JP5357115B2 - オーディオシステム位相イコライゼーション - Google Patents
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Description
本発明は、オーディオシステムにおける位相イコライゼーションのための方法に関し、特に、自動車の客室内の任意の聴取位置におけるステレオ信号の両耳間の時間差を最小化する方法に関する。
特に高級リムジンにおける先進の車両サウンドシステムは、通常、車両の客室内の異なる位置に置かれた複数の単一のスピーカとそれらのアレイとを備えている高度に複雑な構成を有し、これらの単一のスピーカおよびそれらのアレイは、典型的には、多様な周波数帯域専用である(例えば、サブウーハ、ウーハ、中間域スピーカおよびトウィータスピーカなど)。
聴取室内の少なくとも1つの聴取位置において音響ローカライゼーションを最適化する方法が開示される。音場は、少なくとも1つの聴取位置に割り当てられたラウドスピーカの群によって生成され、ラウドスピーカの群は、第1のラウドスピーカおよび少なくとも第2のラウドスピーカを備え、スピーカの各々は、オーディオチャネルを介してオーディオ信号が供給される。方法は、第2のラウドスピーカに供給する少なくともオーディオチャネルのための位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算することを包含し、位相イコライゼーションフィルタの位相応答は、少なくとも1つの聴取位置における両耳の位相差または複数の聴取位置の上に平均される平均的な両耳の位相差が所定の周波数範囲内で最小化され、位相イコライゼーションフィルタをそれぞれのオーディオチャネルに適用するように設計される。
(項目1)
聴取室内の少なくとも1つの聴取位置(10)において音響ローカライゼーションを最適化する方法であって、音場は、該少なくとも1つの聴取位置(10、11)に割り当てられた一群のラウドスピーカ(2、4)によって生成され、該一群のラウドスピーカは、第1のラウドスピーカ(2)および少なくとも第2のラウドスピーカ(4)を備え、該スピーカの各々は、オーディオチャネルを介してオーディオ信号が供給され、該方法は、
該第2のラウドスピーカ(4)に供給する少なくとも該オーディオチャネルのための位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算することであって、該位相イコライゼーションフィルタの位相応答は、該少なくとも1つの聴取位置(10)における両耳の位相差(Δφmn)、または2つ以上の聴取位置(10、11)の上に平均される平均的な両耳の位相差(mΔφmn)が所定の周波数範囲内で最小化されるように設計される、ことと、
該位相イコライゼーションフィルタを該それぞれのオーディオチャネルに適用することと
を包含する、方法。
(項目2)
上記位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するステップは、
少なくとも1つのオーディオチャネルに適用可能な周波数および位相シフトに依存する位相差のアレイ内の最小限の探索を実行することであって、該最小限の探索は周波数(fm)の関数として最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)を生み出す、ことを包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目3)
上記位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するステップは、
各聴取位置(10、11)に対して、それぞれの聴取位置(10、11)に割り当てられた群の各ラウドスピーカ(2、4)に対する両耳の伝達特性を決定することと、
所定の周波数範囲から一組の周波数(fm)を選択し、所定の位相範囲から一組の位相シフト(φn)を選択することと、
各聴取位置(10、11)、該一組の周波数の各周波数(fm)、および該一組の位相シフトの各位相シフト(φn)に対して両耳の位相差(Δφmn)を計算し、該計算に関して、オーディオ信号が各ラウドスピーカ(2、4)に供給されると仮定することであって、該少なくとも1個の第2のラウドスピーカ(4)に供給される該オーディオ信号は、該第1のラウドスピーカ(2)に供給される該オーディオ信号に対してそれぞれの位相シフト(φn)によって位相シフトされ、従って、該それぞれの聴取位置(10、11)に対する両耳の位相差(Δφmn)のアレイを提供する、ことと、
該少なくとも1つの聴取位置(10、11)において、該両耳の位相差(Δφmn)の重み付け平均を計算することによって、平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイを提供することと、
該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイにおいて、各周波数(fm)に対する最適な位相シフト(φn)を探索することであって、該最適な位相シフト(φX)は該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)の最小値を生み出し、従って、結果として、周波数(fm)の関数として該最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)をもたらす、ことと
を包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目4)
各考えられる聴取位置(10、11)において上記両耳の位相差(Δφmn)を計算するステップは、
上記一組の周波数の各周波数(fm)および上記一組の位相シフト(φn)に対して、各聴取位置(10、11)において重なりスペクトル値を計算することと、
各計算された重なりスペクトル値に対する該重なりスペクトルの位相を計算することであって、該重なりスペクトルの位相は、該それぞれの聴取位置(10、11)において該両耳の位相差(Δφmn)を表す、ことと
を包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目5)
上記最適位相関数φX,FILT(fm)を近似する位相応答を提供するように設計されるデジタル位相イコライゼーションフィルタを提供するステップをさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目6)
上記両耳の伝達特性を決定するステップは、
広帯域試験信号を各ラウドスピーカ(2、4、3)に順次に供給することと、
各聴取位置(10、11)に到達する、結果として生じる音響信号を両耳で測定することと、
ラウドスピーカ(2、4、3)と聴取位置(10、11)との各対に対して対応する両耳の伝達特性を計算することと
を包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目7)
上記位相イコライジングフィルタの位相応答を計算する前に、上記最適位相関数φX,FILT(fm)のスムージングを行うステップをさらに包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目8)
上記スムージングを行うステップは、非線形の複素スムージングフィルタを用いて行われる、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目9)
上記スムージングステップは、周波数の増加にともない動的応答が減少するスムージングフィルタを用いて行われる、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目10)
上記位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算するステップは、
所定の周波数範囲から一組の周波数(fm)を選択し、所定の位相範囲から一組の位相シフト(φn)を選択することと、
音場を生成するために、各選択された周波数(fm)に対して、該それぞれの周波数(fm)を有するオーディオ信号を各ラウドスピーカ(2、4)に供給することであって、該少なくとも1個の第2のラウドスピーカ(4)に供給される該オーディオ信号は、該第1のラウドスピーカ(2)に供給される該オーディオ信号に対して該それぞれの位相シフト(φn)によって位相シフトされる、ことと、
位相シフト(φn)と周波数(fm)との各組み合わせに対して、各聴取位置(10、11)に到達する、結果として生じる音響信号を両耳で測定することと、
該それぞれの両耳で測定された音響信号から各聴取位置(10、11)に対する両耳の位相差(Δφmn)を計算し、従って、位相シフト(φn)と周波数(fm)との各組み合わせに対する両耳の位相差値を含む該各聴取位置(10、11)に対する両耳の位相差(Δφmn)のアレイを提供することと、
該少なくとも1つの聴取位置(10、11)において該両耳の位相差(Δφmn)の重み付けされた平均を計算することによって、平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイを提供することと、
該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイにおいて、各周波数(fm)に対する最適な位相シフト(φn)を探索することであって、該最適な位相シフト(φX)は該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)の最小値を生み出し、従って、結果として周波数(fm)の関数として該最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)をもたらす、ことと、
該最適な位相φX,FILT(fm)関数に近似する位相イコライゼーションフィルタに対する位相応答を計算することと
を包含する、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目11)
聴取室内の少なくとも1つの聴取位置(10)において音響ローカライゼーションを最適化するシステムであって、該システムは、
音場を生成するために該少なくとも1つの聴取位置(10、11)に割り当てられたラウドスピーカ(2、4)の群であって、該ラウドスピーカの群は、第1のラウドスピーカ(2)および少なくとも第2のラウドスピーカ(4)を含む、ラウドスピーカ(2、4)の群と、
オーディオ信号を各ラウドスピーカにそれぞれのオーディオチャネルを介して提供する信号源と、
該第2のラウドスピーカ(4)に供給する少なくとも該オーディオチャネル適用される位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算するように構成される信号処理ユニットであって、該位相イコライゼーションフィルタの位相応答は、該少なくとも1つの聴取位置(10)における両耳の位相差(Δφmn)または複数の聴取位置(10、11)の上に平均される平均的な両耳の位相差(mΔφmn)が所定の周波数範囲内で最小化されるように設計される、信号処理ユニットと
を備えている、システム。
(項目12)
上記位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するために、上記信号処理ユニットは、少なくとも1つのオーディオチャネルに適用可能な周波数および位相シフトに依存する位相差のアレイ内の最小限の探索を実行するように構成され、該最小限の探索は、周波数(fm)の関数として最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)を生み出す、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目13)
位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するために、信号処理ユニットは、
各聴取位置(10、11)に対して、該それぞれの聴取位置(10、11)に割り当てられた群の各ラウドスピーカ(2、4)に対する両耳の伝達特性を決定することと、
所定の周波数範囲から一組の周波数(fm)を選択し、所定の位相範囲から一組の位相シフト(φn)を選択することと、
各聴取位置(10、11)、該一組の周波数の各周波数(fm)、および該一組の位相シフトの各位相シフト(φn)に対して両耳の位相差(Δφmn)を計算し、該計算に関して、オーディオ信号が各ラウドスピーカ(2、4)に供給されると仮定することであって、該少なくとも1個の第2のラウドスピーカ(4)に供給される該オーディオ信号は、該第1のラウドスピーカ(2)に供給される該オーディオ信号に対してそれぞれの位相シフト(φn)によって位相シフトされ、従って、該それぞれの聴取位置(10、11)に対して両耳の位相差(Δφmn)のアレイを提供する、ことと、
該少なくとも1つの聴取位置(10、11)において、該両耳の位相差(Δφmn)の重み付け平均を計算することによって、平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイを提供することと、
該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイにおいて、各周波数(fm)に対する最適な位相シフト(φn)を探索することであって、該最適な位相シフト(φX)は該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)の最小値を生み出し、従って、結果として、周波数(fm)の関数として該最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)をもたらす、ことと、
上記最適な位相φX,FILT(fm)関数に近似する位相イコライゼーションフィルタに対する位相応答を計算することと
を行うように構成される、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目14)
上記位相イコライジングフィルタの位相応答を計算する前に、上記最適位相関数φX,FILT(fm)のスムージングを行うように構成されるスムージングフィルタをさらに備えている、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目15)
上記スムージングフィルタは、非線形の複素スムージングフィルタであり、動的応答が、周波数が増加するにつれ動的応答が減少する、上記項目のいずれかに記載のシステム。
聴取室内の少なくとも1つの聴取位置において音響ローカライゼーションを最適化する方法が開示される。音場は、少なくとも1つの聴取位置に割り当てられたラウドスピーカの群によって生成され、ラウドスピーカの群は、第1のラウドスピーカおよび少なくとも第2のラウドスピーカを備え、スピーカの各々は、オーディオチャネルを介してオーディオ信号が供給される。方法は、第2のラウドスピーカに供給する少なくともオーディオチャネルのための位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算することを包含し、位相イコライゼーションフィルタの位相応答は、少なくとも1つの聴取位置における両耳の位相差または複数の聴取位置の上に平均される平均的な両耳の位相差が所定の周波数範囲内で最小化され、位相イコライゼーションフィルタをそれぞれのオーディオチャネルに適用するように設計される。
オーディオシステムを手動で調整するための音響的手段を用いることは、時代遅れであるが、その目的は、特に、位相を微調整するために、例えば、個々の増幅器チャネルの遅延を主としてイコライズするディレイラインを利用することである。位相応答を直接的に修正するために、オールパスフィルタが通常利用される。しかしながら、個々のラウドスピーカの伝達帯域を制限するために主として利用されるクロスオーバフィルタがまた、再生されるオーディオ信号の位相応答を微調整する。部分的に、勾配が異なる多様なタイプのフィルタ(Butterworth、Bessel、Linkwitz−Rileyなど)が、異なる位相遷移によって明確にサウンドを微調整するために意図的に利用される。
ここで、上記に論議される例において、N=180、すなわちφn=n°、ここでn=0、1、...、179である。例をあげると、周波数値数Mは、M=1500、すなわちfm=m Hzから選択され得、ここでm=1,2,...,1500である。あるいは、周波数値fmの代わりに対数間隔が選ばれ得る。最適な位相シフトは、最小限の位相差という結果をもたらす。
2 前部左ラウドスピーカ
3 前部中央ラウドスピーカ
4 前部右ラウドスピーカ
5 側部左ラウドスピーカ
6 側部右ラウドスピーカ
7 後部左ラウドスピーカ
8 後部中央サブウーハ
9 後部右ラウドスピーカ
Claims (13)
- 聴取室内の少なくとも1つの聴取位置(10)において音響ローカライゼーションを最適化する方法であって、音場は、該少なくとも1つの聴取位置(10、11)に割り当てられた一群のラウドスピーカ(2、4)によって生成され、該一群のラウドスピーカは、第1のラウドスピーカ(2)および少なくとも第2のラウドスピーカ(4)を備え、該スピーカの各々は、オーディオチャネルを介してオーディオ信号が供給され、該方法は、
該第2のラウドスピーカ(4)に供給する少なくとも該オーディオチャネルのための位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算することであって、該位相イコライゼーションフィルタの位相応答は、該少なくとも1つの聴取位置(10)における両耳の位相差(Δφmn)、または2つ以上の聴取位置(10、11)の上に平均される平均的な両耳の位相差(mΔφmn)が所定の周波数範囲内で最小化されるように設計される、ことと、
該位相イコライゼーションフィルタを該それぞれのオーディオチャネルに適用することと
を包含し、
該位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するステップは、
少なくとも1つのオーディオチャネルに適用可能な周波数および位相シフトに依存する位相差のアレイ内の最小限の探索を実行することであって、該最小限の探索は周波数(f m )の関数として最適な位相シフト(φ X )を表す最適位相関数φ X,FILT (f m )を生み出す、ことを包含する、方法。 - 前記位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するステップは、
各聴取位置(10、11)に対して、それぞれの聴取位置(10、11)に割り当てられた群の各ラウドスピーカ(2、4)に対する両耳の伝達特性を決定することと、
所定の周波数範囲から一組の周波数(fm)を選択し、所定の位相範囲から一組の位相シフト(φn)を選択することと、
各聴取位置(10、11)、該一組の周波数の各周波数(fm)、および該一組の位相シフトの各位相シフト(φn)に対して両耳の位相差(Δφmn)を計算し、該計算に関して、オーディオ信号が各ラウドスピーカ(2、4)に供給されると仮定することであって、該少なくとも1個の第2のラウドスピーカ(4)に供給される該オーディオ信号は、該第1のラウドスピーカ(2)に供給される該オーディオ信号に対してそれぞれの位相シフト(φn)によって位相シフトされ、従って、該それぞれの聴取位置(10、11)に対する両耳の位相差(Δφmn)のアレイを提供する、ことと、
該少なくとも1つの聴取位置(10、11)において、該両耳の位相差(Δφmn)の重み付け平均を計算することによって、平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイを提供することと、
該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイにおいて、各周波数(fm)に対する最適な位相シフト(φn)を探索することであって、該最適な位相シフト(φX)は該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)の最小値を生み出し、従って、結果として、周波数(fm)の関数として該最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)をもたらす、ことと
を包含する、請求項1に記載の方法。 - 各考えられる聴取位置(10、11)において前記両耳の位相差(Δφmn)を計算するステップは、
前記一組の周波数の各周波数(fm)および前記一組の位相シフト(φn)に対して、各聴取位置(10、11)において重なりスペクトル値を計算することと、
各計算された重なりスペクトル値に対する該重なりスペクトルの位相を計算することであって、該重なりスペクトルの位相は、該それぞれの聴取位置(10、11)において該両耳の位相差(Δφmn)を表す、ことと
を包含する、請求項2に記載の方法。 - 前記最適位相関数φX,FILT(fm)を近似する位相応答を提供するように設計されるデジタル位相イコライゼーションフィルタを提供するステップをさらに包含する、請求項1〜3のうちの1項に記載の方法。
- 前記両耳の伝達特性を決定するステップは、
広帯域試験信号を各ラウドスピーカ(2、4、3)に順次に供給することと、
各聴取位置(10、11)に到達する、結果として生じる音響信号を両耳で測定することと、
ラウドスピーカ(2、4、3)と聴取位置(10、11)との各対に対して対応する両耳の伝達特性を計算することと
を包含する、請求項2〜4のうちの1項に記載の方法。 - 前記位相イコライジングフィルタの位相応答を計算する前に、前記最適位相関数φX,FILT(fm)のスムージングを行うステップをさらに包含する、請求項1〜5のうちの1項に記載の方法。
- 前記スムージングを行うステップは、非線形の複素スムージングフィルタを用いて行われる、請求項6に記載の方法。
- 前記スムージングステップは、周波数の増加にともない動的応答が減少するスムージングフィルタを用いて行われる、請求項6または7に記載の方法。
- 前記位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算するステップは、
所定の周波数範囲から一組の周波数(fm)を選択し、所定の位相範囲から一組の位相シフト(φn)を選択することと、
音場を生成するために、各選択された周波数(fm)に対して、該それぞれの周波数(fm)を有するオーディオ信号を各ラウドスピーカ(2、4)に供給することであって、該少なくとも1個の第2のラウドスピーカ(4)に供給される該オーディオ信号は、該第1のラウドスピーカ(2)に供給される該オーディオ信号に対して該それぞれの位相シフト(φn)によって位相シフトされる、ことと、
位相シフト(φn)と周波数(fm)との各組み合わせに対して、各聴取位置(10、11)に到達する、結果として生じる音響信号を両耳で測定することと、
該それぞれの両耳で測定された音響信号から各聴取位置(10、11)に対する両耳の位相差(Δφmn)を計算し、従って、位相シフト(φn)と周波数(fm)との各組み合わせに対する両耳の位相差値を含む該各聴取位置(10、11)に対する両耳の位相差(Δφmn)のアレイを提供することと、
該少なくとも1つの聴取位置(10、11)において該両耳の位相差(Δφmn)の重み付けされた平均を計算することによって、平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイを提供することと、
該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイにおいて、各周波数(fm)に対する最適な位相シフト(φn)を探索することであって、該最適な位相シフト(φX)は該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)の最小値を生み出し、従って、結果として周波数(fm)の関数として該最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)をもたらす、ことと、
該最適な位相φX,FILT(fm)関数に近似する位相イコライゼーションフィルタに対する位相応答を計算することと
を包含する、請求項1に記載の方法。 - 聴取室内の少なくとも1つの聴取位置(10)において音響ローカライゼーションを最適化するシステムであって、該システムは、
音場を生成するために該少なくとも1つの聴取位置(10、11)に割り当てられたラウドスピーカ(2、4)の群であって、該ラウドスピーカの群は、第1のラウドスピーカ(2)および少なくとも第2のラウドスピーカ(4)を含む、ラウドスピーカ(2、4)の群と、
オーディオ信号を各ラウドスピーカにそれぞれのオーディオチャネルを介して提供する信号源と、
該第2のラウドスピーカ(4)に供給する少なくとも該オーディオチャネル適用される位相イコライゼーションフィルタのフィルタ係数を計算するように構成される信号処理ユニットであって、該位相イコライゼーションフィルタの位相応答は、該少なくとも1つの聴取位置(10)における両耳の位相差(Δφmn)または複数の聴取位置(10、11)の上に平均される平均的な両耳の位相差(mΔφmn)が所定の周波数範囲内で最小化されるように設計される、信号処理ユニットと
を備え、
該位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するために、該信号処理ユニットは、少なくとも1つのオーディオチャネルに適用可能な周波数および位相シフトに依存する位相差のアレイ内の最小限の探索を実行するように構成され、該最小限の探索は、周波数(f m )の関数として最適な位相シフト(φ X )を表す最適位相関数φ X,FILT (f m )を生み出す、システム。 - 位相イコライゼーションフィルタの係数を計算するために、信号処理ユニットは、
各聴取位置(10、11)に対して、該それぞれの聴取位置(10、11)に割り当てられた群の各ラウドスピーカ(2、4)に対する両耳の伝達特性を決定することと、
所定の周波数範囲から一組の周波数(fm)を選択し、所定の位相範囲から一組の位相シフト(φn)を選択することと、
各聴取位置(10、11)、該一組の周波数の各周波数(fm)、および該一組の位相シフトの各位相シフト(φn)に対して両耳の位相差(Δφmn)を計算し、該計算に関して、オーディオ信号が各ラウドスピーカ(2、4)に供給されると仮定することであって、該少なくとも1個の第2のラウドスピーカ(4)に供給される該オーディオ信号は、該第1のラウドスピーカ(2)に供給される該オーディオ信号に対してそれぞれの位相シフト(φn)によって位相シフトされ、従って、該それぞれの聴取位置(10、11)に対して両耳の位相差(Δφmn)のアレイを提供する、ことと、
該少なくとも1つの聴取位置(10、11)において、該両耳の位相差(Δφmn)の重み付け平均を計算することによって、平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイを提供することと、
該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)のアレイにおいて、各周波数(fm)に対する最適な位相シフト(φn)を探索することであって、該最適な位相シフト(φX)は該平均的な両耳の位相差(mΔφmn)の最小値を生み出し、従って、結果として、周波数(fm)の関数として該最適な位相シフト(φX)を表す最適位相関数φX,FILT(fm)をもたらす、ことと、
前記最適な位相φX,FILT(fm)関数に近似する位相イコライゼーションフィルタに対する位相応答を計算することと
を行うように構成される、請求項10に記載のシステム。 - 前記位相イコライジングフィルタの位相応答を計算する前に、前記最適位相関数φX,FILT(fm)のスムージングを行うように構成されるスムージングフィルタをさらに備えている、請求項10または11に記載のシステム。
- 前記スムージングフィルタは、非線形の複素スムージングフィルタであり、動的応答が、周波数が増加するにつれ動的応答が減少する、請求項12に記載のシステム。
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