JP5111411B2 - 矢板類圧入装置 - Google Patents
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Description
矢板類は数メートルあるので、クレーンで吊り上げて操作する。矢板類の押し込み装置は重量があり、矢板類の押し込み場所を移動するたびに移動させなければならない。従って、この移動にもクレーンが使用される。さらに、矢板類は土中に壁を作るために、互いに縁を噛み合わせるようにして並べられる。従って、クレーンで矢板類を吊り上げた状態で、作業者が位置決めや方向調整をするので、クレーン操作者や作業者の負担が大きい。また、この作業のために十分な作業スペースが必要になり、搬入機材も多いので、十分な機材設置スペースも確保しなければならない。従って、狭小地での工事が非常に難しいという問題があった。
上記の課題を解決するために、本発明は、狭い土地や障害物の多い土地でも効率よく、矢板やH鋼等の矢板類を埋設することができる矢板類圧入装置を提供することを目的とする。
本発明は、「移動手段上にクレーン18を搭載し、施工現場の所定位置に前記クレーン18を搬入して固定し、前記クレーン18のアーム22先端にブーム24を介して垂直方向の回転軸を持つ回転駆動用モータ26を固定して、この回転駆動用モータ26の回転軸にプラグ36を介して、矢板押込機構38を吊り下げて、この矢板押込機構38には、矢板類14を地面12に垂直に直立させた状態で掴んで前記矢板押込機構38の側面に沿って地面に垂直方向に自由にスライドする矢板くわえ込み機構42と、、この矢板くわえ込み機構42に垂直下方に向かう圧力を加える油圧シリンダ40とが設けられており、前記クレーン18を前記所定位置に固定したまま前記矢板押込機構38を吊り上げて、前記クレーン18を回転させて方向転換をし、前記アームを伸縮して、前記矢板押込機構38の位置決めをし、前記モータ26の回転軸を回転させて、前記矢板押込機構38を回転させて、前記矢板類14を掴む前記矢板くわえ込み機構42の方向調整を行い、その後、前記矢板くわえ込み機構42で掴んだ矢板類14に前記油圧シリンダ40により垂直下方に向かう圧力をかけて、矢板類14を地面12に押し込み、前記アーム22が届く限り、前記クレーン18を前記所定位置に固定したまま前記矢板押込機構38を吊り上げて、前記クレーン18の方向転換をして、前記アーム22を伸縮し、前記モータ26の回転軸を回転させて、前記矢板押込機構38の位置決めと前記矢板類14を掴む前記矢板くわえ込み機構42の方向調整を行い、前記矢板類14を隣接させて順番に土中に圧入することを特徴とする矢板類圧入方法。」に関する。
以下の構成はそれぞれ上記の課題を解決するための手段である。
〈構成1〉
移動手段上に搭載されたクレーン18と、このクレーン18のアーム22の先端に固定されて、地面12に対して垂直方向の回転軸を持つ回転駆動用モータ26と、この回転駆動用モータ26の回転軸下端にプラグ36を介して着脱可能に吊り下げられる矢板押込機構38と、この矢板押込機構38に設けられ、矢板類14を前記地面12に垂直に直立させた状態で掴む矢板くわえ込み機構42と、前記矢板くわえ込み機構42で掴んだ矢板類14に垂直下方に向かう圧力をかけて地面12に押し込む油圧シリンダ40とを備えたことを特徴とする矢板類圧入装置。
構成1に記載の矢板類圧入装置において、前記移動手段上に前記クレーン18とともに搭載されたウインチ20と、前記ウインチ20に一端を連結し前記クレーン18に支持されたガイドローラ32を通じて前記アーム22先端から他端が吊り下げられたワイヤ30と、このワイヤ30に吊り下げられ、前記矢板類14を掴んで吊り上げるクランプ34とを備えたことを特徴とする矢板類圧入装置。
移動手段上にクレーン18を搭載し、施工現場の所定位置に前記クレーン18を搬入して前記移動手段を停止させ、矢板類14を地面12に垂直に直立させた状態で、矢板押込機構38に設けられた矢板くわえ込み機構42により前記矢板類14を掴み、前記クレーン18のアーム22先端に垂直方向の回転軸を持つ回転駆動用モータ26を固定して、この回転駆動用モータ26の回転軸にプラグ36を介して、前記矢板押込機構38を吊り下げて、前記矢板押込機構38と前記矢板類14を共に吊り上げて、前記回転駆動用モータ26を回転させて、前記矢板押込機構38と前記矢板類14の位置決めと方向調整を同時に行い、その後、油圧シリンダ40により、前記矢板くわえ込み機構42で掴んだ矢板類14に垂直下方に向かう圧力をかけて地面12に押し込むことを特徴とする矢板類圧入方法。
構成3に記載の矢板類圧入方法において、移動手段上に前記クレーン18とともにウインチ20を搭載し、このウインチ20に一端を連結し前記クレーン18に支持されたガイドローラ32を通じて前記アーム22先端から他端が吊り下げられたワイヤ30に、クランプ34を連結して、このクランプ34により前記矢板類14を掴んで吊り上げて、前記地面12に垂直に直立させてから、前記矢板押込機構38に設けられた矢板くわえ込み機構42により前記矢板類14を掴むよう操作することを特徴とする矢板類圧入方法。
構成4または5に記載の矢板類圧入方法において、前記回転駆動用モータ26の回転軸下端にプラグ36を介して削孔ドリル28を連結し、前記地面12に前記矢板類14を押し込むための孔を形成する前処理を行うことを特徴とする矢板類圧入方法。
〈構成1の効果〉
回転駆動用モータ26の回転軸下端にプラグ36を介して矢板押込機構38を吊り下げ、矢板類14を地面12に垂直に直立させた状態で掴んだままクレーン18を操作できるので、狭小地でも矢板類14と矢板押込機構38の移動と位置決めが容易に出来る。矢板押込機構38と矢板類14を同時に360度、静かに安全に回転させることができ、かつ、効率の良い作業ができる。また、クレーン18を回転し伸縮させると、クレーン18を移動させずにスピーディに工事が進められる。プラグ36を外せば矢板押込機構38等をクレーンを運ぶトラック等の荷台に積載して一括して運搬できる。
〈構成2の効果〉
ウインチ20は、施工場所に搬入された矢板類14を矢板くわえ込み機構42に装着するために使用できる。また、矢板類14を掴んだ状態で矢板押込機構38を移動させるときには、背の高い矢板類14のふらつきを防止できる。
〈構成5の効果〉
回転駆動用モータ26には、削孔ドリル28を連結できるので、硬い地面の場合に予め地面に孔を明けておくことができる。この場合にも、大型の削孔装置本体を別に用意する必要がない。
この装置は、図に示すようなトラック16等の移動手段に積載されて、施工現場に搬入される。このトラック16上には、クレーン18とウインチ20とが搭載されている。この装置は大型乗用車クラスのトラック16で搬入できるので、狭小地に適する。矢板押込機構38は、別途トラック等により施工現場に搬入されて、地面12に降ろされている。クレーン18は、トラック16上で自由に方向転換できるように構成されている。クレーン18に支持されるアーム22はクレーン18の回転により自由に方向転換でき、さらに自由に伸縮できるように構成されている。
図のように、土留め壁工事に使用される矢板類14は、互いに隣同士を縁51の部分で噛み合わせるように隙間なく並べて施工される。また、矢板類14は1本ずつ先に埋設した矢板類14に次に埋設する矢板類14を隣接させて順番に土中に圧入される。従って、圧入作業の開始前に矢板類14の位置決めと方向調整を正確に行わなければならない。
施工開始時には、施工場所に図1に示した装置と矢板類14とを搬入する。図4に示すように、矢板類14は施工に邪魔にならない場所に積み上げられる。トラック16は、できるだけ再移動をしなくて済む場所を選択して位置固定される。なお、クレーンが工事用のブルトーザのような移動手段に設けられているときは、そのブルトーザがトラックから降ろされて工事現場に位置固定される。
施工場所に搬入した矢板類14は、矢板押込機構38に装着しなければならない。このために、移動手段上に搭載したウインチ20を利用する。ウインチ20のワイヤ30を伸ばしてクランプ34を矢板類14に連結する。吊り上げた後に丁度図1に示した状態になるような位置にクランプ34を連結するとよい。ウインチ20により矢板類14を掴んで吊り上げて地面12に垂直に直立させてから、矢板押込機構38に装着する。クランプ34を矢板類14に装着する作業や、矢板類14を矢板くわえ込み機構42に装着する作業も、クレーンを遠隔操作して行うことができる。これで、図1に示す状態に矢板類14を支持し、圧入作業の準備ができる。
地盤が硬いと油圧シリンダ40の矢板類14の圧入が容易でない。一般には、工事現場に掘削機を搬入して、予め該当部分を削孔しておくようにしている。しかしながら、矢板類14の圧入装置と掘削機の両方を搬入すると、狭小地での施工が容易でないという問題がある。しかし、本発明では、クレーン18の先端に回転駆動用モータ26を固定しているので、回転駆動用モータ26の回転軸下端にプラグ36を介して削孔ドリル28を連結し直すことができる。これにより、同じ装置を用いて、地面12に矢板類14を押し込むための孔を、予め形成する前処理を行うことができる。即ち、大型の削孔装置本体を別に用意する必要がなく、削孔ドリル28のみを用意すればよく、搬入作業もスペース確保作業も軽減できる。
実施例1では、クレーン18等を、荷物運搬用のトラックに類した移動手段に搭載した。乗用車に近い操作性で、狭い土地に自由に出入りできるという効果がある。一方、実施例5では、図に示すように、クレーン18等をよく知られたクレーン用台車52に搭載している。クレーン用台車52も移動手段であって施工場所での移動は容易である。例えば、ビルに囲まれた土地いっぱいに矢板類を手際よく埋設する場合に、本発明の装置が威力を発揮する。施工現場へのクレーン用台車52の搬入には、別途、トレーラ等を使用することができる。このように、任意の移動手段を用いて、本発明の矢板類圧入装置を実現できる。
12 地面
14 矢板類
16 トラック
18 クレーン
20 ウインチ
22 アーム
24 ブーム
26 回転駆動用モータ
28 削孔ドリル
30 ワイヤ
32 ガイドローラ
34 クランプ
36 プラグ
38 矢板押込機構
40 油圧シリンダ
42 矢板くわえ込み機構
51 縁
52 クレーン用台車
Claims (3)
- 移動手段上にクレーン18を搭載し、
施工現場の所定位置に前記クレーン18を搬入して固定し、
前記クレーン18のアーム22先端にブーム24を介して垂直方向の回転軸を持つ回転駆動用モータ26を固定して、
この回転駆動用モータ26の回転軸にプラグ36を介して、矢板押込機構38を吊り下げて、
この矢板押込機構38には、矢板類14を地面12に垂直に直立させた状態で掴んで前記矢板押込機構38の側面に沿って地面に垂直方向に自由にスライドする矢板くわえ込み機構42と、、この矢板くわえ込み機構42に垂直下方に向かう圧力を加える油圧シリンダ40とが設けられており、
前記クレーン18を前記所定位置に固定したまま前記矢板押込機構38を吊り上げて、前記クレーン18を回転させて方向転換をし、前記アームを伸縮して、前記矢板押込機構38の位置決めをし、
前記モータ26の回転軸を回転させて、前記矢板押込機構38を回転させて、前記矢板類14を掴む前記矢板くわえ込み機構42の方向調整を行い、
その後、前記矢板くわえ込み機構42で掴んだ矢板類14に前記油圧シリンダ40により垂直下方に向かう圧力をかけて、矢板類14を地面12に押し込み、
前記アーム22が届く限り、前記クレーン18を前記所定位置に固定したまま前記矢板押込機構38を吊り上げて、前記クレーン18の方向転換をして、前記アーム22を伸縮し、前記モータ26の回転軸を回転させて、前記矢板押込機構38の位置決めと前記矢板類14を掴む前記矢板くわえ込み機構42の方向調整を行い、
前記矢板類14を隣接させて順番に土中に圧入することを特徴とする矢板類圧入方法。 - 請求項1に記載の矢板類圧入方法において、
前記移動手段上に前記クレーン18とともにウインチ20を搭載し、
このウインチ20に一端を連結し前記クレーン18に支持されたガイドローラ32を通じて前記アーム22先端から他端が吊り下げられたワイヤ30に、クランプ34を連結して、
このクランプ34により前記矢板類14を掴んで吊り上げて、前記地面12に垂直に直立させてから、
前記矢板押込機構38に設けられた矢板くわえ込み機構42により前記矢板類14を掴んだ状態で、前記矢板押込機構38を移動させることを特徴とする矢板類圧入方法。 - 請求項1に記載の矢板類圧入方法に使用するためのものであって、
クレーン18のアーム22の先端に、ブーム24を介して固定されて、地面12に対して垂直方向の回転軸を持つ回転駆動用モータ26と、
この回転駆動用モータ26の回転軸下端にプラグ36を介して着脱可能に吊り下げられる矢板押込機構38と、
この矢板押込機構38に設けられ、矢板類14を前記地面12に垂直に直立させた状態で掴んで矢板押込機構38の側面に沿って地面に垂直方向に自由にスライドする矢板くわえ込み機構42と、
前記矢板くわえ込み機構42で掴んだ矢板類14に垂直下方に向かう圧力をかけて地面12に押し込む油圧シリンダ40と、
前記移動手段上に前記クレーン18とともに搭載されたウインチ20と、
前記ウインチ20に一端を連結し前記クレーン18に支持されたガイドローラ32を通じて前記アーム22の先端から他端が吊り下げられたワイヤ30と、
このワイヤ30に吊り下げられ、前記矢板類14を掴んで吊り上げるクランプ34とを備えたことを特徴とする矢板類圧入装置。
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| JP2009040118A JP5111411B2 (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 矢板類圧入装置 |
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| JP2009040118A Active JP5111411B2 (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 矢板類圧入装置 |
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Cited By (1)
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