JP5328028B2 - ラベル帳票 - Google Patents

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Description

本発明は、郵便物に貼付する宛名ラベルとして好適で、特に受取人が宛名ラベルを廃棄する際の取り扱い易さを高めたラベル帳票に関する。
従来、例えばダイレクトメールや案内状等の郵便物を送付する場合、封筒に宛名ラベルを貼付して郵送するのが一般的である。受取人はこのような郵便物を受け取ると、封筒を開封して内容物を取り出した後、必要がなければ封筒を処分することになる。このとき、封筒に貼付された宛名ラベルには、郵送時に必要な情報として、受取人の宛先となる郵便番号、住所、氏名等の個人情報が印刷されている。
そこで、受取人はその個人情報が外部に漏れないようにするため、通常は封筒から宛名ラベルを引き剥がして別途廃棄している。ところが、一般的な宛名ラベルは、郵送途中で封筒から脱落しないように強粘着剤で接着されている。このため、封筒から宛名ラベルを剥がし取るのが難しく、剥がす途中で破れてしまう等、剥がして廃棄するまでの作業に時間が掛かるという問題があった。
なお、下記の特許文献1には、貼付票の上に隠蔽票を貼り付けて廃棄するようにした配送伝票が開示されている。この配送伝票は、貼付票に印刷された個人情報を隠蔽した状態で廃棄することができるが、貼付票が貼り付いた包装箱ごと廃棄する必要があり、包装箱から貼付票を剥がして廃棄することはできない。
特開2008−213335号公報
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであり、受取人が宛名ラベルを廃棄する際に、宛名ラベルに印刷された個人情報を隠蔽した状態でしかも簡単に剥がし取って処分することができるラベル帳票を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、貼付片と隠蔽片が切り取り線で連接されたラベル帳票であって、貼付片は、輪郭切り取り線を介して内側の情報部と外側の周縁部に区画されており、表面の輪郭切り取り線の周縁に剥離剤層が設けられ、周縁部の裏面に剥離不能な強粘着部と、情報部の裏面に剥離可能な弱粘着部と、裏面の輪郭切り取り線に沿って粘着力の無い非粘着部とが設けられており、隠蔽片には、裏面を透視不能にする隠蔽層と、裏面に剥離不能な強粘着部とが設けられていることを特徴とする。
また、本発明のラベル帳票において、貼付片が、粘着剤を全面塗布した強粘着部と、粘着剤を部分塗布した弱粘着部と、輪郭切り取り線に沿って粘着剤を塗布しない非粘着部とから構成されていても良い。あるいは、貼付片が、粘着剤を全面塗布した強粘着部と、粘着剤の上をインキで部分的に被覆した弱粘着部と、輪郭切り取り線に沿って粘着剤の上をインキで全面的に被覆した非粘着部とから構成されていても良い。
前者の構成の場合、特に、非粘着部に剥離剤を塗布した剥離剤層が設けられていることが好ましい。
本発明のラベル帳票を使用する場合、まず隠蔽片を切り取って、被着体に貼付されている貼付片の上に隠蔽片を重ねて貼り合わせる。このとき、貼付片は、その周縁部が裏面の強粘着部により被着体に剥離不能に貼付され、情報部が裏面の弱粘着部により被着体に剥離可能に貼付されている。また、非粘着部は被着体の上に重なった状態になっている。この状態で隠蔽片を引き剥がすと、輪郭切り取り線が切断され、隠蔽片に接着された情報部だけが被着体から剥離される。したがって、剥離した隠蔽片をそのまま廃棄すれば、情報部に印刷されている情報を隠蔽した状態で処分することができる。
本発明によれば、貼付片の上に隠蔽片を貼り合わせた後、隠蔽片を剥がすだけの作業で貼付片の情報部に印刷された情報を隠蔽した状態で廃棄することができる。よって、廃棄する際の作業を簡単に行えるとともに、被着体から剥がして廃棄するまでの時間を大幅に短縮することができ、取り扱い作業性が大幅に向上するという効果が得られる。
本発明のラベル帳票の外観を示す平面図。 図1のラベル帳票のラベル基材裏面の状態を示す平面図。 図1のラベル帳票のA−A線断面図。 ラベル帳票を封筒に貼付した時の状態を示す説明図。 ラベル帳票から隠蔽片を剥離する時の状態を示す説明図。 隠蔽片を貼付片の上に貼り付けた時の状態を示す説明図。 隠蔽片を再剥離する時の状態を示す説明図。 本発明のラベル帳票の変形例を示す平面図。 図8のラベル帳票の断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るラベル帳票1の外観図である。図1において、本実施形態のラベル帳票1は、例えばダイレクトメールや案内状等の郵便物を送付する際に、封筒30に貼り付けて宛名を表示するための宛名ラベルに適用したものである。このラベル帳票1は、規定の封筒サイズに適合する大きさのラベル基材10からなり、中央部に切り取り線15としてミシン目を形成し、このミシン目を境界として左側の貼付片2と右側の隠蔽片3が切り離し可能に連接された構造になっている。
ラベル帳票1の外周はカス上げ加工されており、これにより貼付片2の四つ角がラウンドカットされ、貼付片2が隠蔽片3に比べて大きいサイズに形成されている。また、貼付片2には、四辺を囲んだ輪郭切り取り線16としてミシン目が形成されており、このミシン目により、内側の情報部4と外側の周縁部5の2つの領域に区画されている。周縁部5には、輪郭切り取り線16の周縁に沿って隠蔽片3よりも広い領域を占めるように剥離剤を塗布した剥離剤層12が設けられている。なお、情報部4は隠蔽片3よりも一回り小さいサイズに設定される。
図2はラベル帳票1をラベル基材10の裏面から見た図である。図2に示すように、ラベル基材10の裏面は、強粘着部6と、弱粘着部7と、非粘着部8という接着力の異なる3つの部分に区分されている。
強粘着部6は、周縁部5の裏面に粘着剤を全面に塗布して剥離不能な粘着剤層11を設けたものである。これに対して、弱粘着部7は、情報部4の裏面に粘着剤を点在させて塗布することにより、粘着力を弱めた剥離可能な粘着剤層11を設けたものである。また、非粘着部8は、輪郭切り取り線16に沿ってその周囲に粘着剤を塗布せず、ラベル基材10に粘着力を持たせないようにしたものである。更に、本実施形態では剥離性を高めるため、非粘着部8には輪郭切り取り線16に沿ってシリコーン等の剥離剤を塗布した剥離剤層12が設けられている。なお、隠蔽片3には、ラベル基材10の裏面全体に粘着剤を塗布した粘着剤層11が設けられている。
図3はラベル帳票1の断面構造を示したものである。図3において、ラベル基材10の裏面には、使用時まで粘着面を保護するための剥離紙20が貼付されている。剥離紙20は、基材21の表面にシリコーン等の剥離剤を全面に塗布して剥離剤層22を設けたものである。この剥離紙20をラベル基材10の裏面に貼付することにより、貼付片2と隠蔽片3は、それぞれ粘着剤層11と剥離剤層22との境界面を介して剥離可能に貼り合わされている。
隠蔽片3には、透過防止加工として、ラベル基材10の表面に黒色等の濃色系の印刷インキで全面印刷や地紋等の部分印刷を施した隠蔽層13が設けられている。この隠蔽層13はラベル基材10の表面に印刷してあるが、ラベル基材10の裏面側の情報を透視できなくするものであれば、特に構造は限定されない。例えば、ラベル基材10の裏面やラベル基材10の表裏両面に印刷しても良く、ラベル基材10に着色フィルムを貼着したり色付き紙を貼付したりしても良い。
また、図3に明らかなように、貼付片2と隠蔽片3の境界に設けられた切り取り線15は、表側のラベル基材10と裏側の剥離紙20を共に貫通する深さにカットしたミシン目であり、貼付片2に設けられた輪郭切り取り線16は、少なくとも表側のラベル基材10と剥離剤層12を貫通する深さにハーフカットしたミシン目になっている。なお、切り取り易さを考慮して、輪郭切り取り線16をミシン目に代えてスリットにしても良い。
本実施形態のラベル帳票1は以上のように構成されており、以下その使用方法について図4〜7に基づいて説明する。
図4に示すように、はじめに業者はダイレクトメール等の郵便物を送付するに際し、ラベル帳票1に印刷を行う。具体的には、貼付片2の内側の情報部4内に受取人の宛先となる郵便番号、住所、氏名からなる個人情報を印刷する。印刷後このラベル帳票1を裏返して、剥離紙20の切り取り線(ミシン目)15を切断し、貼付片2の部分のみ剥離紙20を剥がし取る。そして、裏面に露出した強粘着部6により図のようにラベル帳票1を封筒30の宛名面に貼り付けた後、内容物を封緘して郵送する。
受取人は封筒30を受け取ると、それを開封して内容物を取り出した後、以下のようにして封筒30の処分を行う。
まず、図5に示すように、隠蔽片3のコーナーカット17を摘み、ラベル基材10の切り取り線(ミシン目)15を切断して隠蔽片3を引き剥がす。これにより、隠蔽片3は粘着剤層11と剥離剤層22との境界面で剥離される。
次に、図6に示すように、剥離した隠蔽片3を裏面の粘着剤層11によって貼付片2の上に重ねて貼り合わせる。これにより、貼付片2の情報部4に印刷された個人情報が隠蔽層13によって隠蔽される。
そして、図7に示すように、貼付片2の上に貼り合わせた隠蔽片3を引き剥がす。このとき、隠蔽片3は裏面の粘着剤層11によって貼付片2に接着されている。また、貼付片2は、周縁部5が裏面の強粘着部6により封筒30に強固に貼り付いているのに対して、情報部4は裏面の弱粘着部7により封筒30に弱い力で貼り付いている。また、輪郭切り取り線16の周囲は非粘着部8であり、ラベル基材10に塗布した剥離剤層12が封筒30の上に重なった状態になっている。なお、輪郭切り取り線16の周縁に剥離剤層12が設けられているので、隠蔽片3は輪郭切り取り線16の周縁部分については剥がれるが、輪郭切り取り線16の内側部分については貼り付いたままである。したがって、図のように隠蔽片3を引き剥がすと、同時に貼付片2の輪郭切り取り線(ミシン目)16が切断され、隠蔽片3に接着された貼付片2の情報部4だけが剥離される。
このように、本実施形態のラベル帳票1によれば、隠蔽片3に接着された貼付片2の情報部4だけが封筒30から剥離されるので、この剥離した隠蔽片3をそのまま廃棄すれば良く、情報部4に印刷された個人情報を隠蔽した状態で処分することができる。なお、情報部4は隠蔽片3の粘着剤層11によって強固に接着されて隠蔽されているので、印刷された個人情報を確実に保護することができる。
以上が本実施形態のラベル帳票1の構成及び使用方法であるが、以下のような変形例も考えられる。
図8と図9に示すように、このラベル帳票1は、ラベル基材10の裏面の構成が上述した実施形態のものと異なっている。すなわち、弱粘着部7は、ラベル基材10の裏面に塗布された粘着剤層11の粘着面をインキによる印刷層14で部分的に被覆するいわゆる糊殺し加工を施し、粘着剤層11の粘着力を剥離可能な程度に弱めたものである。また、非粘着部8は、輪郭切り取り線16に沿って粘着剤層11の粘着面をインキのベタ印刷による印刷層14で全面的に被覆することにより、その粘着力が完全に封じられている。この印刷層14の形成方法としては、ラベル基材10と剥離紙20を一旦剥がし、剥離紙20側にインキによる印刷層14を形成した後貼り合わせ、印刷層14を粘着剤層11側に転写する方法を採用することができる。なお、その他の構成は上述した実施形態のものと同じである。
このような構造によっても、貼付片2は外側の周縁部5が裏面の強粘着部6により封筒30に剥離不能に接着されるのに対して、内側の情報部4は弱粘着部7により封筒30に剥離可能な弱い力で接着される。また、輪郭切り取り線16の周囲は非粘着部8であり、印刷層14によって粘着力が封じられ、封筒30の上に重なった状態になる。このため、隠蔽片3を引き剥がすと、貼付片2の輪郭切り取り線(ミシン目)16が切断され、隠蔽片3に接着された貼付片2の情報部4だけが剥離される。したがって、剥離した隠蔽片3をそのまま廃棄すれば、情報部4に印刷された個人情報を隠蔽した状態で処分することができ、印刷された個人情報を確実に保護することができる。
1 ラベル帳票
2 貼付片
3 隠蔽片
4 情報部
5 周縁部
6 強粘着部
7 弱粘着部
8 非粘着部
10 ラベル基材
11 粘着剤層
12 剥離剤層
13 隠蔽層
14 印刷層
15 切り取り線
16 輪郭切り取り線
17 コーナーカット
20 剥離紙
21 基材
22 剥離剤層
30 封筒

Claims (4)

  1. 貼付片と隠蔽片が切り取り線で連接されたラベル帳票であって、
    貼付片は、輪郭切り取り線を介して内側の情報部と外側の周縁部に区画されており、表面の輪郭切り取り線の周縁に剥離剤層が設けられ、周縁部の裏面に剥離不能な強粘着部と、情報部の裏面に剥離可能な弱粘着部と、裏面の輪郭切り取り線に沿って粘着力の無い非粘着部とが設けられており、
    隠蔽片には、裏面を透視不能にする隠蔽層と、裏面に剥離不能な強粘着部とが設けられていることを特徴とするラベル帳票。
  2. 貼付片が、粘着剤を全面塗布した強粘着部と、粘着剤を部分塗布した弱粘着部と、輪郭切り取り線に沿って粘着剤を塗布しない非粘着部とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のラベル帳票。
  3. 貼付片が、粘着剤を全面塗布した強粘着部と、粘着剤の上をインキで部分的に被覆した弱粘着部と、輪郭切り取り線に沿って粘着剤の上をインキで全面的に被覆した非粘着部とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のラベル帳票。
  4. 非粘着部に剥離剤を塗布した剥離剤層が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のラベル帳票。
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