JP5141105B2 - 多心ケーブルハーネス及びコネクタ付き多心ケーブルハーネス - Google Patents
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Description
なお、本発明において、前記の略同等とは、外径差が±10%以内のことを指す。
図1は本発明に係る多心ケーブルハーネスの例を示す図であり、(A)は多心ケーブルハーネスの平面図、(B)は(A)中F方向から見た端面図である。なお、図1(A)では、図面を簡明にするため、後述する第2グランドバー30の図示を省略している。
図2に示すように、同軸ケーブル11は、中心導体15と、中心導体15の外周に配設された内部絶縁体14と、内部絶縁体14の外周に配設された外部導体13と、外部導体13の外周に配設された絶縁性の外被12と、を有しており、これらを同軸状に配設して構成される。
ケーブル11Aは、同軸ケーブル11と同様に、中心導体15A、内部絶縁体14A、外部導体13A、外被12Aを中心から外側に向かって順に備えた構成であり、例えば、AWGの規格によるAWG38に該当するケーブルが用いられている。ケーブル11Aの中心導体15Aは、例えば、外径0.04mmの錫メッキ銅合金の素線を7本撚って形成されており、断面積が同軸ケーブル11の中心導体15より大きいものである。内部絶縁体14Aの外径は0.22mmであり、外部導体13Aは外径0.03mmの錫メッキ銅合金の素線を内部絶縁体14Aの外周面に横巻きで螺旋状に巻き付けて形成され、その外径が同軸ケーブル11の外部導体13の外径と略同等である。ケーブル11Aの外被12Aの外径は0.36mmである。また、ケーブル11Aの端部も、各部が同軸ケーブル11と同様の長さで段階的に口出し処理されている。
これにより、中心導体44端部から所定長さの位置でYAGレーザ等で行う外部導体42の切断除去作業時に、切断された外部導体42が中心導体44上にまとわり付くことがなく、作業性が良好である。
図4のグランドケーブル40Aは、図3のグランドケーブル40と比較して、外部導体が、二層の横巻線からなる点で相違しており、各素線径や本数も異なっている。例えば、グランドケーブル40Aの中心導体44Aは、例えば、外径0.025mmの銀メッキ銅合金の素線44Aaを7本撚って形成され、外径が0.075mmである。また、第1外部導体43Aは、外径0.04mmの例えば錫メッキ銅合金の素線43Aaを中心導体44Aの外周面に8本横巻きで螺旋状に巻き付けることで外径0.145mmに形成されている。さらに、第2外部導体42Aは、外径0.03mmの例えば錫メッキ銅合金の素線42Aaを第1外部導体43Aの外周面に18本横巻きで螺旋状に巻き付けることで外径0.205mmに形成されている。また、外被41Aは第2外部導体42Aの外周面を被覆する例えばPFA等のフッ素樹脂からなり、同軸ケーブル11と略同等の外径0.28mmに形成されている。
これにより、中心導体44A端部から所定長さの位置でYAGレーザ等で行う第1外部導体43A及び第2外部導体42Aの切断除去作業時に、切断された第1外部導体43A及び第2外部導体42Aが中心導体44A上にまとわり付くことがなく、作業性が良好である。
図1及び図7に示すように、多心ケーブルハーネス10は、すべての同軸ケーブル11、ケーブル11A及びグランドケーブル40が並列に配置された状態で、位置を合わせた外部導体13,42が、それぞれに共通の第1グランドバー20及び第2グランドバー30により挟持され固定されている。
第2グランドバー30は、図9に示すように、第1グランドバー20と同様、金属導体からなる帯状部材の両縁端部が長手方向に沿って略直角に折り曲げられて、平面部31と縦壁部32とから断面コ字状に形成されている。縦壁部32には、第1グランドバー20に設けられている係止爪部23に対応して、各ケーブル11,11A,40を個別に挟み込むことができるように係止爪部33が所定の幅かつ所定ピッチで設けられている。
まず、多心ケーブルハーネス10を構成する全てのケーブル11,11A,40を並列に配置して治具あるいはラミネートテープ等で保持する。各ケーブル11,11A,40の配置は、例えば、図1に示したように、1番心(図1の上端位置)から20番心、26番心から40番心(図1の下端位置)を信号伝送用の同軸ケーブル11とし、22番心から25番心を給電用のケーブル11Aとし、21番心をグランドケーブル40(またはグランドケーブル40A)とする。また、全てのケーブル11,11A,40の端部の位置を合わせる。なお、このとき、全てのケーブル11,11A,40における外被の外径が略同等(±10%以内)であるため、治具等を用いてこれらを等ピッチで保持する場合に保持が容易となる。また、等ピッチでラミネートテープを接合する場合も作業を正確に行いやすい。
なお、上記実施形態における各種ケーブルの本数及び配置は一例を示したものであり、適宜変更可能である。例えば、グランドケーブルは2本以上あっても良い。
図12及び図13に示すように、コネクタ付き多心ケーブルハーネス50は、多心ケーブルハーネス10の端部の各中心導体15,15A,44が、コネクタハウジング51に一体的に設けられている接続端子52に各々独立して接続されている。中心導体15,15A,44は、例えばパルスヒートによる一括半田付けによって接続端子52に接続することができる。
11 同軸ケーブル
11A ケーブル(給電ケーブル)
12 同軸ケーブルの外被
13 同軸ケーブルの外部導体
14 同軸ケーブルの内部絶縁体
15 同軸ケーブルの中心導体
20,20a 第1グランドバー
30,30a 第2グランドバー
40,40A グランドケーブル
41,41A グランドケーブルの外被
42 グランドケーブルの外部導体
42A グランドケーブルの第2外部導体
43A グランドケーブルの第1外部導体
44,44A グランドケーブルの中心導体
50 コネクタ付き多心ケーブルハーネス
51 コネクタハウジング
52 接続端子
53 シェル
Claims (8)
- 中心導体、前記中心導体の外周に配設された内部絶縁体、前記内部絶縁体の外周に配設された外部導体、及び前記外部導体の外周に配設された外被を有する複数の同軸ケーブルと、
中心導体、前記中心導体の外周に配設された外部導体及び前記外部導体の外周に配設された外被を有するグランドケーブルと、が並列に配置されており、
前記同軸ケーブルの外被の外径と前記グランドケーブルの外被の外径が略同等であり、 前記同軸ケーブルの外部導体の外径と前記グランドケーブルの外部導体の外径が略同等であり、
前記同軸ケーブルの外部導体及び前記グランドケーブルの外部導体が共通のグランドバーに導電接続されていることを特徴とする多心ケーブルハーネス。 - 請求項1に記載の多心ケーブルハーネスであって、
前記グランドケーブルの外部導体が、二層の横巻線からなることを特徴とする多心ケーブルハーネス。 - 請求項1または2に記載の多心ケーブルハーネスであって、
複数の前記同軸ケーブルは信号伝送用の信号ケーブルであり、
前記信号ケーブルの中心導体より断面積の大きい中心導体を備えた給電ケーブルを含むことを特徴とする多心ケーブルハーネス。 - 請求項1から3の何れか一項に記載の多心ケーブルハーネスを備え、
前記同軸ケーブルの中心導体と前記グランドケーブルの中心導体が、コネクタの接続端子に接続されていることを特徴とするコネクタ付き多心ケーブルハーネス。 - 請求項1に記載の多心ケーブルハーネスであって、
前記グランドケーブルの前記中心導体の撚り方向と前記外部導体の撚り方向が逆方向であることを特徴とする多心ケーブルハーネス。 - 請求項2に記載の多心ケーブルハーネスであって、
前記グランドケーブルの前記中心導体の撚り方向と前記外部導体の内層の撚り方向が逆方向であることを特徴とする多心ケーブルハーネス。 - 請求項5に記載の多心ケーブルハーネスであって、
前記グランドケーブルの前記外部導体の撚りピッチが前記中心導体の撚りピッチよりも大きいことを特徴とする多心ケーブルハーネス。 - 請求項6に記載の多心ケーブルハーネスであって、
前記グランドケーブルの前記中心導体、前記外部導体の内層、前記外部導体の外層の順に撚りピッチが大きくなることを特徴とする多心ケーブルハーネス。
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