図1で、画像形成装置としてのレーザプリンタ全体の構成についての概略を説明する。
レーザプリンタは、図1に示す様に画像形成部において、図示しないコントローラ部から送信された画像信号に基づいて形成される画像光により静電潜像を形成し、この静電潜像を現像して可視画像を重畳転写してカラー可視画像を形成する。このカラー可視画像を用紙(すなわち、記録材)2へ転写し、その用紙2上のカラー可視画像を定着させる。画像形成部は、現像色(4色)分並置したステーション毎の感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)を具えている。画像形成部は、さらに、トナーカートリッジ(11Y、11M、11C、11K)、中間転写体12、給紙部1、転写部および定着部11を具えている。ここで、Yは、現像色のイエロー、Mは現像色のマゼンダ、Cは現像色のシアン、Kは現像色のブラックを示す。
感光体(5Y、5M、5C、5K)、一次帯電手段としての注入帯電手段(7Y、7M、7C、7K)、現像手段(8Y、8M、8C、8K)は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ(22Y、22M、22C、22K)に搭載されている。
上記感光ドラム(感光体)5Y、5M、5C、5Kは、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転する。駆動モータは感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。感光ドラム5Y、5M、5C、5Kへの露光光はスキャナ部10Y、10M、10C、10Kから送られ、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの表面に選択的に露光することにより、静電潜像が形成されるように構成されている。
一次帯電手段は、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の感光体を帯電させための4個の注入帯電器7Y、7M、7C、7Kを備えている。各注入帯電器にはスリーブ7YS、7MS、7CS、7KSが備えられている。
現像手段は、上記静電潜像を可視化するために、各ステーション毎にイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像を行う4個の現像器8Y、8M、8C、8Kとを備えている。各現像器には、スリーブ8YS、8MS、8CS、8CKが設けられている。各々の現像器は脱着可能に取り付けられている。
中間転写体12は、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kに接触しており、カラー画像形成時に時計周り方向に回転し、感光ドラム5Y、5M、5C、5Kの回転に伴って回転し、可視画像の転写を受ける。また、中間転写体12は画像形成時に後述する転写ローラ9が接触して用紙2を狭持搬送することにより用紙2に中間転写体12上のカラー可視画像を同時に重畳転写する。
転写ローラ9は、中間転写体12上のカラー可視画像を用紙上に重畳転写している間は、9aの位置させて中間転写体に当接させるが、印字処理終了時は、9bの位置に離間する。
つまり、転写ローラ9は、図中の矢印方向に移動して中間転写体12に対して当接、離間動作する。
定着部13は、用紙2を搬送させながら、転写されたカラー可視画像を定着させるものであり、用紙2を加熱する定着ローラ14と用紙2を定着ローラ14に圧接させるための加圧ローラ15とを備えている。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が内蔵されている。すなわち、カラー可視画像を保持した用紙2は定着ローラ14と加圧ローラ15により搬送されるとともに、熱および圧力を加えることによりトナーが表面に定着される。可視画像定着後の用紙2は、排紙部に排出して画像形成動作を終了する。
プリンタは、用紙搬送路上の下段搬送センサA 23、上段搬送センサA 24、下段搬送センサB 25、上段搬送センサB 26、レジストセンサ19、定着前センサ27、定着排紙センサ20、排紙センサ28によって、用紙の搬送状況を管理する。さらに、給紙部(カセット)1の給紙口には、給紙部1内の用紙の有無を検知するセンサ(不図示)が設けられている。
クリーニング手段21は、感光ドラム5Y、5M、5C、5K及び中間転写体12上に残ったトナーをクリーニングする。このクリーニングによって、感光ドラム5Y、5M、5C、5K上に形成されたトナーによる可視画像を中間転写体12に転写した後の廃トナーはクリーナ容器に蓄えられる。さらに、このクリーニングによって中間転写体9上に形成された4色のカラー可視画像を用紙2に転写した後の廃トナーは、クリーナ容器に蓄えられる。
図2は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部203と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受け取る。コントローラ部201は、受け取った画像情報を解析してビットデータに変換し、ビデオインターフェイス部210を介して、用紙毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド、および、ビデオ信号をエンジン制御部203に送出する。
エンジン制御部203は、ビデオインターフェイス部210を介してコントローラ201から送信されるコマンドやデータを受信して画像形成のための動作処理を指示するためのCPU211を有している。エンジン制御部203は、さらに、印字するための画像データを処理するための回路としての画像処理部212、画像処理部で処理したデータの読み出し制御を行う画像制御部213を有している。エンジン制御部203は、さらに、定着部13の定着温度などを制御する定着制御部214、画像形成装置内に搬送される用紙を搬送するための用紙搬送部215(図1の複数の搬送ローラ対に相当)を有している。エンジン制御部203は、さらに、用紙搬送部215を駆動するためのモータ(不図示)の駆動を制御する駆動制御部216、両面ユニットでの用紙の搬送状態の検知及び搬送動作を制御する両面制御部217を有している。さらに、CPU211は、不図示のROM内の制御手順(図3に示す制御手順を含む)に従ってエンジンを構成する各部分を制御する。
コントローラ部201は、エンジン制御部203へ、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドを送信し、印字可能な状態となったタイミングで、エンジン制御部203へ印字開始コマンドを送信する。また、この時、コントローラ部201は、ホストコンピュータ200からの指示に基づいて、排紙オプション制御部202へ排紙制御オプションの使用に関する指示、さらに、給紙オプション制御部204へ給紙制御オプションの使用に関する指示も送出する。
エンジン制御部203は、コントローラ部201からの印字予約コマンドの順に印字の実行準備を行い、コントローラ部201からの印字開始コマンドを待つ。エンジン制御部203は、印字指示を受信すると、コントローラ部201に、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号を出力し、印字予約コマンドに従って印字動作を開始する。また、エンジン制御部203は、レジストローラで待機している用紙が再給紙されるタイミングとなる/TOPR信号を出力する。コントローラ部201は、/TOPR信号が"true"になった時点で、給紙オプション制御部204を介して給紙オプション入力装置に対して、再給紙指示を行う。
図3はエンジン制御部203の印字動作のフローチャートである。エンジン制御部203は、印字予約コマンドを受信すると、印字開始コマンドの受信を待って(501)、印字動作を行うための前処理(以後、「前回転シーケンス」という)を実行する(502)。前回転シーケンス終了後、/TOP信号を出力して、1枚目の印字予約コマンドに従って印字動作を開始する(503)。エンジン制御部203は、スループットを維持するための次の印字動作開始タイミング(以後、「通常印字開始タイミング」という)までに次の印字予約コマンドを受信していない場合は(505)、ステップ509に進む。ステップ509では、印字動作の後処理(以下、「後回転シーケンス」という)を実行し、印字動作を終了する。次の通常印字開始タイミングまでに、印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、その印字予約コマンドに対する印字開始コマンドを受信している場合には、1枚目に引き続き、2枚目の印字動作を開始する(506、503)。次の通常印字開始タイミングまでに、印字予約コマンドを受信している場合で、かつ、印字開始コマンドを受信していない場合は、後回転シーケンスを実行して印字開始コマンド待ちの状態となり(507、508)、印字開始コマンドを受信するのを待つ。印字開始コマンドを受信すると、前回転シーケンスを開始する(502)。
図4は、給紙部1からの給紙と両面ユニットからの給紙を交互に行い、4枚の両面印字を開始するまでの通信シーケンスである。コントローラ部201は、エンジン制御部203に対して、311では給紙部1から給紙して両面ユニットへ排紙する予約コマンドを予約ID=1で送信し、312では給紙部1から給紙して両面ユニットへ排紙する予約コマンドを予約ID=2で送信する。313では両面ユニットから給紙し機外の排紙部へ排紙する予約コマンドを予約ID=1で送信する。これらの動作を同様に残りの予約IDへ繰り返し行う(314、315、316、317,318)。次にコントローラ部201は、エンジン制御部203に対して、319では予約コマンドによって予約されたIDに対して印字開始を行い、エンジンはプリント動作を開始する。エンジン制御部203ではプリント開始コマンド受信後に画像形成シーケンス、コントローラ部201に対して/TOP信号と/TOPR信号を出力して(320、321)、画像形成を行う。一方、コントローラ部201では/TOP信号に同期して、ビデオ信号を出力し、次の予約IDに対する印字開始コマンドを出力する。なお、311から318の予約コマンドが示すように両面ユニットに対して1枚の用紙を待機させ給紙部1と両面ユニットからの給紙を交互に行うことを以下では2枚交互両面と言う。
図5は図4での両面印字の通信シーケンスに従い、画像形成を行う場合の画像形成シーケンスを示す。なお、以下では両面プリントにおいて、カセットから給紙されて両面ユニットに排紙される1枚の用紙に対して最初に印字される面を表面と表現し、両面ユニットから給紙して画像形成装置の機外へ排紙されるときに印字される面を裏面と表現する。エンジン制御部203は、1枚目表面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=1)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部203は、前回転シーケンス終了後、/TOP信号(100−1−S)を出力して1枚目の印字動作を開始し、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送する(101−1−S)。コントローラ部201はこの/TOP信号に同期してビデオデータをエンジン制御203へ出力して画像形成を開始する。エンジン制御部203はレジストセンサ19でカセットから給紙された用紙と画像形成部により中間転写体に転写された画像とのタイミング調整を行う。エンジン制御部203は、タイミング調整を行うことによって、/TOPR信号を出力するとともに用紙の再給紙を行い、用紙上への画像の転写を行う(102−1−S)。用紙上に転写された画像は定着部13により加熱定着を行い、定着排紙センサ20を通過して1枚目表面の画像形成が終了する(103−1−S)。同様に2枚目表面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=2)を受信すると、/TOP信号(100−2−S)を出力し2枚目表面の印字動作を開始する。すなわち、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送して(101−2−S)、/TOPR信号の出力を行う(102−2−S)。次いで 、用紙上への画像の転写が完了した画像を定着部13により加熱定着して定着排紙センサ20を通過して2枚目表の画像形成を終了する(103−2−S)。次に、1枚目裏面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=1)を受信すると、/TOP信号(100−1−D)を出力し1枚目裏面の印字動作を開始する。すなわち、両面ユニットから用紙を搬送して(101−1−D)、/TOPR信号の出力を行う(102−1−D)。次いで 、用紙上への画像の転写が完了した画像を定着部13により加熱定着して定着排紙センサ20を通過して1枚目裏面の画像形成を終了する(103−1−D)。表面、裏面ともに画像形成が完了した用紙は排紙センサ28を通過して画像形成装置の機外へ排出される。以上の動作を4枚分、繰り返し行い、全ての画像形成が終了した時点で後回転シーケンスを実行して再び、印字開始コマンド待ちの状態となる。
図6は図4の給紙部1からの給紙と両面ユニットからの給紙を交互に行い、4枚の両面印字を開始するまでの通信シーケンスに従って、図5で説明した像形成シーケンスを実行中に4枚目で給紙部1の用紙がなくなった場合の画像形成シーケンスを示す。この場合、印字が続行できなくなる。このとき、4枚目表面の/TOP信号(100−4−S)を出力し1枚目裏面の画像形成を継続するものの、4枚目の用紙がなくなっている。このため、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送することができない(101−4−S)。カセット内の用紙がなくなった場合、給紙部1の給紙口のセンサが紙無しを検知してエンジン制御部203に報知するので、エンジン制御部203は用紙有無状態ステータスを紙無し状態にする。かつ、エンジン制御部203は紙無し状態になったため、紙無しによるミスプリントが発生したことをコントローラ部201へ報知する(110)。エンジン制御部203は紙無し状態になった場合、2枚目の裏面までの画像形成動作は継続する。すなわち、2枚目の裏面が定着排紙センサ20を通過して画像形成装置の機外に排出された時点(103−2−D)で用紙搬送状態ステータスにより用紙搬送を停止したことをコントローラ部201へ報知する。
コントローラ部201はエンジンにミスプリントが発生した場合、エンジンの用紙搬送状態ステータスが非搬送中になったところで、次のようにして、リカバリー(再印字)に必要な印字IDを決定する。すなわち、すでに登録してある予約IDと給紙部から給紙しているIDとすでに印字を開始してあるIDをエンジン制御部からステータス受信して、リカバリー(再印字)に必要な印字IDを決定する。図6の例では、図7に示すように、印字IDに対して予約IDと給紙中IDと印字中IDから3枚目と4枚目の再送が必要だと判断する。エンジン制御部203はコントローラ部201からのミスプリント解除コマンドによりミスプリント解除シーケンスを実行する。
このようにIDを割り当てて画像形成動作を制御する構成に関しては、例えば特許文献1に記載されている。
以下、図面を参照して本発明を適用できる実施形態を詳細に説明する。
(実施例1)
本実施例では、2枚交互両面シーケンス中に紙無しが発生した場合にも、すでに片面の画像形成が終了して画像形成装置内で待機している用紙については裏面についても全て、画像形成を完了させる点が特徴である。つまり、両面ユニット内の片面プリント済みの用紙を無駄にせず、正常にプリントして機外へ排出する方法について提案する。ここで、2枚交互両面シーケンスとは、両面ユニットに1枚の片面記録済みの用紙を待機させた状態で、給紙部1と両面ユニットからの給紙を交互に行いながら画像形成を実行する制御である。なお、すでに説明した画像形成装置の構成及び基本的な動作については、前述したものと同様であるため、詳細な説明を省略し、図表も同一の番号を付すものとする。
本実施例においては、エンジン制御部203を構成するCPU211は、不図示のROM内のプログラムに基づく制御手順に従って制御を行う。具体的には、CPU211は、各センサ23〜28の出力を参照して現在処理中のジョブに関して、搬送路中のどこに用紙があるか、すなわち、その用紙の表面側または裏面側に画像形成がなされたか否か等を判断する。さらに、CPU211は、その用紙が画像形成した最初の用紙から数えて何枚目かを把握する。エンジン制御部203においては、不図示のROM内のプログラムに基づく制御手順(後述の図12の制御手順を含む)に従ってCPU211がプリンタエンジンの各構成の動作を制御する。
図8は図4で説明した2枚交互両面の通信シーケンスに従って、図5で説明した像形成シーケンスを実行中に4枚目で給紙部1の用紙がなくなり、印字が続行できなくなった場合の画像形成シーケンスである。エンジン制御部203は、1枚目表面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=1)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部203は、前回転シーケンス終了後、画像形成部にビデオデータを出力するタイミングとなるタイミング信号としての/TOP信号(100−1−S)を出力する。これによって、1枚目の印字動作を開始し、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送する(101−1−S)。コントローラ部201は/TOP信号に同期してビデオデータをエンジン制御部203へ出力して画像形成を開始する。エンジン制御部203はレジストセンサ19でカセットから給紙された用紙と画像形成部により中間転写体に転写された画像とのタイミング調整を行う。エンジン制御部203は、タイミング調整を行うことによって、/TOPR信号を出力するとともに用紙の再給紙を行い、用紙上への画像の転写を行う(102−1−S)。用紙上に転写された画像は定着部13により加熱定着を行い、定着排紙センサ20を通過して1枚目表面の画像形成が終了する(103−1−S)。同様に2枚目表面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=2)を受信すると、/TOP信号(100−2−S)を出力し2枚目表面の印字動作を開始する。すなわち、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送して(101−2−S)、/TOPR信号の出力を行う(102−2−S)。次いで 、用紙上への画像の転写が完了した画像を定着部13により加熱定着して定着排紙センサ20を通過して2枚目表の画像形成を終了する(103−2−S)。次に、1枚目裏面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=1)を受信すると、/TOP信号(100−1−D)を出力し1枚目裏面の印字動作を開始する。すなわち、両面ユニットから用紙を搬送して(101−1−D)、/TOPR信号の出力を行う(102−1−D)。次いで 、用紙上への画像の転写が完了した画像を定着部13により加熱定着して定着排紙センサ20を通過して1枚目裏面の画像形成を終了し(103−1−D)する。表面、裏面ともに画像形成が完了した1枚目の用紙は排紙センサ28を通過して画像形成装置の機外へ排出される。
以上の動作を4枚分の両面記録動作を行っている最中に、4枚目表面の/TOP信号(100−4−S)を出力し1枚目裏面の画像形成を継続するものの、4枚目の用紙がなくなっている。そのため、カセットから4枚目の用紙を給紙及び搬送することができない(101−4−S)。カセット内の用紙がなくなった場合、エンジン制御部203は、給紙部1の給紙口のセンサからの紙無し検知信号を受けて用紙有無状態ステータスを紙無し状態にする(150)。
このとき、エンジン制御部203は、紙無しが判明した後であっても、両面ユニット内に片面プリント済みの3枚目の用紙が待機しているため、3枚目裏面の/TOP信号を出力する(100−3−D)。エンジン制御部203は、3枚目の裏面画像に対する/TOP信号を出力した後に、コントローラ部201に対して紙無しによるミスプリントが発生したことを報知する(151)。
さらに、エンジン制御部203は4枚目は紙無しになったことを検知した。しかし、エンジン制御部203は、100−4−Sですでに/TOP信号を出力した4枚目については、コントローラ部201に対して画像形成動作のタイミング等の整合性を保証するため、/TOPR信号を出力する(102−4−S)。
エンジン制御部203は3枚目の用紙の表面、裏面の画像形成が完了し、定着排紙センサ20を通過して画像形成装置の機外への搬送が完了した時点で用紙搬送状態ステータスを非搬送中にセットにする(152)。
本実施例では、4枚目の用紙がなくなったことを検知した場合でも、印字ID情報に基づいて、3枚目裏面の画像に対する/TOP信号を出力して3枚目裏面画像を中間転写体12に形成する。そして、画像形成のタイミング、つまり、中間転写体12から用紙に画像を転写するタイミングを調整するために、4枚目表面の画像を転写するための/TOPR信号を出力する。その後、次に3枚目裏面の画像に対する/TOPR信号を出力して、中間転写体12に形成された3枚目裏面画像を用紙に転写する。
つまり、4枚目表面の画像については、4枚交互の両面画像形成動作による画像形成の順番を維持して、3枚目の裏面に適正に中間転写体上の画像を転写するために、4枚目表面の画像に対する/TOPR信号を出力する。次いで、3枚目裏面の画像の/TOPR信号を出力する。
ここで、4枚目表面の画像については、紙無しが発生しない通常状態であれば、3枚目裏面画像の前に形成されることになるが、紙無しが発生しているため中間転写体12に形成しないようにする。具体的には、エンジン制御部203は、次のような制御を実行する。すなわち、/TOP信号に基づきコントローラ部201からエンジン制御部203に画像データが送信されてくるが、感光ドラム(5Y、5M、5C、5K)上に画像形成しないように、スキャナ部(10Y、10M、10C、10K)からの発光を禁止する。
その後、エンジン制御部203は、両面ユニットから再給紙される3枚目の用紙の裏面に画像を転写して機外に排出してから、画像形成動作を停止するように制御する。なお、4枚目表面の画像については、上述したようにスキャナ部の発光を禁止せずに形成してもよい。しかし、その場合には、転写ローラ9を9bに位置させて(離間状態)、転写部(中間転写体と転写ローラとのニップ部)をスルーさせて、その後クリーニング手段21でクリーニングすればよい。
コントローラ部201はエンジンに紙無しによるミスプリントが発生した場合、エンジンの用紙搬送状態ステータスが非搬送中になったところで、リカバリーに必要な印字IDを決定する。すなわち、すでに登録してある予約IDと給紙部から給紙しているIDとすでに印字を開始してあるIDをエンジン制御部203からステータス受信して、リカバリーに必要な印字IDを決定する。図8の例では、図9に示すように、印字IDに対して予約IDと給紙中IDと印字中IDから4枚目のみの再送が必要だと判断する。エンジン制御部203はコントローラ部201からのミスプリント解除コマンドによりミスプリント解除シーケンスを実行する。このとき、従来例では両面ユニット内には、片面プリント済みの3枚目が残留紙として残留しているため、ミスプリント解除後に3枚目の残留紙を排紙する処理が必要となる。この3枚目は紙なしと判断される以前に給紙済みの用紙であり、かつ、すでに片面のプリントが完了している用紙である。従来例ではこの片面プリント済みの印字IDに対してもリカバリーの対象になっていたが、本実施例では、片面プリント済みの3枚目まで両面の画像形成してから排出が完了する。つまり、余計な排紙処理が不要となる。また、リカバリーの用紙も減るため、用紙の無駄が無くなる。
また、本実施例では、紙無しとなっている4枚目の表面画像に対するタイミング信号(/TOPR信号)を出力して、3枚目裏面画像の転写タイミングを調整する。これによって、本実施例のような中間転写体を備えた画像形成装置において、片面プリント済みで機内に残留する用紙の裏面に適正に画像を形成して排出することができる。
(実施例2)
本実施例では、3枚交互両面シーケンス中に紙無しが発生した場合にも、すでに片面の画像形成が終了して画像形成装置内で待機している用紙については裏面についても全て、画像形成を完了させる点が特徴である。つまり、両面ユニット内の片面プリント済みの用紙を無駄にせず、正常にプリントした用紙を機外へ排出する方法について提案する。ここで、3枚交互両面シーケンスとは両面ユニットに対して2枚の片面記録済みの用紙を待機させた状態で給紙部1と両面ユニットからの給紙を交互に行いながら画像形成を実行する制御である。なお、画像形成装置の構成及び基本的な動作については、前述したものと同様であるため、詳細な説明を省略し、図表も同一の番号を付すものとする。
図10は3枚交互両面シーケンスに従って、5枚の両面画像形成を行っている最中に4枚目で給紙部1の用紙がなくなり、印字が続行できなくなった場合の画像形成シーケンスである。エンジン制御部203は、1枚目表面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=1)を受信すると、前回転シーケンスを開始する。エンジン制御部203は、前回転シーケンス終了後、/TOP信号(200−1−S)を出力して1枚目の印字動作を開始し、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送する(201−1−S)。コントローラ部201は/TOP信号に同期してビデオデータをエンジン制御203へ出力して画像形成を開始する。エンジン制御部203はレジストセンサ19でカセットから給紙された用紙と画像形成部により中間転写体に転写された画像とのタイミング調整を行う。エンジン制御部203はタイミング調整を行うことによって、/TOPR信号を出力するとともに用紙の再給紙を行い、用紙上への画像の転写を行う(202−1−S)。用紙上に転写された画像は定着部13により加熱定着を行い、定着排紙センサ20を通過して1枚目表面の画像形成が終了する(203−1−S)。同様に2枚目表面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=2)を受信すると、/TOP信号(200−2−S)を出力し2枚目表面の印字動作を開始する。すなわち、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送して(201−2−S)、/TOPR信号の出力を行う(202−2−S)。次いで 、用紙上への画像の転写が完了した画像を定着部13により加熱定着して定着排紙センサ20を通過して2枚目表の画像形成を終了する(203−2−S)。3枚交互両面の場合、さらに3枚目表面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=3)を受信すると、/TOP信号(200−3−S)を出力し2枚目表面の印字動作を開始する。すなわち、カセットから両面ユニットへ用紙を搬送して(201−3−S)、/TOPR信号の出力を行う(202−3−S)。次いで 、用紙上への画像の転写が完了した画像を定着部13により加熱定着して定着排紙センサ20を通過して3枚目表の画像形成を終了する(203−3−S)。次に、1枚目裏面の印字予約コマンドに対する印字開始コマンド(印字ID=1)を受信すると、/TOP信号(200−1−D)を出力し1枚目裏面の印字動作を開始する。すなわち、両面ユニットから用紙を搬送して(201−1−D)、/TOPR出力を行う(202−1−D)。次いで 、用紙上への画像の転写が完了した画像を定着部13により加熱定着して定着排紙センサ20を通過して1枚目裏面の画像形成を終了する(203−1−D)。表面、裏面ともに画像形成が完了した1枚目の用紙は排紙センサ28を通過して画像形成装置の機外へ排出される。
以上の動作を5枚分の両面記録動作を行っている最中に、4枚目表面の/TOP信号(200−4−S)を出力し1枚目裏面の画像形成を開始するものの、4枚目の用紙がなくなっている。そのため、カセットから4枚目の用紙を搬送することができない(201−4−S)。カセット内の用紙がなくなった場合、エンジン制御部203は給紙部のセンサからの紙無し検知信号を受けて用紙有無状態ステータスを紙無し状態にする(250)。このとき、エンジン制御部203は、紙無しが判明した後であっても、両面ユニット内に片面プリント済み2枚目及び3枚目の用紙が待機しているため、片面プリント済み2枚目と3枚目裏面の/TOP信号を出力する(200−2−D、200−3−D)。
エンジン制御部203は、3枚目裏面/TOP信号を出力した後に、コントローラ部201に対して紙無しによるミスプリントが発生したことを報知する(251)。さらに、エンジン制御部203は4枚目は紙無しになったものの、/TOP信号を出力する(200−4−S、200−5−S)。そして、/TOP信号を出力した4枚目、5枚目については、画像形成動作のタイミング等のコントローラ部201に対して整合性を保証するため、/TOPR信号を出力する(202−4−S、202−5−S)。
エンジン制御部203は、ミスプリント報知後、次のような順番で/TOPR信号を出力する。即ち、4枚目の表面画像に対する/TOPR信号、2枚目の裏面画像に対する/TOPR信号、5枚目の表面画像に対する/TOPR信号、3枚目の裏面画像に対する/TOPR信号という順番で/TOPR信号を出力する。そして2枚目及び3枚目の用紙の表面、裏面の画像形成が完了し、定着排紙センサ20を通過して画像形成装置の機外への搬送が完了した時点で用紙搬送状態ステータスを非搬送中にセットにする(252)。
本実施例においては、4枚目の用紙がなくなったことを検知した場合でも、印字ID情報に基づいて、2枚目裏面画像に対する/TOP信号、及び、3枚目裏面画像に対する/TOP信号を出力して、中間転写体12に2枚目及び3枚目の裏面画像を形成する。
そして、画像形成のタイミング、つまり、5枚の両面交互の画像形成動作の順番を維持して、中間転写体12から用紙に画像を転写するタイミングを調整するために、次の信号を出力する。すなわち、4枚目の表面画像を転写するための/TOPR信号及び5枚目の表面画像を転写するための/TOPR信号を出力する。
上述したように、4枚目の表面画像に対する/TOPR信号、2枚目の裏面画像に対する/TOPR信号、5枚目の表面画像に対する/TOPR信号、3枚目の裏面画像に対する/TOPR信号という順番で/TOPR信号を出力する。これによって、2枚目及び3枚目の裏面に画像を転写することができる。
このように/TOPR信号を出力することによって中間転写体上への画像形成タイミングを調整して、片面プリント済みの用紙が再給紙されて転写位置に到達するタイミングに適正に中間転写体上の画像が転写されるようになる。
ここで、4枚目表面及び5枚目表面の画像については、通常であれば2枚目裏面画像の前、3枚目裏面画像の前にそれぞれ形成されることになるが、4枚目以降は紙無しが発生しているため、中間転写体12に形成しないようにする。具体的には、/TOP信号に基づきコントローラ部201から画像データが送信されてくるが、画像を感光ドラム(5Y、5M、5C、5K)上に形成しないように、スキャナ部(10Y、10M、10C、10K)からの発光を禁止するようにする。
その後、両面ユニットから再給紙される2枚目及び3枚目の用紙の裏面に画像を転写して機外に排出してから、画像形成動作を停止するように制御する。
なお、4枚目表面の画像及び5枚目表面の画像については、上述したように形成しないようにするのではなく、中間転写体上に形成するようにしてもよい。その場合には、転写ローラを9bの位置させて(離間状態)、転写部(中間転写体と転写ローラとのニップ部)をスルーさせて記録材に転写しないようにして、その後、クリーニング手段21でクリーニングすればよい。
コントローラ部201はエンジンに紙無しによるミスプリントが発生した場合、エンジンの用紙搬送状態ステータスが非搬送中になったところで、リカバリーに必要な印字IDを決定する。すなわち、すでに登録してある予約IDと給紙部から給紙しているIDとすでに印字を開始してあるIDをエンジン制御部からステータス受信して、リカバリーに必要な印字IDを決定する。図10の例では、図11に示すように、印字IDに対して予約IDと給紙中IDと印字中IDから4枚目、5枚目のみの再送が必要だと判断する。エンジン制御部203はコントローラ部201からのミスプリント解除コマンドによりミスプリント解除シーケンスを実行する。このとき、従来例のようにエンジン制御部203において紙なしを検知した時点で紙なしによるミスプリントを報知した場合、両面ユニット内には、片面プリント済みの2枚目及び3枚目が機内に残留している。このため、ミスプリント解除後に片面プリント済みの2枚目及び3枚目の残留紙を排紙する処理が必要となっていた。この片面プリント済みの2枚目及び3枚目は、紙なしと判断される以前に既に給紙された用紙であり、かつ、すでに片面のプリントが完了している用紙である。従来例ではこの片面プリント済みの印字IDに対してもリカバリーの対象になっていた。本実施例では、片面プリント済みの用紙については全て両面に画像形成してから排出が完了する。すなわち、片面のみ画像形成された用紙が残留することは無いので、余計な排紙処理が不要となる。また、リカバリーされる用紙も減るため、用紙の無駄が無くなる。
また、本実施例では、紙無しとなっている4枚目の表面画像、5枚目表面画像に対するタイミング信号(/TOPR信号)をあえて出力して、2枚目裏面及び3枚目裏面画像の転写タイミングを調整する。これによって、本実施例のような中間転写体を備えた画像形成装置において、片面プリント済みで機内に残留する用紙の裏面に適正に画像を形成して排出することができる。
(実施例3)
実施例1では2枚交互両面シーケンス中に紙無しが発生した場合について、両面ユニット内の用紙を無駄にせず、正常にプリントした用紙を機外へ排出する方法について提案した。また、実施例2では3枚交互両面シーケンス中に紙無しが発生した場合について、両面ユニット内の用紙を無駄にせず、正常にプリントした用紙を機外へ排出する方法について提案した。本実施例では、N枚交互の両面シーケンス中に紙無しが発生した場合にも、すでに片面の画像形成が終了して画像形成装置内で待機している用紙については裏面についても全て、画像形成を完了させる方法について提案する。つまり、N枚交互両面時の紙無し発生時に両面ユニット内の用紙を無駄にせず、正常にプリントした用紙を機外へ排出する方法について提案する。ここで、N枚交互両面シーケンスとは両面ユニットに対してN−1枚の片面記録済みの用紙を待機させた状態で、給紙部1と両面ユニットからの給紙を交互に行いながら画像形成を実行する制御である。なお、画像形成装置の構成及び基本的な動作については、前述したものと同様であるため、詳細な説明を省略し、図表も同一の番号を付すものとする。
図12はエンジン制御部203が、給紙を行っている給紙部の給紙口のセンサが紙無しを検知して、コントローラ部201に対してミスプリント対象となる用紙を報知するまでの制御フローを表している。なお、この制御フローは実施例1では図8の150が701に対応し、151が707、713に対応し、152が717に対応しており、実施例2では図10の250が701に対応し、251が707、713に対応し、252が717に対応している。
まず、給紙部のセンサが給紙を行う対象となる用紙の紙なしを検知した場合(701)、エンジン制御部203はコントローラ部201に対して紙無しになったことを報知する(702)。紙無しになった時点でエンジン制御部203は両面ユニット内に待機している用紙枚数をカウントし(703)、両面ユニット内に待機している用紙がある場合には705から709の処理を繰り返す。もし、両面ユニット内に待機している用紙がない場合は711から715までの処理を繰り返す。
711から715の処理について説明する。711では紙無しを検知した時点ですでに給紙した用紙については/TOP信号を出力する。次いで、給紙した用紙の/TOP信号を全て出力した場合には(712)、コントローラ部201に対して紙無しによるミスプリントが発生したことを報知し(713)、714に進む。712で給紙した用紙の/TOP信号を全て出力していない場合には714に進む。714では、/TOPR信号を出力し、次いで、715で該当する用紙上に画像の転写を行い、加熱定着を行い、表面側および裏面側ともに画像形成が終了した用紙の場合は機外に排出し、716に進む。
次に705から709の処理について説明する。両面ユニット内に待機している用紙が全て画像形成装置の機外へ排出されるまで705から709の処理を繰り返す。705では、/TOP信号出力タイミングで/TOP信号を出力し、両面ユニットに待機していた用紙の/TOP信号を全て出力した時点で(706)、コントローラ部201へ紙無しによるミスプリントが発生したことを報知し(707)、708に進む。706で両面ユニットに待機していた用紙の/TOP信号を全て出力していない場合は708に進む。708では、該当する用紙の/TOPR信号出力タイミングで/TOPR信号を出力し、次いで、709で該当する用紙上に画像の転写を行い、加熱定着を行い、表面側および裏面側ともに画像形成が終了した用紙の場合は機外に排出し、716に進む。
705から709、711から715までの処理が終了した後、搬送中の紙が画像形成装置の機外へ排出されたことを確認する(716)。716で用紙が機外に全て排出されていない場合は703に戻り、全て排出されている場合には717でコントローラ部201に対して搬送中の紙がないことを報知して処理を終了する。
以上の処理を実行することで、N枚交互両面シーケンス中に紙無しが発生した場合にも、すでに片面の画像形成が終了して画像形成装置内で待機している用紙については裏面についても全て、画像形成を完了させることができる。つまり、紙無し発生時に両面ユニット内に残留する片面プリント済みの用紙を無駄にすることがなく、かつ、正常にプリントした用紙を機外へ排出することが可能となる。
なお、本実施例においても実施例1、実施例2と同様に、紙無しとなって給紙されない用紙の表面の画像に対する/TOP信号及び/TOPR信号を出力して、中間転写体上に画像を形成するタイミングを調整する。これにより、本実施例のような中間転写体を備えた画像形成装置において、片面プリント済みで機内に残留する用紙の裏面に適正に画像を形成して排出することができる。
なお、上記実施例1,2,3において、交互両面シーケンス中に用紙無しが発生した場合について説明した。しかし、用紙無しの発生に限らず、例えば、給紙部1から給紙された用紙の遅延や給紙不要などのエラーが発生した場合でも同様のシーケンスを実行することが可能である。給紙した用紙の遅延や給紙不良は、給紙開始タイミングから所定時間経過した時点で、センサA23やA24に用紙が到達しているか否かで検知可能である。
本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、同一の技術思想の変形例を含みうるものである。