JP5166785B2 - 偏光プラスチックレンズの製造方法 - Google Patents
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Description
そのため偏光フィルムをモールドにセットする際に偏光フィルムが丸まりにくく、なおかつ偏光フィルムを内部に保持させる際のモールド組立が簡単な偏光プラスチックレンズの製造方法が求められていた。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、偏光フィルムが丸まりにくく、偏光フィルムを内部に保持させる際のモールド組立が簡単な偏光プラスチックレンズの製造方法を提供することにある。
また、第2の手段では、偏光フィルムの表裏の対向位置にそれぞれ可塑性のある樹脂を配置して一定領域を包囲した一対の長堤部を形成させ、同樹脂を固化させた後に、モノマーが収容された容器内に同モノマー内に完全に浸漬させるように配置された第1のレンズ用モールドに同偏光フィルムの一方の面の前記長堤部を当接させるとともに他方の面の長堤部に第2のレンズ用モールドを当接させるようにして次々と同第1のレンズ用モールド、同偏光フィルム及び同第2のレンズ用モールドの順に直列に連結していくことで同第1及び第2のレンズ用モールド及び同長堤部によって形成される外界と区画されるキャビティ内にモノマーを封入させていき、封入完了後に容器内の残余のモノマーを除去し、同モノマーを硬化させた後に同第1及び第2のレンズ用モールドを離型させることで内部に前記偏光フィルムが保持された複数の偏光プラスチックレンズを得るようにしたことをその要旨とする。
また、第3の手段では、偏光フィルムの表裏の対向位置にそれぞれ可塑性のある樹脂を配置して一定領域を包囲した一対の長堤部を形成させ、同樹脂を固化させた後に、モノマーが収容された容器内に同モノマー内に完全に浸漬させるように配置された第1のレンズ用モールドに同偏光フィルムの一方の面の前記長堤部を当接させるとともに他方の面の長堤部に第2のレンズ用モールドを当接させるようにして次々と同第1のレンズ用モールド、同偏光フィルム及び同第2のレンズ用モールドの順に直列に連結していくことで同第1及び第2のレンズ用モールド及び同長堤部によって形成される外界と区画されるキャビティ内にモノマーを封入させていき、封入完了後にこのモールド列を容器から取り出し、同モノマーを硬化させた後に同第1及び第2のレンズ用モールドを離型させることで内部に前記偏光フィルムが保持された複数の偏光プラスチックレンズを得るようにしたことをその要旨とする。
また、第4の手段では第1〜3のいずれかの手段に加え、前記偏光フィルムは一軸延伸した平板状のプラスチック製フィルムシートをプレスして得られる湾曲面を同湾曲体周縁に沿って切除することで得られるとともに、同偏光フィルムの切除は前記長堤部を平坦部との隣接位置に形成させてから行うようにしたことをその要旨とする。
また、第5の手段では第1〜4のいずれかの手段に加え、前記樹脂は光硬化性樹脂であることをその要旨とする。
長堤部を成形するための樹脂は流動性のある可塑性の樹脂であって、熱硬化性及び光硬化性のプラスチックが一般的に使用可能であるが、熱可塑性プラスチックやエラストマーを排除するものではない。しかし、特に好ましいのは短時間かつ簡単な設備で硬化できることから光硬化性プラスチックである。硬化後の長堤部は大きな弾性を有さず、外力によって容易に変形しないことが求められる。しかし、完全にガラスのように硬く固化する必ずしも必要はなく、若干の弾性を有していても構わない。むしろ第1及び第2のレンズ用モールドとの密着性を考慮すると若干の弾性(可撓性)を有する方が好ましい。
偏光フィルムの表裏に形成した長堤部を加熱処理やエネルギーの大きい光線の照射処理によって固化させた段階で第1及び第2のレンズ用モールドを同両長堤部にそれぞれ当接させて同偏光フィルム、同第1及び第2のレンズ用モールド及び同長堤部によって同偏光フィルムの表裏に外界と区画される2つのキャビティを形成する。
第1及び第2のレンズ用モールドは一般にガラスや熱硬化性プラスチック等を材料として構成される。それ以外の材料のモールドを使用することも自由である。そしてこのキャビティ内にプラスチックレンズ用のモノマーを充填する。モノマー充填作業は注射器の要領で長堤部や長堤部と偏光フィルムの境界部に注入用ノズル(針)を射し込んで充填しても、上記のように長堤部に切れ目を形成した場合にはその部分を注入口として充填してもよい。尚、第1及び第2のレンズ用モールドは何らかの固定手段(ずれ防止手段)、例えばクリップやテープなどで離間しないようにしっかりと固定することが好ましい。
偏光フィルムの表裏に形成した長堤部を加熱処理やエネルギーの大きい光線の照射処理によって固化させた段階でモノマーが収容された容器内に同モノマー内に完全に浸漬させるように配置された第1のレンズ用モールドに同偏光フィルムの一方の面の前記長堤部を当接させるとともに他方の面の長堤部に第2のレンズ用モールドを当接させるようにして次々と同第1のレンズ用モールド、同偏光フィルム及び同第2のレンズ用モールドの順に直列に連結していく。つまり、第1のレンズ用モールド、偏光フィルム及び第2のレンズ用モールドの順にモノマーに浸漬しながらキャビティを形成するように配置することでモノマーをキャビティ内に封入するようにしていく。尚、モールド列を構成する第1及び第2のレンズ用モールドは何らかの固定手段(ずれ防止手段)、例えばプレス装置などで離間しないようにしっかりと固定することが好ましい。
そして、封入完了後に容器内の残余のモノマーを除去する。すると、容器内には各キャビティ内にそれぞれモノマーを封入した直列状のモールド列が残ることととなる。そして、これらキャビティ内のモノマーを固化させる。固化手段としては第1の手段と同様である。モノマーが固化した後は、定法に従って第1及び第2のレンズ用モールドを離型させて複数の偏光プラスチックレンズを得る。得られた偏光プラスチックレンズはそのまま製品とすることも可能であり、さらに、周縁やレンズ表裏面を切削、あるいは研削して所望の形状あるいは所望のレンズ特性の偏光プラスチックレンズを得るようにしてもよい。
偏光フィルムの表裏に形成した長堤部を加熱処理やエネルギーの大きい光線の照射処理によって固化させた段階でモノマーが収容された容器内に同モノマー内に完全に浸漬させるように配置された第1のレンズ用モールドに同偏光フィルムの一方の面の前記長堤部を当接させるとともに他方の面の長堤部に第2のレンズ用モールドを当接させるようにして次々と同第1のレンズ用モールド、同偏光フィルム及び同第2のレンズ用モールドの順に直列に連結していく。この点は第2の手段と同様である。容器内から各キャビティ内にそれぞれモノマーを封入した直列状のモールド列を取り出して、これらキャビティ内のモノマーを固化させる。尚、モールド列を構成する第1及び第2のレンズ用モールドは何らかの固定手段(ずれ防止手段)、例えばプレス装置などで列を構成するモールドが外れないようにしっかりと固定し、プレス装置ごと取り出すことが好ましい。固化手段としては第1の手段と同様である。モノマーが固化した後は、定法に従って第1及び第2のレンズ用モールドを離型させて複数の偏光プラスチックレンズを得る。得られた偏光プラスチックレンズはそのまま製品とすることも可能であり、さらに、周縁やレンズ表裏面を切削、あるいは研削して所望の形状あるいは所望のレンズ特性の偏光プラスチックレンズを得るようにしてもよい。
(実施例1)
本発明の実施例1の製造方法は16(a)に示すように大きく分けて5つの工程によって実行される。以下、この工程を順に説明する。
<偏光フィルムの調整>
この工程は本実施例の方法に使用される偏光フィルム11の製造工程となる。図1に示すように、一軸延伸したPVA(ポリビニルアルコール)製フィルムを長方形形状にカットした平板状のシート体12を周知のプレス手段によってプレスすることで同形状の2つの球面形状の湾曲面13が形成される。この湾曲面13のカーブは製造される予定の眼鏡用偏光プラスチックレンズのベースカーブと略同じカーブに設定されている。本実施例では各々の湾曲面13の周囲のシート体12部分を残しながら図上破線Kに沿って更にカットする。このカットした状態のシート体12をフィルムベース15とする。
吐出装置19にはUV照射装置28が併設されている。UV照射装置28の本体29はスライダ25上に配設され、紫外線を照射する照射灯30がシリンジ26に隣接して配設されている。照射灯30は紫外線がちょうどニードル27前方付近を照射するような照準とされている。
尚、実際には吐出装置19におけるターンテーブル22やシリンジ26は複数用意され同時に多くの処理が可能となっているものである。
このように形成した長堤部17が固化した後に、図5の矢印に示す位置、すなわち長堤部17よりも外側の湾曲面13の周縁寄り(周縁ぎりぎりの位置あるいは周縁の位置)をカットして偏光フィルム11を得る。
このようにして得られた偏光フィルム11は一軸延伸され、なおかつ球面形状に湾曲しているにも関わらず、丸まってしまうことはない。一方、このような長堤部17を形成していない同じ偏光フィルム11はカットすることで強く丸まってしまう。
図6及び図7に示すように、偏光フィルム11の表裏方向から第1及び第2のモールド32,33を偏光フィルム11を間に挟むようにする。第1のモールド32及び第2のモールド33はそれぞれ表裏とも同じ曲率の球面から構成されたメニスカス形状のガラス製の円形板状体とされている。第1のモールド32の裏面32aは成形されるプラスチックレンズの表面(物体側)を成形するための曲面とされ、第2のモールド33の表面33aは成形されるプラスチックレンズの裏面(眼球側)を成形するための曲面とされている。図6に示すように第1のモールド32の裏面32aは偏光フィルム11の表面11a側の長堤部17と当接させられ、第2のモールド33の表面33aは偏光フィルム11の裏面11b側の長堤部17と当接させられる。第1のモールド32と偏光フィルム11と表面11a側の長堤部17によって表面側のキャビティC1が形成され、第2のモールド32と偏光フィルム11と裏面11a側の長堤部17によって裏面側のキャビティC2が形成される。このように偏光フィルム11を介在させて組み立てられた第1及び第2のモールド32,33の状態を母型35とする。母型35は第1及び第2のモールド32,33が離間しないようにクリップ36にて締結されている。
このように組み立てられた母型35に対して調合されたモノマーを減圧下で脱気処理した後、図示しないシリンジを使用して充填口となる隙間31から定法に従って充填する。
<加熱・硬化>
熱硬化性プラスチック材料が充填された母型35を図11に示すように加熱トレイ37内にセットし、定法に従って加熱する。本実施例では加熱炉に導入し、所定の加熱履歴で20時間の加熱を施すものとするが、マイクロ波発生装置に導入しマイクロ波照射による誘電加熱を行ってもよい。
<脱型>
加熱処理が終了すると図8に示すように、モノマーが固化して母型35内に偏光フィルム11が内蔵された偏光プラスチックレンズ39(本実施例では度の入っていない凹レンズ)が成形される。この母型35を定法に従って脱型させ(図9の状態)、最後に図10のように周囲をカットして完成品(いわゆる丸レンズ)を得る。
本発明の実施例2の製造方法は図16(b)に示すように大きく分けて5つの工程によって実行される。以下、この工程を順に説明する。
<偏光フィルムの調整>
この工程は実施例1と同じであるので省略する。
<モールドの組立>
図12〜図14に示すような収容容器41を用意する。収容容器41は上方が開口された平面長方形形状の長尺の箱体であって、下方寄りが下方ほど窄まった舟形形状の外形をなしている。すなわち収容容器41の前後壁41a,41bは下方寄りにおいて対称状態に内側に斜めに斜めに傾斜して傾斜壁46とされている。収容容器41内には調合されたモノマーMが上縁付近まで収容されている。図12及び図13において右方には可動壁42が配設されている。可動壁42は収容容器41の右側壁41cとの間に配設されたコイルバネ43によって常時右方側壁41cから離間する方向に付勢されている。可動壁42及び同可動壁42と対面する左側壁41dにはそれぞれプレスピン44が内側に向かって突設されている。
このような長堤部17収容容器41内に実施例1と同様の第1及び第2のモールド32,33と上記工程で表裏に長堤部17が形成された偏光フィルム11を使用してモールド列を構築していく。
連結に伴い第1又は第2のモールド32,33と偏光フィルム11と表裏の長堤部17とによって次々とキャビティが形成されていく。この連結作業はすべてモノマーMに浸漬させた状態で行われるためキャビティ内に自動的にモノマーMが封入されていくこととなる。
図13に示すように可動壁42を若干押し戻すような位置までこのモールド列47を連結させることでモールド列47は前後から押さえつけられることとなって、第1又は第2のモールド32が外れることなく直列に保持される。
<モノマーの放出>
この状態で収容容器41内のモノマーMを図示しないドレーンから放出し、収容容器41内を空の状態にする。
<加熱・硬化>
モールド列47が残った収容容器41ごと定法に従って加熱する。本実施例では加熱炉に導入し、所定の加熱履歴で20時間の加熱を施すものとするが、マイクロ波発生装置に導入しマイクロ波照射による誘電加熱を行ってもよい。
<脱型>
加熱処理が終了したモールド列47を定法に従って脱型させ、最後に周囲をカットして完成品(いわゆる丸レンズ)を得る。
本発明の実施例3の製造方法は図16(c)に示すように大きく分けて5つの工程によって実行される。以下、この工程を順に説明する。
<偏光フィルムの調整>
この工程は実施例1と同じであるので省略する。
<モールドの組立>
この工程は基本的に実施例2と同じであるので省略する。
<モノマーからの取り出し>
実施例2においては収容容器41内のモノマーMをドレーンから放出させるようにしていたが、実施例3では図15に示すように収容容器51は二重になっており、モールド列47が保持されている内側容器52は底面が開口部(抜けている)53とされている。そのため内側容器52を外側容器54内から上方に引き上げることでモールド列47は内側容器52と一緒に外側容器54内から取り出されモノマーMの浸漬状態から脱する。モノマーMは外側容器54側に残る。
<加熱・硬化>
取り出した内側容器52を内側容器52ごと定法に従って加熱する。本実施例では加熱炉に導入し、所定の加熱履歴で20時間の加熱を施すものとするが、マイクロ波発生装置に導入しマイクロ波照射による誘電加熱を行ってもよい。
<脱型>
加熱処理が終了したモールド列47を定法に従って脱型させ、最後に周囲をカットして完成品(いわゆる丸レンズ)を得る。
(1)偏光フィルム11の裏面の対向する位置に一定領域を包囲するように長堤部17を形成することで、長堤部自体が一種のモールドの役割を果たすこととなり母型35あるいはモールド列47を容易に構築することができるため、母型35あるいはモールド列47の組立作業の迅速化に寄与する。
(2)偏光フィルム11の裏面の対向する位置に一定領域を包囲するように長堤部17を形成することで長堤部17が一種のフレームのように偏光フィルム11を固定することとなるため偏光フィルム11が丸まりにくくなって取り扱いやすくなるためこのような偏光フィルム11を用いるモールドの組立作業の効率化に寄与し、結果としてコストダウンに貢献する。
(3)実施例2及び実施例3では第1のモールド32、偏光フィルム11及び第2のモールド33をこの順で並べるだけで偏光フィルム11を内部に配置したモノマーが充填(封入)された多数のキャビティが形成されることとなり、偏光プラスチックレンズを製造するためのキャビティ構築が従来に較べて格段に速く簡単にできることとなってトータルとしてコストダウンに貢献する。
・上記実施例では長堤部17を光硬化樹脂を使用して紫外線を照射することで固化させていたが、熱可塑性樹脂を使用して加熱によって固化させるようにしてもよい。
・上記実施例では偏光フィルム11側を回転させて長堤部17を形成するようにしていたが、シリンジ26側が移動して長堤部17を形成するような構成であっても構わない。
・上記実施例では長堤部17は一部に隙間31が形成されてたが、隙間31がなく全周囲が長堤部17で包囲されているような構成であっても構わない。
・上記では球面形状に湾曲した偏光フィルム11を例として挙げたが、平板な偏光フィルム11に応用するようにしてもよい。また、偏光フィルム11は必ずしも周囲円形形状に構成されていなくともよい。
・偏光フィルム11の材質は上記に限定されるものではない。上記実施例ではPVAであったがその他ポリエチレン等の他のプラスチックを使用することも可能である。
・実施例2及び3では第1及び第2のモールド32,33を交互に使用するようにしていたが、第1又は第2のモールド32,33のいずれか一種類のモールドのみを使用するようにしてもよい。その場合には第1又は第2のモールド32,33の表裏のカーブの曲率を異なるものとしてもよい。そのようにすれば凹又は凸形状のレンズが成形されることとなるからである。
・母型35あるいはモールド列47を構築した際の第1及び第2のモールド32,33のずれ防止手段は上記のクリップ36やコイルバネ43によって付勢された可動壁42以外の手段であっても構わない。
上記吐出装置19の構成は一例であって他の構成で実現したその他の長堤部17を形成させる手段に適宜変更することは自由である。
・その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
Claims (5)
- 偏光フィルムの表裏の対向位置にそれぞれ可塑性のある樹脂を配置して一定領域を包囲した一対の長堤部を形成させ、同樹脂を固化させた後、第1及び第2のレンズ用モールドを同両長堤部にそれぞれ当接させて同偏光フィルム、同第1及び第2のレンズ用モールド及び同長堤部によって同偏光フィルムの表裏に外界と区画される2つのキャビティを形成し、同キャビティ内にプラスチックレンズ用のモノマーを充填し、同モノマーを硬化させた後に同第1及び第2のレンズ用モールドを離型させることで内部に前記偏光フィルムが保持された偏光プラスチックレンズを得るようにしたことを特徴とする偏光プラスチックレンズの製造方法。
- 偏光フィルムの表裏の対向位置にそれぞれ可塑性のある樹脂を配置して一定領域を包囲した一対の長堤部を形成させ、同樹脂を固化させた後に、モノマーが収容された容器内に同モノマー内に完全に浸漬させるように配置された第1のレンズ用モールドに同偏光フィルムの一方の面の前記長堤部を当接させるとともに他方の面の長堤部に第2のレンズ用モールドを当接させるようにして次々と同第1のレンズ用モールド、同偏光フィルム及び同第2のレンズ用モールドの順に直列に連結していくことで同第1及び第2のレンズ用モールド及び同長堤部によって形成される外界と区画されるキャビティ内にモノマーを封入させていき、封入完了後に容器内の残余のモノマーを除去し、同モノマーを硬化させた後に同第1及び第2のレンズ用モールドを離型させることで内部に前記偏光フィルムが保持された複数の偏光プラスチックレンズを得るようにしたことを特徴とする偏光プラスチックレンズの製造方法。
- 偏光フィルムの表裏の対向位置にそれぞれ可塑性のある樹脂を配置して一定領域を包囲した一対の長堤部を形成させ、同樹脂を固化させた後に、モノマーが収容された容器内に同モノマー内に完全に浸漬させるように配置された第1のレンズ用モールドに同偏光フィルムの一方の面の前記長堤部を当接させるとともに他方の面の長堤部に第2のレンズ用モールドを当接させるようにして次々と同第1のレンズ用モールド、同偏光フィルム及び同第2のレンズ用モールドの順に直列に連結していくことで同第1及び第2のレンズ用モールド及び同長堤部によって形成される外界と区画されるキャビティ内にモノマーを封入させていき、封入完了後にこのモールド列を容器から取り出し、同モノマーを硬化させた後に同第1及び第2のレンズ用モールドを離型させることで内部に前記偏光フィルムが保持された複数の偏光プラスチックレンズを得るようにしたことを特徴とする偏光プラスチックレンズの製造方法。
- 前記偏光フィルムは一軸延伸した平板状のプラスチック製フィルムシートをプレスして得られる湾曲面を同湾曲体周縁に沿って切除することで得られるとともに、同偏光フィルムの切除は前記長堤部を平坦部との隣接位置に形成させてから行うようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の偏光プラスチックレンズの製造方法。
- 前記樹脂は光硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の偏光プラスチックレンズの製造方法。
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