JP5452009B2 - シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートに関し、特に主に車両等に用いられ、デザイン性に優れたシートに関する。
従来、車両等に用いられるシートにおいては、シートボトムの後端部にバックレストが立てた状態に設けられ、バックレストの側面にアームレストが連結されている。アームレストを使用する場合にはそのアームレストを水平状態に倒し、アームレストを収納する場合にはアームレストをバックレストに沿って立てる。
特許第3700996号公報
ところで、従来のアームレスト付シートにおいては、収納時にアームレストを立てた場合、アームレストとバックレストとの一体感が低く感じられることがあった。
また、アームレストがバックレストの側面に連結されているから、アームレストが立った場合、アームレストの先端面とバックレストの上面との間に段差が発生する。そうすると、シートの横を通るとき等において、バッグの肩紐等がその段差に引っ掛かる虞がある。
そこで、本発明の目的は、物が引っ掛からず、デザイン性に優れたシートを提供することにある。
以上の課題を解決するため、請求項1に係る発明によれば、シートボトムと、前記シートボトムの後端部から起立したバックレストと、前記バックレストの側面に連結され、前記バックレストから前に延び出た状態と前記バックレストに沿って立った状態とに起伏するアームレストと、を備え、前記バックレストの上面の側縁側には、その上面の左右中央部側から前記バックレストの側面に向かうにつれて下に傾斜した傾斜面が形成され、前記アームレストが立った状態において前記アームレストの先端面と前記傾斜面とが面一になっており前記アームレストの中央部より先側の部分が前記アームレストの先端に向かって漸次細くなる、シートが提供される。
好ましくは、前記アームレストを前に延び出た状態の前記アームレストを正面から見て、前記アームレストの下面及び側面が横斜め下に向かって凸となる凸面状の湾曲面に形成され、前記アームレストの中央部より先側の部分において前記湾曲面の曲率半径が前記アームレストの先端に向かって漸減する。
請求項1に係る発明によれば、アームレストが立った場合、バックレストの上面の側縁側に形成された傾斜面とアームレストの先端面とが面一になっているから、アームレストとバックレストの一体感があり、デザイン性がより優れている。
また、アームレストが立った場合、アームレストの先端とバックレストの上面との間で段差が無いから、物がより引っ掛かりにくい。
また、バックレストの上面の側縁部分が下った傾斜面となり、アームレストが立った場合、アームレストの先端面がその傾斜面に続いて下っているから、後方の視認性が向上する。
また、アームレストが前に倒れて前に延びた状態の場合、アームレストの先端面は側方に向かって後ろに傾斜した状態になるから、乗員がシートの前からシートの横に移動するときにアームレストが邪魔になりにくい。
また、アームレストが前に倒れて前に延びた状態の場合、アームレストの先端面が傾斜しているから、着座者が前腕をアームレストに載せた状態でアームレストの先端を握りやすい。
以下に、本発明を実施するための好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1及び図2は、シート1を示した正面図である。図3は、シート1を示した側面図である。このシート1は、自動車、船舶、飛行機その他乗物の室内に設置される。このシート1は、シートボトム2、バックレスト3、レッグレスト4及びアームレスト5等を備える。
シートボトム2の前側下部にレッグレスト4が取り付けられている。レッグレスト4が前後にスイングするように設けられ、レッグレスト4がシートボトム2の前側から下に垂下した状態になったり、シートボトム2の前部から前方に跳ね上げた状態になったりする。
バックレスト3の下端部とシートボトム2の後端部がリクライニング機構によって連結されている。バックレスト3がシートボトム2の後端部において起立した状態に設けられ、バックレスト3の傾きがリクライニング機構によって調整される。
バックレスト3の左右両側面にアームレスト5が連結されている。アームレスト5は起伏可能に設けられている。アームレスト5を収納する場合には、図1に示すようにアームレスト5は起立した状態でバックレスト3の側縁に沿い、アームレスト5を使用する場合には、図2及び図3に示すようにアームレスト5が前に倒れた状態ではバックレスト3の側縁から前に延出している。
図4は、バックレスト3のフレーム30及びアームレスト5のフレーム51を示した正面図である。図5は、バックレスト3のフレーム30及びアームレスト5のフレーム51を示した側面図である。
バックレスト3のフレーム30においては、一対の板状のサイドフレーム31が左右に間隔をおいて平行に設けられている。逆U字状に曲げられたパイプ32の左右両側がサイドフレーム31にそれぞれ溶接され、直線状のパイプ33がこれらサイドフレーム31の下端部の間に掛け渡されている。正面視して逆U字状に曲げられたパイプ34の左右両側がサイドフレーム31の上端部に接合され、直線状のパイプ35がパイプ34の左右両側の間に掛け渡されている。また、左右のサイドフレーム31の間には、2つのバネ36が掛け渡されている。
サイドフレーム31の側面には、アームレストフレーム51の基端部が連結部37によって連結されている。アームレストフレーム51は連結部37によって連結部37を中心にして回動可能となっている。アームレストフレーム51の回動範囲が連結部37によって規定されている。すなわち、アームレストフレーム51が起立してサイドフレーム31に沿った状態では、アームレストフレーム51が連結部37によって止められて、アームレストフレーム51がそれ以上後ろに倒れず、アームレストフレーム51が前に倒伏して水平になった状態では、アームレストフレーム51が連結部37によって止められて、アームレストフレーム51がそれ以上下に傾かない。
フレーム30の前面及び左右両側面が発泡ウレタンフォーム材のパッドによって覆われ、フレーム30及びパッドが表皮に覆われることで、バックレスト3が構成される。アームレスト5についても、アームレストフレーム51が発泡ウレタンフォーム材のパッドによって覆われ、表皮がパッド及びアームレストフレーム51を包み込んでいる。
図1、図2に示すように、バックレスト3の前面の左右中央部が背中受け面39となっており、着座者の背中が背中受け面39に当たる。バックレスト3の前面であって背中受け面39の左右両側には、背中受け面39よりも高く隆起した土手部40が形成されている。背中受け面39を基準とした土手部40の隆起高さは、下から上に向かうにつれて漸次低くなっていく。このように背中受け面39の左右両側で土手部40が隆起しているから、着座者の背中のホールディング性が高い。
図1及び図2に示すように、バックレスト3の上面の左右両側にも、上面の左右中央部45よりも隆起した土手部46が形成されている。土手部46は山状に隆起している。つまり、土手部46の上面は、中央部45寄りの傾斜面47と、バックレスト3の側面43寄りの傾斜面48とに分けられる。傾斜面47は、中央部45の側縁から側方に向かって上に傾斜している。傾斜面48は、傾斜面47の側縁(土手部46の頂上部)から側方に向かって下に傾斜している。
アームレスト5が立った状態では、アームレスト5の先端面57がバックレスト3側から側方に向かうにつれて下に傾斜している。そして、アームレスト5が立った状態において、アームレスト5の先端面57とバックレスト3の上面の傾斜面48とが面一になっている。そのため、アームレスト5が立った状態では、アームレスト5の先端面57とバックレスト3の上面との間で段差が無い。そのため、アームレスト5とバックレスト3の一体感があり、そのデザイン性がよくなっている。また、アームレスト5の先端面57とバックレスト3の上面との間で段差が無いから、アームレスト5を立てた状態でも物が引っ掛かりにくい。例えば、乗員がシート1の横を通る場合にも、バッグの肩紐等が引っ掛かりにくい。
更に、アームレスト5が立った状態において、バックレスト3及びアームレスト5全体の上面が前から見て丸みを帯びているから、シート1のデザイン性が優れている。
また、バックレスト3の上面の傾斜面48が下っており、アームレスト5の先端面57がその傾斜面48に続いて下っているから、傾斜面48、先端面57の上にスペースができ、後方の視認性が向上する。
バックレスト3の上面の左右両側に土手部46が形成されているから、アームレスト5が前に倒れた状態でも、バックレスト3の上面が前から見て丸みを帯びている。そのため、シート1のデザイン性が優れている。
アームレスト5が前に倒れた状態では、アームレスト5の先端面57が側方斜め前を向き、その先端面57は側方に向かって後ろに傾斜している。着座者が前腕をアームレスト5に載せると、掌がアームレスト5の先端面57に位置する。そして、着座者がアームレスト5の先端部分を握った場合、その先端の傾斜面57によってその先端部分を握りやすい。また、アームレスト5が前に倒れている場合、アームレスト5の先端面57が側方に向かって後ろに傾斜しているから、乗員がシート1の前からシート1の横に移動するときにアームレスト5が邪魔になりにくい。
図2に示すように、アームレスト5が前に倒れた状態では、正面から見て、アームレスト5の下面から側面にかけては弓なり状に湾曲している。その湾曲面56は、正面から見て、横斜め下に向かって凸となる凸面状となっている。アームレスト5の下面から側面にかけて弓なり状の湾曲面56が形成されているから、このようにアームレスト5を倒した場合のアームレスト5の上下の幅は、バックレスト3寄りで広く、側縁寄りで狭くなる。
そのため、着座者が前腕をアームレスト5を倒した場合のその上面59上に載せた状態からシート1の下に伸ばしやすい。特に、このアームレスト5全体としての左右の幅が広いので、アームレスト5自体が邪魔となって、着座者がシート1の下に手を伸ばしにくくなる虞があるが、アームレスト5の下面から側面にかけて湾曲面56が形成されていることで、下への手の伸ばしにくさは感じられない。シートボトム2の側面には、操作用レバー等があるので、アームレスト5を倒した場合でも操作用レバー等を操作しやすい。
アームレスト5の中央部よりも先側の部分58(以下、先側部58という。)では、正面から見た場合の湾曲面56の曲率半径は、アームレスト5の先端に向かって漸次小さくなっている。そのため、アームレスト5の先側部58は、アームレスト5の先端に向かって漸次細くなる。また、図3に示すように、横から見て、アームレスト5の先側部58においては、湾曲面56は前斜め下に向かって凸面状となっている。このようにアームレスト5の先側部58が先細りとなっているため、アームレスト5にバッグの肩紐等が引っ掛からない。
また、アームレスト5を立てた状態では、アームレスト5の先側部58の湾曲面56によって、バックレスト3とアームレスト5全体としての上部の左右角部が、横から見た場合でも正面から見た場合でも、丸みを帯びたように見える。そのため、シート1のデザイン性が優れている。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、シート1の用途は乗物用に限るものではなく、シート1をリラックスチェア、マッサージチェア、ダイニングチェア、シャンプーチェア、ソファとして用いてもよい。
車両用シートを示した正面図である。 車両用シートを示した正面図である。 車両用シートを示した側面図である。 バックレスト及びアームレストのフレームを示した正面図である。 バックレスト及びアームレストのフレームを示した側面図である。
符号の説明
1 シート
2 シートボトム
3 バックレスト
5 アームレスト
48 傾斜面
57 先端面

Claims (2)

  1. シートボトムと、
    前記シートボトムの後端部から起立したバックレストと、
    前記バックレストの側面に連結され、前記バックレストから前に延び出た状態と前記バックレストに沿って立った状態とに起伏するアームレストと、を備え、
    前記バックレストの上面の側縁側には、その上面の左右中央部側から前記バックレストの側面に向かうにつれて下に傾斜した傾斜面が形成され、
    前記アームレストが立った状態において前記アームレストの先端面と前記傾斜面とが面一になっており
    前記アームレストの中央部より先側の部分が前記アームレストの先端に向かって漸次細くなる、シート。
  2. 前記アームレストを前に延び出た状態の前記アームレストを正面から見て、前記アームレストの下面及び側面が横斜め下に向かって凸となる凸面状の湾曲面に形成され、
    前記アームレストの中央部より先側の部分において前記湾曲面の曲率半径が前記アームレストの先端に向かって漸減する、請求項1に記載のシート。
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