JP5261971B2 - 圧延機ワークロールのロールギャップ測定装置 - Google Patents
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Description
SL=−α(Pdf/M) …(i)
M=Pdf/Sdf …(ii)
yc=(Pdf・L)/2P=(Sdf・L)/(2P・M) …(iii)
また、本発明の他の目的は、そのようなロールギャップ測定装置を利用して安定した圧延を行うことができる圧延機を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、そのような圧延機を用いて、良好な形状の熱延鋼帯を製造できるとともに、安定した蛇行制御を行うことで、絞りトラブルを生じることなく熱延鋼帯を安定して製造することができる熱延鋼帯の製造方法を提供することにある。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
上下ワークロールのうちの上ワークロールの外周部に、バックアップロール及び被圧延材と干渉しないように設けられる渦流式距離センサと、該渦流式距離センサへの電力供給及び渦流式距離センサの測定信号の取り出しを行うためのスリップリング機構とを備え、
前記渦流式距離センサを上ワークロールの外周面に形成された凹部内に配置し、
前記スリップリング機構は、上ワークロールのロール胴部の端面に同心円状に設けられる複数の集電リングと、該集電リングに各々摺動接触する固定側の複数のブラシを備え、前記集電リングは、ロール本体と絶縁体で絶縁されるとともに、ロール内部に配置されるリード線で渦流式距離センサと電気的に接続され、前記ブラシは、ロールチョックまたは圧延機ハウジングに支持されるとともに、ロールチョックまたは圧延機ハウジングに支持されたセンサボックスが備える電源用のバッテリーと電力供給用のリード線で電気的に接続され、且つ前記センサボックスが備える無線ユニットと測定信号伝送用のリード線で電気的に接続されていることを特徴とする圧延機ワークロールのロールギャップ測定装置。
[3]上記[2]の圧延機において、クロスロール圧延機であることを特徴とする圧延機。
[4]上記[2]または[3]の圧延機で被圧延材を熱間仕上圧延し、熱延鋼帯を製造する方法であって、圧延中、ロールギャップ測定装置によりワークロールの左右ロールギャップを測定し、左右ロールギャップ差が目標値となるようにレベリング制御を行うことを特徴とする熱延鋼帯の製造方法。
また、このようなロールギャップ測定装置を利用した本発明の圧延機およびこれを用いた熱延鋼帯の製造方法によれば、左右ロールギャップ差をモニタした高精度のレベリング制御を容易に実施することができため、差荷重Pdfに基づく現状の圧下位置制御の問題点を解消し、良好な熱延鋼帯形状を得ることができるとともに、安定した蛇行制御を行うことで、絞りトラブルを生じることなく熱延鋼帯を安定して製造することができる。このため薄物の熱延鋼帯の製造においても、良好な鋼帯形状の確保と安定通板を実現することができ、絞りトラブル抑制によるライン稼動率向上およびロール原単位向上を達成しつつ、優れた品質の熱延鋼帯を安定して製造することができる。
本実施形態では、上ワークロール1aの外周面にザグリ加工などによって凹部7を形成し、この凹部7内に渦流式距離センサ5(センサヘッド)を配置している。この渦流式距離センサ5は、上ワークロール表面から距離δ0だけ凹部7内方に位置した状態で設けられている。なお、凹部7はロール全周わたって形成される溝であってもよい。渦流式距離センサ5としては、従来一般に使用されているセンサを用いることができる。
なお、ロールギャップ測定装置Aは、下ワークロール1bに設けてもよいし、上下ワークロール1a,1bの両方に設けてもよい。
このようなクロスロール圧延機に本発明のロールギャップ測定装置Aを適用した場合、上ワークロール1aに設けられた渦流式距離センサ4は下ワークロール1bとの最短距離を測定できるので、上下ワークロール1a,1bの軸心が同じ鉛直線上になくても、その機能が阻害されることはない。ここで、例えば、図9のようにロールギャップが無い状態でワークロールを回転させた場合、[図6に示すような凹部内の距離]+[ロールをクロスさせたことにより生じる離間距離]である距離δ0の測定信号が得られる。したがって、この最小距離δ0をセンサヘッドの零点とした調整をしておくことで、図10に示すような圧延状態において得られる距離δ(=ロールギャップに比例する距離)+距離δ0の測定信号から、ロールギャップ測定値が得られる。また、圧延機の左右に配置したロールギャップ測定装置Aによるロールギャップ測定値の差演算により、左右ロールギャップ差を得ることができる。このように本発明のロールギャップ測定装置Aは、クロスロール圧延機にも問題なく適用できる。
また、本発明の熱延鋼帯の製造方法では、そのような圧延機で被圧延材を圧延し、熱延鋼板を製造するに際し、圧延中、ロールギャップ測定装置Aによりワークロール1a,1bの左右ロールギャップを測定し、左右ロールギャップ差が目標値となるようにレベリング制御を行う。具体的には、圧延材の左右板厚差(板ウェッジ)が零となるように、つまりは左右ロールギャップ差が零となるようにレベリング制御を行う。
さらに、同一操業条件での計8本の圧延について、左右ロールギャップ差が零となるようにレベリング制御をおこなった結果、圧延機出側蛇行量ycは制御なしの場合に比べて1/3以下に低減し、蛇行制御に効果的であることが確認できた。
2a,2b バックアップロール
3a,3b,4a,4b ロールチョック
5 渦流式距離センサ
6 スリップリング機構
7 凹部
8 センサボックス
9 リード線
10a,10b ロール胴部
11a,11b ロールネック部
60 集電リング
61 ブラシ
S 被圧延材
A ロールギャップ測定装置
Claims (4)
- 熱延鋼帯を製造するための熱間仕上圧延機におけるワークロールのロールギャップ測定装置であって、
上下ワークロールのうちの上ワークロールの外周部に、バックアップロール及び被圧延材と干渉しないように設けられる渦流式距離センサと、該渦流式距離センサへの電力供給及び渦流式距離センサの測定信号の取り出しを行うためのスリップリング機構とを備え、
前記渦流式距離センサを上ワークロールの外周面に形成された凹部内に配置し、
前記スリップリング機構は、上ワークロールのロール胴部の端面に同心円状に設けられる複数の集電リングと、該集電リングに各々摺動接触する固定側の複数のブラシを備え、前記集電リングは、ロール本体と絶縁体で絶縁されるとともに、ロール内部に配置されるリード線で渦流式距離センサと電気的に接続され、前記ブラシは、ロールチョックまたは圧延機ハウジングに支持されるとともに、ロールチョックまたは圧延機ハウジングに支持されたセンサボックスが備える電源用のバッテリーと電力供給用のリード線で電気的に接続され、且つ前記センサボックスが備える無線ユニットと測定信号伝送用のリード線で電気的に接続されていることを特徴とする圧延機ワークロールのロールギャップ測定装置。 - ワークロールの左右ロール端に請求項1に記載のロールギャップ測定装置を有することを特徴とする圧延機。
- クロスロール圧延機であることを特徴とする請求項2に記載の圧延機。
- 請求項2または3に記載の圧延機で被圧延材を熱間仕上圧延し、熱延鋼帯を製造する方法であって、圧延中、ロールギャップ測定装置によりワークロールの左右ロールギャップを測定し、左右ロールギャップ差が目標値となるようにレベリング制御を行うことを特徴とする熱延鋼帯の製造方法。
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