JP5198323B2 - 端子溶接方法、ブラシレスモータの製造方法及びブラシレスモータ - Google Patents
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Description
請求項8に記載の発明は、ステータコアに複数のコイルを巻装してなるステータと、導電性の金属板材よりなり前記コイルの端部が結線された複数の結線端子とを備え、前記コイルに電源を供給するための給電コネクタに設けられた複数の給電端子と複数の前記結線端子とをそれぞれ重ね合わせ、その重ね合わせ方向と直交する一方向から溶接を施すことにより前記給電端子と前記結線端子とを接合するブラシレスモータの製造方法であって、各前記結線端子及び各前記給電端子は板状をなすとともに、前記結線端子及び前記給電端子の少なくとも一方の端子には、接合される相手側の端子に向かって端子の厚さ方向に沿って延び接合される相手側の前記端子に被さる少なくとも1つの溶接爪が形成され、前記結線端子と前記給電端子とは接合する部分が厚さ方向に重なるように重ね合わされ、重ね合わされた前記結線端子及び前記給電端子に対し前記溶接爪に近接した位置に溶接を施して前記溶接爪を溶融しつつ前記結線端子及び前記給電端子を接合することをその要旨としている。
図1は、本実施形態のブラシレスモータを示す。有底円筒状のハウジングケース1は、その開口部に径方向外側に向かって延設されたフランジ部1aを有するとともに、その内周面には、円環状のステータ2が固定されている。ステータ2の内側には、周方向に回転可能に支持されるロータ3(図1では二点鎖線にて図示)が配置される。尚、ハウジングケース1の開口部は図示しない略円板状のエンドフレームにて閉塞される。
ターミナルホルダ20の図1における下側の部位に固定されたバスバー21は、略帯状に打ち抜かれた導電性金属板材(導電性金属材料)を長手方向に屈曲して形成されており、その長手方向がホルダ本体20aの周方向に沿った略円弧状をなしている。そして、バスバー21は、該バスバー21の幅方向(即ち短手方向)とホルダ本体20aの軸方向(ステータ2の軸方向に同じ)とが一致するようにターミナルホルダ20に対して固定されている。
まず、結線ターミナル22〜24の結線側接合部22c〜24cと、給電ターミナル32〜34の給電側接合部32c〜34cとをそれぞれ重ね合わせる重ね合わせ工程が行われる。ここで、図2に示すように、重ね合わせ工程において給電ターミナル32〜34と重ね合わされる結線ターミナル22〜24には、一対の溶接爪41がそれぞれ一体に形成されている。尚、図2においては、溶接爪41を二点鎖線にて図示している。
(1)結線側接合部22c〜24cにそれぞれ設けられた一対の溶接爪41は、結線ターミナル22〜24の結線側接合部22c〜24c及び給電ターミナル32〜34の給電側接合部32c〜34cの重ね合わせ方向に沿って接合される相手側の給電側接合部32c〜34cに向かって延びるとともに、給電側接合部32c〜34cに被さっている。そして、結線ターミナル22〜24及び給電ターミナル32〜34の溶接時には、溶接爪41に近接した位置、即ち結線側接合部22c〜24c及び給電側接合部32c〜34cの合わせ目であって対をなす溶接爪41の中央部で溶接が行われ、溶接に伴って溶接爪41が溶融される。従って、互いに重ね合わされた結線側接合部22c〜24c及び給電側接合部32c〜34cが重ね合わせ方向に離間して間に隙間G1が存在する場合であっても、溶接爪41が結線側接合部22c〜24cから延びて給電側接合部32c〜34cに被さっている限り、結線ターミナル22〜24及び給電ターミナル32〜34は溶接爪41を介してそれぞれ接合される。また、互いに重ね合わされた結線側接合部22c〜24c及び給電側接合部32c〜34cが重ね合わせ方向と直交する方向にずれており溶接が施される部位に段差B1を有する場合であっても、溶接爪41が接合される相手側の給電側接合部32c〜34cに被さっているため、溶融した溶接爪41が接合される相手側の端子に付着することにより、結線ターミナル22〜24及び給電ターミナル32〜34は溶接爪41を介してそれぞれ接合される。更に、互いに重ね合わされた結線側接合部22c〜24c及び給電側接合部32c〜34c間に重ね合わせ方向の隙間G1が存在し、且つ互いに重ね合わされた結線側接合部22c〜24c及び給電側接合部32c〜34cにおける溶接が施される部位に段差B1を有する場合であっても、溶接爪41が接合される相手側の給電側接合部32c〜34cに被さっているため、溶融した溶接爪41が接合される相手側の給電側接合部32c〜34cに付着することにより、結線ターミナル22〜24及び給電ターミナル32〜34は溶接爪41を介してそれぞれ接合される。このように、結線ターミナル22〜24に一対の溶接爪41をそれぞれ設けることにより、結線ターミナル22と給電ターミナル32、結線ターミナル23と給電ターミナル33、結線ターミナル24と給電ターミナル34を、それぞれ一度の溶接で互いに接合可能であるとともに、簡単に溶接不良を抑制することができる。その結果、製造されたブラシレスモータにおいて、給電ターミナル32〜34及び結線ターミナル22〜24を介してコイルU1〜U4,V1〜V4,W1〜W4へ良好に電源を供給することができる。そして、結線ターミナル22〜24及び給電ターミナル32〜34を溶接により接合する際に予備溶接を行わなくてもよいため、生産性の低下が抑制される。また、予備溶接のための設備が不要となるため、設備費の増大を抑制することができる。
・上記実施形態では、ブラシレスモータに備えられる結線ターミナル22〜24及び給電ターミナル32〜34を例に本発明を説明した。しかしながら、溶接により互いに接合される端子であれば、ブラシレスモータ以外のものに利用される端子に本発明を適用してもよい。
(イ)請求項1に記載の端子溶接方法において、前記溶接爪は、2つの前記端子に対し合計で2つ形成されるとともに前記重ね合わせ方向と直交する方向に間隔を空けて形成され、重ね合わされた2つの前記端子に対し2つの前記溶接爪間の中央部を狙って溶接を行うことにより2つの前記溶接爪を溶融しつつ2つの前記端子を接合することを端子溶接方法。同方法によれば、2つの溶接爪を同時に略等しく溶融して2つの端子を容易に接合することができる。また、2つの端子に対し溶接爪が合計で2つ設けられているため、これら溶接爪によってより強固に2つの端子を接合することができる。
Claims (9)
- 導電性金属材料よりなる2つの端子を互いに重ね合わせ、その重ね合わせ方向と直交する一方向から溶接を施すことにより2つの前記端子を接合する端子溶接方法であって、
少なくとも一方の前記端子には、接合される相手側の前記端子に向かって前記重ね合わせ方向に沿って延びるとともに接合される相手側の前記端子に被さる少なくとも1つの溶接爪が形成され、
重ね合わされた2つの前記端子に対し前記溶接爪に近接した位置で溶接を行って前記溶接爪を溶融しつつ2つの前記端子を接合することを特徴とする端子溶接方法。 - 請求項1に記載の端子溶接方法において、
前記溶接爪は、2つの前記端子に対し合計で2つ形成されるとともに溶接時における溶接電極の前記端子への近接方向及び前記重ね合わせ方向と直交する方向に間隔を空けて形成され、
重ね合わされた2つの前記端子に対し2つの前記溶接爪間の中央部に前記溶接電極を近接させて2つの前記溶接爪を溶融しつつ2つの前記端子を接合することを特徴とする端子溶接方法。 - 請求項1又は請求項2に記載の端子溶接方法において、
前記溶接爪は、少なくとも1つの前記端子に少なくとも一対形成されるとともに、対をなす前記溶接爪は、先端部に一体に形成された連結部にて連結されており、
前記溶接爪と共に前記連結部を溶融しつつ2つの前記端子を接合することを特徴とする端子溶接方法。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の端子溶接方法において、
前記溶接爪は、その延設方向の中央部がその先端及び基端よりも幅広に形成され、
前記溶接爪の延設方向の中央部と隣り合う位置で溶接を行って前記溶接爪を溶融しつつ2つの前記端子を接合することを特徴とする端子溶接方法。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の端子溶接方法において、
前記溶接爪は、一方の前記端子に少なくとも2つ形成されていることを特徴とする端子溶接方法。 - 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の端子溶接方法において、
前記溶接爪は、2つの前記端子にそれぞれ形成されていることを特徴とする端子溶接方法。 - 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の端子溶接方法において、
各前記端子は板状をなすとともに、一方の前記端子と他方の前記端子とは接合する部分が厚さ方向に重なるように重ね合わされ、前記溶接爪は、前記端子の厚さ方向に沿って延びていることを特徴とする端子溶接方法。 - ステータコアに複数のコイルを巻装してなるステータと、導電性の金属板材よりなり前記コイルの端部が結線された複数の結線端子とを備え、前記コイルに電源を供給するための給電コネクタに設けられた複数の給電端子と複数の前記結線端子とをそれぞれ重ね合わせ、その重ね合わせ方向と直交する一方向から溶接を施すことにより前記給電端子と前記結線端子とを接合するブラシレスモータの製造方法であって、
各前記結線端子及び各前記給電端子は板状をなすとともに、前記結線端子及び前記給電端子の少なくとも一方の端子には、接合される相手側の端子に向かって端子の厚さ方向に沿って延び接合される相手側の前記端子に被さる少なくとも1つの溶接爪が形成され、
前記結線端子と前記給電端子とは接合する部分が厚さ方向に重なるように重ね合わされ、重ね合わされた前記結線端子及び前記給電端子に対し前記溶接爪に近接した位置に溶接を施して前記溶接爪を溶融しつつ前記結線端子及び前記給電端子を接合することを特徴とするブラシレスモータの製造方法。 - ステータコアに複数のコイルを巻装してなるステータと、導電性の金属板材よりなり前記コイルの端部が結線された複数の結線端子とを備え、前記コイルに電源を供給するための給電コネクタに設けられた複数の給電端子と複数の前記結線端子とがそれぞれ重ね合わされ溶接によりそれぞれ接合されたブラシレスモータであって、
各前記結線端子及び各前記給電端子は、板状をなすとともに互いに接合される部分が厚さ方向に重ね合わされ、更に、前記結線端子及び前記給電端子の少なくとも一方の端子に形成された、前記結線端子及び前記給電端子の重ね合わせ方向に沿って延び重ね合わせられた相手側の端子に被さる少なくとも1つの溶接爪を溶融して接合されていることを特徴とするブラシレスモータ。
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