JP5336103B2 - リフト装置 - Google Patents
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Description
このようなリフト装置では、コンパクトなアクチュエータの動力で効率良く上昇させるために様々な倍力機構が適用されている。例えば特許文献1には、一方のリンクの中央軸着部よりも上方位置に連結リンクの一端を回転可能に連結し、他方のリンクの中央軸着部よりも上方位置にテコリンクの中間部を回転可能に軸着して、連結リンクの他端とテコリンクとの一端とをボールネジ機構の先端と共に連結し、ボールネジの伸長に伴い、連結リンクを介して一方のリンクを引き上げると共に、テコリンクの他端を一方のリンクの端部に沿って摺動させることで、他方のリンクも起立させるようにした倍力機構が記載されている。
一方、特許文献2には、一方のリンクに中間アームの一端を軸着してその他端に設けたガイドローラを他方のリンクに設けたガイド溝内に収容し、ガイドローラ間の連結ロッドに電動シリンダを連結して、電動シリンダを収縮させて中間アームを起立させることで、ガイドローラをガイド溝内で転動させてXリンク機構を伸長させるようにした倍力機構が開示されている。
また、このような昇降動作により、動力効率が低下して油圧ポンプや電動シリンダにおける電気使用量が多くなり、モータの大型化に繋がる。さらに、このような倍力機構を設けても、油圧シリンダを用いた場合は必要な揚力を得るためにある程度大径の油圧シリンダが必要となり、コストの低減には繋がらない。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、一段のXリンク機構を備えるリフト装置であって、内リンクにおける外リンクとの軸着位置よりも下方部位に、上端にテコローラを備えたテコリンクの下端を回転可能に連結して、内リンクの下端にアクチュエータの下端を回転可能に連結し、そのアクチュエータの上端をテコリンクの上端へテコローラと同軸で回転可能に連結して、アクチュエータの伸縮動作に伴ってテコリンクを回転させるようにする一方、外リンクにおける内リンクとの軸着位置よりも上方部位に、テコローラが当接し、テコリンクの回転及びXリンク機構の伸縮動作と同時にテコローラが転動するカム面を備えたカムレールを設けて、昇降台の下限位置からアクチュエータが伸長動作することで、テコローラ及びカムレールを介して外リンクを押し上げてXリンク機構を上限位置まで伸長動作させるようにしたことを特徴とするものである。
[形態1]
図1は、本発明のリフト装置を適用した車両整備用リフトの一例を示す斜視図、図2はその正面、右側面、背面を夫々示すもので、車両整備用リフト1は、2段式パンタリフト2,2を左右に一対並設したもので、この2段式パンタリフト2は、一対の平行な内リンク4,4と、その内リンク4,4の外側に配される一対の平行な外リンク5,5とを中間部同士でセンタ軸6によって互いに回転可能に軸着したXリンク機構3,3を、上下に2段重ね、外リンク5の端部同士と内リンク4の端部同士とを夫々ヒンジピン7によって回転可能に軸着してなる。また、各2段式パンタリフト2において、上側のXリンク機構3の上端には、昇降台としての車両受け台8が設けられている。なお、以下では、上下の内リンク4と外リンク5とを区別するため、「下内リンク4」「上内リンク4」「下外リンク5」「上外リンク5」と上下を付して説明する。
一方、上内リンク4の上端は、車両受け台8の前端へ回転可能に軸着される一方、上外リンク5の上端も、図5に示すように上端に設けた摺動ブロック13が車両受け台8に設けたガイドレール14に嵌合して案内されることで、前後へ摺動可能となっている。
下内リンク4におけるヒンジピン7近くの上端際には、図3,4にも示すように、一対のテコリンク16,16の下端が、テコリンク軸17によって前後方向の面内で回転可能に軸着されて、テコリンク16,16の上端間に、左右方向へ所定間隔をあけた一対のテコローラ18,18が、テコローラ軸19によって回転可能に設けられている。
また、左右の各下内リンク4,4の間には、油圧シリンダ20が夫々配置されて、下端が同調軸10に連結される一方、ピストンロッド21の先端は、テコローラ18,18の間でテコローラ軸19に回転可能に連結されている。この油圧シリンダ20,20は、オイルタンクやポンプ、電磁切換弁等を備えた図示しない油圧回路内で直列に接続され、同調して伸縮動作するようになっている。
25は、テコリンク軸17よりセンタ軸6側で下内リンク4,4間に架設されたストッパ板で、テコリンク16の下端側の側板部26は、車両受け台8の下限時にテコリンク16を傾斜姿勢に支持する傾斜状となっている。
次に、本発明の他の形態を説明する。但し、形態1と同じ構成部には同じ符号を付して重複する説明は省略する。
図6は、本発明のリフト装置を適用したテーブルリフターの一例を示す側面図で、テーブルリフター30は、ベース35上に、一対の平行な内リンク32,32と、内リンク32,32の外側に位置する一対の平行な外リンク33,33とをセンタ軸34で回転可能に軸着したXリンク機構31を有し、そのXリンク機構31の上端で昇降台としてのテーブル36を昇降可能に支持している。
ここから油圧シリンダ20のピストンロッド21を伸長させると、テコリンク16が同図で右回転し、テコローラ18及びカムレール23を介して内リンク33を斜め下から押圧するため、当該押圧力はXリンク機構31を開く方向に作用し、Xリンク機構31を伸長動作させる。このとき、油圧シリンダ20は下端を中心に左回転しながら徐々に起立し、テコローラ18及びカムレール23を介してXリンク機構31へ伸長力を与えることになる。
また、カムレールのカム面形状は上記形態の波形に限らず、アクチュエータのストロークや昇降台の昇降量等に応じて適宜変更可能である。さらに、アクチュエータとしては油圧シリンダに限らず、エアシリンダや電動シリンダ、ボールネジ等も使用可能である。
そして、上記形態では左右一対の2段式パンタリフトを備えた車両整備用リフトや、一段のXリンク機構を備えたテーブルリフターで説明しているが、例えば形態2のような一段のXリンク機構を左右一対備えた車両整備用リフトや、形態1のような2段式パンタリフトを備えたテーブルリフターは勿論、段差解消機等の他のリフト装置においても本発明は適用可能である。
Claims (2)
- 一対の平行な内リンクとその内リンクの外側に位置する一対の平行な外リンクとを互いの中間部同士で回転可能に軸着したXリンク機構を上下に二段重ねて、上下の前記内リンク同士と外リンク同士とを夫々連結してなる2段式パンタリフトと、前記2段式パンタリフトの上端で水平に支持される昇降台と、前記2段式パンタリフトを上下方向に伸縮動作させて前記昇降台を昇降させるアクチュエータと、を有するリフト装置であって、
下段の前記内リンクにおける前記外リンクとの軸着位置よりも上方部位に、上端にテコローラを備えたテコリンクの下端を回転可能に連結して、下段の前記内リンクの下端に前記アクチュエータの下端を回転可能に連結し、そのアクチュエータの上端を前記テコリンクの上端へ前記テコローラと同軸で回転可能に連結して、前記アクチュエータの伸縮動作に伴って前記テコリンクを回転させるようにする一方、
上段の前記内リンクにおける前記外リンクとの軸着位置よりも下方部位に、前記テコローラが当接し、前記テコリンクの回転及び前記2段式パンタリフトの伸縮動作と同時に前記テコローラが転動するカム面を備えたカムレールを設けて、
前記昇降台の下限位置から前記アクチュエータが伸長動作することで、前記テコローラ及びカムレールを介して上段の前記内リンクを押し上げて前記2段式パンタリフトを上限位置まで伸長動作させるようにしたことを特徴とするリフト装置。 - 一対の平行な内リンクとその内リンクの外側に位置する一対の平行な外リンクとを互いの中間部同士で回転可能に軸着したXリンク機構と、前記Xリンク機構の上端で水平に支持される昇降台と、前記Xリンク機構を上下方向に伸縮動作させて前記昇降台を昇降させるアクチュエータと、を有するリフト装置であって、
前記内リンクにおける前記外リンクとの軸着位置よりも下方部位に、上端にテコローラを備えたテコリンクの下端を回転可能に連結して、前記内リンクの下端に前記アクチュエータの下端を回転可能に連結し、そのアクチュエータの上端を前記テコリンクの上端へ前記テコローラと同軸で回転可能に連結して、前記アクチュエータの伸縮動作に伴って前記テコリンクを回転させるようにする一方、
前記外リンクにおける前記内リンクとの軸着位置よりも上方部位に、前記テコローラが当接し、前記テコリンクの回転及び前記Xリンク機構の伸縮動作と同時に前記テコローラが転動するカム面を備えたカムレールを設けて、
前記昇降台の下限位置から前記アクチュエータが伸長動作することで、前記テコローラ及びカムレールを介して前記外リンクを押し上げて前記Xリンク機構を上限位置まで伸長動作させるようにしたことを特徴とするリフト装置。
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