JP5242854B2 - 内視鏡システムおよび内視鏡システムの作動方法 - Google Patents

内視鏡システムおよび内視鏡システムの作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡システムおよび内視鏡システムの制御方法に関する。
例えば、医療分野や工業分野等において、内視鏡システムが広く使用されている。このような内視鏡システムは、一般に、検査対象物の画像を撮影する撮像部を備えた多様な機能のスコープと、このスコープを制御して撮影画像を可視化表示する画像処理装置で構成される。
そして、個々のスコープの仕様に合わせた画像処理装置の適切な制御を可能とするため、特許文献1のように、個々のスコープ側に不揮発メモリを設け、この不揮発メモリに個々のスコープの固有パラメータを格納し、この固有パラメータを画像処理装置が読み出して使用することで、多様なスコープの適切な制御を実現しようとしている。
ところで、近年の内視鏡システムの高性能化、多機能化等に呼応して、スコープ側の不揮発メモリに格納される固有パラメータのデータ量は増加している。
従来の特許文献1に開示された技術では、スコープ側および画像処理装置側の各々に配置されたプロセッサ間のシリアル通信によって、スコープ側から画像処理装置側にデータを読み出すことが行われていたが、CPU間のシリアル通信とすると、データ転送に時間がかかり、かつ映像信号とは異なる信号のため、表示画像のノイズ源となりえた。
このため、特許文献2では、撮像素子の動作クロックに同期した調歩同期通信でスコープと画像処理装置との間の通信を行うことにより、ノイズの技術的課題を解決しようとする技術が開示されている。
特開2000−284957号公報 特開2010−81975号公報
しかしながら、特許文献2の技術の場合、ブランキング期間中の通信のため、結果として、スコープ側の不揮発性メモリに内蔵した大量のデータを画像処理装置に転送するには時間がかかってしまう、という技術的課題がある。
また、内視鏡システムとしては、上述の固有パラメータの他にも、電子シャッタ値、スコープに搭載されたスイッチ情報などを、スコープと画像処理装置との間で随時通信する必要があり、単に不揮発性メモリに格納された固有パラメータのデータ転送のみではシステムとして成り立たない。
また、スコープと画像処理装置を接続するインタフェースにおける信号線のピン数の抑制という技術的課題もある。
本発明の目的は、内視鏡システムを構成するスコープ部と画像処理部との間において、伝送経路の数を増大させることなく、属性やデータ量の異なる多様なデータを効率よく短時間に伝送することが可能な技術を提供することにある。
本発明の第1の観点は、被写体を観察する撮像部を具備したスコープ部と、
前記スコープ部に設けられ、当該スコープ部の固有パラメータが格納される不揮発メモリと、
少なくとも一つの前記スコープ部が着脱自在に構成され、接続された前記スコープ部の撮像部で取得した映像信号を処理可能な画像処理装置と、
前記画像処理装置に設けられ、前記固有パラメータまたは前記スコープ部の動作状態を示すリアルタイム情報を要求するための信号を含む第1パケットを前記スコープ部へ送信する第1データ送信部と、
前記画像処理装置に設けられ、前記スコープ部から前記第1パケットに基づいて送信される前記固有パラメータまたは前記リアルタイム情報を含む第2パケットを受信する第1データ受信部と、
前記スコープ部に設けられ、前記第1パケットを前記画像処理装置から受信する第2データ受信部と、
前記スコープ部に設けられ、前記第2データ受信部で受信した前記第1パケットに含まれる前記信号に基づいて、前記第2パケットを、前記固有パラメータを前記画像処理装置に転送するための第1データフォーマットとするか、前記リアルタイム情報を送信前記画像処理装置に転送するための第2データフォーマットとするかを選択するデータ選択部と、
前記データ選択部により選択されたデータフォーマットの前記第2パケットを前記第1データ受信部へ送信する第2データ送信部と、
を具備し、
前記第1データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記撮像部の映像規格を指定する動画規格指定情報を含み、
前記第2データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記スコープ部の稼働制御情報を含む内視鏡システムを提供する。
本発明の第2の観点は、被写体を観察する撮像部を具備したスコープ部と、
前記スコープ部に設けられ、当該スコープ部の固有パラメータが格納される不揮発メモリと、
少なくとも一つの前記スコープ部が着脱自在に構成され、接続された前記スコープ部の撮像部で取得した映像信号を処理可能な画像処理装置と、を具備する内視鏡システムの作動方法であって、
前記画像処理装置が、前記固有パラメータまたは前記スコープ部の動作状態を示すリアルタイム情報を要求するための信号を含む第1パケットを前記スコープ部へ送信する第1データ送信ステップと、
前記スコープ部が、前記第1パケットを前記画像処理装置から受信するスコープ部でのデータ受信ステップと、
前記スコープ部が、前記スコープ部でのデータ受信ステップで受信した前記第1パケットに含まれる前記信号に基づいて、前記第2パケットを、前記固有パラメータを送信する場合には前記画像処理装置に転送するための第1データフォーマットとし、前記リアルタイム情報を送信する場合には、前記画像処理装置に転送するための第2データフォーマットとするデータ選択ステップと、
前記スコープ部が、前記データ選択ステップにより選択された前記第2パケットを前記画像処理装置へ送信するスコープ部のデータ送信ステップと、
前記画像処理装置が、前記スコープ部から前記第1パケットに基づいて送信される前記第2パケットを受信する前記画像処理装置でのデータ受信ステップと、
を具備し、
前記第1データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記撮像部の映像規格を指定する動画規格指定情報を含み、
前記第2データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記スコープ部の稼働制御情報を含む内視鏡システムの作動方法を提供する。
本発明によれば、内視鏡システムを構成するスコープ部と画像処理部との間において、伝送経路の数を増大させることなく、属性やデータ量の異なる多様なデータを効率よく短時間に伝送することが可能な技術を提供することができる。
本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法にて用いられる送受信パケットのデータフォーマットの構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法にて用いられる送受信パケットのシーケンスフラグ部分の構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の変形例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の変形例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムで用いられるパケットの構成例を示す概念図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの作用の一例を示すタイミング図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。 本発明のさらに他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明のさらに他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2は、本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法にて用いられる送受信パケットのデータフォーマットの構成の一例を示す概念図、図3は、本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法にて用いられる送受信パケットのシーケンスフラグ部分の構成例を示す概念図である。
図4は、本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
図5は、本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
図6は、本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
図7は、本発明の一実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
図1に例示されるよう、本実施の形態の内視鏡システムS1は、内視鏡101を構成するスコープ100(スコープ部)と、このスコープ100に接続され、当該スコープ100を制御する画像処理装置200(画像処理部)を備えている。
画像処理装置200は、画像処理装置200の全体を制御するCPU220と、バス221を介してこのCPU220に接続されたプロセッサ側制御論理回路230と、画像処理装置200の各部に同期信号やクロック、電力を供給する電源/クロック供給回路210を備えている。
本実施の形態の場合、電源/クロック供給回路210は、垂直同期信号301(V信号)と撮像素子駆動クロック302(CCDCLK)をプロセッサ側制御論理回路230に供給する。
プロセッサ側制御論理回路230は、例えば、FPGA等のハードウェアで構成され、本実施の形態の場合には、CPU側送信部231(第1データ送信手段)と、CPU側受信部232(第1データ受信手段)、パラメータメモリ233の各論理ブロックが構築されている。
一方、スコープ100は、電源/クロック供給回路110、スコープ側制御論理回路120、撮像部130(撮像手段)、スコープ操作部140、不揮発メモリ150等を備えている。
電源/クロック供給回路110は、インタフェース線401を介して画像処理装置200の電源/クロック供給回路210から受けた電力や垂直同期信号301、撮像素子駆動クロック302を、同期信号をスコープ100の各部に供給する。
撮像部130は、撮像素子131および撮像素子駆動部132で構成され、対象物の映像信号を出力する。
図1では特に図示しないが、撮像部130から出力される映像信号は、専用の送信インタフェースを経由して画像処理装置200に伝達され、画像処理装置200に接続された図示しないディスプレイに表示される。
撮像素子駆動部132は、撮像素子131のアナログの映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換機能や、ノイズ除去機能、NTSCやPAL等の映像規格に応じたデジタル映像信号を出力処理機能等を実現するDSP(デジタル信号処理プロセッサ)等で構成されている。
スコープ操作部140は、内視鏡101におけるスコープ100の各部をユーザが操作するためのスイッチ等で構成されている。
不揮発メモリ150は、スコープ100に関する固有パラメータ500等の情報を持久的に記憶する。
スコープ側制御論理回路120は、例えば、FPGA等のハードウェアで構成され、不揮発メモリ150に格納された固有パラメータ500に基づいて、スコープ100の全体を制御する制御論理を提供する。
具体的には、本実施の形態の場合、スコープ側制御論理回路120は、スコープ側受信部121(第2データ受信手段)、スコープ側送信部122(第2データ送信手段)、パラメータ保持部123、データ選択部124、スコープ制御部125、スコープ監視部126、の各論理ブロックをハードウェアにて実現している。
スコープ側受信部121は、画像処理装置200のCPU側送信部231とシリアル通信線402を介して接続され、CPU側送信部231から送信される後述の通常時CPU側送信パケット10(第1パケット)や初期化時CPU側送信パケット10P(第1パケット)等のパケットを受信し、パケットから取り出した情報を、各部に分配する機能を備えている。
スコープ側送信部122は、シリアル通信線403を介して画像処理装置200のCPU側受信部232に接続され、後述の通常時スコープ側送信パケット20(第2データフォーマット)(第2パケット)や初期化時スコープ側送信パケット20P(第1データフォーマット)(第2パケット)のフォーマットで、スコープ100内の固有パラメータ500や、スコープ操作部140で発生した情報を画像処理装置200の側に伝達する機能を備えている。
なお、本実施の形態の場合、CPU側送信部231とスコープ側受信部121の間、およびスコープ側送信部122とCPU側受信部232の間におけるパケットの送受信は、撮像素子131を制御するための垂直同期信号301を契機として、撮像素子駆動クロック302に同期した調歩同期式のシリアル通信で行われる。
パラメータ保持部123は、例えば、SRAMやDRAM等のメモリブロックで構成され、EEPROM等で構成される不揮発メモリ150から固有パラメータ500を読み出して高速なアクセスが可能なように保持するバッファメモリである。
スコープ監視部126は、スイッチ等のスコープ操作部140の動作や状態を監視し、検出されたスコープ操作部140の操作状態や動作を後述のスコープリアルタイム情報23(リアルタイム情報)の一部としてデータ選択部124に伝達する機能を備えた論理ブロックである。
データ選択部124は、スコープ側受信部121を介してCPU側送信部231の側からパケットを受信したタイミングを契機として、パケットの種類によりパラメータ保持部123の固有パラメータ500や、スコープ監視部126のスコープリアルタイム情報23を読み出してパケットを構成し、スコープ側送信部122からCPU側受信部232に送信する機能を備えた論理ブロックである。
スコープ制御部125は、スコープ側受信部121を介してCPU側送信部231から受信したパケットに含まれる後述の制御/状態データ13の情報に基づいて、撮像部130の動作を制御する情報を設定したり、動作状態を制御する機能を備えた論理ブロックである。
次に、図2および図3を参照して、本実施の形態の内視鏡システムS1でスコープ100と画像処理装置200との間の通信に用いられるパケットの構成例について説明する。
本実施の形態の内視鏡システムS1では、通常の稼働状態で画像処理装置200とスコープ100の間で送受信される通常時CPU側送信パケット10および通常時スコープ側送信パケット20の組合せの他に、システムの起動時に、スコープ100から画像処理装置200に固有パラメータ500を送信するために用いられる初期化時CPU側送信パケット10Pおよび初期化時スコープ側送信パケット20Pの組合せがある。
そして、本実施の形態の場合、これらのパケットの送受信は、後述のように、垂直同期信号301をトリガとして実行される。
図2の上側に例示されるように、通常時に画像処理装置200からスコープ100に送信される通常時CPU側送信パケット10は、先頭側から、シーケンスフラグ11、チェックサム12、制御/状態データ13、チェックサム14が順に配置された構成となっている。
また、この通常時CPU側送信パケット10の受信に呼応してスコープ100から画像処理装置200に返信される通常時スコープ側送信パケット20は、先頭側から、シーケンスフラグ21、チェックサム22、スコープリアルタイム情報23、チェックサム24が順に配置された構成となっている。
先頭のシーケンスフラグ11、シーケンスフラグ21は、共通な構成を有し、図3に例示されるように、先頭側から通信バージョンフラグ11b、初期化/通常識別フラグ11c(識別情報)、ACK/NAK応答フラグ11dで構成される。
シーケンスフラグ11の初期化/通常識別フラグ11cは、当該パケットが通常時の通信か、初期化時の固有パラメータ500の転送要求かを、スコープ100に識別させるためのビットパターンが画像処理装置200でセットされる。具体的には、通常時の通信では“1”が設定され、初期化時には、“0”が設定される。
シーケンスフラグ21のACK/NAK応答フラグ11dは、スコープ100側で設定され、通常時CPU側送信パケット10の受信の成否等を画像処理装置200に通知するために設定される。受信成功の場合にはACKを示すビットパターンがセットされ、不成功の場合には、NAKを示すビットパターンが設定される。
通信バージョンフラグ11bは、シーケンスフラグ11およびシーケンスフラグ21で共通であり、将来のシステムの変更に備えた情報が設定される。
通常時CPU側送信パケット10のチェックサム12は、シーケンスフラグ11のエラーチェックに用いられる。
制御/状態データ13は、通常時に、画像処理装置200からスコープ100に対して動作状態の通知や、シャッタデータ等の制御情報の伝達に用いられる。具体的には、一例として、制御/状態データ13は、撮像素子駆動部132のDSPを強制リセット、電子シャッター、ゲイン、など、スコープ100側の状態を画像処理装置200側から変化させる情報を含む。
チェックサム14は、制御/状態データ13のエラーチェックに用いられる。
通常時スコープ側送信パケット20のチェックサム22は、シーケンスフラグ21のエラーチェックに用いられる。
スコープリアルタイム情報23は、通常時におけるスコープ100の側の動作状態を示す情報が格納される。具体的には、例えば、スコープ100におけるスコープ操作部140において操作されるスイッチの状態や、撮像部130における撮像素子駆動部132を構成するDSPの状態などを画像処理装置200の側にリアルタイムで送るための情報である。
チェックサム24は、スコープリアルタイム情報23のエラーチェックに用いられる。
一方、初期化時の固有パラメータ500の転送に用いられる初期化時CPU側送信パケット10Pは、シーケンスフラグ11の初期化/通常識別フラグ11cに初期化を示す“0”が設定され、制御/状態データ13の代わりにスコープ初期化情報15が設定された点が通常時CPU側送信パケット10と異なり、他は同様である。
なお、本実施の形態の場合には、一例として、スコープ初期化情報15は、例えば、NTSC/PALのいずれで撮像部130を動作させるかを指定する情報等が設定される。
初期化時スコープ側送信パケット20Pは、上述の通常時スコープ側送信パケット20におけるスコープリアルタイム情報23の代わりに、パラメータ回答情報25が設定された構成となっている。
本実施の形態の場合、パラメータ回答情報25は、不揮発メモリ150における固有パラメータ500を複数のパケットに分割して転送する際の、個々の転送単位のパラメータデータの格納位置や転送シリアル番号等を示すパラメータブロック情報26と、固有パラメータ自体の値であるパラメータ値27からなる。
以下、本実施の形態の内視鏡システムS1の作用例を説明する。
まず、本実施の形態のスコープ100のスコープ側制御論理回路120では、電源投入やリセット等の起動時に、不揮発メモリ150から、高速なアクセスが可能なパラメータ保持部123に全ての固有パラメータ500を複写し、このパラメータ保持部123に格納された固有パラメータ500を用いて動作する。
また、スコープ側制御論理回路120では、画像処理装置200からの転送要求にも、パラメータ保持部123に格納された固有パラメータ500を用いて応答する。
すなわち、本実施の形態の内視鏡システムS1の場合には、スコープ100の起動後に、初期動作として、初期化時CPU側送信パケット10Pと初期化時スコープ側送信パケット20Pを用いることにより、不揮発メモリ150の固有パラメータ500のデータを全て(または一部)を画像処理装置200の側に転送し、画像処理装置200は、この転送された固有パラメータ500のデータをパラメータメモリ233に保持し、必要な時に、パラメータメモリ233の固有パラメータ500のデータを参照する。
そして、スコープ100から画像処理装置200への固有パラメータ500のデータ転送および保持が完了したら、通常時CPU側送信パケット10と通常時スコープ側送信パケット20を用いて、スコープ100と画像処理装置200の間で、制御/状態データ13およびスコープリアルタイム情報23のような通常データの送受信を行う。
次に、図4、図5、図6、図7を参照して、本実施の形態の内視鏡システムS1におけるスコープ100および画像処理装置200の上述のパケットの送受信動作の一例について説明する。
まず、図4を参照して、画像処理装置200における送信動作について説明する。
画像処理装置200のプロセッサ側制御論理回路230(CPU側送信部231)は、垂直同期信号301のパルス検出を契機に(ステップ801)、スコープ100の接続を判別し(ステップ802)、接続が検出されるとスコープ100からの全ての固有パラメータ500の転送が完了しているか否かを判別する(ステップ803)。この判定は、例えば、受信済みの初期化時スコープ側送信パケット20Pから得られ、プロセッサ側制御論理回路230内のレジスタ等に記憶されたパラメータ回答情報25のパラメータブロック情報26のシリアル番号等の情報で判別される。
そして、完了している場合には、通常時のスコープ100側への指示データをラッチして通常時CPU側送信パケット10の制御/状態データ13を構成し、CPU側送信部231から通常時CPU側送信パケット10をスコープ100のスコープ側受信部121に送信する(ステップ811a)。
その後、次の垂直同期信号301の検出を待つ(ステップ812)。
一方、上述のステップ803で固有パラメータ500の転送が未完の場合には、既に受信済みのパラメータブロック情報26に基づいて固有パラメータ500の未受信エリアをチェックし(ステップ809)、シーケンスフラグ11の初期化/通常識別フラグ11cに“0”がセットされた初期化時CPU側送信パケット10Pを生成して(ステップ810)、スコープ100に送信する(ステップ811b)。
また、上述のステップ802でスコープ100の接続が検出されない場合は、上述のステップ812で、次の垂直同期信号301の検出を待つ。
また、図5に例示されるように、画像処理装置200のCPU側受信部232(プロセッサ側制御論理回路230)は、垂直同期信号301の検出を契機に(ステップ851)、スコープ100の接続を判別し(ステップ852)、接続が検出されるとスコープ100からのパケット(通常時スコープ側送信パケット20または初期化時スコープ側送信パケット20P)のスタートビットの受信を待ち(ステップ853)、受信したら先頭側のシーケンスフラグ21およびチェックサム22までを受信した段階でシーケンスフラグ21をチェックする(ステップ854)。
そして、チェックサム22で受信不良が判明した場合、または、受信は成功したものの、シーケンスフラグ21のACK/NAK応答フラグ11dがNAKの場合には、当該パケットを破棄して(ステップ855)、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ871)。
一方、シーケンスフラグ21のチェックサムで正常受信が判明した場合には、シーケンスフラグ21の初期化/通常識別フラグ11cを見て、通常時の通常時スコープ側送信パケット20か、パラメータ転送用の初期化時スコープ側送信パケット20Pを判別する(ステップ856)。
そして、初期化/通常識別フラグ11cが“0”の初期化時スコープ側送信パケット20Pの場合には、初期化時スコープ側送信パケット20Pを末端まで受信し(ステップ857)、パラメータ回答情報25のチェックサム24をチェックし(ステップ858)、正常受信の場合にはパラメータ回答情報25のパラメータ値27をパラメータメモリ233に格納するとともに、分割転送の場合の進捗状態を示すパラメータブロック情報26のシリアル番号等の情報をレジスタ等に記憶した後(ステップ859)、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ871)。
上述のステップ858で受信不良の場合には、受信した初期化時スコープ側送信パケット20Pを破棄する(ステップ858a)。
一方、上述のステップ856で初期化/通常識別フラグ11cが“001”の通常時の通常時スコープ側送信パケット20と判明した場合には、当該通常時スコープ側送信パケット20のスコープリアルタイム情報23およびチェックサム24等の最後まで読み取り(ステップ860)、チェックサム24をチェックする(ステップ861)。
そして、正常受信の場合には、通常時スコープ側送信パケット20のスコープリアルタイム情報23をパラメータメモリ233の一部に格納した後(ステップ863)、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ871)。
一方、ステップ861で受信失敗の場合には、現在の通常時スコープ側送信パケット20を破棄して(ステップ862)、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ871)。
次に、図6および図7を参照して、本実施の形態のスコープ100のスコープ側制御論理回路120におけるスコープ側受信部121およびスコープ側送信部122等の動作例を説明する。
上述のように、本実施の形態のスコープ100のスコープ側制御論理回路120では、起動時に、不揮発メモリ150内の固有パラメータ500が予めパラメータ保持部123に読み出された状態となっている。
そして、図6に例示されるように、スコープ100のスコープ側制御論理回路120(スコープ側受信部121)は、垂直同期信号301のパルスの検出を契機に(ステップ901)、画像処理装置200から到来するパケット(通常時CPU側送信パケット10または初期化時CPU側送信パケット10P)のスタートビットを受信を待ち(ステップ902)、受信したら先頭側のシーケンスフラグ11およびチェックサム12までを受信した段階でシーケンスフラグ11およびチェックサム12をチェックする(ステップ903)。
そして、チェックサム12によって正常受信と判明した場合には、さらに、パラメータ転送用か通常時のパケットかを、シーケンスフラグ11の初期化/通常識別フラグ11cを参照して判別する(ステップ904)。
そして、通常時CPU側送信パケット10と判明した場合には、チェックサム12以降の全データを受信し(ステップ905)、制御/状態データ13のチェックサム14が正常受信を示す場合には、スコープ側受信部121は、制御/状態データ13の情報を、スコープ制御部125等に転送した後(ステップ907)、返送パケットの送信開始要求のトリガを、スコープ側送信部122に渡し(ステップ914)、次の垂直同期信号301の待ち状態に移行する(ステップ915)。
上述のステップ904で、受信したパケットがパラメータ転送を指示する初期化時CPU側送信パケット10Pと判別された場合には、後続のスコープ初期化情報15およびチェックサム14の全データを受信し(ステップ910)、チェックサム14を判別する(ステップ911)。
そして、正常受信の場合には、スコープ初期化情報15をスコープ制御部125に渡すとともに、不揮発メモリ150(パラメータ保持部123)における固有パラメータ500の転送エリアの情報を、返信に備えてスコープ側送信部122に通知した後(ステップ912)、送信開始要求のトリガをスコープ側送信部122に渡して(ステップ914)、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ915)。
また、上述のステップ903、ステップ906、ステップ911の各々でチェックサムが受信不成功と判定された場合には、現在のパケットを破棄するとともに、NAK応答(シーケンスフラグ11のACK/NAK応答フラグ11dにNAKビットセット)をスコープ側送信部122に指示し(ステップ913)、ステップ914以降を実行する。
一方、図7に例示されるように、スコープ側制御論理回路120のスコープ側送信部122は、垂直同期信号301の検出を契機として(ステップ951)、上述のスコープ側受信部121の側のステップ914の送信要求トリガを待ち(ステップ952)、トリガを受信したら、シーケンスフラグ11の判別結果をスコープ側受信部121から読み出す(ステップ953)。
そして、通常時パケットの場合には、スコープ100におけるスコープリアルタイム情報23を収集およびラッチして(ステップ954)、シーケンスフラグ21、チェックサム22、スコープリアルタイム情報23、チェックサム24からなる通常時スコープ側送信パケット20を生成して(ステップ956)、画像処理装置200のCPU側受信部232に送出し(ステップ957)、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ960)。
なお、NAK返信の場合には、上述のステップ956で、シーケンスフラグ21のACK/NAK応答フラグ11dに、NAKビットを設定するものとする。
一方、上述のステップ953で、パラメータ転送用の初期化時CPU側送信パケット10Pと判明した場合には、不揮発メモリ150(パラメータ保持部123)の固有パラメータ500に関する転送エリア(上述のステップ912でスコープ側受信部121から渡された情報)を確認し(ステップ958)、パラメータ保持部123の該当エリアの固有パラメータ500のデータを選択して読み出してパラメータ回答情報25を生成し(ステップ959)、シーケンスフラグ21、チェックサム22、パラメータ回答情報25、チェックサム24からなる初期化時スコープ側送信パケット20Pを生成して(ステップ956)、画像処理装置200に送信し(ステップ957)、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ960)。
上述のステップ952で送信開始要求のトリガがない場合には、次の垂直同期信号301を待つ(ステップ960)。
なお、図2に例示されているように、本実施の形態の場合には、スコープ100のスコープ側送信部122では、画像処理装置200から受信した通常時CPU側送信パケット10または初期化時CPU側送信パケット10Pのチェックサム14の受信完了後に応答用の通常時スコープ側送信パケット20または初期化時スコープ側送信パケット20Pの生成及び送信を行うようにしているが、上記通常時CPU側送信パケット10または初期化時CPU側送信パケット10Pにおけるシーケンスフラグ11およびチェックサム12の受信完了の直後から、応答用の通常時スコープ側送信パケット20または初期化時スコープ側送信パケット20Pの生成および送信を開始するようにしてもよい。
そして、本実施の形態の場合、通常時CPU側送信パケット10と応答する通常時スコープ側送信パケット20の送受信、および初期化時CPU側送信パケット10Pと応答する初期化時スコープ側送信パケット20Pの送受信は、垂直同期信号301の1周期内に完了するように、通常時CPU側送信パケット10、通常時スコープ側送信パケット20、初期化時CPU側送信パケット10P、初期化時スコープ側送信パケット20Pの各々のデータ長が設定される。
このように、本実施の形態の内視鏡システムS1では、画像処理装置200の側からスコープ100へ送信されるパケットの先頭のシーケンスフラグ11における初期化/通常識別フラグ11cの設定内容の受信結果に応じて、スコープ100から画像処理装置200へ応答するパケットの構成を選択する構成としたので、通常時の制御/状態データ13およびスコープリアルタイム情報23の遣り取りや、スコープ100の起動時におけるパラメータ回答情報25による固有パラメータ500の転送等の多様な情報を、各々に専用の新たな通信線を設けることなく実現できる。
また、スコープ100と画像処理装置200の各々に設けられたスコープ側制御論理回路120およびプロセッサ側制御論理回路230の各々おいて、共通の垂直同期信号301を契機として、撮像部130に供給される撮像素子駆動クロック302に基づく調歩同期にて通常時CPU側送信パケット10、通常時スコープ側送信パケット20、初期化時CPU側送信パケット10P、初期化時スコープ側送信パケット20Pのデータの送受信が行われるので、撮像部130から画像処理装置200に転送される映像データにノイズを生じさせることなく、高速に、スコープ100と画像処理装置200の間におけるデータ転送を実現できる。
また、垂直同期信号301のパルスによって、スコープ100のスコープ側制御論理回路120および画像処理装置200のプロセッサ側制御論理回路230の各々の送受信状態が図4から図7に示した通り、垂直同期信号毎にフローの最初から行われる為、ノイズ等でスタートビット待ちや受信完了待ちなどの状態で異常固定になったとしても通信が再開でき、通信のノイズ耐性が向上する。
これにより、内視鏡システムS1を構成するスコープ100と画像処理装置200との間において、伝送経路の数を増大させることなく、属性やデータ量の異なる多様なデータを効率よく短時間に伝送することが可能となる。
すなわち、本実施の形態1によれば、内視鏡システムS1を構成するスコープ100と画像処理装置200との間において、伝送経路の数を増大させることなく、属性やデータ量の異なる多様なデータを効率よく短時間に伝送することが可能となる。
この結果、例えば、スコープ100の起動時に初期化において、スコープ100の不揮発メモリ150から画像処理装置200のパラメータメモリ233に固有パラメータ500を転送する際の所要時間が短縮され、スコープ100の起動時の固有パラメータ500等のデータ転送の効率化により、画像処理装置200において、早期の観察画像の出力が可能となり、内視鏡システムS1の操作性が向上する。
(実施の形態2)
上述の従来技術である特開2000−284957号公報には、患者側回路とIO側回路の各々にプロセッサを配置したマルチマイコンシステムにおいて、システムの初期化時に、患者側回路の不揮発メモリ(ROM)に格納された書き換えプログラムおよび更新プログラムをIO側回路に転送することで、動作プログラムの共通化を保証しようとする技術が開示されている。
しかし、この従来技術では、患者側回路内の不揮発性メモリにデータを書き込むルートが開示されていない。
内視鏡システムにおける患者側回路のROMは、運用上、スコープの電源投入時間などリアルタイムで変化するデータや、例えば施設名など、スコープ固有情報としてユーザーが自由に書き込む際のデータ格納場所でもあるため、IO側回路から患者側回路の不揮発メモリへデータを読み書き(R/W)するルートが必要になってくる。
また、不揮発性メモリにはEEPROMやフラッシュROMが通常使われるが、これらへのR/W(特に書き込み)は時間がかかる。
患者側回路とIO側回路との接続インタフェースとしてのピン数の削減の技術的課題もあり、IO側回路から患者側回路の不揮発メモリを随時読み書きする動作を、より少ないシリアル通信線で行う必要があり、これらを解決するシステムが必要であった。
そこで、本実施の形態2では、上述の実施の形態1の構成にさらに後述の図8〜図12等に例示される構成を実装することで、シリアル通信線を増加させることなく、上述のシリアル通信線402およびシリアル通信線403を利用して、通常の稼働中に、随時、画像処理装置200の側からスコープ100の不揮発メモリ150の固有パラメータ500等のデータの読み書き(R/W)や、撮像部130の設定情報、スコープ側制御論理回路120内の任意のレジスタの読み書き(R/W)を実現する技術を例示する。
図8は、本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成例を示す概念図である。図9および図10は、その変形例である。
図11は、本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムで用いられるパケットの構成例を示す概念図である。
図12は、本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの作用の一例を示すタイミング図である。
図13は、本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
図14は、本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法における画像処理装置側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
図15は、本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の受信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
図16は、本発明の他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法におけるスコープ側の送信動作を行うハードウェア回路の作用の一例を示す状態遷移図である。
なお、この実施の形態2では、上述の実施の形態1で例示した構成要素や情報例については、共通の符号を付して重複した説明は割愛する。後述の他の実施の形態も同様である。
本実施の形態2では、図11に例示されるように、上述の通常時CPU側送信パケット10の一部にR/Wリクエスト要求部16を付加した構成のR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rと、上述の通常時スコープ側送信パケット20の一部にR/W結果部28を付加した構成のR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20Rを用いることで、通常の稼働中に画像処理装置200からスコープ100の不揮発メモリ150等へのアクセスを実現する。
このため、本実施の形態2の場合には、図8に例示されるように、スコープ100のスコープ側制御論理回路120には、R/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rに設定されたR/Wリクエスト要求部16を解釈して不揮発メモリ150へのアクセスを実現するための不揮発メモリR/W部127が設けられている。
また、画像処理装置200のプロセッサ側制御論理回路230には、不揮発メモリ150に対するアクセス状態を管理するために、アクセス中フラグ234が設けられている。
なお、アクセス対象が撮像部130のDSP等の撮像素子駆動部132の場合には、図9に例示されるように、不揮発メモリR/W部127の代わりにDSP_R/W部128が設けられる。
同様に、アクセス対象がスコープ側制御論理回路120のレジスタ129aの場合には、不揮発メモリR/W部127の代わりに、レジスタR/W部129が設けられる。
なお、不揮発メモリR/W部127、DSP_R/W部128、レジスタR/W部129は併置することが可能である。
すなわち、本実施の形態2では、画像処理装置200からスコープ100に送信されるR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10RのR/Wリクエスト要求部16には、スコープ100の不揮発メモリ150、撮像素子駆動部132、レジスタ129aへのR/W要求を示す情報が設定される。
このR/Wリクエスト要求部16には、アクセス要求を示す情報、アクセス先選択(ここではEEPROM、DSP、レジスタ)、アクセス先のアクセスしたい先頭アドレス、データレングス、等が格納される。
また、このR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rに応答してスコープ100から画像処理装置200に送信されるR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20Rに設けられたR/W結果部28には、アクセスの成否やアクセス結果を示す情報が設定される。
このR/W結果部28には、一例として、アクセス成功/失敗を示す情報、読み出された実データが格納される。
R/Wリクエスト要求部16には、画像処理装置200から何もアクセス要求がない場合はNULLデータで埋められる。
画像処理装置200からのアクセス要求がある場合、画像処理装置200の側からR/Wリクエスト要求部16に要求データがセットされたR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rが送られてくる。
本実施の形態では、図12に例示されるように、任意のR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rに対する応答のR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20Rは、垂直同期信号301の1周期後に返される。
このため、R/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rに対して同一の垂直同期信号301の周期内で応答されたR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20RのR/W結果部28は、1周期前のものなのでNULLのままである。
そして、次の周期では画像処理装置200の側では、R/Wリクエスト要求部16はNULLにし、スコープ100のスコープ側制御論理回路120(不揮発メモリR/W部127)は、1つ前のアクセス要求の結果をR/W結果部28に設定して送信する。
本実施の形態の内視鏡システムS2の画像処理装置200とスコープ100との間における上述のR/Wリクエスト要求部16とR/W結果部28の送受信においては、後述のように、画像処理装置200からの書き込み要求に対して、スコープ100から成功応答(ACK(EEPROMアクセスに対するACK))と、書き込み要求したデータと同じデータがスコープ100の側から帰ってきたら成功と判断して、パラメータメモリ233対する上書きを実行する。
また、画像処理装置200からスコープ100に対するアクセス要求に対して、次のV信号の周期で回答が来ない(R/W結果部28がNULL)、またはデータ異常(チェックサムの異常、シーケンスフラグ21のACK/NAK応答フラグ11dのNAK応答など)だった場合、アクセス失敗としてCPU220(ソフトウェア)に通知する。
これをうけたCPU220は、必要に応じて、R/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rをスコープ100に再送させる制御を行う。
なお、図8に例示されたEEPROM(不揮発メモリ150)以外の、図9のDSP(撮像素子駆動部132)へのアクセス、図10のレジスタ129aへのアクセスの場合のエラー時の対応動作も同様である。
次に、図13から図16を参照して、本実施の形態2の内視鏡システムS2におけるR/Wリクエスト要求部16を含むR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10R、およびR/W結果部28を含むR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20Rの送受信動作について説明する。
なお、基本的な送受信動作は、上述の実施の形態1の図4〜図7に例示した動作と共通なので、共通部分のステップには共通の符号を付して重複した説明は割愛し、実施の形態1と異なる部分を説明する。
まず、図13に例示される画像処理装置200のプロセッサ側制御論理回路230におけるCPU側送信部231の送信動作では、制御/状態データ13を設定する上述のステップ804の直後に、CPU220(CPU220で実行される所望のソフトウェア)からの不揮発メモリ150へのアクセス要求の有無を判別し(ステップ805)、アクセス要求がない場合には、R/Wリクエスト要求部16にNULLを設定した後(ステップ806)、さらに、アクセス中フラグ234が“0”でなければインクリメント(+1)した後(ステップ806a)、上述のステップ811aに移行する。
一方、ステップ805でアクセス要求ありの場合には、当該アクセス要求のデータをラッチ(R/Wリクエスト要求部16に設定)して(ステップ807)、さらに、CPU220(ソフトウェア)からのアクセス要求をクリアするとともに、アクセス中フラグ234をクリアしてインクリメント(+1)した後(ステップ808)、上述のステップ811bに移行し、R/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rを送信する。
次に、図14を参照して、画像処理装置200の側におけるCPU220でのR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20Rの受信動作の一例を説明する。
この受信動作では、上述の図5のステップ863の後に、アクセス中フラグ234をチェックする(ステップ864)。
そして、アクセス中フラグ234が“0”の場合には、ステップ871に移行する。
一方、上述のステップ864のチェックでアクセス中フラグ234が“1”の場合には、不揮発メモリ150から読み出されるデータが格納されるパラメータメモリ233の領域(R/W専用の結果格納領域)をクリアした後に(ステップ865)、上述のステップ871に移行する。
さらに、上述のステップ864のチェックでアクセス中フラグ234が“2”の場合には、受信したR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20RのR/W結果部28を参照し、アクセス要求の成否をACK/NAKで判別する(ステップ866)。
そして、成功(ACK)の場合には、パラメータメモリ233の一部のバッファ上にアクセス結果のデータをラッチした後(ステップ867)、パラメータメモリ233における展開済みの固有パラメータ500の該当領域に、R/W結果部28のアクセス結果のデータを上書きし(ステップ868)、アクセス中フラグ234を“0”にクリアして(ステップ869)、上述のステップ871に移行する。
また、ステップ866で不成功(NAK)と判断された場合には、当該R/W結果部28のデータを破棄して(ステップ870)、ステップ869に進み、アクセス中フラグを“0”にクリアする。
次に、上述の画像処理装置200の側の送受信動作に対応した、スコープ100の側の送受信動作について説明する。
図15に例示されるように、スコープ100のスコープ側制御論理回路120(スコープ側受信部121)では、上述のステップ907におけるR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rの制御/状態データ13の読み取り後に、さらに、後続のR/Wリクエスト要求部16を読み取り、NULLか否かを判別する(ステップ908)。
そして、NULLでない有効なアクセス要求情報の場合には、当該情報を不揮発メモリR/W部127に渡して(ステップ909)、不揮発メモリ150のアクセスを行わせた後、上述のステップ914に移行する。
一方、ステップ908でR/Wリクエスト要求部16がNULLの場合には、直ちに上述のステップ914に移行する。
次に、図16を参照して、スコープ100のスコープ側制御論理回路120(スコープ側送信部122)の動作例を説明する。
この場合、上述の図7のステップ954の後に、不揮発メモリ150のアクセス結果をラッチしてR/W結果部28に設定する(ステップ955)。
このステップ955では、上述のスコープ側受信部121で受信したR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10RのR/Wリクエスト要求部16に不整合がある場合には、上述のように、R/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rの再送を促すために、アクセス結果として、R/W結果部28にNULLを設定する。
スコープ100における上述の画像処理装置200からの不揮発メモリ150へのアクセスのためのR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rの送受信動作は、アクセス対象がDSP(撮像素子駆動部132)、レジスタ129aの場合も同様である。
このように、本実施の形態の内視鏡システムS2では、画像処理装置200のCPU側送信部231とCPU側受信部232は、R/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rによるアクセス要求の次の垂直同期信号301のタイミングで、R/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20Rからアクセス結果をチェックし、チェックサムエラーやアクセスの成功/失敗などをチェックして、アクセス成功ならば、パラメータメモリ233等のメモリにアクセス結果を格納してアクセスを終了する。つまり、以降別の要求がない限り、R/Wリクエスト要求部16をNULLで埋めてR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rを送る。
アクセスに失敗した場合には、上述のように何回かリトライするようにしてもよい。
いずれにせよ、1回または何回かアクセス要求を行って成功しなかったら、画像処理装置200の側は、失敗としてR/W動作を終了する。
スコープ100の側は、受信したアクセス要求に対し、次の垂直同期信号301の周期までにアクセス要求の処理を行い、垂直同期信号301を契機にアクセス結果をR/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20Rで送信する。
このように、本実施の形態2の内視鏡システムS2では、通常の通常時CPU側送信パケット10および通常時スコープ側送信パケット20の送受信経路以外に特別な通信経路を必要とすることなく、すなわち、信号線を増加させることなく、随時、画像処理装置200からスコープ100の不揮発メモリ150、撮像素子駆動部132、レジスタ129a等へのアクセスを行うことができる。
例えば、撮像素子駆動部132を構成するDSPへのアクセスや、スコープ側制御論理回路120の制御パラメータを保持する当該スコープ側制御論理回路120内の図示しないレジスタの状態を画像処理装置200の側から変えることでスコープ100から得られる画像の調整が可能になる、等の利点がある。
また、撮像部130を駆動する撮像素子駆動クロック302(CCDクロックに同期してパケットの転送や、FPGA等からなるスコープ側制御論理回路120、プロセッサ側制御論理回路230等のハードウェア回路の動作が行われるので、ノイズを懸念することなく、高速に、撮像部130と同一の垂直同期信号301で、不揮発メモリ150等に対するアクセス結果を送受信できる利点がある。
この結果、内視鏡システムS2において、通常の撮影動作等を行いつつ、不揮発メモリ150へのアクセスによる固有パラメータ500の部分的な設定や更新、DSP等からなる撮像素子駆動部132へのアクセスによる出力画像の調整などを実行できる。
(実施の形態3)
図17は、本発明のさらに他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の一例を示すブロック図である。
上述の実施の形態2のように、一旦、スコープ100の不揮発メモリ150から画像処理装置200のパラメータメモリ233に固有パラメータ500を複写した後、稼働中に双方を部分的に更新する場合、不揮発メモリ150に書き込まれた更新データと、パラメータメモリ233に書き込まれるデータが一致するかを確認することが望ましい。
そこで、本実施の形態3では、パラメータメモリ233上の固有パラメータ500の一部を書き換える際に、不揮発メモリ150の側にR/Wリクエスト時CPU側送信パケット10Rにて同じ書き込み操作を行う際に、実際にパラメータメモリ233を更新する前に、先に、不揮発メモリ150への書き込み、および同一領域の確認読み出しを行って、画像処理装置200の側に書き込み結果を読み出し、画像処理装置200のプロセッサ側制御論理回路230内で書き込みデータと比較し、両者が一致した場合に、実際にパラメータメモリ233の更新を実行する。
これにより、不揮発メモリ150に格納された固有パラメータ500と、パラメータメモリ233の固有パラメータ500の内容を、常に、正確に一致させることができる。
このため、本実施の形態3では、図17に例示されるように、プロセッサ側制御論理回路230において、CPU側送信部231およびCPU側受信部232からなる送受信ブロックと、パラメータメモリ233の間に、読み込み/書き込み判断ブロック240を配置し、上述の確認動作を行わせる。
なお、図17に例示される内視鏡システムS3は、読み込み/書き込み判断ブロック240以外は、上述の内視鏡システムS2と同等の構成であり、この実施の形態3に関係する部位以外は、簡略化されて例示されている。
本実施の形態3の内視鏡システムS3の作用を例示すると以下のようになる。
内視鏡システムS3の起動時に不揮発メモリ150の固有パラメータ500の全て(または必要なエリア全て)を、スコープ100から画像処理装置200側のパラメータメモリ233に、スコープ側制御論理回路120とプロセッサ側制御論理回路230によって自動で転送する。
その後、通常の稼働中に、CPU220において不揮発メモリ150の書き換え要求が発生すると、CPU220から送受信ブロック(CPU側送信部231およびCPU側受信部232)に、書き換えデータ、アドレス情報を書き込み、当該送受信ブロックに転送要求を発行する。
画像処理装置200の送受信ブロックが、R/Wリクエスト時CPU側送信パケット10RのR/Wリクエスト要求部16を用いて、スコープ100の側の送受信ブロック(スコープ側受信部121、スコープ側送信部122)に必要情報を転送する。
スコープ100のスコープ側制御論理回路120におけるメモリアクセスブロックである不揮発メモリR/W部127は、送受信ブロックの書き込み要求を受けて不揮発メモリ150の固有パラメータ500の一部を書き換える。
不揮発メモリR/W部127は、書き込んだ不揮発メモリ150のエリアを、直後に再度読み込み、送受信ブロック(スコープ側受信部121、スコープ側送信部122)に結果を送る。
送受信ブロック(スコープ側受信部121、スコープ側送信部122)は、R/Wリクエスト時スコープ側送信パケット20RのR/W結果部28を用いて、画像処理装置200の送受信ブロック(CPU側送信部231、CPU側受信部232)に読み出し結果を転送する。
画像処理装置200の読み込み/書き込み判断ブロック240は送受信ブロック(CPU側送信部231、CPU側受信部232)から読み出し結果を受けて、書き込みデータと同一か否かを判断する。
読み込み/書き込み判断ブロック240は、書き込みデータと結果が同一の場合のみ、パラメータメモリ233の該当エリアを書き換える。
このように、本実施の形態3の内視鏡システムS3によれば、スコープ100の側の不揮発メモリ150等に格納された固有パラメータ500と、画像処理装置200のパラメータメモリ233等に格納された固有パラメータ500との間で、稼働中に不整合が発生せず、内視鏡システムS3の全体の安定で的確な動作を実現することができる。
なお、上述の説明では、便宜上、本実施の形態3と実施の形態2と分けて説明した両者を組み合わせることも可能である。その場合、一例として、さらに以下の効果を奏する。
すなわち、稼働中に画像処理装置200のCPU220(ソフトウェア)が、任意に随時、パラメータメモリ233に格納された固有パラメータ500を更新する(R/W)する場合、スコープ100の側の不揮発メモリ150に格納されている固有パラメータ500の該当個所も更新して一貫性を保つ必要がある。
その場合、不揮発メモリ150のアクセスでは、不揮発メモリ150への書き込み、不揮発メモリ150からの読み出し(Read)によるベリファイ、ベリファイ後の画像処理装置200内のパラメータメモリ233に転送されている固有パラメータ500の該当箇所の書き換え、を行う必要がある。
この場合、画像処理装置200からスコープ100の不揮発メモリ150へのアクセスに垂直同期信号301の2周期を要する上述の実施の形態2のシステムでは、上記のベリファイを伴うアクセスを行う場合に、スコープ100と画像処理装置200との間のデータ転送だけで垂直同期信号301の4周期かかることになる。
そこで、本実施の形態3と上述の実施の形態2の動作を以下のように組み合わせて、通常のアクセスと同様の垂直同期信号301の2周期で、ベリファイを伴う画像処理装置200からスコープ100へのアクセスを完了させる。
すなわち、スコープ100の側では、画像処理装置200から要求された不揮発メモリ150における固有パラメータ500の部分更新に際して、書き込み直後に同一書き込みアドレス領域の読み出しを実行し、読み出したデータをベリファイデータとして、画像処理装置200への次の垂直同期信号301の応答周期で同時に転送する。
画像処理装置200の側では、スコープ100の不揮発メモリ150に対する部分書き込みの書き込み結果が直ちに応答されるので、応答されたベリファイデータと、自己が保持する書き込みデータとを照合して迅速にベリファイを伴う固有パラメータ500の部分更新を実現できる。
このように実施の形態2と実施の形態3を組み合わせることで、ベリファイを伴う固有パラメータ500の部分更新に際しても、内視鏡システム全体のレスポンスを向上させることが可能となる。
(実施の形態4)
従来の内視鏡システムにおいて、形状記憶合金(以下、SMA:Shape Memory Alloys)を利用したアクチュエータ機構を搭載した内視鏡が提案されている。前述のアクチュエータ機構は、SMAアクチュエータの制御を行うために、主にSMAアクチュエータの制御を行うための第1CPUと、全体の動作を制御するメインの第2CPU、の2つのCPUにより構成されている。
このような構成において、SMAアクチュエータの制御を安定に行うためには以下のような課題があった。
第1に、前述の機構にてSMAアクチュエータを安定して動作させるためには、第1CPUの起動後、一定時間、SMAアクチュエータをウォームアップ(暖機)させておく必要がある。しかしSMAアクチュエータの制御を行う第1CPUは、第2CPUによって起動されるため、SMAアクチュエータの暖機を行うためには起動に時間の掛かる第2CPUの起動を待たなければならないという技術的課題があった。
第2に、SMAアクチュエータはメインの第2CPUの起動直後に動作できるようにする必要があるが、従来の構成では第2CPUの起動後に第1CPUが起動するため、SMAアクチュエータが動作できるようになるまでに時間が掛かるといった技術的課題があった。
第3に、接続されるスコープによってSMAアクチュエータを搭載した場合と未搭載の場合があるため、第1CPUは、接続されるスコープの種類に応じて起動と停止を行わなければならないという技術的課題があった。
そこで、本実施の形態4では、内視鏡に内蔵した不揮発性メモリにSMAアクチュエータ制御用データを格納することで、電源投入後にハードウェアでこれを読出し、SMAアクチュエータ制御用の第1CPUをソフトウェアではなく、ハードウェアにより起動停止・設定の反映を行うようにし、メインの第2CPUの起動後、直ちにSMAアクチュエータの制御を安定して行うことが出来るユーザビリティの高い内視鏡システムS4を提供する。
図18は、本発明のさらに他の実施の形態である内視鏡システムの制御方法を実施する内視鏡システムの構成の一例を示すブロック図である。
この図18に例示される本実施の形態の内視鏡システムS4は、上述の実施の形態2の構成と同様であり、実施の形態2と共通の構成要素には共通符号を付して、本実施の形態4の説明に必要な部分のみを例示している。
図18に例示されるように、本実施の形態の内視鏡システムS4では、スコープ100を備えた内視鏡101の側には、形状記憶合金アクチュエータ102が設けられている。
また、これに対応して、画像処理装置200の側には、全体を制御する上述のCPU220の他に、形状記憶合金アクチュエータ102を制御するための第2CPU222が設けられている。
さらに、画像処理装置200のスコープ側制御論理回路120の一部には、CPU起動停止判定回路250およびデータ設定回路251が設けられている。このCPU起動停止判定回路250およびデータ設定回路251は、上述の各実施の形態のようにして、スコープ側制御論理回路120のハードウェア回路の一部として構成されたCPU側送信部231およびCPU側受信部232により、初期化時CPU側送信パケット10Pおよび初期化時スコープ側送信パケット20Pの送受信によってパラメータメモリ233に読み出された固有パラメータ500を用いて、CPU220の介入なしに、第2CPU222を初期化を行う機能を備えている。
以下、本実施の形態4の内視鏡システムS4の作用を説明する。
内視鏡101のスコープ100に備えられた不揮発メモリ150に固有パラメータ500の一部として形状記憶合金制御手段設定値502を記憶させる。
パラメータ保持部123において、不揮発メモリ150から固有パラメータ500(形状記憶合金制御手段設定値502)を読出し、スコープ側受信部121およびスコープ側送信部122にて、読み出された形状記憶合金制御手段設定値502を、画像処理装置200のパラメータメモリ233に送信する。
パラメータメモリ233にて受信した前述の形状記憶合金制御手段設定値502をCPU起動停止判定回路250に送信する。
スコープ側制御論理回路120のCPU起動停止判定回路250は送信された形状記憶合金制御手段設定値502のデータを元に、CPU220の介入なしに、第2CPU222の起動または停止(形状記憶合金アクチュエータ102が未実装のスコープ100の場合)を行い、第2CPU222の起動の場合は、データ設定回路251によって前述の形状記憶合金制御手段設定値502の設定による初期化を行う。
第2CPU222の起動後は、パラメータメモリ233に設定された形状記憶合金制御手段設定値502のデータを元に形状記憶合金アクチュエータ102のウォームアップ(暖機)行い、その後、CPU220等からの指令に基づいて、通常稼働時における形状記憶合金アクチュエータ102の制御を行う。
このように、本実施の形態4の内視鏡システムS4によれば、以下の効果が得られる。
(1)CPU220の介入なしに、形状記憶合金アクチュエータ102の制御を行う第2CPU222の起動を行うことができ、内視鏡システムS4の起動後に、形状記憶合金アクチュエータ102を安定して動作させるまでの時間が短縮できる。
(2)CPU220の起動状態に無関係に早期に起動された第2CPU222により、早期に形状記憶合金アクチュエータ102のウォームアップを開始でき、メインのCPU220の起動直後に形状記憶合金アクチュエータ102の制御を直ちに開始できる。
(3)形状記憶合金アクチュエータ102が未実装のスコープ100が画像処理装置200に接続された場合には、CPU220の介入なしに、CPU起動停止判定回路250によって第2CPU222を停止できるので、内視鏡システムS4の省電力化を実現できる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
スコープ内にスコープ固有パラメータを格納し、そのデータを撮像素子の動作クロック(CCDCLK)を基準とした垂直同期信号(V信号)毎の調歩同期通信で転送するシステムにおいて、
スコープの固有パラメータを格納している格納手段と、
電源投入時にスコープ固有パラメータを全てリード(Read)してデータ保持するスコープ内にあるパラメータ保持手段と、
スコープ内にあるスコープスイッチなどの情報を取得するスコープ状態監視手段と、
スコープ内の電子シャッターなど動的に切り替えて動作するスコープ動作制御手段と、
プロセッサからスコープにデータを送信するデータ送信手段1と、
上記送信データを受信するスコープ内のデータ受信手段1と、
上記プロセッサからスコープへの送信データの先頭から所定bitまでの通信判別データを確認したら、スコープ内のデータ送信を行うスコープ内のデータ送信手段2と、
上記受信した通信判別データにより、返信するデータ種類及びパケット構成を変更するスコープ内のデータ選択手段と、
上記スコープからプロセッサへの送信データを受信し、受信データを格納するメモリを有するプロセッサ内のデータ受信手段2と、
を具備し、
少なくとも2種類、パラメータ転送をプロセッサへ転送する転送データフォーマットと、電子シャッターやスコープスイッチ情報を転送する通常データフォーマット、の電文フォーマットを持ち、プロセッサは電源投入後はパラメータ転送フォーマットを選択して全てまたは必要とする一部の固有パラメータを受信して受信手段内のメモリまたはレジスタに格納したのち、通常フォーマットにてスコープの監視と操作を行うことを特徴とする内視鏡システム。
(付記2)
スコープ内にスコープ固有パラメータを格納し、そのデータを撮像素子の動作クロック(CCDCLK)を基準とした垂直同期信号(V信号)毎の調歩同期通信で転送するシステムにおいて、
スコープの固有パラメータを格納している格納手段と
プロセッサからスコープにデータを送信するデータ送信手段1と、
上記送信データを受信するスコープ内のデータ受信手段1と、
上記プロセッサからスコープへの送信データの先頭から所定bitまでの通信判別データを確認したら、スコープ内のデータ送信を行うスコープ内のデータ送信手段2と、
上記受信した通信判別データにより、返信するパケット構成を変更するスコープ内のデータ選択手段と、
上記スコープからプロセッサへの送信データを受信し、受信データの一部を格納するメモリを有するプロセッサ内の受信手段2と、
を具備し、
少なくとも2種類、パラメータ転送をプロセッサへ転送する転送データフォーマットと、電子シャッターやスコープスイッチ情報を転送する通常データフォーマット、の電文フォーマットを持ち、上記通常データフォーマットに不揮発性メモリへのアクセスデータ領域を設け、リード/ライト(R/W)結果は垂直同期信号の1周期遅れでスコープから画像処理装置に送り、結果を上記受信手段2内のメモリに格納することを特徴とする内視鏡システム。
(付記3)
システムに必要なデータを格納する不揮発性メモリを有する内視鏡と、
内視鏡接続時にハードウェアのみで上記部揮発性メモリの一部または全てを画像処理装置に転送して保持する内視鏡システムにおいて、
不揮発性メモリ内のデータを書き換えた後、同一エリアを読み込んで書きこんだデータが正しく書きこめた場合のみ上記保持データの該当データを書き換えることを特徴とする内視鏡システム。
(付記4)
形状記憶合金からなるアクチュエータの制御を主に行うための第1CPUと、メインの第2CPUの2つのCPUにより構成されている内視鏡システムにおいて、
不揮発性メモリとアクチュエータを内蔵する内視鏡と、
システム起動時に前記不揮発性メモリからアクチュエータ制御手段の設定値を読み出す手段と、
読み出した前記設定値の送受信を行う手段と、
前記設定値を送受信する手段と、
前記設定値から前記第1CPUを起動する回路と、
アクチュエータ制御手段設定値を前記第1CPUに設定する回路と、
を有し、
電源投入後に、アクチュエータ制御用の第1CPUを、第2CPUのソフトウェアの介入なしに、前記手段および前記回路を構成するFPGA等のハードウェアにより起動停止・設定の反映を行うようにし、第2CPU起動後、直ちにアクチュエータの制御を安定して行うことができる、ことを特徴とする内視鏡システム。
(付記5)
不揮発性メモリを内蔵する内視鏡と、
撮像素子および画像信号処理部からなり、前記内視鏡を接続してモニタに画像を出画する撮像手段と、
前記不揮発性メモリに撮像手段の設定値を保存し、システム起動時にソフトウェアの介入なしに、前記不揮発性メモリから前記設定値を読み出し、前記撮像手段に設定するFPGA等のハードウェア回路と、
を含むことを特徴とする内視鏡システム。
(付記6)
前記撮像手段へのインタフェースがシリアル通信で、前記不揮発性メモリへの格納データをシリアル通信データとすることを特徴とする付記5の内視鏡システム。
(付記7)
CCD等の前記撮像手段の種類毎に通信速度を自動補正することを特徴とした付記5または付記6の内視鏡システム。
10 通常時CPU側送信パケット
10P 初期化時CPU側送信パケット
10R R/Wリクエスト時CPU側送信パケット
11 シーケンスフラグ
11b 通信バージョンフラグ
11c 初期化/通常識別フラグ
11d ACK/NAK応答フラグ
12 チェックサム
13 制御/状態データ
14 チェックサム
15 スコープ初期化情報
16 R/Wリクエスト要求部
20 通常時スコープ側送信パケット
20P 初期化時スコープ側送信パケット
20R R/Wリクエスト時スコープ側送信パケット
21 シーケンスフラグ
22 チェックサム
23 スコープリアルタイム情報
24 チェックサム
25 パラメータ回答情報
26 パラメータブロック情報
27 パラメータ値
28 R/W結果部
100 スコープ
101 内視鏡
102 形状記憶合金アクチュエータ
110 電源/クロック供給回路
120 スコープ側制御論理回路
121 スコープ側受信部
122 スコープ側送信部
123 パラメータ保持部
124 データ選択部
125 スコープ制御部
126 スコープ監視部
127 不揮発メモリR/W部
128 DSP_R/W部
129 レジスタR/W部
129a レジスタ
130 撮像部
131 撮像素子
132 撮像素子駆動部
140 スコープ操作部
150 不揮発メモリ
200 画像処理装置
210 電源/クロック供給回路
220 CPU
221 バス
222 第2CPU
230 プロセッサ側制御論理回路
231 CPU側送信部
232 CPU側受信部
233 パラメータメモリ
234 アクセス中フラグ
240 読み込み/書き込み判断ブロック
250 CPU起動停止判定回路
251 データ設定回路
301 垂直同期信号
302 撮像素子駆動クロック
401 インタフェース線
402 シリアル通信線
403 シリアル通信線
500 固有パラメータ
502 形状記憶合金制御手段設定値
S1 内視鏡システム
S2 内視鏡システム
S3 内視鏡システム
S4 内視鏡システム

Claims (10)

  1. 被写体を観察する撮像部を具備したスコープ部と、
    前記スコープ部に設けられ、当該スコープ部の固有パラメータが格納される不揮発メモリと、
    少なくとも一つの前記スコープ部が着脱自在に構成され、接続された前記スコープ部の撮像部で取得した映像信号を処理可能な画像処理装置と、
    前記画像処理装置に設けられ、前記固有パラメータまたは前記スコープ部の動作状態を示すリアルタイム情報を要求するための信号を含む第1パケットを前記スコープ部へ送信する第1データ送信部と、
    前記画像処理装置に設けられ、前記スコープ部から前記第1パケットに基づいて送信される前記固有パラメータまたは前記リアルタイム情報を含む第2パケットを受信する第1データ受信部と、
    前記スコープ部に設けられ、前記第1パケットを前記画像処理装置から受信する第2データ受信部と、
    前記スコープ部に設けられ、前記第2データ受信部で受信した前記第1パケットに含まれる前記信号に基づいて、前記第2パケットを、前記固有パラメータを前記画像処理装置に転送するための第1データフォーマットとするか、前記リアルタイム情報を送信前記画像処理装置に転送するための第2データフォーマットとするかを選択するデータ選択部と、
    前記データ選択部により選択されたデータフォーマットの前記第2パケットを前記第1データ受信部へ送信する第2データ送信部と、
    を具備し、
    前記第1データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記撮像部の映像規格を指定する動画規格指定情報を含み、
    前記第2データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記スコープ部の稼働制御情報を含む
    ことを特徹とする内視鏡システム。
  2. 請求項1記載の内視鏡システムにおいて、
    前記第2データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットには、前記稼働制御情報の他に、前記不揮発メモリの前記固有パラメータに対する部分アクセス要求情報が設定され、
    前記第2パケットの前記第2データフォーマットには、前記部分アクセス要求情報に応答するアクセス結果情報が設定されることを特徴とする内視鏡システム。
  3. 請求項記載の内視鏡システムにおいて、
    前記画像処理装置は、さらに、
    前記第1データフォーマットの前記第2パケットによって前記スコープ部の前記不揮発メモリから転送された前記固有パラメータを記憶するパラメータ記憶部と、
    前記パラメータ記憶部における前記固有パラメータの部分的な変更が発生したとき、前記アクセス結果情報が正しい場合にのみ、当該パラメータ記憶部における前記固有パラメータの部分的な変更を実行するパラメータ更新判定部と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡システム。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の内視鏡システムにおいて、
    前記撮像部の垂直同期信号を契機として、前記画像処理装置と前記スコープ部との間における前記第1パケットおよび前記第2パケットの送受信が開始され、
    前記撮像部の動作クロックを基準とした調歩同期通信にて前記第1パケットおよび前記第2パケットの転送が行われることを特徴とする内視鏡システム。
  5. 請求項記載の内視鏡システムにおいて、
    前記部分アクセス要求情報に応答する前記アクセス結果情報が設定される前記第2データフォーマットの前記第2パケットは、前記撮像部の垂直同期信号の1周期遅れで、前記スコープ部から前記画像処理装置に送信される、ことを特徴とする内視鏡システム。
  6. 被写体を観察する撮像部を具備したスコープ部と、
    前記スコープ部に設けられ、当該スコープ部の固有パラメータが格納される不揮発メモリと、
    少なくとも一つの前記スコープ部が着脱自在に構成され、接続された前記スコープ部の撮像部で取得した映像信号を処理可能な画像処理装置と、を具備する内視鏡システムの作動方法であって、
    前記画像処理装置が、前記固有パラメータまたは前記スコープ部の動作状態を示すリアルタイム情報を要求するための信号を含む第1パケットを前記スコープ部へ送信する第1データ送信ステップと、
    前記スコープ部が、前記第1パケットを前記画像処理装置から受信するスコープ部でのデータ受信ステップと、
    前記スコープ部が、前記スコープ部でのデータ受信ステップで受信した前記第1パケットに含まれる前記信号に基づいて、前記第2パケットを、前記固有パラメータを送信する場合には前記画像処理装置に転送するための第1データフォーマットとし、前記リアルタイム情報を送信する場合には、前記画像処理装置に転送するための第2データフォーマットとするデータ選択ステップと、
    前記スコープ部が、前記データ選択ステップにより選択された前記第2パケットを前記画像処理装置へ送信するスコープ部のデータ送信ステップと、
    前記画像処理装置が、前記スコープ部から前記第1パケットに基づいて送信される前記第2パケットを受信する前記画像処理装置でのデータ受信ステップと、
    を具備し、
    前記第1データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記撮像部の映像規格を指定する動画規格指定情報を含み、
    前記第2データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットは、前記スコープ部の稼働制御情報を含む
    ことを特徹とする内視鏡システムの作動方法。
  7. 請求項記載の内視鏡システムの作動方法において、
    前記第2データフォーマットの前記第2パケットを要求する前記識別情報を含む前記第1パケットには、前記稼働制御情報の他に、前記不揮発メモリの前記固有パラメータに対する部分アクセス要求情報が設定され、
    前記第2パケットの前記第2データフォーマットには、前記部分アクセス要求情報に応答するアクセス結果情報が設定されることを特徴とする内視鏡システムの作動方法。
  8. 請求項記載の内視鏡システムの作動方法において、
    前記画像処理装置に設けられ、前記第1データフォーマットの前記第2パケットによって前記スコープ部の前記不揮発メモリから転送された前記固有パラメータを記憶するパラメータ記憶部における前記固有パラメータの部分的な変更が発生したとき、前記アクセス結果情報が正しい場合にのみ、当該パラメータ記憶部における前記固有パラメータの部分的な変更を実行する、ことを特徴とする内視鏡システムの作動方法。
  9. 請求項から請求項のいずれか1項に記載の内視鏡システムの作動方法において、
    前記撮像部の垂直同期信号を契機として、前記画像処理装置と前記スコープ部との間における前記第1パケットおよび前記第2パケットの送受信を開始させ、前記撮像部の動作クロックを基準とした調歩同期通信にて前記第1パケットおよび前記第2パケットの転送を行うことを特徴とする内視鏡システムの作動方法。
  10. 請求項記載の内視鏡システムの作動方法において、
    前記部分アクセス要求情報に応答する前記アクセス結果情報が設定される前記第2データフォーマットの前記第2パケットは、前記撮像部の垂直同期信号の1周期遅れで、前記スコープ部から前記画像処理装置に送信される、ことを特徴とする内視鏡システムの作動方法。
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