JP5115036B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP5115036B2
JP5115036B2 JP2007146962A JP2007146962A JP5115036B2 JP 5115036 B2 JP5115036 B2 JP 5115036B2 JP 2007146962 A JP2007146962 A JP 2007146962A JP 2007146962 A JP2007146962 A JP 2007146962A JP 5115036 B2 JP5115036 B2 JP 5115036B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
flow path
tank
sub
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007146962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008296509A (ja
Inventor
隆一郎 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007146962A priority Critical patent/JP5115036B2/ja
Publication of JP2008296509A publication Critical patent/JP2008296509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5115036B2 publication Critical patent/JP5115036B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、メインタンクとサブタンクとの間でインクを循環させることにより、サブタンク内の空気(気泡)をメインタンク側に排出させるインクジェットプリンタに関するものである。
サブタンク内の空気(気泡)が記録ヘッドに供給されると、インク吐出不良が発生してしまう。
そこで、例えば特許文献1に記載の発明では、メインタンクとサブタンクとをチューブで接続するとともに、インクをサブタンクに補充する場合には、そのチューブを介してメインタンクのインクをサブタンクに供給し、サブタンク内の空気を除去する場合には、サブタンク内の空気をインクと共にインク供給に用いたチューブを介してメインタンクに戻している。
特開2002−166570号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、メインタンクからサブタンクにインクを供給するためのチューブが、サブタンクからメインタンクにインクを戻すチューブを兼ねているので、サブタンク内の空気を除去すべく、サブタンクからメインタンクにインクを戻す場合に、チューブ内に空気が残留すると、メインタンクからサブタンクにインクを供給する際に、その残留した空気がサブタンクに戻ってしまい、十分にサブタンク内の空気を除去することができない。
これに対しては、サブタンクからメインタンクに戻すインクの量を、少なくともサブタンクからメインタンクに至るチューブの容積より大きくすれば解決することが可能であるものの、この解決手段では、サブタンクからメインタンクに戻すインクの量が大きくならざるを得ないので、サブタンクに戻すインク量に対する空気の除去効率が低いという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、効率よくサブタンク内の空気を除去することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、装置本体に対して固定され、インクが蓄えられるメインタンクと、被記録媒体に向けてインクを噴射する記録ヘッド、及び記録ヘッドにインクを供給するサブタンクを有し、所定の走査方向に往復移動するヘッドユニットと、サブタンク側に接続されたサブタンク側流路口、並びにメインタンク側に接続された第1メインタンク側流路口及び第2メインタンク側流路口を有し、第1メインタンク側流路口からサブタンク側流路口へのインクの流通、及びサブタンク流路口から第2メインタンク側流路口へのインクの流通のみを許容する流路分岐ユニットとを備えることを特徴とする。
そして、被記録媒体を排出口側に搬送するための排紙ローラから駆動力を得て稼働する押圧機構により押圧レバーを作動させ、サブタンクの体積変形によるポンプ作用により、インク流路にインクを流通させることも特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明では、サブタンク内の空気を除去すべく、サブタンクからメインタンクにインクを戻す際のインク量は、少なくともサブタンクから流路分岐ユニットに至るインク流路の容積より大きくすれば十分である。
すなわち、サブタンクからメインタンクに戻るインクは、流路分岐ユニットにおいて、サブタンク流路口から第2メインタンク側流路口側に流れる。一方、メインタンクからサブタンクにインクが供給されるときは、第1メインタンク側流路口からサブタンク側流路口へインクが流れる。
つまり、請求項1に記載の発明においては、流路分岐ユニットとメインタンクとの間では、流路分岐ユニットからメインタンクに向けて流れるインクの流路と、メインタンクから流路分岐ユニットに向けて流れるインクの流路とが独立した状態となる。
このため、サブタンク内の空気を除去すべく、サブタンク内のインクをメインタンク側に戻した場合に、仮に、流路分岐ユニット(第2メインタンク側流路口)からメインタンクに至るインク流路に空気が残留したときであっても、この残留した空気が、メインタンクから流路分岐ユニット(第1メインタンク側流路口)に向けて流れるインクの流路に流れ込む可能性は極めて低い。
したがって、サブタンクからメインタンクに戻すインクの量を、少なくともサブタンクからメインタンクに至るインク流路の容積より大きくしなければならない特許文献1に記載の発明に比べて、サブタンクに戻すインク量を小さくすることができるので、効率よくサブタンク内の空気を除去することができる。
そして、請求項2に記載の発明では、排紙ローラから押圧機構への駆動力の伝達が可能な伝達可能状態と、排紙ローラから押圧機構への駆動力の伝達が不可能な伝達不可状態とに切り換えるアクチュエータを備え、押圧機構は、被記録媒体が搬送される搬送路からずれた位置に配置され、さらに、伝達可能状態のときには、ヘッドユニットは、搬送路からずれた位置に位置付けられることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明では、押圧機構は、排紙ローラと同一軸に設けられ、排紙ローラと共に回転するギヤ、及びギヤと噛み合うとともに、伝達可能状態となる位置と伝達不可状態となる位置との間で移動可能なピニオンギヤを有しており、さらに、アクチュエータは、ピニオンギヤを移動させて駆動力の伝達状態を切り換えることを特徴とする。
ところで、発明者は、メインタンクからサブタンクにインクを供給するためのインク流路を構成するチューブと、サブタンクからメインタンクにインクを戻すためのインク流路を構成するチューブとをそれぞれ独立に設けることにより、インクをメインタンクに戻す際にチューブに残留した空気が、メインタンクからサブタンクにインクを供給するチューブに流れ込むことを防止するインクジェットプリンタを独自に考えた。
しかし、この解決手段では、サブタンクとメインタンクとが少なくとも2本のチューブで接続された構成となり、かつ、ヘッドユニットが往復移動する際には、これら2本のチューブをヘッドユニットの往復移動とともに撓み変形させることとなるので、ヘッドユニットを往復移動させる際に大きな抵抗力が発生してしまい、ヘッドユニットを滑らかに往復移動させることが難しくなった。
これに対して、請求項2に記載の発明では、メインタンクからサブタンクに至るインク流路は、ヘッドユニットの往復移動とともに変位する可動域、及び装置本体に対して固定された固定域を有して構成されており、さらに、流路分岐ユニットは、インク流路途中のうち固定域に設けられていることを特徴としている。
これにより、請求項に記載の発明では、メインタンクからサブタンクに至るインク流路のうち少なくとも可動域においては、サブタンクと流路分岐ユニットとは1本のインク流路で繋がれた状態となるので、ヘッドユニットを往復移動させる際の抵抗力が大きくなってしまうことを抑制できる。したがって、ヘッドユニットを滑らかに往復移動させることができるので、印刷品質を向上させることができる。
また、請求項に記載の発明では、サブタンクは、サブタンク内の空気がインクより優先的にインク流路に排出されるように構成されているので、メインタンクに戻すインク量を増大させることなく、サブタンク内の空気を確実に除去することができる。
ところで、インク流路を構成する部材の剛性を低くして可撓性を向上させると、気体透過率が大きくなるので、インク流路に滞留するインク中の水分が蒸発してインク流路内のインクの粘度が大きくなり、インクの流動性が悪化する。
一方、インク流路を構成する部材の気体透過率を小さくすると、剛性が高まり可撓性が悪化するので、ヘッドユニットを往復移動させる際の抵抗力が大きくなってしまう。
そこで、請求項に記載の発明では、流路分岐ユニットからメインタンクに至るインク流路を構成する部材の気体透過率は、流路分岐ユニットからサブタンクに至るインク流路を構成する部材の気体透過率より小さいことを特徴としている。
これにより、請求項に記載の発明では、可撓性を確保してヘッドユニットを往復移動させる際の抵抗力が大きくなってしまうことを抑制しつつ、インク流路に滞留するインク中の水分が蒸発してしまうことを抑制できる。
以下、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタを図面と共に説明する。
1.図面の説明
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの画像形成部を上方側から見た模式図であり、図2はインク流路141、142の構造を示す断面図であり、図3は通常時における押圧機構160の状態を示す図であり、図4はサブタンク121内の空気を除去する際の作動状態を示す図である。
2.インクジェットプリンタの構成
インクジェットプリンタは、周知のごとく、微小なインク滴を記録用紙等の被記録媒体(以下、用紙という。)に向けて噴射することにより用紙に画像を形成していくものである。そして、カラー画像を形成するに場合には、シアン、マゼンタ、イエロー及びフォトブラック等の基本色を重ね合わせることにより様々な色彩の画像を形成する。
また、本実施形態に係るインクジェットプリンタは、後述するサブタンク121と後述するメインタンクユニット130側とをチューブ等にて接続することにより、メインタンクユニット130からサブタンク121にインクを連続的に供給するチューブ供給方式のプリンタである。
2.記録ヘッドユニット
図1中、記録ヘッドユニット(キャリッジ)100は、用紙にインク滴を噴射する記録ヘッド110、及び記録ヘッド110にインクを供給するサブタンクユニット120等を有して構成されたもので、この記録ヘッドユニット100は、画像形成時に、用紙の搬送方向と直交する方向であって用紙の記録面と平行な方向(図1の左右方向)、つまり所定の走査方向たる主走査方向に走査(往復移動)される。
なお、記録ヘッド110のうち搬送されてくる用紙と対向する面には、各色のインクを噴射するためのノズル(図示せず。)が色毎に複数個設けられているとともに、これらのノズルは、色毎に用紙の搬送方向と平行な方向に列状に並んでいる。
サブタンクユニット120は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、及びブラック(Bk)の各インクが充填されたサブタンク121C、121M、121Y、121PBk、及び各サブタンク121C、121M、121Y、121Bkを押圧する押圧レバー122C、122M、122Y、122Bk等を有して構成されている。因みに、これらサブタンク121C、121M、121Y、121Bkは、主走査方向に直列に並んで配設されている。
なお、サブタンク121C、121M、121Y、121Bkは、充填されているインクが異なるのみで、その他は同一であるので、以下これらのサブタンクを総称するときは、サブタンク121と記す。また、押圧レバー122C、122M、122Y、122Bkは、押圧するサブタンク121が異なるのみであるので、以下、これらの押圧レバーを総称するときは、押圧レバー122と記す。
また、サブタンク121は、用紙の搬送方向及び主走査方向と直交する方向(本実施形態では、上下方向)に弾性(伸縮)変形可能に構成されており、具体的には、図2及び図3に示すように蛇腹状のベローズにて構成されている。因みに、本実施形態に係るサブタンク121は、その伸縮方向と直交する断面形状が略矩形状となるようなベローズにて構成されている。
そして、サブタンク121には、図3に示すように、記録ヘッド110側に連通する第1流路口121A、及びメインタンクユニット130側に連通する第2流路口121Bが設けられており、本実施形態では、第1流路口121Aがサブタンク121の下方側空間に連通し、第2流路口121Bはサブタンク121内の上部側空間に連通するように構成されている。
また、押圧レバー122は、一端側122Aがサブタンク121の上端部に回転可能に連結され、他端122Bが記録ヘッドユニット100の外縁部より外側まで延びるレバー部材であり、この押圧レバー122の長手方向一端側122Aと他端側122Bとの間には、記録ヘッドユニット100の本体部に固定されて押圧レバー122を揺動可能に支持する支持部122Cが設けられている。
そして、押圧レバー122は、その他端側が後述する押圧機構160により下方側から上方側に向けて押圧されてサブタンク121を縮小変形させるようにサブタンク121を押圧する。
2.メインタンクユニット
メインタンクユニット130は、図1に示すように、各サブタンク121に補充供給するためのインクが充填されている複数個のインクカートリッジ(メインタンク)131、及びこれらのインクカートリッジ131が着脱可能に組み付けられたカートリッジケーシング(図示せず。)等から構成されており、メインタンクユニット130は装置本体に対して固定されている。
なお、装置本体とは、本実施形態では、インクジェットプリンタのフレームや筐体等のインクジェットプリンタの非可動部をいう。
また、各インクカートリッジ131から対応するサブタンク121に至るインク流路140は、記録ヘッドユニット100の往復移動とともに変位する可動域140A、及び装置本体に対して固定された固定域140Bを有して構成されている。
そして、インク流路140の固定域140Bであって、可動域140Aと固定域140Bとの接続部には、流路分岐ユニット150が設けられており、この流路分岐ユニット150よりメインタンクユニット130側のインク流路140は、流路分岐ユニット150で2種類のインク流路141、142に分岐し、一方、流路分岐ユニット150よりサブタンク121側(本実施形態では、可動域140A)は、2種類のインク流路141、142が集合して1種類のインク流路143となっている。
なお、図1では、紙面の都合上、可動域140Aのインク流路143が1本、流路分岐ユニット150が1個、及び流路分岐ユニット150からメインタンクユニット130までのインク流路141、142が2本記載されているが、実際には、各色(各サブタンク121)のインク流路140それぞれに流路分岐ユニット150が設けられている。
そして、インク流路141は、メインタンクユニット130からサブタンク121にインクを供給するためのインク流路140であり、インク流路142は、流路分岐ユニット150(サブタンク121)側からメインタンクユニット130に戻るインクのためのインク流路140である。
また、流路分岐ユニット150のハウジング(図示せず。)には、サブタンク121側に接続されたサブタンク側流路口151、並びにメインタンクユニット130側に接続された第1メインタンク側流路口152及び第2メインタンク側流路口153が設けられている。
そして、流路分岐ユニット150のハウジング内には、第1メインタンク側流路口152からサブタンク側流路口151へのインクの流通を許容し、かつ、サブタンク側流路口151から第1メインタンク側流路口152へのインクの流通を阻止する第1逆止弁154、及びサブタンク側流路口151から第2メインタンク側流路口153へのインクの流通を許容し、かつ、第2メインタンク側流路口153からサブタンク側流路口151へのインクの流通をする阻止する第2逆止弁155が設けられている。
また、サブタンク121から流路分岐ユニット150に至るインク流路143は可動域140Aであるため、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等の可撓性を有するチューブにて構成されているのに対して、流路分岐ユニット150からメインタンクユニット130に至るインク流路141、142は固定域140Bであるので、可撓性を有するチューブにて構成する必要がない。
そこで、本実施形態では、図2に示すように、溝部144Aが形成されたプレート144のうち溝部144Aの開口側(図2の上方側)を蓋部材145にて閉塞することにより、インク流路141、142を構成するとともに、プレート144及び蓋部材145をアルミ蒸着フィルム等の材質にて構成している。その結果、プレート144及び蓋部材145は、その気体(空気)透過率がポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)よりも低いものになる。
このため、本実施形態では、流路分岐ユニット150からメインタンクユニット130に至るインク流路141、142における気体透過率は、流路分岐ユニット150からサブタンク121に至るインク流路143における気体透過率より小さくなっている。
なお、本実施形態では、メインタンクユニット130内のインク高さがサブタンク121内のインク高さより低くなるようにメインタンクユニット130が設定されているため、その水頭差により記録ヘッド110内の圧力が大気圧より低くなり、ノズルのメニスカスが保持される。
そして、記録ヘッド110よりインクが噴射されてサブタンク121内の圧力が低下すると、その低下した圧力分を補うようにメインタンクユニット130のインクがサブタンク121に移動してサブタンク121にインクが供給される。
3.押圧機構
押圧機構160のスライドカム161は、図3に示すように、押圧レバー122の他端側122Bを下側から上側に押圧するプッシュロッド162の長手方向端部に接触して、これらプッシュロッド162をその長手方向(本実施形態では、上下方向)に変位させるカム面163が形成されたものである。
そして、本実施形態では、プッシュロッド162を上方側に移動させる場合には、プッシュロッド162の長手方向と直行する方向(本実施形態では、副走査方向)において、スライドカム161を図3に示す状態から図4に示す状態に移動させる。なお、スライドカム161を作動させるための駆動力は、本実施形態では、後述する排紙ローラ170(図1参照)から付与される。
一方、プッシュロッド162を下方側に移動させる場合には、排紙ローラ170からの駆動力を遮断してリターン用バネ164の弾性力にてスライドカム161を、プッシュロッド162の長手方向と直行する方向(本実施形態では、副走査方向)において、図4に示す状態から図3に示す状態に移動させる。
また、各サブタンク121用に設けられた複数個のスライドカム161は、ベース板165にて一体化されており、ベース板165のうち排紙ローラ170側には、図1に示すように、ラックギヤ165Aが設けられている。
そして、排紙ローラ170の長手方向端部に設けられたギヤ170Aからラックギヤ165A(ベース板165)に駆動力を伝達するピニオンギヤ166は、ラックギヤ165Aと噛み合う位置とラックギヤ165Aからずれてラックギヤ165Aと噛み合わない位置との間を移動可能に配設されており、このピニオンギヤ166は、図示しない電磁ソレノイド等のアクチュエータにてその位置が切り換えられる。
なお、排紙ローラ170は、画像形成が終了した用紙を排出口(図示せず。)側に搬送するための搬送手段であり、用紙は、左右一対のフレーム171間を搬送されて排出される。
4.本実施形態に係るインクジェットプリンタの特徴
サブタンク121内の空気(気泡)が記録ヘッド110に供給されると、インク吐出不良が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、定期的に又は利用者から指令に基づいて、押圧機構160を作動させてサブタンク121を縮小変形させることにより、インク流路143、第2逆止弁155及びインク流路142を介してサブタンク121内の空気をインクと共にメインタンクユニット130(インクカートリッジ131)側に戻している。
そして、空気の排出が終了したときにサブタンク121への押圧力を解除すると、サブタンク121自体の復元力(弾性力)によりサブタンク121が伸張して、メインタンクユニット130側のインクがインク流路141、第1逆止弁154及びインク流路143を介してサブタンク121に吸引される。
このとき、仮に特許文献1に記載の発明のように、メインタンクユニット130からサブタンク121にインクを供給するためのチューブが、サブタンク121からメインタンクユニット130にインクを戻すチューブを兼ねていると、サブタンク121内の空気を除去すべく、サブタンク121からメインタンクユニット130にインクを戻す場合に、チューブ内に空気が残留すると、メインタンクユニット130からサブタンク121にインクを供給する際に、その残留した空気がサブタンク121に戻ってしまい、十分にサブタンク121内の空気を除去することができない。
これに対しては、サブタンク121からメインタンクユニット130に戻すインクの量を、少なくともサブタンク121からメインタンクユニット130に至るチューブの容積より大きくすれば解決することが可能であるものの、この解決手段では、サブタンク121からメインタンクユニット130に戻すインクの量が大きくならざるを得ないので、サブタンク121に戻すインク量に対する空気の除去効率が低いという問題がある。
そして、本実施形態では、第1メインタンク側流路口152からサブタンク側流路口151へのインクの流通、及びサブタンク121流路口から第2メインタンク側流路口153へのインクの流通のみを許容する流路分岐ユニット150を備えているので、サブタンク121内の空気を除去すべく、サブタンク121からメインタンクユニット130にインクを戻す際のインク量は、少なくともサブタンク121から流路分岐ユニット150に至るインク流路の容積より大きくすれば十分である。
すなわち、サブタンク121からメインタンクユニット130に戻るインクは、流路分岐ユニット150において、サブタンク121流路口から第2メインタンク側流路口153側に流れる。一方、メインタンクユニット130からサブタンク121にインクが供給されるときは、第1メインタンク側流路口152からサブタンク側流路口151へインクが流れる。
つまり、本実施形態では、流路分岐ユニット150とメインタンクユニット130との間では、流路分岐ユニット150からメインタンクユニット130に向けて流れるインクの流路と、メインタンクユニット130から流路分岐ユニット150に向けて流れるインクの流路とが独立した状態となる。
このため、サブタンク121内の空気を除去すべく、サブタンク121内のインクをメインタンクユニット130側に戻した場合に、仮に、流路分岐ユニット150(第2メインタンク側流路口153)からメインタンクユニット130に至るインク流路に空気が残留したときであっても、この残留した空気が、メインタンクユニット130から流路分岐ユニット150(第1メインタンク側流路口152)に向けて流れるインクの流路に流れ込む可能性は極めて低い。
したがって、サブタンク121からメインタンクユニット130に戻すインクの量を、少なくともサブタンク121からメインタンクユニット130に至るインク流路の容積より大きくしなければならない特許文献1に記載の発明に比べて、サブタンク121に戻すインク量を小さくすることができるので、効率よくサブタンク121内の空気を除去することができる。
ところで、十分にサブタンク121内の空気を除去することができないという問題に対して発明者は、メインタンクユニット130からサブタンク121にインクを供給するためのインク流路を構成するチューブと、サブタンク121からメインタンクユニット130にインクを戻すためのインク流路を構成するチューブとをそれぞれ独立に設けることにより、インクをメインタンクユニット130に戻す際にチューブに残留した空気が、メインタンクユニット130からサブタンク121にインクを供給するチューブに流れ込むことを防止するといったインクジェットプリンタを独自に試作検討した。
しかし、この解決手段では、各サブタンク121と対応するメインタンクユニット130とが少なくとも2本のチューブで接続された構成となり、かつ、記録ヘッドユニット100が往復移動する際には、これら2本のチューブを記録ヘッドユニット100の往復移動とともに撓み変形させることとなるので、記録ヘッドユニット100を往復移動させる際に大きな抵抗力が発生してしまい、記録ヘッドユニット100を滑らかに往復移動させることが難しくなった。
これに対して、本実施形態では、流路分岐ユニット150は、インク流路140途中のうち固定域140Bに設けられているので、メインタンクユニット130からサブタンク121に至るインク流路のうち少なくとも可動域140Aにおいては、サブタンク121と流路分岐ユニット150とは、色毎に1本のインク流路140で繋がれた状態となる。
したがって、記録ヘッドユニット100を往復移動させる際の抵抗力が大きくなってしまうことを抑制できるので、記録ヘッドユニット100を滑らかに往復移動させることができるので、印刷品質を向上させることができる。
また、本実施形態では、第2流路口121Bをサブタンク121の上方側空間に連通させているので、サブタンク121内の空気がインクより優先的にインク流路140に排出される。したがって、メインタンクユニット130に戻すインク量を増大させることなく、サブタンク121内の空気を確実に除去することができる。
ところで、インク流路140を構成する部材の剛性を低くして可撓性を向上させると、気体透過率が大きくなるので、インク流路140に滞留するインク中の水分が蒸発してインク流路内のインクの粘度が大きくなり、インクの流動性が悪化する。
一方、インク流路140を構成する部材の気体透過率を小さくすると、剛性が高まり可撓性が悪化するので、記録ヘッドユニット100を往復移動させる際の抵抗力が大きくなってしまう。
これに対して、本実施形態では、流路分岐ユニット150からメインタンクユニット130に至るインク流路を構成する部材の気体透過率が、流路分岐ユニット150からサブタンク121に至るインク流路を構成する部材の気体透過率より小さくなるように構成されているので、可撓性を確保して記録ヘッドユニット100を往復移動させる際の抵抗力が大きくなってしまうことを抑制しつつ、インク流路140に滞留するインク中の水分が蒸発してしまうことを抑制できる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、サブタンク121の体積変形によるポンプ作用により、インク流路140にインクを流通させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、チューブポンプ等の専用ポンプを設けてもよい。なお、この場合、サブタンク121を変形可能としてなくてもよい。
また、上述の実施形態では、流路分岐ユニット150が可動域140Aと固定域140Bと接続部に流路分岐ユニット150が設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上述の実施形態では。第2流路口121Bをサブタンク121の上方側空間に連通させるために、第2流路口121Bをサブタンク121の上方側に設けたが、本発明はこれに限定さるものではなく、例えば第2流路口121Bをサブタンク121の下方側に設け、第2流路口121Bとサブタンク121の上方側空間とを可撓性を有するチューブで連通させてもよい。
また、上述の実施形態では、流路分岐ユニット150からメインタンクユニット130に至るインク流路141、142における気体透過率が、流路分岐ユニット150からサブタンク121に至るインク流路143における気体透過率より小さくなっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、インク流路141〜143を全て同一のチューブにて構成するとともに、流路分岐ユニット150を装置本体に固定することによりインク流路141、142を装置本体に対して固定してもよい。
また、上述の実施形態では、2つの逆止弁にて流路分岐ユニット150を構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るインクジェットプリンタの画像形成部を上方側から見た模式図である。 本実施形態に係るインクジェットプリンタにおけるインク流路141、142の構造を示す断面図である。 本実施形態に係るインクジェットプリンタにおける通常時における押圧機構160の状態を示す図である。 本実施形態に係るインクジェットプリンタにおけるサブタンク121内の空気を除去する際の作動状態を示す図である。
符号の説明
100…記録ヘッドユニット、110…記録ヘッド、120…サブタンクユニット、
121…サブタンク、121A…第1流路口、121B…第2流路口、
122…押圧レバー、130…メインタンクユニット、
131…インクカートリッジ、140…インク流路、140A…可動域、
140B…固定域、144…プレート、144A…溝部、
150…流路分岐ユニット、151…サブタンク側流路口、
152…第1メインタンク側流路口、153…第2メインタンク側流路口、
154…第1逆止弁、155…第2逆止弁、160…押圧機構、
161…スライドカム、162…プッシュロッド、163…カム面、
164…リターン用バネ、165…ベース板、165A…ラックギヤ、
166…ピニオンギヤ、170…排紙ローラ、170A…ギヤ。

Claims (6)

  1. 装置本体に対して固定され、インクが蓄えられるメインタンクと、
    被記録媒体に向けてインクを噴射する記録ヘッド、及び前記記録ヘッドにインクを供給するとともに体積が拡大・縮小変形可能なサブタンクを有し、所定の走査方向に往復移動するヘッドユニットと、
    前記サブタンク側に接続されたサブタンク側流路口、並びに前記メインタンク側に接続された第1メインタンク側流路口及び第2メインタンク側流路口を有し、前記第1メインタンク側流路口から前記サブタンク側流路口へのインクの流通、及び前記サブタンク流路口から前記第2メインタンク側流路口へのインクの流通のみを許容する流路分岐ユニットと
    被記録媒体を排出口側に搬送するための排紙ローラと、
    前記サブタンクを縮小変形させるように前記サブタンクを押圧する押圧レバーと、
    前記排紙ローラから駆動力を得て前記押圧レバーを押圧する押圧機構とを備え
    前記サブタンクの体積変形によるポンプ作用により、前記インク流路にインクを流通させることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記排紙ローラから前記押圧機構への駆動力の伝達が可能な伝達可能状態と、前記排紙ローラから前記押圧機構への駆動力の伝達が不可能な伝達不可状態とに切り換えるアクチュエータを備え、
    前記押圧機構は、被記録媒体が搬送される搬送路からずれた位置に配置され、
    さらに、前記伝達可能状態のときには、前記ヘッドユニットは、前記搬送路からずれた位置に位置付けられることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 前記押圧機構は、
    前記排紙ローラと同一軸に設けられ、前記排紙ローラと共に回転するギヤ、及び
    前記ギヤと噛み合うとともに、前記伝達可能状態となる位置と前記伝達不可状態となる位置との間で移動可能なピニオンギヤを有しており、
    さらに、前記アクチュエータは、前記ピニオンギヤを移動させて駆動力の伝達状態を切り換えることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記メインタンクから前記サブタンクに至るインク流路は、前記ヘッドユニットの往復移動とともに変位する可動域、及び前記装置本体に対して固定された固定域を有して構成されており、
    さらに、前記流路分岐ユニットは、前記インク流路途中のうち前記固定域に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記サブタンクは、前記サブタンク内の空気がインクより優先的に前記インク流路に排出されるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記流路分岐ユニットから前記メインタンクに至るインク流路を構成する部材の気体透過率は、前記流路分岐ユニットから前記サブタンクに至るインク流路を構成する部材の気体透過率より小さいことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のインクジェットプリンタ。
JP2007146962A 2007-06-01 2007-06-01 インクジェットプリンタ Expired - Fee Related JP5115036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007146962A JP5115036B2 (ja) 2007-06-01 2007-06-01 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007146962A JP5115036B2 (ja) 2007-06-01 2007-06-01 インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008296509A JP2008296509A (ja) 2008-12-11
JP5115036B2 true JP5115036B2 (ja) 2013-01-09

Family

ID=40170477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007146962A Expired - Fee Related JP5115036B2 (ja) 2007-06-01 2007-06-01 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5115036B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5321969B2 (ja) * 2009-07-30 2013-10-23 株式会社リコー 画像形成装置
JP5899613B2 (ja) * 2010-11-24 2016-04-06 セイコーエプソン株式会社 液体吐出ヘッドへの液体供給方法、液体供給機構、ならびに液体吐出装置
JP6983504B2 (ja) * 2016-01-08 2021-12-17 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002166570A (ja) * 2000-09-20 2002-06-11 Canon Inc インクジェット記録装置、インク供給方法、およびインクジェット記録ヘッドの回復方法
JP2002321379A (ja) * 2001-04-24 2002-11-05 Canon Inc インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の空気抜き方法
JP2002370374A (ja) * 2001-06-18 2002-12-24 Canon Inc インクジェットプリント装置、プリントヘッドおよびインク供給方法
JP4448643B2 (ja) * 2002-05-07 2010-04-14 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
JP2004050472A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Canon Inc インクジェット記録装置
JP4071156B2 (ja) * 2003-05-27 2008-04-02 キヤノンファインテック株式会社 インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008296509A (ja) 2008-12-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4806616B2 (ja) インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP2009279901A (ja) 液体吐出装置及び画像投射装置
JP2007230227A (ja) 液体噴射装置およびその初期充填方法
JP5073596B2 (ja) 画像形成装置
JP5115036B2 (ja) インクジェットプリンタ
US7926924B2 (en) Inkjet printer
US8662634B2 (en) Image forming apparatus including liquid ejection head for ejecting liquid droplets
CN102555490B (zh) 喷墨记录装置及喷墨记录装置的墨喷嘴面擦拭方法
JP4888228B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP2004142447A (ja) 液体供給システム、流体連通構造、インク供給システム,流体連通構造を用いるインクジェット記録ヘッドおよび装置
JP6134624B2 (ja) 液体噴射ユニット及び液体噴射装置
JP4985102B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP5776806B2 (ja) 液体噴射装置
JP5516258B2 (ja) 画像形成装置
US7621623B2 (en) Recording head and inkjet recording apparatus
US7926923B2 (en) Inkjet printer
CN101152800B (zh) 喷墨打印机
JP2006231851A (ja) インクジェット記録装置
JP5488737B2 (ja) 液体噴射装置
JP2012196841A (ja) 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置。
JP2013173255A (ja) 液体吐出装置及び画像形成装置
JP2010120176A (ja) 液体噴射装置
JP4688189B2 (ja) 液体供給装置及び画像形成装置
US20240100852A1 (en) Liquid ejection apparatus
JP6432648B2 (ja) 液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120918

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5115036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees