JP5246850B2 - シャッターカーテンにおけるスラットとパイプの連結構造 - Google Patents

シャッターカーテンにおけるスラットとパイプの連結構造 Download PDF

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本発明は、複数本のパイプをリンクで上下に連設してなるパイプ構造と複数枚のスラットを上下に連設してなるスラット構造を備えたシャッターカーテンにおけるパイプとスラットの連結構造に関するものである。
一般的なシャッターカーテンとして、複数枚のスラットを上下に連設してなるシャッターカーテンは良く知られている。また、上下に並列した複数のパイプを、長さ方向に適宜間隔を存して複数のリンクで連結してなる格子状のシャッターカーテンで開口部を開閉するパイプシャッターも知られている。さらに、パイプ構造とスラット構造を備えたハイブリッドシャッターカーテンも知られており、具体的な態様例としては、上側がパイプ構造、下側がスラット構造のシャッターカーテン、上側がパイプ構造、中間がスラット構造、下側がパイプ構造のシャッターカーテンがある。
このようなハイブリッドシャッターにおいては、パイプ構造とスラット構造を連結してシャッターカーテンを形成する必要があるが、従来は、吊り金具を用いて、パイプとスラットとを連結していた(特許文献1参照)。
しかしながら、シャッターカーテンの幅方向に間隔を存して複数個の吊り金具でパイプとスラットを連結する方式では、吊り金具に荷重が集中するため、経年使用によってスラットあるいは吊り金具に変形が生じるおそれがあり、幅方向に力が生じた場合に、パイプないしスラットの左右方向のズレが生じる可能性がある。また、吊り金具は、開口幅方向に間隔を存して複数個設けられるため、開口幅方向に連続状に延出するパイプやスラットに比べて、吊り金具間に隙間が生じることになり、開口部全閉時におけるシャッターカーテンの外観を損ねることになっていた。
実開昭55−97097号
本発明は、連結操作が簡単で、かつ、シャッターカーテンの横ズレが生じることがない、シャッターカーテンにおけるスラットとパイプの連結構造を提供することを目的とする。
本発明が採用した技術手段は、
複数本のパイプをリンクで上下に連設してなるパイプ構造と複数枚のスラットを結合部を介して上下に連設してなるスラット構造を備えたシャッターカーテンにおけるパイプとスラットの連結構造において、
前記スラット構造において、上下に隣位のスラットの長さ方向端部は、上側のスラットの結合部と下側のスラットの結合部の両方に跨るように端部抜け止め部材が装着されており、
前記連結構造は、前記パイプ構造の下端のパイプと、前記スラット構造の上端のスラットと、を連結すると共に、前記下端パイプの長さ全体に亘って外装された複数の連結用スラットを備えており、
各連結用スラットは、前記下端パイプを挿通させる挿通部と、前記上端スラットの結合部に係合する係合部と、を備えており、
前記連結用スラットは、前記下端パイプに外装された各リンク間に設けられた中間連結用スラットと、前記下端パイプに外装されたリンクと当該下端パイプ端部との間に設けられた端部連結用スラットと、からなり、
前記中間連結用スラットの両端前記リンクに密着されており
前記パイプ構造において、上下に隣位のパイプの長さ方向端部は、当該パイプ構造の下端のパイプを除いて、端リンクで上下方向に互いに連結されており、前記端部連結用スラットは、当該端部連結用スラットの一端を前記リンクに密着させた状態で、当該端部連結用スラットの他端は、前記スラット構造の上端スラットの長さ方向端部および前記パイプ構造の下端パイプの長さ方向端部にまで延びており、
前記端部連結用スラットの前記他端と前記上端スラットの前記長さ方向端部に、前記下端パイプの端部に外装された前記端部連結用スラットの係合部と前記上端スラットとの結合部に跨るように前記端部抜け止め部材を設けることで、前記端部連結用スラットの前記下端パイプに対する長さ方向の移動、および、前記端部連結用スラットの前記上端スラットに対する長さ方向の移動を規制してなる、
シャッターカーテンにおけるパイプとスラットの連結構造、である。
一つの態様では、前記移動規制手段は、前記スラットの端部に、前記パイプの端部に外装された端部連結用スラットの係合部と前記スラットとの結合部に跨るように設けた端部抜け止め部材であり、前記スラットに対する長さ方向の移動を規制してなる。また、一つの態様では、前記移動規制手段は、前記連結用スラットを前記パイプに固定する手段であり、前記パイプに対する長さ方向の移動を規制してなる。より具体的には、前記パイプの端部に外装された端部連結用スラットを螺子やリベット等の止着部材を用いて前記パイプに固定してなる。また、この端部連結用スラットの固定手段は、これらの手段に限定されるものではなく、嵌合、かしめ等の他の周知手段であってもよい。
本発明によれば、複数の連結用スラットをパイプの長さ全体に亘って密着状に外装したので、端部に位置する連結用スラットのみの長さ方向の移動を規制するという簡単な手段のみで、シャッターカーテンの左右方向のズレを防止することができる。
また、複数の連結用スラットの係合部は全体としてスラットの長さ方向全体に亘って延びているので、連結用スラットとスラットとの係合の強度が高い。また、連結用スラットの端部は、リンク7に密着しているので、連結用スラット間に隙間が生じることがなく、意匠上も良好である。
本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用されるシャッター装置の正面図であり、当該シャッター装置のシャッターカーテンは、上側がパイプ構造のシャッターカーテン1、下側がスラット構造のシャッターカーテン2、からなり、建物開口部の開放時には、該開口部の上方に設けられたシャッターケース3内に収納された巻取りドラム4に巻き取られ、該開口部の閉鎖時には、該開口部左右のガイドレール5に両端が案内されて下降して開口部を閉鎖するように構成されている。図2は、シャッターカーテンの他の態様を示しており、シャッターカーテンは、上側がパイプ構造のシャッターカーテン1A、中間がスラット構造のシャッターカーテン2、下側がパイプ構造のシャッターカーテン1Bからなる。パイプ構造のシャッターカーテン1A、1Bの構成は、パイプ構造のシャッターカーテン1と同様である。
図3に拡大して示すように、パイプ構造のシャッターカーテン1は、左右方向に水平に延出する複数の長尺パイプ6を上下方向に間隔を存して平行状に配設すると共に、上下方向に隣位のパイプ6同士を、パイプ6に外装されたリンク7を介して連設するようになっている。パイプ6同士の左右方向の移動は、リンク7に位置して設けた止輪(図示せず)によって規制されている。シャッターカーテン1は複数枚の吊元側スラット(図示せず)を介して巻取りドラム4に連結されている。複数のパイプ6の長さ方向両端部は、端リンク7´で上下方向に互いに連結されている。吊元側スラット(図示せず)、端リンク7´は、図1ではシャッターケース3、ガイドレール5に隠れて見えない。
スラット構造のシャッターカーテン2は、左右方向に水平に延出する複数枚のスラット9を上下方向に連設して形成されている。スラット9の上端部、下端部には、それぞれインターロック結合部90,91が形成されており、上下隣位のスラット9において、上側のスラット9の下端のインターロック結合部91が、下側のスラット9の上端のインターロック結合部90にインターロック結合されている。図4、図5に示すように、スラット9の長さ方向の端部において、結合しているインターロック結合部90,91の両部位に跨るように端部抜け止め部材92が装着されている。
パイプ構造のシャッターカーテン1の下端のパイプ6と、スラット構造のシャッターカーテン2の上端のスラット9は、複数の連結用スラット10を介して連結されている。
連結用スラット10は、図6に示すように、パイプ6を挿通させる挿通部11と、スラット9の上側のインターロック結合部90に結合する係合部12を備えている。連結用スラット10は、パイプ6、スラット9に比べて短尺であり、連結用スラット10には、リンク7間に位置して設けられる中間連結用スラット10Aと、リンク7とパイプ端部との間に設けられる端部連結用スラット10Bと、がある(図3参照)。すなわち、中間連結用スラット10Aは、パイプ6を上下に連結するリンク7間の間隔に対応する寸法を備えており、端部連結用スラット10Bは、パイプ6の長さ方向の両端側のリンク7から、パイプ6の端部までの距離に対応する寸法を備えている。尚、中間連結用スラット10A、端部に設けられる端部連結用スラット10Bを、さらに分割して、複数の短尺部材から形成してもよい。また、このものにおいて、分割された短尺部材の端部同士の当接部に緩衝リングを設けてもよい。
したがって、パイプ構造のシャッターカーテン1の下端のパイプ6には、パイプの長さ全体に亘って、長さ方向の一端から他端に向かって順に、端部連結用スラット10B、リンク7、中間連結用スラット10A、リンク7、中間連結用スラット10A、リンク7、・・・・・、中間連結用スラット10A、リンク7、端部連結用スラット10B、が外装され、かつ、中間連結用スラット10Aの両端は、リンク7に密着しており、端部連結用スラット10Bの一端はリンク7に密着している。
パイプ6の長さ方向に、リンク7を介して連設状に設けた複数の連結用スラット10の係合部12には、スラット構造のシャッターカーテン2の上端のスラット9の上端のインターロック結合部90が係合されている。複数の連結用スラット10が一体となって、スラット9の長さ方向の略全体に亘って係合部12が形成されているので、インターロック結合部の強度が大きい。
結合している連結用スラット10の係合部12とインターロック結合部の両部位に跨るように端部抜け止め部材92Aが装着されている。端部抜け止め部材92Aは、端部抜け止め部材92と同じ形状を備えており、螺子93をスラット9の端部においてインターロック結合部90に近接した部位に形成されている螺子孔に装着することで、スラット9の端部に設けられる。一つの態様では、端部抜け止め部材92Aは、樹脂製である。複数の連結用スラット10とリンク7を密着状にパイプ6に外装した状態で、長さ方向両端部に端部抜け止め部材92Aを装着することで、端部連結用スラット10Bは、端部抜け止め部材92Aを介してスラット9に対する長さ方向の移動が規制される。端部連結用スラット10Bのみの長さ方向の移動を規制すれば、その間に、密着状に外装された中間連結用スラット10Aの位置は左右にズレることはなく、中間連結用スラット10Aを固定する必要はない。
図7は、下側がパイプ構造のシャッターカーテン、上側がスラット構造のシャッターカーテンの場合の連結用スラット10を示す。連結用スラット10は、パイプ6を挿通させる挿通部11と、スラット9の下側のインターロック結合部91に結合する係合部12を備えている。係合部12の具体的な形状が、係合の相手側の部材の形状に応じて適宜変更され得ることは当業者に容易に理解される。
上側がパイプ構造、下側がスラット構造のシャッターカーテンの他の実施形態を図8に示す。パイプ構造、スラット構造の基本的な構成は、図3に示す構造と同じであり、同一の構成要素には同一の参照番号が付してあり、パイプ構造、スラット構造の説明については、既述の説明を援用することができる。パイプ構造におけるパイプ6同士の左右方向の移動は、リンク7間に位置して設けたブッシュ8Aをリベット8Bでパイプ6に止着することで規制されている。
図10に示すように、連結用スラット10は、パイプ6を挿通させる挿通部11と、スラット9の上側のインターロック結合部90に結合する係合部12を備えている。係合部12の具体的な形状が、係合の相手側の部材の形状に応じて適宜変更され得ることは当業者に容易に理解される。また、連結用スラット10の長さ方向端部には、任意で、樹脂製の端部キャップ100が装着可能となっている。図11に示すように、端部キャップ100は、連結用スラット10と略同じ側面形状を備えており、パイプ6を挿通させる挿通部101と、連結用スラット10の空間13に嵌合可能な形状の嵌合片102を備えている。連結用スラット10の端部に端部キャップ100を装着することで、連結用スラット10の端部の錆発生を防止し、また、連結用スラット10の端部とリンク7との磨耗を防止することができる。
図8、図9に示すように、中間連結用スラット10Aを、パイプ6の長さ全体に亘って、パイプ6に外装された各リンク7間に設け、端部連結用スラット10Bをリンク7とパイプ6の端部との間に外装し、中間連結用スラット10Aの両端をリンク7と密着させ、端部連結用スラット10Bの一端をリンク7に密着させた状態で、端部連結用スラット10Bをリベット94を用いて、パイプ6に固定している。端部連結用スラット10Bのみを固定すれば、その間に、密着状に外装された中間連結用スラット10Aの位置は左右にズレることはなく、中間連結用スラット10Aを固定する必要はない。
本発明は、複数本のパイプをリンクで上下に連設してなるパイプ構造と複数枚のスラットを上下に連設してなるスラット構造を備えたシャッターカーテンに用いることができる。
上側がパイプ構造、下側がスラット構造のシャッターカーテンを備えたシャッター装置の正面図である。 上側及び下側がパイプ構造、中間部がスラット構造のシャッターカーテンを備えたシャッター装置の正面図である。 上側がパイプ構造、下側がスラット構造のシャッターカーテンの一部省略部分拡大正面図である。 図3の一部をさらに拡大して示す図である。 上側がパイプ構造、下側がスラット構造のシャッターカーテンの部分拡大側面図である。 連結スラットの側面図および、連結スラットによるパイプとスラットの連結構造を示す側面図である。 連結スラットの側面図および、連結スラットによるパイプとスラットの連結構造を示す側面図である。 他の実施形態に係る上側がパイプ構造、下側がスラット構造のシャッターカーテンの一部省略部分拡大正面図である。 図8の一部をさらに拡大して示す図である。 連結スラットの側面図および、連結スラットによるパイプとスラットの連結構造を示す側面図である。 樹脂キャップを示す図である。
符号の説明
1 パイプ構造のシャッターカーテン
2 スラット構造のシャッターカーテン
6 パイプ
7 リンク
9 スラット
10 連結用スラット
10A 中間連結用スラット
10B 端部連結用スラット
11 挿通部
12 係合部
92A 端部抜け止め部材
94 リベット

Claims (1)

  1. 複数本のパイプをリンクで上下に連設してなるパイプ構造と複数枚のスラットを結合部を介して上下に連設してなるスラット構造を備えたシャッターカーテンにおけるパイプとスラットの連結構造において、
    前記スラット構造において、上下に隣位のスラットの長さ方向端部は、上側のスラットの結合部と下側のスラットの結合部の両方に跨るように端部抜け止め部材が装着されており、
    前記連結構造は、前記パイプ構造の下端のパイプと、前記スラット構造の上端のスラットと、を連結すると共に、前記下端パイプの長さ全体に亘って外装された複数の連結用スラットを備えており、
    各連結用スラットは、前記下端パイプを挿通させる挿通部と、前記上端スラットの結合部に係合する係合部と、を備えており、
    前記連結用スラットは、前記下端パイプに外装された各リンク間に設けられた中間連結用スラットと、前記下端パイプに外装されたリンクと当該下端パイプ端部との間に設けられた端部連結用スラットと、からなり、
    前記中間連結用スラットの両端前記リンクに密着されており
    前記パイプ構造において、上下に隣位のパイプの長さ方向端部は、当該パイプ構造の下端のパイプを除いて、端リンクで上下方向に互いに連結されており、前記端部連結用スラットは、当該端部連結用スラットの一端を前記リンクに密着させた状態で、当該端部連結用スラットの他端は、前記スラット構造の上端スラットの長さ方向端部および前記パイプ構造の下端パイプの長さ方向端部にまで延びており、
    前記端部連結用スラットの前記他端と前記上端スラットの前記長さ方向端部に、前記下端パイプの端部に外装された前記端部連結用スラットの係合部と前記上端スラットとの結合部に跨るように前記端部抜け止め部材を設けることで、前記端部連結用スラットの前記下端パイプに対する長さ方向の移動、および、前記端部連結用スラットの前記上端スラットに対する長さ方向の移動を規制してなる、
    シャッターカーテンにおけるパイプとスラットの連結構造。
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