JP5429083B2 - 棚段塔 - Google Patents
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Description
また、このような棚段塔では、棚板として多数の細孔を有する多孔膜(多孔板)を用いたものも知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、運転条件が変更されてガスの供給量が増えたときにも、液中へのガスの吸収性を低下させるおそれなく、設計通りのガス吸収性が得られように安定して運転を行うことのできる、棚段塔を提供することにある。
前記液供給部は、前記棚板の一方の側に液を供給するように構成され、
前記棚板には、その他方の側に該棚板上の液を下方に流出させる流出部が設けられ、
前記棚板上には、前記流出部より前記棚板の一方の側に堰が設けられ、
前記棚板の前記堰より前記棚板の一方の側には、前記気体供給部から通気された気体を前記棚板上に案内する案内部が設けられ、
前記棚板上には、該棚板との間に前記案内部に連通する気体の流路を形成し、該流路から気体を前記棚板の上方に流出させる多孔板が設けられ、
前記多孔板には、前記案内部のうち最も堰側に位置する案内部から前記堰側に延出する堰側延出部が設けられ、
前記堰側延出部には、その位置より前記堰側から前記気体が前記棚板の上方に流出するのを遮る、気体遮断部が設けられていることを特徴としている。
このようにすれば、案内部のうち最も堰側に位置する案内部と堰との間に気泡が滞留するのが、より確実に防止される。
前記液供給部は、前記棚板の一方の側に液を供給するように構成され、
前記棚板には、その他方の側に該棚板上の液を下方に流出させる流出部が設けられ、
前記棚板上には、前記流出部より前記棚板の一方の側に堰が設けられ、
前記棚板の前記堰より前記棚板の一方の側には、前記気体供給部から通気された気体を前記棚板上に案内する案内部が設けられ、
前記棚板上には、該棚板との間に前記案内部に連通する気体の流路を形成し、該流路から気体を前記棚板の上方に流出させる多孔板が設けられ、
前記多孔板は、前記堰側の側端部が、前記案内部のうち最も堰側に位置する案内部から前記堰側に延出することなく、前記棚板上に配設されていることを特徴としている。
このような開口と筒部と泡鐘体とを有して案内部が構成されているので、気体供給部によって棚板の下方から通気され供給された気体を、棚板と多孔板との間の流路に良好に案内することができる。
図1は、本発明に係る棚段塔の第1実施形態を説明するための図であって、棚段塔内部の概略構成を示す模式図である。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1中符号1は棚段塔であり、この棚段塔1は、底板2a及び蓋板2bを有した円筒状の塔本体2と、塔本体2内に設けられた複数の棚板(棚段)3とを有したものである。
これに対して、泡鐘体12、12間などに対応する位置での液層の高さH2は、液中に多くの気泡Bが存在しているため、図2、図3に示したように真の液層の高さH1より気泡Bの体積分高くなっている。これは、堰7より液供給管4側では、液層全体で液圧(水圧)が一定であり、この液圧は堰7側での液層の液圧によって決まっているからである。つまり、泡鐘体12、12間などに対応する位置での液層の高さH2は、実質的な液圧を決める、液のみからなる真の液層の高さに対して、気泡Bの体積分が加えられるため、真の液層の高さH1より見掛け上高くなっている。
したがって、本実施形態の棚段塔1によれば、運転条件が変更されてガスの供給量が増えたときにも、液中へのガスの吸収性を低下させるおそれなく、設計通りのガス吸収性を得ることができる。よって、運転条件に影響されることなく、設計通りに安定して運転を行うことができる。
図5(a)は、本発明の棚段塔の第2実施形態を示す図であって、堰側延出部13の要部を示す図である。第2実施形態の棚段塔が図2に示した第1実施形態の棚段塔と異なるところは、ガス遮断部の構成にある。すなわち、図2に示したガス遮断部14は、細孔8cを覆う板や細孔8c内に充填される充填物によって構成されているのに対し、本実施形態のガス遮断部(気体遮断部)15は、図5(b)に示すように多孔板本体8bの底面側に設けられた、板状または柱状の部材によって形成されている。
したがって、本実施形態の棚段塔によれば、運転条件が変更されてガスの供給量が増えたときにも、液中へのガスの吸収性を低下させるおそれなく、設計通りのガス吸収性を得ることができる。よって、運転条件に影響されることなく、設計通りに安定して運転を行うことができる。
図6は、本発明の棚段塔の第3実施形態を示す図であって、棚段塔の要部を示す図である。第3実施形態の棚段塔が図2に示した第1実施形態の棚段塔と異なるところは、多孔板の構成にある。すなわち、図2に示した多孔板8には、堰7側において、案内部10のうち最も堰7側に位置する案内部10Aからさらに堰7側に延出する、堰側延出部13が形成されているのに対し、本実施形態の多孔板16には、図6に示すように堰側延出部が形成されていない。
したがって、本実施形態の棚段塔によれば、運転条件が変更されてガスの供給量が増えたときにも、液中へのガスの吸収性を低下させるおそれなく、設計通りのガス吸収性を得ることができる。よって、運転条件に影響されることなく、設計通りに安定して運転を行うことができる。
例えば、棚板の段数については前記したように任意であり、また、同一棚板上に配設する案内部の数についても任意である。
また、案内部の構成についても、気体供給部(ガス供給管5)通気された気体(ガス)を棚板上に案内することができ、かつ、案内した気体(ガス)を棚板と多孔板との間に形成された流路に案内できる構成であれば、前記実施形態の案内部10の構成に限定されるものではない。
Claims (4)
- 棚板と、該棚板上に液を供給する液供給部と、前記棚板の底面側から上面側に向けて気体を通気させる気体供給部とを備え、前記棚板上で前記液と前記気体とを接触させる棚段塔であって、
前記液供給部は、前記棚板の一方の側に液を供給するように構成され、
前記棚板には、その他方の側に該棚板上の液を下方に流出させる流出部が設けられ、
前記棚板上には、前記流出部より前記棚板の一方の側に堰が設けられ、
前記棚板の前記堰より前記棚板の一方の側には、前記気体供給部から通気された気体を前記棚板上に案内する案内部が設けられ、
前記棚板上には、該棚板との間に前記案内部に連通する気体の流路を形成し、該流路から気体を前記棚板の上方に流出させる多孔板が設けられ、
前記多孔板には、前記案内部のうち最も堰側に位置する案内部から前記堰側に延出する堰側延出部が設けられ、
前記堰側延出部には、その位置より前記堰側から前記気体が前記棚板の上方に流出するのを遮る、気体遮断部が設けられていることを特徴とする棚段塔。 - 前記気体遮断部は、前記案内部のうち最も堰側に位置する案内部より前記堰側から、前記気体が前記棚板の上方に流出するのを遮るように設けられていることを特徴とする請求項1記載の棚段塔。
- 棚板と、該棚板上に液を供給する液供給部と、前記棚板の底面側から上面側に向けて気体を通気させる気体供給部とを備え、前記棚板上で前記液と前記気体とを接触させる棚段塔であって、
前記液供給部は、前記棚板の一方の側に液を供給するように構成され、
前記棚板には、その他方の側に該棚板上の液を下方に流出させる流出部が設けられ、
前記棚板上には、前記流出部より前記棚板の一方の側に堰が設けられ、
前記棚板の前記堰より前記棚板の一方の側には、前記気体供給部から通気された気体を前記棚板上に案内する案内部が設けられ、
前記棚板上には、該棚板との間に前記案内部に連通する気体の流路を形成し、該流路から気体を前記棚板の上方に流出させる多孔板が設けられ、
前記多孔板は、前記堰側の側端部が、前記案内部のうち最も堰側に位置する案内部から前記堰側に延出することなく、前記棚板上に配設されていることを特徴とする棚段塔。 - 前記案内部は、前記棚板に形成された開口と、該開口に連通して前記棚板上に延び、前記多孔板を貫通する筒部と、前記筒部の上方に配置されて該筒部の上部開口を閉塞することなく覆い、該上部開口に連通するとともに前記流路に連通する案内路を形成する有蓋筒状の泡鐘体と、を有してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の棚段塔。
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