JP5414965B2 - 光学半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フォトダイオード等を備える光学半導体装置とその製造方法に関する。
従来、フォトダイオード等の光学半導体素子を備える光学半導体装置において、光学半導体素子の受光面への光の導出を良好にするため受光面を露出させることが行われている(例えば、特許文献1)。
特開2005−45051号公報
ところで受光部又は発光部が露出する光学半導体装置では、静電気によってチップ表面に、塵、埃等が付着する場合がある。チップ表面にゴミが付着すると、受光部に樹脂封止がなされていないため、また入射光の結像位置とゴミとの距離が短いため受光不良を起こしやすいという問題がある。そこで、チップ表面へのゴミの付着を防止し、フォトダイオードの受光不良を抑制することが可能な光学半導体装置が求められている。なお、光学半導体素子が発光素子である場合も同様な問題があり、光を良好に導出させるためには発光面上に埃、塵等が付着しないことが好ましい。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされた発明であり、埃、塵等の付着を抑制し、良好な動作性を備える光学半導体装置とその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る光学半導体装置は、
電極端子が形成された基板と、
前記基板上に搭載され、電極パッドと、受光部又は発光部を有する半導体素子と、を備えるベアチップと、
前記電極端子と前記電極パッドとを電気的に接続する導通部材と、を備え、
前記ベアチップの少なくとも受光部又は発光部を覆うように形成され、透光性を備える絶縁層と、
前記絶縁層上の全面に形成され、透光性を備え、外部に露出する導電性膜と、を更に備え、
前記導通部材はワイヤであり、
前記電極パッドは、前記ベアチップの前記受光部又は発光部が設けられた面に設けられており、
前記絶縁層と前記導電性膜とには、それぞれ前記電極パッドが形成された領域に対応する開口が形成され、
前記ワイヤは、前記開口を介して露出する前記電極パッドと前記電極端子とを電気的に接続し、
前記ベアチップの周辺領域には、少なくとも前記ワイヤと、前記電極パッドとを覆うように樹脂が形成され、
前記樹脂が前記導電性膜の端部を被覆すると共に、前記導電性膜が電気的に浮遊電位となることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る光学半導体装置は、
電極端子が形成された基板と、
前記基板上に搭載され、電極パッドと、受光部又は発光部を有する半導体素子と、を備えるベアチップと、
前記電極端子と前記電極パッドとを電気的に接続する導通部材と、を備え、
前記ベアチップの少なくとも受光部又は発光部を覆うように形成され、透光性を備える絶縁層と、
前記絶縁層上の全面に形成され、透光性を備え、外部に露出する導電性膜と、を更に備え、
前記導通部材は、貫通電極と半田ボールとから構成されると共に、前記導電性膜が電気的に浮遊電位となることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点に係る光学半導体装置の製造方法は、
半導体ウエハ上に形成された半導体素子の少なくとも受光部又は発光部を覆うように、透光性を備える絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
前記絶縁層上に透光性を備える導電性膜を形成する導電性膜形成工程と、
前記半導体ウエハを切断し、前記半導体素子が形成された複数のベアチップを得るダイシング工程と、
前記ベアチップを、基板上に搭載する搭載工程と、
前記ベアチップに形成された電極パッドと前記基板上に形成された電極端子とを導通部材で電気的に接続する接続工程と、
を備え、
前記導通部材はワイヤであり、
前記電極パッドは、前記ベアチップの受光部又は発光部が設けられた面に設けられており、
前記絶縁層と前記導電性膜とに、それぞれ前記電極パッドが形成された領域に対応し、前記電極パッドと前記ワイヤとを接続可能な開口を形成する開口形成工程と、
少なくとも前記電極パッド及び前記ワイヤが、不透光性の樹脂で覆われるように前記ベアチップの外周に沿って前記不透光性の樹脂を塗布する樹脂塗布工程と、を更に備え、
前記導電性膜は外部に露出するように前記絶縁層の全面に形成され、前記樹脂が前記導電性膜の端部を被覆すると共に、前記導電性膜は電気的に浮遊電位であることを特徴とする。
前記開口形成工程は、
前記絶縁層の前記電極パッドに対応する領域に開口を形成する絶縁層開口形成工程と、
前記絶縁層の前記開口に対応する領域に、前記開口を充填し、更に前記絶縁層より厚く形成されるレジストを形成するレジスト形成工程と、
前記絶縁層と前記レジストを覆うように前記導電性膜を形成するための導電性層を形成する導電性層形成工程と、
前記導電性層を前記絶縁層の前記開口を充填するように形成された前記レジストが露出するまで削る、薄型化工程と、
前記レジストを除去するレジスト除去工程と、から構成されてもよい。
前記開口形成工程は、
前記絶縁層の前記電極パッドに対応する領域に開口を形成する絶縁層開口形成工程と、
前記絶縁層の前記開口に対応する領域に、前記開口を充填し、更に前記絶縁層より厚く形成されるレジストを形成するレジスト形成工程と、
前記絶縁層と前記レジストを覆うように前記導電性膜を形成するための導電性層を形成する導電性層形成工程と、
前記導電性層上に、レジスト層を形成するレジスト層形成工程と、
前記レジスト層を、前記絶縁層の前記開口に充填するように形成された前記レジストが露出するまでプラズマアッシングによって除去するアッシング工程と、
前記レジスト層と、前記絶縁層の前記開口に形成された前記レジストとを除去するレジスト除去工程と、
から構成されてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点に係る光学半導体装置の製造方法は、
半導体ウエハ上に形成された半導体素子の少なくとも受光部又は発光部を覆うように、透光性を備える絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
前記絶縁層上に透光性を備える導電性膜を形成する導電性膜形成工程と、
前記半導体ウエハを切断し、前記半導体素子が形成された複数のベアチップを得るダイシング工程と、
前記ベアチップを、基板上に搭載する搭載工程と、
前記ベアチップに形成された電極パッドと前記基板上に形成された電極端子とを導通部材で電気的に接続する接続工程と、
を備え、
前記導通部材は、貫通電極と半田ボールとから構成され、
前記ベアチップと前記基板との間に、封止材を充填する封止材形成工程を、更に備え、
前記導電性膜は、前記絶縁層上の全面に外部に露出するように形成され、電気的に浮遊電位であることを特徴とする。
前記搭載工程では、複数の前記ベアチップを前記基板上にマトリックス状に搭載し、
前記基板を切断し、複数の前記光学半導体装置を得る切断工程を更に備えてもよい。
前記搭載工程では、予め前記光学半導体装置ごとに切断された前記基板上に、前記ベアチップを搭載してもよい。
本発明によれば、半導体素子の受光面上に導電性膜を形成することにより、埃、塵等の付着を抑制し、良好な動作性を備える光学半導体装置とその製造方法を提供することができる。
本発明の各実施の形態に係る光学半導体装置及びその製造方法について図面を用いて詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光学半導体装置10の構成を示す図である。図1(a)は光学半導体装置10の平面図であり、図1(b)は図1(a)に示す光学半導体装置10のA−A線断面図である。光学半導体装置10は、半導体素子が形成されたベアチップ11を基板12に搭載した装置である。
光学半導体装置10は、図1(a)及び(b)に示すように、ベアチップ11と、基板12と、ダイパッド13と、電極端子14と、ワイヤ15と、樹脂16と、カバーレイフィルム18と、を備える。ベアチップ11は、受光部21と、電極パッド22と、パッシベーション膜23と、導電性膜24と、を備える。
ベアチップ11は、例えばフォトダイオード等の光学半導体素子を備え、光学半導体素子の受光部(又は発光部)21を一主面に備える。受光部21は、図1に示すようにベアチップ11のほぼ中央の領域に形成される。ベアチップ11の外形は矩形に形成されており、基板12上に設けられたダイパッド13上に搭載される。また、ベアチップ11の上面の各辺に沿った外周部には、電極パッド22が形成されている。電極パッド22は、基板12上に形成された電極端子14と、ワイヤ15を介して電気的に接続される。また、ベアチップ11の周辺領域は、樹脂16で覆われている。
パッシベーション膜23は、絶縁材料、例えばシリコン酸化膜やプラズマシリコン窒化膜などから構成され、少なくとも受光部21を覆うようにベアチップ11の一方の主面上に形成される。また、パッシベーション膜23の電極パッド22に対応する領域には、開口23aが形成されており、開口23aを介して電極パッド22が露出する。
導電性膜24は、導電性及び光透過性を備える材料、例えばピロール系の導電性ポリマー等から構成される。導電性膜24はパッシベーション膜23上に形成され、更に電極パッド22、パッシベーション膜23の開口23aに対応する領域に開口24aが形成される。また、導電性膜24は、例えば0.01〜1μmの厚みに形成される。また、導電性膜24の表面抵抗値は例えば1014Ω以下とすることができる。導電性膜24によって、ベアチップ11の帯電を良好に防ぎ、静電気等により塵、埃等が付着することを良好に防ぐことができる。従って、光学半導体素子の受光部21の受光不良を抑制することができ、光学半導体装置10は良好な動作性を備える。
基板12は、例えば矩形に形成される。基板12は、例えばガラスエポキシ樹脂板やポリイミドフィルム等の可撓性基板等からなる。基板12の中央の領域にはダイパッド13が形成されており、基板12の外縁近傍には、外部との接続を可能とする複数の電極端子14が、基板12の各辺に沿って形成されている。また、電極端子14の一部は図1(b)に示すようにカバーレイフィルム18に覆われている。
樹脂16は、ベアチップ11の4辺に形成された電極パッド22と、ワイヤ15と、電極端子14の一部とを覆うように形成される。樹脂16は、電極パッド22等に光が照射されるのを良好に防ぐため不透光性の樹脂から形成され、例えば黒色のエポキシ樹脂等から形成される。樹脂16によって電極パッド22と、ワイヤ15とが被覆されることによって、電極パッド22、ワイヤ15等は、埃、水分等の外部環境から保護される。
なお、上記実施例では、ベアチップ11の4辺全てに電極パッド22が形成されていたが、電極パッド22はベアチップ11の対向する2辺についてのみ、形成されていてもよい。
上述したように、本実施の形態の光学半導体装置10は、受光部21上に形成された導電性膜24を備えることによって、チップ表面の帯電を良好に防ぐことができ、受光部21上への塵、埃等の付着を良好に抑制することができる。従って、光学半導体装置10は良好な動作性を備える。
次に、光学半導体装置10の製造方法を図を用いて説明する。
図2及び図3は、光学半導体装置10の製造方法を説明する図である。
まず、シリコン等の半導体ウエハW上に所定の方法で図2(a)に示すように受光部21、電極パッド22等を形成する。なお、この段階では、受光部21、電極パッド22等は、複数個がマトリックス状に並んで形成されている。また、受光部21は、ベアチップ11の実質的な中心に相当する領域に形成すると後述する樹脂16を塗布する工程が容易となるため好ましい。
次に、例えばシリコン酸化膜やプラズマシリコン窒化膜等から構成されるパッシベーション膜23を、PVD(Physical Vapor Deposition)法やプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法等によって受光部21上に形成する。また、パッシベーション膜23の電極パッド22に対応する領域に、エッチング等によって開口23aを形成する。
次に、図2(b)に示すようにパッシベーション膜23の開口23aを介して露出する電極パッド22をフォトレジスト81を用いてマスクする。
続いて、図2(c)に示すようにディップコート法によって導電性ポリマーをパッシベーション膜23、フォトレジスト81上に塗布する。続いて、導電性ポリマーを硬化させ、パッシベーション膜23とフォトレジスト81の上面に導電性ポリマー層82と、半導体ウエハWの下面に導電性ポリマー層83とを形成する。なお、導電性ポリマー層はスピンコート法によって形成することもでき、この場合はパッシベーション膜23の上面にのみ導電性ポリマー層が形成される。
次に、パッシベーション膜23上に形成された導電性ポリマー層82をCMP(Chemical Mechanical Polishing)によって、図2(d)に示すようにフォトレジスト81が露出するまで削る。これにより、フォトレジスト81上に形成された導電性ポリマー層82が除去され、導電性膜24が形成される。また、半導体ウエハWの下面もCMP等によって所定の厚みまで削る。なお、導電性ポリマー層をディップコート法によって形成した場合、半導体ウエハWの下面に形成された導電性ポリマー層83は、この際同時に削られる。
続いて、フォトレジスト81を除去し、図2(e)に示すようにダイシングラインdに沿って半導体ウエハWを切断し、複数のベアチップ11を得る。
続いて、図3(f)に示すように、電極端子14が設けられた基板12に、ベアチップ11を搭載する。ベアチップ11が搭載されるダイパット13部分には、予め接着用ペースト材が塗布されている。この接着用ペースト材上にベアチップ11を搭載し、基板12ごと加熱炉内に入れ、接着用ペースト材を熱硬化させてベアチップ11を基板12に固定する。なお、複数の光学半導体装置10を製造するために、当初の基板12には、1つの光学半導体装置10を構成するためのダイパッド13及び複数の電極端子14のパターンが、マトリックス状に複数組形成されている。
次に、ワイヤボンダを用いてベアチップ11の表面の外周部に形成された電極パッド22と、基板12上に形成された電極端子14と、をワイヤ15で電気的に接続する。
続いて、図3(g)に示すように、ベアチップ11に形成された電極パッド22と、ワイヤ15と、ワイヤ15の周辺部分に樹脂16を塗布して覆う。樹脂16として、不透光性の樹脂、例えば熱硬化性の黒色エポキシ樹脂等を用いる。この塗布工程では、基板12をX,Yの2方向に移動可能なXYステージ(図示略)に乗せ、ディスペンサに装着されたシリンダから充填された樹脂16を押し出すと同時に、シリンダ先端とXYステージが相対的に所定距離だけX方向に移動するように、シリンダおよび/またはXYステージを動かし、ベアチップ11の一辺について電極パッド22とワイヤ15とワイヤ15の周辺部分とを樹脂16で覆う。ベアチップ11の一辺について樹脂16が塗布された後は、樹脂16が塗布されたベアチップ11の一辺に直交する辺につき、連続して樹脂16を塗布する。この作業をベアチップ11の4辺について行い、ベアチップ11の周辺に樹脂16を塗布する。続いて、隣接するベアチップ11の上及び周辺にも同様に樹脂16を塗布する。なお、樹脂16を塗布する際、シリンダは1本ではなく、複数本を使用してもよい。
次に各ベアチップ11の全ての辺について樹脂16の塗布が終了した基板12を加熱炉内へ入れ、塗布した樹脂16を熱硬化させる。
次に、ダイシング工程では、ダイシングカッターを用いてベアチップ11を搭載した基板12を所定の位置で切断し、ベアチップ11単位で光学半導体装置10を分離する。
以上の工程から図3(g)に示すように光学半導体装置10が製造される。
本実施の形態の光学半導体装置の製造方法では、半導体素子の少なくとも受光部21上にパッシベーション膜23を形成した上で、導電性膜24を形成する。これにより、ベアチップ11表面が帯電し静電気等によって塵、埃等の付着することを良好に防ぐことができ、受光部21の受光不良を良好に抑制することができ、良好な動作性を備える光学半導体装置を製造することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る光学半導体装置50を図に示す。
図4(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る光学半導体装置の平面図であり、図4(b)は、図4(a)に示すB−B線断面図である。
光学半導体装置50は、いわゆるフリップチップ実装型の半導体装置であり、図4(a)及び(b)に示すように、ベアチップ51と、基板52と、電極端子54と、封止材57と、カバーレイフィルム58と、を備える。ベアチップ51は、受光部61と、電極パッド62と、パッシベーション膜63と、導電性膜64と、貫通電極65と、バンプ66と、を備える。
ベアチップ51は、例えばフォトダイオード等の光学半導体素子を備え、光学半導体素子の受光部(又は発光部)61を一主面に備える。ベアチップ51の外形は矩形に形成されており、基板52上にフィラーを介して搭載される。また、ベアチップ51の上面の各辺に沿った外周部には、電極パッド62が形成されている。電極パッド62は、貫通電極65、バンプ66を介して基板52上に設けられた電極端子54と電気的に接続される。
パッシベーション膜63は、絶縁材料、例えばシリコン酸化膜やプラズマシリコン窒化膜などから構成され、少なくとも受光部61を覆うようにベアチップ51の上面に形成される。
導電性膜64は、導電性及び光透過性を備える材料、例えばピロール系の導電性ポリマー等から構成される。導電性膜64はパッシベーション膜63上に形成される。このように導電性膜64を形成することによって、静電気等により塵、埃等が付着することを良好に防ぐことができる。従って、光学半導体素子の受光部61の受光不良を抑制することができる。
基板52は、例えばガラスエポキシ樹脂板やポリイミドフィルム等の可撓性基板等からなる。基板52の上面には電極端子が形成されており、電極端子上にはバンプを介してベアチップ51が設置される。ベアチップ51と基板52との間には例えばシリカ系フィラー等から構成される封止材57が充填されている。基板52の外縁近傍には、外部との接続を可能とする複数の電極端子54が、基板52の各辺に沿って形成されており、複数の電極端子54の一部はカバーレイフィルム58によって覆われている。
上述したように、本実施の形態の光学半導体装置50は、受光部61上に形成された導電性膜64を備えることによって、ベアチップ51表面の帯電を良好に防ぐことができ、受光部61上への塵、埃等の付着を良好に抑制することができる。従って、光学半導体装置50は良好な動作性を備える。また、特に貫通電極65が形成され低背化された場合でも、良好にチップ表面の帯電を防止することができる。
次に、光学半導体装置50の製造方法を図を用いて説明する。
図5及び図6は、光学半導体装置50の製造方法を説明する図である。
まず、シリコン等の半導体ウエハW上に所定の方法で図5(a)に示すように受光部61、電極パッド62等を形成する。なお、この段階では、受光部61、電極パッド62等は、複数個がマトリックス状に並んで形成されている。
次に、例えばシリコン酸化膜やプラズマシリコン窒化膜等から構成されるパッシベーション膜63を、図5(a)に示すようにPVD法やプラズマCVD法等によって形成する。
続いて、ディップコート法によって導電性ポリマーをパッシベーション膜63上に塗布する。続いて、導電性ポリマーを硬化させ、図5(b)に示すように導電性膜64を形成する。また、ディップコート法による場合は半導体ウエハWの下面にも導電性ポリマー層85が形成される。なお、導電性膜64はスピンコート法によって形成することもできる。
次に、CMP等によって半導体ウエハWが所定の厚みとなるまで、半導体ウエハWの下面を削る。ディップコート法による場合に形成される導電性ポリマー層85は、この際同時に削り、除去される。
次に、半導体ウエハWの下面に、図5(c)に示すようにフォトリソグラフィ等により貫通電極65を形成する領域に対応する開口を備えるレジスト(図示せず)を形成する。続いて、レジストの開口を介して半導体ウエハWをエッチングすることにより、開口を形成する。続いて、この開口内に金属をメッキ等により充填させ、貫通電極65を形成する。また、貫通電極65と接続するように、図5(c)に示すようにバンプ66を形成する。
続いて、ダイシングカッターを用いてダイシングラインdに沿って半導体ウエハWを切断し、図5(d)に示すように複数のベアチップ51を得る。
続いて、図6(e)に示すように、電極端子54が設けられた基板52に、電極端子54とバンプ66とが接触するように、ベアチップ51を搭載し、リフロー処理を施し、電極端子54とバンプ66とを電気的に接続する。
次に、図6(f)に示すようにベアチップ51と基板52とが対向する領域に封止材57を充填させる。
次に、ダイシングカッターを用いてベアチップ51を搭載した基板52を所定の位置で切断し、図6(f)に示すようにベアチップ51単位で光学半導体装置50を分離する。
以上の工程から図6(f)に示すように光学半導体装置50が製造される。
このように本実施の形態の光学半導体装置の製造方法では、半導体素子の少なくとも受光部61上にパッシベーション膜63を形成した上で、導電性膜64を形成する。これにより、ベアチップ51表面が帯電し静電気等によって塵、埃等の付着することを良好に防ぐことができ、受光部61の受光不良を良好に抑制することができ、良好な動作性を備える光学半導体装置を製造することができる。
本発明は上述した各実施の形態に限られず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上述した実施の形態では、光学半導体素子としてフォトダイオードを例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、LED等の発光素子に用いることも可能である。
また、上述した第1の実施の形態では、フォトレジスト81上の導電性ポリマー層82をCMPによって除去する場合を例に挙げて説明したが、CMPに限らず、プラズマアッシング等によって除去することも可能である。具体的には、例えば図7(a)に示すように開口23a内にフォトレジスト81が形成されたパッシベーション膜23上に導電性ポリマー層82を形成する。続いて、図7(b)に示すように導電性ポリマー層82の上面にフォトレジスト層91を形成する。次に、プラズマアッシングによって、フォトレジスト層91を、図7(c)に示すようにフォトレジスト81が露出するまで除去する。続いて、図7(d)に示すように残存するフォトレジスト層91と、レジスト81とを除去する。これにより開口24aを備える導電性膜24が形成される。なお、半導体ウエハWの下面に形成された導電性ポリマー層83は、半導体ウエハWを薄型化する際に同時に削られる。
また、上述した各実施の形態では複数のベアチップを単一の基板に搭載した後に切断する構成を例に挙げて説明したが、これに限られず、あらかじめ所定の形状に形成された基板上に、ベアチップを搭載後、ワイヤボンディング、樹脂の塗布等の工程を行うようにしてもよい。
(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る光学半導体装置の平面図であり、(b)は、図1(a)に示すA−A線断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光学半導体装置の製造工程を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係る光学半導体装置の製造工程を説明する図である。 (a)は、本発明の第2の実施の形態に係る光学半導体装置の平面図であり、(b)は、図4(a)に示すB−B線断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光学半導体装置の製造工程を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光学半導体装置の製造工程を説明する図である。 本発明の光学半導体装置の製造方法の変形例を示す図である。
符号の説明
10,50 光学半導体装置
11,51 ベアチップ
12,52 基板
13 ダイパッド
14,54 電極端子
15 ワイヤ
16 樹脂
21,61 受光部
22,62 電極パッド
23,63 パッシベーション膜
24,64 導電性膜
57 封止材
65 貫通電極
66 バンプ

Claims (8)

  1. 電極端子が形成された基板と、
    前記基板上に搭載され、電極パッドと、受光部又は発光部を有する半導体素子と、を備えるベアチップと、
    前記電極端子と前記電極パッドとを電気的に接続する導通部材と、を備え、
    前記ベアチップの少なくとも受光部又は発光部を覆うように形成され、透光性を備える絶縁層と、
    前記絶縁層上の全面に形成され、透光性を備え、外部に露出する導電性膜と、を更に備え、
    前記導通部材はワイヤであり、
    前記電極パッドは、前記ベアチップの前記受光部又は発光部が設けられた面に設けられており、
    前記絶縁層と前記導電性膜とには、それぞれ前記電極パッドが形成された領域に対応する開口が形成され、
    前記ワイヤは、前記開口を介して露出する前記電極パッドと前記電極端子とを電気的に接続し、
    前記ベアチップの周辺領域には、少なくとも前記ワイヤと、前記電極パッドとを覆うように樹脂が形成され、
    前記樹脂が前記導電性膜の端部を被覆すると共に、前記導電性膜が電気的に浮遊電位となることを特徴とする光学半導体装置。
  2. 電極端子が形成された基板と、
    前記基板上に搭載され、電極パッドと、受光部又は発光部を有する半導体素子と、を備えるベアチップと、
    前記電極端子と前記電極パッドとを電気的に接続する導通部材と、を備え、
    前記ベアチップの少なくとも受光部又は発光部を覆うように形成され、透光性を備える絶縁層と、
    前記絶縁層上の全面に形成され、透光性を備え、外部に露出する導電性膜と、を更に備え、
    前記導通部材は、貫通電極と半田ボールとから構成されると共に、前記導電性膜が電気的に浮遊電位となることを特徴とする光学半導体装置。
  3. 半導体ウエハ上に形成された半導体素子の少なくとも受光部又は発光部を覆うように、透光性を備える絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
    前記絶縁層上に透光性を備える導電性膜を形成する導電性膜形成工程と、
    前記半導体ウエハを切断し、前記半導体素子が形成された複数のベアチップを得るダイシング工程と、
    前記ベアチップを、基板上に搭載する搭載工程と、
    前記ベアチップに形成された電極パッドと前記基板上に形成された電極端子とを導通部材で電気的に接続する接続工程と、
    を備え、
    前記導通部材はワイヤであり、
    前記電極パッドは、前記ベアチップの受光部又は発光部が設けられた面に設けられており、
    前記絶縁層と前記導電性膜とに、それぞれ前記電極パッドが形成された領域に対応し、前記電極パッドと前記ワイヤとを接続可能な開口を形成する開口形成工程と、
    少なくとも前記電極パッド及び前記ワイヤが、不透光性の樹脂で覆われるように前記ベアチップの外周に沿って前記不透光性の樹脂を塗布する樹脂塗布工程と、を更に備え、
    前記導電性膜は外部に露出するように前記絶縁層の全面に形成され、前記樹脂が前記導電性膜の端部を被覆すると共に、前記導電性膜は電気的に浮遊電位であることを特徴とする光学半導体装置の製造方法。
  4. 前記開口形成工程は、
    前記絶縁層の前記電極パッドに対応する領域に開口を形成する絶縁層開口形成工程と、
    前記絶縁層の前記開口に対応する領域に、前記開口を充填し、更に前記絶縁層より厚く形成されるレジストを形成するレジスト形成工程と、
    前記絶縁層と前記レジストを覆うように前記導電性膜を形成するための導電性層を形成する導電性層形成工程と、
    前記導電性層を前記絶縁層の前記開口を充填するように形成された前記レジストが露出するまで削る、薄型化工程と、
    前記レジストを除去するレジスト除去工程と、から構成されることを特徴とする請求項3に記載の光学半導体装置の製造方法。
  5. 前記開口形成工程は、
    前記絶縁層の前記電極パッドに対応する領域に開口を形成する絶縁層開口形成工程と、
    前記絶縁層の前記開口に対応する領域に、前記開口を充填し、更に前記絶縁層より厚く形成されるレジストを形成するレジスト形成工程と、
    前記絶縁層と前記レジストを覆うように前記導電性膜を形成するための導電性層を形成する導電性層形成工程と、
    前記導電性層上に、レジスト層を形成するレジスト層形成工程と、
    前記レジスト層を、前記絶縁層の前記開口に充填するように形成された前記レジストが露出するまでプラズマアッシングによって除去するアッシング工程と、
    前記レジスト層と、前記絶縁層の前記開口に形成された前記レジストとを除去するレジスト除去工程と、
    から構成されることを特徴とする請求項3に記載の光学半導体装置の製造方法。
  6. 半導体ウエハ上に形成された半導体素子の少なくとも受光部又は発光部を覆うように、透光性を備える絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
    前記絶縁層上に透光性を備える導電性膜を形成する導電性膜形成工程と、
    前記半導体ウエハを切断し、前記半導体素子が形成された複数のベアチップを得るダイシング工程と、
    前記ベアチップを、基板上に搭載する搭載工程と、
    前記ベアチップに形成された電極パッドと前記基板上に形成された電極端子とを導通部材で電気的に接続する接続工程と、
    を備え、
    前記導通部材は、貫通電極と半田ボールとから構成され、
    前記ベアチップと前記基板との間に、封止材を充填する封止材形成工程を、更に備え、
    前記導電性膜は、前記絶縁層上の全面に外部に露出するように形成され、電気的に浮遊電位であることを特徴とする光学半導体装置の製造方法。
  7. 前記搭載工程では、複数の前記ベアチップを前記基板上にマトリックス状に搭載し、
    前記基板を切断し、複数の前記光学半導体装置を得る切断工程を更に備えることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の光学半導体装置の製造方法。
  8. 前記搭載工程では、予め前記光学半導体装置ごとに切断された前記基板上に、前記ベアチップを搭載することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の光学半導体装置の製造方法。
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