JP5246813B2 - 端末機器および省電力制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタに代表される端末機器に関し、特に、待機時に消費される電力を削減するための機能(省電力モード)を備える端末機器に関する。
近年、プロジェクタの多機能化が進み、それに伴って、待機時に消費される電力(待機電力)も増大している。このため、最近のプロジェクタには、待機電力を削減するための省電力モードが搭載されている。
省電力モードを備えるプロジェクタが特許文献1(特開2004−21218号公報)に開示されている。このプロジェクタは、外部機器から画像信号の供給がなされていない状態(無信号状態)の経過時間およびプロジェクタへの入力操作がなされていない状態(無操作状態)の経過時間をそれぞれ計測する計時手段と、無信号状態または無操作状態の経過時間が予め設定された時間を越えた場合に、プロジェクタの動作モードを通常モードから省電力モードに切り替える省電力モード切替手段と、省電力モードへの切り替え前に、省電力モードへの移行を予告する省電力モード移行予告手段とを有する。
省電力モード切替手段は、省電力モードへの移行予告後、無信号状態または無操作状態がさらに所定の時間に渡って維持された場合に、省電力モードへの切り替えを実行する。計時手段、省電力モード切替手段および省電力モード移行予告手段は、CPU(Central Processing Unit)により構成される制御部の一部である。
省電力モードにおいては、通常、必要最小限の機能のみが動作するようになっており、光源や、外部機器と通信するための通信部等への電力供給は行われない。必要最小限の機能とは、具体的には、CPUが、リモートコントローラ(以下、リモコンと称す)またはプロジェクタ本体の操作部からコマンド信号を受信し、省電力モードを解除する機能である。このように省電力モードにおいては、通信機能を含むほとんどの機能が停止した状態になり、例えば、省電力モードに移行したプロジェクタを、ネットワークを通じて外部機器により遠隔操作することはできない。このため、利用形態によっては、省電力モード時に遠隔操作ができないことによる不便さを感じる場合がある。
以下に、そのような不便さを感じる利用形態の一例を説明する。
プロジェクタの光源として、メタルハライドランプや超高圧水銀ランプ等が知られているが、この種のランプでは、電源投入後、出力光レベルが安定するまでにある程度の時間を要する。
プロジェクタを会議などで使用する場合、会議開始前に、遠隔操作によりプロジェクタの光源への電力供給を開始しておくことで、会議開始後、直ぐに、プロジェクタによる安定した投写画像を得ることができる。ところが、会議開始前に、プロジェクタが省電力モードに設定されてしまうと、そのような遠隔操作を行うことができなくなってしまう。
なお、プロジェクタの遠隔操作を可能とするために、常時、電力がプロジェクタの各部に供給される通常モードを維持することは、無駄に電力を消費することになる。
上記から分かるように、プロジェクタの動作モードを省電力モードに設定すると、プロジェクタの遠隔操作が不能となるため、会議開始前に、遠隔操作によりプロジェクタを制御できないという不便さがある。
特許文献1に記載のプロジェクタにおいても、上記の不便さの問題を生じる。
また、プロジェクタ以外の端末機器、例えば、電源投入後、動作が安定するまでに一定の時間を要する端末機器においても、省電力モード時に遠隔操作ができないことによる同様な不便さの問題を生じる。
また、端末機器の動作モードを省電力モードに設定することで省電力化を図りつつ、省電力モードに移行した端末機器を、ネットワークを通じて外部機器により遠隔操作することで、利便性を高めるといった技術は、これまで提供されていない。
本発明の目的は、上記の問題を解決し、省電力モードであっても、任意に設定された時間帯において遠隔操作を行うことができる、端末機器および省電力制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の端末機器は、
光源と、
前記光源からの光を変調して画像光を生成する空間光変調器と、
前記空間光変調器で生成された画像光を投写する投写光学系と、
入力部と、
外部機器と通信を行う通信手段と、
前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力を供給可能な電源制御部と、
割り込みの開始時刻および終了時刻が設定されるとともに、該開始時刻に割り込み開始コマンドを発生し、該終了時刻に割り込み終了コマンドを発生するカレンダ機能部と、
前記カレンダ機能部に電力を常時供給するバックアップ電源と、
前記電源制御部による電力供給動作を制御する制御部を有する端末機器であって、
前記端末機器は、動作モードとして、前記入力部に電力が供給され、前記通信手段と前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない省電力モードと、前記入力部と前記通信手段とに電力が供給され、前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない通常待機モードと、前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力が供給される通常モードとを、少なくとも有し、
前記制御部は、前記省電力モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み開始コマンドを受信すると、前記通常待機モードに移行して前記入力部と前記通信手段とを使用可能とし、前記通常待機モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み終了コマンドを受信すると、前記省電力モードに移行することを特徴とする。
本発明の省電力制御方法は、
光源と、前記光源からの光を変調して画像光を生成する空間光変調器と、前記空間光変調器で生成された画像光を投写する投写光学系と、入力部と、外部機器と通信を行う通信手段と、前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力を供給可能な電源制御部とを有し、さらに、動作モードとして、前記入力部に電力が供給され、前記通信手段と前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない省電力モードと、前記入力部と前記通信手段とに電力が供給され、前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない通常待機モードと、前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力が供給される通常モードとを、少なくとも有する端末機器の省電力制御方法であって、
割り込みの開始時刻および終了時刻が設定されるとともに、該開始時刻に割り込み開始コマンドを発生し、該終了時刻に割り込み終了コマンドを発生するカレンダ機能部を、バックアップ電源により動作させ、
前記省電力モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み開始コマンドを受信すると、前記通常待機モードに移行して前記入力部と前記通信手段とを使用可能とし、前記通常待機モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み終了コマンドを受信すると、前記省電力モードに移行することを特徴とする。
本発明の一実施形態である端末機器の構成を示すブロック図である。 図1に示す端末機器における省電力モード時の機能停止状態を示す模式図である。 図1に示す端末機器において行われる、省電力モード時の動作モードの切り替え処理の一手順を示すフローチャートである。 本発明が適用されるプロジェクタの主要部を示すブロック図である。
符号の説明
1 CPU
2 入力部
3 通信制御部
4 インタフェース部
5 電源制御部
6 カンレンダIC
6a 時刻設定値記憶部
6b カウンタ
7 バックアップ電源
以下、本発明における一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である端末機器の構成を示すブロック図である。図1に示す端末機器は、プロジェクタに代表される端末機器であって、その主要部は、CPU1、入力部2、通信制御部3、インタフェース部4、電源制御部5、カレンダIC6およびバックアップ電源7からなる。
入力部2は、端末機器本体に設けられた本体操作部やリモコンを含む。本体操作部およびリモコンのそれぞれは、複数のボタンを有しており、利用者は、それらボタンを用いた入力操作を行うことで、端末機器の動作を制御することができる。
インタフェース部4は、パーソナルコンピュータ(PC)等の外部機器を端末機器に接続するためのハードウェアインタフェースである。インタフェース部4は、LANへの接続のためのインタフェースやRS−232C用のインタフェースなどを含む。インタフェース部4は、通信制御部3を介してCPU1に接続されている。
通信制御部3は、インタフェース部4とCPU1の間の通信制御を行う。電源制御部5は、主電源回路に接続されており、CPU1からの制御信号に従い、入力部2である本体操作部、インタフェース部4、通信制御部3、および端末機器を構成する他の部分(光源、液晶パネル等)に電力を供給する。
カレンダIC6は、時刻設定値記憶部6aとカウンタ6bをする。カウンタ6bは、現在時刻(または現在の日時)を管理するための時計機能部である。カレンダIC6は、カウンタ6bの出力に基づいて現在時刻を取得する。
時刻設定値記憶部6aは、省電力モードにおける割り込み開始時刻および割り込み終了時刻を記憶するためのものである。割り込み開始時刻および割り込み終了時刻は、利用者が、入力部2を通じて自由に設定することができる。カレンダIC6は、時刻設定値記憶部6aに記憶された割り込み開始時刻になると、CPU1に対して、通常待機開始コマンドを出力する。カレンダIC6は、時刻設定値記憶部6aに記憶された割り込み終了時刻になると、CPU1に対して、通常待機終了コマンドを出力する。
バックアップ電源7は、カレンダIC6に電力を供給する。このバックアップ電源7による電力供給により、カレンダIC6は、端末機器の動作モードに関係なく、常に、動作することが可能である。
CPU1は、端末機器の各部の動作を制御するものであって、入力部2を通じて利用者の入力指示を受け付け、該指示に従って必要な処理または制御を実行する。具体的には、CPU1は、動作モードの切り替え処理、モード割り込み処理およびその割り込み処理の開始時刻の設定処理等を行う。CPU1による処理または制御は、基本的には、プログラムによりCPU1を動作させることで実現される。
動作モードは、例えば、通常モード、省電力モード、通常待機モードの3つのモードを含む。通常モードにおいて、電源制御部5は、CPU1からの制御信号に従って、端末機器の各部分(入力部2である本体操作部、通信制御部3、およびインタフェース部4を含む)に電力を供給する。省電力モードにおいて、電源制御部5は、CPU1からの制御信号に従って、本体操作部にのみ電力を供給する。通常待機モードにおいて、電源制御部5は、CPU1からの制御信号に従って、本体操作部およびインタフェース部4に電力を供給する。
なお、CPU1への電力供給は、主電源回路から直接行われている。省電力モードおよび通常待機モード時は、主電源回路からCPU1へ、必要最低限の機能を維持するための電力(スタンバイ電源)が供給される。必要最低限の機能は、省電力モードまたは通常待機モードから通常モードへ復帰するための第1の機能と、省電力モード時における割り込み処理を行うための第2の機能を含む。第1の機能では、CPU1は、リモコンまたは本体操作部からのコマンド信号(解除コマンド)を受信し、現在設定されている省電力モードまたは通常待機モードを解除する。第2の機能では、CPU1は、カレンダIC6から通常待機開始コマンドを受信し、省電力モードから通常待機モードへの移行処理を実行し、その後、カレンダIC6から通常待機終了コマンドを受信し、その通常待機モードで設定された状態を維持する。
また、CPU1は、通常モード時において、インタフェース部4に接続された外部機器から画像信号の供給がなされていない状態(無信号状態)の経過時間、および入力部2から信号を受信していない状態(無操作状態)の経過時間をそれぞれ計測しており、無信号状態または無操作状態の経過時間が閾値を越えた場合に、端末機器の動作モードを通常モードから省電力モードに切り替える。この通常モードから省電力モードへの切り替えのための手段として、例えば、特許文献1に記載された技術を適用してもよい。
次に、本実施形態の端末機器の動作について具体的に説明する。
(1)省電力モード時の割り込み処理の開始時刻および終了時刻の設定:
利用者は、入力部2を通じて、省電力モード時の割り込み処理の開始時刻および終了時刻を設定する。入力部2にて開始時刻を指定するための入力操作が行われると、CPU1は、その指定された開始時刻をカレンダIC6の時刻設定値記憶部6aに格納する。続いて、入力部2にて終了時刻を指定するための入力操作が行われると、CPU1は、その指定された終了時刻をカレンダIC6の時刻設定値記憶部6aに格納する。なお、この開始時刻および終了時刻の設定は、外部機器からの遠隔操作により行ってもよい。
(2)動作モードの切り替え処理:
端末機器の電源をオンにすると、CPU1は、通常モードでの各部の動作制御を行う。そして、CPU1は、無信号状態または無操作状態の経過時間を計測し、その計測値が閾値を越えた場合に、端末機器の動作モードを通常モードから省電力モードに切り替える。
図2は、省電力モードが設定された端末機器の機能停止状態を示す模式図である。図2において、停止した機能は、破線で示されている。省電力モードでは、CPU1、入力部2およびカレンダIC6に対して電力が供給されており、通信制御部3およびインタフェース部4を含む他の部分へは、電力は供給されていない。このため、外部機器により端末機器を遠隔操作することはできない。
省電力モードが設定された端末機器においては、CPU1による動作モードの切り替え処理が実行される。図3に、省電力モード時の動作モードの切り替え処理の一手順を示す。
省電力モードへの移行が行われると(ステップS10)、CPU1は、入力部2またはカレンダIC6からコマンド信号を受信したか否かを判定する(ステップS11)。コマンド信号を受信した場合は、続いて、CPU1は、受信コマンド信号が、通常待機開始コマンド、通常待機終了コマンド、解除コマンドのいずれであるかを判定する(ステップS12、S14)。
受信コマンド信号が通常待機開始コマンドである場合(ステップS12で「Yes」となった場合)は、CPU1は、端末機器の動作モードを省電力モードから通常待機モードに切り替える(ステップS13)。そして、CPU1からの制御信号に従って、電源制御部5は、通信制御部3およびインタフェース部4に電力を供給する。これにより、外部機器による端末機器の遠隔操作が可能となる。利用者は、外部機器上で、端末機器を遠隔操作することで、現在停止している機能の少なくとも1つを動作せることができる。例えば、CPU1は、停止している機能の一覧を外部機器上で表示させ、その一覧から利用者が選択した機能に対して電力を供給する旨の指示を電源制御部5に与える。電源制御部5は、CPU1から指示された機能に電力を供給する。機能の一覧に、選択項目として通常モードの項目を設けてもよい。この場合は、通常モードを選択することで、電源制御部5は、各部への電力供給を開始する。
受信コマンド信号が通常待機終了コマンドである場合(ステップS14で「Yes」となった場合)は、CPU1は、通常待機モードから省電力モードに切り替える(ステップS15)。ただし、このモードの切り替えにおいて、電源制御部5は、CPU1からの制御信号に従って、通信制御部3およびインタフェース部4への電力供給を停止するとともに、通常待機モード時に遠隔操作により設定された機能への電力供給状態をそのまま維持する。通信制御部3およびインタフェース部4への電力供給が停止したことで、外部機器による端末機器の遠隔操作は、再び実行不可となる。なお、遠隔操作により通常モードが選択されていた場合は、通常待機モードから通常モードに移行することになる。
受信コマンド信号が解除コマンドである場合(ステップS14で「No」となった場合)は、CPU1は、端末機器の動作モードを省電力モードから通常モードに切り替える。そして、CPU1からの制御信号に従って、電源制御部5は、通信制御部3およびインタフェース部4を含む各部への電力供給を開始する。これにより、端末機器の全ての機能が稼動する。
以上説明した本実施形態の端末機器によれば、省電力モードが設定された場合であっても、利用者が事前に設定した割り込み開始時刻および割り込み終了時刻の時間帯においては、省電力モードから通常待機モードへの移行が行われて、外部機器により端末機器を遠隔操作することができる。したがって、端末機器の動作モードを省電力モードに設定することで省電力化を図りつつ、省電力モードに移行した端末機器を、ネットワークを通じて外部機器により遠隔操作することを可能とすることで、利便性を高めることができる。
本実施形態の端末機器は、プロジェクタに適用することができる。図4は、本発明が適用されたプロジェクタの主要部を示すブロック図である。
図4に示すプロジェクタは、図1に示した構成に投写部8を加えたものである。インタフェース2は、LAN用インタフェース部4aおよびRS−232C用インタフェース部4bを含む。
投写部8は、光源、映像信号処理回路、空間光変調器および投写光学系を有する。電源制御部5は、CPU1からの制御信号に従い、光源、映像信号処理回路、空間光変調器および投写光学系に電力を供給する。空間光変調器は、液晶パネルやDMD(Digital Micromirror Device)などにより構成される。
外部機器からの映像信号が、LAN用インタフェース部4aまたはRS−232C用インタフェース部4bと、通信制御部3と、CPU1とを介して映像信号処理回路に供給される。映像信号処理回路は、外部機器からの映像信号に対して、空間光変調器にて画像光を生成するのに必要な処理を施す。空間光変調器は、映像信号処理回路からの映像信号に基づく画像光を生成する。空間光変調器で生成された画像光は、投写光学系によってスクリーン上へ投写される。
以下、プロジェクタが会議室に設置されているものとし、会議開始前に、そのプロジェクタの光源を、遠隔操作により動作させる場合について説明する。
利用者は、事前に、会議室に設置されているプロジェクタにおいて、入力部2を通じて、省電力モード時の割り込み処理の開始時刻および終了時刻を設定する。会議が午前10時から始まる場合は、例えば、割り込み処理の開始時刻および終了時刻をそれぞれ午前9時50分、午前10時として設定する。なお、以下の説明では、プロジェクタの動作モードは、午前9時50分より前に、省電力モードに移行しているものとする。
現在の時刻が午前9時50分になると、カレンダIC6が通常待機開始コマンドをCPU1に送信する。CPU1は、カレンダIC6からの通常待機開始コマンドを受信すると、電源制御部5に、LAN用インタフェース部4aへの電力供給を指示する(通常待機モードへの移行)。電源制御部5は、CPU1からの指示に従って、LAN用インタフェース部4aへ電力を供給する。これにより、プロジェクタは、通常待機モードとなり、LANを介して外部機器との通信が可能となる。
プロジェクタの動作モードが通常待機モードとなった後、利用者は、自身のPCをLANに接続して、プロジェクタへのアクセスを実行する。ここで、LAN上におけるプロジェクタのアドレスは予め与えられているものとする。また、PCは、LAN用インタフェース部4a、RS−232C用インタフェース部4b、光源、映像信号処理回路、空間光変調器、投写光学系などの各機能をそれぞれの識別情報と対応付けたテーブルを有しており、このテーブルを参照して、電源制御部5における各機能への電力供給を選択的に行わせる。
PCとプロジェクタが通信可能な状態になると、CPU1は、停止している機能(光源、映像信号処理回路、空間光変調器、投写光学系など)の一覧をPC上で表示させる。利用者は、PC上で、表示された機能の一覧から、電力を供給すべき機能を選択する。ここでは、電力を供給すべき機能として光源が選択されるものとする。
PCは、光源が選択されたことを示す信号をCPU1に供給する。CPU1は、その信号を受信し、光源への電力供給を電源制御部5に行わせる。
現在の時刻が午前10時になると、カレンダIC6が通常待機終了コマンドをCPU1に送信する。CPU1は、カレンダIC6からの通常待機開始コマンドを受信すると、電源制御部5に対して、LAN用インタフェース部4aへの電力供給の停止を指示するとともに、遠隔操作により指定された機能(光源)への電力供給状態をそのまま維持するように指示する。電源制御部5は、CPU1からの指示に従い、LAN用インタフェース部4aへの電力供給を停止するが、光源への電力供給はそのまま維持する。
以上の動作によれば、利用者は、会議開始前に、自身のPC上で、遠隔操作によりプロジェクタの光源への電力供給を開始させることができる。よって、会議開始時点において、プロジェクタの光源はすでに動作状態にあるので、会議開始後、直ぐに、プロジェクタによる安定した投写画像を得ることができる。
なお、省電力モードにおいては、本体操作部、リモコン受信回路およびCPU1により電力が消費されるが、その消費電力量は小さい。これに対して、通常待機モードにおいては、本体操作部、リモコン受信回路およびCPU1に加えて、LAN用インタフェース部4aやRS−232C用インタフェース部4bによっても電力が消費される。これらLAN用インタフェース部4aやRS−232C用インタフェース部4bにて消費される電力量は、本体操作部、リモコン受信回路およびCPU1により消費される電力量に比べて大きいため、通常待機モードを長時間にわたって維持することは、省電力化の面で望ましくない。本実施形態のプロジェクタによれば、会議が行われていない時間帯は、省電力モードに設定し、会議開始前の利用者が事前に設定した時間帯においてのみ、通常待機モードに移行する。このため、利用者が事前に設定する時間帯を例えば10分程度の短い時間帯とすることで、省電力化への対策を行うことができる。例えば、1時間のうち、10分間を通常待機モード(その消費電力は10Wである)とし、残りの50分間を省電力モード(その消費電力は0.1Wである)とする制御を行った場合、1時間当たりの平均消費電力は1.75W(=[10W×10÷60]+[0.1W×50÷60])となる。これに対して、1時間に渡って通常待機モードが設定された場合は、1時間当たりの平均消費電力は10Wとなる。このように、通常待機モードについては、必要な時間帯にのみ設定するようにすることで、消費電力を低く抑えることができる。
以上、本発明の端末機器の構成について詳細に説明したが、本発明は、上述した構成よび動作によって限定されるものではない。
本発明の一態様による端末機器は、入力部と、外部機器と通信を行う通信手段と、上記通信手段に電力を供給する電源制御部と、割り込みの開始時刻および終了時刻が設定されるとともに、該開始時刻に割り込み開始コマンドを発生し、該終了時刻に割り込み終了コマンドを発生するカレンダ機能部と、上記カレンダ機能部に電力を供給するバックアップ電源と、上記電源制御部による電力供給動作を制御する制御部を有し、上記制御部は、上記カレンダ機能部が発生した割り込み開始コマンドおよび割り込み終了コマンドによって決定される時間帯は、上記電源制御部から上記通信手段に電力を供給させて、上記入力部および通信手段を使用可能とする。ここで、入力部は、入力部2に対応する。通信手段は、通信制御部3およびインタフェース部4に対応する。カレンダ機能部は、カレンダIC6に対応する。
上記の構成において、上記制御部は、上記通信手段を介して、上記外部機器から信号が供給されていない状態の経過時間を計測し、または、上記入力部における入力操作がなされていない状態の経過時間を計測し、該計測値が閾値を越えた場合に、上記入力部が使用可能とされ、上記入力部からのモード解除コマンドの受信待ち状態とする省電力モードを設定し、該省電力モードにおいて、上記カレンダ機能部が割り込み開始コマンドを発生すると、上記電源制御部から上記通信手段に電力を供給させて、上記入力部および通信手段を使用可能としてもよい。
また、上記制御部は、上記入力部を通じて入力された割り込みの開始時刻設定情報および割り込みの終了時刻設定情報をそれぞれ上記割り込みの開始時刻および割り込みの終了時刻として上記カレンダ機能部に設定してもよい。
さらに、上記制御部は、上記時間帯において、上記通信手段を介して上記外部機器からの遠隔操作信号を受信し、該遠隔操作信号に従って上記電源制御部による電力供給を制御し、上記時間帯の後、上記遠隔制御信号に基づく電力供給状態を維持してもよい。
さらに、光源と、上記光源からの光を変調して画像光を生成する空間光変調器と、上記空間光変調器で生成された画像光を投写する投写光学系をさらに有し、上記制御部は、上記時間帯において、上記通信手段を介して上記外部機器から受信した遠隔操作信号に従って、上記電源制御部から上記光源に電力を供給させ、上記時間帯の後、上記光源への電力供給状態を維持してもよい。
さらに、上記入力部は、複数の操作ボタンを有する本体操作部を有し、上記制御部は、上記省電力モード時は、上記本体操作部に上記電源制御部から電力を供給させ、上記本体操作部は、上記省電力モード時に、上記複数の操作ボタンのいずれかが押されると、上記省電力モードを解除するためのコマンドを上記制御部に出力してもよい。
さらに、上記入力部は、複数の操作ボタンを有するリモートコントローラを有し、上記リモートコントローラからの信号を受信する受信回路をさらに有し、上記制御部は、上記省電力モード時は、上記受信回路に上記電源制御部から電力を供給させ、上記リモートコントローラは、上記省電力モード時に、上記複数の操作ボタンのいずれかが押されると、上記省電力モードを解除するためのコマンドを上記制御部に出力してもよい。
上述の本発明によれば、動作モードに関係なく、事前に設定した割り込み開始時刻から割り込み終了時刻の時間帯においては、必ず、通信手段に電力が供給されるので、外部機器による遠隔操作が可能である。例えば、省電力モード設定時であっても、事前に設定した割り込み開始時刻から割り込み終了時刻の時間帯は、外部機器により端末機器を遠隔操作することができる。したがって、端末機器の動作モードを省電力モードに設定することで省電力化を図りつつ、省電力モードに移行した端末機器を、事前に設定した時間帯において、ネットワークを通じて外部機器により遠隔操作することで、利便性を高めることができる。
また、上記の時間帯、すなわち通常待機モードにおける消費電力(入力部および通信手段によって消費される電力)は、全ての機能部に電力が供給される通常モードにおける消費電力に比べて十分に小さい。したがって、通常待機モードにおいても、通常モードに比べて省電力化を図ることができる。
本発明は、プロジェクタ以外の端末機器、例えば、通信機能を備えた電子機器全般に適用することができる。

Claims (9)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を変調して画像光を生成する空間光変調器と、
    前記空間光変調器で生成された画像光を投写する投写光学系と、
    入力部と、
    外部機器と通信を行う通信手段と、
    前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力を供給可能な電源制御部と、
    割り込みの開始時刻および終了時刻が設定されるとともに、該開始時刻に割り込み開始コマンドを発生し、該終了時刻に割り込み終了コマンドを発生するカレンダ機能部と、
    前記カレンダ機能部に電力を常時供給するバックアップ電源と、
    前記電源制御部による電力供給動作を制御する制御部を有する端末機器であって、
    前記端末機器は、動作モードとして、前記入力部に電力が供給され、前記通信手段と前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない省電力モードと、前記入力部と前記通信手段とに電力が供給され、前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない通常待機モードと、前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力が供給される通常モードとを、少なくとも有し、
    前記制御部は、前記省電力モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み開始コマンドを受信すると、前記通常待機モードに移行して前記入力部と前記通信手段とを使用可能とし、前記通常待機モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み終了コマンドを受信すると、前記省電力モードに移行する、端末機器。
  2. 前記制御部は、前記通信手段を介して、前記外部機器から信号が供給されていない状態の経過時間を計測し、または、前記入力部における入力操作がなされていない状態の経過時間を計測し、該計測値が閾値を越えた場合に、前記省電力モードに移行して前記入力部使用可能と、前記入力部からのモード解除コマンドの受信待ち状態とし、該省電力モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み開始コマンドを受信すると、前記通常待機モードに移行し、前記入力部および通信手段を使用可能とする、請求項1に記載の端末機器。
  3. 前記制御部は、前記入力部を通じて入力された割り込みの開始時刻設定情報および割り込みの終了時刻設定情報をそれぞれ前記割り込みの開始時刻および割り込みの終了時刻として前記カレンダ機能部に設定する、請求項1または2に記載の端末機器。
  4. 前記制御部は、前記割り込み開始コマンドを受信して移行した前記通常待機モードにおいて、前記通信手段を介して前記外部機器からの遠隔操作信号を受信し、該遠隔操作信号に従って前記電源制御部による電力供給を制御し、前記割り込み終了コマンドを受信した、前記遠隔制御信号に基づく電力供給状態を維持する、請求項1から3のいずれか1項に記載の端末機器。
  5. 前記制御部は、前記割り込み開始コマンドを受信して移行した前記通常待機モードにおいて、前記通信手段を介して前記外部機器から受信した遠隔操作信号に従って、前記電源制御部から前記光源に電力を供給させ、前記割り込み終了コマンドを受信した、前記光源への電力供給状態を維持する、請求項1から4のいずれか1項に記載の端末機器。
  6. 前記入力部は、複数の操作ボタンを有する本体操作部を有し、
    前記制御部は、前記省電力モード時は、前記本体操作部に前記電源制御部から電力を供給させ、
    前記本体操作部は、前記省電力モード時に、前記複数の操作ボタンのいずれかが押されると、前記省電力モードを解除するためのコマンドを前記制御部に出力する、請求項1から5のいずれか1項に記載の端末機器。
  7. 前記入力部は、複数の操作ボタンを有するリモートコントローラを有し、
    前記リモートコントローラからの信号を受信する受信回路をさらに有し、
    前記制御部は、前記省電力モード時は、前記受信回路に前記電源制御部から電力を供給させ、
    前記リモートコントローラは、前記省電力モード時に、前記複数の操作ボタンのいずれかが押されると、前記省電力モードを解除するためのコマンドを前記制御部に出力する、請求項1から5のいずれか1項に記載の端末機器。
  8. 光源と、前記光源からの光を変調して画像光を生成する空間光変調器と、前記空間光変調器で生成された画像光を投写する投写光学系と、入力部と、外部機器と通信を行う通信手段と、前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力を供給可能な電源制御部とを有し、さらに、動作モードとして、前記入力部に電力が供給され、前記通信手段と前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない省電力モードと、前記入力部と前記通信手段とに電力が供給され、前記光源と前記空間光変調器とには電力が供給されない通常待機モードと、前記光源と前記空間光変調器と前記入力部と前記通信手段とを含む各部に電力が供給される通常モードとを、少なくとも有する端末機器の省電力制御方法であって、
    割り込みの開始時刻および終了時刻が設定されるとともに、該開始時刻に割り込み開始コマンドを発生し、該終了時刻に割り込み終了コマンドを発生するカレンダ機能部を、バックアップ電源により動作させ、
    前記省電力モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み開始コマンドを受信すると、前記通常待機モードに移行して前記入力部と前記通信手段とを使用可能とし、前記通常待機モードにおいて、前記カレンダ機能部が発生した割り込み終了コマンドを受信すると、前記省電力モードに移行する、省電力制御方法。
  9. 前記割り込み開始コマンドを受信して移行した前記通常待機モードにおいて、前記通信手段を介して前記外部機器からの遠隔操作信号を受信し、該遠隔操作信号に従って前記電源制御部による電力供給制御、前記割り込み終了コマンドを受信した、前記遠隔制御信号に基づく電力供給状態を維持する、請求項8に記載の省電力制御方法。
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