JP5247065B2 - 光学素子及び光学素子成形型 - Google Patents
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Description
すなわち、特許文献1には、光学レンズの一方の面形状をなす型面を有する上型と光学レンズの他方の面形状をなす型面を有する下型とを用い、これら型面間にレンズ素材であるガラス素材を配置し、また、下型の型面の周りに環状のホルダを配置することが開示されている。また、特許文献1には、そのような状態でガラス素材を加熱することによって軟化させ、しかる後、上型を加圧して下型に押し付けると、ガラス素材が上型の型面、下型の型面及びホルダによってプレス(型締め)されることになり、これらの型面がガラス素材に転写され、かつガラス素材がホルダの内面に接着することが開示されている。このようにしてプレス加工が終了すると、ガラス素材などが冷却され、上型を上昇させて、このガラス素材を下型から取り外す。
図1は、本実施の形態に係る光学素子1の外観を示す斜視図である。また、図2は、図1の光学素子1の投影図であり、(a)は正面図であり、(b)は背面図であり、(c)は平面図である。また、図3は、図1の光学素子1の縦断面図であり、(a)は、図2の線IIIa−IIIaによる断面図であり、(b)は、図2の線IIIb−IIIbによる断面図である。
図1〜図3に示す光学素子1は、略直方体の本体部(角形の本体部)11と、本体部11の一面(手前側の面)で突出するように形成されたレンズ面12aが曲面形状のレンズ部(入射側レンズ、第1のレンズ部)12と、本体部11の一面においてレンズ部12に隣接して形成された平たん部13と、本体部11の一面において四隅の各々に形成された突出部(膨出部)14と、平たん部13と突出部14との間に位置する斜面部15と、を備えている。
また、光学素子1は、本体部11の一面とは反対側の他面(奥側の面)で突出するように形成されたレンズ面16aが曲面形状のレンズ部(出射側レンズ、第2のレンズ部)16と、本体部11の他面においてレンズ部16に隣接して形成された平たん部17と、本体部11の他面において四隅の各々に形成された突出部18と、平たん部17と突出部18との間に位置する斜面部19と、を備えている。
また、本実施の形態に係る光学素子1は、本体部11が四角形のスクエアレンズであるが、これ以外の角形、例えば三角形や五角形等の多角形であっても良い。
図4は、本実施の形態に係る光学素子1の製造に用いる成形型100の平面図である。
図4に示す成形型100は、図1〜図3に示す光学素子1を製造するのに用いられるものである。この成形型100は、側面周囲を構成する金型であるスリーブ(角形スリーブ、キャビティ金型)110と、上側に配置された上型(コア金型)120と、下側に配置された下型(キャビティ金型)130と、を備えている。更に説明すると、スリーブ110及び下型130により内部空間(キャビティ金型の凹所)S(図5−A参照)が形成され、型締め時には、上型120が型締め方向(図5−A参照)に移動して内部空間Sに進入する。そして、スリーブ110、上型120及び下型130が協働してプリフォームを加圧成形することにより光学素子1を製造する。
付言すると、角形状の凹所と丸形状の凸部との相対的な位置決めを行う作業は、角形状の凹所と角形状の凸部との相対的な位置決めを行う作業よりも容易である。また、丸形状の凸部同士の相対的な位置決めを行う作業は、角形状の凸部相互の位置決めを行う作業よりも容易である。更に説明すると、角形状の凹所と丸形状の凸部との間に、型締め方向に直交する面内での方向性がないとすると、相互の姿勢を調整する必要がない。また、丸形状の凸部同士の間に方向性がないとすると、相互の姿勢を調整する必要がない。
これに対し、本実施の形態では、横断面が角形状であるスリーブ110内の空間を丸形部121,131のいずれか一方又は両方が移動し、かつ、内部空間S側に位置する先端の周縁に面取り部124,134(後述)が形成されているので、低コストで丸形部121,131とスリーブ110とのかじりや噛み込みを防止することができる。したがって、コスト削減が可能であり、また、金型精度をより高めることが可能である。また、金型の寿命も長期化させることが可能である。付言すると、金型の製造コストの観点からは、角形部よりも丸形部の方が製造し易く、このため、本実施の形態では、金型の製造コストを低減させることもできる。また、金型の保守維持の負担が軽減される。
図5−A〜図6−Bに示すように、上型120の丸形部121には、光学素子1のレンズ部12に対応する形状の凹曲面部(レンズ面12aの加圧成形を担う部分、レンズ面12aを転写する部分)122と、光学素子1の平たん部13を成形(転写)する形状の端面部123と、先端の周縁を面取りして形成された面取り部124と、が形成されている。すなわち、上型120は、加圧面として凹曲面部122、端面部123及び面取り部124を有する。
また、下型130の丸形部131には、光学素子1のレンズ部16を成形する形状の凹曲面部(レンズ面16aの加圧成形を担う部分、レンズ面16aを転写する部分)132と、光学素子1の平たん部17を成形(転写)する形状の端面部133と、先端の周縁を面取りして形成された面取り部134と、が形成されている。
スリーブ110の内壁面110a、上型120の丸形部121及び下型130の丸形部131により形成されるキャビティにより光学素子1が加圧(プレス)成形される。言い換えると、上型120の凹曲面部122及び端面部123と下型130の凹曲面部132及び端面部133とスリーブ110の内壁面110aとにより加圧成形面が構成される。そして、この加圧成形面には、後述するように、加圧成形しない隙間が形成されている。
なお、本実施の形態では、上型120が移動側で下型130が固定側であるが、上型120が固定側で下型130が移動側とするように構成することも考えられる。
図5−A及び図5−Bに示すように、上型120が上方に移動する型開きの際に、所定容量のプリフォームが成形型100の内部に投入される。すなわち、下型130の丸形部131にプリフォームが載せられる。その後、上型120が下方に移動する型締め時に、下型130の丸形部131に載せられたプリフォームが加圧されていく。
金型113Mには、まず四角形状の貫通穴1132Mが形成され、これにより内壁面110aが画成される。その後、貫通穴1132Mに工具200を設置する。更に説明すると、工具200は、スリーブ110Mの内壁面110aとわずかに離間するように設置される。この工具200は、溝部1131を形成するための刃部201を有する。そして、工具200を図示しない駆動機構により貫通穴1132M内を往復動(図7の紙面垂直方向の移動)させることで、工具200の刃部201が内壁面110aに溝部1131を形成していく。なお、本実施の形態における溝部1131の横断面形状は、V字状であるが、例えば台形や半円形等の他の形状に形成することも考えられる。
図8に示す光接続装置50は、光学素子1と、光学素子1が底面11dを介して載置されて接着されているフラットベンチ51と、光学素子1に出力光を入射させるレーザダイオード52と、レーザダイオード52の出力光を光学素子1の光軸高さと一致させるためのブロック部材53と、光学素子1から出射した光が入射される図示しない光ファイバと、を備えている。ブロック部材53が光学素子1に隣接して設置され、そのブロック部材53には、レーザダイオード52が取り付けられている。
そして、レーザダイオード52からの出力光は、光学素子1のレンズ部12及びレンズ部16で屈折した後に図示しない光ファイバの光入射面に入射される。
なお、本実施の形態に係る光学素子1は、突出部14,18を備えており、上面11a、側面11b,11c及び底面11dの面積を増やしている。このため、光学素子1をフラットベンチ51に接着剤で接着する接着面の接着面積が増えるので、より強固に接着を行うことができる。
図9に示すように、光学素子1は、ハンドラー装置300によりフラットベンチ51に接着される。このハンドラー装置300は、図示しない移動機構により移動可能なハンドラー301と、ハンドラー301に取り付けられ、光学素子1を把持可能なグリッパ302と、グリッパ302により把持された光学素子1の目印2を撮影するためのカメラ303と、カメラ303により撮影された映像に画像処理を施して目印2の位置や方向を認識すると共に、認識結果を基にハンドラー301及びグリッパ302を制御する制御部304と、を備えている。
Claims (9)
- レンズ部と、
前記レンズ部と一体に形成され、当該レンズ部と同じ材質の本体部と、
前記本体部に形成された脚部と、
前記本体部又は前記脚部に形成され、前記レンズ部の光軸方向に線状に延びた外部から認識可能な目印と、
を含む光学素子。 - 前記目印は、前記本体部に突出して形成されたことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
- 前記目印は、前記脚部にくぼんで形成されたことを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
- 角形の本体部と、
前記本体部に形成されたレンズ部と、
前記本体部に形成された脚部と、
前記レンズ部以外の部分に形成され、前記本体部に対する当該レンズ部の位置関係を示すと共に当該レンズ部の光軸方向を示す目印と、
を含む光学素子。 - 前記目印は、前記脚部とは反対側の本体部の上面部に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の光学素子。
- 前記本体部は、平たん部を有し、
前記目印は、前記本体部の前記平たん部に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の光学素子。 - 前記本体部は、複数の平たん部を有し、
前記目印は、前記本体部の前記複数の平たん部の一つに形成されたことを特徴とする請求項4に記載の光学素子。 - 凹所を設けて形成されるキャビティ金型と、
前記キャビティ金型の凹所に入ってレンズ面を含む光学素子を加圧成形するための凸部を有するコア金型と、
を含み、
前記コア金型の凸部の外形が前記キャビティ金型の凹所において当該凸部に対応する横断面の形状とは異なり、かつ、型締めにより素材が加圧される際に当該凸部の外周面と当該凹所の内周面との間で当該素材が流動する空間を備え、
前記キャビティ金型の凹所における前記コア金型の凸部の型締め方向に関する横断面の形状が角形であり、
前記コア金型の凸部の外形が円形であり、
前記キャビティ金型の前記凹所を形成する面の一部に、前記光学素子の目印となる溝が形成されていることを特徴とする光学素子成形型。 - 前記溝は、型締めの方向に延在することを特徴とする請求項8に記載の光学素子成形型。
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