JP5109585B2 - 光拡散性シート - Google Patents
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Description
光拡散性の指標としてヘイズ値を測定した。後述する〔光拡散性シートの製造〕により得られた光拡散性シート(厚さ1.3〜2.0mm)を4×6cmに切り出し、強マット面(表層)側が入光面になるようにサンプルをセットし、JIS K7136:2000に準拠して、村上色彩技術研究所製HM−150を用いてヘイズ値を測定した。
光拡散性シートの透過特性の指標として全光線透過率を測定した。後述する〔光拡散性シートの製造〕により得られた光拡散性シート(厚さ1.3〜2.0mm)を4×6cmに切り出し、強マット面(表層)側が入光面になるようにサンプルをセットし、JIS K7361−1:1997に準拠して、村上色彩技術研究所製HM−150を用いて全光線透過率を測定した。
シート全体の厚みは、マイクロメーターにて測定した。光拡散層の厚みは、断面を光学顕微鏡で観察することで測定した。
後述する〔光拡散性シートの製造〕により得られた光拡散性シート(厚さ1.3〜2.0mm)を5×8cm程度に切り出し強マット面(表層)側の光沢度をJIS Z8741−1997に準拠して、BYK−Gardner GmBH製micro−TRI−glossを用いて、20度鏡面光沢度、60度鏡面光沢度、85度鏡面光沢度をそれぞれ測定した。
後述する〔光拡散性シートの製造〕により得られた光拡散性シート(厚さ1.3〜2.0mm)の強マット面(表層)側の表面粗さに関し、表面粗さ測定機(株式会社ミツトヨ製「SJ−201P」を用いて、平均粗さRa(μm)、十点平均粗さRz(μm)、及び凹凸の平均山間隔Sm(μm)をそれぞれ測定した。測定に際しては、JIS B0601:1994に基づき、カットオフ値は0.8mm、評価長さは4mmとし、その他測定条件はデフォルト値として行った。
後述する〔光拡散性シートの製造〕により得られた光拡散性シートの強マット面(表層)側が光源からの光の入光面となるように、該面と反対側の面に、ピッチ0.25mmのブラックストライプを有するレンチキュラーレンズシートを重ね合わせたものをスクリーンセットとして評価に用いた。評価としては、DLP光源を有する62インチサイズの薄型リアプロジェクションテレビのスクリーンを透明アクリル板に置き換えたものを用意し、白画面を出力したうえで、画面中央部にスクリーンセットを光拡散性シートの強マット面(表層)側が光源側となるように貼り付けた。そして、画面から1m離れた場所からシンチレーションの目視官能評価を行い、○(良好)、△(やや悪い)、×(悪い)で示した。
後述する〔光拡散性シートの製造〕により得られた光拡散性シートの強マット面(表層)と反対側の面に紫外線硬化性樹脂の硬化物からなるフレネルレンズを成形し、フレネルレンズシートを得た。得られたフレネルレンズシートの強マット面(表層)を光源からの光の入光面となるように向け、フレネルレンズシートの観察面側に、ピッチ0.15mmのブラックストライプを有するレンチキュラーレンズシートをさらに重ね合わせたものを、DLP光源を有する薄型リアプロジェクションテレビにセットした。画像を映した状態で、フレネルレンズシート入光面の反射に由来するゴースト、二重像の状態を観察し、○(良好)、△(やや悪い)、×(悪い)で示した。
スチレン/ブタジエン=25/75(質量比)のランダム共重合体〔日本エラストマー(株)製、タフデン2000A〕6.7質量部に対して、メタクリル酸メチル53.2質量部、スチレン40.1質量部及び重合開始剤を混合し、二段式攪拌型連続反応装置を用いて、150℃にて225秒滞留させて部分重合させた。得られた部分重合体を別の重合槽に移し、さらに重合開始剤、懸濁安定剤及び水を添加し、攪拌しながら懸濁重合を行い、重合を完結させた。得られたスラリーを洗浄、ろ過し、ゴム状共重合体が分散した樹脂(1)を得た。樹脂(1)の押出成形により得られた厚さ3mmの樹脂板の全光線透過率(JIS K7361−1:1997に準拠して測定)は91%であり、ヘイズ値(JIS K7136:2000に準拠して測定)は2%であった。また、該樹脂板の屈折率(JIS K7142−1996に準拠して測定)は、1.535であった。
塊状重合によって得られたメタクリル酸メチル/スチレン=20/80(質量比)の共重合体樹脂を樹脂(2)として使用した。樹脂(2)の押出成形により得られた厚さ3mmの樹脂板の全光線透過率(JIS K7361−1:1997に準拠して測定)は90%であり、ヘイズ値(JIS K7136:2000に準拠して測定)は0.5%であった。また、該樹脂板の屈折率(JIS K7142−1996に準拠して測定)は、1.570であった。
〔光拡散性シートの製造〕
第1押出機(スクリュー径130mm、一軸、ベント付)に、表1に示す主層を形成する熱可塑性樹脂及び微粒子を投入し、第2押出機(スリュー径65mm、一軸、ベント付)に、表1に示す強マット層(表層)を形成する熱可塑性樹脂及び微粒子を投入した。次いで、押出機の先に2種2層分配型のマルチマニホールドダイを配し、約250℃に保持した該ダイにて、第1押出機から押出された層を主層とし、第2押出機から押出された層を強マット層(表層)とした2層を一体化した。ダイから出た2層光拡散性シートは、第一冷却ロールと第二冷却ロールとの間に挟み込み、第二冷却ロールに密着して巻きつけながら、第二冷却ロールと第三冷却ロールとの間に挟み込み、第三冷却ロールに密着して巻きつけて冷却し、さらには第三冷却ロールと第四冷却ロールとの間に挟み込み、第四冷却ロールに密着して巻きつけて冷却した。その後、搬送ローラを通過後、下流側で所望サイズとなるように鋸でカッティングして、2層光拡散性シートを得た。第一冷却ロール、第二冷却ロール、第三冷却ロール及び第四冷却ロールは、それぞれステンレス製で、表面をクロムメッキ処理後に鏡面仕上げしたものを用いた。2層光拡散性シートの総厚は約1.3〜2.0mm程度であり、表層厚は約0.04〜0.20mm程度であった。こうして得られた光拡散性シートの評価結果を表1に示した。
Claims (8)
- 少なくとも一つの面におけるJIS Z8741−1997に定める20度鏡面光沢度が5以下であり、
該面におけるJIS Z8741−1997に定める60度鏡面光沢度が20以下であり、
該面におけるJIS Z8741−1997に定める85度鏡面光沢度が27以下である
ことを特徴とする光拡散性シート。 - JIS K7136:2000に定めるヘイズ値が45%以上である請求項1に記載の光拡散性シート。
- 基材樹脂に、重量平均粒子径が7μm以下である粒子が含有されてなる請求項1又は2に記載の光拡散性シート。
- 基材樹脂の屈折率Xと前記粒子の屈折率Yとの屈折率差|X−Y|が、0.005以下である請求項3に記載の光拡散性シート。
- 一つの面にフレネルレンズ形状を形成するためのフレネルレンズ用光拡散性シートであって、
フレネルレンズ形状を形成するための面と反対の面におけるJIS Z8741−1997に定める20度鏡面光沢度が5以下であり、
前記反対の面におけるJIS Z8741−1997に定める60度鏡面光沢度が20以下であり、
前記反対の面におけるJIS Z8741−1997に定める85度鏡面光沢度が27以下である
ことを特徴とするフレネルレンズ用光拡散性シート。 - JIS K7136:2000に定めるヘイズ値が45%以上である請求項5に記載のフレネルレンズ用光拡散性シート。
- 基材樹脂に、重量平均粒子径が7μm以下である粒子が含有されてなる請求項5又は6に記載のフレネルレンズ用光拡散性シート。
- 基材樹脂の屈折率Xと前記粒子の屈折率Yとの屈折率差|X−Y|が、0.005以下である請求項7に記載のフレネルレンズ用光拡散性シート。
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