JP5111658B2 - パラメータ設定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、産業用機械などを制御するプログラマブルコントローラ(PLC)が備えるCPUユニットのプロジェクトに対してパラメータを設定するパラメータ設定装置に関する。
従来、産業用機械などの制御装置としてプログラマブルコントローラ(PLC)が用いられている。このPLCは、複数のユニット部品から構成される。具体的には、例えば、電源供給源の電源ユニット、PLC全体の制御を統率するCPUユニット、生産装置や設備装置の駆動部に取り付けたサーボアンプを介してサーボモータを制御するモーションCPUユニット、生産装置や設備装置の適所に取り付けたスイッチやセンサの信号を入力する入力ユニット、アクチュエータなどに制御出力を出す出力ユニット、通信ネットワークに接続するための通信ユニットなどの各種のユニット部品を適時組み合わせて構成される。
PLCのCPUユニットにおける制御は、入力ユニットで入力した信号をCPUユニットのI/Oメモリに取り込み、予め登録されたユーザプログラムに基づき論理演算をし、その演算実行結果をI/Oメモリに書き込んで出力ユニットに送り出し、その後、いわゆる周辺処理を行うということをサイクリックに繰り返し処理するようになる。
また、モーションCPUユニットにおける制御は、予め登録されたモーションプログラム言語で組み込まれたユーザプログラムに基づきモーション指令を生成し、その指令結果をサーボアンプに送り出し、サーボアンプを介してサーボモータを制御し、サーボモータの速度、位置などの状態をモーションCPUユニットに戻すことを繰り返し所定の動作を処理するようになる。以降、CPUユニットおよびモーションCPUユニットを総称してCPUと表現することもある。また、ユニット部品を単にユニットと表現することもある。
上述したCPUには、PLCの各ユニットの設定を行うプログラミング装置(パラメータ設定装置)に表示されるPLC構成図上で操作することによってユニット単位でプロジェクトが割当てられる。プロジェクトとは、CPUごとに割当てられた、CPUの動作に必要な設定ファイルを指す。プロジェクト毎に使用する各種パラメータを設定することで、CPUがユーザの意図する挙動で動作する。ユーザは、対象となるシステムに応じて、夫々のプロジェクトにパラメータを設定する。
PLC構成図上では、複数のCPU間で関連性を持ちながら動作するマルチCPU環境を構成することができる。マルチCPU環境では、関連性を持つCPU間でマルチCPUパラメータを同一にする必要がある。同一のマルチCPUパラメータを設定することで、各CPUユニットが正常に動作することが保証される。
上記したマルチCPUパラメータは各プロジェクトに格納され、通信回線を介してPLCの各CPUユニット乃至モーションCPUユニットにダウンロードされる。また、設定したCPUパラメータに不整合が生じた場合には、ユーザは操作アプリケーションを用いて個々のプロジェクトに設定されているパラメータを確認し、不良箇所を見つけて修正作業を行う。そして、修正したCPUパラメータをPLCの各CPUユニット乃至モーションCPUユニットに再度ダウンロードする。
パラメータ設定の負荷を軽減する技術として、CPUユニットやI/Oユニットに共通設定する必要のあるパラメータに対して、一度の操作で複数のユニットに対してパラメータを一括設定できる装置(例えば、特許文献1参照)、およびネットワーク構成上にCPUを配置して、個々の機器に対してパラメータを設定する装置(例えば、特許文献2参照)が開示されている。
特開2008−186206号公報 特開2005−327237号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術によれば、単一プロジェクト内の複数ユニットに対する設定を想定しており、マルチCPU環境を構成する複数プロジェクト間でパラメータを一括設定することができなかった。また、複数ユニットにパラメータを設定した後で個々のCPUユニットに割当てられているプロジェクトに設定されているパラメータを変更した場合、他のプロジェクトへのパラメータの変更反映は個々の操作アプリケーションを用いて各プロジェクトに対して個別に実施する必要があった。
また、特許文献2に開示されている技術では、ネットワーク構成図上の同一ベースユニットに配置された機器間で関連性を持たせる仕組みは想定されておらず、複数の機器に対して同時にパラメータを設定したい場合、個々の機器の設定画面を開いて都度パラメータ設定を行わなければならなかった。また、マルチCPUパラメータを設定する際、ユーザが操作中でないプロジェクトを扱う必要があり、プロジェクトが他のユーザによって使用中の場合はパラメータ設定を実行することができないため、事前にプロジェクトの使用状況を把握しなければならなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、マルチCPU関係を有する夫々のCPUのプロジェクトが含むマルチCPUパラメータを一括して設定することが可能なパラメータ設定装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、PLCに備えられる複数のCPUを夫々動作させる複数のプロジェクトのパラメータであって前記複数のCPUが連動して動作するためのパラメータを前記夫々のプロジェクトに対して設定するパラメータ設定装置において、CPUと該CPUに割当てられたプロジェクトとを対応付けるユニット情報をPLC毎に管理するユニット構成情報と、ユーザから指定されたCPUと同一のPLCに備えられるCPUのユニット情報の一覧を前記ユニット構成情報から抽出するユニット構成解析手段と、前記指定されたCPUのプロジェクトのパラメータが設定されたとき、前記抽出されたユニット情報の一覧に基づいて前記CPUと同一のPLCに備えられる複数のCPUユニットの夫々のプロジェクトを取得し、前記取得した夫々のプロジェクトに、前記指定されたCPUのプロジェクトに対する設定内容と同一の設定内容を設定するパラメータ書込み手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、マルチCPU関係を有する夫々のCPUのプロジェクトが含むマルチCPUパラメータを一括して設定することが可能なパラメータ設定装置を得ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態のパラメータ設定装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態のパラメータ設定装置の機能構成を説明するブロック図である。 図3は、表示装置に表示される表示画面を示す図である。 図4は、パラメータ設定情報表示部の表示例を示す図である。 図5は、ユニット部品情報記憶部に記憶されているユニット部品情報の一例を示す図である。 図6は、ユニット構成情報を詳しく説明する図である。 図7は、マルチCPUパラメータ情報を詳しく説明する図である。 図8は、ワークスペースおよびプロジェクトのファイル構成を示す図である。 図9は、PLC構成図を説明する図である。 図10は、プロジェクト割当部の動作を説明するフローチャートである。 図11は、ユニット構成解析部の動作を説明するフローチャートである。 図12は、プロジェクト取得部の動作を説明するフローチャートである。 図13は、パラメータ読出し部の動作を説明するフローチャートである。 図14は、パラメータ書込み部の動作を説明するフローチャートである。 図15は、本発明の実施の形態のパラメータ設定装置がパラメータ一括設定を実行する動作を説明するフローチャートである。 図16は、整合性確認部の動作を説明するフローチャートである。 図17は、プロジェクト使用状況確認部の動作を説明するフローチャートである。
以下に、本発明にかかるパラメータ設定装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態のパラメータ設定装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。
図1において、パラメータ設定装置10は、PLC(PLCのCPUユニット乃至モーションCPUユニット)17と、所定の通信回線16を介して接続されている。この通信回線16は、例えば、RS232Cなどのシリアル回線を用いて直接ケーブル接続することにより実現される。もちろん、このような直接接続するものに限ることなく、他の通信回線を用いネットワーク経由でPLC17とパラメータ設定装置10とを接続する構成を採っても良い。
パラメータ設定装置10は、PLCのCPUユニット乃至モーションCPUユニットの設定ファイルであるプロジェクトを割当てる機能、PLCに接続された複数のCPUユニット乃至モーションCPUユニットに対して同一のマルチCPUパラメータを設定する機能、通信回線16を介して設定したパラメータをPLC17にダウンロードする機能を持っている。
パラメータ設定装置10は、所定のプログラムを実行することにより、上述の機能を実現する。そのハードウェア構成として、パラメータ設定装置10は、キーボード、ポインティングデバイス等の入力装置11と、表示装置12と、中央演算装置13と、記憶装置14と、通信インターフェース(I/F)装置15と、を有している。記憶装置14には図示しないが不揮発性記憶装置と揮発性記憶装置があり、不揮発性記憶装置は各プロジェクト情報、ユニット構成情報などを記憶する。また、中央演算装置13の実行時のワークメモリとして揮発性記憶装置が適宜使用される。通信I/F装置15は、通信回線16を介してPLC17と通信を行うためのインターフェースである。
図2は、中央演算装置13と記憶装置14との協働により実現するパラメータ設定装置10の機能を説明するブロック図である。パラメータ設定装置10は、入力装置11からの入力を処理する入力処理部32、表示装置12に出力する表示データを作成する表示処理部30、各機能を実行する演算部31、演算結果やプロジェクトデータ等を格納する記憶部33、およびPLCとの通信を処理する通信処理部34を有している。演算部31は、プロジェクト割当部31aと、ユニット構成解析部31bと、プロジェクト取得部31cと、パラメータ読出し部31dと、パラメータ書込み部31eと、整合性確認部31fと、プロジェクト使用状況確認部31gとを有している。
図3は、表示装置12に表示される表示画面を示している。図示するように、各プロジェクトデータに内包されるユーザプログラムの作成やユニット構成情報の作成など編集作業を行うワーク表示部12aと、PLCにダウンロードする全てのユーザプログラムの一覧を表示するユーザプログラム一覧情報表示部12bと、PLCの構成に必要なユニット部品の一覧情報を表示するユニット部品情報表示部12cと、マルチCPUパラメータの不整合状態やプロジェクトの起動チェック結果など、パラメータ設定装置10での処理状態を表示するステータス表示部12dを備えている。
ワーク表示部12aは、PLCの構成およびネットワーク構成を作成するためのシステム構成情報を表示するシステム構成情報表示部12aaと、パラメータ設定情報表示部12abを備えている。ステータス表示部12dは、不整合パラメータの一覧を表示する不整合パラメータ表示部12daと、プロジェクトの使用状況チェックの結果を表示する起動中プロジェクト表示部12dbを備えている。
パラメータ設定情報表示部12abには、ユニット構成や対象のプロジェクトデータの内容に関わらず統一された表示が表示出力される。シーケンサCPUユニットとモーションCPUユニットで設定するパラメータの種類に差異があるが、パラメータ設定情報表示部12abの表示画面は、関連を持つプロジェクト間で同一の設定が必要な全てのパラメータを表示して入力を促し、入力されたパラメータのうち設定が必要なパラメータは、プロジェクトの種類ごとにパラメータ設定装置10内で振り分けられて、各CPU(CPUユニット乃至モーションCPUユニット)に割当てられたプロジェクトに設定される。
システム構成情報表示部12aaに表示されるPLC構成図の情報は、演算部31によりユニット構成情報として作成され、ユニット構成情報記憶部33aに格納されている。ユニット構成情報は夫々PLC毎のユニット構成に関する情報をまとめた複数のユニット構成テーブルで構成されている。各ユニット構成テーブルは、夫々一つのPLC構成図に対応し、夫々PLCの名称であるPLC構成名称が付されている。PLC構成図の各構成ユニットは、夫々ユニット情報をもち、ユニット情報が持つユニット名称と対応付けられている。表示処理部30は、ユニット構成情報記憶部33aから読み出したユニット構成テーブルを元にグラフィカルに表示処理をして、システム構成情報表示部12aaに表示する。ユニット構成情報およびその各構成要素については後ほど詳述する。
パラメータ設定情報表示部12abに表示されるマルチCPUパラメータ一覧は、演算部31によりマルチCPUパラメータ情報として作成され、プロジェクト情報記憶部33cのパラメータ設定箇所に格納されている。表示処理部30は、プロジェクト情報記憶部33cから読み出したマルチCPUパラメータ情報を元にマルチCPUパラメータを抽出して、パラメータ設定情報表示部12abに表示する。マルチCPUパラメータ情報については後ほど詳述する。
ユニット部品情報表示部12cに表示されるユニット部品情報は、予めユニット部品情報記憶部33bに格納されている。表示処理部30は、ユニット部品情報記憶部33bからユニット部品情報を読み出して、読み出したユニット部品情報をユニット部品情報表示部12cに表示する。なお、本発明の実施の形態では、予めユニット部品情報を格納しているとするが、後で追加格納する機能も有している。
図4は、パラメータ設定情報表示部12abの表示例を示す図である。図示するように、パラメータ設定情報表示部12abは、グループ化されているパラメータ設定項目から設定するグループを指定するパラメータ設定項目選択部12abaと、パラメータの設定項目を表示するパラメータ設定部12abbを備えている。また、パラメータ設定部12abbは、PLCシステム関連のパラメータを設定するPLCシステム設定部12abbaと、デバイス関連のパラメータを設定するデバイス設定部12abbbと、I/O割付関連のパラメータを設定するI/O割付設定部12abbcと、マルチCPU関連のパラメータを設定するマルチCPU設定部12abbdを備えている。
パラメータ設定項目選択部12abaの操作によって、パラメータ設定部12abb上に複数グループの設定情報を表示することができる。
図5は、ユニット部品情報記憶部33bに記憶されているユニット部品情報の一例を示す図である。ユニット部品情報は、図示するように、複数のユニット群から構成され、1つのユニット群には複数のユニット定義情報が含まれている。また、1つのユニット定義情報は、ユニット名称と属性情報から構成されている。ユニット群には、ベースユニット群50やCPUユニット群51、モーションCPUユニット群52、入力ユニット群53などがある。ユニット群は、同じ種類のユニット定義情報を纏めるためのものである。ここでは、ベースユニット群50は、複数の種類のベースユニットA(50a)というユニット名称および属性情報1(50aa)やベースユニットB(50b)というユニット名称および属性情報2(50ba)などのユニット定義情報から構成される。また同様に、CPUユニット群51は、複数の種類のCPUユニットA(51a)および属性情報3(51aa)やCPUユニットB(51b)および属性情報4(51ba)などのユニット定義情報から構成される。また、モーションCPUユニット群52は、複数の種類のモーションCPUユニットA(52a)および属性情報5(52aa)やモーションCPUユニットB(52b)および属性情報6(52ba)などのユニット定義情報から構成される。また、入力ユニット群53は、複数の種類の入力ユニットA(53a)および属性情報7(53aa)や入力ユニットB(53b)および属性情報8(53ba)などのユニット定義情報から構成される。この他、ユニット部品情報は、PLCを構成するのに必要となるユニット群、ユニット定義情報を同様の構成で含んでいる。
図6は、ユニット構成情報を詳しく説明する図である。ユニット構成情報60は、図6に示すように、複数のユニット構成テーブル61から構成される。ユニット構成テーブル61は、1つのPLCの構成を示すものであり、PLC構成名称61aとスロット番号61b、ユニット名称61c、属性情報61d、オブジェクトID61e、プロジェクト名称61fの項目で構成されるユニット情報62の集合である。ユニット情報62が持つPLC構成名称61aを指定することにより、各PLC構成図90に配置されているユニット部品の一覧を取得することが可能となっている。また、ユニット名称61cにより、PLC構成図90上のどのスロットに配置されているユニット部品であるかを一意に識別することが可能となっている。プロジェクト名称61fは、CPUごとに割当てられているプロジェクト名が格納されており、ユニット名称61cとプロジェクト名称61fの組合せによって、CPUとプロジェクトの割当て関係を把握することが可能になっている。
ユニット構成テーブル61は、システム構成情報表示部12aa上でPLC構成図90を新規追加したタイミングで作成される。ユニット情報62は、ユニット部品情報表示部12cで選択したユニット部品をPLC構成図90上のベースユニットA(91)に移動させるタイミングで作成される。この時点でユーザはユニット名称61c、属性情報61dを入力する。スロット番号61bおよびオブジェクトID61eは、ユニット情報の作成時に演算部31により付与される情報であり、これらの値が演算部31によってユニット構成テーブル61に設定される。プロジェクト名称61fは、プロジェクト割当部31aにより設定される。
図7は、マルチCPUパラメータ情報を詳しく説明する図である。マルチCPUパラメータ情報70は、単一のマルチCPUパラメータテーブル71上に複数のパラメータ種別71aとパラメータ設定値71bで構成される。マルチCPUパラメータテーブル71は、1つのPLC上に存在する複数のCPUのマルチCPUパラメータ構成を示すものである。
ワークスペースおよびプロジェクトのファイル構成は、図8に示すような階層構造になっている。ワークスペースとはユーザ操作によってまとめられた複数のプロジェクト、および各プロジェクトの共通設定を持つ枠組みを指し、ワークスペースフォルダ80の下に、プロジェクト単位でプロジェクトフォルダ81が作成される。プロジェクトフォルダ81の下で、プロジェクトファイル81a、テンポラリファイル81bが管理される。プロジェクトファイル81aは、プロジェクトに含まれるプログラム、パラメータを含むデータおよび、プロジェクト単位のセキュリティ設定、更新履歴、ユーザ情報などの情報が管理されている。テンポラリファイル81bは、プロジェクト起動時に作成され、プロジェクト終了時に削除されるファイルであって、プロジェクト使用状況確認部31gは、このテンポラリファイル81bを監視することによってプロジェクトファイル81aが使用中であるか否かを判別する。
プロジェクトファイル81aに対しては、パラメータ設定装置10によってパラメータを設定することができる。その他、個々のプロジェクトファイル81aに対する操作アプリケーションからも設定することが可能である。そのため、パラメータ設定装置10によるマルチCPUパラメータ設定後に、個々の操作アプリケーションからこのマルチCPUパラメータを上書きすることが可能になる。個々のアプリケーションによってマルチCPUパラメータを変更した場合、プロジェクト間のマルチCPUパラメータに不整合が生じている可能性があるため、不整合が生じているか否かが整合性確認部31fにより確認される。
PLC構成図90は、図9に示すように、ユニット構成テーブル61の場合の構成図を示しており、ベースユニットA(91)のスロット上に電源ユニットA(92)、CPUユニットA(93)、モーションCPUユニットA(94)、モーションCPUユニットB(95)、入力ユニットA(96)がそれぞれのユニット画像データとして配置されて表示される。スロットに配置されていない場合は、空き(97)のように配置されていないことがわかるようになっている。
つぎに、プロジェクト割当部31a、ユニット構成解析部31b、プロジェクト取得部31c、パラメータ読出し部31d、パラメータ書込み部31e、整合性確認部31f、およびプロジェクト使用状況確認部31gの機能および動作を説明する。
プロジェクト割当部31aは、CPUにプロジェクトを割当てる機能を有している。図10はプロジェクト割当部31aによりCPUにプロジェクトが割当てられる動作を説明するフローチャートである。
図示するように、システム構成情報表示部12aaに表示されるユニット部品のうちの所望のユニット部品をユーザが入力装置11を用いて選択し(ステップS100)、ユーザが前記選択したユニット部品に対して新規プロジェクトを作成して割当てるか否かを判定する(ステップS101)。新規プロジェクトを作成しない場合(ステップS101、No)、ユーザは、前記選択したユニット部品に割当てるプロジェクトをユーザプログラム一覧情報表示部12bから選択する(ステップS102)。新規プロジェクトを作成して割当てる場合(ステップS101、Yes)、ユーザは、ユーザプログラム一覧情報表示部12bにおいて、前記選択したユニット部品に割当てるプロジェクトを新規作成して追加する(ステップS103)。プロジェクト割当部31aは、前記選択されたユニット部品がCPUと一致するか否かを判定する(ステップS104)。具体的には、プロジェクト割当部31aは、前記選択されたユニット部品のオブジェクトIDを基にユニット構成テーブル61から当該ユニット部品のユニット情報62を取得して、ユニット情報62の属性情報61dによりCPUであるか否か判定する。CPUと一致した場合(ステップS104、Yes)、プロジェクト割当部31aは、前記選択されたプロジェクト名称をユニット部品に対応するユニット情報62のプロジェクト名称61fに格納し、ユニット部品にプロジェクトを割当てる(ステップS105)。一致しなかった場合(ステップS104、No)、プロジェクト割当部31aは、前記選択されたユニット部品はCPUユニットでもなく、モーションCPUユニットでもないため、エラーとする(ステップS106)。以上により、プロジェクト割当部31aによりユニット部品にプロジェクトを割当てることができる。
ユニット構成解析部31bは、ユーザにより選択されたユニット部品が含まれるユニット構成テーブル61からマルチCPU関係を持つCPUのユニット情報62の一覧を取得する。図11はユニット構成解析部31bの動作を説明するフローチャートである。図11において、ユーザがシステム構成情報表示部12aaに表示されるユニット部品を入力装置11を用いて選択すると(ステップS110)、ユニット構成解析部31bは、ユーザにより選択されたユニット部品が含まれるユニット構成テーブル61から、オブジェクトIDを基に前記選択されたユニット部品に該当するユニット情報62を抽出、取得する(ステップS111)。そして、ユニット構成解析部31bは、取得したユニット情報62に設定されているベースユニットと同一ベースユニット上のCPUユニットおよびモーションCPUユニット、すなわちマルチCPU関係にあるユニット部品のユニット情報62の一覧を取得する(ステップS112)。以上により、ユニット構成解析部31bは、ユニット情報62を元にマルチCPU関係を持つユニット部品のユニット情報62の一覧を取得することができる。
プロジェクト取得部31cは、選択されたユニット部品に割当てられたプロジェクトを取得することができる。図12はプロジェクト取得部31cの動作を説明するフローチャートである。まず、ユーザがシステム構成情報表示部12aaに表示されるユニット部品を入力装置11を用いて選択すると(ステップS120)、プロジェクト取得部31cは、ユニット構成テーブル61から、選択されたユニット部品に該当するユニット情報62を取得して、ユニット情報62が持つプロジェクト名称61fにより当該ユニットに割当てられているプロジェクトを特定する(ステップS121)。そして、プロジェクト取得部31cは、取得したプロジェクト名称61fを元に、プロジェクト情報記憶部33cから該当するプロジェクトを取得する(ステップS122)。以上により、プロジェクト取得部31cは、選択されたユニット部品に割当てられているプロジェクトを取得することができる。
パラメータ読出し部31dは、プロジェクトから、パラメータ一括設定対象のパラメータ(マルチCPUパラメータ)を読み出す。図13はパラメータ読出し部31dの動作を説明するフローチャートである。まず、パラメータ読出し部31dは、外部から指定されたプロジェクトを、プロジェクト情報記憶部33cから取得する(ステップS130)。そして、パラメータ読出し部31dは、取得したプロジェクトから、パラメータ一括設定対象のパラメータ情報(マルチCPUパラメータ)を抽出する(ステップS131)。表示処理部30は、取得したマルチCPUパラメータを表示用に整えて、パラメータ設定情報表示部12abにマルチCPUパラメータテーブル71として表示する(ステップS132)。以上により、パラメータ読出し部31dは、プロジェクトからマルチCPUパラメータを抽出、表示することができる。
パラメータ書込み部31eは、指定されたプロジェクトに対してパラメータを設定することができる。図14はパラメータ書込み部31eの動作を説明するフローチャートである。まず、ユーザによりパラメータ設定情報表示部12abにおいて書込み対象のパラメータが設定される(ステップS140)。パラメータ書込み部31eは、外部から指定された書込み対象のプロジェクトを、プロジェクト情報記憶部33cから取得する(ステップS141)。パラメータ書込み部31eは、取得したプロジェクトに対して、ステップS140で設定されたパラメータを設定する(ステップS142)。以上により、パラメータ書込み部31eは、指定されたプロジェクトに対してパラメータを設定することができる。
図15は本発明の実施の形態のパラメータ設定装置10がパラメータ一括設定を実行する動作を説明するフローチャートである。
図15において、まず、ユーザがシステム構成情報表示部12aa上からパラメータ設定対象のCPU(CPUユニットまたはモーションCPUユニット)を選択する(ステップS150)。すると、プロジェクト取得部31cは、選択されたCPUに割当てられているプロジェクトを取得する(ステップS151)。パラメータ読出し部31dは、取得されたプロジェクトからマルチCPUパラメータを読み出す(ステップS152)。読み出されたマルチCPUパラメータはパラメータ設定情報表示部12abに表示される。ユーザは、パラメータ設定情報表示部12abにてマルチCPUパラメータを設定する(ステップS153)。ユニット構成解析部31bは、前記選択されたCPUユニットとマルチCPU関係を持つCPUのユニット情報62の一覧を取得する(ステップS154)。プロジェクト取得部31cは、ステップS154により取得されたユニット情報から、プロジェクトを取得し(ステップS155)、パラメータ書込み部31eは、取得したプロジェクトにステップS153にて設定されたマルチCPUパラメータを書き込む(ステップS156)。ステップS155およびステップS156は、ステップS154にて取得されたマルチCPU関係を持つ全てのCPUに対して実行される。以上により、マルチCPU関係を持つ全てのCPUのプロジェクトに対して、1回のパラメータ設定操作によって一括でパラメータ設定を行うことができる。
整合性確認部31fは、パラメータ不整合な状態を検知して再設定を行うことで整合性を維持することができる。図16は整合性確認部31fの動作を説明するフローチャートである。まず、ユニット構成解析部31bが、ユーザにより選択されたユニット部品が含まれるユニット構成テーブル61からマルチCPU関係を持つCPUのユニット情報62の一覧を取得する(ステップS160)。そして、プロジェクト取得部31cが、前記取得されたユニット情報62から、夫々のCPUに割当てられているプロジェクトを取得する(ステップS161)。そして、パラメータ読出し部31dが、前記取得した各プロジェクトに設定されているマルチCPUパラメータを読み出す(ステップS162)。そして、整合性確認部31fは、前記取得した各プロジェクト間のマルチCPUパラメータを相互比較して(ステップS163)、夫々のパラメータがプロジェクト間で同一の値で統一されているか否かを判定する(ステップS164)。マルチCPUパラメータが同一であった場合(ステップS164、Yes)、動作を終了する。マルチCPUパラメータが同一ではなかった場合(ステップS164、No)、すなわち不整合が発生していると判定された場合、整合性確認部31fは、不整合パラメータ表示部12daに該当するマルチCPUパラメータを一覧で表示する(ステップS165)。そして、整合性確認部31fは、不整合パラメータ表示部12daに表示されている不整合が発生しているマルチCPUパラメータに基づいて演算部31を通じてマルチCPUパラメータを設定する(ステップS166)。そして、パラメータ書込み部31eは、ステップS166において設定されたマルチCPUパラメータを、各プロジェクトに書き込む(ステップS167)。以上により、整合性確認部31fは、マルチCPUパラメータが不整合な状態を検知して再設定を行うことで整合性を維持することができる。
プロジェクト使用状況確認部31gは、プロジェクトを使用中であるか否かを確認することができる。図17は、プロジェクト使用状況確認部31gの動作を説明するフローチャートである。まず、ユーザが一つのユニット部品を選択する(ステップS170)。すると、ユニット構成解析部31bは、ユーザにより選択されたユニット部品が含まれるユニット構成テーブル61からマルチCPU関係を持つCPUのユニット情報62の一覧を取得する(ステップS171)。プロジェクト取得部31cは、前記取得された夫々のCPUに割当てられているプロジェクトを取得する(ステップS172)。そして、プロジェクト使用状況確認部31gは、取得したプロジェクトが他のユーザに使用されているかチェックする(ステップS173)。具体的には、プロジェクト使用状況確認部31gは、プロジェクト情報記憶部33cに格納されている各プロジェクトのテンポラリファイル81bから、当該プロジェクトの使用状況を確認する。プロジェクト使用状況確認部31gは、ステップS173によるチェック結果に対して、プロジェクトが起動中であるか判定する(ステップS174)、プロジェクトが他のユーザに起動されていないと判定した場合(ステップS174、No)、動作を終了する。プロジェクトが他のユーザに起動されていると判定した場合(ステップS174、Yes)、プロジェクト使用状況確認部31gは、起動中プロジェクト表示部12dbに、該当するプロジェクトを一覧で表示する(ステップS175)。以上により、プロジェクト使用状況確認部31gは、書込み対象のプロジェクトが起動中であるか確認することができ、書込みが実行可能か把握することができる。なお、ステップS172以降の動作をステップS154の直後に実行し、ステップS174、Yesを経てステップS175に達したときパラメータ一括設定の動作を停止するようにすると、起動中のプロジェクトにのみマルチCPUパラメータを設定できないことにより発生する不整合を未然に防止することができて便利である。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、CPUと該CPUに割当てられたプロジェクトとを対応付けるユニット情報62をPLC毎に管理するユニット構成情報60と、ユーザから指定されたCPUと同一のPLCに備えられるCPUのユニット情報62の一覧を前記ユニット構成情報60から抽出するユニット構成解析部31bと、前記指定されたCPUのプロジェクトのマルチCPUパラメータが設定されたとき、前記抽出されたユニット情報62の一覧に基づいて前記CPUと同一のPLCに備えられるCPUユニットのプロジェクトを夫々取得し、前記取得した夫々のプロジェクトに、前記指定されたCPUのプロジェクトに対する設定内容と同一の設定内容を書き込むパラメータ書込み部31eと、を備えるように構成したので、マルチCPU関係を有する夫々のCPUのプロジェクトが含むマルチCPUパラメータを一括して設定することができる。また、一つのPLCが備える複数のCPUのプロジェクトに設定されたマルチCPUパラメータを相互に比較することによって、前記夫々のマルチCPUプロジェクト間のパラメータの整合性を確認する整合性確認部31fを備えるように構成したので、マルチCPUパラメータの一括設定後に各プロジェクトで個別に変更が行われたときも、変更内容を抽出して不整合状態を発見することができる。すなわち、マルチCPUパラメータ設定の手間が大幅に削減され、作成時間の短縮、および整合性の確保により、パラメータ設定ミスによる不具合を回避することができる。また、パラメータ書込み部31eが夫々のプロジェクトに前記設定内容を設定するとき、前記取得した夫々のプロジェクトが使用中であるか否かを確認するプロジェクト使用状況確認手段をさらに備えるように構成したので、事前にプロジェクトの使用状況を把握する手間を省略することができる。
以上のように、本発明にかかるパラメータ設定装置は、産業用機械などを制御するPLCが備えるCPUユニットのプロジェクトに対してパラメータを設定するパラメータ設定装置に適用して好適である。
10 パラメータ設定装置
11 入力装置
12 表示装置
12a ワーク表示部
12aa システム構成情報表示部
12ab パラメータ設定情報表示部
12aba パラメータ設定項目選択部
12abb パラメータ設定部
12abba PLCシステム設定部
12abbb デバイス設定部
12abbc I/O割付設定部
12abbd マルチCPU設定部
12b ユーザプログラム一覧情報表示部
12c ユニット部品情報表示部
12d ステータス表示部
12da 不整合パラメータ表示部
12db 起動中プロジェクト表示部
13 中央演算装置
14 記憶装置
15 通信I/F装置
16 通信回線
17 PLC
30 表示処理部
31 演算部
31a プロジェクト割当部
31b ユニット構成解析部
31c プロジェクト取得部
31d パラメータ読出し部
31e パラメータ書込み部
31f 整合性確認部
31g プロジェクト使用状況確認部
32 入力処理部
33 記憶部
33a ユニット構成情報記憶部
33b ユニット部品情報記憶部
33c プロジェクト情報記憶部
34 通信処理部
50 ベースユニット群
50a ベースユニットA
50b ベースユニットB
50aa 属性情報1
50ba 属性情報2
51 CPUユニット群
51a CPUユニットA
51b CPUユニットB
51aa 属性情報3
51ba 属性情報4
52 モーションCPUユニット群
52a モーションCPUユニットA
52b モーションCPUユニットB
52aa 属性情報5
52ba 属性情報6
53 入力ユニット群
53a 入力ユニットA
53b 入力ユニットB
53aa 属性情報7
53ba 属性情報8
60 ユニット構成情報
61 ユニット構成テーブル
61a PLC構成名称
61b スロット番号
61c ユニット名称
61d 属性情報
61e オブジェクトID
61f プロジェクト名称
62 ユニット情報
70 マルチCPUパラメータ情報
71 マルチCPUパラメータテーブル
71a パラメータ種別
71b パラメータ設定値
80 ワークスペースフォルダ
81 プロジェクトフォルダ
81a プロジェクトファイル
81b テンポラリファイル
90 PLC構成図
91 ベースユニットA
92 電源ユニットA
93 CPUユニットA
94 モーションCPUユニットA
95 モーションCPUユニットB
96 入力ユニットA
97 空き

Claims (4)

  1. プログラマブルコントローラ(PLC)に備えられる複数のCPUを夫々動作させる複数のプロジェクトのパラメータであって前記複数のCPUが連動して動作するためのパラメータを前記夫々のプロジェクトに対して設定するパラメータ設定装置において、
    CPUと該CPUに割当てられたプロジェクトとを対応付けるユニット情報をPLC毎に管理するユニット構成情報と、
    ユーザから指定されたCPUと同一のPLCに備えられるCPUのユニット情報の一覧を前記ユニット構成情報から抽出するユニット構成解析手段と、
    前記指定されたCPUのプロジェクトのパラメータが設定されたとき、前記抽出されたユニット情報の一覧に基づいて前記CPUと同一のPLCに備えられる複数のCPUユニットの夫々のプロジェクトを取得し、前記取得した夫々のプロジェクトに、前記指定されたCPUのプロジェクトに対する設定内容と同一の設定内容を設定するパラメータ書込み手段と、
    を備えることを特徴とするパラメータ設定装置。
  2. 一つのPLCが備える複数のCPUのプロジェクトに設定されたパラメータを相互に比較することによって、前記複数のプロジェクト間のパラメータの整合性を確認する整合性確認手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のパラメータ設定装置。
  3. 前記パラメータ書込み手段が取得した夫々のプロジェクトに前記設定内容を設定する前に、前記取得した夫々のプロジェクトが使用中であるか否かを確認するプロジェクト使用状況確認手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のパラメータ設定装置。
  4. 前記CPUは、CPUユニットおよび/またはモーションCPUユニットである、ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載のパラメータ設定装置。
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