JP5260189B2 - かつら取付方法、及び、毛束取付方法 - Google Patents

かつら取付方法、及び、毛束取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、かつらを人の自毛に取付けるかつら取付方法、及び、毛束を人の自毛に取付ける毛束取付方法に関する。
従来、かつらを人の頭部に取付ける場合には、かつらの底面を人の頭部に接着する手法のほか、かつらの周縁に設けられた固定用糸に自毛を結び付ける手法等がとられている。なお、固定用糸に自毛を結び付ける場合には、その結び目に熱硬化性樹脂を付着させて補強する手法もとられている。
また、毛束を自毛に取付ける場合には、熱硬化性樹脂を用いて毛束と自毛とを接着する手法等がとられている。
ところで、特許文献1には、増毛法の発明ではあるが、熱硬化性樹脂等の樹脂硬化剤や接着剤を用いるよりも増毛法を簡易に且つ能率良く行うために、増毛用毛髪を自毛の地肌に近い部分に結び付け、その結び目又は結び目位置より少しばかり間隔を置いた自毛先端側において、光硬化性樹脂を硬化させることでストッパー体を形成する増毛法が開示されている。
特開平10−310924号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の増毛法を毛束の取付けに適用しようにも、毛束の毛の本数が多いほど、毛束を自毛に結び付けるのが困難になる。また、上記特許文献1記載の増毛法をかつらの取付けに適用する場合も、例えばかつらの周縁の固定用糸を自毛に結び付けるのは困難である。
また、かつらを自毛に取付ける場合には、複数箇所において、それぞれ複数本の自毛をかつらに結び付けるのが通常であり、上記特許文献1記載のようにストッパー体として光硬化性の樹脂硬化剤を付着させると、光硬化性樹脂を多量に用いる必要がある上に、光硬化性樹脂が目立つために外観を損ねてしまう。
このことは、毛束を自毛に取付ける場合でも同様であり、上記特許文献1記載の手法によって毛量の多い毛束を1本或いは複数本の自毛に対し取付けると、光硬化性樹脂を多量に用いる必要がある上に、光硬化性樹脂が目立つために外観を損ねてしまう。
本発明の第1の課題は、上記従来の実情に鑑み、かつらや毛束を簡単かつ確実に自毛に取付けることができる取付方法を提供することである。
また、本発明の第2の課題は、上記従来の実情に鑑み、1箇所につき複数本の自毛をかつらに結び付けることによりかつらを取付ける場合や、毛量の多い毛束を自毛に取付ける場合でも、少量の光硬化性樹脂でかつらや毛束を簡単かつ確実に取付けることができる取付方法を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のかつら取付方法は、かつらを人の自毛に取付けるかつら取付方法において、上記自毛を、上記かつらの一部を巻き込むように結び付け、その結び目に光硬化性樹脂を付着させ、この付着させた光硬化性樹脂に光を照射することによりこの光硬化性樹脂を硬化させるようにする。
また、上記付着させた光硬化性樹脂を平面状に引き伸ばし、この引き伸ばした光硬化性樹脂に光を照射することによりこの光硬化性樹脂を硬化させるようにするとよい。
また、上記かつらの一部は、かつらの周縁に沿って設けられた固定用糸であるようにするとよい。
上記課題を解決するために、本発明の毛束取付方法は、毛束を人の自毛に取付ける毛束取付方法において、上記自毛を、上記毛束を巻き込むように結び付け、その結び目に光硬化性樹脂を付着させ、この付着させた光硬化性樹脂に光を照射することによりこの光硬化性樹脂を硬化させるようにする。
また、上記付着させた光硬化性樹脂を平面状に引き伸ばし、この引き伸ばした光硬化性樹脂に光を照射することによりこの光硬化性樹脂を硬化させるようにするとよい。
本発明によれば、自毛を、かつらの一部又は毛束を巻き込むように結び付け、その結び目に光硬化性樹脂を付着させるため、かつらや毛束を簡単かつ確実に取付けることができる。
また、光硬化性樹脂を平面状に引き伸ばし、この引き伸ばした光硬化性樹脂に光を照射することにより該光硬化性樹脂を硬化させるようにした場合には、接着面積を有効に増やすことができ、したがって、例えば、1箇所につき複数本の自毛をかつらに結び付けることによりかつらを取付ける場合や、毛量の多い毛束を自毛に取付ける場合でも、少量の光硬化性樹脂でかつらや毛束を簡単かつ確実に取付けることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るかつら取付方法及び毛束取付方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法により自毛6に対し取付けられるかつら1を示す斜視図である。
図1に示すかつら1は、網状のかつらベース2と、このかつらベース2の周縁に沿って縫着されて設けられた固定用糸4とを備える。
なお、図1及び後述する図2A〜図2Nに示すかつらベース2は、固定用糸4及び自毛6を明瞭に図示するため、人工毛又は人毛が植毛されていない状態で示す。また、図示は省略するが、かつらベース2の周縁には、かつらベース2を例えば3重乃至5重に折り返してなる周縁部が例えばミシン等で縫着することにより形成されているものとする。
また、かつらベース2のうち、植毛される人工毛又は人毛の分け目位置や、装着時に前方となる位置には、例えばポリウレタンからなり、装着者の頭皮の色に近似した肌色等を呈する人工皮膚部を形成するとよい。
以下、図1のA部拡大図である図2A〜図2Nを参照しながら、かつら1の取付方法について説明する。これらの図においては、人の頭部5の自毛6は、固定用糸4に結び付ける自毛6のみを図示し、固定用糸4の見えない部分(かつらベース2の裏側部分)については点線で示す。
図2Aに示すように、カギ針7の先端に形成されたカギ部7aにより、固定用糸4をかつらベース2の裏側から引っ掛け、固定用糸4を下側に引き出して弛ませ、図2Bに示すように固定用糸ループ4aを形成する。
この際、カギ針7による固定用糸4の引き出しは、固定用糸4の縫着が外れないような強さで行う必要がある。また、固定用糸ループ4aの大きさは、自毛6を固定用糸4に結び付けることができる範囲で適宜決定するとよい。
次に、図2Cに示すように、固定用糸ループ4aのループ先端位置Bを確認しておき、カギ針7を外して固定用糸ループ4aを自然状態にする。
そして、図2Dに示すように、ループ先端位置Bよりやや上方から生えている例えば5本〜数10本程度の自毛6を取り出す。ここで、ループ先端位置Bよりやや上方としたのは、ループ先端位置Bより下方の自毛6を取り出すと自毛6を固定用糸ループ4aに結び付ける際に自毛6を浮き上がらせる状態で結び付けることになってしまうからである。
次に、図2Eに示すように、カギ針7により、固定用糸ループ4aを再度形成すると共に、取り出しておいた自毛6を固定用糸ループ4aにくぐらせて固定用糸ループ4aの外側(上側)に引き出す。そして、図2Fに示すように、カギ針7を固定用糸ループ4aの内側から外側に通し、固定用糸ループ4a上にくぐらせた自毛6に引っ掛け、図2Gに示すように、カギ部7aにより、固定用糸ループ4a上にくぐらせた自毛6の一部を固定用糸ループ4a内に引き戻す。
その後、図2Hに示すように、固定用糸ループ4a内に引き戻していない部分の自毛6の外側にカギ針7を持っていき、図2Iに示すように、自毛6をカギ針7に1,2回巻き付ける(図中では1回)。そして、図2Jに示すように、カギ針7により、巻き付けた自毛6を固定用糸ループ4a内に引き戻した部分の自毛6からなる輪に挿通させる。これにより、図2Kに示すように、自毛6の結び目6aが固定用糸ループ4aを巻き込んだ状態で固定用糸ループ4aに結び付く。
次に、図2Lに示すように、結び目6aを中心に光硬化性樹脂8を付着させる。この付着させた光硬化樹脂8は、結び目6aを覆うように付着させると、例えば、球状又はそれに近似した形状に付着するが、図2Mに示すように、平面状に引き伸ばす(8´)。光硬化性樹脂8を平面状に引き伸ばす場合には、例えば、光を透過する板状部材により挟み込むことで光硬化性樹脂8を押し拡げればよい。
なお、光硬化性樹脂8を平面状に引き伸ばす場合には、人の頭皮と平行となるようにするとよく、また、自毛6の結び目6aが露出しない程度の厚みで、結び目6a近傍の複数本の自毛6及び固定用糸ループ4aを覆うように引き伸ばすとよい。
次に、光を透過する板状部材等により挟み込んだ状態の光硬化性樹脂8´に対し、図示しない光照射器によって、図2Nに示すように、例えば可視光を照射することにより、光硬化性樹脂8´を硬化させる。
なお、本実施の形態では、かつらベース2を網状のものとして説明したが、かつらベース2の一部又は全部が樹脂製の人工皮膚部からなるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、結び目6aを中心に結び目6a近傍に亘って光硬化性樹脂8を付着させる例について説明したが、自毛6の先端側において、結び目6aが解けた際の補強用に、別個に光硬化性樹脂を硬化させるようにしてもよい。
以上説明した本実施の形態によれば、自毛6を、かつら1の一部である固定用糸4を巻き込むように結び付け、その結び目6aに光硬化性樹脂8を付着させるため、かつら1を簡単かつ確実に取付けることができる。
また、本実施の形態では、光硬化性樹脂8を平面状に引き伸ばし、この引き伸ばした光硬化性樹脂8´に光を照射することにより光硬化性樹脂8´を硬化させるため、接着面積を有効に増やすことができ、したがって、例えば、1箇所につき複数本の自毛6をかつら1に結び付けることによりかつら1を取付ける場合でも、少量の光硬化性樹脂8でかつら1を簡単かつ確実に取付けることができる。
図3A〜図3Fは、本発明の他の実施の形態に係る毛束取付方法を説明するための概略図である。
本実施の形態では、毛束11を自毛6に取付ける例について説明する。なお、図3A〜図3Fでは、人の頭部5上の自毛6のうち毛束11に結び付けるもののみを示す。
まず、図3Aに示すように、自毛6で輪6bをつくり、この輪6bに自毛6の先端を通して、先端を引っ張れば玉結びができる状態にしておく。
次に、図3Bに示すように、接着剤等により先端11aで束ねた毛束11を、その先端11aのみが自毛6の上記輪6bの中に入るようにする。そして、図3Cに示すように、自毛6の先端を引っ張ることで、自毛6の輪6bが毛束11の先端11aを巻き込むようにして、自毛6の結び目6cを、毛束11の先端11aに形成する。
この後、図3Dに示すように、結び目6cを中心に光硬化性樹脂8を付着させる。この付着させた光硬化樹脂8は、結び目6cを覆うように付着させると、例えば、球状又はそれに近似した形状に付着するが、図3Eに示すように、平面状に引き伸ばす(8´)。光硬化性樹脂8を平面状に引き伸ばす場合には、例えば、光を透過する板状部材により挟み込むことで光硬化性樹脂8を押し拡げればよい。
なお、光硬化性樹脂8を平面状に引き伸ばす場合には、人の頭皮と平行となるようにするとよく、また、自毛6の結び目6cが露出しない程度の厚みで、結び目6c近傍の複数本の自毛6及び毛束11を覆うように引き伸ばすとよい。
次に、光を透過する板状部材等により挟み込んだ状態の光硬化性樹脂8´に対し、図示しない光照射器等によって、図3Eに示すように例えば可視光を照射することにより、光硬化性樹脂8´を硬化させる。
以上説明した本実施の形態によれば、自毛6を、毛束11を巻き込むように結び付け、その結び目6aに光硬化性樹脂8を付着させるため、毛束11を簡単かつ確実に取付けることができる。
また、本実施の形態では、光硬化性樹脂8を平面状に引き伸ばし、この引き伸ばした光硬化性樹脂8´に光を照射することにより光硬化性樹脂8´を硬化させるため、光硬化性樹脂8の接着面積を有効に増やすことができ、したがって、例えば、毛量の多い毛束11を自毛6に取付ける場合でも、少量の光硬化性樹脂8で毛束11を簡単かつ確実に取付けることができる
なお、上記一実施の形態及び他の実施の形態では、自毛6の結び方の一例と共に取付方法を説明したが、結び方は、自毛6を、固定用糸4(一実施の形態)や毛束11(他の実施の形態)を巻き込むように結び付けるものであれば他の結び方を用いることも可能である。
本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法により自毛に対し取付けられるかつらを示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その1)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その2)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その3)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その4)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その5)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その6)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その7)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その8)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その9)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その10)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その11)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その12)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その13)である。 本発明の一実施の形態に係るかつら取付方法を説明するための概略図(その14)である。 本発明の他の実施の形態に係る毛束取付方法を説明するための概略図(その1)である。 本発明の他の実施の形態に係る毛束取付方法を説明するための概略図(その2)である。 本発明の他の実施の形態に係る毛束取付方法を説明するための概略図(その3)である。 本発明の他の実施の形態に係る毛束取付方法を説明するための概略図(その4)である。 本発明の他の実施の形態に係る毛束取付方法を説明するための概略図(その5)である。 本発明の他の実施の形態に係る毛束取付方法を説明するための概略図(その6)である。
符号の説明
1 かつら
2 かつらベース
4 固定用糸
4a 固定用糸ループ
5 人の頭部
6 自毛
6a 結び目
6b 輪
6c 結び目
7 カギ針
7a カギ部
8 光硬化性樹脂
11 毛束
11a 先端

Claims (5)

  1. かつらを人の自毛に取付けるかつら取付方法において、
    前記自毛を、前記かつらの一部を巻き込むように結び付け、
    その結び目に光硬化性樹脂を付着させ、
    該付着させた光硬化性樹脂に光を照射することにより該光硬化性樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とするかつら取付方法。
  2. 前記付着させた光硬化性樹脂を平面状に引き伸ばし、該引き伸ばした光硬化性樹脂に光を照射することにより該光硬化性樹脂を硬化させることを特徴とする請求項1記載のかつら取付方法。
  3. 前記かつらの一部は、該かつらの周縁に沿って設けられた固定用糸であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のかつら取付方法。
  4. 毛束を人の自毛に取付ける毛束取付方法において、
    前記自毛を、前記毛束を巻き込むように結び付け、
    その結び目に光硬化性樹脂を付着させ、
    該付着させた光硬化性樹脂に光を照射することにより該光硬化性樹脂を硬化させる、
    ことを特徴とする毛束取付方法。
  5. 前記付着させた光硬化性樹脂を平面状に引き伸ばし、該引き伸ばした光硬化性樹脂に光を照射することにより該光硬化性樹脂を硬化させることを特徴とする請求項4記載の毛束取付方法。
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