JP5302178B2 - 導圧管の詰まり診断装置および詰まり診断方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記上下動回数検出手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧値の基準値を区間毎に算出する基準値算出手段と、検出対象区間の差圧値が同区間で算出された前記基準値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記基準値は、前記差圧値の平均値または中央値である。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記上下動回数検出手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧値の極大値と極小値の数を前記上下動回数として区間毎に数える極大値・極小値検出手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記上下動回数検出手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧値の移動平均値を算出する移動平均値算出手段と、検出対象区間の差圧値が前記移動平均値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記上下動回数検出手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧値のトレンドラインを区間毎に算出するトレンドライン算出手段と、検出対象区間の差圧値が前記トレンドラインと交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記上下動回数検出手段は、各区間の最初の差圧値を基準値として区間毎に採用する基準値導出手段と、検出対象区間の差圧値が同区間の前記基準値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記判定手段は、さらに前記揺動の上下動回数を1区間のサンプル数で割った比率を区間毎に算出する比率算出手段を備え、前記比較手段は、前記揺動の上下動回数を前記しきい値と比較する代わりに、前記比率を前記しきい値と比較して、前記比率が2つの前記しきい値のうち小さい方のしきい値を継続的に下回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方もしくは両方に詰まりが発生したと判定し、前記比率が大きい方のしきい値を継続的に上回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方に詰まりが発生したと判定することを特徴とするものである。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記上下動回数検出手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧値の極大値と極小値の時間間隔を前記上下動回数に相当する情報として区間毎に検出する時間間隔検出手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明の導圧管の詰まり診断装置の1構成例において、前記比較手段は、前記時間間隔が2つの前記しきい値のうち大きい方のしきい値を継続的に上回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方もしくは両方に詰まりが発生したと判定し、前記時間間隔が小さい方のしきい値を継続的に下回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方に詰まりが発生したと判定することを特徴とするものである。
圧力や差圧の揺動現象は振動的な現象であるから、揺動の振幅と周波数に相当する情報を検出可能である。特許文献1に開示された技術は、概念的には揺動の振幅を基にしたものである。
発明者は、導圧管の詰まり現象を調査した結果として、概念的には圧力や差圧の揺動の周波数(揺動の速さ)を検出する方法によっても導圧管の詰まり状態を診断できることに着眼し、揺動の速さに相当する情報を簡易的に検出する方法として、一定時間内における揺動の上下動回数を数える方法を採用することに想到した。一定時間内における揺動の上下動回数を数える際には、圧力揺動の主要な成分よりも高い周波数を持つノイズを除くことが好ましい。なお、以上の原理は、特願2008−306288において開示している。
一方、特願2008−306288で提案したように圧力の揺動の上下動回数を検出して導圧管の詰まり状態を診断する場合、揺動の上下動回数は測定対象となる流体の粘性などの変化に連動し、導圧管が正常であれば測定対象の粘性などが変化しない限り上下動回数が大きく変化することはないので、状況変化は極めて限られた範囲に留まる。したがって、特許文献1に開示された技術と同じ問題が発生する可能性は低い。すなわち、特願2008−306288で提案した技術では、しきい値変更の必要性を軽減することができる。
高圧側導圧管と低圧側導圧管の各々に関して言えば、詰まった時の圧力揺動の変化は導圧管1本の場合と違いは無い。すなわち、導圧管が詰まれば圧力揺動の高周波成分が伝わりにくくなり、圧力揺動の低周波成分の割合が増すため、各検出端で測定される圧力揺動の上下動回数は減少する。
次に、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る差圧測定装置の構成を示す斜視図である。1は液体、スラリー、気体などの測定対象の流体が流れる配管、2は配管1に設けられた差圧発生機構であるオリフィス、3,4は導圧管、5は差圧検出手段となる差圧発信器である。
上下動回数検出部11は、基準値算出部110と、交差回数検出部111とを有する。判定部12は、比率算出部120と、比較部121とを有する。
受信部10は、差圧発信器5から出力されたアナログ信号をA/D変換して差圧データを出力する。なお、差圧発信器5がデジタル出力端子から差圧データを出力し、受信部10が差圧データを受信する形式でもよいことは言うまでもない。
次に、判定部12の比率算出部120は、交差回数検出部111の検出結果を正規化するため、交差回数検出部111が数えた交差回数を1区間のサンプル数で割った比率を区間毎に算出する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図5は本発明の第2の実施の形態に係る導圧管の詰まり診断装置の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の詰まり診断装置は、受信部10と、上下動回数検出部11aと、判定部12と、警報出力部13とから構成される。
本実施の形態は、差圧の揺動の上下動が切り替わる回数を上下動回数として数えるものである。上下動回数検出部11aは、差分値算出部112と、交差回数検出部113とを有する。
Pd(t)=P(t)−P(t−d) ・・・(1)
一定時間dとしてサンプリング周期を選択すれば、1つ前のサンプル値との差をとることになり、差圧値の1階差分を求めることと等価になる。ただし、一定時間dはサンプリング周期である必要はない。差分値算出部112は、以上のような算出を差圧のサンプル値毎に行う。
第1の実施の形態と同様に、判定部12の比率算出部120は、交差回数検出部113が数えたゼロクロス回数を1区間のサンプル数で割った比率を区間毎に算出する。比較部121および警報出力部13の動作は、第1の実施の形態と同じである。
なお、差分値算出部112で差圧値の差分の差分を求めるようにしてもよい。この場合、差圧値により強いハイパスフィルタをかけることになるので、差圧の揺動のみを抽出して強調することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図6は本発明の第3の実施の形態に係る導圧管の詰まり診断装置の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の詰まり診断装置は、受信部10と、上下動回数検出部11bと、判定部12と、警報出力部13とから構成される。
上下動回数検出部11bは、極大値・極小値検出部114を有する。極大値・極小値検出部114は、差圧値Pの時系列を連続した複数の区間に区切り、差圧値Pの極大値と極小値の数を区間毎に数える。
こうして、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図7は本発明の第4の実施の形態に係る導圧管の詰まり診断装置の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の詰まり診断装置は、受信部10と、上下動回数検出部11cと、判定部12と、警報出力部13とから構成される。
上下動回数検出部11cは、移動平均値算出部115と、交差回数検出部116とを有する。
こうして、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、差圧値Pの変動に対する計算の追従性が良好になる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。図9は図7に示した移動平均値算出部115の1構成例を示すブロック図である。移動平均値算出部115は、減算部1150と、リミッタ1151と、加算部1152と、1次遅れ処理部1153,1154とを有する。
移動平均値算出部115以外の構成および動作は、第4の実施の形態で説明したとおりである。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。図11は本発明の第6の実施の形態に係る導圧管の詰まり診断装置の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の詰まり診断装置は、受信部10と、上下動回数検出部11dと、判定部12と、警報出力部13とから構成される。本実施の形態は、第4、第5の実施の形態と同様の思想に基づくものである。
上下動回数検出部11dは、トレンドライン算出部117と、交差回数検出部118とを有する。
こうして、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態では、差圧値Pの変動に対する計算の追従性が良好になるが、第1の実施の形態に対して計算量は増加する。
第1の実施の形態では、検出対象区間の差圧値Pが直前の基準値算出対象区間で算出された基準値と交差する回数を区間毎に数えていたが、基準値算出対象区間と検出対象区間とを同一にしてもよい。すなわち、検出対象区間において差圧値Pの基準値を算出した後に、検出対象区間の差圧値Pが基準値と交差する回数を数えるようにしてもよい。本実施の形態においても、導圧管の詰まり診断装置の構成は第1の実施の形態と同様であるので、図2の符号を用いて説明する。
判定部12および警報出力部13の動作は、第1の実施の形態と同じである。
第7の実施の形態では、平均値または中央値を差圧値Pの基準値としたが、検出対象区間の最初の差圧値Pを基準値としてもよい。図14は本発明の第8の実施の形態に係る導圧管の詰まり診断装置の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の詰まり診断装置は、受信部10と、上下動回数検出部11eと、判定部12と、警報出力部13とから構成される。
上下動回数検出部11eは、基準値導出部119と、交差回数検出部140とを有する。
続いて、上下動回数検出部11eの交差回数検出部140は、検出対象区間の差圧値Pが同区間の基準値と交差する回数を区間毎に数える。この交差回数が差圧の揺動の上下動回数となる。
判定部12および警報出力部13の動作は、第1の実施の形態と同じである。
次に、本発明の第9の実施の形態について説明する。図15は本発明の第9の実施の形態に係る導圧管の詰まり診断装置の構成を示すブロック図であり、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の詰まり診断装置は、受信部10と、上下動回数検出部11fと、判定部12aと、警報出力部13とから構成される。
警報出力部13の動作は、第1の実施の形態と同じである。こうして、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
Claims (15)
- 圧力に揺動を有する測定対象が差圧発生機構を通過した際に発生する差圧を、2つの導圧管を介して検出する差圧検出手段と、
この差圧検出手段で検出された差圧値に基づいて前記差圧の揺動の速さを検出する揺動速度検出手段と、
前記揺動の速さに基づいて前記導圧管の詰まり状態を判定する判定手段とを備え、
前記揺動速度検出手段は、前記差圧検出手段で検出された差圧値の時系列を複数の区間に区切り、前記揺動の速さを表す情報として、前記差圧の揺動の上下動回数または上下動回数に相当する情報を区間毎に検出する上下動回数検出手段を備え、
前記判定手段は、前記揺動の上下動回数または上下動回数に相当する情報を所定のしきい値と比較して前記導圧管の詰まり状態を判定する比較手段を備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値の基準値を区間毎に算出する基準値算出手段と、
検出対象区間の差圧値が直前の区間で算出された前記基準値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値の基準値を区間毎に算出する基準値算出手段と、
検出対象区間の差圧値が同区間で算出された前記基準値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項2または3記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記基準値は、前記差圧値の平均値または中央値であることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値と一定時間前の差圧値との差分値を算出する差分値算出手段と、
検出対象区間の前記差分値のゼロクロス回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値の極大値と極小値の数を前記上下動回数として区間毎に数える極大値・極小値検出手段を備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値の移動平均値を算出する移動平均値算出手段と、
検出対象区間の差圧値が前記移動平均値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値に対して変化率リミット処理を施す変化率リミット処理手段と、
前記変化率リミット処理後の差圧値に対して2次遅れ処理を施す2次遅れ処理手段と、
検出対象区間の差圧値が前記2次遅れ処理手段の出力値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値のトレンドラインを区間毎に算出するトレンドライン算出手段と、
検出対象区間の差圧値が前記トレンドラインと交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
各区間の最初の差圧値を基準値として区間毎に採用する基準値導出手段と、
検出対象区間の差圧値が同区間の前記基準値と交差する回数を前記上下動回数として区間毎に数える交差回数検出手段とを備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項2乃至10のいずれか1項に記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記比較手段は、前記揺動の上下動回数が2つの前記しきい値のうち小さい方のしきい値を継続的に下回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方もしくは両方に詰まりが発生したと判定し、前記揺動の上下動回数が大きい方のしきい値を継続的に上回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方に詰まりが発生したと判定することを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項2乃至10のいずれか1項に記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記判定手段は、さらに前記揺動の上下動回数を1区間のサンプル数で割った比率を区間毎に算出する比率算出手段を備え、
前記比較手段は、前記揺動の上下動回数を前記しきい値と比較する代わりに、前記比率を前記しきい値と比較して、前記比率が2つの前記しきい値のうち小さい方のしきい値を継続的に下回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方もしくは両方に詰まりが発生したと判定し、前記比率が大きい方のしきい値を継続的に上回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方に詰まりが発生したと判定することを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項1記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記上下動回数検出手段は、
前記差圧検出手段で検出された差圧値の極大値と極小値の時間間隔を前記上下動回数に相当する情報として区間毎に検出する時間間隔検出手段を備えることを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 請求項13記載の導圧管の詰まり診断装置において、
前記比較手段は、前記時間間隔が2つの前記しきい値のうち大きい方のしきい値を継続的に上回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方もしくは両方に詰まりが発生したと判定し、前記時間間隔が小さい方のしきい値を継続的に下回ったときに、前記2つの導圧管のいずれか一方に詰まりが発生したと判定することを特徴とする導圧管の詰まり診断装置。 - 圧力に揺動を有する測定対象が差圧発生機構を通過した際に発生する差圧を、2つの導圧管を介して検出する差圧検出手順と、
この差圧検出手順で検出された差圧値に基づいて前記差圧の揺動の速さを検出する揺動速度検出手順と、
前記揺動の速さに基づいて前記導圧管の詰まり状態を判定する判定手順とを含み、
前記揺動速度検出手順は、前記差圧検出手順で検出された差圧値の時系列を複数の区間に区切り、前記揺動の速さを表す情報として、前記差圧の揺動の上下動回数または上下動回数に相当する情報を区間毎に検出する上下動回数検出手順を含み、
前記判定手順は、前記揺動の上下動回数または上下動回数に相当する情報を所定のしきい値と比較して前記導圧管の詰まり状態を判定する比較手順を含むことを特徴とする導圧管の詰まり診断方法。
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