JP5169600B2 - ドライバーズエイド - Google Patents

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Description

本発明は、ドライバーズエイド(運転モニタ)に係り、特に勾配が始まるタイミングをドライバーに知らせるドライバーズエイドに関するものである。
シャシーダイナモメータ上に試験車両を載せ、この試験車両に乗っているドライバーがドライバーズエイド画面に表示した車速モードに沿った車両運転を行い、燃費、排ガス計測等を行うドライバーズエイドについては特許文献1などによって公知となっている。
図8はドライバーズエイドによる車両走行試験の概要を示したもので、1は被試験車両、2はシャシーダイナモメータ、3はドライバーズエイド本体で、シャシーダイナモメータ2で検出された車速信号や、その他試験に必要とする計測信号が入力されて信号処理が実行され、ディスプレイ分配器4を介して操作室用モニタディスプレイ5と現場ドライバー用モニタディスプレイ6に出力される。現場ドライバー用モニタディスプレイ6は車外の前方位置に配置されて車速パターンが表示される。車速パターンは時間基準により予め定められた規格モードによるが、その場合、車速目標、実車速、シフトタイミングなど、例えば、排ガス試験時の走行指示をドライバーに伝達し、ドライバーは最適な情報を目で確認しながら走行することになる。
実開平6−46351号公報
シャシーダイナモメータ2上での試験時には、一般に走行抵抗用のブロアが被試験車両1の前面に設置されている。車速パターンを表示するモニタディスプレイ6は、被試験車両に対してブロアからの風の流れに影響を与えないような位置、すにわち、ブロアの右側か左側に配置される。このため、ドライバーは常に首を右左どちらかに向けた状態で運転する状態となり、身体的に苦痛な状態での運転が強いられている。
また、モニタディスプレイ6に表示されるグラフとしては、車速指示、ファール判定、勾配指示などが表示される。車速指示の方法としてX軸に時間を採り、Y軸に車速を採った2次元グラフとなっている。ファール判定については、ファール判定ラインは車速指示グラフの下限と上限グラフとなっており、また、勾配指示方法もX軸に時間、Y軸に勾配といった2次元グラフとなっている。したがって、ドライバーは実路走行時とは異なるイメージとなるため、モニタディスプレイ6に表示されるモニタ画面に慣れる必要がある。さらに、勾配指令がある場合、その勾配指令が制御指令としてシャシーダイナモメータ2に入力されると、シャシーダイナモメータ2の負荷が変化する。ドライバーは負荷変化に対応して、予め定められた車速パターンで運転する必要があるが、この負荷変化が生じるタイミングをドライバーは意識する必要があるため、熟練度を要している。
本発明が目的とするところは、通常の運転感覚で運転でき、勾配開始タイミングをドライバーに伝達可能なドライバーズエイドを提供することにある。
本発明の請求項1は、シャシーダイナモメータ上に試験車両を載せ、テストドライバーがモニタディスプレイに表示された車速モードに沿って車両運転を行うドライバーズエイドにおいて、
前記モニタディスプレイに、試験車両の前方走行する車両を表示するペースカー表示エリアと、ペースカー表示エリアに表示された車両と試験車両間の距離を判定する判定表示エリアを設けたことを特徴としたものである。
本発明の請求項2は、前記判定表示エリアは、正しい走行速度を示すOKエリアと、走行速度注意を示す注意エリア、及びファールを示すファールエリアを設けたことを特徴としたものである。
本発明の請求項3は、前記判定表示エリアに設けられたOKエリア、注意エリア、及びファールエリアは色別に表示されることを特徴としたものである。
本発明の請求項4は、前記判定表示エリアは、ペースカー表示エリアに表示された車両の後部に、直接数値で表示されることを特徴としたものである。
本発明の請求項5は、前記モニタディスプレイに、前記車速モードの勾配開始を知らせる勾配開始カウントダウンエリアを設けたことを特徴としたものである。
本発明の請求項6は、前記モニタディスプレイに、試験車両の運転開始タイミングを示すスタートタイミング表示部を設けたことを特徴としたものである。
本発明の請求項7は、前記モニタディスプレイでの表示エリアは、3次元表示であることを特徴としたものである。
本発明の請求項8は、前記判定表示エリアに、前記ペースカー走行路に所定長さに区分されたセンターラインを表示することを特徴としたものである。
本発明の請求項9は、前記判定表示エリアに表示されるセンターラインは、勾配パターンの上り下りで太さと長さを可変するよう構成したことを特徴としたものである。
本発明の請求項10は、前記ファールエリアは、試験車両車速がファール範囲に入った時に注意色で表示することを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、モニタディスプレイに表示されるモニタ画面は、より実車感覚に近い表現を用いたことにより、通常の自動車を運転する感覚で、予めプログラムされた車速パターンを所定の制限内で運転することが可能なる。また、勾配開始カウントダウン表示を行うことにより、勾配が始まるタイミング(シャシーダイナモメータの負荷が変化するタイミング)をドライバーに知らせることができるので、ドライバーは容易に対応することが可能となるものである。また、モニタディスプレイに表示するモニタ画面を3次元表示とすることで、より実車の運転感覚でシャシーダイナモメータ上での試験が可能となるものである。
本発明は、シャシーダイナモメータ上に試験車両を載せ、テストドライバーがモニタディスプレイに表示された車速モードに沿って車両運転を行うドライバーズエイドにおいて、
モニタディスプレイに、試験車両の前方走行する車両を表示するペースカー表示エリアと、ペースカー表示エリアに表示された車両と試験車両間の距離を判定する判定表示エリアを設けたものである。以下、実施例に基づき詳述する。
図1は、本発明の第1の実施例によるモニタディスプレイの表示状態を示す図である。10はモニタディスプレイに設けられたペースカー表示エリアで、この表示エリア10には被試験車1の前方を走る自動車が表示され、この自動車がペースカーの役目を果たす。ペースカーの地面相当位置には、判定表示エリア11が設けられる。判定表示エリア11には、正しい走行速度を示すOKエリア12、走行速度注意を示す注意エリア13、及びファールを示すファールエリア14が設けられ、それらのエリアは、例えばOKエリア12は「青色」、注意エリア13は「黄色」、ファールエリア14は「赤色」などと色による識別表示がされている。
注意エリア13は、例えば目標からア1km/h以内で、ア1秒以内に設定され、ファールエリア14は、目標からア1km/h以上で、ア1秒以上のように設定される。なお、注意エリア13における13aは、被試験車1の速度が遅く、ペースカーから離された位置であり、13bは逆に被試験車1の速度が速くなってペースカーに接近したエリアである。
15は被試験車1の運転席を示すドライバーエリア、16は車速チャートスクロールエリアで、予め定められた運転パターンに基づく車速が表示される。すなわち、被試験車、若しくはペースカーがどの運転パターンのどの速度で運転中(減速、加速、及び一定速度)かが表示される。
17は勾配チャートスクロールエリアで、予め定められた運転パターンに基づく勾配、すなわち、「登り」「降り」「平坦」位置が被試験車1の位置と共に表示される。勾配チャートスクロールエリアは、速度が一定であっても、例えば登りになるとドライバーはアクセルの踏み込み量が異なってくる。このため、勾配開始カウントダウンエリア18が設けられる。このカウントダウンエリア18は、勾配が開始される所定時間前からカウントダウンを開始し、まもなく勾配が開始されることをドライバーに知らせる。19〜22はそれぞれ計測値表示エリアである。
上記した各エリアへの書き込みは、プログラムによって実現できる。ドライバーは、試験時においてモニタディスプレイ6を見ながら被試験車を運転するが、その際、ペースカー表示エリア10に表示されたペースカーを中心とし、判定表示エリア11、及び左右に配置された車速、勾配の各チャートスクロールエリアを参照することで通常運転状態に近い運転ができ、且つ勾配運転へ移行時にはカウントダウンが開始されるので、予め定められる運転パターンへの追従性よく、試験制度が向上するものである。
なお、ドライバーが被試験車を減速・加速や、加減速の程度により色別表示や、色の濃淡で表示するようにしてもよく、また、勾配については道の幅を遠近法を用いて表現することにより、より通常の運転感覚での試験が可能となる。また、先行するペースカーの、例えばナンバープレートにペースカーとの距離誤差をアXmのように表示することにより、さらに追従性のよい運転が可能となる。
図2はドライバーズエイドを3次元表示した他の実施例の構成図を示したものである。図2において、3次元表示される部位に添え字aを付している。23はスタートタイミング表示部で、試験開始のための車両スタートが、任意の数秒間に亘って、例えば1秒毎に順次点灯するよう構成され、図2ではスタート5秒前からカウントダウンが開始されるようになっている。これにより、規格モードに基づく運転パターンと一致したスタートを可能としている。24は数値表示部で、計測値表示エリア19〜22の何れかに該当し、運転モードの設定速度と設定シフト位置と、検出された車両速度とシフト位置が表示される。25は判定表示エリア11aに設けられたセンターラインで、このセンターライン25はペースカーとの車間距離の目安となるよう判定表示エリア11aにおいて所定の長さで複数本表示され、運転時にはペースカーの後方に順次流れるよう構成されており、流れる速度によって被試験車の速度の目安となるよう運転者に対し視覚表示する。なお、この実施例では、ファールエリア14aを矢印間の線範囲で示してペースカー側面位置に表示している。
図3〜図7は、第2の実施例による試験状態を示したものである。
図3は、被試験車が設定速度60k/mに対して検出が59.2k/mと運転パターンの速度範囲内に入っている場合である。
図4は、設定速度60k/mに対して検出が56.5k/mと被試験車が運転パターン速度より遅れた場合を示したもので、ペースカーはファールエリア14aの前方に位置し、且つ表示されるセンターライン25の数も3本と多くなっている。図4のように遅れた場合には、ファールエリア14aの範囲を含むエリアをシールド表示を透過色とする等の注意色で表示することで、ドライバーに注意を促す。
図5は、設定速度60k/mに対して検出が62.4k/mと運転パターンの速度より進みの場合を示したもので、進みの場合も注意色を発してドライバーに注意を促す。
図6は、速度正常範囲で上り勾配の場合の表示状態を示したものである。車速チャートスクロールエリア16aや勾配チャートスクロールエリア17aなどを含めて3次元表示したことで、勾配を有する道路走行の場合にはペースカーの屋根部分が多く表示され、また、逆に図7で示すように下り勾配の場合には屋根は殆んど表示されなくなる。同時に道路相当部分に表示されたセンターライン25も、上りの場合には比較的太くて長く、下りの場合には細くて短く表示することで勾配の度合いを感覚的にトライバーに伝達することができる。
なお、この実施例は3次元表示としたものであるが、表示は90゜回転させることにより2次元表示とすることができるので、ドライバーズエイドの操作ウィンドウ、またはドライバーズエイド操作リモコンにより、容易に2次元表示と3次元表示の切換が可能となる。
第2の実施例によれば、第1の実施例の効果に、さらにより実車での運転操作に近い感覚でシャシーダイナモメータ上での運転が可能となる。
本発明の実施形態を示すモニタディスプレイの表示構成図。 本発明の他の実施形態を示すモニタディスプレイの表示構成図。 試験車両の正常範囲内走行時の状態図。 試験車両遅れ走行時の状態図。 試験車両進み走行時の状態図。 試験車両の上り勾配走行時の状態図。 試験車両の下り勾配走行時の状態図。 ドライバーズエイドの構成図。
符号の説明
1… 被試験車
2… シャシーダイナモメータ
5… 操作室用モニタディスプレイ
6… ドライバー用モニタディスプレイ
10… ペースカー表示エリア
11… 判定表示エリア
12… OKエリア
13… 注意エリア
14(14a)… ファールエリア
15(15a)… ドライバーエリア
16(16a)… 車速チャートスクロールエリア
17(17a)… 勾配チャートスクロールエリア
18… 勾配開始カウントダウンエリア
19、20、21、22… 計測値表示
23… スタートタイミング表示部
24… 数値表示部
25… センターライン

Claims (10)

  1. シャシーダイナモメータ上に試験車両を載せ、テストドライバーがモニタディスプレイに表示された車速モードに沿って車両運転を行うドライバーズエイドにおいて、
    前記モニタディスプレイに、試験車両の前方走行する車両を表示するペースカー表示エリアと、ペースカー表示エリアに表示された車両と試験車両間の距離を判定する判定表示エリアを設けたことを特徴としたドライバーズエイド。
  2. 前記判定表示エリアは、正しい走行速度を示すOKエリアと、走行速度注意を示す注意エリア、及びファールを示すファールエリアを設けたことを特徴とした請求項1記載のドライバーズエイド。
  3. 前記判定表示エリアに設けられたOKエリア、注意エリア、及びファールエリアは色別に表示されることを特徴とした請求項2記載のドライバーズエイド。
  4. 前記判定表示エリアは、ペースカー表示エリアに表示された車両の後部に、直接数値で表示されることを特徴とした請求項1記載のドライバーズエイド。
  5. 前記モニタディスプレイに、前記車速モードの勾配開始を知らせる勾配開始カウントダウンエリアを設けたことを特徴とした請求項1乃至4記載の何れかであるドライバーズエイド。
  6. 前記モニタディスプレイに、試験車両の運転開始タイミングを示すスタートタイミング表示部を設けたことを特徴とした請求項1乃至5記載の何れかであるドライバーズエイド。
  7. 前記モニタディスプレイでの表示エリアは、3次元表示であることを特徴とした請求項1乃至6記載の何れかであるドライバーズエイド。
  8. 前記判定表示エリアに、前記ペースカー走行路に所定長さに区分されたセンターラインを表示することを特徴とした請求項1乃至7記載の何れかであるドライバーズエイド。
  9. 前記判定表示エリアに表示されるセンターラインは、勾配パターンの上り下りで太さと長さを可変するよう構成したことを特徴とした請求項7又は8記載の何れかであるドライバーズエイド。
  10. 前記ファールエリアは、試験車両車速がファール範囲に入った時に注意色で表示することを特徴とした請求項1乃至9記載の何れかであるドライバーズエイド。
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