることができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の他の形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。本実施の形態は、前述の図1で示す製造工程に類似している。注目すべきは、本実施の形態では、貫通孔である前記微細孔4aの穿設に、陽極酸化法、ナノインプリント法、ホログラフィック露光法のいずれか(この図4の例ではナノインプリント法)が用いられることである。
すなわち、先ず、図2(a)で示すように、MgO基板21上にマグネトロンスパッタ装置を用いてZr薄膜22を100nm蒸着し、スピンコートによりフォトレジスト23を800nm塗布する。次に、前記ナノインプリント技術を用いて、(図2(b)で示すように、フォトレジスト23をエッチングし、前記微細孔4aを有するフォトレジストマスク24を形成する。
その後、図2(c)で示すように、前記フォトレジストマスク24をマスク材として下地のZr薄膜22をArイオンを用いたミリング装置によりエッチングし、前記フォトレジストマスク24のパターンを下地のZr薄膜22に転写する。引き続き、図2(d)で示すように、通常のリソグラフィ技術を用いてフォトレジストマスク24を除去することにより、下部電極層25を形成することができる。これ以降は図1(e)以降に示した方法により、GaNナノコラムLEDを実現することができる。
このようなマターニングしたマスクを用いて前記微細孔4aを形成することで、該微細孔4a、したがって前記GaNナノコラムLEDの配置、すなわち配列ピッチおよび配列パターンならびに柱径を任意に設定することができ、結晶欠陥の少ないGaNナノコラムLEDの利点を生かし、発生された光を効率的に外部に取出すことができるとともに、所望とする配光で取出す等、光学特性を設計者の意図したとおりに実現することができる。たとえば、前記ナノインプリントの金型のレイアウト設計により、前記微細孔4aを2次元フォトニック結晶配置をなすように配置することで、光取出し効率を向上することができる。
また、GaNナノコラムLEDの前記柱径を調整することで、波長変換のための蛍光体を用いることなく、所望とする波長の光を発生させることができる。しかも、同一の基板上に、多色発光のGaNナノコラムLEDを実現することができ、それらの組合わせによって多種多様な発色が可能となると同時に、白色発光も可能になり、さらに同じ白色でもさまざまな色合いを出すことができる。たとえば、R,G,Bの3色を発生するようにすると、白色光に合成することができ、Y,Bの2色を発生するようにすると、疑似白色光に合成することができる。こうして、白色光に適応した発光ダイオードを実現することができ、前述のように製造コストが安価で、かつ信頼性に優れる点と併せて、該発光ダイオードは照明装置に極めて好適である。
本発明は、窒化物半導体(GaN)に限らず、酸化物半導体にも適用することができる。また、III族原子と窒素原子に限らず、II族原子と酸素原子およびそれらの組合わせにも適用することができる。
本発明の実施の一形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。 図1で示すようにして作成されたGaN基板に対する電極形成の一例を説明するための模式的な図である。 図1で示すようにして作成されたGaN基板をフリップチップ実装する場合の一例を説明するための模式的な断面図である。 本発明の実施の他の形態に係る化合物半導体素子である発光ダイオードの製造工程を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 サファイア基板
2 TiN薄膜
3 Al薄膜
4 Al多孔質薄膜
4a 微細孔
5 多孔質TiN薄膜
6 n型GaN層
7 多重量子井戸層
8 p型GaN層
10 GaN基板
11 GaNナノコラムLED
12 マスク
13 透明導電膜
14 p型パッド電極
15 n型パッド電極
16,17 ワイヤ
18 マスク
21 MgO基板
22 Zr薄膜
23 フォトレジスト
24 フォトレジストマスク
25 下部電極層
30 セラミックパッケージ
31 窪み
34 Al薄膜
35 封止樹脂
36,37 Auバンプ
38 p型配線
39 n型配線

Claims (6)

  1. 高抵抗な基板の上部に少なくともn型層およびp型層が積層されて成るナノスケールの柱状結晶構造体を複数有する化合物半導体素子において、
    前記基板上に形成され、前記基板から該柱状結晶構造体が成長してゆくための貫通孔が穿設された金属層をさらに備え、
    前記金属層は、前記柱状結晶構造体の基端部分の成長温度では、該柱状結晶構造体の材料と反応して結晶を作らないか、結晶を作っても金属化合物を形成し、かつ結晶化した柱状結晶構造体の材料が接着しない金属材料から成り、該金属層を下部電極として用いることを特徴とする化合物半導体素子。
  2. 前記金属層は、Ti、Zr、Hf、Cr、Nbの単一金属およびそれらの窒化物の1つから成ることを特徴とする請求項1記載の化合物半導体素子。
  3. 前記基板は、サファイア、MgO、スピネルおよびリチウムアルミナイトの1つから成ることを特徴とする請求項1または2記載の化合物半導体素子。
  4. 前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物半導体素子を用いることを特徴とする照明装置。
  5. 高抵抗な基板の上部に少なくともn型層およびp型層が積層されて成るナノスケールの柱状結晶構造体を複数有する化合物半導体素子の製造方法において、
    前記基板上に、前記柱状結晶構造体の基端部分の成長温度では、該柱状結晶構造体の材料と反応して結晶を作らないか、結晶を作っても金属化合物を形成し、かつ結晶化した柱状結晶構造体の材料が接着しない金属材料から成り、下部電極として用いる金属層を成膜する工程と、
    前記金属層に貫通孔を穿設する工程と、
    前記貫通孔内で露出した基板表面上に前記柱状結晶構造体の材料を結晶化させ、少なくとも前記n型層およびp型層を成長させる工程とを含むことを特徴とする化合物半導体素子の製造方法。
  6. 前記貫通孔を穿設する工程は、陽極酸化法、ナノインプリント法、ホログラフィック露光法のいずれかを用いることを特徴とする請求項5記載の化合物半導体素子の製造方法。
JP2007167209A 2007-06-26 2007-06-26 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法 Expired - Fee Related JP5097460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007167209A JP5097460B2 (ja) 2007-06-26 2007-06-26 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007167209A JP5097460B2 (ja) 2007-06-26 2007-06-26 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009009978A JP2009009978A (ja) 2009-01-15
JP5097460B2 true JP5097460B2 (ja) 2012-12-12

Family

ID=40324821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007167209A Expired - Fee Related JP5097460B2 (ja) 2007-06-26 2007-06-26 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5097460B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9537051B2 (en) 2014-08-29 2017-01-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Nanostructure semiconductor light emitting device

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100956499B1 (ko) * 2008-08-01 2010-05-07 주식회사 실트론 금속층을 가지는 화합물 반도체 기판, 그 제조 방법 및이를 이용한 화합물 반도체 소자
CN103190005A (zh) 2010-11-04 2013-07-03 皇家飞利浦电子股份有限公司 基于结晶弛豫结构的固态发光器件
EP2571065A4 (en) 2010-12-08 2016-03-23 El Seed Corp GROUP III NITRIDE SEMICONDUCTOR DEVICE AND METHOD OF MANUFACTURING THEREOF
FR3064109B1 (fr) * 2017-03-20 2025-03-14 Commissariat Energie Atomique Structure a nanofils et procede de realisation d'une telle structure
JP7147132B2 (ja) 2017-05-31 2022-10-05 セイコーエプソン株式会社 発光装置、プロジェクター、および発光装置の製造方法
CN109427940B (zh) * 2017-08-22 2020-04-24 比亚迪股份有限公司 发光二极管外延片及其制造方法
JP6988460B2 (ja) 2017-12-26 2022-01-05 セイコーエプソン株式会社 発光装置、発光装置の製造方法、およびプロジェクター
DE102019103492A1 (de) * 2019-02-12 2020-08-13 OSRAM Opto Semiconductors Gesellschaft mit beschränkter Haftung Optoelektronisches bauelement
JP7392426B2 (ja) 2019-11-28 2023-12-06 セイコーエプソン株式会社 発光装置およびプロジェクター
JP2021150373A (ja) * 2020-03-17 2021-09-27 セイコーエプソン株式会社 発光装置、プロジェクター、およびディスプレイ
CN113471062A (zh) * 2021-06-30 2021-10-01 中国科学技术大学 Iii族氧化物薄膜制备方法及其外延片

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3571641B2 (ja) * 1999-11-15 2004-09-29 松下電器産業株式会社 窒化物半導体素子
KR100513316B1 (ko) * 2003-01-21 2005-09-09 삼성전기주식회사 고효율 반도체 소자 제조방법
JP2005136106A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Kyocera Corp 単結晶サファイア基板とその製造方法及び半導体発光素子
KR100682872B1 (ko) * 2004-12-08 2007-02-15 삼성전기주식회사 고효율 반도체 발광 소자 및 그 제조방법
US8163575B2 (en) * 2005-06-17 2012-04-24 Philips Lumileds Lighting Company Llc Grown photonic crystals in semiconductor light emitting devices
US7638810B2 (en) * 2005-09-09 2009-12-29 Avago Technologies Ecbu Ip (Singapore) Pte. Ltd. GaN laser with refractory metal ELOG masks for intracavity contact

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9537051B2 (en) 2014-08-29 2017-01-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Nanostructure semiconductor light emitting device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009009978A (ja) 2009-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5097460B2 (ja) 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法
JP5956604B2 (ja) 発光ダイオード
JP6324654B2 (ja) GaN薄膜構造物、その製造方法、及びそれを含む半導体素子
JP5097532B2 (ja) 化合物半導体発光素子の製造方法
JP4525500B2 (ja) 半導体発光素子およびそれを用いる照明装置ならびに半導体発光素子の製造方法
US8420439B2 (en) Method of producing a radiation-emitting thin film component and radiation-emitting thin film component
JP2008108757A (ja) 化合物半導体発光素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法
CN103578926A (zh) 半导体缓冲结构、半导体器件和制造半导体器件的方法
JP4586935B2 (ja) 半導体発光素子の製造方法
CN103038901A (zh) 半导体模板衬底、使用半导体模板衬底的发光元件及其制造方法
KR20100073757A (ko) 마이크로 로드를 이용한 발광소자 및 그 제조방법
JP5247109B2 (ja) 半導体発光装置およびそれを用いる照明装置ならびに半導体発光装置の製造方法
KR101457202B1 (ko) 나노 로드를 포함하는 투명 전극층을구비하는 발광다이오드 및 그 제조방법
JP4982176B2 (ja) 化合物半導体素子およびそれを用いる照明装置ならびに化合物半導体素子の製造方法
JP3157124U (ja) 窒化ガリウム系発光ダイオードの構造
JP2013254876A (ja) Iii族窒化物半導体デバイス及びその製造方法
JP2007049062A (ja) 半導体発光素子およびそれを用いる照明装置ならびに半導体発光素子の製造方法
KR20130105993A (ko) 에피층과 성장 기판 분리 방법 및 이를 이용한 반도체 소자
KR101652791B1 (ko) 반도체 소자 제조 방법
KR100955821B1 (ko) 질화물계 발광소자 및 그의 제조방법
KR101106136B1 (ko) 반도체 기판 제조 방법 및 발광 소자 제조 방법
KR20070100851A (ko) 양질의 그룹 3족 질화물계 단결정 반도체 박막층 성장을위한 호모에피택셜 기판 및 발광 다층구조체 성장용 템플렛제작 및 성장
CN101958375A (zh) 氮化物半导体结构及其制造方法
KR101229832B1 (ko) 반도체 기판 제조 방법 및 발광 소자 제조 방법
KR100716648B1 (ko) 복수개의 발광셀들을 갖는 발광소자 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100217

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees